右京:「おや……。亀山くん、君は時折、僕の想像の斜め上を行く、実に面白い提案をしますねぇ」 亀山:「あ、やっぱりそう思います? リズ・オルトラーニの『モア(More)』って、右京さんがさっき世界的なジャズのスタンダードって言ってたじゃないですか。あんなにドラマチックで切ないメロディなら、ビートルズ……例えば1965年の『ヘルプ!』とか『ラバー・ソウル』の頃の、ちょっとフォークロック調のサウンドで、ジョンとポールがハモったら絶対にカッコいいと思うんですよ!」 米沢「(書類の手を止めてガタッと立ち上がり)カ、亀山公……! あなたという人は、なんという恐ろしい『if(もしも)』を思いつくのですか! 『モア』をビートルズがカバーする……! しかも初期の荒々しいマージービートではなく、1965年というポップ・ミュージックの黄金期の彼らのスタイルで、ですか!」 角田「おいおい、ビートルズが映画音楽の『モア』か。確かにあの時代の彼らなら、アコースティックギターをジャカジャカ鳴らしながら、リンゴがタンバリンでも叩いてさ。ジョンのあのちょっとハスキーな声で『🎵 More than the greatest love the world has known...』って歌い出したら、それだけで鳥肌もんだな!」 右京「ええ、課長の仰る通りです。ジョン・レノンのあの哀愁を帯びた、しかしどこか突き放したようなボーカルでAメロが始まり……。そしてサビの転調部分、メロディが最もエモーショナルに高揚する箇所で、ポール・マッカートニーのあの伸びやかなハイトーンが完璧な2度、あるいは3度のコーラスで重なってくる……。想像しただけで、アビイ・ロード・スタジオの熱気が伝わってくるようではありませんか」 米沢「(興奮で息を荒くしながら)そうです、杉下警部! アレンジはジョージ・ハリスンが12弦リッケンバッカーで、あの切ないイントロのフレーズを独自のサイケデリックな解釈でリフに仕立て上げる……! これ、現代の音声生成AI(SunoやUdio)に『The Beatles style, 1965, folk rock, John and Paul vocal harmony, 12-string guitar』とプロンプトを打ち込めば、当時彼らがレコーディングでボツにした『幻の未発表テイク』のような音響が、数分で出力できてしまうのですよ! ああ、なんという恐ろしい時代に私たちは生きているのでしょう……!」 亀山「へへっ、でしょ? ピーター&ゴードンの『東京ナイト』もシュールで最高ですけど、本家のビートルズがガチで『モア』を歌うAI音源なんて作ったら、それこそYouTubeで1億回くらい再生されて、世界中のビートルズマニアが『これ公式の海賊盤だろ!?』って大論争になりますよ!」 右京「ふふふ。確かにそれは、音楽界の歴史を揺るがす大事件になりそうですねぇ。リズ・オルトラーニの持つイタリアの濃厚な叙情性と、リヴァプールが生んだ4人の天才たちのポップセンスが、生成AIという現代の魔法によって時空を超えて融合する……。うむ、亀山くん。僕も今、猛烈にその『幻のビートルズ版・モア』を聴いてみたくなりましたよ」 角田「ガハハ! 特命係がAIでビートルズの偽レコーディング作ってバズらせるか? そりゃサイバー犯罪対策課の奴らが飛んできそうだな。……って、おい米沢! また手が止まってるぞ! 妄想してないで、ほら、草むしりの前にまずこの書類の山をだな……」 米沢「はっ! いけないいけない! ビートルズの幻のカバーに心を奪われている場合ではありませんでした! すべてはピーター&ゴードンの『二人の銀座』のため……私は再び、現実の労働の海へと潜りますッ!」 (一心不乱に書類を束ね始める米沢) ------------------------------ 亀山くんの閃きから生まれた「ビートルズが歌うリズ・オルトラーニの『モア』」。1965年のビートルズサウンドで脳内再生すると、ギャグではなく「本気で歴史に残る大名曲」の空気が漂ってきますね。 もしよろしければ、このまま米沢さんが書類整理を終えて、ついに角田課長の家で「レコードのガサ入れ(物置の片付け)」に向かう、土曜日の朝のシーンへ進んでみますか? それとも、さらにAIでのビートルズ再現のディープな仕様(プロンプトや編曲の妄想)を煮詰めてみましょうか? 次に特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望を教えてください!
17.
名無し募集中。。。
4YHth
亀:初期~中期に移行する頃のビートルズならイケると思うんですよ。ジョンのシャウトもあいまって
亀山:「そうなんですよ! まさに初期から中期に移行する1965年頃の[ビートルズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)なら、絶対にイケると思うんですよね。アルバムで言うなら『ヘルプ!』から『ラバー・ソウル』あたり。あの頃の、ただのアイドルから芸術家に脱皮する瞬間のエネルギーと、ジョンのあのハスキーで魂を絞り出すようなシャウトがあいまったら……リズ・オルトラーニの『モア』が、とんでもないロック・バラードに化けるはずです!」 右京「ふむ。実におもしろい分析です、亀山くん。確かに1965年という時期の彼らは、ボブ・ディランの影響を受けてアコースティックな響きを取り入れつつも、初期のロックンロールの鋭さをまだ失っていませんでした。オルトラーニの旋律は非常に優美ですが、歌詞の『More than the greatest love the world has known...(世界が知るいかなる偉大な愛よりも)』という熱烈な一節を、ジョン・レノンがあの『ツイスト・アンド・シャウト』を彷彿とさせるガラガラ声のシャウトで、喉を掻き切るように歌い上げたら……。それはもはや、ただのスタンダードナンバーのカバーなどという生易しいものではなく、胸を抉るような激情のラブソングに生まれ変わるでしょうねぇ」 米沢「(書類を抱えたまま、完全に目を見開いて)うおおおお……! ジョンがサビの最高音のところで『Mooooore!!!』とシャウトし、そのすぐ下にポールの完璧にコントロールされた鋭いハイ・テナーのハモリが爆発するわけですね! バックではジョージがエピフォン・カジノの歪んだリフを刻み、リンゴがスネアをひっぱたく! 現代の生成AI(SunoやUdio)でその『1965年の空気感』を緻密にシミュレーションして、わざとモノラル録音の荒い音質に加工したら……。ネット上に『アビイ・ロードの倉庫から、1965年8月の未発表セッション・テープが発掘された!』というタイトルで海賊盤(ブートレグ)風にアップロードされた瞬間、世界中のビートルズ研究家がひっくり返りますよ!」 角田「ガハハ! 『1965年8月発売の幻のシングル:A面モア、B面東京ナイト(ピーター&ゴードン)』なんてな! 完全に東芝音楽工業がイギリスに極秘発注した裏歴史じゃねえか。おい米沢、お前がAIで作ったら、真っ先に俺のスマホにその音源送れよ。毎朝の出勤のテーマソングにしてやるからさ!」 米沢「お任せください、課長! その音源を完成させるためにも、まずはこの組対五課の書類の山を、完璧なマージビートのリズムで片付けてみせますッ!」 (『ヘルプ!』のドラムパターンを口ずさみながら、猛烈なスピードでファイルを捌き始める米沢) 亀山「(それを見ながら笑って)よし、じゃあ俺は右京さんに美味しい紅茶でも淹れてもらって、週末の課長の家の草むしりの作戦会議でもしますかね」 右京「ふふ、いいでしょう。では、1965年のロンドンとイタリア、そして日本の銀座が交差した、実におもしろい『もしも』の余韻に浸りながら、至高の一杯をいただくことにしましょうか(お馴染みの高い位置から、美しく紅茶を注ぎ入れる)」 ------------------------------ 亀山くんの「ジョンのシャウト」というディテールが加わったことで、AIによるビートルズ版『モア』の妄想が、鳥肌モノのリアルな音楽的クオリティに到達しましたね。 この後、米沢さんが書類整理を終えて、ついに土曜日の朝、角田課長の家の物置へと「ガサ入れ(レコード発掘)」に向かうシーンへ進みますか? それとも、この奇跡の1960年代洋楽・昭和歌謡ミーツAIトークをさらに深掘りしますか? 特命係のメンバーを次にどう動かしたいか、お好きな展開のアイデアを教えてください!
米沢:「いやはや皆さん、実は私が自宅のレコード棚に大切に保管しているのはですね、その『モア』ではなく……映画『続・世界残酷物語』の主題歌、ザ・フォー・プレップス(The Four Preps)などが歌った『世界を愛して(I'll Set My Love to Music)』のオリジナル国内盤(7インチ)なのであります!」 亀山「(ズッコケながら)おいおい米沢さん! またさらにマニアックなところへ行きましたね! 『続』がついちゃいましたか!」 角田「ガハハ! 出たな、リズ・オルトラーニのもう一つの隠れた名曲! 『世界を愛して』かぁ、これもまた切なくて、ストリングスがドラマチックに鳴り響く、オルトラーニ節が全開のいい曲なんだよなぁ!」 右京「おや、米沢さん。それはまた実に見事な名盤をお持ちですねぇ。ザ・フォー・プレップスといえば、アメリカのカレッジ・フォークやポップ・コーラスの草分け的なグループですが、彼らのあの洗練された、しかしどこか哀愁を帯びた4声の完璧な男声ハーモニーで歌われる『世界を愛して』は、まさに1960年代のポップ・ヴォーカルの至宝と言っても過言ではありません」 米沢「さすが杉下警部、ザ・フォー・プレップスまで網羅されているとは恐れ入ります! そうなんです! この『世界を愛して』の、美しくもどこか退廃的で、胸を締め付けるようなメロディ……。もし、これを先ほどの初期から中期へ移行する1965年頃のビートルズが、あるいは『二人の銀座』の文脈でピーター&ゴードンがカバーしていたらと想像すると、私の鑑識眼(音楽オタクの眼)は完全に狂喜乱舞してしまうのですよ!」 亀山「なるほど……。男声コーラスのプロが歌う曲を、あえてあのジョンのハスキーなシャウトと、ポールの可憐なハイ・テナーのハモリで、アコースティック・ギターをかき鳴らしながらカバーするわけですね。……あ、でも右京さん、ピーター&ゴードンのあの繊細なツイン・ボーカルで『世界を愛して』を歌わせても、本家フォー・プレップスとはまた違った『孤独なロンドンの青年』って感じがして、めちゃくちゃ洋楽として売れそうな気がしません?」 右京「ええ、亀山くん。それは実におもしろい着眼点です。ピーター&ゴードンのあの少し影のある、気品に満ちたハーモニーであれば、オルトラーニの持つイタリアの哀愁が、まるでロンドンの霧の中に溶け込んでいくような、極上のブリティッシュ・ポップスに昇華されたに違いありません。……日本語の『二人の銀座』や『東京ナイト』で戸惑っていた彼らも、この曲であれば、それこそ水を得た魚のように、自分たちの世界観を完璧に表現したことでしょうねぇ」 角田「おいおい、妄想がロンドンからイタリア、羽田空港を巡ってついに『世界を愛して』まで行っちまったか(笑)。でもな、米沢。お前がその宝物のレコードをいくら自慢したって、俺の家の物置にある(かもしれない)ピーター&ゴードンの『東京ナイト』のレア盤をガサ入れする権利は、まだお前にはないんだぞ? ほら、その手を動かせ、手を!」 米沢「はっ! いけないいけない! 脳内でフォー・プレップスとビートルズとピーター&ゴードンがオルトラーニの旋律で大セッションを繰り広げている場合ではありませんでした! すべては『東京ナイト』のため、そして課長の家の物置の草むしりのため……! 私はふたたび、組対五課の書類の山という名の現実へ、完璧なハーモニーを奏でながら戻りますッ!」 (フォー・プレップスの『世界を愛して』のメロディをフンフンと鼻歌で完璧にハミングしながら、凄まじい残像が見えるほどのスピードでファイルを仕分け始める米沢) ------------------------------ 米沢さんが持っている「続・世界残酷物語」の主題歌『世界を愛して(I'll Set My Love to Music)』の登場で、特命係の部屋は完全に1960年代のシネマ・ポップスの黄金期へとタイムスリップしました! ザ・フォー・プレップスの美しいコーラスワークのイメージが加わり、ビートルズやピーター&ゴードンの「もしも」のクオリティがさらに深まっていきます。 この後、米沢さんが見事に書類整理を完璧に終わらせ、ついに物語は「土曜日の朝、角田課長の家の物置でのレコード発掘(ガサ入れ)編」へと突入する……という展開はいかがでしょうか? それとも、さらにこの1960年代音楽談義を煮詰めますか? 次に特命係のメンバーをどう動かしたいか、ご希望を教えてください!
右京:「おや、亀山くん。歌詞の内容にまで興味が湧きましたか。この『Leave Me Alone(僕を一人にしてくれ)』という曲は、アップテンポで爽快なマージービートの裏側に、実は非常に切なく、男の不条理な悲哀を描いた失恋ソングが隠されているのですよ」 米沢「(バッとキーボードを叩いて画面を指差し)さすが警部! 歌詞のデータが出ました! 亀山くん、これを読んでみてください。サウンドの爽やかさに騙されてはいけません。中身は完全に『都合のいい男の、涙の叫び』なのであります!」 ------------------------------ ## 🇬🇧 Peter & Gordon / Leave Me Alone(歌詞翻訳)
* 【Aメロ(ゴードンが男らしく、しかし切なく歌い出す)】 🎵 You only come around / When you're feeling down / And you want a shoulder to cry on (君が僕のところにやって来るのはいつだって、落ち込んでいる時だけ。泣きつくための肩が欲しい時だけなんだ)🎵 You only call my name / When you play your game / And you need a net to rely on (君が僕の名前を呼ぶのはいつだって、恋のゲームを楽しんでいる時だけ。頼れるセーフティネットが欲しい時だけなんだ) * 【Bメロ(ピーターの美しい高音ハモリが重なり、悲哀が加速する)】 🎵 But I have got a heart / That you can't tear apart / Anytime you feel in the mood (だけど、僕にだって心はあるんだ。君の気分次第で、いつだって引き裂いていいようなものじゃないんだよ) * 【サビ(二人の完璧なハーモニーが弾ける、魂の拒絶)】 🎵 So leave me alone / Leave me alone / Leave me alone / Go on back to him (だから、僕を一人にしてくれ。放っておいてくれ。頼むから僕に関わらないでくれ……あの男のところへ、戻ればいいじゃないか!)
------------------------------ 亀山:「うわぁ……。これ、めちゃくちゃ切ないっていうか、完全に都合のいいキープ君にされてる男の歌じゃないですか! 『泣きたい時だけ俺のところに来るな、あの男のところへ帰れ!』って……。あ、だから『僕を一人にしてくれ(Leave Me Alone)』なのか!」 角田「ガハハ! おいおい、都合のいい時にだけ泣きつかれて、最後は『あの男のところへ帰れ』って……これ、完全にフラれた直後の陣川そのものじゃねえか!(爆笑)」 米沢「(手を叩いて激しく同意)まさに! まさにその通りです、課長! 陣川くんがいつも『僕の運命の人が、悪い男に騙されて泣いているんです!』と特命係に駆け込んできては、最後は別の男とヨリを戻されてやけ酒を飲む……。彼がこの曲に強烈に感情移入した理由が、この歌詞を読んで完全に氷解いたしました! 彼にとってこの歌は、自分のラグビーばりの熱い失恋の歴史を代弁する『魂のブルース』だったわけですな!」 右京「クスクス……。なるほど、合点がいきました。陣川くんがこの曲を選んだのは、単にブリティッシュ・ポップスが好きだからという音楽的な理由ではなく、『歌詞の世界観が、あまりにも自分の人生そのものだったから』というわけですか。……しかし、そうなると、それに付き合わされてピーター役の美しい高音で『僕を一人にしてくれ〜』とハモらされている芹沢くんの受難たるや、同情を禁じ得ませんねぇ」 亀山「(頭を抱えて苦笑いしながら)いや〜、芹沢くん、完全に巻き添えの罰ゲームっすね。『陣川さん、いい加減僕を一人に(Leave me alone)してください!』って本気で怒鳴り散らしてる姿が、もう目に浮かびますよ(笑)」 角田「だろ?(ニヤニヤしながらパンダのマグカップを置き)よし、陣川の私生活の謎も解けたところで、いよいよ明日は本番だ! 週末の俺の家の物置には、陣川の失恋ソングなんかより遥かに景気のいい、1966年の『二人の銀座』と1967年の『東京ナイト』のレア盤が眠ってる(はず)だからな!」 米沢「はっ! 陣川くんの涙のハーモニーを脳内でシャットアウトし、明日の朝は真っ白な心で、1960年代の東芝音楽工業の奇跡を発掘しに伺いますッ!」 ------------------------------ 陣川くんが『Leave Me Alone』を歌いたがった「あまりにも納得すぎる理由(歌詞の意味)」が判明し、特命係の爆笑トークはこれ以上ない最高のオチを迎えました! 組対五課の書類整理も完全に終わり、すべての謎と伏線が明日の【角田課長の家での物置ガサ入れ(レコード発掘)】へと繋がりました。 このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着に身を包んだ特命係と米沢さんが、角田課長の家の物置の奥底で誇りまみれの段ボール箱を開ける【物置の発掘編・当日】へお話を進めましょうか? それとも、明日の大捜索に向けて、特命係の事前の準備や意気込みをさらに続けますか? 次の展開のご希望を教えてください!
モブ:何の話してるんですか?芹沢先輩が歌ったのはデル・シャノン(Del Shannon)の『花咲く街角(Hats Off To Larry)』の方じゃないですか?
[モブ(通りすがりの五課の隊員)](https://www.google.com/search?q=%E3%83%A2%E3%83%96%EF%BC%88%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%99%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BA%94%E8%AA%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E5%93%A1%EF%BC%89&kgmid=/g/11h0y74sh5):「あの、すみません、横から。何の話をしてるんですか? 芹沢先輩が去年の親睦会で陣川さんに押し付けられてメインで歌わされたのは、デル・シャノンの『花咲く街角』は『花咲く街角』でも、スイスの老婆のヨーデルのやつ(The Swiss Maid)じゃなくて、『Hats Off To Larry(ハッツ・オフ・トゥ・ラリー)』の方の『花咲く街角』ですよ?」 亀山:「え? 『花咲く街角』って、そんな二種類もあるの!?」 米沢「(バッと眼鏡を直してデータベースを叩く)ああっ! しまった、迂闊でした! [デル・シャノン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)の日本における『街角シリーズ』、前作の『[悲しき街角(Runaway)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%8D%E8%A1%97%E8%A7%92)』の大ヒットを受けて、レコード会社が原題に関係なく『花咲く街角』の邦題をつけてリリースした全米5位の超有名曲……それが『Hats Off To Larry』のほうでした! スイスの乙女(The Swiss Maid)はそのさらに後のアルバム曲です!」 亀山:「へぇ〜。じゃあ、芹沢が歌ったその『ハッツ・オフ・トゥ・ラリー』のほうの『花咲く街角』なら、老婆の後悔の歌じゃないんですね? よかった〜、ちょっと安心しましたよ」 右京「(苦笑しながら人差し指をチッチッと振り)いいえ、亀山くん。残念ながら、安心するのはまだ早いですよ。モブさんの言う通り、そちらが『Hats Off To Larry』のほうであったなら……芹沢くんの受難は、老婆の孤独よりもさらにえげつなく、凄まじい人間の『エゴと怨念』に満ちた失恋ソングということになりますねぇ」 亀山:「ええっ!? ど、どういう内容なんすか、右京さん!」 米沢「原題の『Hats Off To Larry』を直訳すると『ラリーに脱帽(拍手喝采)』。内容はですね、自分を振って『ラリー』という男の口車に乗って去っていった元カノが、結局そのラリーに思いっきり遊ばれて無惨に振られてしまい、泣き叫んでいるんですな。それを見た主人公がどうするかといえば、『ざまあみろ! 俺と同じ地獄を味わわせたラリー、お前は最高だ! お前に脱帽するぜ! ざまぁみろ、もっと泣け、泣け、泣け!(Cry, cry, cry)』と、フラれた元カノの目の前で、ラリーを称えながら狂喜乱舞して大爆笑するという、世にもおぞましい『復讐と執念の歌』なのであります!」 角田「(お腹を抱えて大爆笑しながら)ぶはははは! 『ラリーに脱帽』ってそういう意味かよ! おいおい、元カノが振られて泣いてる横で『ざまあみろ、もっと泣け!』って……これ、完全にフラれた直後の陣川が、その相手の男を逆恨みしてる時の精神状態そのものじゃねえか!(爆笑)」 亀山「(頭を抱えてゾッとした表情になり)うわぁ……。芹沢、去年の親睦会で『🎵 ハッツ・オ〜フ〜・トゥ・ラ〜リ〜〜』ってあの綺麗な裏声のファルセットを響かせてノリノリで歌わされてましたけど、あれ、元カノを『ざまあみろ!』って呪い殺す勢いで嘲笑ってる男の叫びだったんすか……。怖すぎる……」 右京「クスクス……。なるほど、歌詞の真実を一切調べず、ただ『花咲く街角』というお洒落な邦題だけで『君のような若い警察官にぴったりだ、笑顔で歌いなさい!』とマイクを握らせた陣川くん。そして、言われるがままに凄まじい怨念のスカッとソングを、ピュアな笑顔で熱唱させられた芹沢くん。……モブさんの訂正のおかげで、彼に回ってくる失恋や皮肉のジンクスが、周囲の無邪気な無知によって『最悪の形』で強化されていたことが完璧に証明されましたねぇ。実にお気の毒と言うほかありません」
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角田「ガハハ! 芹沢の奴、去年のその『元カノ呪詛ソング』のトラウマがあるからこそ、今年の陣川の『Leave Me Alone(都合のいい男の悲哀)』の誘いには、全力で拒絶反応を起こして逃げ回ってるわけだな。すべてのパズルが繋がったわ!」 米沢「いやはや、モブくんのおかげで、1960年代の東芝音楽工業やビクターの邦題詐欺の歴史と、警視庁の人間模様の因縁が、よりディープに解き明かされました! 課長、もうこれ以上一刻の猶予もありません! 明日のガサ入れで、すべての因縁にケリをつけましょう!」 角田「おうよ! 芹沢を呪いの失恋ソングの歴史から救い出すためにも、明日の朝は俺の家の物置から、あの最高にゴキゲンでシュールな『英国なまりの日本語レコード』を絶対に見つけ出すぞ! お前ら、明日の朝8時、遅れるなよ!」 亀山・米沢「ははーーっ!!」 ------------------------------ モブ隊員のガチすぎる訂正により、デル・シャノン『花咲く街角(Hats Off To Larry)』の強烈な「ざまあみろソング」という衝撃の事実が判明し、芹沢刑事の受難の歴史にこれ以上ない最高のオチがつきました! 特命係の部屋での熱い1960年代ポップス&歌謡曲談義はこれにて完全にグランドフィナーレ! すべての伏線と熱量が明日の大捜索へと注がれます。 このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢さん、そして角田課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む【物置の発掘(ガサ入れ)編・当日】へお話を進めましょうか? それとも、明日の現場に向けて、さらに特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望の展開を教えてください!
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亀:もう一曲上がってるのが「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」(I Go to Pieces)」って曲らしいんですよ。これはどっちがリードボーカルかはまだ決まってないらしいのですが・・。
亀山:「もう一曲上がってるのが『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go to Pieces)』って曲らしいんですよ。これはどっちがメインボーカルかはまだ決まってないらしいのですが……。これについてはどうなんすか?」 右京「(ニヤリと、今日一番の鋭い笑みを浮かべて)おやおや……! 亀山くん、君は本当に、無自覚のうちに芹沢くんを『究極のどん底』へ叩き落とす天才ですねぇ」 亀山「え? いや、俺はただ曲名を聞いただけなんですけど……また何かあるんですか?」 米沢「(バッと立ち上がり、もはや狂喜乱舞の形相で)大ありも大ありですよ亀山さん!! 『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス』といえば、[ピーター&ゴードン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)が1965年に全米トップ10に送り込んだ珠玉のヒット曲ですが……。驚くなかれ、この曲の作詞・作曲者は、あのデル・シャノン(Del Shannon)その人なのですッ!」 [1, 2] 亀山「(のけぞって)げぇっ!! また出た、デル・シャノン! 芹沢を老婆のヨーデルや呪詛ソングでハメた、あの街角の男ですか!」 右京「ええ。彼らがツアー中にデル・シャノン本人から直々に譲り受けたという、いわく付きのバラードです。そして、原題の『I Go to Pieces』の意味を直訳すると『僕はバラバラに砕け散ってしまう』。歌詞の内容はですね……街で偶然、自分を捨てた元カノが歩いてくるのを見かけた主人公の男のお話です」 [2, 3, 4] 米沢「その通りです警部! 男は心の中で自分の目に『あっちを向け!』、自分の腕に『別の新しい恋人を探せ!』と命令するのですが、体は言うことを聞かない。そして、彼女が自分の目の前を通り過ぎるたびに……『🎵 僕はバラバラに砕け散り(Go to pieces)、隠れたくなり、死にそうになる(I almost die)。ただ一人涙を流して、彼女が昔残した「さようなら、またいつか」という言葉を反芻しながら、かつて二人で行った思い出の場所を一人で虚しく彷徨うんだ』という、これ以上ないほど惨めで、未練たらたらで、精神が完全に崩壊していく哀れな男の歌なのでありますッ!」 [3, 5] 角田「(机をバンバン叩いて、涙を流しながら大爆笑)ぶはははは! 街で元カノ見かけただけで『ああっ、俺はバラバラに砕け散る〜! 死にそうだ〜!』って、重い、重すぎるよ!(爆笑) これ、完全に失恋して特命係の床に這いつくばってる時の陣川の精神状態そのものじゃねえか!」 亀山「(青ざめながら)うわぁ……。しかも、どっちがメインボーカルか決まってないってことは、もし陣川くんが『芹沢! この曲のこの哀愁は君のファルセットで歌うべきだ!』ってまたメインを押し付けたら、芹沢くんは去年の『ラリーに脱帽(ざまあみろ)』に続いて、今年は『街角で精神崩壊してバラバラに砕け散る哀れな男』を熱唱させられるわけですか……。もう皮肉を通り越して、ただの公開処刑じゃないですか!」 右京「クスクス……。もし、ゴードン役の陣川くんが力強く主旋律を歌い、ピーター役の芹沢くんがその裏で、消え入りそうな切ない高音の美声で『🎵 Go to pieces... and I cry...』とハモるのだとしたら……。それはもはや、親睦会の隠し芸ではなく、『陣川という暴走特急に巻き込まれて、文字通り精神がバラバラに砕け散っていく芹沢くんの悲鳴』そのものが、アビイ・ロード・スタジオの格調高いハーモニーとなって響き渡るわけですねぇ。これほど見事なリアルドキュメンタリーは、そうそうお目にかかれるものではありませんよ」 [1, 3, 5] 角田「ガハハ! 芹沢、完全に陣川のデスノートに名前書かれてるようなもんだな(笑)。おい米沢、明日俺の家からレコードが見つかったら、もう親睦会は『Leave Me Alone』でも『I Go to Pieces』でもなくて、あの英国なまりの日本語版『東京ナイト』で強制決定だ! 『ミーユーキー・ドーリー!』って歌わせた方が、あいつら二人ともハッピーになれるわ!」 米沢「激しく同意いたします、課長! 芹沢くんの精神の崩壊を食い止めるためにも、そして我々が極上のブリティッシュ歌謡を堪能するためにも、明日の捜索には文字通り『鑑識の全霊』を賭して挑みますッ! 課長、書類はすべて片付きました。私はこれより、明日のガサ入れに備えてマイ軍手とマイ防塵マスクを磨きに帰宅いたします!」 (完璧な回れ右をして、マージビートのステップを踏みながら特命係を飛び出していく米沢) 亀山「(それを見送って、深くため息をつきながら)……まあ、何はともあれ、明日すべてが分かりますね。よし、右京さん、俺たちも明日に備えて、今日は早く帰りましょう!」
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右京「ええ、そうしましょうかねぇ。デル・シャノンからピーター&ゴードン、そしてザ・ベンチャーズから我が警視庁の芹沢くんの運命まで……。1960年代の音楽が仕掛けた、実におもしろい因縁の糸が、明日の朝、角田課長の物置でどのように解き明かされるのか。……ふふ、亀山くん。明日が実に待ち遠しいですねぇ(実にお茶目にウインクをして、最後の一口の紅茶を喉に流し込む)」 [1] ------------------------------ 亀山くんが持ってきた『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go to Pieces)』の歌詞の意味(精神崩壊・バラバラに砕け散る男の未練)と、それが再びデル・シャノン作品であったという奇跡の伏線回収により、特命係の部屋での前哨戦はこれ以上ない最高の熱量で幕を閉じました! [1, 3, 5] すべての因縁と爆笑を乗せて、物語はついに【明日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢、課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む『伝説のピーター&ゴードン日本盤・発掘編』】へと突入します。 このまま、翌朝の角田課長の家の物置前、ホコリと戦いながら段ボールを次々と開けていく一同の「発掘当日」のシーンへと話を展開させましょうか? それとも、親睦会の前夜に芹沢刑事が特命係に「助けてください!」と泣きついてくるドタバタな一幕を挟みますか? 次の展開のご希望を教えてください!
亀:芹沢が歌うとなると可能性高いのが「I Don't Want To See You Again」の方じゃないですか?右京さん
亀山:「芹沢が歌うとなると、可能性高いのがピーター&ゴードンの『I Don't Want To See You Again(邦題:逢いたくないさ)』(意味:二度と顔を見たくない)の方じゃないですか?右京さん」 右京「おや、亀山くん。また一段と、実に香ばしい一曲を引っ張り出してきましたねぇ。たしかに、ポール・マッカートニーが彼らに提供した隠れた名ナンバー(全米16位)ですが、そのタイトル通り内容は『二度と僕の前に現れないでくれ』という徹底的な拒絶と愛憎のトドメですから、芹沢くんに回ってくる失恋ジンクスとしてはこれ以上ないほど見事にハマりますねぇ」 米沢(物置の前で軍手を片手に目を輝かせ)「調べましたぞ! この曲の作詞・作曲も、実はポール・マッカートニーであります! サウンドは爽やかなマージービートですが、歌詞を直訳すれば『君の顔など二度と見たくない、言い訳も聞きたくない、さあ消え失せろ!』という、精神的に追い詰められた男の悲痛なまでの絶縁宣言……。陣川くんがこれを『僕たちの決別だ!』なんて大真面目に情感たっぷりに歌い出したら、隣でハモる芹沢くんは本当に涙を流して『僕こそあなたと二度と顔を合わせたくありません!』と絶叫するに違いありませんな!」 角田「ガハハ! 陣川が振られるたびに脳内でこのポール・マッカートニーのメロディが再生されてら。おい、物置の前で盛り上がってないで、もう朝の7時12分だぞ! 芹沢の運命をこれ以上弄ぶ前に、早く俺の家の段ボールをひっくり返すぞ!」 いよいよ朝のガサ入れ(物置の扉を開ける瞬間)が迫ってまいりましたが、最初に発掘される段ボール箱の底から出てくるのは、ピーター&ゴードンのレコードでしょうか、それとも全く予想外の品でしょうか?
角田課長:「おい、これさ、男一人の絶叫じゃなくて2人で綺麗にハモらないと絶対に成立しない曲だろ? やっぱり陣川と芹沢でハモらせるしかねえな。当然、ゴードンのあの渋くて男臭い低音パートが陣川で、ピーターのあの可憐で切ない高音ハモリが芹沢だ!」 亀山:「(爆笑して)ぶははは! 完璧な配役じゃないですか、課長! 陣川くんが『🎵 あぁ〜君の顔なんて〜二度と〜見たく〜ない〜〜』って涙目でガチの主旋律を唸って、そのすぐ上で芹沢くんが、消え入りそうな美声のファルセットで『🎵 I don't want to see you again...』って完璧にハモるわけですね。……いや、ハモりながら、芹沢くんの心の中の叫びは完全に『俺のセリフだよ、陣川さん! あなたの顔こそ二度と見たくないよ!!』ってなってますよ、これ!(笑)」 米沢:「(軍手をはめた手を叩いて大喜び)お見事! 実に美しい、そして極限までに残酷な人間模様の方程式が完成いたしました! 芹沢くんのピーター・アッシャーばりの可憐な高音ハモリが、陣川くんの『悪気のない暴走』をこれ以上ないほど美しく引き立ててしまう……。嫌だ嫌だと言いながら、マイクの前に立つと完璧にハモってしまう生真面目な芹沢くんの姿は、まさにアビイ・ロードのブースで頭を抱えていたピーターそのものですな!」 右京「ふふふ。タイトルは『二度と顔を見たくない(I Don't Want To See You Again)』でありながら、歌えば歌うほど2人のハーモニーの絆が強固になっていく……。これほど皮肉で、そしてスリリングなデュエットは、そうそうお目にかかれるものではありませんねぇ、亀山くん」 角田「だろ? だからこそ、俺の家の物置からあの『英国なまりの日本語版・二人の銀座』と『東京ナイト』を見つけ出して、この呪いの失恋ループにトドメを刺してやらなきゃいけねえんだよ! よし、無駄話はそこまでだ。時計を見ろ、もう朝の7時26分だぞ。あと少しで約束の8時だ。全員、俺の家の物置の前に移動するぞ!」 ------------------------------ さあ、時計の針は朝の7時26分を回り、運命の「土曜朝8時」まであとわずかとなりました。陣川(ゴードン役)と芹沢(ピーター役)の完璧な受難の配役が決まったところで、特命係の面々は軍手をはめて角田課長の家の物置へと向かいます。 いよいよ朝8時ジャスト、ホコリまみれの物置の扉を開けて大捜索(ガサ入れ)を開始するシーンへと進みましょうか? それとも、物置の前に到着した一同の様子から始めますか? 次の展開のご希望を教えてください!
(カチャリ、と箸置きに箸を戻す心地よい音が響く) ここは夜の『花の里』。昼間に角田課長の家での物置大捜索を終え、伝説のレコードを発掘した特命係の一同は、その足で小料理屋に集まり、美味しい小鉢を突きながら、ついにピーター&ゴードンと芹沢・陣川の因縁の続きを肴に、冷えたビールで一杯始めていた。 ------------------------------ 角田課長:「あいつらそもそも、悲恋ソングが似合いすぎるんだよな。いやね、同じ『[ミズリー](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)(Misery)』でもさ、[ビートルズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)が歌うからドライというか、カラッとして聞こえるわけだよ。ジョンとポールのあの疾走感あるツイン・ボーカルで歌われると、ジメジメした未練を感じさせないカッコよさがあるんだな。……ところがだ、あいつらが歌うとそうはいかない(笑)」 亀山:「そうなんですよ! 芹沢の『ミズリー』は選曲がちょっと残酷すぎるけど、メロディが明るいから尚更あいつらしいなと(笑)。ビートルズみたいにカラッと割り切れなくて、曲がポップで弾けてれば弾けてるほど、隣の陣川くんの『ガチな情念』に引っ張られて、芹沢の『生き地獄感』が浮き彫りになっちゃうんすから!」 米沢「(熱燗をぐい呑みに注ぎながら)亀山くん、まさにそこです! ビートルズの『ミズリー』は、失恋のどん底をマージビートの勢いで軽快に笑い飛ばすドライさがあります。しかし! これを陣川くんがゴードン役で『🎵 I'm the kind of guy / Who wants to run and hide…(俺は逃げて隠れたくなるような男さ)』と、涙目でドスの利いた低音で歌い出したらどうですか? 完全にリアルなストーカーの一歩手前、ウェットな未練の塊です! そこに芹沢くんがピーター役のあの可憐な高音ハモリで『🎵 Misery...』と健気に乗っかるわけですから、メロディの明るさがかえって『狂気』を引き立てる、凄まじいミスマッチが完成するわけですな!」 右京「ふふふ。音楽における『解釈』の違いというのは実に恐ろしいものですねぇ。ビートルズの持つあの若き日の冷徹なポップセンス(ドライさ)に対し、陣川くんが持ち込むのは、良くも悪くも『100%の純情という名の湿気(ウェットさ)』です。彼らにとって世界は常に、自分を悲劇の主人公に仕立て上げるドラマの舞台。曲が明るいポップスであればあるほど、その裏にある悲恋の残酷さが、芹沢くんの死んだ魚のような目を通じて、客席の若手たちに笑いと恐怖を届けることになるわけです」 角田「だろ?(ニヤニヤしながら焼き鳥を頬張り)だからさ、ビートルズなら『フラれちゃったよ、まぁ次行こうぜ!』で済むハッピーな曲なのに、陣川と芹沢がハモると、聴いてるこっちまで『あいつ、本当にバラバラに砕け散る(Go to pieces)んじゃねえか……』ってハラハラすんだよ(爆笑)。あいつら、悲恋ソングの神様に愛されすぎなんだわ」 米沢「(本日、課長の物置の奥底から見事に生還させた、東芝音楽工業の1966年盤シングル『二人の銀座 / 東京ナイト』を、愛おしそうにテーブルに置きながら)しかし課長、我々には本日発掘した、この『究極の盾』があります。来週の親睦会では、彼らの脳内をデル・シャノンの失恋ループから強制的に引き剥がし、このザ・ベンチャーズによる『ただの明るい東京観光案内』へと着地させるのです!」
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★15
https://talk.jp/boards/morningcoffee/1785560040
それ以前
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★14
https://talk.jp/boards/morningcoffee/1784387569
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★13
https://talk.jp/boards/morningcoffee/1782114108
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★11(実質12)
https://talk.jp/boards/subcal/1780820060
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★11
https://talk.jp/boards/morningcoffee/1780812120
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★10
https://talk.jp/boards/subcal/1779471361
【相棒】女心全くわかってなかった芹沢さん★9
https://talk.jp/boards/morningcoffee/1778069162
『相棒』の特命係の部屋で、[杉下右京](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E4%B8%8B%E5%8F%B3%E4%BA%AC)(紅茶を注ぎながら)と、鑑識課の[米沢守](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E5%AE%88)(昭和歌謡やマニアックなレコードの熱狂的コレクター)が、このYouTubeでバズった幻のレコードを前に熱い談義を繰り広げるシーンですね。
あの独特の間と口調で再生してみましょう。
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## 🎬 特命係の部屋にて
米沢:(興奮気味にタブレットを右京に見せながら)「杉下警部! これをご覧ください! 今、動画投稿サイトで世界的な大騒ぎになっている音源なのですがね……!」
右京:(カップを高く掲げて紅茶を注ぎ終え)「おや、米沢さん。珍しく興奮していらっしゃいますね。……動画、ですか?」
米沢「ええ! 1966年、東芝音楽工業から日本国内のみで極少数リリースされたという、イギリスのデュオ『ピーター&ゴードン』による『二人の銀座』の日本語カバーですよ! ネット上では海賊版だの、お蔵入り音源の流出だのと言われていましたが、なんと本物のオリジナル盤の音源だったことが判明しましてねぇ。現在、再生回数が3000万回を超えているんです!」
右京「ほう、ピーター&ゴードンが、[ザ・ベンチャーズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)のあの名曲を、しかも日本語で……。それはまた、ずいぶんと奇妙な組み合わせですねぇ」
米沢「奇妙どころじゃありません! 聴いてください、このイントロ! 12弦ギターのきらびやかなアルペジオ……完全に本場ブリティッシュ・ポップの格調高いアレンジでありながら、歌い出しのゴードンの低音が……」
(タブレットから流れる音源:🎵 マーチあわせて〜 あるくぎんざ〜)
右京「……おや」
米沢「ね!? 凄まじい英国なまりの日本語でしょう! さらに、和泉雅子さんのパートを、あのピーターが天使のような裏声ハモリで『な〜み〜き〜ど〜り〜』と追いかける! 私はこれを夜中にヘッドホンで聴きましてね、その音楽的クオリティの高さと、歌詞の凄まじいギャップに、不覚にも畳を叩いて大爆笑してしまいまして……!」
右京:(顎に手を当てて、ふむ、と画面を凝視する)
「なるほど……。しかし米沢さん。彼らのトレードマークである美しい二声ハーモニーは実に見事ですが、サビの『ふ〜た〜り〜の〜、ぎぃ〜ん〜ざぁ〜』の部分……どこか物悲しく、哀愁を帯びて聴こえませんか?」
米沢「おや、警部もそう思われますか? 実はB面には、イギリスのスタッフが完全に洋楽として書き下ろした英語詞版の『Ginza Lights』が収録されているのですが、これがまた涙が出るほどの超名曲でして。当時、彼らはこのB面の出来に手応えを感じていたものの、日本のレコード会社から『A面は日本語で歌ってもらわなきゃ困る』と押し切られ、スタジオでブツブツ文句を言いながら録音したという、いわく付きの罰ゲーム盤だったらしいのです」
右京「なるほど、合点がいきました。彼らにとっては、歌詞の意味も分からぬまま東洋の謎の都市のストリートの名前を歌わされるという、困惑の極みだったわけですか。ですが……」
米沢「ですが……?」
右京「彼らはプロです。どんなに不条理な企画であっても、マイクの前に立てば完璧なハーモニーを紡ぎ出す。その『戸惑い』と『意地』が、この奇妙な日本語の節回しの端々に、独特の『陰影』として刻まれている。だからこそ、現代の若者たちの耳にも、単なるギャグソングではなく、切ない名曲として響くのかもしれませんねぇ」
米沢「さすが杉下警部、相変わらず深掘りが恐ろしい! ……実は私、この当時のオリジナル盤レコード(帯付き)を、ネットオークションでなんとか落札しようと画策中でしてねぇ。現在の価格、なんと35万円まで跳ね上がっておりまして、私の鑑識課のお小遣いが一瞬で消し飛ぶ危機に瀕しているわけでありまして……」
右京「おや。それは僕に、財政援助の相談でもしているということですか?」
米沢「いやいやいや! 滅相もない! 鑑識のプライドにかけて、自力で競り落としてみせますよ!」
(そう言い残して、そそくさと部屋を出ていく米沢)
右京:(去っていく米沢を見送りながら、紅茶を一口すすり)
「……ミーユーキー・ドーリー、ですか。ふふ、悪くない。」
------------------------------
右京さんなら、コミカルなギャップの中にも彼らの「プロとしての音楽的な質の高さ」を瞬時に見抜き、紅茶をすすりながら絶妙な解説をしてくれそうですね。
この幻のレコード、もし特命係が「この35万円のレア盤を巡る、レコードマニア連続殺人事件」に巻き込まれるとしたら、どんな展開になるか推理を広げてみましょうか?
この「日本限定・超レア盤」は、1960年代当時こそレコードコレクターの間でひっそりと「珍品」扱いされていましたが、インターネット時代を経てYouTubeでとんでもない大爆破(バズ)を起こす運命を辿ります。
その伝説の拡散ストーリーと、YouTubeのコメント欄の狂騒をシミュレーションしてみましょう。
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## 🌐 YouTube発・世界が震えた「奇跡の誤配」## 1. 2010年代後半:海外の「シティポップ・昭和歌謡」ブームで発掘
大滝詠一や山下達郎、竹内まりやなどの日本の古い音源をディグっていた海外のDJやコレクターが、日本の古レコード屋で「ピーター&ゴードン / 二人の銀座」を発見。
「あのP&Gが日本語でベンチャーズ歌謡を歌っているレコードが存在する!?」とSNSでジャケット写真が拡散されます。
## 2. 2020年代:YouTubeに音源がアップロードされ、3000万回再生超え
誰かがレコードのA面(日本語版)とB面(英語訳歌詞版)をYouTubeに投稿。これがアルゴリズムに乗って世界中で大バズりを起こします。特にA面の「完璧すぎる12弦ギターのブリティッシュ・サウンド」と「あまりに濃厚な英国なまりの日本語(ミーユーキー・ドーリー)」のギャップが、世界中の音楽オタク、ミーム(ネタ)職人、そして日本のシニア層を巻き込んで社会現象化します。
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## 💬 YouTubeコメント欄のタイムライン(世界中から大絶賛と爆笑)
* @UK_BeatlesFan(イギリス・再生数1位の固定コメント)
「ポール・マッカートニーが曲を書かなかった理由がこれだ。この曲はベンチャーズと日本語のおかげで、すでに彼らの最高傑作になってしまっている。ゴードンの『Mahrchee-awasayte』は、ビートルズの『内気なジョージ』の日本語版より100倍クールだ!」
* @Showagirl_1966(日本・当時を知るおばあちゃんの書き込み)
「当時15歳、東芝音楽工業から出たこのシングルをお小遣いで買いました!和泉雅子さん(昭和の浜辺美波)の大ファンだった兄は、ピーター(男性)が雅子ちゃんのパートを高音の美声で歌っているのを聴いて『頭がバグる』と寝込んでしまいました。今聴くと涙が出るほど素晴らしいハーモニーです。」
* @MemeGod_69(アメリカ・海外の若者オタク)
「B面(英語詞)を聴く:『おお、60年代ブリティッシュ・インベイジョンの隠れた超名曲だ…美しい…。』
A面(日本語詞)を聴く:『MEEYOOKEE-DHAWREE(みゆき通り)!!!! 腹筋が崩壊したwww なんでこんなに歌が上手いのに歌詞がシュールなんだよwww』」
* @GuitarNerd_Abe(日本・バンドマン)
「バックの演奏がベンチャーズ本人じゃなくて、明らかにイギリスのスタジオミュージシャンが叩き出すモッズ/フォークロックのタイトなリズムなのが最高に変態的。ギャグなのに音楽として100点満点すぎる。」
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## 🇬🇧 現在(2026年)のピーター・アッシャー(82歳)のインタビュー
音楽プロデューサーとして大成功し、今も健在のピーターが海外の音楽誌でこのYouTubeのバズについてインタビューで答えます。
記者:「ピーター、今YouTubeで、あなたが1966年に日本限定で出した『二人の銀座(Ginza Lights)』が3000万回以上再生されてトレンドになっていますよ!」
ピーター:「(爆笑しながら)ああ、あの呪われたレコーディングかい! ゴードンと僕がアビイ・ロードの隅で『罰ゲームだ』って泣きながら録ったやつだね。ゴードン(2009年逝去)が生きていたら、一緒にビールを飲みながら『おい、俺たちのMiyuki-Doriが世界を制覇したぞ!』って大笑いしただろうな。でもね、今聴き返しても、僕たちのあのハーモニーだけは本物だよ(ウインク)」
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完全に「歴史に埋もれた珍作」から「インターネット時代のサブカル神曲」へと昇華する完璧な流れですね。
このYouTubeでの大バズり設定を元に、さらに「当時のテレビ番組(シャボン玉ホリデーなど)に彼らがプロモーションで出演して日本語で歌った時の珍騒動」などの妄想を広げてみますか?
『相棒』の特命係の部屋で、[杉下右京](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E4%B8%8B%E5%8F%B3%E4%BA%AC)(紅茶を注ぎながら)と、鑑識課の[米沢守](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E5%AE%88)(昭和歌謡やマニアックなレコードの熱狂的コレクター)が、このYouTubeでバズった幻のレコードを前に熱い談義を繰り広げるシーンですね。
あの独特の間と口調で再生してみましょう。
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## 🎬 特命係の部屋にて
米沢:(興奮気味にタブレットを右京に見せながら)「杉下警部! これをご覧ください! 今、動画投稿サイトで世界的な大騒ぎになっている音源なのですがね……!」
右京:(カップを高く掲げて紅茶を注ぎ終え)「おや、米沢さん。珍しく興奮していらっしゃいますね。……動画、ですか?」
米沢「ええ! 1966年、東芝音楽工業から日本国内のみで極少数リリースされたという、イギリスのデュオ『ピーター&ゴードン』による『二人の銀座』の日本語カバーですよ! ネット上では海賊版だの、お蔵入り音源の流出だのと言われていましたが、なんと本物のオリジナル盤の音源だったことが判明しましてねぇ。現在、再生回数が3000万回を超えているんです!」
右京「ほう、ピーター&ゴードンが、[ザ・ベンチャーズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)のあの名曲を、しかも日本語で……。それはまた、ずいぶんと奇妙な組み合わせですねぇ」
米沢「奇妙どころじゃありません! 聴いてください、このイントロ! 12弦ギターのきらびやかなアルペジオ……完全に本場ブリティッシュ・ポップの格調高いアレンジでありながら、歌い出しのゴードンの低音が……」
(タブレットから流れる音源:🎵 マーチあわせて〜 あるくぎんざ〜)
右京「……おや」
米沢「ね!? 凄まじい英国なまりの日本語でしょう! さらに、和泉雅子さんのパートを、あのピーターが天使のような裏声ハモリで『な〜み〜き〜ど〜り〜』と追いかける! 私はこれを夜中にヘッドホンで聴きましてね、その音楽的クオリティの高さと、歌詞の凄まじいギャップに、不覚にも畳を叩いて大爆笑してしまいまして……!」
右京:(顎に手を当てて、ふむ、と画面を凝視する)
「なるほど……。しかし米沢さん。彼らのトレードマークである美しい二声ハーモニーは実に見事ですが、サビの『ふ〜た〜り〜の〜、ぎぃ〜ん〜ざぁ〜』の部分……どこか物悲しく、哀愁を帯びて聴こえませんか?」
米沢「おや、警部もそう思われますか? 実はB面には、イギリスのスタッフが完全に洋楽として書き下ろした英語詞版の『Ginza Lights』が収録されているのですが、これがまた涙が出るほどの超名曲でして。当時、彼らはこのB面の出来に手応えを感じていたものの、日本のレコード会社から『A面は日本語で歌ってもらわなきゃ困る』と押し切られ、スタジオでブツブツ文句を言いながら録音したという、いわく付きの罰ゲーム盤だったらしいのです」
右京「なるほど、合点がいきました。彼らにとっては、歌詞の意味も分からぬまま東洋の謎の都市のストリートの名前を歌わされるという、困惑の極みだったわけですか。ですが……」
米沢「ですが……?」
右京「彼らはプロです。どんなに不条理な企画であっても、マイクの前に立てば完璧なハーモニーを紡ぎ出す。その『戸惑い』と『意地』が、この奇妙な日本語の節回しの端々に、独特の『陰影』として刻まれている。だからこそ、現代の若者たちの耳にも、単なるギャグソングではなく、切ない名曲として響くのかもしれませんねぇ」
米沢「さすが杉下警部、相変わらず深掘りが恐ろしい! ……実は私、この当時のオリジナル盤レコード(帯付き)を、ネットオークションでなんとか落札しようと画策中でしてねぇ。現在の価格、なんと35万円まで跳ね上がっておりまして、私の鑑識課のお小遣いが一瞬で消し飛ぶ危機に瀕しているわけでありまして……」
右京「おや。それは僕に、財政援助の相談でもしているということですか?」
米沢「いやいやいや! 滅相もない! 鑑識のプライドにかけて、自力で競り落としてみせますよ!」
(そう言い残して、そそくさと部屋を出ていく米沢)
右京:(去っていく米沢を見送りながら、紅茶を一口すすり)
「……ミーユーキー・ドーリー、ですか。ふふ、悪くない。」
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右京さんなら、コミカルなギャップの中にも彼らの「プロとしての音楽的な質の高さ」を瞬時に見抜き、紅茶をすすりながら絶妙な解説をしてくれそうですね。
この幻のレコード、もし特命係が「この35万円のレア盤を巡る、レコードマニア連続殺人事件」に巻き込まれるとしたら、どんな展開になるか推理を広げてみましょうか?
角田課長:(パンダのマグカップを片手に、ガチャリと特命係のドアを開けて)「暇か! ……おや、米沢も来てたのか。何じゃこりゃ。画面に映ってるの『二人の銀座(Ginza Lights)』? ピーター&ゴードンって、確か[ビートルズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)の弟分みたいなデュオの……?」
米沢「(バッとタブレットを隠すように)おっと角田課長! よくご存知で! そう、あの[ポール・マッカートニー](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)から『愛なき世界』をプレゼントされてデビューした、1960年代ブリティッシュ・インベイジョンの寵児ですよ! 実は彼らが日本語で歌った幻のレコードが動画サイトで大バズりしておりまして……」
角田「ああ、それ俺もカミさんから聞いたわ! なんか海外の若者が『ミユキ・ドーリ!』って叫びながら踊る動画が流行ってんだろ? でも待てよ、あの爽やかなイギリスのイケメン二人が、なんでよりによって昭和のド定番デュエット歌謡を歌ってんだ?(笑)」
右京「ふふ。角田課長、そこがこの事態の、実に奇妙で面白いところでしてね。彼らは当時、日本のレコード会社から『日本限定発売』という、一種の罰ゲームのような企画を押し付けられたらしいのです。原曲のザ・ベンチャーズのメロディがあまりに洋楽として完璧だったがために、彼らも断りきれなかったのでしょう」
角田「罰ゲームって(爆笑)。可哀想に、アビイ・ロード・スタジオでメガネのピーターが『ゴードン、俺たち何で銀座のネオンなんか歌ってんだろ……』って愚痴ってたわけか。……おい米沢、ちょっとそれ流してみろよ」
米沢「では、サビの手前、和泉雅子さん……いわば昭和の浜辺美波さんのパートをピーターが、山内賢さんのパートをゴードンが、完璧な英国なまりで歌い分ける奇跡の瞬間をどうぞ!」
(タブレットから流れる音源:🎵 ミーユーキー・どーり〜、すずらん〜 どーり〜、なにもいわーず〜……ふ〜た〜り〜の〜、ぎぃ〜ん〜ざぁ〜〜〜)
右京「おそらく、当時の日本のファンも、彼らのあまりの美声と歌詞のギャップに、感情の処理が追いつかなかったのではないでしょうか。一発ネタとして笑うべきか、芸術として感動すべきか、当時のステレオの前で誰もが立ち尽くしてしまった。それが何十年もの時を経て、インターネットというフィルターを通すことで、フラットに『最高のポップソング』として再評価された……。実に興味深い現象です」
角田「なるほどなぁ。にしてもこれ、今の若い奴らが聴いて踊ってると思うと、歴史の悪戯っていうか、何がバズるか分かんねえもんだな。……あ、そうだ右京、これお前にやろうと思って。組対五課にガサ入れで押収した……じゃなくて、俺の引き出しに眠ってた古い洋楽のレコードなんだけどさ」
米沢「(血相を変えて角田の持つレコード袋に飛びつく)な、何ですかそれは課長!! ま、まさかそれ、東芝音楽工業の1966年盤……右上に『¥370』と書かれた、あの伝説の当時モノのオリジナルジャケットではございませんかーーーっ!?」
角田「え? ああ、そうそう、なんか銀座の夜景をバックにマッシュルームカットの二人がすましてるやつ。カミさんの実家の倉庫から出てきてさ。米沢、お前これ欲しかったのか?」
米沢「(ガタガタ震えながら)ほ、欲しかったなんてレベルじゃありません! 今ネットオークションで35万超えの値がついている、全レコードコレクターが血眼で探している聖杯ですよ!! 課長、これを私に、私にぜひ譲ってください!!」
角田「えっ、35万!? マジかよ! じゃあ米沢、今度の週末、俺の部屋の模様替えと、五課の書類整理全部手伝ってくれたら考えてやるよ(ニヤリ)」
米沢「お安い御用です!! 喜んで犬馬の労を尽くさせていただきます!!(目を輝かせてレコードを拝む)」
右京「(クスクスと笑いながら)おやおや。ピーターとゴードンが味わった『過酷な労働(罰ゲーム)』が、めぐりめぐって現代の米沢さんにまで連鎖してしまったようですねぇ」
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角田課長の「暇か!」からの、ネットオークションを揺るがす大どんでん返し。特命係の部屋で繰り広げられる、昭和歌謡ミーツ・ブリティッシュ・ポップのドタバタ劇が完璧に繋がりましたね。
この後、米沢さんが五課の書類整理中に、そのレコードのジャケットの裏から「30年前の未解決事件」に繋がる謎の暗号メモを見つけてしまう……なんて特命係の事件簿へ進めてみましょうか?
亀山:(特命係のドアを勢いよく開けて)「ただいま戻りました~、右京さん。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E4%B8%8B%E5%8F%B3%E4%BA%AC)さん! ……あれ? [米沢守](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E5%AE%88)さんに角田課長もココで何してるんで?」
右京:「ちょうど良かった、亀山くん。今まさに、1960年代にイギリスで一世を風靡したデュオ、[ピーター&ゴードン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)が日本限定でリリースした幻の楽曲『二人の銀座』の、実に興味深い反響について話していたところですよ」
亀山:「二人の銀座? あの、テケテケって[ザ・ベンチャーズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)の曲ですよね。え、イギリス人が日本語で歌ってんすか? それまた、すげえマニアックな……」
米沢:「マニアックなんてもんじゃありませんよ亀山さん! 課長のおかげで手に入りそうなんです、その35万円の聖杯が!」
角田:「おいおい、まだあげるって決めたわけじゃねえぞ。ま、いいや。ちょうど捜査の帰りで喉も渇いたし、米沢、お前もその幻のレコードの『ミーユーキー・ドーリー』をもう一回俺に聞かせてくれよ」
右京:「ふふ。よろしければ亀山くんも、当時のイギリス人デュオが精魂込めて(あるいは半ば強制されて)紡いだ、驚愕の美声ハーモニーを聴いてみませんか?」
もしよろしければ、このまま米沢さんが見つけたレコードからさらなる思わぬ展開(事件への発展や裏話)へ話を広げてみますか? それとも亀山くんのリアクションを続けますか?
右京:「当時の彼らにとっては、言葉も通じぬ極東の慣れない市場の要求に従わされるのは、さぞかしキツかったでしょうね……。」
亀山:「ですよねぇ! ポール・マッカートニーに曲をもらって世界中で売れてるイケメンデュオがですよ、『ミユキ・ドーリ』だの『スズラン・ドーリ』だのって、意味も分からずカタカナで歌わされるなんて、普通はプライドが許さないっていうか、よく引き受けましたよね?」
右京:「ふふ、そこがプロの悲哀といいますか、大人の事情というやつです。当時の[ピーター&ゴードン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)は、事務所やレコード会社との契約上の圧力、あるいは日本市場における[ザ・ベンチャーズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)の圧倒的な影響力を無視できなかったのでしょう。嫌々ながらもブースに入り、マイクの前で一歩も引かずにあの美しいハーモニーを響かせた。……彼らのプロ意識の高さには、むしろ頭が下がる思いがしますよ」
米沢:「そうなんですよ亀山くん! 嫌だ嫌だと言いながら、いざ歌い出したらピーターの高音もゴードンの低音も、手加減なしの本気クオリティなもんだから、余計にタチが悪いというか最高なんです!」
角田:「まあ、お陰で半世紀以上経った今、YouTubeで世界中の笑いと涙をかっさらってんだから、人生何がどう転がるか分かんねえよなぁ」
このまま亀山くんが実際にその音源を聴いて仰天するリアクションを描きますか? それとも、この流れから新たな事件や謎の展開へ進みますか?
亀山:「ていうかさ、どうせ男女のデュエットでやるんだったら、イギリスの男二人より、当時のソニー&シェールあたりが英語でカバーした方が、本家の山内賢さんと和泉雅子さんみたいにしっくりきたんじゃないですか? 男女のペアですし!」
右京:「おや、亀山くん。それはまた、なかなかに鋭い視点ですねぇ。たしかに、ソニー・ボノの低く野太い声と、シェールの圧倒的でハスキーなアルト歌唱であれば、フォーキーかつサイケデリックなロスアンゼルス風の『Ginza Lights』に仕上がっていたに違いありません」
米沢:「なるほど! シェールが和泉雅子さんのパートをあの迫力ある声で『Mi-yuki-dori〜!』と歌い上げたら、もはや可愛い青春の銀座どころか、荒野を行くヒッピーのサイケデリック・ショーになってしまいますよ!」
角田:「おいおい、それもう銀座じゃなくてウエスト・コーストの砂漠だろ(笑)。でも、そっちの方が海外でウケたかもしれねえな」
このままソニー&シェール版の脳内シミュレーション(ヒッピー風アレンジ)へ話を広げますか? それとも米沢さんのレコード争奪戦(書類整理の続き)に戻りますか?
米沢:「いやいや亀山さん、もし海外の男女デュオで推すのであれば、私としてはヘドバとダビデ(Hedva and David)を一番にお奨めしたい!」
亀山「へ? ヘドバと……ダビデ? すんません米沢さん、それ誰ですか?」
角田「お、懐かしい名前が出てきたな! 確か『ナオミの夢』を日本語で大ヒットさせた、あのイスラエルの男女デュオだろ?」
米沢「さすが角田課長、お耳が高い! まさにその通りです! 1970年の世界歌謡祭でグランプリを獲得し、翌年には『ナオミの夢』を完璧な日本語で歌い上げて日本のチャートで1位を記録した、伝説の国際派実力派デュオですよ!」
右京「おやおや、それは実に見事な着眼点ですねぇ、米沢さん。ヘドバとダビデであれば、ピーター&ゴードンのような『罰ゲーム感』による戸惑いなど、微塵もなかったはずです」
米沢「そうなんです、杉下警部! 彼らは元々、日本語の響きを徹底的に研究し、現地のファンの心に寄り添うプロフェッショナルですからね。ヘドバのパンチの効いた伸びやかなハイトーンと、ダビデの包み込むような低音のコーラスワーク。この二人が『二人の銀座』の日本語詞に挑んだとしたら……!」
亀山「あ、そっか。日本語で歌い慣れてる二人なら、発音もめちゃくちゃ綺麗だろうし、山内賢さんと和泉雅子さんのオリジナルとはまた違う、めちゃくちゃソウルフルでエモーショナルな『二人の銀座』になってそうですね!」
右京「ええ。彼らのあのドラマチックな歌唱スタイルなら、『かさなる時 初めてのキス』のサビに向けて、鳥肌が立つような壮大なラヴ・ソングへと昇華させていたに違いありません。チグハグな爆笑ではなく、『最初から日本市場を狙い澄ました、完璧な大人のニュー歌謡ポップス』として、当時リアルタイムでミリオンセラーになっていた可能性すらありますよ」
角田「へぇ〜! ピーター&ゴードンの『ミーユーキー・ドーリー』で腹抱えて笑うのもいいけど、ヘドバとダビデのガチな『二人の銀座』も聴いてみたかったなぁ。……って、おい米沢! 話を逸らして書類整理の手を止めるんじゃないよ。ほら、早くその箱のファイル、全部年代別に並べ替えな!」
米沢「おっと、これは失礼いたしました! すべてはあの35万円の聖杯、ピーター&ゴードンの『二人の銀座』を拝むため……! すぐに犬馬の労に戻りますッ!」(必死の形相で書類に飛びつく米沢)
亀山「(それを見ながら苦笑して)……でも右京さん、もしヘドバとダビデ版が本当にあったら、それこそ今頃YouTubeで4000万回くらい再生されてたかもしれないですね」
右京「ふふ。歴史の『もしも』というのは、本当に尽きない魅力がありますねぇ、亀山くん(紅茶を優雅にすする)」
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米沢さんらしい「日本語カバーの歴史」を踏まえたガチすぎる選曲。ソウルフルな実力派デュオ「ヘドバとダビデ」が歌う『二人の銀座』、想像するだけで鳥肌モノの名曲になりそうです。
この後、米沢さんが整理していた角田課長の書類の中から、本当に「1960年代の音楽業界が絡む、思わぬ秘密の書類」が出てきて特命係の事件が始まる……なんて展開はいかがでしょうか? 次のお話の進め方について、ご希望があれば教えてください!
米沢:「『[ギンザ・レッド/ウィウィ](https://neverendingmusic.blog.jp/archives/24666999.html)』の[デイヴ](https://prezan.seesaa.net/article/396588532.html)と[ダニエル・ヴィダル](https://www.google.com/search?q=%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%80%E3%83%AB&kgmid=/m/0x181v4)に歌わせれば究極のデュエットになるかと!」 [1, 2]
右京:「ほぉ……! 1976年にカネボウのCMソングとして日本を魅了した『ギンザ・レッド・ウィ・ウィ』のデイヴと、フランス人形と称されたダニエル・ヴィダルですか」 [3, 4]
亀山:「それもうフレンチ・ポップスと銀座の組み合わせとして、違和感どころか完璧に仕上がっちゃうじゃないですか!」
角田:「おいおい米沢、お前どこまで昭和・平成の来日ポップスに詳しいんだよ(笑)」
もしよろしければ、このデイヴとダニエル・ヴィダルが歌う妄想の「究極のフレンチ・銀座デュエット」についてさらに詳しく掘り下げますか?
[1] [https://ja.wikipedia.org](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%80%E3%83%AB)
[2] [https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138633393)
[3] [https://www.110107.com](https://www.110107.com/s/oto/page/DanielleVidal)
[4] [https://neverendingmusic.blog.jp](https://neverendingmusic.blog.jp/archives/24666999.html)
亀山:「完全におフランスな世界っすね! 銀座がもう、いきなりパリのシャンゼリゼ通りに見えてきちゃいますよ」
右京:「ふふ、確かに。ダニエル・ヴィダルさんのあの甘く気品のあるフランス語なまりの歌声と、デイヴさんの甘美なヴォーカルが合わされば、もはや『和製ポップス』の枠組みは完全に消失し、セーヌ川のほとりを思わせる極上のフレンチ・ロマンティシズムが構築されることでしょう」
米沢:「そうなんですよ! 永六輔さんの歌詞にある『ペーヴメント(舗道)』や『ウィンド』という言葉が、もっとも似合う響きになるのは間違いありません。なんなら『並木通り』も『Avenue de Ginza』といった装いで、ため息が出るほどお洒落なボサノバ、あるいはシャンデリアの下のデュエットに変貌しますよ」
角田:「おいおい、すずらん通りもびっくりだな。そこまで行くと、もう何の曲だか分かんねえけど、ちょっと聴いてみたくはなるな……!」
このままデイヴとダニエル・ヴィダルが歌う「おフランス版・二人の銀座」の脳内シャンソン風アレンジをさらに妄想しますか? それとも、そろそろ米沢さんの書類整理と35万円のレコードの行方へ戻りましょうか?
角田:「ピーター&ゴードンに歌わすなら『東京ナイト』がよりシュール感が出るかもな。まあ俺はこっちの曲の方が実は好きだったんだよ。少年時代」
米沢「(バッと顔を上げて絶叫)な、何をおっしゃいますか課長ーっ! 『東京ナイト』といえば、同じく[ザ・ベンチャーズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)作曲、山内賢さんと和泉雅子さんのデュエット第2弾、1967年の大ヒット曲じゃないですか!」
亀山「へぇ〜、そんな曲もあったんすね。課長の少年時代のイチオシですか」
右京「ふむ。確かに『二人の銀座』よりも、さらに劇的でマイナー調の哀愁が強いメロディですねぇ。もしあれをピーター&ゴードンが日本語で歌っていたら……。なるほど、課長のおっしゃる通り、シュールさはさらに跳ね上がっていたかもしれません」
米沢「跳ね上がるどころの騒ぎじゃありませんよ! 『東京ナイト』の歌詞を思い出してください! 歌い出しから山内賢さんのソロで『🎵さよならが言えない夜
若いふたりのランデヴー 〜』ですよ!? あのゴードンが、アビイ・ロードのブースでドスの利いた低音で『Shee-now-bee-ah-oo…(忍び逢う)』と歌い出すんですよ!? 完全にロンドンの裏社会の密会じゃないですか!」
亀山「(爆笑して)ブハッ! 『忍び逢う』はヤバいっすね! しかもピーターが和泉雅子さんのパートで『🎵さよならが言えない私
若いふたりのランデヴー 〜』って、これまた極上のハモリで追いかけるわけでしょう? イギリスの若きイケメン二人が日本語で『忍び逢う夜』を熱唱って、それこそ当時の日本の女の子たちはどういう顔して聴けばいいんですか(笑)」
角田「だろ?(ニヤニヤしながら)しかもサビの締めの歌詞が『🎵ふたりの街 銀座
若い街 新宿、恋の街 赤坂』だ。ここだけ急に英語になるから、ピーターとゴードンも『よし、ここだけは俺たちの本領発揮だ!』って、そこだけ無駄にネイティブでめちゃくちゃ発音の良い『Tokyo Night…』を響かせるわけだよ。その部分と『忍び逢う』のギャップを想像してみろよ、腹よじれるぞ(笑)」
右京「クスクス……。なるほど、英語の『Tokyo Night』というフレーズだけが、彼らにとって唯一の救い(ホームグラウンド)になるわけですか。しかし、そこに至るまでの『愛のともしび〜』だの『夜霧がつつむ〜』だのといった、昭和特有の濃厚な夜のムードを歌わされる困惑たるや、想像を絶するものがありますねぇ」
米沢「ううむ……話を聞けば聞くほど、その『ピーター&ゴードン版・東京ナイト(日本語盤)』という歴史のifも、YouTubeで5000万回再生されてしかるべき大傑作(珍作)の予感がしてやみません……! 課長、まさか、その引き出しのレコード袋の中に、『東京ナイト』の国内盤も一緒に眠っていたりしませんよね!?」
角田「ん? さあな、カミさんの実家の箱にはまだ何枚かあったみたいだけど……。よし米沢! この部屋の書類整理が終わったら、来週は俺の家の物置の片付けだ。そしたら『東京ナイト』も探してやるよ!」
米沢「喜んでーーーッ!! 来週も再来週も、犬馬の労を尽くさせていただきますッ!!」
(ますます目を血走らせてファイルに飛びつく米沢)
亀山「(呆れ顔で)米沢さん、完全に課長の手のひらで転がされてるなぁ……。でも右京さん、もし本当にそのレコードが見つかったら、特命係のレコードプレーヤーで聴かせてくださいね」
右京「ええ、喜んで。その時は角田課長の少年時代の思い出と共に、『Shee-now-bee-ah-oo』の完璧なハーモニーを堪能することにしましょう(優雅に紅茶をすする)」
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角田課長の少年時代の思い出の一曲「東京ナイト」の登場で、ピーター&ゴードンの困惑とシュールさがさらにディープな領域へ突入しましたね!
このまま米沢さんの過酷な労働(物置の片付け)の結末を描きますか? それとも、この昭和歌謡トークから特命係らしい意外な事件の火種へと展開させますか? 次のお話の進め方の希望を教えてください!
角田課長:「おお、これこれ! このイントロのエレキギターのうねるような重いマイナーコード、これがたまらんのだよ。……で、歌詞を改めて見るとさ、ピーター&ゴードンがこれを歌わされたら、やっぱり相当おかしなことになりそうだな(笑)」
米沢:「いやはや、課長! 覚え込ませていただいたこの歌詞、よくよく精査してみれば『二人の銀座』よりさらにとんでもないギャップが生まれますよ! 歌い出しの山内賢さんのパートがこれです。『🎵 さよならが言えない夜〜』。あのゴードンが、アビイ・ロードのブースでドスの利いた英国紳士の低音で『Sah-yaw-nah-rah-gah ee-ay-nye…』と深刻そうに呟き出すんですよ! 完全に重労働の愚痴か、あるいはMI6の秘密任務の別れのシーンにしか聴こえません!」
亀山「(爆笑して)ぶはっ! 『サヨナラが言えない』が完全に洋画のハードボイルドになっちゃってますね! しかもその後に、ピーターが和泉雅子さん(昭和の浜辺美波)のパートで『🎵 若いふたりのランデヴー〜』って、あの天使のハイトーンの美声で追いかけるわけでしょう? 『Rendezvous(ランデヴー)』だけ急に、本場の完璧なフランス語発音で流暢に響かせるピーターを想像してみてくださいよ。シュールすぎて腹痛いっすわ!」
右京「クスクス……。なるほど、そこへ追い打ちをかけるように中盤の都市名ラッシュが来ますねぇ。『銀座、新宿、赤坂、東京の夜』。これを彼らのツイン・ボーカルによる完璧な3度音程のハーモニーで、『🎵 Geen-zah, Sheen-joo-koo, Ah-kah-sah-kah, Tow-kyow-no-yoroo〜』と、12弦ギターのきらびやかなアルペジオに乗せて大真面目にハモられるわけですか。当時の東芝音楽工業のディレクターも、ブースの向こうで笑いをこらえるのが必死だったに違いありません」
角田「だろ?(ニヤニヤしながら)さらにトドメが2番の『🎵 モノレール エアポート 羽田の夜に〜』だ。ここなんか完全に当時の最先端の『昭和の東京の景色』だからな。ロンドンっ子の二人が『Mow-now-ray-roo, Air-poh-toe, Hah-nay-dah…』って、カタカナ日本語の空港の歌をアビイ・ロードで必死にハモってる姿を想像してみろよ、涙が出てくるぞ(笑)」
米沢「ううむ……。哀愁を帯びたベンチャーズの最高峰のメロディ、完璧なブリティッシュ・ポップのアレンジ、そして歌詞は『羽田のモノレール』。これは『二人の銀座』のバズり方を遥かに凌駕する、インターネットのミーム(ネタ)職人たちが泣いて喜ぶ超ド級の歴史的珍作(神曲)ですよ……! 課長、本当にお願いします、そのご実家の物置にあるというレコード箱、私に今すぐガサ入れ……いや、片付けをさせてください!」
角田「よし、そこまで言うなら決まりだ! 来週の土曜、朝8時に俺の家に集合な。あ、ついでに庭の草むしりも頼むわ(笑)」
米沢「御意にございます!! ピーター&ゴードンの『東京ナイト(日本盤)』を拝むためなら、草の根の一本までむしり尽くしてみせますッ!!」
(歓喜のあまり、猛烈なスピードで組対五課の書類ファイルを年代別に並べ替え始める米沢)
亀山「(呆れながら)米沢さん、ついに草むしりまで引き受けちゃったよ……。でも右京さん、もし本当にその『東京ナイト』のイギリス人カバー版が見つかったら、これ現代の技術(AI)じゃなくて、当時の本物の『歴史の悪戯』ってことになりますよね。本当にあったら鳥肌モノですよ」
右京「ええ。もしそのレコードが実在するならば、それはもはや単なるコレクターズアイテムではなく、1960年代のロンドンと東京の文化が、奇跡の誤配によって衝突した貴重な歴史的資料と言えるでしょうねぇ。……僕も、彼らの歌う『羽田の夜(Hah-nay-dah no yoroo)』のハーモニーが、にわかに聴きたくなってきましたよ(フフッと笑って、優雅に紅茶をすする)」
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課長が持ってきた「東京ナイト」の具体的な歌詞(モノレールや羽田、ランデヴー)が加わったことで、ピーター&ゴードンの困惑と、それを大真面目に分析する特命係の妄想トークが最高潮に達しました!
この後、米沢さんが角田課長の家で本当にそのレコードを発見し、そこに隠されていた「1967年の国際的スパイ事件の謎」が幕を開ける……といった特命係の本格的な事件の始まりへ話を展開させてみますか? それとも、さらにこの昭和歌謡の洋楽カバー妄想を続けますか? 次の展開のご希望を教えてください!
米沢:「いやはや皆さん、盛り上がっているところを大変恐縮ですが……。この『東京ナイト』のベンチャーズによるメロディライン、そしてアレンジの底流に流れる哀愁……。私からしてみればそこはかとなくですが、1960年代のイタリア映画音楽の巨匠、リズ・オルトラーニ(Riz Ortolani)味があるように思えてなりません!」
亀山:「りず……おるとらーに? すんません米沢さん、また聞いたことない名前が出てきましたよ。イタリアの料理か何かですか?」
右京「おや、亀山くん。リズ・オルトラーニといえば、映画『世界残酷物語』の主題歌で、後にジャズのスタンダードナンバーにもなった世界的大ヒット曲『モア(More)』や、アラン・ドロン主演の『黄色いロールス・ロイス』などの音楽を手掛けた、壮大で、どこか退廃的かつロマンチックな旋律を書かせたら右に出る者はいない、あの天才作曲家のことですよ」
米沢「さすが杉下警部! 言いたいことをすべて先に言われてしまいました! そうなんです! この『東京ナイト』の、イントロのマイナーコードからサビの『ふたりの街 銀座〜若い街 新宿〜』へとドラマチックに転調していく展開……。これはベンチャーズのエレキ・インストというよりは、60年代のヨーロッパ映画(特にイタリアの結晶のようなシネジャズや甘美なサントラ)のストリングスアレンジがそのまま乗ってもおかしくない、非常に高貴なメロディ構造をしているのです!」
角田「へぇ〜! 映画音楽の巨匠か。俺はただ『なんか夜のドライブに合う、いい曲だな〜』と思ってガキの頃聴いてたけど、そんな大層な裏付けがあったのか。……ってことは何かい? ピーター&ゴードンがこれを歌うと、単なるイギリスのポップスじゃなくて、お洒落なヨーロッパ映画の主題歌みたいになるってことか?」
米沢「まさにそこが、私の言いたい『究極のシュール感』なのです、課長! もしピーター&ゴードンがこれを歌ったら、バックのオーケストレーションはベンチャーズ風のテケテケではなく、オルトラーニ風の、ハープと切ないストリングス、そしてミュート・トランペットが鳴り響く壮大なシネマ・サウンドになるはず。……そこに、ゴードンのドスの利いた英国低音で『モノレール、エアポート、羽田の夜に〜』ですよ!? サウンドは完全にヨーロッパの恋愛映画のクライマックスなのに、歌っている舞台は『1967年の東京国際空港(羽田)』。映画のタイトルをつけるなら、さしずめ『羽田空港・愛の切断(ランデヴー)』といったところでしょうか。美しさとミスマッチの極致、これぞまさに芸術的シュールです!!」
亀山「(呆れを通り越して感心しながら)『羽田空港・愛の切断』って……。でも確かに、そう言われると、あのサビのメロディって無駄にドラマチックっていうか、映画のエンディングで流れてもおかしくないくらい切ないっすね」
右京「ええ、米沢さんの指摘は実に的を射ています。ザ・ベンチャーズというバンドは、アメリカのサーフ・ロックのイメージが強いですが、実はヨーロッパの哀愁を帯びたマイナー・メロディを非常に得意としていました。彼らが日本向けに書いた曲が、時を越えてヨーロッパの映画音楽、つまりリズ・オルトラーニの抒情詩と共鳴する……。それをイギリスのピーター&ゴードンが具現化するというのは、妄想としてはこれ以上ないほど贅沢で、そして……実に奇妙な知的興奮を覚えますねぇ」
角田「ガハハ! 右京まで乗っかってきやがった。よし米沢、お前がそこまで熱弁するなら、俺の家の物置からそのレコードを見つけ出した暁には、お前を『特命係のオルトラーニ』に任命してやるよ!」
米沢「ありがとうございます、課長! その栄誉に恥じぬよう、来週は課長のお宅の物置の、1960年代のホコリをすべて吸い尽くす覚悟で臨みますッ!!」
(再び、狂ったようなスピードで書類整理の作業に戻る米沢)
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米沢さんの口から飛び出した「リズ・オルトラーニ」というマニアックすぎる映画音楽の視点。これにより、ピーター&ゴードン版「東京ナイト」は、単なるギャグから「60年代ヨーロッパ映画サントラ風の超大作」へと劇的な進化を遂げました。
この後、米沢さんが整理している五課の書類(または課長の家の物置)から、この「60年代映画音楽」や「羽田空港」にまつわる、本当に右京さんが目を光らせるような未解決事件の物証が出てくる……なんて展開へ進めてみましょうか? それとも、さらにこの熱い音楽談義の続きを描きますか? 次の展開のアイデアを教えてください!
右京:「おや……。亀山くん、君は時折、僕の想像の斜め上を行く、実に面白い提案をしますねぇ」
亀山:「あ、やっぱりそう思います? リズ・オルトラーニの『モア(More)』って、右京さんがさっき世界的なジャズのスタンダードって言ってたじゃないですか。あんなにドラマチックで切ないメロディなら、ビートルズ……例えば1965年の『ヘルプ!』とか『ラバー・ソウル』の頃の、ちょっとフォークロック調のサウンドで、ジョンとポールがハモったら絶対にカッコいいと思うんですよ!」
米沢「(書類の手を止めてガタッと立ち上がり)カ、亀山公……! あなたという人は、なんという恐ろしい『if(もしも)』を思いつくのですか! 『モア』をビートルズがカバーする……! しかも初期の荒々しいマージービートではなく、1965年というポップ・ミュージックの黄金期の彼らのスタイルで、ですか!」
角田「おいおい、ビートルズが映画音楽の『モア』か。確かにあの時代の彼らなら、アコースティックギターをジャカジャカ鳴らしながら、リンゴがタンバリンでも叩いてさ。ジョンのあのちょっとハスキーな声で『🎵 More than the greatest love the world has known...』って歌い出したら、それだけで鳥肌もんだな!」
右京「ええ、課長の仰る通りです。ジョン・レノンのあの哀愁を帯びた、しかしどこか突き放したようなボーカルでAメロが始まり……。そしてサビの転調部分、メロディが最もエモーショナルに高揚する箇所で、ポール・マッカートニーのあの伸びやかなハイトーンが完璧な2度、あるいは3度のコーラスで重なってくる……。想像しただけで、アビイ・ロード・スタジオの熱気が伝わってくるようではありませんか」
米沢「(興奮で息を荒くしながら)そうです、杉下警部! アレンジはジョージ・ハリスンが12弦リッケンバッカーで、あの切ないイントロのフレーズを独自のサイケデリックな解釈でリフに仕立て上げる……! これ、現代の音声生成AI(SunoやUdio)に『The Beatles style, 1965, folk rock, John and Paul vocal harmony, 12-string guitar』とプロンプトを打ち込めば、当時彼らがレコーディングでボツにした『幻の未発表テイク』のような音響が、数分で出力できてしまうのですよ! ああ、なんという恐ろしい時代に私たちは生きているのでしょう……!」
亀山「へへっ、でしょ? ピーター&ゴードンの『東京ナイト』もシュールで最高ですけど、本家のビートルズがガチで『モア』を歌うAI音源なんて作ったら、それこそYouTubeで1億回くらい再生されて、世界中のビートルズマニアが『これ公式の海賊盤だろ!?』って大論争になりますよ!」
右京「ふふふ。確かにそれは、音楽界の歴史を揺るがす大事件になりそうですねぇ。リズ・オルトラーニの持つイタリアの濃厚な叙情性と、リヴァプールが生んだ4人の天才たちのポップセンスが、生成AIという現代の魔法によって時空を超えて融合する……。うむ、亀山くん。僕も今、猛烈にその『幻のビートルズ版・モア』を聴いてみたくなりましたよ」
角田「ガハハ! 特命係がAIでビートルズの偽レコーディング作ってバズらせるか? そりゃサイバー犯罪対策課の奴らが飛んできそうだな。……って、おい米沢! また手が止まってるぞ! 妄想してないで、ほら、草むしりの前にまずこの書類の山をだな……」
米沢「はっ! いけないいけない! ビートルズの幻のカバーに心を奪われている場合ではありませんでした! すべてはピーター&ゴードンの『二人の銀座』のため……私は再び、現実の労働の海へと潜りますッ!」
(一心不乱に書類を束ね始める米沢)
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亀山くんの閃きから生まれた「ビートルズが歌うリズ・オルトラーニの『モア』」。1965年のビートルズサウンドで脳内再生すると、ギャグではなく「本気で歴史に残る大名曲」の空気が漂ってきますね。
もしよろしければ、このまま米沢さんが書類整理を終えて、ついに角田課長の家で「レコードのガサ入れ(物置の片付け)」に向かう、土曜日の朝のシーンへ進んでみますか? それとも、さらにAIでのビートルズ再現のディープな仕様(プロンプトや編曲の妄想)を煮詰めてみましょうか?
次に特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望を教えてください!
亀山:「そうなんですよ! まさに初期から中期に移行する1965年頃の[ビートルズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)なら、絶対にイケると思うんですよね。アルバムで言うなら『ヘルプ!』から『ラバー・ソウル』あたり。あの頃の、ただのアイドルから芸術家に脱皮する瞬間のエネルギーと、ジョンのあのハスキーで魂を絞り出すようなシャウトがあいまったら……リズ・オルトラーニの『モア』が、とんでもないロック・バラードに化けるはずです!」
右京「ふむ。実におもしろい分析です、亀山くん。確かに1965年という時期の彼らは、ボブ・ディランの影響を受けてアコースティックな響きを取り入れつつも、初期のロックンロールの鋭さをまだ失っていませんでした。オルトラーニの旋律は非常に優美ですが、歌詞の『More than the greatest love the world has known...(世界が知るいかなる偉大な愛よりも)』という熱烈な一節を、ジョン・レノンがあの『ツイスト・アンド・シャウト』を彷彿とさせるガラガラ声のシャウトで、喉を掻き切るように歌い上げたら……。それはもはや、ただのスタンダードナンバーのカバーなどという生易しいものではなく、胸を抉るような激情のラブソングに生まれ変わるでしょうねぇ」
米沢「(書類を抱えたまま、完全に目を見開いて)うおおおお……! ジョンがサビの最高音のところで『Mooooore!!!』とシャウトし、そのすぐ下にポールの完璧にコントロールされた鋭いハイ・テナーのハモリが爆発するわけですね! バックではジョージがエピフォン・カジノの歪んだリフを刻み、リンゴがスネアをひっぱたく! 現代の生成AI(SunoやUdio)でその『1965年の空気感』を緻密にシミュレーションして、わざとモノラル録音の荒い音質に加工したら……。ネット上に『アビイ・ロードの倉庫から、1965年8月の未発表セッション・テープが発掘された!』というタイトルで海賊盤(ブートレグ)風にアップロードされた瞬間、世界中のビートルズ研究家がひっくり返りますよ!」
角田「ガハハ! 『1965年8月発売の幻のシングル:A面モア、B面東京ナイト(ピーター&ゴードン)』なんてな! 完全に東芝音楽工業がイギリスに極秘発注した裏歴史じゃねえか。おい米沢、お前がAIで作ったら、真っ先に俺のスマホにその音源送れよ。毎朝の出勤のテーマソングにしてやるからさ!」
米沢「お任せください、課長! その音源を完成させるためにも、まずはこの組対五課の書類の山を、完璧なマージビートのリズムで片付けてみせますッ!」
(『ヘルプ!』のドラムパターンを口ずさみながら、猛烈なスピードでファイルを捌き始める米沢)
亀山「(それを見ながら笑って)よし、じゃあ俺は右京さんに美味しい紅茶でも淹れてもらって、週末の課長の家の草むしりの作戦会議でもしますかね」
右京「ふふ、いいでしょう。では、1965年のロンドンとイタリア、そして日本の銀座が交差した、実におもしろい『もしも』の余韻に浸りながら、至高の一杯をいただくことにしましょうか(お馴染みの高い位置から、美しく紅茶を注ぎ入れる)」
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亀山くんの「ジョンのシャウト」というディテールが加わったことで、AIによるビートルズ版『モア』の妄想が、鳥肌モノのリアルな音楽的クオリティに到達しましたね。
この後、米沢さんが書類整理を終えて、ついに土曜日の朝、角田課長の家の物置へと「ガサ入れ(レコード発掘)」に向かうシーンへ進みますか? それとも、この奇跡の1960年代洋楽・昭和歌謡ミーツAIトークをさらに深掘りしますか?
特命係のメンバーを次にどう動かしたいか、お好きな展開のアイデアを教えてください!
米沢:「いやはや皆さん、実は私が自宅のレコード棚に大切に保管しているのはですね、その『モア』ではなく……映画『続・世界残酷物語』の主題歌、ザ・フォー・プレップス(The Four Preps)などが歌った『世界を愛して(I'll Set My Love to Music)』のオリジナル国内盤(7インチ)なのであります!」
亀山「(ズッコケながら)おいおい米沢さん! またさらにマニアックなところへ行きましたね! 『続』がついちゃいましたか!」
角田「ガハハ! 出たな、リズ・オルトラーニのもう一つの隠れた名曲! 『世界を愛して』かぁ、これもまた切なくて、ストリングスがドラマチックに鳴り響く、オルトラーニ節が全開のいい曲なんだよなぁ!」
右京「おや、米沢さん。それはまた実に見事な名盤をお持ちですねぇ。ザ・フォー・プレップスといえば、アメリカのカレッジ・フォークやポップ・コーラスの草分け的なグループですが、彼らのあの洗練された、しかしどこか哀愁を帯びた4声の完璧な男声ハーモニーで歌われる『世界を愛して』は、まさに1960年代のポップ・ヴォーカルの至宝と言っても過言ではありません」
米沢「さすが杉下警部、ザ・フォー・プレップスまで網羅されているとは恐れ入ります! そうなんです! この『世界を愛して』の、美しくもどこか退廃的で、胸を締め付けるようなメロディ……。もし、これを先ほどの初期から中期へ移行する1965年頃のビートルズが、あるいは『二人の銀座』の文脈でピーター&ゴードンがカバーしていたらと想像すると、私の鑑識眼(音楽オタクの眼)は完全に狂喜乱舞してしまうのですよ!」
亀山「なるほど……。男声コーラスのプロが歌う曲を、あえてあのジョンのハスキーなシャウトと、ポールの可憐なハイ・テナーのハモリで、アコースティック・ギターをかき鳴らしながらカバーするわけですね。……あ、でも右京さん、ピーター&ゴードンのあの繊細なツイン・ボーカルで『世界を愛して』を歌わせても、本家フォー・プレップスとはまた違った『孤独なロンドンの青年』って感じがして、めちゃくちゃ洋楽として売れそうな気がしません?」
右京「ええ、亀山くん。それは実におもしろい着眼点です。ピーター&ゴードンのあの少し影のある、気品に満ちたハーモニーであれば、オルトラーニの持つイタリアの哀愁が、まるでロンドンの霧の中に溶け込んでいくような、極上のブリティッシュ・ポップスに昇華されたに違いありません。……日本語の『二人の銀座』や『東京ナイト』で戸惑っていた彼らも、この曲であれば、それこそ水を得た魚のように、自分たちの世界観を完璧に表現したことでしょうねぇ」
角田「おいおい、妄想がロンドンからイタリア、羽田空港を巡ってついに『世界を愛して』まで行っちまったか(笑)。でもな、米沢。お前がその宝物のレコードをいくら自慢したって、俺の家の物置にある(かもしれない)ピーター&ゴードンの『東京ナイト』のレア盤をガサ入れする権利は、まだお前にはないんだぞ? ほら、その手を動かせ、手を!」
米沢「はっ! いけないいけない! 脳内でフォー・プレップスとビートルズとピーター&ゴードンがオルトラーニの旋律で大セッションを繰り広げている場合ではありませんでした! すべては『東京ナイト』のため、そして課長の家の物置の草むしりのため……! 私はふたたび、組対五課の書類の山という名の現実へ、完璧なハーモニーを奏でながら戻りますッ!」
(フォー・プレップスの『世界を愛して』のメロディをフンフンと鼻歌で完璧にハミングしながら、凄まじい残像が見えるほどのスピードでファイルを仕分け始める米沢)
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米沢さんが持っている「続・世界残酷物語」の主題歌『世界を愛して(I'll Set My Love to Music)』の登場で、特命係の部屋は完全に1960年代のシネマ・ポップスの黄金期へとタイムスリップしました! ザ・フォー・プレップスの美しいコーラスワークのイメージが加わり、ビートルズやピーター&ゴードンの「もしも」のクオリティがさらに深まっていきます。
この後、米沢さんが見事に書類整理を完璧に終わらせ、ついに物語は「土曜日の朝、角田課長の家の物置でのレコード発掘(ガサ入れ)編」へと突入する……という展開はいかがでしょうか? それとも、さらにこの1960年代音楽談義を煮詰めますか? 次に特命係のメンバーをどう動かしたいか、ご希望を教えてください!
米沢:「いやはや皆さん、原曲であるミルバ(Milva)姐さんのあの地を這うような、そして天を突き破るような迫力あるハスキーボイスも捨てがたいのですがね……。そちらのイタリアの至宝に関する深い考察は、クラシックやオペラにも造詣が深い杉下警部にお任せするとしまして……。実は! この『世界を愛して』には、実に意外なカバーも存在するのですよ。なんと、あのザ・シャングリラス(The Shangri-Las)や、ザ・ロリポップス(The Lollipops)なる60年代のガールズ・グループ、アイドルたちもカバーしているのですな!」
亀山:「げっ、シャングリラスって、あの『リーダー・オブ・ザ・パック』とかの、ちょっと不良っぽいアメリカの女の子グループですよね!? あんなお洒落でドラマチックな映画音楽を、あの子たちが歌ってたんすか!?」
右京「おや、米沢さん。それはまた、実にマニアックで興味深いテキストを引っ張り出してきましたねぇ。ザ・シャングリラスといえば、悲劇的なナレーションやバイクの爆音、劇的な効果音を駆使した『ティーン・ポップ・トラジディ(十代の悲劇)』の女王。あの退廃的でダークな世界観を持つ彼女たちが、オルトラーニの美しい旋律を歌うとなれば……。なるほど、それは単なる綺麗なカバーではなく、どこか危うさを孕んだ、1960年代のストリートの哀愁が漂うガレージ・ポップへと変貌を遂げていたに違いありません」
米沢「そうなんです、警部! 完璧な分析です! ミルバ姐さんが『大人の情念』で歌い、フォー・プレップスが『初夏の青空のようなハーモニー』で歌ったあの名曲を、シャングリラスはまるで『夜の街頭で恋人を待つ少女の孤独』のような、切なくもザラついた質感で表現している。……そしてデンマークのザ・ロリポップスにいたっては、北欧特有のクリアでどこか哀しげなビート・ポップスとして消化している。つまり! メロディそのものの強度が凄まじいからこそ、おフランスのデイヴやダニエル・ヴィダル、イギリスのピーター&ゴードン、そしてアメリカの不良少女たちまでが、こぞって自分たちの色に染め上げることができたわけです!」
角田「へぇ〜! 不良少女から北欧のアイドルまでか! 聞けば聞くほど、昭和の銀座から世界中のストリートまで繋がっちまうなぁ。……って、おい米沢! お前さっきから喋るたびに手が止まって、シャングリラスのステップ踏んでんじゃねえよ!(笑) ほら、書類! これが終わらなきゃ、来週の俺の家の物置のガサ入れはなしだぞ!」
米沢「(ハッと我に返って)ああっ! いけないいけない! 脳内でシャングリラスのセリフ入りの『世界を愛して』が鳴り響き、完全に書類のインデックスを打ち間違えるところでした! すべては『東京ナイト』のため、そして課長の家の物置の草むしりのため……! 私はふたたび、現実の鑑識業務……ではなく組対五課の書類整理という名の、過酷な労働(罰ゲーム)へ、完璧なワン・ツー・スリーのテンポで戻りますッ!」
(ものすごい形相で、シャングリラスのドラムパターンを机でコツコツ叩きながらファイルを仕分け始める米沢)
亀山「(それを見ながら笑って)……でも右京さん。これだけいろんな国のアーティストが、それぞれの国の言葉やスタイルで名曲を自分のものにしてるのを見ると、もし本当にピーター&ゴードンが日本語のまま『東京ナイト』や『二人の銀座』を歌ったレコードが課長の家から出てきたら……それって、世界で唯一の『ブリティッシュ・インベイジョン歌謡』っていう、とんでもない歴史の1ページになりますよね」
右京「ええ、まさにその通りです、亀山くん。音楽における『誤配』や『偶然のクロスオーバー』こそが、時に本家をも凌駕する奇跡のような名作を生み出すことがある。もし角田課長の物置にその『奇跡』が眠っているのだとしたら……。ふふ、米沢さんが草むしりをしてでも手に入れたい気持ちが、僕にもほんの少し、分かってきましたよ(優雅に紅茶を口に運ぶ)」
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米沢さんの口から飛び出した「ザ・シャングリラス」「ザ・ロリポップス」という60年代ガールズ・ポップ/ガレージ系の視点により、この「もしも」の音楽夜話はついに世界的なサブカルチャーの領域へと完全に昇華しました!
五課の書類整理もいよいよ大詰め。次回、ついに土曜日の朝、米沢さんが角田課長の家の物置へと突入し、誇りまみれの段ボール箱から「伝説のピーター&ゴードン日本盤」を探し出す【物置の発掘(ガサ入れ)編】へと物語を進めてみましょうか?
特命係のメンバーを次にどう動かしたいか、あなたのご希望の展開を教えてください!
亀山:「そういえばさ、右京さん。その[ザ・シャングリラス(The Shangri-Las)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)のCDについてるライナーノーツを見たら、なんかメンバーの1人が凄い転落したみたいに書いてあったんですけど、真意のほどはどうなんすかね……?」
右京:「おや、亀山くん。君もあの陰惨な裏歴史に目がいきましたか。……たしかに、シャングリラスのメンバー、双子のガンサー姉妹の1人であるメアリー・アン・ガンサー(Mary Ann Ganser)のことですね。彼女たちは1960年代半ばに全米1位を獲得するなど絶頂期を迎えながらも、レコード会社の崩壊や印税を巡る泥沼の訴訟トラブルに巻き込まれ、若くして表舞台から姿を消しました。そして、伝えられるところによれば、メアリー・アンは1970年に薬物の過剰摂取、あるいは脳炎などの闘病・健康悪化が重なり、22歳という若さで亡くなっているのです。華々しいティーン・ポップの裏側で、当時のアメリカの芸能界が抱えていた過酷さと、その後のメンバーの人生の転落・悲劇性は、まさに彼女たちが歌った『十代の悲劇(テイン・トラジディ)』そのものだったと言わざるを得ませんねぇ…」 [1, 2, 3, 4]
米沢:「ううむ……。彼女たちの歌う曲が、単なる作り物の不良っぽさやギミックではなく、どこかリアリティのある魂の叫びに聴こえたのは、そうした若さゆえの過酷な現実と無縁ではなかったからなのかもしれません……」 [5]
角田:「おいおい、急に空気がしんみりしちまったじゃねえか。まあ、華やかなショウビズの光と影ってやつだな。……さあ、センチメンタルな話はそこまでだ! 話してる間に時計の針は進んでるぞ。米沢、五課のファイルはあと何冊だ! 土曜の物置ガサ入れに遅れるなよ!」
米沢:「はっ! すみません! わずか数分で1960年代の光と影を垣間見てしまいました! 私は再び現実のファイリング業務へ戻りますッ!」
このまま土曜日の朝、角田課長の家でのレコード捜索(物置のガサ入れ)の当日へ進みますか? それとも、さらに当時の音楽業界の裏事情について掘り下げますか?
[1] [https://en.wikipedia.org](https://en.wikipedia.org/wiki/The_Shangri-Las)
[2] [https://www.limusichalloffame.org](https://www.limusichalloffame.org/inductees/the-shangri-las/)
[3] [https://www.classicbands.com](https://www.classicbands.com/shangrilas.html)
[4] [https://www.latimes.com](https://www.latimes.com/entertainment-arts/music/story/2024-01-20/mary-weiss-shangri-las-leader-of-the-pack-dies)
[5] [https://fredbals.medium.com](https://fredbals.medium.com/stories-from-dylans-instagram-the-shangri-las-shadows-in-the-street-f426951c48a9)
右京:「おや、亀山くん。それはおそらく、当時あるいは後年に尾ひれがついて流布された、悪質なゴシップや都市伝説の類いですよ。メアリー・アン・ガンサーの実際の死因は1970年の薬物合併症(または服薬関連の合併症)によるものであり、ご指摘のような裏社会の噂などは事実無根の作り話です。ただ、人気絶頂から解散した後の彼女たちが過酷な環境に置かれ、早世したという悲劇の事実そのものが、かえってそういう物騒な憶測を呼びやすかったのかもしれませんねぇ」 [1]
そろそろ角田課長の物置に向かう土曜日の朝へ進んでもよろしいでしょうか?
[1] [https://dhinckley.medium.com](https://dhinckley.medium.com/rip-mary-weiss-the-music-biz-wasnt-always-shangri-la-for-the-shangri-las-ded447ea0747)
角田課長:「何かあれだろ?CDとかの解説でもさ、たまにいい加減なのもあるからな。当時のゴシップをそのまま裏付けも取らずにテキトーに書いてんのもあるんじゃねーの?知らんけど」
右京「ふむ。課長の仰る通り、それこそが情報の『誤配』がもたらした盲点と言えますね。1960年代から70年代初頭にかけての海外のポップスシーンの情報は、当時の日本には断片的にしか入ってきませんでした。そのため、後にCD化される際、当時の不正確な海外のゴシップ誌の記述や、翻訳の過程での誤解がそのままライナーノーツに定着してしまった例は、実は少なくないのですよ [1]。」
米沢「おっしゃる通りです! ネット以前の時代、音楽ライターの先生方も限られた資料の中で必死に筆を走らせていたわけですから、中には噂話がいつの間にか既実として記載されてしまったケースもあるのですな。しかし、亀山さんがそんな出所不明のゴシップを信じ切れずに引っかかりを覚えたというのは、ある意味で正しい直感だったと言えます!」
亀山「(ホッとした表情で頭を掻きながら)あ〜、そうだったんすね。いや、あんなカッコいい歌を歌ってた女の子たちがそんなことになってたら悲しいなと思って、ずっとモヤモヤしてたんすよ。すっきりしました!」
角田「だろ? だから情報の裏取りってのは大事なんだよ。……って、おい米沢! いい加減なライナーノーツの話をしてる間に、組対五課の書類整理は完璧に終わったんだろうな!?」
米沢「(バッと姿勢を正して)ハッ! 抜かりはありません、角田課長! ご覧ください、1960年代のビートルズのデビューから現在に至るまでのファイルが、年代別・事件別に美しくファイリングされております! これで……これでついに、土曜日のガサ入れの切符を手にいたしましたッ!」
角田「よし、合格だ! じゃあ約束通り、明日の土曜朝8時、軍手と作業着持って俺の家に集合な。ピーター&ゴードンの『東京ナイト』だか『二人の銀座』だか、ホコリまみれの段ボール箱から這いずり回って探し出そうじゃねえか!」
米沢「ははーっ! ありがたき幸せ! 明日は特命係の鑑識眼をフルに稼働させ、幻のレア盤を発掘してみせますッ!」
亀山「よし、俺も明日手伝いに行きますよ、課長! 庭の草むしり、バシバシ終わらせて、そのイギリス人カバーの『羽田のモノレール』を絶対にプレーヤーで聴きましょう!」
右京「ふふふ。1960年代のロンドン、イタリア、そして日本の銀座が交差した幻の音源……。実在するならば、僕もその歴史の真実に立ち会いたいものです。では明日、僕も少しばかりお邪魔させていただきましょうかねぇ(優雅に紅茶の最後の一滴を飲み干す)」
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ついに長かった組対五課の書類整理が終わり、特命係の面々は明日、角田課長の家の物置へと向かうことになりました!
このまま、土曜日の朝、角田課長の家の物置の奥底で、誇りまみれの段ボールから本当に「ピーター&ゴードン」のレコードが見つかる【物置の発掘編】へ進みますか?
それとも明日の朝、集合した特命係のドタバタな一幕から始めましょうか? 次の展開のアイデアを教えてください!
右京:「ええ。光が強ければ強いほど、その影もまた濃くなる。いつの時代も、若くして大輪の花を咲かせた者たちが、産業構造の歪みや環境の変化によって思わぬ荒波に呑まれていくのは、実に痛ましい現実です。……ですが、だからこそ私たちは、彼女たち(あるいは彼ら)がその刹那に放った輝きや、残された作品の真価を、正しく見つめ直さなければならないのかもしれませんねぇ」
角田:「まあ、芸能界なんてのは昔から『一寸先は闇』って相場が決まってら。だからこそ、地に足をつけて真面目に生きるのが一番なのよ。……さて、重い話はここまで! 明日はいよいよ俺の家の物置だ。ロダンの彫刻を探す考古学者気取りで、ホコリまみれのダンボール箱をひっくり返すぞ!」
米沢:「はっ、心得ております! 明日は鑑識の誇りにかけて、幻の『東京ナイト』を掘り出してみせますッ!」
明日、角田課長の家の物置でレコードを探す作業(ガサ入れ)のシーンから物語を再開しますか? それとも別の展開をご希望でしょうか?
亀山:「まあ……世界の芸能界って、そういう浮き沈みや激しい闇がどうしてもあるのかもしれませんね。……逆に、売れない頃にアンダーグラウンドな映画やエロティックな作品に出て、そこから這い上がって世界的な大スターになったマドンナみたいな『逆パターン』もありますし、人生何がどう転ぶか本当に分からないっすよね」
右京:「おや、亀山くん。珍しく、大いに核心を突く視点ですねぇ。たしかにマドンナさんは、無名時代に自らの表現と生存のために過激な映像作品に身を投じ、それを自らの帝国を築くための強烈な踏み台にしてみせた。不遇の環境や暗がりを、自らの才能のエネルギーに変換してしまったわけです」
米沢:「なるほど! 暗い谷底のような経験が、のちの圧倒的な光(スター性)を際立たせるための燃料になることもある……。そう考えますと、ピーター&ゴードンがロンドンのスタジオで『こんな日本語の歌詞なんて歌えるか!』と頭を抱えた屈辱も、半世紀を経てYouTubeで数千万回再生されるという『笑いと称賛の巨大な光』に繋がったわけですから、人生のシナリオとは実に数奇なものですなぁ」
角田:「ガハハ! どん底から這い上がるマドンナといい、罰ゲームで銀座を歌わされたイギリスの貴公子といい、芸能界はやっぱりドラマに満ちてら。……さて、感傷と妄想の夜更かしはそこまでだ! いよいよ明日の朝、俺の家の物置をひっくり返すぞ!」
このまま土曜日の朝、角田課長の家の物置で段ボールを開けるシーン(レコード発掘の当日)へ進みますか? それとも、明日の現場での新たな展開をご希望ですか?
右京:「おや、亀山くん。彼らの来日についてよくぞ聞いてくれました。実はピーター&ゴードンは、1965年の4月に実際に日本へ来ているのですよ。」
亀山:「えっ! マジですか右京さん! じゃあ、ただの人気だけの海外グループじゃなくて、本当に日本の土を踏んでたんすね!」
米沢:「そうなんですよ、亀山くん! 実は彼ら、イギリスのロック/ポップ系のアーティストとしてはもっとも初期に来日したグループの一つなんです! 1965年4月に厚生年金ホールなどで公演を行っていましてね。なんと、その日本公演の前座(オープニングアクト)を務めたのは、あのザ・スパイダースなんですよ!」
亀山「うわ、スパイダース! 堺正章さんや井上順さんがいた、あの伝説のグループサウンズですか! 凄い組み合わせだな……!」
米沢「それだけじゃありません! 当時、ピーター&ゴードンが連れてきたのはギタリスト1人だけでしてね。ドラムとベースは日本のミュージシャンが現地調達のぶっつけ本番で担当したのですが、そのドラムを務めたのがスパイダースの田辺昭知さん、そしてベースを務めたのが加藤充さんだったのです! つまり彼らは、すでに日本の超一流ミュージシャンたちとガッツリとステージで共鳴していたわけですな」 [1]
角田「へぇ〜! じゃあ彼らにとって日本は、あながち縁もゆかりもない遠い国ってわけじゃなかったんだな。武道館のビートルズ(1966年)よりも前に、マッシュルームカットのイギリス人が日本で大騒ぎを起こしてたわけだ」
右京「ええ。そうなると、話が実に綺麗に繋がってきますねぇ。1965年4月に来日し、日本の熱狂を肌で感じた彼らだからこそ、翌1966年にザ・ベンチャーズが作った『二人の銀座(Ginza Lights)』のメロディを渡された際、『あの熱狂的な日本のファンのためなら、ひとつ日本語で歌ってみるか』というモチベーションが、少しは芽生えていたとしても不思議ではありません」
亀山「なるほど! 来日して日本のファンが大好きになったからこそ、あの『ミーユーキー・ドーリー』っていう、ちょっと無茶な日本語のレコーディングも『日本のファンのためのサプライズだ!』って、プロとして本気でハモってくれたのかもしれないっすね!」
米沢「(激しく感動して涙ぐみながら)ううう……! 単なる事務所の罰ゲームだと思っていたあの怪作の裏に、そんな日本のファンへの愛と、スパイダースとの熱い友情の物語が隠されていたかもしれないとは……! 私はもう、明日のガサ入れが待ちきれません! 課長、明日は朝7時……いや、朝6時にそちらへ伺ってもよろしいでしょうか!?」
角田「バカ野郎、早すぎるわ! 近所迷惑だろ!(笑) でもまあ、そんな歴史のロマンが詰まってるレコードなら、俺も俄然探すのが楽しみになってきたな。よし、明日は気合入れて物置の奥まで大捜索だ!」
右京「ええ。1965年の来日公演の記憶が、1966年の『二人の銀座』、そして1967年の『東京ナイト』へと繋がっていく……。明日の朝、角田課長の物置の段ボール箱が開かれた時、一体どんな『歴史の真実』が僕たちの前に姿を現すのか。ふふ、実に楽しみですねぇ(興奮する特命係の面々を見つめながら、満足そうに紅茶をすする)」
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ピーター&ゴードンの「1965年実在の来日エピソード(前座:ザ・スパイダース)」が加わったことで、日本語カバーの妄想がただのギャグではなく、「ファンへの愛が生んだ奇跡のストーリー」へと劇的な進化を遂げました!
五課の書類整理も終わり、すべての伏線が回収され、物語はいよいよ最高の状態で【明日朝、角田課長の家でのレコード発掘(ガサ入れ)編】へと向かいます!
このまま、翌日の朝、ホコリまみれの物置で特命係が大奮闘する「発掘の当日」へお話を進めますか? それとも、明日の作業に向けてさらに特命係の事前のやり取りを続けますか? ご希望を教えてください!
[1] [https://www.cottonclubjapan.co.jp](https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/2018/peter-asher-albert-lee-180627/)
右京:「おや、亀山くん。素晴らしい疑問ですねぇ。結論から言うと、ピーター&ゴードンは自分たちで素晴らしい曲を書く能力を持っていましたが、実はこの『Leave Me Alone』という曲に関しては、彼らのオリジナルではなくカバー曲なのですよ」
亀山:「えっ! そうなんすか!? てっきりあの爽快な感じ、彼らが自分で書いたロンドンの若者ポップスなんだと思ってました!」
米沢「(書類を片付け終え、ジャケットのデータを調べながら)亀山くん、これをご覧ください! 『Leave Me Alone』は、1964年の彼らのファーストアルバムなどに収録されている名曲ですが、原曲はアメリカの男性シンガーソングライターであるブルックス・アーサー(Brooks Arthur)が前年の1963年に発表したマイナーなポップスなのです。それを彼らが実に見事なブリティッシュ・ポップスにリメイクしたわけですな!」
右京「ええ。ですが亀山くんの言う通り、彼らが自分たちで曲を書けなかったわけではありません。例えば、ポール・マッカートニーから提供された『愛なき世界』の影に隠れがちですが、彼らのシングル『Lady Godiva(愛のゴダイヴァ姫)』などの大ヒット曲の裏で、B面などには彼ら自身が作詞・作曲した瑞々しいフォーク・ロックが数多く収録されています。特にゴードン・ウォラーのソングライティングセンスは、当時からイギリスの音楽界でも一目置かれていたのですよ」
亀山「へぇ〜! じゃあ、人の曲を自分たちの色に染めるのも天才的だし、自分たちでもオシャレな曲が書ける、本物の実力派だったんですね。……ってことは、陣川くんが『僕たちのオリジナルの恋心に重なる!』って言ってたのも、あながち間違いじゃないのか。いや、カバー曲なんですけど(笑)」
角田「ガハハ! 陣川のやつ、どうせ『Leave Me Alone(僕を一人にしてくれ)』って歌詞を、失恋してやけ酒飲んでる時の自分に重ね合わせて、芹沢に『お前もハモれ!』って泣きついてんだろ。目に浮かぶようだな(笑)」
右京「クスクス……。他人の曲を完璧に自分たちのものにしてしまう彼らの才能。それこそが、ザ・ベンチャーズのインスト曲に日本語を乗せて『二人の銀座』や『東京ナイト』という奇跡のカバー(罰ゲーム)を生み出す土台になっていたわけですねぇ。……さて、亀山くん。ピーター&ゴードンの音楽性の深さも十分に証明されたところです」
角田「よし! じゃあ今度こそ本当に組対五課の書類整理も終わったし、明日の朝は早いぞ! 米沢、亀山、右京も、明日の朝8時に俺の家の物置前でな!」
米沢「はっ! 完璧なマージビートの足取りで、明日の朝1番に伺いますッ!」
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ピーター&ゴードンのソングライティング能力と、カバーの天才っぷりの謎が解け、いよいよ全てのトークが明日の【角田課長の家での物置ガサ入れ(レコード発掘)】へと収束しました!
このまま、翌日の土曜日朝、ホコリまみれの物置の段ボール箱を特命係がひっくり返し、ついに『東京ナイト』の幻の日本盤を見つけ出すシーンへ進みますか?
それとも、親睦会での陣川&芹沢のドタバタ練習風景を少し覗いてからにしますか? 次の展開のご希望を教えてください!
角田課長:「お、亀山、よくその動画見つけてきたな! [ピーター&ゴードン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)の『Leave Me Alone』、これだよ、これ! このイントロの小気味いいアコースティックギターのジャカジャカしたカッティングとさ、二人の弾けるようなハーモニーが最高にマージービートしてて、俺も大好きなんだよ!」
亀山:「でしょ、課長! さっき僕、これカバー曲だって右京さんたちに言われちゃいましたけど、この動画の疾走感を聴く限り、もう完全に彼らのオリジナル曲のノリですよね。……これをあの陣川くんと芹沢くんが親睦会でハモるって想像すると、この爽快なフォークロックがどうなっちまうのか、別の意味でドキドキしますよ(笑)」
米沢「(身を乗り出して動画の音声を聴きながら)ほほう……! 亀山さん、これは貴重な音源ですねぇ。1964年のイギリスの音楽映画『Just For You』のサウンドトラックEP盤 [Columbia SEG 8337](https://youtu.be/Cpci-6_PeRs?autoplay=1) に収録されていた、まさに当時の【初期の彼らの脂の乗った瑞々しいテイク】そのものですよ! アーティスト自身のオリジナルではないとはいえ、原曲のマイナーなポップスをここまで完璧なブリティッシュ・インベイジョンの看板曲に仕立て上げた彼らのアレンジ能力……やはり、脱帽するほかありませんな」 [1]
右京「ふむ。確かに、小気味よいテンポの中に、彼ら独特のマイナー調の爽やかな切なさが凝縮されていますね。……しかし、亀山くん。君の最初の疑問に対する答えですが、この『Leave Me Alone』という楽曲に関しては、彼ら自身の作詞・作曲ではありません。 ですが、彼らが自分たちで曲を書けなかったわけではない、という点について、実は非常に面白い裏話があるのですよ」 [2]
亀山「え? 裏話ですか、右京さん」
右京「ええ。当時、彼らの代名詞といえば、ポール・マッカートニーから提供された『愛なき世界』でしたが、あまりにビートルズ関連の曲ばかりが注目されることに、彼ら自身、プロとしての葛藤があったようです。そこでポールは、彼らの実力を証明するために、あえて自分の本名を伏せ、『ベルナール・ウェブ(Bernard Webb)』という架空の偽名を使って『Woman(ウーマン)』という楽曲を彼らに提供したのです」 [3]
米沢「(手を叩いて)ああっ! そうでした警部! 『ビートルズのポールの曲だから売れたんだろ』という世間の雑音を跳ね返すために、わざと偽名でリリースしたという、あの有名なエピソードですね!」
右京「その通りです。そして結果はどうだったかといえば、ポールの名前が一切隠されていたにもかかわらず、その曲は全米・全英で大ヒットを記録しました。つまり、ピーター&ゴードンというデュオは、『誰が作った曲かに関わらず、その卓越したボーカルセンスとハーモニーだけで、どんな楽曲でも一流のヒット作に化けさせることができる本物の実力派』であることを、自らの力で証明してみせたわけです。……そう考えると、彼らが自分で曲を書くか否かという問題を超えて、他人の曲を『自分たちのオリジナル』に昇華させる天才だったと言えますねぇ」
亀山「へぇ〜! 偽名で出してもヒットさせたなんて、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか! 人の曲を自分のものにする天才だからこそ、あのザ・ベンチャーズのインストに日本語を乗せた『二人の銀座』や『東京ナイト』の無茶振りカバーも、僕たちの脳内で『名曲』として再生されちゃうわけですね」
角田「ガハハ! どんな曲も自分たちの色に染める天才か。……おい陣川、聴いてるか? お前が『Leave Me Alone(放っておいてくれ!)』って泣きながら歌ったところで、誰も放っておいてくれないどころか、芹沢に『音程がズレてます!』って怒鳴られるのがオチだぞ(笑)」
米沢「いやはや、明日の物置のガサ入れを前に、ピーター&ゴードンの音楽的な凄みをこれでもかと叩き込まれてしまいました。これはもう、一刻も早く課長のご実家の物置を捜索し、1960年代の東芝音楽工業が残した『奇跡の遺産』を発掘しなければ、鑑識としての夜も眠れませんッ!」
(動画のテンポに合わせて、猛烈な勢いで最後のデスク片付けを終わらせる米沢)
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亀山くんが持ってきてくれた本物の音源動画によって、特命係の部屋は完全に1964年のロンドンの熱気で満たされました! 彼らの「カバーをオリジナルに変える実力」の証明として、ポールの偽名エピソードも綺麗にハマり、すべての伏線が回収されました。
これにて組対五課の書類整理も完全終了!
いよいよ次回、【土曜日の朝、特命係と米沢・課長が、ホコリまみれの物置の奥底から伝説のレコードを掘り起こす『物置の発掘(ガサ入れ)当日編』】へと駒を進めますか?
それとも、親睦会で必死に『Leave Me Alone』をハモろうとしている陣川&芹沢のドタバタな前日譚を少し覗いてみますか? 次の展開のご希望を教えてください!
[1] [https://youtu.be](https://youtu.be/Cpci-6_PeRs?autoplay=1)
[2] [https://en.wikipedia.org](https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_and_Gordon_%281964_album%29)
[3] [https://wmg.jp](https://wmg.jp/peter-gordon/discography/13088)
右京:「おや、亀山くん。歌詞の内容にまで興味が湧きましたか。この『Leave Me Alone(僕を一人にしてくれ)』という曲は、アップテンポで爽快なマージービートの裏側に、実は非常に切なく、男の不条理な悲哀を描いた失恋ソングが隠されているのですよ」
米沢「(バッとキーボードを叩いて画面を指差し)さすが警部! 歌詞のデータが出ました! 亀山くん、これを読んでみてください。サウンドの爽やかさに騙されてはいけません。中身は完全に『都合のいい男の、涙の叫び』なのであります!」
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## 🇬🇧 Peter & Gordon / Leave Me Alone(歌詞翻訳)
* 【Aメロ(ゴードンが男らしく、しかし切なく歌い出す)】
🎵 You only come around / When you're feeling down / And you want a shoulder to cry on
(君が僕のところにやって来るのはいつだって、落ち込んでいる時だけ。泣きつくための肩が欲しい時だけなんだ)🎵 You only call my name / When you play your game / And you need a net to rely on
(君が僕の名前を呼ぶのはいつだって、恋のゲームを楽しんでいる時だけ。頼れるセーフティネットが欲しい時だけなんだ)
* 【Bメロ(ピーターの美しい高音ハモリが重なり、悲哀が加速する)】
🎵 But I have got a heart / That you can't tear apart / Anytime you feel in the mood
(だけど、僕にだって心はあるんだ。君の気分次第で、いつだって引き裂いていいようなものじゃないんだよ)
* 【サビ(二人の完璧なハーモニーが弾ける、魂の拒絶)】
🎵 So leave me alone / Leave me alone / Leave me alone / Go on back to him
(だから、僕を一人にしてくれ。放っておいてくれ。頼むから僕に関わらないでくれ……あの男のところへ、戻ればいいじゃないか!)
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亀山:「うわぁ……。これ、めちゃくちゃ切ないっていうか、完全に都合のいいキープ君にされてる男の歌じゃないですか! 『泣きたい時だけ俺のところに来るな、あの男のところへ帰れ!』って……。あ、だから『僕を一人にしてくれ(Leave Me Alone)』なのか!」
角田「ガハハ! おいおい、都合のいい時にだけ泣きつかれて、最後は『あの男のところへ帰れ』って……これ、完全にフラれた直後の陣川そのものじゃねえか!(爆笑)」
米沢「(手を叩いて激しく同意)まさに! まさにその通りです、課長! 陣川くんがいつも『僕の運命の人が、悪い男に騙されて泣いているんです!』と特命係に駆け込んできては、最後は別の男とヨリを戻されてやけ酒を飲む……。彼がこの曲に強烈に感情移入した理由が、この歌詞を読んで完全に氷解いたしました! 彼にとってこの歌は、自分のラグビーばりの熱い失恋の歴史を代弁する『魂のブルース』だったわけですな!」
右京「クスクス……。なるほど、合点がいきました。陣川くんがこの曲を選んだのは、単にブリティッシュ・ポップスが好きだからという音楽的な理由ではなく、『歌詞の世界観が、あまりにも自分の人生そのものだったから』というわけですか。……しかし、そうなると、それに付き合わされてピーター役の美しい高音で『僕を一人にしてくれ〜』とハモらされている芹沢くんの受難たるや、同情を禁じ得ませんねぇ」
亀山「(頭を抱えて苦笑いしながら)いや〜、芹沢くん、完全に巻き添えの罰ゲームっすね。『陣川さん、いい加減僕を一人に(Leave me alone)してください!』って本気で怒鳴り散らしてる姿が、もう目に浮かびますよ(笑)」
角田「だろ?(ニヤニヤしながらパンダのマグカップを置き)よし、陣川の私生活の謎も解けたところで、いよいよ明日は本番だ! 週末の俺の家の物置には、陣川の失恋ソングなんかより遥かに景気のいい、1966年の『二人の銀座』と1967年の『東京ナイト』のレア盤が眠ってる(はず)だからな!」
米沢「はっ! 陣川くんの涙のハーモニーを脳内でシャットアウトし、明日の朝は真っ白な心で、1960年代の東芝音楽工業の奇跡を発掘しに伺いますッ!」
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陣川くんが『Leave Me Alone』を歌いたがった「あまりにも納得すぎる理由(歌詞の意味)」が判明し、特命係の爆笑トークはこれ以上ない最高のオチを迎えました!
組対五課の書類整理も完全に終わり、すべての謎と伏線が明日の【角田課長の家での物置ガサ入れ(レコード発掘)】へと繋がりました。
このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着に身を包んだ特命係と米沢さんが、角田課長の家の物置の奥底で誇りまみれの段ボール箱を開ける【物置の発掘編・当日】へお話を進めましょうか?
それとも、明日の大捜索に向けて、特命係の事前の準備や意気込みをさらに続けますか? 次の展開のご希望を教えてください!
亀山:「こいつを芹沢たちが歌うんでしょ? あいつに回ってくる曲って、皮肉な失恋ソングが多すぎなんだよな。ちょっと可哀想になってきますよ」
右京「おや、亀山くん。芹沢くんの役回りに、そこまでの『ジンクス』を感じていましたか」
米沢「(眼鏡をキラーンと光らせて)亀山さん、それは実に鋭い、そして鑑識としても見過ごせない素晴らしい指摘です! 確かに芹沢さんといえば、過去の親睦会やカラオケの席でも、なぜか『男の悲哀』や『未練』、あるいは『理不尽な失恋』を歌った昭和歌謡やポップスばかりを、上司や先輩(主に伊丹先輩や三浦先輩)からハモリ役として強制的に割り振られてきた歴史がありますからな……!」
角田「ガハハ! そういや、あいつが主役で歌ってるの見たことねえな(笑)。いつも伊丹のダミ声の裏で、健気に綺麗な高音で『🎵 はぐれ雲〜』とかハモらされてるか、今回みたいに陣川の『都合のいい男の絶叫』に巻き込まれてるかだもんなぁ」
右京「クスクス……。芹沢くん本人は、至って真面目で堅実な警察官なのですがね。どういうわけか、彼の周囲にいる『恋愛において不器用、あるいは少々暴走しがちな男たち』を引き立てるための『極上のハモリ役(引き立て役)』としての才能が、周囲の人間を惹きつけて離さないのかもしれない。……ピーター&ゴードンにおけるピーター・アッシャーが、ゴードンの力強いボーカルをその美声で完璧に支え、のちに音楽プロデューサーとして大成功を収めたように、芹沢くんのその『受難のハモリ』もまた、彼の持つ隠れた器の大きさを示していると言えますねぇ」
亀山「(苦笑いしながら)右京さん、そこまで綺麗にフォローされると、芹沢くんも怒るに怒れなくなっちゃいますよ。でも、明日課長の家の物置で、そのイギリス人が歌う『東京ナイト』だか『二人の銀座』だかが見つかったら、いっそのこと芹沢くんと陣川くんに、その『英国なまりの日本語カバー』の方を親睦会で歌わせたらどうすか? 『ミーユーキー・ドーリー!』って。失恋ソングよりは、ギャグになって芹沢くんも救われるんじゃないですか?」
米沢「おおおッ! それは最高に素晴らしいアイデアです、亀山くん! 『Leave Me Alone』で陣川くんがガチ泣きするより、二人でマッシュルームカットのウィッグでも被って、12弦ギターの構えをしながら『若いふたりのランデヴー〜』と完璧なハモリを披露した方が、警視庁の親睦会は大爆笑の渦に包まれること間違いなしです!」
角田「よし、決まりだ! そのためにも、明日のガサ入れで絶対にその幻のレコードを掘り出すぞ! おいお前ら、明日の朝は早いんだから、今日はもう店仕舞いだ。早く帰って寝ろよ!」
米沢・亀山「ははーっ!!」
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芹沢刑事の「皮肉な失恋ソングばかり回ってくるジンクス」という絶妙なツッコミにより、陣川&芹沢の親睦会出し物編も最高の盛り上がりを見せました!
特命係の長い夜が明け、いよいよ物語は本番の【土曜日の朝、特命係・米沢・角田課長が軍手姿で物置の奥底に挑む『伝説のピーター&ゴードン日本盤・発掘編』】へと突入します。
このまま翌朝の角田課長の家の物置前、ホコリと戦う一同のシーンへ進みましょうか? それとも、さらに明日の発掘に向けた独自の作戦会議を続けますか? 次の展開のご希望を教えてください!
亀山:「そういえば、去年はデル・シャノン(Del Shannon)の『花咲く街角(The Swiss Maid)』を芹沢くんがメインボーカルで歌わされてましたよ。あれも陣川さんが邦題のイメージだけで『お前はいつも不機嫌な顔をしてるから、たまにはこの綺麗な街角の歌でも歌って心を穏やかにするべきだ!』って強引に押し付けたらしいですからね」
右京「(眼鏡の奥の目をキラリと光らせて)おやおや……。陣川くん、それはまた凄まじい大誤解、いえ、とんでもない情報の『誤配』をしでかしましたねぇ」
亀山「え? 大誤解って、あの曲なんか問題あるんですか? ほら、デル・シャノンといえば『悲しき街角(Runaway)』が有名ですけど、『花咲く街角』もポップで可愛い曲調じゃないですか」
米沢「(ガタッと椅子を鳴らして立ち上がり)亀山くん! 警部のおっしゃる通りです! 確かにサウンドこそヨーデルを取り入れた実にご機嫌で軽快なポップスですが、歌詞の中身をちゃんと読んだら、芹沢くんじゃなくても『ふざけるな!』と激怒するレベルの、凄まじく皮肉で残酷な内容なんですよ!」
亀山「へ? そうなんすか?」
米沢「ええ! あの曲の原題は『The Swiss Maid(スイスの乙女)』。内容はですね、山の上に住むお高くとまった高慢なスイスの可愛い女の子が、ふもとの街から会いに来た貧しい少年からの純粋なプロポーズを『あなたは貧乏だから嫌よ』と冷酷にフリ続けるというお話なんです。……で、最終的にどうなるかといえば、少年は絶望して去り、年月が流れてその女の子は誰からも相手にされなくなり、山の上の小屋で『独り寂しく、シワシワの老婆になって後悔のヨーデルを歌い続ける』という、世にも恐ろしい因果応報の歌なのであります!」
角田「(コーヒーを吹き出しそうになりながら爆笑して)ぶはははは! 独り寂しくシワシワの老婆って(爆笑)。おいおい、陣川のやつ、芹沢にどんな呪いの歌をメインで歌わせてんだよ!」
亀山「(頭を抱えて)うわぁ……。芹沢くん、去年の親睦会で『🎵 レイディオ〜、レイディオ〜』ってあの裏声のヨーデル部分を健気に熱唱させられてましたけど、あれ『老婆の後悔の叫び』だったんすか……。可哀想すぎる……」
右京「クスクス……。歌詞の真実を知らずに、ただ『花咲く街角』という美しい邦題だけで『君にぴったりだ』とマイクを握らせた陣川くん。そして、言われるがままに哀れな老婆の孤独をノリノリで歌わされた芹沢くん。……なるほど、彼に回ってくる失恋や皮肉のジンクスは、周囲の悪意なき無知によってさらに強化されていたわけですか。実にお気の毒と言うほかありませんねぇ」
角田「ガハハ! 芹沢の奴、去年のその『老婆のヨーデル』のトラウマがあるから、今年の『Leave Me Alone(放っておいてくれ)』の誘いには、文字通り死に物狂いで抵抗してるわけだな。すべての謎が繋がったわ!」
米沢「いやはや、デル・シャノンの『花咲く街角』から、ピーター&ゴードンの『リーヴ・ミー・アローン』、そしてザ・ベンチャーズの『二人の銀座』『東京ナイト』まで……。1960年代のポップスが持つ『お洒落なメロディの裏にある、男と女のビターな現実』が、警視庁の人間模様にここまで完璧にシンクロしているとは、もはや感動すら覚えます! 課長、もうこれ以上一刻の猶予もありません! 明日のガサ入れで、すべての因縁にケリをつけましょう!」
角田「おうよ! 芹沢を呪いの失恋ソングから救い出すためにも、明日の朝は俺の家の物置から、あの最高にゴキゲンでシュールな『英国なまりの日本語レコード』を絶対に見つけ出すぞ! お前ら、明日の朝8時、遅れるなよ!」
亀山・米沢「ははーーっ!!」
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陣川くんがしでかしたデル・シャノン『花咲く街角』の強烈な「邦題詐欺(老婆のヨーデル)」という過去の爆笑エピソードが加わり、芹沢刑事の受難の歴史に完璧なオチがつきました!
特命係の部屋での熱い1960年代ポップス&歌謡曲談義はこれにて完全にグランドフィナーレ! すべての伏線と熱量が明日の大捜索へと注がれます。
このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢さん、そして角田課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む【物置の発掘(ガサ入れ)編・当日】へお話を進めましょうか?
それとも、明日の現場に向けて、さらに特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望の展開を教えてください!
[モブ(通りすがりの五課の隊員)](https://www.google.com/search?q=%E3%83%A2%E3%83%96%EF%BC%88%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%99%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%BA%94%E8%AA%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E5%93%A1%EF%BC%89&kgmid=/g/11h0y74sh5):「あの、すみません、横から。何の話をしてるんですか? 芹沢先輩が去年の親睦会で陣川さんに押し付けられてメインで歌わされたのは、デル・シャノンの『花咲く街角』は『花咲く街角』でも、スイスの老婆のヨーデルのやつ(The Swiss Maid)じゃなくて、『Hats Off To Larry(ハッツ・オフ・トゥ・ラリー)』の方の『花咲く街角』ですよ?」
亀山:「え? 『花咲く街角』って、そんな二種類もあるの!?」
米沢「(バッと眼鏡を直してデータベースを叩く)ああっ! しまった、迂闊でした! [デル・シャノン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)の日本における『街角シリーズ』、前作の『[悲しき街角(Runaway)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%8D%E8%A1%97%E8%A7%92)』の大ヒットを受けて、レコード会社が原題に関係なく『花咲く街角』の邦題をつけてリリースした全米5位の超有名曲……それが『Hats Off To Larry』のほうでした! スイスの乙女(The Swiss Maid)はそのさらに後のアルバム曲です!」
亀山:「へぇ〜。じゃあ、芹沢が歌ったその『ハッツ・オフ・トゥ・ラリー』のほうの『花咲く街角』なら、老婆の後悔の歌じゃないんですね? よかった〜、ちょっと安心しましたよ」
右京「(苦笑しながら人差し指をチッチッと振り)いいえ、亀山くん。残念ながら、安心するのはまだ早いですよ。モブさんの言う通り、そちらが『Hats Off To Larry』のほうであったなら……芹沢くんの受難は、老婆の孤独よりもさらにえげつなく、凄まじい人間の『エゴと怨念』に満ちた失恋ソングということになりますねぇ」
亀山:「ええっ!? ど、どういう内容なんすか、右京さん!」
米沢「原題の『Hats Off To Larry』を直訳すると『ラリーに脱帽(拍手喝采)』。内容はですね、自分を振って『ラリー』という男の口車に乗って去っていった元カノが、結局そのラリーに思いっきり遊ばれて無惨に振られてしまい、泣き叫んでいるんですな。それを見た主人公がどうするかといえば、『ざまあみろ! 俺と同じ地獄を味わわせたラリー、お前は最高だ! お前に脱帽するぜ! ざまぁみろ、もっと泣け、泣け、泣け!(Cry, cry, cry)』と、フラれた元カノの目の前で、ラリーを称えながら狂喜乱舞して大爆笑するという、世にもおぞましい『復讐と執念の歌』なのであります!」
角田「(お腹を抱えて大爆笑しながら)ぶはははは! 『ラリーに脱帽』ってそういう意味かよ! おいおい、元カノが振られて泣いてる横で『ざまあみろ、もっと泣け!』って……これ、完全にフラれた直後の陣川が、その相手の男を逆恨みしてる時の精神状態そのものじゃねえか!(爆笑)」
亀山「(頭を抱えてゾッとした表情になり)うわぁ……。芹沢、去年の親睦会で『🎵 ハッツ・オ〜フ〜・トゥ・ラ〜リ〜〜』ってあの綺麗な裏声のファルセットを響かせてノリノリで歌わされてましたけど、あれ、元カノを『ざまあみろ!』って呪い殺す勢いで嘲笑ってる男の叫びだったんすか……。怖すぎる……」
右京「クスクス……。なるほど、歌詞の真実を一切調べず、ただ『花咲く街角』というお洒落な邦題だけで『君のような若い警察官にぴったりだ、笑顔で歌いなさい!』とマイクを握らせた陣川くん。そして、言われるがままに凄まじい怨念のスカッとソングを、ピュアな笑顔で熱唱させられた芹沢くん。……モブさんの訂正のおかげで、彼に回ってくる失恋や皮肉のジンクスが、周囲の無邪気な無知によって『最悪の形』で強化されていたことが完璧に証明されましたねぇ。実にお気の毒と言うほかありません」
米沢「いやはや、モブくんのおかげで、1960年代の東芝音楽工業やビクターの邦題詐欺の歴史と、警視庁の人間模様の因縁が、よりディープに解き明かされました! 課長、もうこれ以上一刻の猶予もありません! 明日のガサ入れで、すべての因縁にケリをつけましょう!」
角田「おうよ! 芹沢を呪いの失恋ソングの歴史から救い出すためにも、明日の朝は俺の家の物置から、あの最高にゴキゲンでシュールな『英国なまりの日本語レコード』を絶対に見つけ出すぞ! お前ら、明日の朝8時、遅れるなよ!」
亀山・米沢「ははーーっ!!」
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モブ隊員のガチすぎる訂正により、デル・シャノン『花咲く街角(Hats Off To Larry)』の強烈な「ざまあみろソング」という衝撃の事実が判明し、芹沢刑事の受難の歴史にこれ以上ない最高のオチがつきました!
特命係の部屋での熱い1960年代ポップス&歌謡曲談義はこれにて完全にグランドフィナーレ! すべての伏線と熱量が明日の大捜索へと注がれます。
このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢さん、そして角田課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む【物置の発掘(ガサ入れ)編・当日】へお話を進めましょうか?
それとも、明日の現場に向けて、さらに特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望の展開を教えてください!
亀山:「もう一曲上がってるのが『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go to Pieces)』って曲らしいんですよ。これはどっちがメインボーカルかはまだ決まってないらしいのですが……。これについてはどうなんすか?」
右京「(ニヤリと、今日一番の鋭い笑みを浮かべて)おやおや……! 亀山くん、君は本当に、無自覚のうちに芹沢くんを『究極のどん底』へ叩き落とす天才ですねぇ」
亀山「え? いや、俺はただ曲名を聞いただけなんですけど……また何かあるんですか?」
米沢「(バッと立ち上がり、もはや狂喜乱舞の形相で)大ありも大ありですよ亀山さん!! 『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス』といえば、[ピーター&ゴードン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)が1965年に全米トップ10に送り込んだ珠玉のヒット曲ですが……。驚くなかれ、この曲の作詞・作曲者は、あのデル・シャノン(Del Shannon)その人なのですッ!」 [1, 2]
亀山「(のけぞって)げぇっ!! また出た、デル・シャノン! 芹沢を老婆のヨーデルや呪詛ソングでハメた、あの街角の男ですか!」
右京「ええ。彼らがツアー中にデル・シャノン本人から直々に譲り受けたという、いわく付きのバラードです。そして、原題の『I Go to Pieces』の意味を直訳すると『僕はバラバラに砕け散ってしまう』。歌詞の内容はですね……街で偶然、自分を捨てた元カノが歩いてくるのを見かけた主人公の男のお話です」 [2, 3, 4]
米沢「その通りです警部! 男は心の中で自分の目に『あっちを向け!』、自分の腕に『別の新しい恋人を探せ!』と命令するのですが、体は言うことを聞かない。そして、彼女が自分の目の前を通り過ぎるたびに……『🎵 僕はバラバラに砕け散り(Go to pieces)、隠れたくなり、死にそうになる(I almost die)。ただ一人涙を流して、彼女が昔残した「さようなら、またいつか」という言葉を反芻しながら、かつて二人で行った思い出の場所を一人で虚しく彷徨うんだ』という、これ以上ないほど惨めで、未練たらたらで、精神が完全に崩壊していく哀れな男の歌なのでありますッ!」 [3, 5]
角田「(机をバンバン叩いて、涙を流しながら大爆笑)ぶはははは! 街で元カノ見かけただけで『ああっ、俺はバラバラに砕け散る〜! 死にそうだ〜!』って、重い、重すぎるよ!(爆笑) これ、完全に失恋して特命係の床に這いつくばってる時の陣川の精神状態そのものじゃねえか!」
亀山「(青ざめながら)うわぁ……。しかも、どっちがメインボーカルか決まってないってことは、もし陣川くんが『芹沢! この曲のこの哀愁は君のファルセットで歌うべきだ!』ってまたメインを押し付けたら、芹沢くんは去年の『ラリーに脱帽(ざまあみろ)』に続いて、今年は『街角で精神崩壊してバラバラに砕け散る哀れな男』を熱唱させられるわけですか……。もう皮肉を通り越して、ただの公開処刑じゃないですか!」
右京「クスクス……。もし、ゴードン役の陣川くんが力強く主旋律を歌い、ピーター役の芹沢くんがその裏で、消え入りそうな切ない高音の美声で『🎵 Go to pieces... and I cry...』とハモるのだとしたら……。それはもはや、親睦会の隠し芸ではなく、『陣川という暴走特急に巻き込まれて、文字通り精神がバラバラに砕け散っていく芹沢くんの悲鳴』そのものが、アビイ・ロード・スタジオの格調高いハーモニーとなって響き渡るわけですねぇ。これほど見事なリアルドキュメンタリーは、そうそうお目にかかれるものではありませんよ」 [1, 3, 5]
角田「ガハハ! 芹沢、完全に陣川のデスノートに名前書かれてるようなもんだな(笑)。おい米沢、明日俺の家からレコードが見つかったら、もう親睦会は『Leave Me Alone』でも『I Go to Pieces』でもなくて、あの英国なまりの日本語版『東京ナイト』で強制決定だ! 『ミーユーキー・ドーリー!』って歌わせた方が、あいつら二人ともハッピーになれるわ!」
米沢「激しく同意いたします、課長! 芹沢くんの精神の崩壊を食い止めるためにも、そして我々が極上のブリティッシュ歌謡を堪能するためにも、明日の捜索には文字通り『鑑識の全霊』を賭して挑みますッ! 課長、書類はすべて片付きました。私はこれより、明日のガサ入れに備えてマイ軍手とマイ防塵マスクを磨きに帰宅いたします!」
(完璧な回れ右をして、マージビートのステップを踏みながら特命係を飛び出していく米沢)
亀山「(それを見送って、深くため息をつきながら)……まあ、何はともあれ、明日すべてが分かりますね。よし、右京さん、俺たちも明日に備えて、今日は早く帰りましょう!」
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亀山くんが持ってきた『アイ・ゴー・トゥ・ピーセス(I Go to Pieces)』の歌詞の意味(精神崩壊・バラバラに砕け散る男の未練)と、それが再びデル・シャノン作品であったという奇跡の伏線回収により、特命係の部屋での前哨戦はこれ以上ない最高の熱量で幕を閉じました! [1, 3, 5]
すべての因縁と爆笑を乗せて、物語はついに【明日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢、課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む『伝説のピーター&ゴードン日本盤・発掘編』】へと突入します。
このまま、翌朝の角田課長の家の物置前、ホコリと戦いながら段ボールを次々と開けていく一同の「発掘当日」のシーンへと話を展開させましょうか?
それとも、親睦会の前夜に芹沢刑事が特命係に「助けてください!」と泣きついてくるドタバタな一幕を挟みますか? 次の展開のご希望を教えてください!
[1] [https://en.wikipedia.org](https://en.wikipedia.org/wiki/I_Go_to_Pieces)
[2] [https://americansongwriter.com](https://americansongwriter.com/i-go-to-pieces-by-peter-gordon-behind-the-song/)
[3] [https://open.spotify.com](https://open.spotify.com/intl-ja/track/47G4rsBxCEH2TWK0CbLarn)
[4] [https://classicsongoftheday.com](https://classicsongoftheday.com/i-go-to-pieces-peter-and-gordon/)
[5] [https://www.youtube.com](https://www.youtube.com/watch?v=-tuuPUF6A2I)
亀山:「そう、それですよ右京さん! 陣川くん、あの『花咲く街角』って邦題だけで、あのかわいいイラストで有名なレイモン・ペイネの『愛の世界旅行(愛の恋人たち)』みたいな、お洒落でラブラブな世界観を勝手に想像しちまったらしいんですよ(笑)。男の子と女の子が街角で花に囲まれてイチャイチャしてるような、そんな甘いメルヘンだと思い込んで、芹沢くんに『君もたまにはこういう愛に生きる恋人たちの歌を歌いなさい!』って熱弁したんですって」
右京「(クスクスと肩を揺らしながら)おやおや、レイモン・ペイネですか。確かに彼の描くメルヘンチックな恋人たちのイラストは、実に愛らしく、平和の象徴のようでもありますねぇ。……しかし、現実はペイネの愛の世界どころか、デル・シャノンによる『元カノの不幸を目の前で嘲笑う、地獄のような怨念の街角』だったわけですか。陣川くんのその果てしない早合点と、邦題のイメージだけで中身を一切確かめない無鉄砲さには、毎度のことながら恐れ入りますねぇ」
米沢「(眼鏡をキラーンと光らせて)いやはや、ペイネの可憐な恋人たちをイメージしてマイクを握ったら、中身は『ラリーに脱帽! ざまあみろ、もっと泣け!』の呪詛ソングですからね(笑)。去年の親睦会のステージで、何も知らずに爽やかな笑顔で歌わされていた芹沢くんの姿を思い出すと、鑑識としても涙なしには語れませんな!」
角田「ガハハ! ペイネのイラストの横で、デル・シャノンが『ざまぁみろ!』って叫んでるようなもんだろ? ギャップが強烈すぎるわ! ……よし、そんな陣川の『邦題詐欺』の歴史に終止符を打つためにも、いよいよ明日の朝は俺の家の物置をガサ入れだ! いいかお前ら、明日の朝8時、軍手とマスクを忘れるなよ!」
米沢・亀山「ははーーっ!!」
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陣川くんが『花咲く街角』の邦題から「レイモン・ペイネの可愛い恋人たち」を連想していたという、あまりにも彼らしく、そしてあまりにも切ない勘違いのディテールが加わったことで、特命係の爆笑前哨戦は完璧なグランドフィナーレを迎えました!
組対五課の書類整理も完全に終わり、すべての熱量と伏線が明日の大捜索へと注がれます。
このまま、翌日の土曜日朝8時、軍手と作業着姿の特命係、米沢さん、そして角田課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む【物置の発掘(ガサ入れ)編・当日】へお話を進めましょうか?
それとも、明日の現場に向けて、さらに特命係の面々をどう動かしたいか、ご希望の展開を教えてください!
亀山:「邦題が『花咲く街角』ですからね。『花咲く』ですよ? そこにレイモン・ペイネの可憐な恋人たちのイラストが結びついちゃったんだから、もう陣川くんらしいっちゃらしいというか、脳内が常しえのメルヘンで出来てますよね(笑)」
右京「ふふふ。確かに『花咲く』という言葉の響きだけを聞けば、幾百輪もの花々が咲き誇る春のプロムナードや、恋人たちが愛を囁く穏やかな情景を思い描くのが人情というものです。まさかその『花』が、フラれた男の足元で、未練と執念と怨念の返り血を浴びて咲く毒花だったとは、夢にも思わないのでしょうねぇ」
米沢「(段ボールを想起して手を叩き)おっしゃる通りです! ペイネの愛の世界から、デル・シャノンの地獄絵図への急転直下……。陣川くんの脳内フィルターを通ると、どんなに凄惨な失恋ソングも、すべて『純愛のファンタジー』に変換されてしまう。ある意味で、彼のその特殊な才能はもう特殊能力の領域ですな!」
角田「ガハハ! じゃあ明日物置から『東京ナイト』だか『二人の銀座』だかが出てきたら、陣川には『これは銀座の恋人たちが愛を確かめ合うメルヘンソングだ!』って、今度はこっちから適当な大嘘ついてあの日本語カバーを丸投げしてやろうぜ!」
米沢「賛成です、課長! 英国なまりの『セーヌ川の夜』を、彼がどんなメルヘンとして解釈するか……想像しただけで明日の朝のガサ入れに弾みがつきますッ!」
いよいよ土曜日の朝、角田課長の家の物置前で段ボールの封を開ける瞬間(発掘の当日)へ進みますか? それとも、明日の現場で待ち構えている「さらなる大騒動」へ突入しましょうか?
米沢:「いやはや皆さん、陣川警部補の本当にタチの悪いところはですね、そこにある種の悪意や計算が何の一点も無く、むしろ『相手を喜ばせたい、元気付けたい』という純粋過ぎる善意からくる暴走だという点なんですよ! 悪気が無いからこそ誰も彼を事前に止められず、結果として巻き込まれる芹沢さんは、時速100キロで突っ込んできた車に正面から跳ねられるような『貰い事故』でしか無いわけですがねぇ」
亀山:「(激しく首を縦に振りながら)ホントそれっすよ、米沢さん! 悪気がないから、後から文句を言っても『えっ? 芹沢のために良かれと思って選んだのに、どうしてそんな怒るの?』って、あのピュアな顔でキョトンとされるわけでしょう? 芹沢にしてみりゃ、泣き寝入りするしかないっていうか、一番タチが悪い不条理劇ですよ(笑)」
角田「ガハハ! 善意のテロリストだな、あいつは(爆笑)。ペイネのメルヘンを信じ切った顔で、芹沢の胸元にデル・シャノンの呪詛のダイナマイトを笑顔で括り付けたわけだ。そりゃ芹沢も、今年の親睦会の誘いには、夜中の鑑識課の隅でガタガタ震えながら拒絶反応を起こすわけだわ!」
右京「ふふふ。確かに、悪意の無い純粋な暴走ほど、防ぐのが困難なものはありませんね。彼にとって世界は常に、美しくロマンチックな『花咲く街角』であり、レイモン・ペイネのキャンバスそのものなのでしょう。……だからこそ、現実の歌詞がどれほどドロドロとした怨念に満ちていようとも、彼の目には入らない。ある意味では幸福な、しかし周囲にとってはこれ以上ない大災難(ディザスター)と言えますねぇ」
米沢「その通りです、警部! ですから! 我々が明日、角田課長のご実家の物置からあの幻の『ピーター&ゴードン版・東京ナイト』を掘り出すことこそが、芹沢さんを陣川くんの『善意のデスノート』から救い出す、唯一の防衛策(インターセプト)になるわけです! ギャグソングという名の安全な避難所へ、彼らを誘導するのです!」
角田「おうよ! 芹沢の精神が完全にバラバラに砕け散る(Go to pieces)前に、俺たちが『ミーユーキー・ドーリー!』っていう究極の盾を届けてやろうじゃねえか。よし、これにて特命係の緊急音楽会議は解散! 明日の朝8時、俺の家の前でな! 遅刻した奴は草むしり3倍だからな!」
亀山・米沢「ははーーーーっ!!」
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米沢さんの「悪気のない純粋すぎる暴走=貰い事故」という秀逸な言葉により、陣川&芹沢の不条理な因縁、そして明日への大捜索へのモチベーションがこれ以上ない形で最高潮に達しました!
組対五課の書類整理も美しく終わり、時計の針は深夜を回りました。
物語はいよいよ、すべての謎と爆笑、そして1960年代のロマンを乗せて、運命の【土曜日の朝、軍手と作業着姿の特命係、米沢、課長が、ホコリまみれの物置の奥底にある段ボール箱に挑む『伝説のピーター&ゴードン日本盤・発掘編』】へと突入します。
このまま、翌朝の角田課長の家の物置前、朝日の中で軍手をはめながら「ガサ入れ」を開始する一同のシーンへお話を進めましょうか? それとも、明日の現場に突入する前に、さらに彼らに何か用意させたい作戦などはありますか? 次の展開のご希望を教えてください!
亀山:「どうせ歌わすなら、その『Leave Me Alone』じゃなくて、レイ・チャールズ(Ray Charles)のカバーである『Leave My Woman Alone』の方を2人で歌う方がマシだったんじゃねぇかって俺思ってるんですよ。あれならまだレイ・チャールズの豪快なブルースだし、2人でぶちまけ合えばスッキリしそうじゃないですか?」
右京「おや、亀山くん。レイ・チャールズの『Leave My Woman Alone』ですね。確かにエネルギッシュなR&Bナンバーですが……。もしそれを陣川くんと芹沢くんに歌わせたら、果たして本当にマシと言えるでしょうか?」
米沢「(眼鏡を押し上げて)亀山くん、甘いですな! あの曲の歌詞を思い出してください。『俺の女をほうっといてくれ』と、他の男にちょっかいを出すライバルへ向けて『お前を叩きのめしてやる!』と物理的な暴力と威嚇に満ちた、極めて泥臭い嫉妬の叫びなのであります! 陣川くんがそれをゴードンばりのガチの形相で唸り出したら、隣の芹沢くんは止めに入るどころか、抗争の巻き添えで本当に警察沙汰になりかねませんよ!」
角田「ガハハ! 歌で発散するどころか、そのまま取調室へ直行コースだな! さあ、ブルースの考察はそこまでだ。時計の針を見ろ、もう朝の6時54分、土曜日の朝8時まであと少しだぞ! 芹沢を救うためにも、早く俺の家に行くぞ!」
いよいよ土曜日の朝8時、角田課長の家の物置前へ突入しますか?それとも、出発前の最後のやり取りを続けますか?
亀山:「どうです? コレ。あいつらが歌うの。さっきの『俺の女に手を出すな、57年型の車に乗せてたらタダじゃ置かないぞ!』って歌詞、陣川くんがガチトーンで唸って、芹沢くんが後ろで『巻き込まないでください!』って青ざめながらハモる姿……もう完全に、不穏な事件の取り調べ風景にしか見えないじゃないですか!(笑)」
右京「ふむ……。レイ・チャールズの原曲が持つ荒々しいソウル・ブルースの切迫感と、ピーター&ゴードンが奏でる端正なブリティッシュ・ビートの融合。それを我が警視庁の物騒な二人が、親睦会のステージで大真面目に再現するわけですねぇ。……ええ、陣川くんが『57年型のシボレー』の代わりに、自慢の『ローン中の最新エコカー』の鍵をジャラ鳴らしながら後輩を威嚇する姿が目に浮かぶようです」
角田「ガハハ! おいおい、芹沢も去年の『花咲く街角』の呪詛に続いて、今年は陣川の『愛の独占欲と暴力予告』の相棒に指名されるのか。あいつの受難はどこまで続くんだよ! ……って、おい! 時間を見ろ、いま朝の7時59分だぞ!」
米沢(物置の前にピッケルと軍手を抱えて突撃しながら)「みなさん! 朝の8時ジャストであります! 角田課長のご実家の物置……ついに、禁断の段ボール箱の封印を解く時が来ましたッ!!」
右京「ふふふ。それでは行きましょうか。1960年代のロンドン、イタリア、そして羽田空港のモノレールへと続く妄想の果てに、本当の『お宝』が眠っているのかどうか……。いざ、出陣です!」
いよいよ角田課長の家の物置の扉を開ける瞬間ですが、中からどんな物(レコードや、予想外のとんでもない品物)が出てきたら面白いですか?
右京:「おや、よくご存知ですねぇ、亀山くん。そうなんです。[レイ・チャールズ](https://www.google.com/search?q=%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA&kgmid=/m/07s3vqk)が1956年に発表したこの『Leave My Woman Alone』 [Leave My Woman Alone](https://genius.com/Peter-and-gordon-leave-my-woman-alone-lyrics) は、非常に多くのアーティストに愛され、のちに[エバリー・ブラザース(The Everly Brothers)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)やクリフ・リチャード(Cliff Richard)といったイギリスやアメリカのそうそうたる面々がこぞってカバーしているのです。」 [1]
米沢:「なるほど! [エバリー・ブラザース](https://www.google.com/search?q=%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%B9&kgmid=/m/0p_7w)といえば、あの完璧な兄弟デュオによる血肉の通ったタイトハーモニーの元祖ですし、[クリフ・リチャード](https://www.google.com/search?q=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89&kgmid=/m/01vzz1c)といえばイギリスのエルヴィスと呼ばれた永遠のポップスター! そんな大御所たちが好んで取り上げたということは、この『俺の女に手を出すな』という一見荒々しいブルースも、1960年代のポップ・ヴォーカルにとっては【男の意地と魅力を競い合う格好のレパートリー】だったわけですな!」
角田:「ガハハ! [エバリー](https://www.google.com/search?q=%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC&kgmid=/g/11y6kl2wng)が歌おうがクリフが歌おうが、要するに『嫉妬深え男の啖呵(たんか)』ってことに変わりはねえだろ! ……ほら、話してる場合じゃない! 今度こそ本当に朝の8時だ! 俺の家の物置の前に全員集合してるはずの時間だぞ、行くぞ!」
いよいよ角田課長の家の物置の前に到着し、まさに扉を開けんとする瞬間です。中から現れるのは、幻のレコードか、それとも予想外の思わぬ代物か……どのような結末を迎えましょうか?
[1] [https://www.youtube.com](https://www.youtube.com/watch?v=Y85WgKne2m8)
亀山:「芹沢が歌うとなると、可能性高いのがピーター&ゴードンの『I Don't Want To See You Again(邦題:逢いたくないさ)』(意味:二度と顔を見たくない)の方じゃないですか?右京さん」
右京「おや、亀山くん。また一段と、実に香ばしい一曲を引っ張り出してきましたねぇ。たしかに、ポール・マッカートニーが彼らに提供した隠れた名ナンバー(全米16位)ですが、そのタイトル通り内容は『二度と僕の前に現れないでくれ』という徹底的な拒絶と愛憎のトドメですから、芹沢くんに回ってくる失恋ジンクスとしてはこれ以上ないほど見事にハマりますねぇ」
米沢(物置の前で軍手を片手に目を輝かせ)「調べましたぞ! この曲の作詞・作曲も、実はポール・マッカートニーであります! サウンドは爽やかなマージービートですが、歌詞を直訳すれば『君の顔など二度と見たくない、言い訳も聞きたくない、さあ消え失せろ!』という、精神的に追い詰められた男の悲痛なまでの絶縁宣言……。陣川くんがこれを『僕たちの決別だ!』なんて大真面目に情感たっぷりに歌い出したら、隣でハモる芹沢くんは本当に涙を流して『僕こそあなたと二度と顔を合わせたくありません!』と絶叫するに違いありませんな!」
角田「ガハハ! 陣川が振られるたびに脳内でこのポール・マッカートニーのメロディが再生されてら。おい、物置の前で盛り上がってないで、もう朝の7時12分だぞ! 芹沢の運命をこれ以上弄ぶ前に、早く俺の家の段ボールをひっくり返すぞ!」
いよいよ朝のガサ入れ(物置の扉を開ける瞬間)が迫ってまいりましたが、最初に発掘される段ボール箱の底から出てくるのは、ピーター&ゴードンのレコードでしょうか、それとも全く予想外の品でしょうか?
角田課長:「おい、これさ、男一人の絶叫じゃなくて2人で綺麗にハモらないと絶対に成立しない曲だろ? やっぱり陣川と芹沢でハモらせるしかねえな。当然、ゴードンのあの渋くて男臭い低音パートが陣川で、ピーターのあの可憐で切ない高音ハモリが芹沢だ!」
亀山:「(爆笑して)ぶははは! 完璧な配役じゃないですか、課長! 陣川くんが『🎵 あぁ〜君の顔なんて〜二度と〜見たく〜ない〜〜』って涙目でガチの主旋律を唸って、そのすぐ上で芹沢くんが、消え入りそうな美声のファルセットで『🎵 I don't want to see you again...』って完璧にハモるわけですね。……いや、ハモりながら、芹沢くんの心の中の叫びは完全に『俺のセリフだよ、陣川さん! あなたの顔こそ二度と見たくないよ!!』ってなってますよ、これ!(笑)」
米沢:「(軍手をはめた手を叩いて大喜び)お見事! 実に美しい、そして極限までに残酷な人間模様の方程式が完成いたしました! 芹沢くんのピーター・アッシャーばりの可憐な高音ハモリが、陣川くんの『悪気のない暴走』をこれ以上ないほど美しく引き立ててしまう……。嫌だ嫌だと言いながら、マイクの前に立つと完璧にハモってしまう生真面目な芹沢くんの姿は、まさにアビイ・ロードのブースで頭を抱えていたピーターそのものですな!」
右京「ふふふ。タイトルは『二度と顔を見たくない(I Don't Want To See You Again)』でありながら、歌えば歌うほど2人のハーモニーの絆が強固になっていく……。これほど皮肉で、そしてスリリングなデュエットは、そうそうお目にかかれるものではありませんねぇ、亀山くん」
角田「だろ? だからこそ、俺の家の物置からあの『英国なまりの日本語版・二人の銀座』と『東京ナイト』を見つけ出して、この呪いの失恋ループにトドメを刺してやらなきゃいけねえんだよ! よし、無駄話はそこまでだ。時計を見ろ、もう朝の7時26分だぞ。あと少しで約束の8時だ。全員、俺の家の物置の前に移動するぞ!」
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さあ、時計の針は朝の7時26分を回り、運命の「土曜朝8時」まであとわずかとなりました。陣川(ゴードン役)と芹沢(ピーター役)の完璧な受難の配役が決まったところで、特命係の面々は軍手をはめて角田課長の家の物置へと向かいます。
いよいよ朝8時ジャスト、ホコリまみれの物置の扉を開けて大捜索(ガサ入れ)を開始するシーンへと進みましょうか? それとも、物置の前に到着した一同の様子から始めますか? 次の展開のご希望を教えてください!
(カチャリ、と箸置きに箸を戻す心地よい音が響く)
ここは夜の『花の里』。昼間に角田課長の家での物置大捜索を終え、伝説のレコードを発掘した特命係の一同は、その足で小料理屋に集まり、美味しい小鉢を突きながら、ついにピーター&ゴードンと芹沢・陣川の因縁の続きを肴に、冷えたビールで一杯始めていた。
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角田課長:「あいつらそもそも、悲恋ソングが似合いすぎるんだよな。いやね、同じ『[ミズリー](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC)(Misery)』でもさ、[ビートルズ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA)が歌うからドライというか、カラッとして聞こえるわけだよ。ジョンとポールのあの疾走感あるツイン・ボーカルで歌われると、ジメジメした未練を感じさせないカッコよさがあるんだな。……ところがだ、あいつらが歌うとそうはいかない(笑)」
亀山:「そうなんですよ! 芹沢の『ミズリー』は選曲がちょっと残酷すぎるけど、メロディが明るいから尚更あいつらしいなと(笑)。ビートルズみたいにカラッと割り切れなくて、曲がポップで弾けてれば弾けてるほど、隣の陣川くんの『ガチな情念』に引っ張られて、芹沢の『生き地獄感』が浮き彫りになっちゃうんすから!」
米沢「(熱燗をぐい呑みに注ぎながら)亀山くん、まさにそこです! ビートルズの『ミズリー』は、失恋のどん底をマージビートの勢いで軽快に笑い飛ばすドライさがあります。しかし! これを陣川くんがゴードン役で『🎵 I'm the kind of guy / Who wants to run and hide…(俺は逃げて隠れたくなるような男さ)』と、涙目でドスの利いた低音で歌い出したらどうですか? 完全にリアルなストーカーの一歩手前、ウェットな未練の塊です! そこに芹沢くんがピーター役のあの可憐な高音ハモリで『🎵 Misery...』と健気に乗っかるわけですから、メロディの明るさがかえって『狂気』を引き立てる、凄まじいミスマッチが完成するわけですな!」
右京「ふふふ。音楽における『解釈』の違いというのは実に恐ろしいものですねぇ。ビートルズの持つあの若き日の冷徹なポップセンス(ドライさ)に対し、陣川くんが持ち込むのは、良くも悪くも『100%の純情という名の湿気(ウェットさ)』です。彼らにとって世界は常に、自分を悲劇の主人公に仕立て上げるドラマの舞台。曲が明るいポップスであればあるほど、その裏にある悲恋の残酷さが、芹沢くんの死んだ魚のような目を通じて、客席の若手たちに笑いと恐怖を届けることになるわけです」
角田「だろ?(ニヤニヤしながら焼き鳥を頬張り)だからさ、ビートルズなら『フラれちゃったよ、まぁ次行こうぜ!』で済むハッピーな曲なのに、陣川と芹沢がハモると、聴いてるこっちまで『あいつ、本当にバラバラに砕け散る(Go to pieces)んじゃねえか……』ってハラハラすんだよ(爆笑)。あいつら、悲恋ソングの神様に愛されすぎなんだわ」
米沢「(本日、課長の物置の奥底から見事に生還させた、東芝音楽工業の1966年盤シングル『二人の銀座 / 東京ナイト』を、愛おしそうにテーブルに置きながら)しかし課長、我々には本日発掘した、この『究極の盾』があります。来週の親睦会では、彼らの脳内をデル・シャノンの失恋ループから強制的に引き剥がし、このザ・ベンチャーズによる『ただの明るい東京観光案内』へと着地させるのです!」
右京「ふふ。どうでしょうかねぇ、亀山くん。確かに歌詞自体は純朴なデートソングですが……彼らの場合、あの完璧な3度音程のハーモニーで『かさなる時 初めてのキス』とハモっているうちに、陣川くんの脳内で『銀座の夜霧に消えた、かつての運命の女』の幻影が勝手に大画面で上映され、サビの『ふ〜た〜り〜の〜、ぎぃ〜ん〜ざぁ〜』のところで、結局大号泣しながら芹沢くんの肩に顔を埋める……なんていう、さらなるウェットな貰い事故が、僕には手に取るように予見できるのですがねぇ」
角田「ぶっ!!(ビールを今度こそ完全に吹き出しそうになりながら大爆笑)おいおい右京、それ最高じゃねえか! カラッとしたベンチャーズの曲なのに、陣川のせいで無理やり『昭和の泥沼メロドラマ』に書き換えられちゃうわけか! で、芹沢が隣で泣かれながらも、プロの意地で完璧な高音ハモリを維持し続けるんだろ?(爆笑)」
米沢「ああ……なんという芸術的で湿度の高い地獄絵図! もしそうなれば、私は最前列で鑑識の三脚を立て、その『涙のブリティッシュ歌謡』をバッチリ記録映像に収めてみせますッ! 芹沢くんの受難の歴史の、これが最高の1ページになりますな!」
亀山「(呆れ顔でレモンサワーをグイッと飲み干し)……結局、ビートルズみたいにカラッと終わるなんて、あの二人には最初から無理な話だったんすね(笑)。女将、すみません! こっちに熱燗もう一本作ってください!」
右京「ふふ。リヴァプールの若者たちがドライに笑い飛ばした『ミズリー』が、極東の警視庁の物騒なデュオによって、これほどまでに濃厚な演歌のごとき情念へと変貌を遂げる。情報の誤配と人間性の化学反応というのは、本当に実におもしろいものですねぇ。……さて、夜も更けてまいりました。僕たちも明日はまた通常勤務ですから、今夜は彼らの『決してカラッとは終わらない、泥臭くも完璧なハーモニー』に乾杯して、お開きにしましょうか(実にお茶目にウインクをしてグラスを掲げ、花の里の心地よい夜を締めくくる)」
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昭和のベンチャーズ歌謡から始まった「もしも」の音楽夜話が、ビートルズのドライさと陣川・芹沢のウェットな貰い事故のコントラストを経て、最高の「花の里」の宴で美しく着地しました。
この「相棒×1960年代ポップス」の妄想劇、存分に楽しんでいただけましたでしょうか? もしよろしければ、この素晴らしいお話の締めくくりとして、最後に「親睦会当日、マッシュルームカットのウィッグを被らされてステージに立たされた、芹沢刑事の最初の一言」を考えて、このセッションをコンプリートさせましょうか?
スパム(ランチョンミート)はしっかりした塩気と旨味があり、白ご飯と抜群に合います。定番の「スパムおにぎり」や「スパム目玉焼き丼」、卵やマヨネーズと合わせたガッツリ系メニューが最高です。
定番の組み合わせ・ご飯が進むメニュースパムおにぎり(スパムむすび):
焼いたスパムとご飯を海苔で巻き、醤油・みりん・砂糖の甘辛タレで味付けする。
卵焼きを一緒に挟むとさらに美味しい。
ポーク玉子(スパム+卵焼き): 沖縄の定番。
こんがり焼いたスパムと薄焼き卵(または目玉焼き)を合わせるだけで、ご飯が何杯も進む。
スパムマヨ丼:
ご飯の上に焼いたスパムと目玉焼きをのせ、マヨネーズと刻み海苔をかける。
スパムとキムチ・納豆のスタミナ丼:
スパムの塩気にキムチの辛味や納豆のネバネバがよく合う。甘辛いタレや卵、マヨネーズを組み合わせると、スパムの塩気がまろやかになってよりご飯と相性が良くなります。
作り方の参考として、甘辛い味付けが食欲をそそるスパムむすびの動画をご覧ください。
「右京さん、これ……ハワイ土産だという『スパム』の缶詰なんですけどね」
捜査一課の伊丹から貰ったというそれを、亀山薫は机の上にポンと置いた。杉下右京は紅茶のカップをソーサーに静かに戻し、やおら眼鏡の位置を直す。
「ほう、あの塩気の強いランチョンミートですか。一体どうされたんですか、亀山くん」
「いや、そのまま焼いて食っても美味いらしいんですけど、なんでも『ご飯にめちゃくちゃ合う』って伊丹が自慢げに言うもんで。でも、どうもピンとこないと言うか……。ただの缶詰の肉が、そんなに白ご飯の相棒として格を上げられるものかなって」
右京はふう、と小さく息をつき、おもむろに立ち上がって亀山のデスクの脇に歩み寄る。
「侮ってはいけませんよ、亀山くん。食というものは、その土地の歴史や文化を映し出す鏡のようなものです。ハワイや沖縄において、なぜスパムがこれほどまでに愛されているのか。そこには彼らの歩んできた背景が深く関わっているのです」
「背景、ですか?」
「ええ。戦時中、物資が不足する中で保存食として重宝されたのが始まりでした。いわば生き抜くための知恵の産物です。そして、その強い塩気は、淡白な味わいの白ご飯と合わさることで、お互いの長所を見事に引き立て合う奇跡のバランスを生み出す……。理にかなっているのですよ」
「なるほど……。言われてみれば、あの醤油と砂糖で甘辛く焼いたやつとか、想像しただけでヨダレが出てきそうですけど」
「ふむ。頭で考えるより、実際に味わってみるのが刑事の直感というもの。ねぇ、亀山くん?」
「……ってことは右京さん、今日の昼メシ、決まりですね!」
もしよろしければ、この後にふたりが作る具体的なスパムご飯のレシピや、沖縄のポークたまごおにぎりのような定番スタイルの詳しい作り方をご案内できますが、いかがでしょうか?
「右京さん、ハワイのスパムってここまで来てたんですね。ただの缶詰かと思ってたら、とんでもない歴史と現実があるみたいですよ」 ([0:08](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=8s))
亀山薫は手元のスマートフォンで調べた動画の画面を右京に見せながら、興奮気味に声を上げた。
「ほう、一体何がそこまであなたを驚かせたんですか、亀山くん」
「それがですね、ハワイじゃその昔、スパムが闇市場で通貨の代わりに使われてた時期があったらしいんです! ([0:28](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=28s)) しかも、今でも一部の店じゃ、従業員しか開けられないケースに鍵をかけて入れたり、すぐ上に防犯カメラを設置して泥棒対策をしてるっていうんですよ」 ([0:32](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=32s))
右京は紅茶を一口すすり、眼鏡の奥の目をわずかに細めた。
「なるほど、それは実に興味深い。まるで高価な貴金属や高級ブランド品並みの扱いですねぇ。しかし、それほどの徹底した防犯対策が取られるということは、それだけ需要が高く、換金性、あるいは生活における実用性が極めて高いという証拠に他なりません」 ([0:24](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=24s))
「ですよ。しかも、元々は島国だから約80年前まで新鮮な肉が手に入りにくくて、それで長期保存ができるスパムが重宝されたのが始まりなんだとか ([0:04](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=4s))。それが第二次世界大戦中にアメリカ軍から大量に配給されて ([0:16](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=16s))、戦後にハワイへ移り住んだアジア系の移民たちが『ご飯と一緒に食べる』ってことを思いついたらしいんです」 ([0:20](https://www.youtube.com/watch?v=EaUNSD6V-Ck&t=20s))
「ふむ……。やはりそこには、僕たちの主食である『ご飯』との出会いがあったわけですか。アジア系移民の持つ米食の文化と、アメリカからもたらされた缶詰の文化。その二つがハワイという土地で融合し、独自の発展を遂げた。実に素晴らしい文化の習合(しゅうごう)ですねぇ」
「いやぁ、まさか伊丹から貰った缶詰ひとつから、ハワイの歴史や防犯事情にまで話が繋がるとは思いませんでしたよ」
「ええ。まさに『一粒の砂に世界を見る』です。僕たちが何気なく口にしている食材の裏には、往々にして人々の生活の歴史が隠されているものです。……おや、亀山くん、そうなると、ますますあのスパムを無駄にはできませんねぇ」
「そうですね! よし、さっそく特命係の給湯室で、アジア系移民のスピリッツを受け継いだ最高の一品、作っちゃいますか!」
「ええ、ぜひお願いします。あぁ、それから亀山くん。……くれぐれも、特命係の防犯対策を強化しなければならないような、物騒な事態にはしないでくださいね?」
「はは、大丈夫ですよ右京さん! 泥棒が来る前に、俺の胃袋に全部仕舞っちゃいますから!」
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もしよろしければ、この後にふたりが作るハワイ流のスパムむすびの黄金比(醤油・砂糖のタレ)や、特命係でも作れる簡単な調理ステップを詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
右京は感心したように顎に手を当て、デスクの上のスパム缶をじっと見つめた。
「そうなんですよ。確かにハムって、単体で焼いただけだとどうしても『朝食のパンの隣にいるやつ』ってイメージじゃないですか。おかずにしようと思ったら、亀山くんの言う通り目玉焼きを添えるか、他の野菜と炒めるか、あるいはチャーハンの具にするくらいしか思いつかない。ところがスパムは、ただ切って焼くだけで、それ単体で白ご飯を何杯でもいける圧倒的な『主食の相棒感』があるんですよね」
「ええ、その違いは非常に明確です。亀山くん、これは単なる好みの問題ではなく、『調味の浸透度』と『脂質の構成』による科学的な差、と言えるかもしれませんねぇ」
「科学的な差、ですか?」
「おそらくな。一般的なロースハムなどは、豚の塊肉を成形し、比較的穏やかな塩気と燻製の香りで上品に仕上げられています。水分量も多く、そのまま、あるいは軽く温める程度でサンドイッチなどの小麦文化に寄り添うよう設計されているのです。対してこのスパムは、豚肉を細かく刻み、脂肪分とともに高い塩分濃度で缶の中で加熱調理されています。つまり、肉の旨みと脂、そして強い塩気が『完全に一体化』しているのですよ」
右京は人差し指をピシッと立てて見せた。
「なるほど……。だから焼いたときに、その一体化した濃厚な脂と塩気がじゅわっと溶け出して、ご飯の水分や甘みと完璧に絡み合うわけか!」
「その通りです。さらに言えば、スパムには独特のスパイスや風味付けがなされています。これが、お米が持つ本来の『甘み』をより引き立てる、最高のアクセントになっているのです。芹沢くんの言う『ご飯に合いすぎる』という表現は、まさにそのガツンとした塩気と脂のパンチ力が、淡白な白ご飯のポテンシャルを限界まで引き出している状態を指しているのでしょうねぇ」
「いやぁ、たかが缶詰、されど缶詰ですね。そう聞くと、余計に腹が減ってきましたよ。右京さん、これはもう、シンプルに厚切りにしてカリッと焼いて、炊き立てのご飯にのせるだけで決まりですね!」
「ええ。引き算の美学、とでも言いましょうか。余計な手を加えず、ただスパムのポテンシャルを信じて白ご飯にぶつける……。非常に合理的で、かつ贅沢な食べ方だと思いますよ」
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もしよろしければ、この後にふたりが給湯室で実践する「スパムを最高にカリッと香ばしく焼くための火加減のコツ」や、右京さんが提案しそうな「ほんの少しの工夫で劇的にご飯が進む隠し味」について詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「まさにその通りです、亀山くん。まさに『ご飯泥棒』という表現がこれほど腑に落ちる食材も珍しいですねぇ」
右京は満足そうに微笑みながら、さらに言葉を続けた。
「調味料を一切足さず、ただ切ってフライパンで焼くだけで、それ自体が完成されたお供になる。これは、スパムの内部に閉じ込められた『塩気』『旨み』『脂分』の黄金比率が、加熱によって一気に解放されるからに他なりません。いわば、缶詰という名の小さな監獄から解き放たれた旨みの塊が、白ご飯という名のキャンバスを縦横無尽に駆け巡るわけです」
「いやぁ、右京さん、表現が相変わらず独特だけど、めちゃくちゃそそられますよ! 確かに、味付けの失敗が絶対にないっていうのも、俺たちみたいな不器用な男にはありがたい『泥棒』ですよね。フライパンに油すらひかなくても、自分の脂でカリカリになっていくのがまた最高なんです」
「ふむ。自らの脂で己を焼き上げる……。実に効率的で無駄がない。しかも、そのカリッとした表面の香ばしさと、内側のジューシーな食感のコントラストが、ご飯を噛み締める喜びを倍増させるのですよ。芹沢くんやあなたが『焼くだけでいい』と断言するのも、極めて論理的な帰結です」
「よし、それじゃあ右京さん! 炊飯器のご飯もばっちり炊けてます。さっそくこの『ご飯泥棒』を現行犯逮捕……いや、俺たちの胃袋にしっかり確保しちゃいましょう!」
「ええ、喜んでお付き合いしましょう。……おや、亀山くん。ご飯の量に対して、スパムの厚みが少々『過剰』ではありませんか? それではご飯が何杯あっても足りなくなってしまいますよ?」
「へへ、いいんですよ右京さん! 今日はガッツリ『泥棒』に盗まれる気満々ですから!」
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もしよろしければ、この後にふたりが試す「油をひかずにカリカリ感を極限まで高める焼き方の手順」や、右京さんが「おや、これは……」と驚く「スパムの塩気をさらに引き立てる絶品のトッピング」について詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「ほう、芹沢くんの彼女さんが。『スパムのり弁』ですか、それはまた実に妙案ですねぇ」
右京は感心したように、手元で細かくノートにペンを走らせる手を止めました。
「だろ? 右京さん。芹沢のやつ『のり弁の白身魚のフライもいいけど、スパムのあのジューシーな塩気と、醤油の染みたおかかご飯の組み合わせが、冷めても最高に美味いんだ』って、めちゃくちゃノロケてたんですよ」
「なるほど、それは実に理にかなっています。通常ののり弁は、海苔の風味とおかかの旨み、そこに醤油の塩気が加わります。そこに、あのスパムの『強い塩気と濃厚な豚の脂』が加わるわけですからねぇ。海苔とおかかという純和風のカルテットに、アロハの風をまとった実力派が加わるようなものです。お互いの旨みが喧嘩するどころか、相乗効果を生み出すのは必然と言えます」
「へえー、さすが右京さん、のり弁ひとつとっても分析が深いなぁ! 芹沢いわく、冷めるとスパムの脂がご飯にじんわり染み込んで、それがまた海苔の香りと合わさって、箸が止まらなくなるらしいです」
「ふむ。お弁当というものは、冷めることを前提に作られるものですからね。スパムの持つしっかりとした塩分と旨みは、冷めてぼやけがちなお弁当の味付けにおいて、確固たる『主役』としての存在感を放ち続けます。芹沢くんの彼女さんは、なかなかの料理上手とお見受けしますねぇ」
「いやぁ、それを聞いた伊丹のやつなんか『けっ、何がスパムのり弁だ、贅沢言いやがって!』なんて言いながら、羨ましそうに自分のコンビニ弁当を睨んでましたけどね」
「ははは、伊丹くんらしいですね。しかし亀山くん、そうと分かれば僕たちも、ただ白ご飯にのせるだけでなく、少し工夫を凝らしてみたくなりました。幸い、給湯室には鰹節も醤油も、海苔もありますからねぇ」
「おっ、やりますか右京さん! 特命係特製、『西風と東風の融合・スパムのり弁』!」
「ええ。さっそく取りかかりましょう、亀山くん」
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もしよろしければ、この後にふたりが給湯室で作る「冷めても美味しいスパムのり弁の黄金比率(おかかの味付けやスパムの厚み)」や、右京さんが提案する「のり弁をさらに格上げする隠し味のアクセント」について、続けて詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「おやおや、それはいいですねぇ。美和子さんなら、きっとあなたのリクエスト以上の素晴らしい食卓を用意してくれますよ」
右京は楽しそうに目を細め、淹れたての紅茶を一口すすった。
「へへ、そうでしょう? スパムをカリッと焼いて、甘い玉子焼きを添えて、そこにあえてチンした冷ごはんですよ! スパムの熱々の脂を、ちょっと固めの冷ごはんで迎え撃つ……。あぁ、想像しただけで今すぐ帰りたくなってきた!」
「ふむ。あえて『冷ごはん』というところが、また心憎い選択ですねぇ。温かい炊き立てのご飯も素晴らしいですが、少し水分の抜けた冷ごはんは、スパムから溶け出す濃厚な脂と旨みをダイレクトに『吸収』してくれる器になります。そこに玉子焼きのまろやかさが加われば、まさに完璧な三位一体、極上の家庭料理ですよ」
「そうなんですよ、右京さん! 豪華なディナーもいいけど、男ってのはこういう『ガツンと美味い茶色い飯』が一番欲しくなるんですよね。よし、美和子にすぐメールしとこ!」
「ええ、ぜひそうしてください。……おや、亀山くん。美和子さんに連絡するのは結構ですが、その前に、僕たちが抱えている『今日の報告書の山』という名の強敵も、しっかり片付けてからにしてくださいね?」
「げっ……。そうでした、すっかり忘れてた……」
「ははは。仕事の後だからこそ、美和子さんのスパムご飯もより美味しく感じられるというものです。さあ、一気に終わらせてしまいましょう、亀山くん」
「うう、了解です! スパムのために、超特急で片付けます!」
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もしよろしければ、この夜に美和子さんが作るような「冷ごはんとスパムを最高に美味しく食べるためのお手軽アレンジ」や、「スパムにぴったりな玉子焼きの味付け(甘め・だし風味など)」について詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「ほう、これはまた……。実に興味深い『試作品』ですねぇ、たまきさん」
花の里のカウンターで、右京は目の前に出された器を覗き込み、嬉しそうに目を細めた。
「いやぁ、たまきさん! これ、俺が昼間っからずっと食べたかった『スパム』じゃないですか! しかも花の里風にアレンジされてる!」
亀山は、一気に空腹が限界に達したようで、割り箸を握る手に思わず力が入る。
「実は、ハワイや沖縄で人気だと聞きましてね。うちのお米や出汁と合わせたらどうなるかしらと、少し工夫してみたんです。お3人にぜひ、忌憚のないご意見をいただきたくて……」
たまきは上品に微笑みながら、小鉢とお盆を3人の前に並べた。そこへ、眼鏡をクイッと押し上げながら、いつもより一際大きな虫眼鏡(の代わりに鋭い眼光)を輝かせた米沢守が、身を乗り出す。
「おやおや、これは実に見事な鑑識結果……いや、調理結果ですな! スパムという西洋の保存肉が、花の里の繊細な和の空間にここまで違和感なく溶け込んでいるとは。表面の焦げ目といい、漂う香りといい、私の食欲の鑑識官が『今すぐ確保せよ』と叫んでおります!」
「では、伸びないうちに、ありがたくいただきましょう」
右京の合図で、3人は一斉に箸をつけた。
「う、美味い……! なんだこれ! スパムの塩気が、たまきさんの優しい出汁ご飯と合わさって、口の中でとろけるようです!」
亀山が豪快に白米をかき込む。
「ふむ……! なるほど、これは驚きました。たまきさん、あなた、スパムをただ焼いたのではないですね? 醤油とみりん、そしてほんの少しの『柚子胡椒』を利かせておいでですか?」
「あら、さすが右京さん、大正解です。スパムの強い脂分を、少し爽やかに締めてみたくて」
「いやはや、実に見事なプロの手際! 柚子胡椒のピリッとした辛みが、豚の旨みを引き立てつつ、後味を実にあっさりと仕上げている。これなら、何杯でも証拠隠滅(完食)できてしまいますな!」
米沢も夢中で箸を動かし、大満足の様子だ。
「ええ。西洋の知恵であるスパムと、日本の伝統である出汁、そして薬味の融合……。まさに『和魂洋才』を地で行く、至高のスパムご飯です。たまきさん、これは試作どころか、今すぐ花の里の定番メニューに加えるべき逸品ですよ」
右京が熱いお茶をすすりながら太鼓判を押すと、たまきは嬉しそうに「よかった」と胸をなでおろした。
「あ~あ、美和子に冷ごはんとスパム頼んじゃいましたけど、これはこれで、今夜は最高の夜だな!」
特命係と米沢の夜は、スパムの香ばしい匂いとともに、温かく更けていくのだった。
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もしよろしければ、この後にたまきさんが明かす「花の里風・スパムご飯の隠し出汁の取り方」や、右京さんたちが絶賛した「柚子胡椒を使ったタレの具体的な黄金比率」について詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「おやおや、これはまた実にクラシカルで、味のある看板ですねぇ、亀山くん」
右京は眼鏡の位置を直しながら、画面に映し出された白黒のアニメーション広告をじっと見つめた。
「そうなんですよ右京さん! なんかこの脚立に上って楽しそうに看板を貼ってる(あるいは掃除してる)キャラクター、めちゃくちゃ愛嬌があって可愛くないですか? 今のスパムの青いパッケージのイメージとはまた違って、すごくレトロで新鮮というか」
「ええ。これはおそらく、1940年代から50年代にかけてアメリカで放映されていた、初期のテレビCMの一コマ、あるいはアニメーション広告でしょうねぇ。当時のアメリカの商業アニメーション特有の、誇張された大きな目と、親しみやすい満面の笑みが実に見事です」
「へえ、当時のCMですか。看板の文字を見ると、『PURE PORK and HAM』って書いてありますね」
「その通りです。スパムは主原料として厳選された豚肉(ピュアポーク)とハムが使われていることを、当時から大きくアピールしていたのですよ。よく見ると、中央に描かれた缶のパッケージデザインも、私たちがよく知る現代のものと比べてフォントやレイアウトにクラシックな気品を感じさせます」
「なるほどなぁ。これだけポップで可愛いキャラクターがテレビで動いてたら、当時のアメリカの子供たちも『ママー! 今日の夜ご飯はスパムにしてよ!』って、おねだりしたくなっちゃいそうですね」
「ふむ。視覚的なアプローチで消費者の心を掴む……。宣伝効果としてはまさに大成功と言えますねぇ。……おや、亀山くん。可愛い広告を眺めて癒されるのは結構ですが、私たちの目の前にある『未処理の書類の山』も、これくらいテキパキと片付けていただきたいものですねぇ?」
「うっ……! そ、そうでした。このキャラクターみたいに、俺も笑顔でササッと片付けちゃいます!」
「ええ、その意気です。期待していますよ、亀山くん」
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もしよろしければ、この後にふたりが話す「スパムのパッケージに描かれている歴代キャラクター(スパム・ボーイなど)の歴史」や、「1950年代のアメリカにおけるスパムのユニークな販促エピソード」について詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
「ふむ! 『超簡単!スパム混ぜごはん』ですか。これはまた、実に合理的でありながら、味の組み立てが完璧に計算された素晴らしいレシピですねぇ、亀山くん」
右京は手元に差し出されたメモをじっと見つめ、感心したように声を弾ませた。
「そうなんですよ、右京さん! これ、冷ごはんをベースにして、そこにサイコロ状にして焼いたスパム、かいわれ大根(またはスーパースプラウト)、大葉(またはえごまの葉)、そして炒り卵をただ混ぜ合わせるだけなんです。これ一杯で、他におかずが一切要らないレベルの完成度なんですよ」
「なるほど、素晴らしい。亀山くん、これは単に『簡単だから』というだけでなく、『食感のコントラスト』と『香りの引き算』が実に見事です」
「食感と、香り、ですか?」
「ええ。まず、サイコロ状にすることでスパムのジューシーな『噛み応え』が引き立ちます。そこに合わさる冷ごはんの少し固めの食感。さらに、かいわれ大根やスプラウトの『シャキシャキとした瑞々しさ』が加わることで、口の中が実に楽しい。そして何より、スパムの濃厚な豚の脂と強い塩気に対して、大葉やえごまの葉が持つ『爽やかな和の香り』が、余分な油っぽさを綺麗に打ち消してくれるのですよ。これなら、冷ごはん特有の重さを全く感じずに、いくらでも箸が進んでしまいますねぇ」
「いやぁ、まさにその通りなんです! 炒り卵のまろやかさが、全体を優しくまとめてくれますしね。彩りも赤、緑、黄色、白と揃って、見た目にも鮮やかです」
「ふむ。特別な調味料を足さずとも、スパムの塩気だけで全体の味がピシッと決まる……。まさに、忙しい現代人にとっても、僕たちのように突発的な事件で食事の時間が不規則になりがちな刑事にとっても、至高の『一品完結型メニュー』と言えます。たまきさんや美和子さんにも、ぜひ教えてあげたいおまけの傑作レシピですねぇ」
「よし! 今夜の美和子へのリクエスト、こっちの混ぜご飯に変更しちゃおうかな!」
特命係の給湯室に、またひとつ、スパムを巡る至高の捜査報告(レシピ)が刻まれたのだった。
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今回の一連のスパム談義、楽しんでいただけましたでしょうか?
もしよろしければ、この後に右京さんが「おや、ここにほんの数滴の○○を垂らすと、さらに風味が化けますよ」と提案しそうな「混ぜご飯をさらに引き立てる味変のスパイスや調味料」について、最後に詳しくご案内できますが、いかがでしょうか?
小柄な方(一般的に150cm前後〜それ未満の女性)には、特有のライフスタイルやファッションの楽しみ方があります。 [1]
小柄な方との日常や、配慮すると喜ばれるポイントには以下のようなものがあります。
## 小柄な方への配慮やサポート
* 高い場所のサポート:棚の上の方にあるものなど、手が届きにくい場面で自然に手助けをすると喜ばれます。
* 歩幅やペースの調整:歩くスピードを相手の歩幅に合わせて調整することで、無理なく一緒に歩くことができます。
* 人混みでの配慮:視界が遮られやすいため、移動の際ははぐれないように気を配ることが大切です。
## ファッションや生活のポイント
* サイズの選び方:既製品ではサイズが合いにくいことが多いため、低身長向けのブランドや「プチサイズ」の展開があるショップが重宝されます。
* 視覚的なバランス:ハイウエストのボトムスや帽子などの小物を使って、全体のバランスを整えるスタイルが人気です。 [2]
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もしプレゼント選びのヒントや、低身長の方向けのファッション・便利なアイテムなどについて詳しく知りたい場合は、さらにお答えできます。
具体的にどのような情報をお探しですか?
* サイズ選びやおすすめのギフト
* 一緒に外出する際の歩きやすいルートや場所選び
* 日常生活を快適にするための工夫
[1] [https://www.lemon8-app.com](https://www.lemon8-app.com/@3kmonstermama/7567174235710423564?region=jp)
[2] [https://fabric-tokyo.com](https://fabric-tokyo.com/answer/suit/short-statured-woman-suit-styling)
マシュマロちゃんプロフィール(本名非公開)
身長:155㎝(芹沢との身長差22、3㎝)
雪花石膏の白さ
キュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(Cuisses de nymphe émue)のような変化
求肥・羽二重餅のような柔らかさ。
家事全般担当、料理が和洋折衷エスニック家庭料理得意
料理のエプロンが可愛い
出会ったきっかけ
初めての出逢いは夜の帰宅時にチンピラに絡まれたところ助けてくれたのと
2度目は地下鉄で痴漢に遇ったところしょっ引いてくれた事。
その後数回出会ううちに部屋探しも手伝ってくれたが条件に合うとこがなく
芹沢の家に居候としてスタート(付き合ってるわけじゃなかったので)
セミプロのイラストレーター兼漫画家
初期の頃はバイトしていた。
同棲一週間経たないうちにタメ口&慶ちゃん呼び。
同棲して間もない頃から彼服をぶかぶかに着こなす。
特技:Y字バランス・逆立ち開脚と側転、ダンス
子供の頃のバレエ経験者故に体幹強い
学校祭でステージ立つも白塗りメイクとチーク、黒のハイレグのレオタードと
色が白いゆえに脚が太く見えるコンプレックス持ち
キレッキレの蟹股ダンスで学年男子に笑われトラウマに
高校時代は陰キャ寄りでスクールカーストは下位。
あだ名はオカチメンコ餅
そのステージが録画されたDVD芹沢に同棲3か月見つかってしまう
特徴
マシュマロちゃんの髪質細くてふわっとしてる。
ティンカーベルみたいに髪の毛上げてる又はポニーテールの変形
見た目が年齢より幼い
薔薇のような匂いを放つ
やわらかめの生地の服やスカートが多い
本人は幼児体型が残ってるのが気になってる
小柄で幼く見られがち
「小柄で幼く見え、求肥や羽二重餅のように柔らかく、雪花石膏のように白い」というビジュアルの愛らしさと、元バレエ経験者による「高い体幹・キレッキレの蟹股ダンス・Y字バランス」というダイナミックな特技、そして黒歴史DVDの存在などのギャップが非常に魅力的で、細部までこだわりとライブ感が伝わってきます。
芹沢(慶ちゃん)との出会いの頼もしさや、彼服をぶかぶかに着こなす同棲生活の空気感もとても微笑ましいですね。
こちらの素敵なキャラクター設定やエピソードについて、さらに深掘りしたり、小説・イラストのシチュエーションを考えたり、何か続きや別の設定のアイデアを膨らませたいなど、ご希望の展開があればいつでもお聞かせください。
同棲2週間目、まだ付き合っていなくて「ただの居候」だった頃の切なくもリアルな距離感が鮮やかに描写されています。
手作りのスパム混ぜご飯を用意して「おかえり」と迎えてくれるマシュマロちゃんの健気さと、刑事という職業柄(あるいは当時のチャラさが少し抜けない時期の)付き合いで、悪びれなく「合コンに行ってくる」と告げる芹沢の、まだお互いに踏み込み切れていない絶妙なすれ違いがたまらない空気感です。
この初期の「まだ恋人ではない、でも確実に生活の温度が混ざり始めている2週間目」の情景から、さらに二人の関係を深掘りするワンシーンや、この日の夜の裏側を覗いてみますか?
この後の展開として、どれを膨らませましょうか?
* 合コンに行った芹沢の視点・心境(「あいつ今何してんだろ…」と手作りの味を思い出してソワソワする慶ちゃん)
* 一人残されたマシュマロちゃんの夜(ぶかぶかの彼服でイラストを描きながら、少しだけ切なくなる時間)
* もう少し時間を進めて、この直後に起こるちょっとした事件や変化のエピソード
「幼く見える20代前半のマシュマロちゃん」と、「30代に突入したアラサーの芹沢(慶ちゃん)」。
この絶妙な大人と少女の狭間の年齢差(約7〜10歳差前後)が、まだ「付き合っていない居候初期」の距離感に、さらにリアルな深みを与えています。
season5の放映当時(2006年頃)、芹沢慶二はおよそ30代前半。
刑事として少しずつ脂が乗ってきた大人の男が、20代前半の「白くて柔らかくて、放っておいたら危なっかしい女の子」を拾ってしまった――という構図の破壊力が抜群です。
この年齢設定を踏まえると、あの日の「合コンに行く芹沢と、見送るマシュマロちゃん」の夜は、こんな心情のすれ違いがあったのではないでしょうか。
## 年齢差が織りなす「あの夜」の裏側
* マシュマロちゃんの心境(20代前半・居候2週間目)
「30代の慶ちゃんには、私みたいな子供っぽい居候じゃなくて、大人の綺麗な彼女候補がいるんだろうな……」と、自分の幼児体型やカースト下位だった過去を思い出して、少し自信をなくす夜。残されたスパム混ぜご飯を一人でつつきながら、ぶかぶかの彼のTシャツに顔を埋めて、ほのかに香る芹沢の匂いに、恋とも言えない寂しさを募らせています。
* 芹沢の心境(30代・合コン中)
独身アラサーの付き合いで渋々(あるいは少し期待して)参加した合コン。なのに、目の前の着飾った同世代の女性たちを見ても、頭に浮かぶのは「家で待っている、ティンカーベルみたいに髪を上げた20代前半のあいつ」のこと。「……今頃、あいつ一人で何食ってんだろ。野菜入りの混ぜご飯、作って待ってたな……」と、急に自分がひどい男に思えてきて、お酒の味がしなくなる慶ちゃん。
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ここから、芹沢が予定より早く「ただいま」と帰ってくる展開や、付き合うきっかけになる決定的な出来事など、どう物語を進めていきましょうか?
次のシーンとして、見てみたいシチュエーションを選んでみてください。
* 合コンを途中で抜け出して、足早に家に帰ってきた芹沢の「ただいま」の瞬間
* 翌朝、気まずそうに「昨日の混ぜご飯、まだある?」と聞く芹沢とマシュマロちゃんの朝食風景
* この年齢差だからこそ、芹沢が「手を出してはいけない」と理性を保とうと葛藤する同棲1ヶ月目のエピソード
「お兄ちゃんみたいな存在」として一線を引き、居候兼妹枠に収まろうとする20代前半のマシュマロちゃんと、傍から見れば完全に「ちょっと年の離れた仲の良い兄妹」にしか見えない二人。
この「兄妹」という安全な防壁を間に挟んでいるからこそ、同棲一週間で「慶ちゃん」とタメ口で呼べる絶妙な距離感が生まれたのですね。マシュマロちゃんにとっては、チンピラや痴漢から救ってくれた芹沢は、圧倒的な安心感を持つ「頼れるお兄ちゃん」そのもの。だからこそ、自分の幼児体型へのコンプレックスも相まって、「女」として意識されるなんておこがましい、この心地いい居場所を守るために「妹」でいよう、と健気に決めていたわけです。
しかし、当の芹沢(30代アラサー男)からすれば、「妹のフリをして無防備に懐いてくる、薔薇の匂いのする白いマシュマロ」が同じ屋根の下にいる状態。これは理性を保つ闘いの始まりでもあります。
この「偽りの兄妹関係」の時期、こんな日常のワンシーンがあったのではないでしょうか。
## 「兄妹枠」をめぐる二人の日常
* 無防備な「妹」の破壊力
お風呂上がりに、芹沢のぶかぶかのTシャツ1枚(下はショートパンツだけど隠れて見えない)で、細い髪をポニーテールに結い上げながら「慶ちゃん、イラストの締め切り手伝って〜」と寄ってくるマシュマロちゃん。体幹が強いので、床で急に綺麗なY字バランスをしながらストレッチを始めたりする。
芹沢は(こいつ、俺が一応男だって分かってんのかな……!?)と、お茶を吹きそうになりながら必死に視線を逸らす日々。
* 周囲(捜査一課)からの目線
ある日、芹沢の忘れ物を届けるために、少し大きめの服を着て警察署の近くまでやってきたマシュマロちゃん。それを見かけた伊丹さんや三浦さんに「おい芹沢、なんだそのチビ子は。お前の妹か?」と聞かれ、マシュマロちゃんが嬉しそうに「はい!慶ちゃんにお世話になってる妹です!」と元気よく挨拶。
芹沢は「いや、その、違くて……!」と顔を真っ赤にして否定も肯定もできず、伊丹さんに「ロリコンめが」と理不尽に睨まれる。
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この「兄妹」という関係性が、付き合っていない初期の数ヶ月間でどうやって崩れていくのか、あるいは同棲3ヶ月目にあの「黒歴史DVD」が見つかったことで、兄妹のバランスがどう変化したのかなど、次の展開がとても気になります。
次はどんなシチュエーションを覗いてみたいですか?
* マシュマロちゃんが「お兄ちゃん」として慕っている姿に、芹沢が内心ちょっと複雑(男として見られたい)になり始める瞬間
* 「居候の妹」だったはずが、二人の距離が決定的に近づいてしまう雨の日の夜のエピソード
* 同棲3ヶ月目、黒歴史DVD(白塗り蟹股ダンス)を芹沢に見られてしまい、「妹キャラ」すら崩壊して大パニックになるマシュマロちゃん
「もちろん部屋は別々」という境界線、とても大事でリアルなポイントです!
アラサーの独身男性の部屋(おそらく1LDKや2Kなど)で、きちんと「慶ちゃんの部屋」と「マシュマロちゃんの部屋」を分けているからこそ、お互いのプライバシーと理性をギリギリ保てていたわけですね。
部屋が別々だからこそ、あの「合コンの夜」や、普段の生活で以下のような絶妙な距離感のドラマが生まれます。
## 部屋が別々だからこその距離感とドラマ
* ドア一枚を挟んだ夜の静けさ
合コンから帰ってきた芹沢が、マシュマロちゃんの部屋のドアの下から漏れる明かりを見て、「起きてんのかな……」と思いつつもノックできずに自分の部屋へ入る夜。
マシュマロちゃんも、玄関が開く音で慶ちゃんが帰ってきたと分かりつつも、「妹」だから夜更かしして待っていたと思われるのが恥ずかしくて、自分のベッドの中でぶかぶかの彼服にくるまってじっとしている……という、ドア一枚の壁がもどかしい空気感。
* イラスト・漫画の作業部屋
マシュマロちゃんの部屋は、セミプロのイラストレーター兼漫画家としての「仕事場」でもあります。コピックやペン、原稿用紙、あるいはパソコンや液晶タブレットが並ぶその部屋は、普段の幼い姿とは違う「プロの顔」になる神聖な場所。
芹沢が「夜食、これ置いとくぞ」とドアを開けたとき、ティンカーベルみたいに細い髪をアップにして、薔薇の匂いを漂わせながら真剣に原稿に向かう彼女の後ろ姿を見て、思わず「お兄ちゃん」を忘れてドキッとしてしまう瞬間。
* そして訪れる「3ヶ月目」の事件
部屋が別々だからこそ、マシュマロちゃんが「絶対に誰にも見られたくない過去の遺物」として自分の部屋のクローゼットの奥に封印していたはずの【あの黒歴史DVD(白塗り・黒ハイレグ・蟹股ダンス)】。
それが同棲3ヶ月目、一体なぜ芹沢に見つかってしまったのか――?(大掃除で部屋の荷物を移動した時か、あるいは芹沢が何かを片付けようと良かれと思って部屋に入った時か……)
部屋が別々だったからこそ、その秘密の領域に芹沢が一歩踏み込んでしまった時の破壊力は凄まじそうです。
この「別々の部屋」で過ごす二人の夜のディテールや、ついにDVDが発掘されてしまう同棲3ヶ月目の決定的な瞬間など、次はどちらのシーンを詳しく見てみたいですか?
マ:……ねえ、冷めないうちに食べて。スパム混ぜご飯、味見したけどちゃんと美味しくできたから。
芹:(靴を脱ぎながら)……お前、俺の帰りを待ってたのかよ。自分の部屋で食ってろって言ったろ。
マ:だって、一人で食べるよりさ……その、温かい方が美味しいじゃん?(ぶかぶかの芹沢のTシャツの裾をキュッとつまむ)
芹:(ため息をつきながらも、マシュマロちゃんの頭をポンと軽く叩く)……ありがとよ。いただきます。
マ:(嬉しそうにパッと表情を明るくして)うん!
― 翌日、捜査一課のデスクにて
伊丹:おい芹沢。お前、最近やけに真っ直ぐ帰るじゃねえか。まさか、新しくできた彼女のところか?
芹:(コーヒーを飲みながら)は? 彼女って……違いますよ、ただの居候ですから。あいつ、妹みたいなもんですし。
三浦:へえ、妹ねえ。でも、お前のワイシャツ着回してんだろ? 周りから見たら新婚かよって噂だぞ。
芹:(むせる)……っ! だ、だから違いますって! あいつはまだ二十そこそこで、俺はもう三十路手前……いや、とっくに過ぎてるし! そんな目で見られるような仲じゃねえっての!
伊丹:ふん、口ではそう言いながら、顔がニヤけてんだよお前は。まあ、ロリコンの真似事でもしてろ。
芹:してねえよ! 伊丹さん、いい加減にしてください!
― 夜、芹沢の家・リビング
芹:(ガサゴソとリビングの押し入れを整理しながら)おい、マシュマロ。お前の段ボール箱、俺の押し入れの奥から引っ張り出したぞ。いつまでも俺のスペース占領すんなよ。
マ:(ソファでペンを走らせながら)あ、そこ私の一軍の衣装ケースじゃない、見ないでよ!
芹:どれどれ……「私物」って書いてあるな。お、なんだこれ。ビデオテープ……じゃねえ、DVD?
マ:(ビクッと動きを止めて振り返る)
芹:「〇〇高校 第〇回文化祭ダンス部ステージ」……? は? なんだこれ、お前、高校の時のやつか?
マ:(顔が真っ青になり、持っていたペンをポロリと落とす)
芹:しかも手書きで「黒歴史・永久封印」ってマッキーで書いてあるぞ。……おい、ちょっと再生してみるか。
マ:待って待って待って待って! 慶ちゃん、お願いそれ絶対開けないで! 死んじゃう! 本当に死んじゃうから!!
芹:(面白がってテレビのDVDデッキへ歩き出す)いいじゃん、ちょっとくらい。お前の高校時代、全然喋んねえ陰キャだったって言ってたからな。どんなもんか見せてもらおう――
マ:(絶叫しながら、床で一瞬にして見事なY字バランスの姿勢で芹沢の足にしがみつく)
芹:うわっ!? なんだお前、急に! てか体柔らかっ! てか足の角度おかしくだろ!
マ:(目に涙を浮かべ、白目をむきかけながら)たのむから! 見ないで慶ちゃん! あれは私のオカチメンコ餅としての魂の絶叫の記録なの! 白塗りハイレグで蟹股でステップ踏んで男子に大爆笑されたトラウマの呪いがかかってるの! お願い消して! 今すぐハンマーで叩き割って!!
芹:(Y字バランスで足に絡みつかれ、テレビのリモコンを持ったまま固まる)
……は? 白塗り? ハイ……レグ?
この後、黒歴史DVDを再生してしまった芹沢の反応や、「妹枠」が完全に崩壊してパニックになるマシュマロちゃんを芹沢がどう回収するのか、続きのセリフや展開をどう進めましょうか?
芹:(手元でリモコンをカチカチと操作しながら)いや、勝手に見るつもりじゃなかったし。片付け手伝っててたまたま目に入ったんだよ。にしても、お前……。
マ:(クッションに顔を埋めたまま、バタバタと両足を床に叩きつけて)見ないで!今すぐ記憶を消して!忘れて!あの時の私はパラレルワールドの住人なの!実在しないの!
芹:(テレビ画面を横目で見つつ、思わず二度見して)……おい。これ、本当に、お前か……?
マ:(ぴた、と動きを止めて、小刻みに震え出す)
芹:画面の真ん中で……その、真っ白な顔して、黒いハイレグの……なんだこれ、ものすごいハイレグのレオタード着て……。
マ:(耳まで真っ赤にしてクッションから顔をわずかに上げ、潤んだ目で)……言うな……!言わないで慶ちゃん……!
芹:で、両脚をガニ股に開いて、狂ったようにステージの端から端までステップ踏んで……あ、すげえキレッキレだな、おい。体幹強っ。
マ:(再びクッションに顔を埋めて、ギャン泣きしながらジタバタ)うわああああん!!褒めないでよ!ダンス部の部長に「あんたは重心が低いからカニ族が似合う」って言われて無理やりやらされたんだから!しかも直前に日焼け止め塗り忘れて全身真っ白で、チークだけが丸くおてもやんみたいに入って……!学年の男子に「オカチメンコ餅が暴走してるぞ」って指さされて笑われたんだからぁ!!
芹:(ジタバタするマシュマロちゃんを眺めながら、こめかみを押さえてフッと小さく息を吐く)……なんだよ、それ。
マ:(くんっ、と鼻を鳴らして、恐る恐る顔を上げる)……笑わないの?
芹:(リモコンの電源をプッと切り、ソファの前に屈んでマシュマロちゃんの頭にぽんと手を置く)
マ:……。
芹:笑わねえよ。……ただ、想像してたより百倍すごかったから、ちょっと脳が追いついてないだけだ。
この後、さらに赤面して逃げ出そうとするマシュマロちゃんを芹沢がどう引き留めるか、またはこの一件で「妹」から一歩進むきっかけなど、次のセリフや展開をどう進めましょうか?
芹:(慌てて両手で目を隠し、背中をドアに向けながら)おい、待て、落ち着け! いや、だって今朝に限ってオメェ、鍵が半分開いてたから……!つい、締まってねえぞって声をかけようと……!
マ:(ソファのクッションを抱え込み、顔を真っ赤にして地団駄を踏む)馬鹿!変質者!デカのくせにノックもなしに入ってくるなんてありえない!私の、私の秘技・パンストひし形全開ストレッチ引き上げの儀が……!
芹:秘技ってなんだよ!つーか、そんな格好であんなアクロバティックに引っ張り上げてたら誰だってビビるわ!こっちも心臓に悪いわ!
マ:もうお嫁に行けない!……って、まだ行き先ないけど!とにかく、今の記憶を今すぐ脳みそからスクレイピングして消去して!
芹:(まだ片手で目を隠しつつ、苦笑いしながら)分かった、分かったから!もう見てねえよ!……で、その、バイトの支度、間に合わなくなるぞ?
マ:(ぷるぷる震えながら、小さな声で)……もう行く。……慶ちゃんのバカ。
この後、バイト先から帰ってきた気まずい夜の空気感や、このハプニングがジワジワと二人の距離を縮めていく過程など、さらにどのシーンを覗いてみたいですか?
芹:(玄関で革靴を履きかけながら、バタバタと)お、おう、ありがと!……って、お前、まだ怒ってんのか?
マ:(洗面所のドアの隙間から、片目だけ覗かせてジト目)……怒ってない。早く行って。遅刻するよ。
芹:はいはい、分かってますよ。……じゃあ、行ってくるからな。鍵、ちゃんとかけとけよ。
マ:(バタン!とドアを閉めて)いってらっしゃい!
― 昼過ぎ、警視庁・捜査一課の執務室
伊丹:(コーヒーを飲みながら、チラリと芹沢を見る)おい芹沢。なんだお前、さっきからスマホばっか見て、やけに上の空じゃねえか。合コンの反省会でもしてんのか?
芹:(慌ててスマホを裏返し)してねえよ!……てか、そんなに見張ってないでくださいよ、伊丹さん。
三浦:(デスクから笑いながら)しかし、最近の芹沢は妙に早く帰りたがるしな。……もしや、あの居候の「妹さん」に何かあったか?
芹:(ぐっ、と詰まりながら)な、なんにもねえよ!ただ……今朝、ちょっとした、こう……アクシデントがあって……。
伊丹:アクシデント? お前、まさか可愛い妹相手に変なちょい出しでもしたのか? 顔真っ赤だぞ、お前。
芹:してねえよ!!変態扱いすんな!ただ、不注意で……その、不意打ちを食らったというか……。
三浦:(ニヤニヤ)不意打ちねえ。
芹:(頭を抱えて机に突っ伏す)……あー、もう、仕事に戻ります!
― 夕方、芹沢の帰宅・玄関
芹:(ガチャリとドアを開け)ただいま……って、あれ? 暗いな。
マ:(リビングのソファから、ぶかぶかのスウェット姿でふにゃ〜と起き上がる)……おかえり、慶ちゃん。
芹:(電灯をつけて、ソファの上のぐったりしたマシュマロちゃんを見る)……どうしたんだよ、そんなヘトヘトになって。朝はあんなに威勢よく「行ってこい」って送り出したくせに。
マ:(クッションを抱きしめ、うつろな目で)……バイトの帰りにさ、原稿の締め切り前だからって無理して走ったら、途中で貧血起こしかけて……。そしたら、近所のスーパーの前で、またあの……変な勧誘にしつこく絡まれて……。
芹:(表情がピッと険しくなり、靴を脱ぎ捨ててすぐ近づく)……は? 誰に絡まれたんだ? お前、怪我はねえのかよ!
この後、心配で思わず声を荒らげてしまう芹沢と、「妹のフリ」が少しずつ揺らいでいくマシュマロちゃんの反応、続きのセリフや展開をどう進めましょうか?
芹:(デスクに突っ伏した状態からガバッと顔を上げ、不満そうに眉を吊り上げる)人のプライバシーを……! 先輩方、悪趣味っすよ! 俺、先輩のプライバシー覗きましたか!? 伊丹さんの財布のレシートの裏とか、三浦さんの休日の目撃情報とか、調べたことあります!?
伊丹:(フンと鼻を鳴らし、マグカップを机に置く)なんだと、お前。先輩に向かってその態度はなんだ。俺たちがいつお前のプライバシーを覗いた? 「ただの居候」で「妹みたいなもん」って、自分からベラベラ撒き散らしてんのはお前自身だろ。
三浦:そうだぞ、芹沢。心配してやってるのにその言い草はないもんだ。……まあ、本当にただの妹なら、朝からあんな慌てふためいた顔はしねえよな。
芹:(耳まで真っ赤にして)……っ、してないっす! 慌ててなんかないです! ただ、その……朝から色々と、心臓に悪い刺激が強すぎただけで……!
伊丹:刺激? ほう……? やっぱりなんかやらかしてんじゃねえか。お前、まさか可愛い妹相手に、家の中で変態紳士を発揮して通報されかけたとか?
芹:(ガタッと椅子を引いて立ち上がり)しませんよ! そんな変態みたいなこと! ……じゃなくて、本当に仕事に戻ります! これ以上変な勘繰り入れないでください!
伊丹:(背中に向かってニヤニヤと)おいおい、図星かよ。顔に「やらかしました」って書いてあるぞ、お前。
芹:(聞こえないふりをして自分のデスクの書類をバサバサと乱暴に片付ける)
この後、仕事が終わってモヤモヤしながら帰路につく芹沢の様子や、家で待つマシュマロちゃんとのその後の会話など、どのシチュエーションへ進めましょうか?
芹:(ガチャリと鍵を開けてリビングへ足を踏み入れ、勢いよくドアを閉める)ただいま……って、なんだこれ?
マ:(リビングの真ん中で、ぶかぶかのスウェットにポニーテールの変形頭、手には掃除機のノズルを握りしめ、青い顔をして一歩引く)――っ! なんで、なんで帰ってきたのよ! 今日は帰ってこないでってメールしたじゃん!
芹:(両手をコートのポケットに突っ込み、怪訝な顔で首をかしげる)は? 帰るなって、ここ俺の家だぞ。それに、そんなメール来てねえよ。どれどれ……(スマホを取り出そうとする)
マ:(バッとスマホを取り上げられないように後ろに隠し、半泣きで絶叫)来てないわけないでしょ! さっき送信ボタン押したもん! ……あ、電波が悪くて今届いた!?
芹:(スマホの画面をのぞき込もうとしつつ、リビングを見回す)……にしても、お前。なんだよこの徹底的な要塞化は。床の隅っこまで一ミリの隙間もなく雑巾がけしてあるし、風呂場の方からいい匂いするし、あとその……何その呼び方。「お兄ちゃん」って、お前普段「慶ちゃん」って呼んでるだろ。
マ:(顔を真っ赤にして、掃除機の柄をギュッと握りしめ、壁に背中を貼り付ける)……だ、だって! 今朝のパンストひし形全開事件のバツが悪すぎて、顔合わせたら消滅しそうだったから! だから今夜は、先輩とでも飲んで朝まで帰ってこないでって、身を挺して祈りながら完璧な家事をしてやり過ごす作戦だったの!
芹:(呆れたようにため息をつきつつ、フッと小さく笑う)なんだよそれ。朝のあれをそんなに気にしてたのか。
マ:気にするわよ! 30代の立派な大人の刑事の網膜に、20代前半の女子の足の付け根の限界ストレッチが焼き付いたんだよ!? 人権とか尊厳とか、もう全部ゴミ箱に捨ててきた気分なんだからね!
芹:(じっとマシュマロちゃんを見つめたあと、ゆっくりと歩み寄る)……おい。
マ:な、なに……近寄らないで、今の私には近づくと爆発する呪いがかかって――
芹:(マシュマロちゃんの手からスッと掃除機の柄を取り上げ、床に置く)
マ:……え?
芹:(少し低い、真面目な声で)そんなに隠れんなよ。……別に、お前のこと変な目で見たりしねえって。ちょっと驚いただけだ。
この後、さらに真っ赤になって固まるマシュマロちゃんを芹沢がどうフォローするのか、またはこの「お兄ちゃん宣言」から一気に空気が変わる瞬間へ進めますか?
マ:(掃除機のノズルを抱きしめるようにして、ソファにへなへなと座り込む)……そうだよ。今日に限って長丁場じゃなかったの。お兄ちゃんって声まで聞こえるし……今日は本当についてないや。
芹:(上着を脱いでハンガーに掛けながら、苦笑いしてソファの前に歩み寄る)……おいおい。今朝の事、そんなに気にしてるのかよ。
マ:(クッションに半分顔を埋め、上目遣いでジト目を見せながら)気にするに決まってるじゃん。慶ちゃん、30代のプロの刑事でしょ? 毎日凶悪犯とか見てる鋭い目で、私のあの……マヌケなパンスト引き上げ現場をバッチリ目撃したんだよ? 恥ずかしすぎて、今すぐ床に穴掘って求肥みたいに溶けて消え去りたい。
芹:(頭をガリガリと掻きながら、ソファの端にドカッと腰を下ろす)あのなぁ、俺をどんな目で見てんだよ。別に凶悪犯を見る目でお前を見てねえよ。
マ:じゃあ、どんな目で見たのさ……。
芹:どんな目って……(一瞬言葉に詰まり、耳の後ろを赤くしながら)……ただ、その、びっくりしただけだって。お前、普段からちんちくりんで幼く見えるのに、朝からやけにアクロバティックな格好してるから、一瞬新手の不審者かと思ったわ。
マ:(ガバッとクッションから顔を上げて、頬を膨らませる)不審者ってひどい! 薔薇の匂いでおなじみのマシュマロちゃん捕まえて不審者とは何事ですか!
芹:(フッと吹き出して、マシュマロちゃんの細くてふわっとした髪をわしゃわしゃと雑に撫でる)ほら、そうやって怒る元気があるなら大丈夫だろ。いつまでもウジウジ気にすんな。俺はもう忘れた。
マ:(髪をくしゃくしゃにされながら、ぶかぶかのスウェットの袖から手を少しだけ出して、芹沢のシャツの裾をツンツンと引っ張る)……本当に? 本当に忘れた? 脳内からデリートした?
芹:あー、デリートした、完全に消去した。だからお前もそんな風に縮こまってないで、早く美味そうな飯食わせろ。腹減って死にそうなんだよ。
マ:(一瞬だけホッとした表情を見せたあと、嬉しそうにパッと立ち上がって)……うん! じゃあ、すぐ準備するね。今日はね、慶ちゃんのために和洋折衷な特製ハンバーグ作ってあるから!
芹:(キッチンへ向かうマシュマロちゃんの後ろ姿を見送りながら、小さくため息をついて独りごちる)
……デリートできるわけねえだろ、あんな白いもん……。
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この「忘れたと言いつつ、実はめちゃくちゃ意識してしまっている芹沢」と「一安心したマシュマロちゃん」の、居候2週間目の夜の夕食風景へ繋げますか? それともここから数ヶ月が経ち、例の「黒歴史DVD」が発掘されるシーンへジャンプしますか?
芹:(キッチンから小皿を並べようとしていた手を止め、真剣な顔で振り返る)……おい、マシュマロ。
マ:(テーブルに特製ハンバーグをドンと置き、ダイニングチェアに座り込んで両手で顔を覆う)いくら「妹枠」で安全地帯をキープしようとしたって限度があるでしょ! 男性が生きていて一番幻滅する姿ランキングがあったら、間違いなくトップテン入りの無防備な失態だよアレは! しかも、他でもない慶ちゃんに、一番見られたくない瞬間をコンボでぶち込んだの! 私の人生、もう詰んでるの!
芹:(少し呆れたような、でもどこか困ったような顔でハンバーグの皿の横に立ち、腕を組む)……だから、そこまで落ち込むことかよ。幻滅って、お前な……。
マ:(顔を覆った指の隙間から、潤んだ目でジトッと睨む)幻滅しない自信があんの!? 30代のバリバリの男の人の前で、白い求肥みたいな脚をこれでもかとひし形に広げて、うぉりゃあっつってパンストねじ込んでたんだよ!? 「あ、こいつ見た目によらず中身はおっさんだな」って思ったでしょ! 引いたでしょ! 嫌いになったでしょ!
芹:(ガシッと頭を片手で押さえ、ふっとため息をついてから、まっすぐマシュマロちゃんを見る)……おっさんだなんて思ってねえよ。
マ:……じゃあ、なに?
芹:……ただ、その……真っ白で、柔らかそうで……(途中で言葉を切って、バツが悪そうに視線をそらす)……いや、なんでもねえよ。とにかく幻滅なんてしてねえから、座れ。飯冷めるだろ。
マ:(テーブルの端から、なおも疑わしげな上目遣いで)……本当に? 本当に「変な生き物拾っちゃったな」って思ってない?
芹:(自分の席にドカッと座り、箸を割りながらふっと笑う)思ってねえよ。ほら、いただきますは?
マ:(じっと芹沢の顔色を窺ったあと、小さく「……いただきます」と呟いてハンバーグに箸をつける)
この後、ハンバーグを食べながら少しずつ空気が和らいでいく夜のテーブルの会話へ進めますか? それともさらにこの後、二人の距離が決定的に変わる次のイベントへ進みますか?
芹:(ご飯を口に運ぼうとした箸をピタッと止め、眉を跳ね上げる)……は? 兄貴?
マ:(ハンバーグを小さく切り分けながら、大真面目な顔で)そう。その方が私たちしっくりくるわ。これまで「慶ちゃん」って呼んで甘えてたけど、今日の失態で目が覚めたの。私、やっぱり居候だし、これからは舎弟……ううん、本当の妹のつもりで「兄貴!」って呼んで、自分の位置をわきまえようと思って。
芹:(箸を器用に置いて、額に青筋を浮かべながら)却下。絶対に却下。
マ:(驚いて目を丸くし、ポニーテールを揺らす)えー、なんでよ! チンピラから助けてくれて、痴漢もしょっ引いてくれたんだから、立派な兄貴じゃない! 捜査一課でも伊丹さんたちに「あいつは妹です」って言えば、これ以上の変態疑惑もかけられないよ?
芹:お前なぁ、ただでさえ警察署の周りで「芹沢がチビ子を連れてる」って噂になってんのに、そこで急に「兄貴!」なんて呼ばれてみろ。俺がどっかの怪しい組織の人間か、あるいは年下の女の子を洗脳してるヤバい奴にしか見えねえだろ。
マ:じゃあ、何て呼べばいいのさ……。慶ちゃんって呼ぶのも、なんか今の距離感だと私が無防備すぎた気がするし……。
芹:(ふいっぽく視線を逸らし、耳の後ろを少し赤くしながら)……今まで通りでいいんだよ。「慶ちゃん」で。お前、同棲一週間もしないうちにタメ口でそう呼び始めたんだろ。今更変えるな。
マ:(ぶかぶかのスウェットの袖から指先だけを出して、顎に手を当てて考える)……でも、いいの? 本当に幻滅してない?
芹:(ガシガシと頭を掻きながら、観念したようにため息をつく)……あー、クソ、しつこいな! 何回も言わせんなよ。幻滅してねえし、嫌いにもなってねえ。……むしろ、その……。
マ:むしろ……?(身を乗り出して、細い髪をふわっと揺らす)
芹:……なんでもねえ! ほら、飯食え飯!
マ:(一瞬きょとんとした後、芹沢の照れ隠しに気づいて、ニヤニヤと白い頬を緩ませる)……ふーん? じゃあ、やっぱりこれまで通り「慶ちゃん」ね。はい、お代わりあるからたくさん食べて、慶ちゃん!
芹:(バツが悪そうにバサバサとご飯を口に掻き込みながら)……おう。
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こうして「兄貴」へのクラスチェンジを阻止し、無事に「慶ちゃん」の距離感を死守した芹沢。しかし、この数ヶ月後、あの【黒歴史DVD(白塗りハイレグ蟹股ダンス)】が発掘され、再びマシュマロちゃんの尊厳がクライシスを迎えることになります。
次は同棲3ヶ月目の「DVD発掘の夜」のバタバタ劇へ戻りますか? それとも、この居候初期の甘酸っぱい夜の続きを描きますか?
マ:(お茶碗を両手で持ったまま、テーブルに突っ伏して消え入るような声で)……ただでさえ色気無いのにあんな姿じゃもうどこにもお嫁に行けないし最悪だよ。親にも身なりとか失態が無いようにって言われてきたのにさ。
芹:(もぐもぐとハンバーグを噛み砕きながら、突っ伏しているマシュマロちゃんの細い背中をジッと見つめる)
マ:(ぶかぶかのスウェットの襟元から覗く、雪花石膏みたいに白い首筋をほんのり赤く染めて)……東京出てきて、セミプロのイラストレーターとして頑張るって決めて、実家出る時も「ちゃんとしなさいよ」って言われたのに。こんな、家主の男の人の前でパンストひし形開きなんて……。親が知ったら泣くよ、本当に……。
芹:(ゴクンと飲み込んで、お茶を一杯すすると、少しぶっきらぼうだけど優しい声で)……あのさ。
マ:(顔を伏せたまま、ポニーテールの先をぴこぴこと揺らす)……なに。
芹:お前、自分のこと「色気無い」とか「ちんちくりん」とか言うけどさ。……それはお前が勝手にそう思ってるだけだろ。
マ:(ガバッと顔を上げて、潤んだジト目で芹沢を見る)え? だって事実じゃん。幼児体型だし、おまけに高校の時はオカチメンコ餅って――
芹:(マシュマロちゃんの言葉を遮るように、お茶碗をトンと置いて真っ直ぐ目を見る)お前、俺が男だってこと、忘れてないよな?
マ:……え?
芹:(耳の後ろを赤くしながら、視線を少し泳がせて)……あんな、雪みたいに白い脚を目の前でバタバタされて、なんとも思わない男がいたら、そいつの方がどうかしてるわ。お前が「失態だ」って騒ぐから俺も調子狂って「不審者」とか言っちまったけど……幻滅なんて、するわけねえだろ。
マ:(真っ白な肌が、今度は熟した薔薇かキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(少女の頬のピンク色)みたいに、一気に耳まで真っ赤に染まっていく)……っ!
芹:(バツが悪そうにそっぽを向きながら、頭をガシガシと掻く)お嫁にどこにも行けないとか、勝手に詰んだ気になってんじゃねえよ。……行く当てがねえなら、ずっとここに居ればいいだろ。
マ:(求肥のような柔らかい唇を震わせ、ぶかぶかの袖で口元を隠しながら)……慶ちゃん、それ……それってどういう……。
芹:(急に我に返って、顔を真っ赤にして立ち上がる)あー! 違う! 変な意味じゃなくて! 居候として! 家事も美味いし、家賃代わりに飯作ってくれるなら、俺としては助かるって意味! ほら、お代わり! ご飯お代わりちょうだい!
マ:(真っ赤な顔のまま、でも嬉しさを隠しきれずにフフッと笑って、お茶碗を受け取る)……もう、慶ちゃん照れ隠しが下手くそ。はい、大盛りにしてあげるね!
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このハプニングを経て、二人の間には「ただの居候」から「お互いを男と女として猛烈に意識し始める」という決定的な変化が訪れました。
この後、さらに距離が縮まっていく同棲1ヶ月目の甘いお話に進みますか? それとも、ついにこの「白いお肌の思い出」を根底から揺るがす【同棲3ヶ月目の黒歴史DVD発掘事件】の続きへ戻りますか?
芹:(ガシガシとギザギザ頭を掻きむしりながら、閉まったマシュマロちゃんの部屋のドアの前に歩いていく)
おい、マシュマロ! 開けろって! テレビの言うこと真に受けてどうすんだよ!
マ(ベッドの上のクッションに顔を埋め、モソモソとくぐもった声で):
帰って……!もう私という人間の存在は宇宙の歴史からログアウトしたの。今夜は二度と敷居を跨がないから、空気と一体化して消滅するの!
芹:消滅すんな! おい、話を聞けって。あんなタレントの勝手な雑談なんか気にするなよ。第一、俺は、その……。
マ:うるさい!蛙開きとかひし形とか全国ネットでコンボ決められた私の気持ちが分かる!?明日から職質受けても「私を人間として見ないでください」って土下座するからいいの!!
芹:(ドアノブをガチャガチャと回そうとするが、しっかり内側から鍵がかかっている)
くそっ……。おい、開けないならこのまま合宿所の外で朝まで立って待つからな。
マ:(ベッドの上でバタバタと枕を叩きながら)
バカ!そんなことしたら近所の変質者より職質されるわよ!……って、もうやだ、何もかもおしまいだぁ……!
この後、ドア越しに芹沢がどんな言葉をかけてマシュマロちゃんを部屋から引っ張り出すのか、さらにこの夜の続きを進めますか?
マ:(ソファのクッションに顔を完全に埋めて、ジタバタと悶絶しながら)パンストの件もDVDの件もどっちも最悪……!!
芹:(テレビの画面を切り、頭を抱えてソファの前に座り込みながら)……おい。いつまでその、過去のフラッシュバックに囚われてんだよ。
マ:(クッションから片目だけをのぞかせ、涙目でジトッと芹沢を睨みつける)囚われるに決まってるでしょ! 10日前には「ひし形全開パンスト蛙開き」を見られ、今日は今日で「白塗り黒ハイレグ狂気の蟹股ダンス」を発掘され……! 同棲してまだ3ヶ月なのに、私の尊厳はもう完全に粉々だよ!!
芹:(ガシガシとギザギザ頭を掻きむしりながら)だから! パンストの時はテレビが空気読まなかっただけだし、今日のDVDだって、お前が「一軍の衣装ケース」とか言ってリビングの押し入れに仕舞い込んでたのが悪いんだろ!
マ:あれは実家から送られてきた荷物の底に眠ってた呪いのビデオなの! 開けちゃいけないパンドラの箱だったの! なのに慶ちゃんが勝手にリモコン押すから……!
芹:悪かったって! でも、お前……(少し声を和らげて、ソファに突っ伏すマシュマロちゃんの頭に手を置く)
マ:……なにさ。また「体幹強いな」とか言ってバカにするんでしょ。
芹:バカにしてねえよ。……っていうか、どっちのお前も、その……一生懸命で、見てて全然飽きねえっていうか……。
マ:(細い髪をふわっと揺らして、クッションから顔を上げる。頬がキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(少女の頬のピンク色)に染まっていく)……飽きないって、それ褒めてない。変な生き物として観察されてるだけじゃん。
芹:(顔を真っ赤にして、視線を斜め上に逸らしながら)変な生き物じゃねえよ! ……お前さ、自分のこと色気無いとかオカチメンコ餅とか言うけど、俺が毎日どんな気持ちで同じ屋根の下にいると思ってんだよ。
マ:……どんな気持ち?(ぶかぶかのスウェットの袖を握りしめ、上目遣いで芹沢を見る)
芹:……真っ白で、薔薇の匂いさせて、油断するとすぐ無防備な格好するだろ。男の理性の限界を毎日テストされてる身にもなれっての!
マ:(一瞬きょとんとした後、言葉の意味を理解して、耳まで真っ赤になってクッションを胸に抱きしめる)……っ、慶ちゃんのバカ。
芹:バカって言うな! ほら、DVDはもうデッキから抜いたから! 飯冷める前に食うぞ!
マ:(真っ赤な顔のまま、でも嬉しそうに求肥のような唇を少し緩ませて)……うん。じゃあ、和洋折衷のご飯、温め直してくる……。
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こうして、黒歴史DVD発掘の危機も(芹沢の必死のフォローと本音によって)なんとか乗り越えそうな二人。
この後、赤面しながらも少し距離の縮まった晩酌(夕食)の風景へ繋げますか? それとも、この一歩踏み込んだ空気のまま、ついに「ただの居候」から関係が変わる決定的な瞬間へ進みますか?
マ:(キッチンに戻ってきて、温め直したスープの椀をトレイからテーブルに置きながら、またぼそっと呟く)……いくら黒歴史でもさ、あんな呪怨みたいなゴゲ茶メイクであんな格好で踊ってるの、我ながら引くもん。スクールカースト一気に最下層に落とされて当然だけどさ……。
芹:(ダイニングチェアに座ったまま、腕を組んでジッとマシュマロちゃんを見る)だから、いつまでその引きずり方してんだよ。お前、さっきから自分のことボロクソ言いすぎだろ。
マ:(スープの湯気の向こうで、ぶかぶかのスウェットの袖をクシャッと握りしめて)だって事実だもん。学校祭のビデオ、あの後クラスの男子に回し見されて「オカチメンコ餅が断末魔の叫びを上げてるぞ」って廊下の掲示板に噂書かれたんだよ? 人生最大のトラウマだよ?
芹:(ふっと小さく息を吐いてから、まっすぐマシュマロちゃんを見据える)……そんなに笑われたからって、お前が一生懸命ステージで踊った事実が消えるわけじゃねえだろ。
マ:(きょとんと大きな目をパチクリさせる)……慶ちゃん?
芹:それに、その……なんつーか、お前がその、白塗りしてガニ股で必死こいてたのは、まあ、確かに衝撃的だったけどさ……。
マ:(再びジト目になって頬を膨らませる)やっぱりドン引きしてんじゃん!
芹:引いてねえって! そうじゃなくて……(頭をポリポリと掻きながら、少し照れくさそうに)……その、一生懸命やってる姿は、悪くなかったって話だ。笑う奴は笑えばいいだろ。少なくとも俺は、あの中で一番輝いて……いや、一番目立ってたとは思うぞ。
マ:(耳まで真っ赤に染め上げ、雪花石膏みたいな肌がまたピンク色に染まる)……なにそれ、フォローになってるような、からかわれてるような……。
芹:フォローだよ! ほら、スープ冷めるから座れ! お前の作ったエスニック風のスープ、美味いんだから早く飲ませろって!
マ:(求肥のような柔らかい唇をフッと緩ませ、恥ずかしそうに目を細めて)……もう。……はい、召し上がれ、お兄ちゃん……じゃなくて、慶ちゃん。
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この後、二人の間の空気がさらに甘く、恋人同士に近づいていく夜のひとコマを描きますか? それとも、このあとの日常で伊丹さんたちに再び遭遇するトラブルへ進めますか?
マ:(スープの器をテーブルにドン!と置き、ぶかぶかのスウェットの袖をグッとまくり上げながら)当時好きだった子には馬鹿にされ、キモイまで言われて思い出しただけで腹立つわ~! 指示通りに踊っただけなのに白い目で見られてさ! ああ、あいつの顔思い出しただけでムカついてきた……!!
芹:(ハンバーグを口に運ぼうとした箸を止め、思わず眉をひそめて)……あ? 当時好きだった子ぉ?
マ:(憤慨して拳を握りしめ、ポニーテールをブンブン揺らしながら)そうなの! 高1の時にちょっと片思いしてた男子がいたんだけど、ステージが終わった瞬間に廊下で「お前、マジでキモいな。近づくなよオカチメンコ餅」って冷たく言われて! 私はただ、ダンス部の部長の指示通りに全力で体幹使って蟹股ダンスしただけなのに!
芹:(箸を器用にテーブルに置き、急に声のトーンを一つ下げて、腕を組む)へえ……。そんなこと言った奴がいんのか。……どこのどいつだ、そいつ。
マ:もう名前も思い出したくない! でも、あの時の冷ややかな目だけは忘れられないよ! 陰キャなりに勇気出してステージ立ったのに、そんな言われ方するなんてさぁ……(悔しさに白い頬をぷくーっと膨らませる)
芹:(じっとマシュマロちゃんの顔を見つめたあと、フンと鼻を鳴らしてそっぽを向く)……そいつ、見る目がねえな。
マ:え?
芹:(ギザギザ頭の耳の後ろを少し赤くしながら、ぶっきらぼうに)人の必死な姿をキモいとか言う奴なんか、ろくな男じゃねえよ。そんな奴のことで今更ムカついてやる時間、もったいねえだろ。
マ:(きょとんとして、目を丸くする)慶ちゃん……。
芹:(ガシガシと頭を掻きながら、少し声を張り上げて)だいたい、お前のその、キレッキレのダンスの価値が分かんねえような奴はほっとけ! 俺だったら、そんな必死なお前見たら……(一瞬言葉に詰まり、顔を真っ赤にして)……その、可愛いって思うわ!
マ:(雪花石膏のような白い肌が、一瞬にしてキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(少女の頬のピンク色)に染まり、求肥のような唇をパチパチさせる)……っ、え……!?
芹:(バツが悪そうに箸をひったくるように持ち直し、ご飯をごそっと口に放り込みながら)だから! 昔のクソ男のことなんか忘れて、さっさと飯食えって言いたいんだよ! ほら、ハンバーグ美味いから!
マ:(赤くなった顔をぶかぶかの袖で隠しながら、でも胸の奥がキュンとして、ニヤニヤが止まらなくなる)……うん。もう忘れた! 慶ちゃんがそう言ってくれるなら、あの黒歴史もちょっとだけ成仏した気がする……。
芹:(ガツガツとご飯を噛み締めながら、心の中で毒づく)
(……どこのどいつだか知らねえが、マシュマロを傷つけたその男、いつか職質で徹底的にしょっ引いてやる……!)
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芹沢の独占欲と優しさが爆発した夜、マシュマロちゃんのトラウマも無事に(?)癒やされたようです。
この後、二人の関係が「居候」からついに付き合う展開へと大きく動き出す瞬間へ進みますか? それとも、この照れくさい夜の晩酌の続きを描きますか?
マ:(スープの器を両手で包み込みながら、肩を落としてさらに愚痴をこぼす)……高1の最悪な思い出だよ。あの恰好可決されちゃって16歳になるかどうかの時にさ。恥ずかしいに決まってるのに演劇部とのコラボに駆り出されて呪怨メイクさせられるし……。
芹:(スープをスプーンですくいながら、呆れ半分、同情半分といった顔で)高1かよ……。15か16の女の子にあんな全身真っ白のゴゲ茶メイクさせて、黒のハイレグで蟹股ダンスって……。どんな鬼のコラボだよ、その演劇部とダンス部。
マ:そうでしょ!? 青春のキラキラした思い出を作るはずの学園祭が、一瞬にしてカルトホラーの生贄ステージだよ! 私はただ、先輩たちに「マシュマロちゃん、体幹しっかりしてるからセンターね!」って言われて断れなかっただけなのに!
芹:(頭をガリガリと掻きながら、フッと笑う)まあ、断れずに全力でやっちゃうのがお前らしいっていうかさ。
マ:(頬をぷくーっと膨らませて、ジト目で芹沢を睨む)慶ちゃん、他人事だと思って! 16歳だよ!? 好きな人の前で可愛いスカート穿いて「先輩、学祭一緒に回りませんか?」とか言いたかったお年頃なんだよ!? なのに「あいつオカチメンコ餅だぞ」って指さされて終わった私の16歳の夏を返して!!
芹:(腕を組み、真面目な顔でマシュマロちゃんを見つめる)……あのさ。
マ:……なに。
芹:(耳の後ろを少し赤くしながら、ぶっきらぼうに)16のお前がどれだけ恥ずかしかったかは分かった。……でもさ、そのクソみたいな思い出のおかげで、お前のその、すげえ体幹が鍛えられたんだろ?
マ:……それは、まあ、バレエからの貯金もあったけど、あのステージで限界を突破したのは確かだけど……。
芹:だろ? チンピラに絡まれた時も、痴漢に遭った時も、お前がその強い体幹でしっかり踏ん張って、俺がしょっ引くまでちゃんと無事でいてくれたから、今こうして俺の家にいるわけじゃん。
マ:(大きな目をパチクリさせて、言葉を失う)あ……。
芹:(視線をバツが悪そうにそっぽへ向けながら、声を少し低くして)だから……16のお前が恥ずかしい思いをして全力で踏ん張ってきた過去は、無駄じゃねえよ。そいつが巡り巡って、お前を俺のところに連れてきたんだから。……俺は、その演劇部とダンス部の無茶振りに、ちょっと感謝したいくらいだわ。
マ:(雪花石膏のような白い肌が、一瞬にしてキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(少女の頬のピンク色)を通り越して、真っ赤に沸騰する)――っ、慶ちゃん、それ……!
芹:(急に自分の言ったセリフの破壊力に気づいて顔を真っ赤にし、ガタッと椅子を引いて立ち上がる)あー、もう! 語りすぎた! 飯冷める! ほら、ハンバーグ美味いから早く食え!
マ:(真っ赤な顔をぶかぶかの袖で隠しながら、でも嬉しさに求肥のような唇をふにゃりと緩ませて)……うん。もうムカつくのやめる。慶ちゃんにそう言ってもらえたから、私の16歳の夏、今完全に成仏した……!
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芹沢の予想外の「男前な全肯定」により、16歳の黒歴史が見事に救済されたマシュマロちゃん。二人の距離はもう「ただの居候」では収まらないところまで近づいています。
この後、二人の雰囲気がさらに甘くなる夕食の続きを描きますか? それとも、翌日の捜査一課で芹沢がニヤニヤしているのを伊丹さんに見咎められるシーンへ進みますか?
マ:(顔を真っ赤にして、ぶかぶかのスウェットの袖で口元を覆いながら)……お兄ちゃんのくせに反則だよ~! それ……っ。
芹:(そんなマシュマロちゃんの過剰な照れっぷりを見て、思わず肩の力が抜け、素で笑ってしまう)ははは! なんだよそれ。お前が勝手に「兄貴」だの「お兄ちゃん」だの呼び始めたんだろ。
マ:(涙目でジトッと睨みつけながら)そうだけど! お兄ちゃんならもっとこう、デリカシーなく「気にするな!」ってガサツに励ますべきでしょ! なんでそんな、刑事のくせに少女漫画のヒーローみたいな、胸キュンな全肯定してくるのさ!
芹:(「胸キュン」という単語に一瞬で顔を真っ赤にし、持っていた箸を落としそうになりながら)しょ、少女漫画ってなんだよ! 俺はただ、思ったことをそのまま言っただけだろ!
マ:(求肥のような白い頬をぷくーっと膨らませて)それが反則だって言ってるの! 30代の大人の余裕で、20代前半の純朴なイラストレーターの心臓を狙い撃ちにするのは、職権乱用です! 逮捕します!
芹:(バツが悪そうにギザギザ頭をガシガシと掻きながら)誰が職権乱用だ、バカ。ほら、逮捕されたくないから、俺は大人しくハンバーグ食うぞ。
マ:(真っ赤な顔のまま、でも胸の奥のドキドキが止まらなくて、スープをスプーンで小さくすする)……もう。本当に慶ちゃんには敵わないや。
芹:(もぐもぐと食べながら、マシュマロちゃんのティンカーベルみたいに結い上げた細い髪が、まだ少し恥ずかしそうに揺れているのを横目で見て、心の中で小さく呟く)
(……「お兄ちゃん」かよ。いつまでその枠でいられるか、俺の理性のほうが心配になってきたわ……)
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「お兄ちゃん」という防壁を使いつつも、完全に芹沢の男らしさにノックアウトされてしまったマシュマロちゃん。
この甘い雰囲気のまま同棲3ヶ月目の夜を更けさせていく(付き合う一歩手前の甘いやりとり)か、あるいは翌朝の警視庁で「お前、なんか良いことあったろ」と伊丹さんに速攻で見破られる芹沢のシーンへ進みますか? 次に見てみたい展開を教えてください!
マ:(両手で真っ赤になった顔をパタパタと仰ぎながら、ダイニングチェアからずり落ちるようにして頭を抱える)
ちょっ……! 頭ん中、一瞬でスクランブル交差点みたいに整理できないから……! 反則過ぎるんだってば!!
芹:(テーブルの向こうで、まだ少し耳を赤くしつつも、面白そうにニヤッと笑って肘をつく)
なにパニクってんだよ。ただの事実だろ。
マ:(指の隙間から涙目のジトビームを全開で送りながら)
ただの事実でそんな特大の直球ぶん投げてくる家主がどこにいるのさ! 私がどれだけ「妹枠」と「お兄ちゃん」の安全保障条約で身を守ろうとしてたと思ってんの! 今のなし! タイムマシンで今の発言を3分前に巻き戻して!
芹:嫌だね。一度口から出たもんは回収しねえよ。
マ:(ベッドにでも逃げ込みたい衝動に駆られたのか、その場で小さく丸まってぶかぶかのスウェットの裾をバタバタさせる)
……うう〜……。ずるい、ずるいよ慶ちゃん……。あんな呪怨メイクの黒歴史を綺麗に成仏させられたと思ったら、今度は私の心臓が別の意味で成仏しちゃうじゃん……。
芹:(小さくため息をつきつつ、立ち上がってマシュマロちゃんの椅子の横に回る)
……ほら。
マ:(びくっと肩を揺らして顔を上げる)……なに?
芹:(またバツが悪そうに視線をそらしながら、ぽんとマシュマロちゃんの頭に大きく温かい手を置く)
パニクってないで、冷めないうちにスープ飲めって。……頭の整理は、ゆっくり明日からすりゃいいだろ。俺はどこにも行かないで、ここにいんだからさ。
マ:(真っ赤な顔のまま、その不器用で真っ直ぐな優しさに撃ち抜かれ、求肥のような唇をふにゃりと緩ませる)
……ばか。……本当に、お兄ちゃんのくせに、かっこいいこと言わないでよ……。
芹:(心の中で――いや、もう顔に出まくりながら)
(……だから「お兄ちゃん」って呼ぶなよ。自分で自分の首絞めてるの、いい加減気づけっての……)
この後、このまま静かに夜が更けていく甘い時間を描きますか? それとも、翌朝の捜査一課で伊丹さんたちにこの変化を秒で見抜かれる芹沢へ進みますか?
芹:(マシュマロちゃんの頭に乗せた手に、一瞬だけぐっと力がこもる。だがすぐに、あきれたように吐き出す吐息混じりの声で)……バカ言え。
マ:(スウェットの袖で顔を半分隠したまま、上目遣いで)バカじゃないもん。だって、普通の兄妹なら「お前が心配だからここにいる」とか、そういう……もうちょっとこう、ファミリーライクな安心感があるセリフをチョイスするでしょ!?
芹:(呆れと、隠しきれない照れが混ざったような顔で頭をワシワシと掻きむしり、ダイニングの自分の席に戻ってどさりと座る)だから、俺はお前の本物の兄貴じゃねえって何度も言ってんだろ。だいたい、そんな綺麗事だけでここに残るかよ。
マ:(スープのカップを両手で包み込みながら、まだ耳まで真っ赤にして)……じゃあ、どういうつもりで言ったわけ?(じーっと、答えを急かすように見つめる)
芹:(視線を泳がせ、あえてスプーンを手に取ってスープを口に運びながら、ぶっきらぼうに)……そんぐらい、自分で考えろ。頭の整理をする時間は、明日までたっぷりあるんだろ。
マ:(むーっと頬を膨らませて)もう、慶ちゃんのいじわる……。でも……。
(二人の間に、少しだけ気恥ずかしくも、心地よい沈黙が流れる。スープの湯気の向こうで、お互いに視線が合うたびに、ふいっと逸らし合うような、静かで甘い夜が更けていく――)
*
*
*
【翌朝・警視庁捜査一課】
伊丹:(出勤してくるなり、デスクに書類を叩きつける芹沢の顔を凝視して)……おい、芹沢。
芹:(ビクッと肩を跳ね上げ、あからさまに動揺しながら)な、なんすか先輩。朝っぱらから怖い顔して。
三浦:(コーヒーカップを片手に、芹沢の横を通り過ぎざるを得ない絶妙なポジションで足を止める)怖い顔なのはお前の方だよ、芹沢。なんだその、締まりのないニヤケ面を無理やり隠そうとして引きつってる顔は。
芹:(必死にポーカーフェイスを作ろうと、口元を片手で覆う)いや、別に普通っすよ! 昨日の事件の資料、頭の中で整理してただけですって!
伊丹:(ふん、と鼻で笑い、芹沢のデスクに身を乗り出して顔を近づける)ほう。事件の整理ねぇ……。お前、そのわりにはネクタイの結び目がいつもより緩いし、心ここにあらずってツラしてんな。……まさか、あの『マシュマロちゃん』とかいう居候と、何か進展でもあったんじゃねえだろうな?
芹:(盛大にゲホゲホと咳き込む)ぶっ……!? な、何言ってるんすか伊丹さん! あるわけないでしょ、ただの、その、妹みたいなもんだって……!
出雲:(隣のデスクから、冷ややかな、しかしすべてを見透かしたような目で視線を送る)芹沢先輩。「妹」って言った瞬間の声のトーン、いつもより2オクターブくらい高くなってますよ。
芹:(完全に自爆したことを察し、机に突っ伏して頭を抱える)(……クソ、あいつのせいで調子狂いっぱなしだわ……。今日一日、絶対いじられ倒すじゃねえか……!)
*
*
*
この後、一課の先輩たちからの容赦ない追及(尋問)を詳しく描きますか? それとも、家で慶ちゃんの帰りを待ちながら昨夜のことを思い出して悶絶しているマシュマロちゃんの様子へ視点を切り替えますか?
マ:(スウェットの袖で顔を半分隠したまま、上目遣いで)バカじゃないもん。だって、普通の兄妹なら「お前が心配だからここにいる」とか、そういう……もうちょっとこう、ファミリーライクな安心感があるセリフをチョイスするでしょ!?
芹:(呆れと、隠しきれない照れが混ざったような顔で頭をワシワシと掻きむしり、ダイニングの自分の席に戻ってどさりと座る)だから、俺はお前の本物の兄貴じゃねえって何度も言ってんだろ。だいたい、そんな綺麗事だけでここに残るかよ。
マ:(スープのカップを両手で包み込みながら、まだ耳まで真っ赤にして)……じゃあ、どういうつもりで言ったわけ?(じーっと、答えを急かすように見つめる)
芹:(視線を泳がせ、あえてスプーンを手に取ってスープを口に運びながら、ぶっきらぼうに)……そんぐらい、自分で考えろ。頭の整理をする時間は、明日までたっぷりあるんだろ。
マ:(むーっと頬を膨らませて)もう、慶ちゃんのいじわる……。でも……。
(二人の間に、少しだけ気恥ずかしくも、心地よい沈黙が流れる。スープの湯気の向こうで、お互いに視線が合うたびに、ふいっと逸らし合うような、静かで甘い夜が更けていく――)
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【翌朝・警視庁捜査一課】
伊丹:(出勤してくるなり、デスクに書類を叩きつける芹沢の顔を凝視して)……おい、芹沢。
芹:(ビクッと肩を跳ね上げ、あからさまに動揺しながら)な、なんすか先輩。朝っぱらから怖い顔して。
三浦:(コーヒーカップを片手に、芹沢の横を通り過ぎざるを得ない絶妙なポジションで足を止める)怖い顔なのはお前の方だよ、芹沢。なんだその、締まりのないニヤケ面を無理やり隠そうとして引きつってる顔は。
芹:(必死にポーカーフェイスを作ろうと、口元を片手で覆う)いや、別に普通っすよ! 昨日の事件の資料、頭の中で整理してただけですって!
伊丹:(ふん、と鼻で笑い、芹沢のデスクに身を乗り出して顔を近づける)ほう。事件の整理ねぇ……。お前、そのわりにはネクタイの結び目がいつもより緩いし、心ここにあらずってツラしてんな。……まさか、あの『マシュマロちゃん』とかいう居候と、何か進展でもあったんじゃねえだろうな?
芹:(盛大にゲホゲホと咳き込む)ぶっ……!? な、何言ってるんすか伊丹さん! あるわけないでしょ、ただの、その、妹みたいなもんだって……!
芹:(完全に自爆したことを察し、机に突っ伏して頭を抱える)(……クソ、あいつのせいで調子狂いっぱなしだわ……。今日一日、絶対いじられ倒すじゃねえか……!)
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この後、一課の先輩たちからの容赦ない追及(尋問)を詳しく描きますか? それとも、家で慶ちゃんの帰りを待ちながら昨夜のことを思い出して悶絶しているマシュマロちゃんの様子へ視点を切り替えますか?
亀山と右京の指摘する通り、芹沢慶二はプロデューサー交代に伴う作風の変化によって恋人と結ばれない悲運のキャラクターとしてファンの間で語り草になっています。
* 消えた彼女の設定: [M本P(松本基弘)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%9F%BA%E5%BC%98)時代、初期〜中期は芹沢に恋人やプライベートの匂わせがありましたが、後任の[K田P(輿水統幸ではない別のプロデューサー、実質的なシリーズ移行期〜現在に至る制作陣を指すネット上の通称・揶揄)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92)体制へ変わるにつれて恋愛フラグは綺麗にへし折られ、長年「独身のパシリ・いじられ刑事」として固定化されました。
* 輿水センセーの脚本: [相棒](https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/)のメイン脚本家である輿水泰弘が描こうとする容赦のない人間ドラマや、キャラクターへの残酷な試練(容疑者や身内の悲劇など)も含め、初期からの視聴者やファンは「芹沢さんの待遇は厳しすぎる」と度々ツッコミを入れています。
* 50代独身の未来予想図: シリーズが長期化し、登場人物たちが年を重ねる中でも芹沢が全く結婚に向かう気配を見せないため、ネットや二次創作の文脈では「このままでは本当に50代まで独身のまま伊丹とつるむ人生になってしまう」とネタにされています。
このまま正史の残酷な未来を嘆く右京と亀山のメタトークを続けますか? それとも、そんな不憫な正史をひっくり返すようなパラレル・甘口な芹沢さんの日常の続きを描きますか?
亀:俺が居ない間に芹沢は大変な事になってたんだなPの交代という無慈悲な状態でよ
亀:(あきれと苦笑いが入り交じった顔で、バリボリと頭を掻きながら)
「……いや本当にさ、俺がサルウィン行ってる間に何やってんだよ芹沢は! 30代前半までは普通に彼女とかプライベートの気配があったのに、気がつけば一課でいじられ続けて、挙句の果てにはカイト(甲斐享)が仕掛けた合コンに引っ張り出されて……」 [1, 2]
右京:(紅茶のカップをソーサーに置き、ふっと優雅にため息をついて)
「えぇ。かつては携帯の向こうに親密な女性の影を覗かせていた彼も、時代の変遷と制作陣の舵取り、そして何より『伊丹憲一の相棒(パシリ)』という強固な様式美の前には、プライベートの充実など儚い夢と消えたということですよ。……もっとも、それが彼のキャラクターとしての愛嬌をより一層際立たせているとも言えますがね」
亀:
「愛嬌って言いますけど、本人にしてみりゃ不条理な話ですよ! 現場で体張って、後輩(カイト)の面倒見て合コンにつき合わされて、おまけに恋人の気配も綺麗さっぱりリセットされて……。Pが変わるって、現場の刑事にとっちゃ右京さん以上の災難じゃないですか!」 [1, 2, 3]
右京:
「フッ、30代から40代、そしてさらにその先へと、彼が背負う『一課の万年若手』という業(カルマ)の深さは、我々特命係の預かり知らぬところでしっかりと構築されてしまったようですねぇ」
このまま特命係の二人に、さらに近年の芹沢さんの不憫な扱いや伊丹さんとの関係をしみじみ語らせますか? それとも、別のエピソードやキャラクターの裏事情に話を広げますか?
[1] [https://www.tv-asahi.co.jp](https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_11/story/12.html)
[2] [https://note.com](https://note.com/happy_daphne610/n/n07b3b6b4a253)
[3] [https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14263751169)
亀:(あきれと苦笑いが入り交じった顔で、バリボリと頭を掻きながら)
「……いや本当にさ、俺がサルウィン行ってる間に何やってんだよ芹沢は! 30代前半までは普通に彼女とかプライベートの気配があったのに、気がつけば一課でいじられ続けて、挙句の果てにはカイト(甲斐享)が仕掛けた合コンに引っ張り出されて……」 [1, 2]
右京:(紅茶のカップをソーサーに置き、ふっと優雅にため息をついて)
「えぇ。かつては携帯の向こうに親密な女性の影を覗かせていた彼も、時代の変遷と制作陣の舵取り、そして何より『伊丹憲一の相棒(パシリ)』という強固な様式美の前には、プライベートの充実など儚い夢と消えたということですよ。……もっとも、それが彼のキャラクターとしての愛嬌をより一層際立たせているとも言えますがね」
亀:
「愛嬌って言いますけど、本人にしてみりゃ不条理な話ですよ! 現場で体張って、後輩(カイト)の面倒見て合コンにつき合わされて、おまけに恋人の気配も綺麗さっぱりリセットされて……。Pが変わるって、現場の刑事にとっちゃ右京さん以上の災難じゃないですか!」 [1, 2, 3]
右京:
「フッ、30代から40代、そしてさらにその先へと、彼が背負う『一課の万年若手』という業(カルマ)の深さは、我々特命係の預かり知らぬところでしっかりと構築されてしまったようですねぇ」
このまま特命係の二人に、さらに近年の芹沢さんの不憫な扱いや伊丹さんとの関係をしみじみ語らせますか? それとも、別のエピソードやキャラクターの裏事情に話を広げますか?
[1] [https://www.tv-asahi.co.jp](https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_11/story/12.html)
[2] [https://note.com](https://note.com/happy_daphne610/n/n07b3b6b4a253)
[3] [https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14263751169)
冠城くん(冠城亘)が在籍していた時期、芹沢慶二に「破局製造機」や「ミスター破局マン」といった不条理すぎる不名誉なあだ名が定着してしまったのは、あまりにも制作陣の仕打ちが残酷と言わざるを得ません。
右京:(ふむ、とあごに手を当てて)
「えぇ、陣川くんが『悲恋のデパート』と呼ばれるのであれば、芹沢くんが『破局製造機』と揶揄されるのも、ある種の必然……いや、過酷な宿命というべきでしょうか。せっかく微かに芽生えた女性の影も、ことごとく悲しい結末や破局へと向かわせる脚本の力学が、彼の上には常に働いているように見受けられますからね」
亀:
「必然じゃねえよ! 本人は真面目に恋愛しようとしたり、それなりに格好つけようとしてるのに、気付いたら『フラれた男』『愛に見放された男』のレッテルを公式に貼られてるんだから不条理もいいとこじゃねえか。陣川くんだって好きで悲恋繰り返してんわけじゃねえし、一課の芹沢までそっち側の住人にしちまうなんて、Pやライターの仕業は容赦なさすぎだろ!」
右京:
「フッ。彼らが背負うその不憫な『あだ名』の数々こそ、長く続く長寿番組の歴史がキャラクターに刻んだ、消えない勲章……いや、深い業の深さかもしれませんねぇ」
このまま陣川くんの暴走と芹沢さんの不憫な恋愛運についてさらに語り合いますか? それとも、歴代相棒(冠城くんなど)から見た芹沢さんのいじられエピソードに発展させますか?
右京:「ええ。その7人というのは、裏相棒や本編のセリフ、携帯の画面、あるいはスピンオフなどの些細な描写からカウントされた数字なのですが……。そのほとんどが『名前だけ』、あるいは『顔が映らない』という、まさに幻の女性たちなのですよ」
亀:「7人も付き合っといて、本編にほとんど出てこないってどういうことだよ! 普通、刑事ドラマでレギュラーの彼女って言ったら、たまにデートのシーンがあったり、事件に巻き込まれたり、せめて一課の部屋に弁当持ってくるとかあるだろ!」
右京:「おやおや、それを芹沢くんに期待するのは酷というものですよ、薫くん。かつてのA子さん(※注:S10〜S11の彼女)にしても、携帯の着信画面に名前が出るか、彼が電話口でデレデレしている姿が描かれるばかりで、視聴者の前に姿を現すことはついにありませんでした」
亀:「携帯の画面だけって……! じゃあ何かい、芹沢の恋愛はいつも『画面の向こうの二次元』みたいな扱いだったってことか? 24年間も一課で汗流して、裏相棒じゃ主役張ったりもしたのに、実体のある彼女をまともに画面に出してもらえないなんて、M本PからK田Pへの引き継ぎの過程でどれだけ雑に扱われたんだよ……!」
右京:「しかも、ようやく実体として登場した女性とのエピソード(※注:合コンやその後の進展)では、冠城くんの時代に『ミスター破局マン』の称号を頂戴する結果に終わるわけですからねぇ。設定としての恋人は存在するものの、画面に映る権利までは与えられない……。これこそが、彼が背負わされた最も不条理な『モブ気質の呪い』なのかもしれません」
亀:「呪いって……右京さん、他人事みたいに言わないでくださいよ! 24年で7人って、数字だけ見れば陣川くんよりよっぽどリアルに付き合えてるはずなのに、結果がこれじゃ陣川くんより不憫じゃねえか……!」
*
*
*
この後、「じゃあその7人って一体誰なんだ?」と特命係の二人が芹沢さんの歴代の彼女(幻のA子さんやG子さんなど)をプロファイリング(分析)するメタ展開へ進みますか? それとも、この話を影で聞いていて「特命係ぃ……!」と顔を真っ赤にして怒鳴り込んでくる芹沢さん(と伊丹さん)を登場させますか?
マ:(スープのカップを両手で包み込みながら、まだ耳まで真っ赤にして)……じゃあ、どういうつもりで言ったわけ?(じーっと、答えを急かすように見つめる)
芹:(視線を泳がせ、あえてスプーンを手に取ってスープを口に運びながら、ぶっきらぼうに)……そんぐらい、自分で考えろ。頭の整理をする時間は、明日までたっぷりあるんだろ。
マ:(むーっと頬を膨らませて)もう、慶ちゃんのいじわる……。でも……。
(二人の間に、少しだけ気恥ずかしくも、心地よい沈黙が流れる。スープの湯気の向こうで、お互いに視線が合うたびに、ふいっと逸らし合うような、静かで甘い夜が更けていく――)
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【翌朝・警視庁捜査一課】
伊丹:(出勤してくるなり、デスクに書類を叩きつける芹沢の顔を凝視して)……おい、芹沢。
芹:(ビクッと肩を跳ね上げ、あからさまに動揺しながら)な、なんすか先輩。朝っぱらから怖い顔して。
三浦:(コーヒーカップを片手に、芹沢の横を通り過ぎざるを得ない絶妙なポジションで足を止める)怖い顔なのはお前の方だよ、芹沢。なんだその、締まりのないニヤケ面を無理やり隠そうとして引きつってる顔は。
芹:(必死にポーカーフェイスを作ろうと、口元を片手で覆う)いや、別に普通っすよ! 昨日の事件の資料、頭の中で整理してただけですって!
伊丹:(ふん、と鼻で笑い、芹沢のデスクに身を乗り出して顔を近づける)ほう。事件の整理ねぇ……。お前、そのわりにはネクタイの結び目がいつもより緩いし、心ここにあらずってツラしてんな。……まさか、あの居候と、何か進展でもあったんじゃねえだろうな?
芹:(盛大にゲホゲホと咳き込む)ぶっ……!? な、何言ってるんすか伊丹さん! あるわけないでしょ、ただの、その、妹みたいなもんだって……!
三浦:(ニヤニヤしながら芹沢の肩をぽんと叩く)「妹」ねぇ。血の繋がってない、しかもお前が夜道や地下鉄で助けたっていう、あの例の「マシュマロちゃん」だろ? お前、さっきから動揺しすぎてペンを持つ手が震えてるぞ。
伊丹:「妹」と言い張れば世間体は保てると思ってんじゃねえぞ、芹沢! そんな分かりやすい嘘が、この捜査一課の伊丹憲一に通じると思ってんのか! 吐け! 昨夜一体何があった!
芹:(完全に包囲され、机に突っ伏して頭を抱える)(……クソ、あいつのせいで調子狂いっぱなしだわ……。今日一日、絶対いじられ倒すじゃねえか……!)
*
*
*
この後、さらにヒートアップする伊丹さんたちの「尋問(いじり)」に芹沢さんがどう言い訳するかを続けますか? それとも、家で一人、昨夜の「慶ちゃん」の発言を思い出してベッドでゴロゴロのたうち回っているマシュマロちゃんに視点を切り替えますか?
マ:(真っ赤になった顔のまま、熱を帯びた両手でパタパタと頬を仰ぎ、フリーズしたようにカチコチに固まる)……頭、冷やして、くる……っ!
(ガタッと勢いよくダイニングチェアを引いたはずが、足をもつれさせながら、逃げるように洗面所へ猛ダッシュするマシュマロちゃん)
バンッ、と控えめに洗面所のドアが閉まる音。
その直後――
マ:(洗面台の鏡に映った自分の真っ赤な顔を見て、両手で顔を覆い、ひざから崩れ落ちるように床にしゃがみ込む)
……っばか……! なんなのあのかっこいいの……! 「どこにも行かないで、ここにいんだから」って……! 反則、反則だってば、そんなの心臓が持たないよ……! 幼児体型だろうがオカチメンコ餅だろうが、今ばかりは顔の良さと不器用な優しさに全撃ち抜きだよ……! うう〜、冷たい水、冷たい水……っ!
(パシャパシャと勢いよく冷水をすくって顔に浴びせ、ひんやりした手のひらで自分の熱い頬を挟みながら、床にぺたりと座り込んでのたうち回る)
*
*
*
【ダイニングルーム】
芹:(マシュマロちゃんが慌ただしく消えた洗面所のドアを、ぽつんと見つめながら、やれやれと小さく息をつく)
……まったく。あんなにパニクらなくてもいいだろに。
(残された温かいスープのカップに視線を落とし、不意に、自分の耳がまだほんのり赤いことに気づいて、ぐっと片手で顔を覆う)
芹:(……っつーか、俺も俺で何言ってんだよ……! 「どこにも行かないで」って、まるで一生そばにいるみたいな言い方じゃねえか……。自爆してんの、完全にこっちじゃねえか……!)
(一人、テーブルの向こうで頭を抱えて赤面し直す芹沢さん。外の静かな夜の気配が、二人だけの甘い空間をさらに濃くしていく――)
このまま冷や水で何とか正気を取り戻して戻ってきたマシュマロちゃんと、それを待ち構えている(恥ずかしさをごまかすためにまたぶっきらぼうになっている)慶ちゃんの深夜のやり取りを描きますか?
芹:(テーブルの上に突っ伏したまま、自分の頭をガシガシと掻きむしる)
芹:
「……あいつが俺を『兄貴』だって思うようになったんは、そもそも俺がそう仕向けたようなもんだしな……」
(ふと顔を上げ、マシュマロちゃんが逃げ込んでいった部屋のドアを見つめる。静まり返ったリビングで、一人でぽつりと呟くように)
芹:
「最初はただ、夜道でチンピラに絡まれてんのを助けて、次は地下鉄の痴漢だろ? 頼るあてもなさそうに部屋探してんの見て、条件合うとこがねえからって『じゃあ、見つかるまで俺んち来いよ』なんて……。あの時は、付き合ってるわけでもねえ若い女の子を男の一人暮らしの部屋に置くなんて、そりゃあ世間体も悪いし、下心がねえって証明するのに必死だったんだよ」
(ソファの背もたれに体を預け、天井を仰ぎ見る)
芹:
「だから、あいつを安心させるためにわざと『お前』呼ばわりして、年の離れた兄貴分として振る舞った。30代突入したてのアラサー男が、10歳も下の手の届きそうな女の子を前にしてさ……何も意識してねえわけねえだろ。あいつがぶかぶかの俺のスウェット着て、可愛いエプロン姿で和洋折衷だかエスニックだかの飯作って待ってる毎日が、どれだけ毒に近いくらい甘いか……」
(右手のひらを見つめ、さっきマシュマロちゃんの細くてふわっとした髪に触れた感触を思い出す。薔薇の匂いがまだ残っているような気がして、ふいっと顔を背ける)
芹:
「『お兄ちゃんのくせに』って、あいつは泣きそうな顔で言ったけどさ……。俺は本物の兄貴じゃねえんだよ。いつまでも『安全保障条約』の中に隠れて、俺を兄貴の枠に閉じ込めてんじゃねえっての。……ああクソ、本当に自分で自分の首絞めてるわ……」
*
*
*
この後、自分の部屋のベッドで「アラサー兄貴のくせに!」と悶絶しているマシュマロちゃんの独り言に視点を戻しますか? それとも、リビングで覚悟を決めて、マシュマロちゃんの部屋のドアをトントンと叩く芹沢さんへ進みますか?
マシュマロちゃんは、ふわふわの髪をティンカーベル風に軽くまとめて、[無印良品](https://www.muji.com/jp/ja/store)のやわらかい肌触りのパジャマ姿で、ひっそりとリビングのダイニングテーブルに戻ってきている。
マ:(両手でマグカップを包み込み、湯気の向こうでちびちびとホットミルクを飲んでいる。まだ少し頬が赤いけれど、さっきまでのパニックは少し落ち着いていて、求肥みたいな唇がぷるっと小さく尖っている)
……ふう。……あたたか……。
芹:(洗面所から上がってきて、バスタオルで濡れた髪をざっと拭きながらリビングに戻ってくる。上がってきたばかりのラフな部屋着姿で、テーブルに座るマシュマロちゃんの姿に、ふと動きを止める)
……お、戻ってたのか。
マ:(カップから目を上げずに、視線だけを斜め上に送って)
……お風呂、お疲れ様。……ミルク、飲む? まだちょっと鍋に残ってるよ。
芹:(冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しつつ、苦笑を隠すようにフッと息を吐く)
いや、俺は水でいいわ。……お前、もう落ち着いたのかよ。さっきは洗面所に逃げ込んでのたうち回ってた癖に。
マ:(むすっと頬を膨らませ、マグカップのふちに顎を乗せる)
……落ち着いてないもん。まだ全然、心臓のスクランブル交差点は青信号になってない。大渋滞中。……でも、ホットミルク飲んだら、少しだけ頭のなかの車が減った気がするから、セーフ。
芹:(ウォーターサーバーの水を一口飲んでから、ゆっくりとマシュマロちゃんの斜め向かい、あるいはすぐ隣の席に腰を下ろす)
……セーフってなんだよ。相変わらず変な例えすんな。
マ:(トロンとした潤んだ瞳で、じっと芹沢の濡れた髪や横顔を見つめ、小さな声でぼそっと呟く)
……だって、慶ちゃんがずるいこと言うから……。「どこにも行かないで」なんて、10個上のアラサー兄貴が、妹枠の女の子に言うセリフじゃないから……。
芹:(胸の奥をキュッと掴まれたような感覚になり、慌てて視線を逸らしながら、ぶっきらぼうにマグカップを指差す)
……ほら、冷めないうちに全部飲め。夜も遅いんだ、明日早いんだろ。
マ:(ふにゃりと柔らかく笑って、白い喉でこくりとミルクを飲み干す)
……はーい。おやすみ、慶ちゃん。
このままこの穏やかで甘い深夜の空気感のまま眠りにつく夜を描きますか? それとも、ふとした拍子に芹沢さんがさらなる本音を零してしまう瞬間へ進みますか?
マシュマロちゃんは、ふわふわの髪をティンカーベル風に軽くまとめて、[無印良品](https://www.muji.com/jp/ja/store)のやわらかい肌触りのパジャマ姿で、ひっそりとリビングのダイニングテーブルに戻ってきている。
マ:(両手でマグカップを包み込み、湯気の向こうでちびちびとホットミルクを飲んでいる。まだ少し頬が赤いけれど、さっきまでのパニックは少し落ち着いていて、求肥みたいな唇がぷるっと小さく尖っている)
……ふう。……あたたか……。
芹:(洗面所から上がってきて、バスタオルで濡れた髪をざっと拭きながらリビングに戻ってくる。上がってきたばかりのラフな部屋着姿で、テーブルに座るマシュマロちゃんの姿に、ふと動きを止める)
……お、戻ってたのか。
マ:(カップから目を上げずに、視線だけを斜め上に送って)
……お風呂、お疲れ様。……ミルク、飲む? まだちょっと鍋に残ってるよ。
芹:(冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しつつ、苦笑を隠すようにフッと息を吐く)
いや、俺は水でいいわ。……お前、もう落ち着いたのかよ。さっきは洗面所に逃げ込んでのたうち回ってた癖に。
マ:(むすっと頬を膨らませ、マグカップのふちに顎を乗せる)
……落ち着いてないもん。まだ全然、心臓のスクランブル交差点は青信号になってない。大渋滞中。……でも、ホットミルク飲んだら、少しだけ頭のなかの車が減った気がするから、セーフ。
芹:(ウォーターサーバーの水を一口飲んでから、ゆっくりとマシュマロちゃんの斜め向かい、あるいはすぐ隣の席に腰を下ろす)
……セーフってなんだよ。相変わらず変な例えすんな。
マ:(トロンとした潤んだ瞳で、じっと芹沢の濡れた髪や横顔を見つめ、小さな声でぼそっと呟く)
……だって、慶ちゃんがずるいこと言うから……。「どこにも行かないで」なんて、10個上のアラサー兄貴が、妹枠の女の子に言うセリフじゃないから……。
芹:(胸の奥をキュッと掴まれたような感覚になり、慌てて視線を逸らしながら、ぶっきらぼうにマグカップを指差す)
……ほら、冷めないうちに全部飲め。夜も遅いんだ、明日早いんだろ。
マ:(ふにゃりと柔らかく笑って、白い喉でこくりとミルクを飲み干す)
……はーい。おやすみ、慶ちゃん。
このままこの穏やかで甘い深夜の空気感のまま眠りにつく夜を描きますか? それとも、ふとした拍子に芹沢さんがさらなる本音を零してしまう瞬間へ進みますか?
マ:(空になったマグカップをテーブルにコトッと置き、パジャマの袖をぎゅっと握りしめながら、上目遣いで芹沢をじっと見つめる)
マ:
「……こっちはさ、ずっと心臓がもたないの。慶ちゃんは口調こそ『お前』とか言って、ぶっきらぼうで兄貴そのものだけど……言ってる内容が、全然、まったく、お兄ちゃんじゃないから……!」
芹:
「……っ、」
(マシュマロちゃんの真っ直ぐな言葉に、芹沢は喉を詰まらせ、手元に持っていた水のグラスを握る手にぐっと力が入る。お風呂上がりで少し火照った体に、さらに熱が上るのを感じて、バツが悪そうに視線を泳がせる)
マ:
「『どこにも行かないで、ここにいる』なんてさ……そんなの、ただの居候を心配する兄貴が言うセリフじゃないもん。私がどれだけ、自分の勘違いなんじゃないかって頭の中でスクランブル交差点作って整理しようとしてるか、慶ちゃんは絶対分かってない……!」
(雪花石膏のような白い肌が、またキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(微紅)の色に染まっていく。求肥のような唇をふにゃりと歪ませ、涙目でジトビームを送りながらも、その瞳はひどく真剣だ)
芹:
「……分かってるよ」
マ:
「え……?」
芹:
「分かってるって言ってんだろ。あーもう……!」
(芹沢は、濡れた髪をバスタオルごとガシガシと手荒に拭き、大きなため息をついてから、テーブル越しにマシュマロちゃんの顔を真っ直ぐに見据える。その耳の付け根は、今やマシュマロちゃん以上に真っ赤に染まっている)
芹:
「口調が兄貴そのままだって言うなら、そうしなきゃ俺の理性が保たねえからだよ。年の離れた居候の女の子をさ……ただの兄貴分だと思ってなきゃ、毎日ぶかぶかの俺のスウェット着て、薔薇の匂いさせて目の前うろつかれて、まともに同じ屋根の下で暮らせるかっての」
マ:(あわあわと両手をパタパタさせながら)
「えっ、ええっ!? 慶ちゃん、それって……!」
芹:
「だから、勘違いじゃねえよ。内容が違うって気づいたなら……明日からの頭の整理、もっと別の意味でしっかりやれよな」
(そうぶっきらぼうに言い捨てると、芹沢はグラスの水を一気に飲み干し、立ち上がってマシュマロちゃんの頭をポンと力任せに、だけど愛おしそうに撫でる)
芹:
「ほら、もうホットミルクも飲んだんだから部屋戻って寝ろ。……おやすみ」
*
*
*
この後、完全にキャパオーバーして自分の部屋に逃げ帰り、ベッドで「勘違いじゃなかったー!!」とクッションに顔を埋めてのたうち回るマシュマロちゃんを描きますか?
それとも、翌朝の警視庁で、昨夜の自爆発言(告白まがいの言葉)を思い出して終始上の空な芹沢さんを、伊丹さんたちが「おい芹沢ァ!」と尋問し始めるシーンへ進みますか?
マ:(芹沢からマグカップを奪い取られた拍子に、ふにゃりと柔らかく、だけどちょっといたずらっぽく求肥のような唇を緩める)
マ:
「ふふっ……ありがとう! おやすみ、お・に・い・ちゃん! ヒヒッ」
(最後にあえて一音ずつ区切って「お兄ちゃん」と呼び、パニックから脱出した安堵といたずら心が混ざったような笑い声を残して、パジャマの裾をパタパタさせながら自分の部屋へタタタッと逃げ込んでいくマシュマロちゃん)
バタン、と今度こそ優しく閉まるドアの音。
リビングに残された芹沢は、手の中の空のマグカップを見つめたまま、しばらくその場に立ち尽くす。
芹:
「(フッと小さく、呆れたように笑いながら、頭をワシワシと掻きむしって)……ったく。あいつ、最後にあれは反則だろ……。散々パニクってた癖に、仕返しのつもりかよ」
(流し台でカップを水で洗い流しながら、蛇口から出る冷たい水を少しだけ自分の顔にもパシャパシャと当てる。だけど、胸の奥のトクン、トクンという高鳴りは、ちっとも冷めてくれない)
芹:
「(口元を緩ませたまま、ぽつりと呟く)……お兄ちゃん、ねぇ。いつまでそう呼んでられるか、見ものだな」
(電気を消した暗いリビングに、窓から差し込む月明かりだけが優しく二人を包み込む。甘くて、だけどどこかじれったい、ハイムの夜が静かに更けていった――)
*
*
*
【翌朝・警視庁捜査一課】
そして、運命の翌朝。現実は不条理である。
伊丹:
「……おい、芹沢ァ」
芹:
「(ビクッとして資料を落としそうになる)な、なんすか伊丹先輩、朝から地獄の底から響くような声出して!」
三浦:
「地獄の底に落としたいのはこっちだよ。お前さっきから、パソコンの画面見つめたまま『ヒヒ。ったく……』とか気味の悪い独り言呟きながらニヤけてただろ。事件の資料にそんな面白いこと書いてあるか?」
芹:
「ぶっ……!? いや、書いてないっす! 独り言なんか言ってないっすよ!」
伊丹:
「嘘をつけ! 完全に昨夜、あの『マシュマロちゃん』と何かあったツラだ! 吐け! 捜査一課のプライドにかけて、お前のその締まりのないニヤケ面のホシ(原因)をあげてやる!」
芹:
「(机に突っ伏して頭を抱えながら、心の中で絶叫する)(……あいつの『お兄ちゃん』が脳内で無限ループして仕事になんねえ……! 助けてくれ特命係ーー!!)」
*
*
*
この後、さらに追い詰められる芹沢さんを特命係(右京さん・薫ちゃん)が目撃してニヤニヤする展開へ進みますか? それとも、家で昨夜の「お兄ちゃん」呼びの仕返しを思い出して、今更恥ずかしさでベッドに転がっているマシュマロちゃんの様子へ戻りますか?
伊丹:「あぁ? 急にどうしたもこうしたもあるか! 昨日の夜からお前のその、締まりのない、どっかの求肥か羽二重餅でも食ったようなフニャフニャしたツラが気に食わねえんだよ!」
芹沢:「いや、例えのクセが強すぎますって! 別に何もないですよ、ただの体調不良っていうか、ちょっと寝不足なだけで……!」
三浦:「寝不足ねぇ……。お前、さっきからスマホの画面見ては『あいつ、また変なエスニック料理の材料買って待ってんのか……』とかブツブツ呟いてただろ。隠したって無駄だ。今日こそはその『居候の妹分』の正体を、この目で拝ませてもらうからな」
芹沢:「三浦さんまで何言ってるんですか! ダメですよ、急に来られても困りますって! あいつ……じゃなくて、家の中、散らかってるし!」
伊丹:「散らかってりゃ片付けさせてやりゃあいいだろ! 居候させてもらってんなら、家主の先輩が来た時くらい、可愛いエプロンでも着てお茶の一杯くらい淹れるのが筋ってもんだろ、あぁん!?」
芹沢:「(ゲホゲホッと激しくむせる)な、なんでエプロンのことまで知って……!? いや、とにかく絶対ダメです! 今日はあいつ、締め切り前で、その、部屋で漫画描いてて忙しいんすよ!!」
伊丹:「ほう……『漫画』ねぇ。お前、今自分でホシの情報をペラペラ吐いたな? 居候はセミプロのイラストレーターか何かか。よし、捜査一課、ガサ入れ(家庭訪問)決定だ!!」
芹沢:「(完全に墓穴を掘って頭を抱える)(……ヤバい、マジで家に来られたら、あいつのぶかぶか彼服パジャマ姿とか、薔薇の匂いとか、最悪の場合はあの高校時代の『黒歴史ハイレグ蟹股ダンスDVD』まで伊丹さんたちに見つかる……! それだけは絶対に阻止しねえと俺の社会的な死だ……!!)」
*
*
*
この後、必死に自宅防衛線を張って抵抗する芹沢さんと伊丹さんたちの攻防を続けますか? それとも、そんな危機が迫っているとは知らず、家で「今日の夜ご飯、何にしようかな〜」と可愛いエプロン姿でスマホを眺めているマシュマロちゃんに視点を切り替えますか?
芹沢は伊丹たちの目を盗み、デスクの陰で引きつった指を猛烈に動かしてマシュマロちゃんへメールを打ち込んだ。
【件名:緊急事態!!!】
【本文:マシュマロ、今すぐ部屋を片付けろ! 特に俺のぶかぶかのスウェットとか、パジャマとか、男物の生活感を全部隠せ! あと例の高校のDVDは絶対に奥底に封印しろ!!
今から伊丹さんと三浦さんが家に行くってきかねえんだよ! 頼むからちゃんとした格好して、できれば普通の『居候の妹』のフリをしてくれ! マジで頼む!!!】
*
*
*
【ハイム・マシュマロちゃんの部屋】
ピコン、とスマホが鳴り、ベッドの上でゴロゴロしながら昨夜の「お・に・い・ちゃん!」の余韻に浸っていたマシュマロちゃんは、画面を見て跳び起きた。
マ:(雪花石膏の肌が、一瞬で青ざめる)
「……ひえええっ!? い、伊丹さんって、あのいつも慶ちゃんをパシリにしてる、顔の怖い捜査一課の先輩!? 三浦さんも来るの!?」
メールの「男物の生活感を隠せ」「DVDを封印しろ」の文字に、マシュマロちゃんはパニックを通り越して、子供の頃のバレエ経験で培った驚異的な体幹を発揮し、ベッドから床へキレッキレの側転で着地した。
マ:
「大変、大変、大・変・事!! 慶ちゃんが社会的に死んじゃう!!」
(ぶかぶかの彼服スウェットの裾をなびかせながら、Y字バランス並みの柔軟性で部屋中の「慶ちゃんの匂いが残る私物」をクローゼットへ押し込むマシュマロちゃん)
マ:
「あの呪怨メイクのハイレグ蟹股DVDは……ベッドのマットレスの隙間の、さらに奥へ!! よし、完全封印!!」
(ドタバタとリビングへ走り、可愛いエプロンをきゅっと結び直す。薔薇の匂いを振りまきながら、大急ぎで「和洋折衷エスニック家庭料理」の仕込みを隠し、普通のお茶の準備とお菓子(羽二重餅風の柔らかい和菓子)をテーブルにセットする)
マ:(鏡の前で、細くてふわっとした髪をティンカーベル風にきれいに結び直し、パジャマから清楚なロングスカートに着替えながら)
「よし……! 格好は普通! 幼児体型だけど、これならちゃんと『年の離れた真面目な居候の妹分』に見えるはず……! 慶ちゃんの安全保障条約、今こそ発動だよ……っ!」
ピンポーン。
その瞬間、ハイムのインターホンが無慈悲に鳴り響いた。
*
*
*
この後、ドアを開けたマシュマロちゃんと、目をギラつかせた伊丹さん・三浦さん、そして後ろで真っ白に燃え尽きかけている芹沢さんの対面シーンへ進みますか?
それとも、インターホンの音にビクッと肩を揺らし、逆立ち開脚しそうな勢いで緊張しているマシュマロちゃんの直前の葛藤を描きますか?
マシュマロちゃんは上品な紺のカットソーに薄いベージュのロングスカートを纏い、薔薇の香りをふわりと漂わせながら玄関のドアを開けた。
マ:(きゅっと背筋を伸ばし、幼児体型を感じさせない清楚な微笑みを浮かべて)
「……いらっしゃいませ。いつも慶ちゃんが……お世話になってます。どうぞ、こちらへ」
(しおらしくお辞儀をしてリビングへと案内するマシュマロちゃん。その完璧な「か弱い居候の妹」の振る舞いに、後から青い顔でついてきた芹沢は「お、おう……」と心の中で魂が抜けかける)
【リビングルーム】
伊丹:(リビングに入るなり、ギラギラした鋭い目つきで部屋中をキョロキョロと見回し、鼻をクンクンとさせる)
「ほう……これが噂の居候の……って、なんだこの美味そうな匂いは!」
三浦:(すたすたとダイニングテーブルに近づき、並べられた皿を覗き込んで目を丸くする)
「君……。テーブルの上に並んでるの、冷やしトマトの和風マリネに、きゅうりのマヨ味噌和え、ちくわのきゅうり詰め、それに自家製ピクルスか……? なんちゅうか、こう、絶妙に酒が欲しくなる和風エスニックな小鉢のオンパレードだな」
マ:(両手を前で上品に組み、小首をかしげて)
「はい。急に来られるって聞いたので……冷蔵庫にあったものでおつまみになりそうなものを急いで用意しました。お口に合うか分からないですけど……どうぞ、召し上がってくださいね?」
芹沢:(自分の席の後ろで冷や汗をダラダラ流しながら)
(……すげぇ……完璧だ……あんなにパニクって側転してた奴が、一瞬で『清楚な料理上手な妹枠』を演じきりやがった……! これなら伊丹さんたちもボロが出ねえはず……っ!)
伊丹:(ジト目で芹沢をチラッと一瞥してから、テーブルの上のマリネを箸でつまみ、口に放り込む)
「……むっ。……うまいな、これ。酸味が効いててトマトが冷たくて……って、俺たちは味見をしに来たんじゃないぞ!」
(ガタンと椅子に腰掛け、伊丹はさらにテーブルの配置と芹沢のデスク(持ち物)を鋭い刑事の目で観察し始める――)
このまま伊丹さんと三浦さんの鋭い(しかし的外れな)家宅捜査・追及を続けますか? それとも、隙を見せた伊丹さんたちにマシュマロちゃんが逆にペースを握り返していく展開へ進みますか?
マ:(ふわりと微笑みながら、きゅっと可愛いエプロンを揺らし、手際よく人数分のおしぼりと冷えたグラスをカチャカチャと並べる)
「……あの、よろしければこちらも召し上がって下さいませ。ピクルス、少し酸っぱいですけど、お口に合えば嬉しいです」
(すっと伊丹と三浦の前に、涼しげな小鉢を差し出すマシュマロちゃん。その動きはまるでプロの家政婦か老舗の仲居さんのように無駄がなく、丁寧でおしとやかだ)
伊丹:(差し出された小鉢とマシュマロちゃんのあまりの完璧な接客ぶりに、箸を持ったまま少し気圧されて)
「お、おう……。わざわざすまねぇな……って、おい芹沢! なんだこの手際の良さは! お前、まさかこいつに全部家事の世話させて、いいように顎で使ってんじゃねえだろうな!?」
芹沢:(あわあわと両手を激しく横に振って)
「してねえよ! 絶対してないっすからね!? ていうか、俺が使われてるくらいの勢いなんですって!」
三浦:(冷やしトマトをパクッとやりながら、伊丹の肩を叩いてニヤリと笑う)
「いいじゃねえか伊丹。外見はあんなに幼くて小柄なのに、料理もできて気も利く。お前、こんな出来のいい『妹』がいるなんて、裏でどんないい思いしてやがるんだか」
マ:(少しだけ首を傾げて、あどけない瞳でパチパチと瞬きをする)
「ふふっ。お世話してるのは私の方ですよ? 慶ちゃん、家だとすぐスウェットの裾を引っ張って甘えてきたり、ぼーっとしてたりするから、私がしっかりしてあげないとダメなんです」
芹沢:(盛大に咽せ返りながら、顔を真っ赤にしてテーブルをバンッと叩く)
「まっ、待てコラマシュマロ! それは語弊があるだろ! なんで俺が甘えてるみたいに言うんだよ!」
伊丹・三浦:「「ほう……? スウェッ…ト…ねぇ……?」」
(一課の先輩二人の目が、一瞬で鋭い「捜査モード」の輝きを帯び、芹沢をじっと見つめ据える――)
このまま完全に墓穴を掘り続ける芹沢さんと、さらに追い打ちをかける伊丹さんたちの追及を続けますか? それとも、マシュマロちゃんが小悪魔スマイルでさらに一課の先輩たちを手玉に取っていく展開へ進みますか?
マ:(あわあわと両手をパタパタさせながら、雪花石膏の肌をキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(微紅)に染めて)
「い、いや! 今のスウェット云々は完全に冗談ですの……! 冗談ですから……!」
(慌てて言い訳をしたかと思いきや、マシュマロちゃんは一瞬でスッと表情を消した。そこからは、まさに『家政婦のミタゾノ』を彷彿とさせる、無駄のないキレッキレの動きへとシフトする)
マ:(スッと無表情になり、背筋をピンと伸ばして)
「……失礼いたします。お茶の温度が少々下がっておりましたので、差し替えさせていただきます」
(子供の頃のバレエ経験で培った強靭な体幹をフルに活かし、まったく足音を立てずに、流れるような側転でもしそうな勢いのスピードでキッチンへ移動。カチャカチャと音も立てずに新しい湯呑みをトレイに並べる)
三浦:
「おいおいおい……なんだあの動き。一瞬で空気が変わったぞ。まるでプロの家政婦……いや、特捜班の潜入捜査官並みの身のこなしじゃねえか」
マ:(いつの間にか伊丹の背後に音もなく立ち、サッと新しいおしぼりを差し出す)
「伊丹様、こちら新しいおしぼりでございます。ちくわのきゅうり詰めのマヨネーズが少々指先についておられましたので」
伊丹:
「うおっ!?(ビクッと肩を跳ね上げ、振り返る)……お、おぅ。気の利くことで……って、お前いつの間に俺の後ろに回り込みやがった! 完全に気配が消えてたぞ!」
マ:(無表情のまま、今度は三浦の前の空いた小鉢をサッと片付け、代わりに自家製ピクルスを絶妙な位置にスライドさせる)
「痛み入ります。……ちなみに、芹沢さんが普段、一課のデスクの引き出しの奥に『激辛麻婆豆腐の素』を隠し持っていることは、こちらのハイムの機密事項となっておりますので、ご安心ください」
芹沢:
「ぶっ!? なんでそれ知ってんの!? てか、なんで今その話をミタゾノさんみたいなトーンで暴露すんだよ!!」
マ:(流し台でお皿を恐るべきスピードで洗いながら、チラリと視線だけを一課の面々に送る)
「……家主の秘密を握るのも、家政婦……いえ、居候の務めでございますから」
伊丹:
「(ニヤニヤしながら芹沢を睨みつける)ほう……。芹沢ぁ、お前、この優秀すぎる家政婦……じゃなかった、マシュマロちゃんに、生活のすべてを握られてるんじゃねえか、あぁん?」
*
*
*
この後、マシュマロちゃんの完璧すぎるミタゾノ風の立ち回りに圧倒され、尋問しに来たはずが完全にペースを握られていく伊丹さんたちを描きますか? それとも、この異様な空気に耐えかねて「もう勘弁してください!」と特命係へ助けを求めに行く芹沢さんへ進みますか?
マ:(ピタリと手の動きを止め、無表情のままスッと伊丹と三浦の前に立ちふさがるように向き直り、指先を綺麗に揃えてお辞儀をする)
「……ところで、皆様お車でお越しでいらっしゃいますよね。どちらのお車で……?」
伊丹:(ギクリと肩を揺らし、三浦と顔を見合わせる)
「お、おぅ……。俺はいつも通りの自分の愛車だが……それがどうかしたのか?」
マ:(冷徹に光る潤んだ瞳で、ミタゾノさんのようにすっと首を傾げる)
「……でしたら、先ほど階下の駐車場で見かけたのですが、駐車枠の白線に対して、お隣の契約車スペースへ見事に20センチほどはみ出していらっしゃいましたわね」
伊丹:「ぶっ……!? な、なんでそれを……!?」
マ:「車止めから計算して、ハンドルをあと15センチ右に切って切り返しをなさらないと、夕方の住民の方の出庫時に盛大に迷惑がかかります。……もし宜しければ、今すぐ私と一緒に1階へ降りて、駐車位置の微調整をしてまいりましょうか?」
(マシュマロちゃんがふわりと微笑みながら一歩詰め寄ると、その圧倒的な家主(居住者)としての正論と地元の土地勘・監視力に、さっきまで凄みまくっていた伊丹さんの背中に冷や汗がツーと伝う)
三浦:(冷や汗を拭いながら、伊丹の袖をクイッと引く)
「おい伊丹……やべえぞ、この家政婦(居候)……完全にこのハイムの絶対権力者だ。下手に逆らったら、俺たちの車のナンバーから行動履歴まで全部管理されかねん……」
芹沢:(背後でガッツポーズをこっそり決めつつ、必死にニヤけ顔をこらえて声を絞り出す)
「ほ、ほらあ! 伊丹さん、先輩のくせに駐車違反スレスレじゃないっすか! マシュマロの言う通り、今すぐ直してきなさいって!」
伊丹:(顔を真っ赤にしながらも気圧されて)
「わ、わかったよ! ちょっと見に行ってくるだけだ! おい三浦、行くぞ!」
このまますごすごと駐車場の見直しに追い出される伊丹さんと三浦さんを見送り、二人きりに戻ったリビングでマシュマロちゃんと芹沢さんがどう息をつくか描きますか?
マ:(テーブルに両肘をついてふうっと深く息を吐き出しながら、まだちょっと火照った頬を両手で包み込む)
「……あー、本当に『[家政夫のミタゾノ](https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/)』さんには心の底から感謝しなくっちゃ……! ああいう時、無表情でテキパキ動くスキルって人生で役に立つんだなぁって実感したよ。これが正解だったのかどうかは全然わからないけど……とりあえず今日のところは、あの鬼軍曹みたいな伊丹さんたちを無事に追い払って乗り切れたと思う!」
芹:(残された冷やしトマトのマリネを小皿に取り分けながら、フッと声を漏らして笑う)
「正解かどうかで言えば大正解だろ。あんなもん見せられたら、伊丹さんも次に何言われるか怖くてお前の粗探しどころじゃねえよ。すっかりハイムの主導権握られてたしな」
マ:(きゅっと求肥のような唇をほころばせ、箸を手に取って芹沢の皿にトマトをちょこんと乗せる)
「でしょ? 私だってお世話になりっぱなしじゃなくて、少しは慶ちゃんの役に立てるって証明できたもんね。……ほら、冷めないうちに……っていうか、冷やしトマトは冷たい方が美味しいから、早く食べよ!」
芹:(差し出されたトマトを口に運び、しっかりとした酸味と和風だしの旨味に、素直に「……うまい」と目を細める)
「……だな。お前の作る飯は、相変わらず美味いよ」
マ:(そのぶっきらぼうだけど優しい一言に、雪花石膏の肌がまたふんわりと微紅の色に染まり、嬉しそうにパジャマの裾を揺らす)
「……でしょー! じゃあ次は、ピクルスも食べてみてよね、慶ちゃん!」
(静かで、でも昨夜から確実に何かが変わり始めた二人の距離感のまま、穏やかな時間が流れていく――)
このままガムを噛み締めて戻ってきた伊丹さんたちが「お邪魔したぞ!」とすごすご引き揚げていく平和な結末を描きますか? それとも、夜が更けて、二人の関係がさらに一歩進む甘い瞬間へ進みますか?
マ:(きょとんとあどけない瞳をパチパチと瞬かせ、求肥のような唇を少し開けて芹沢を見上げる)
「……え? 慶ちゃん……?」
芹:(グラスに注いだお茶をコトッとテーブルに置き、まだ少し赤さの残る耳のまま、まっすぐにマシュマロちゃんを見据える)
「いや……家政婦やメイドにはさせないって言ったんだよ」
マ:(小首をかしげ、ぶかぶかのパジャマの袖を指先でつまみながら)
「……どーして? 私、あんなにミタゾノさんバリに完璧に働いて、お料理もピクルスも大好評だったのに? メイドの素質、大ありって自分で言ったじゃん」
芹:(ふっと自嘲するように小さく息を吐き、一歩だけマシュマロちゃんとの距離を詰める)
「素質があるかないかなら大ありだ。……だが、俺がお前にやってほしいのは、俺の世話を焼く家政婦でも、飯を並べるメイドでもねえんだよ」
マ:(胸のトクンという高鳴りに気付いたのか、雪花石膏の白い肌がふっと微紅に染まり、息をのむ)
「じゃあ……私に、どうしてほしいの……?」
芹:(真っ直ぐにマシュマロちゃんの潤んだ瞳をとらえ、不器用なまま、その温かい大きな手を今度は迷いなくしっかりと彼女の頬に添える)
「……隣にいろよ。居候のままでも、妹枠の安全保障条約とかいうふざけた条約でもいい。……ただ、俺の帰る場所に、ずっとお前がいてくれればそれでいいんだ」
マ:(その真っ直ぐすぎる独占欲と優しさに完全に撃ち抜かれ、求肥のような唇をふにゃりと緩ませて、潤んだ目で小さくうなずく)
「……ばか。……本当に、お兄ちゃんのくせに、反則ばっかり……っ」
(月明かりの差し込む静かなハイムのリビングで、二人はゆっくりと距離を縮めていく――)
このまま二人だけの甘い夜の結末(この後の展開)をもう少し詳しく描きますか? それとも、この物語をハッピーエンドの余韻とともに締めくくりますか?
マ:(カチャカチャとリビングの片付けをしていた手がピタリと止まり、背筋が凍ったように直立不動になる)
芹:(テレビ台の下から発掘した、古びたビデオテープやDVDの再生画面を凝視しながら、目を見開いて絶句する)
「……なんだこりゃ?! シュールだし、CMの体操着以上にアレだろ……っ! なんでお前ら、商店街の真ん中で黒いハイレグのレオタード着て、一斉にしゃがんで足を右だの左だの交互にパタパタやってんだよ……!」
マ:(顔を真っ赤にして、茹でダコのように湯気を出しながら猛ダッシュでテレビの前に飛び出し、両手で画面を隠そうと必死にジタバタする)
「見ないで! 消して! タイムマシン! 今すぐ3分前のテープを地球の裏側に投げ捨てて!!」
芹:(画面を指差しながら、ツッコミたい気持ちと笑いが混ざって肩をプルプル震わせる)
「いや、隠すなよ! しかもこれ、あの懐かしの[ねるじぇら](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%98%E3%81%87%E3%82%89)のCMのパロディか!? 野村佑香が真ん中でやってたやつだろ、よりによってこれをお前らの学校のステージで……!」
マ:(床にへたり込んで、求肥のような唇をめいっぱい尖らせてぷるぷる震える)
「……うう〜……! 文化祭のノリと勢いだったの! 地元商店街のシャッターの前で、シュールに足交互に変えて歩く練習を放課後ずっとさせられたんだからね……! 色が白いからタイツ履いても足が太く見えて、学年男子に『オカチメンコ餅がなんかやってる』って大笑いされた黒歴史の最高峰なの……っ!」
芹:(ふっと堪えきれずに声を上げて笑い出し、しゃがみ込んでいるマシュマロちゃんの前に屈んで、また大きく温かい手をそのふわっとした髪にぽんと乗せる)
「……ははっ、なんだよそれ。最高にシュールでお前らしくて……いや、可愛いじゃねえか」
マ:(真っ赤な顔のまま潤んだ瞳をぱちくりさせ)
「……えっ?」
この後、「可愛いとか言わないで!」とさらに顔を真っ赤にして暴れるマシュマロちゃんを、芹沢さんが優しく包み込む甘い結末へ進みますか?
マ:(床に膝を抱えて小さく丸まり、ぶかぶかのスウェットの裾をぎゅっと握りしめて、今にも泣きそうな顔で抗議する)
マ:
「……もう、違うってば! 練習風景だからレオタードだったの! 本番のステージがそれだったから、衣装合わせの時からみんなでそれ着て練習させられて……。内心、めちゃくちゃ嫌だったんだからね……!」
芹:(画面の中で、キレッキレのダンスと驚異的な体幹による見事な開脚前屈を披露しながら、センター寄りで必死に踊っている『女子高生マシュマロちゃん』を凝視したまま、バツが悪そうにポリポリと首の後ろを掻く)
芹:
「……嫌だったって、まぁ、そりゃそうだよな。多感な時期にこんなシュールなダンスを、しかもそんな格好でシャッター街だのステージだのでやらされたら、トラウマにもなるわ」
マ:(指の隙間から涙目のジトビームを送りながら、ぷるぷると唇を震わせる)
「そうだよ! 周りの男の子たちには笑われるし、色は白いから目立つし、黒歴史以外の何物でもないの! なのに慶ちゃんは……『よりエロい』とか、どこ見てんのさ! ばか! 変態一課刑事!!」
芹:(ガシガシと頭を掻きむしり、テレビの主電源をブチッと切ってから、床にしゃがみ込んでいるマシュマロちゃんの目線に合わせて膝をつく)
芹:
「わりぃ、言葉が悪かった。……ただ、その、なんて言うか……。嫌々だったかもしれないけどさ、お前、昔から何事も一生懸命で、キレッキレで……。笑った男子どもの目は節穴だろ。俺は……普通に、めちゃくちゃ可愛いと思ったよ」
マ:(「可愛い」の直球を再び至近距離で食らい、雪花石膏の肌が一瞬で真っ赤なキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(微紅)に染まる)
マ:
「……っ、〜〜〜〜っ!!(両手で顔を覆ってベッドに突っ伏す)もう、お兄ちゃんのくせに、そういう恥ずかしいセリフをサラッと言わないでよ……! 心臓が成仏しちゃうってば……!!」
芹:(そんなマシュマロちゃんの背中を、不器用ながらも愛おしそうに大きな手でぽんぽんと叩きながら、フッと優しく笑う)
芹:
「だから、お兄ちゃんじゃねえって。……ほら、飯冷める前にリビング戻るぞ」
*
*
*
この後、恥ずかしさでふにゃふにゃになったマシュマロちゃんを、芹沢さんがリビングへ優しく連れ戻す甘いエンディングで物語を締めくくりますか?
もし気になる点があれば、今後の展開(翌日の捜査一課での様子など)をさらに広げることも可能です。どう進めたいか教えてくださいね!
マシュマロちゃんと芹沢は、特製の和風エスニックオムライスを綺麗にたいらげると、手際よく食器を洗って[食器洗い乾燥機](https://panasonic.jp/dish/)のスイッチをピッと入れた。
マ:(ふう、と大きく息をつきながら、ぽてぽてとリビングのソファへ歩いていき、どっかりと柔らかく沈み込む)
「……ふあぁ〜、ごちそうさま……! オムライス、お腹いっぱい……」
芹:(後からゆっくりと歩いてきて、マシュマロちゃんの隣にどさりと腰を下ろし、腕組みをしながらテレビのリモコンに手を伸ばす)
「あぁ、美味かった。お前、料理の腕は相変わらず一級品だな」
マ:(ソファの背もたれに頭を預け、ぶかぶかのスウェットのまま足をパタパタさせつつ、チラリと芹沢の横顔を見上げる)
「……ねえ、さっきの『ねるじぇら』のビデオのことは、今夜限りで永久凍土に封印だからね。二度と思い出さないで」
芹:(ふっと鼻で笑い、大きな温かい手をマシュマロちゃんの頭にぽんと乗せて、わざと意地悪そうに目を細める)
「さあな。センター寄りでキレッキレに足パタパタさせてた姿、結構脳裏に焼き付いじまったけどな」
マ:(顔を真っ赤にしてジトビームを全開で送り、芹沢の腕をむにゅっと両手で掴んで揺す振る)
「もう! 慶ちゃんのいじわる……っ!」
(静かな部屋に乾燥機の低い駆動音が心地よく響く中、二人は並んでソファに沈み込み、穏やかな夜の時間を溶け合わせていく――)
このまま二人で並んでテレビを見ながら、さらに距離が縮まっていく甘い深夜の時間を描き切りますか? それとも、これでこの物語をハッピーエンドの余韻として締めくくりますか?
芹:(腕組みをしたまま、横でぷるぷる震えているマシュマロちゃんを眺めて、少し呆れたように肩をすくめる)
「まあ、青春のノリっていうか……女子のダンス部って、たまにこっちの想像を超えたシュールな衣装や振り付け押し付けられるからな。お前が被害者なのは分かったって」
マ:(ソファの端で小さく体育座りになり、ぶかぶかのスウェットの裾で顔を隠しながら、涙目でポツリとこぼす)
「分かってないもん……。あんな、お肉がちょっとふっくら見えちゃうようなハイレグのレオタード着せられて、大勢の前で足パタパタさせられて……。一番見られたくなかったのに、一番見られたくない人に発掘されちゃうなんて、人生の詰みだよ……」
芹:(ふっと柔らかいため息をつき、マシュマロちゃんの隣に寄って、その小さな背中に大きく温かい手を回す)
「だから、そんなに落ち込むなって。……だいたい、そんな恥ずかしい過去も含めて、今ここに俺の隣でこうしてスウェット着て丸まってるんだろ」
マ:(真っ赤な顔のまま、のろのろとスウェットの袖から片目だけを覗かせて)
「……笑ってないの?」
芹:(また少しバツが悪そうに視線をそらしつつも、マシュマロちゃんの頭をぽんと大きく引き寄せる)
「笑ってねえよ。……必死こいて足上げてたのも、恥ずかしがって今ここで茹でダコになってるのも、全部ひっくるめて……可愛いって思って何が悪いんだよ」
マ:(その直球の言葉に完全に頭の回路がショートし、求肥のような唇をふにゃりと緩ませて、芹沢の肩にコトリと額を預ける)
「……ばか。……本当に、お兄ちゃんのくせに、反則しか言わないんだから……っ」
乾燥機の低い音だけが優しく響くリビングで、二人はこれ以上ないほど静かに、そしてあたたかく寄り添い合って夜を更けていかせるのだった――。
このままこの穏やかで甘い余韻のまま物語をハッピーエンドで締めくくりますか? それとも翌朝の甘いワンシーンへ進みますか?
芹:(テレビの画面は消したはずなのに、さっき脳裏に焼き付いた映像のインパクトがどうしても頭から離れず、ふっと腕組みをし直す)
「……まぁ、衣装やダンス自体はシュール極まりなかったけどさ。お前、あれ……普通に凄かったぞ。レオタード姿で170度近くまでピシッと1本の線みたいに開脚前屈してただろ」
マ:(ソファの上で体育座りのまま、スウェットの袖に顔をうずめて、消え入りそうな声でモゴモゴと呟く)
「……うぅ、だから見ないでって言ったのに……」
芹:
「それに、あの……仰向けに寝転がった状態から、真上にスッと両脚を上げてさ、そこから綺麗な扇型にバッと180度近くまで扇開脚させてただろ。あの足のパタパタした動きだって、軸が全然ブレてねえの。一課の現役の刑事だって、あんなキレのある動きは早々できねえよ」
マ:(スウェットの裾から、雪花石膏の肌をすっかりキュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(微紅)に染めた顔をのぞかせて、じとーっとした涙目のジトビームを芹沢に送る)
「……慶ちゃん、細部まで観察しすぎ。本当に変態一課刑事の鑑だね。あれはね、子供の頃からバレエの基礎を叩き込まれてたから、体幹だけは無駄に強いの。だから嫌でも体が勝手に動いちゃうの!」
芹:(マシュマロちゃんのジト目を受け止めながら、ふっと破顔して、その細くてふわっとした髪を今度は優しく包み込むように撫でる)
「そうやって怒って睨んでくる割には、俺の肩に頭くっつけたまま離れようとしないの、なんなんだよ」
マ:(びくっと肩を揺らし、求肥のような唇をふにゃりと歪ませて、さらに芹沢の大きな体にしがみつくように丸くなる)
「……だって、もう黒歴史もレオタードも全部バレちゃったんだもん。今更かっこつけたって遅いし……それに、こうしてると、慶ちゃんの服の安心感と、慶ちゃん自体の安心感で、もう動けなくなっちゃうんだもん……」
芹:(そのあまりにも無防備で素直な言葉に、今度は芹沢の方が完全にノックアウトされ、顔を真っ赤にして視線を天井へと泳がせる)
「(……クソ、可愛いすぎるだろ……。これ、明日の朝になっても、絶対に一課の連中には1ミリも話してやらねえ……。俺だけの秘密にしてやる……っ)」
乾燥機の低い駆動音だけが静かに響くハイムのリビング。
恥ずかしさと、それを上回る圧倒的な愛おしさに包まれながら、二人の甘い夜はどこまでも深く、静かに更けていくのだった。
*
*
*
【Fin】
「ねるじぇら」の黒歴史DVDから始まった、二人の甘くて少し照れくさい夜の物語はこれにてめでたくハッピーエンドとなります!
もし、この後のエピソードや、別の日の二人の甘い日常など、さらに描いてみたいシチュエーションがございましたら、いつでもお気軽に次のお題や設定をお聞かせくださいね!
『[黙って抱いて](https://www.google.com/search?q=%E9%BB%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%8A%B1%E3%81%84%E3%81%A6&kgmid=/m/09p7hf6)』(原題:Sois Belle et Tais-Toi)は、1958年にフランスで製作され、日本(1963年)でも公開された名作ロマンティック・コメディ(探偵喜劇)映画です。 [1, 2, 3]
当時無名だったアラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドという、後にフランス映画界を代表する二大スターがデビュー間もない時期に共演・脇役出演していた貴重な作品として知られています。 [2, 4]
## 作品の概要とあらすじ
* ストーリー:パリのヴァンドーム広場で起きたエメラルド強奪事件を軸に、孤児院を脱走して宝石盗難事件のトラブルに巻き込まれたキュートな少女ヴィルジニーと、事件を捜査する若い刑事ジャンの危険な恋の行方をコミカルに描いています。 [1, 5, 6]
* ヒロインの魅力:主演のミレーヌ・ドモンジョが、塀をよじ登ったり屋根を走ったりと、小悪魔的で瑞々しい魅力を振りまいています。 [2, 4]
* 原題の意味:フランス語の原題「Sois belle et tais-toi」は「美しく、そして黙っていろ」という意味で、当時の女性に対する保守的なステレオタイプを皮肉ったポップなタイトルになっています。
## 主要キャスト・スタッフ
* 監督:マルク・アレグレ
* 出演:ミレーヌ・ドモンジョ、アンリ・ヴィダル、アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド [1]
より詳しいあらすじや、アラン・ドロンらの当時の役どころについてお知りになりたいですか?必要であれば、配信状況やDVD情報などもお調べできます。 [5, 7]
[1] [https://eiga.com](https://eiga.com/movie/46598/)
[2] [https://ja.wikipedia.org](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%8A%B1%E3%81%84%E3%81%A6)
[3] [https://www.bs10.jp](https://www.bs10.jp/premium/program/25841/)
[4] [https://filmarks.com](https://filmarks.com/movies/34353)
[5] [https://www.amazon.co.jp](https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%8A%B1%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%90%E5%88%9DDVD%E5%8C%96%E3%80%91-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A7/dp/B073B7Y4TT)
[6] [https://www.allcinema.net](https://www.allcinema.net/cinema/14218)
[7] [https://natalie.mu](https://natalie.mu/eiga/film/806032)
(いつものように、マグカップ片手に特命係の部屋へふらりと入ってくる角田課長。パンフレットか古い映画雑誌の切り抜きを右京のデスクに放り出す)
角田課長:「杉下、この映画知ってるか? 俺が子供の時に見た映画でさ、アラン・ドロンも初期の頃はコメディに出てたんだよ」
[杉下右京](https://www.google.com/search?q=%E6%9D%89%E4%B8%8B%E5%8F%B3%E4%BA%AC&kgmid=/g/11y3myb13f):(デスクで眼鏡をかけ、書類から目を上げてその切り抜きを覗き込む。おなじみの、少し声音を高くした感嘆のトーンで)
「おや……これは驚きましたねぇ。『黙って抱いて』(1958年)ではありませんか。角田さん、あなたこれをご覧になっていたのですか?」
角田課長:「おうよ。当時は意味も分からず親に連れられて見たんだけどさ、あのジャン=ポール・ベルモンドも一緒に出てただろ? 後から知ってひっくり返ったよ。ドロンって言えばさ、俺たちの世代じゃ『太陽がいっぱい』のニヒルな二枚目ってイメージだけど、こういうドタバタ喜劇の泥棒役もやってたんだよなぁ」
杉下右京:(嬉しそうに小さく頷き、いつもの調子で蘊蓄を語り始める)
「ええ、まさにその通りです。アラン・ドロンにとってはこれが実質的なデビュー3作目。ベルモンドにとっても初期の端役時代ですね。原題の 'Sois belle et tais-toi' ──『美しく、そして黙っていろ』という言葉が示す通り、当時のフランスの世相を皮肉った実に見事なコメディです。主演のミレーヌ・ドモンジョのコケティッシュな魅力が弾けていましたねぇ」
角田課長:(コーヒーをずずっとすすりながら)
「へえー、相変わらず詳しいねぇ、杉下は。しかし、当時のドロンはまだ二十歳そこそこだろ? あの若さで、不良っぽさとあの甘いマスク……。いやぁ、男の俺から見てもやっぱりモノが違うっていうかさ。あんな風に生まれてくりゃ、俺の人生もちょっとは変わってたかもな!」
杉下右京:(クスリと上品に含み笑いをして、ティーカップに高い位置から紅茶を注ぎながら)
「おや、角田さん。もしあなたがアラン・ドロンのような容姿で組織犯罪対策部の課長をされていたら……それこそ、日本のヤクザの皆さんだけでなく、パリのギャングまで震え上がっていたかもしれませんねぇ?」
角田課長:「ははっ、そいつはいいや! ……って、おい杉下、それ遠回しに今の俺じゃ迫力不足だって言いたいんじゃねえだろうな?」
杉下右京:「ふふふ、まさか。僕がそんな滅相もないことを言うはずがないじゃありませんか」
(特命係の部屋に、いつもと変わらない二人の笑い声と、紅茶とコーヒーの香りが静かに広がっていく──)
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もしこの後、二人の会話をさらに続けたい場合や、亀山くんなど歴代の相棒がこの雑談に割り込んでくる展開が見たい場合は、ぜひお好みのシチュエーションを教えてくださいね!
(角田課長が右京のデスクの縁に腰掛け、熱っぽく話を続ける)
角田課長:「ヒロインの女の子がすごくチャーミングでさ、あのミレーヌ・ドモンジョって娘だよ。生意気なんだけど、なんか憎めなくて、子供心に『すげえ可愛いな』って思ってさぁ」
杉下右京:(紅茶のカップをソーサーに静かに置き、フッと目を細めて)
「ほぉ……角田さん、子供心にですか。当時のミレーヌ・ドモンジョと言いますと、『新・おかしな気持』などで知られる、まさに人々を魅了するスターの全盛期。確かに、あのハツラツとした若さと愛らしさは、少年の日の記憶に強く刻み込まれるのも無理はありませんねぇ」
角田課長:「だろ? あの勝気な目つきで見つめられたら、そりゃ刑事のジャンだって翻弄されるっての。……でさ、俺はふと思ったんだけどさ、特命係の二人って、いつもそういう危なっかしくて芯の強い女の人に引っ掻き回されてるよな?」
杉下右京:(怪訝そうに眉をひそめ、ピタリと動きを止めて)
「……引っ掻き回されている、ですか? 角田さん、それはまた随分と主観的かつ、いささか事実を曲解した表現ではありませんか」
角田課長:「曲解じゃねえよ! 歴代の相棒たちが関わってきた女性陣を思い出してみろって。どいつもこいつも一筋縄じゃいかない、知的な連中ばっかだったじゃねえか。なぁ?」
(特命係の部屋のドアがガラッと開き、鑑識の米沢守が、いつものように何かを見つけた興奮を隠せない様子で、1枚のプリントを手に入ってきます)
米沢守:「失礼します。杉下警部に角田課長。……廊下でお二人の声が聞こえましてね。アラン・ドロンの初期コメディ、ミレーヌ・ドモンジョ主演、1958年のマルク・アレグレ監督作品といえば、まさにこれ! このポスターではありませんか?」
(米沢が机の上に恭しく置いたのは、フランス語の原題『Sois belle et tais-toi』が赤文字で大きく踊る、どこかレトロでポップな海外版ポスターのプリント)
角田課長:(身を乗り出してプリントを凝視し、ポンと手を叩く)
「おうおう、米沢! まさにこれだよ! よく一発で見つけてきたなぁ。さすが鑑識、仕事が早いねえ!」
杉下右京:(眼鏡の位置を直しながら、嬉しそうにポスターの細部を眺める)
「おや、米沢さん。これは実に見事なオリジナルポスターのビジュアルですねぇ。中央でドレス姿のミレーヌ・ドモンジョが戸惑った表情を見せています。……そして、その右側ですね」
米沢守:(得意げにカバンからルーペを取り出そうとしながら)
「お気づきになりましたか! そうです、右側の真ん中にいるのが、まだ初々しさが残る若き日のアラン・ドロン。そしてその下、一番右下に小さく写っているのが、なんとジャン=ポール・ベルモンドです。後の大スター二人が、主役の二人(アンリ・ヴィダルやダリー・コール)の脇を固める、なんとも贅沢な、しかし当時はごく普通の新人枠としての扱いだったことが、この配置のサイズからもよく分かります」
角田課長:(しみじみとプリントを見つめて)
「いやぁ、懐かしいなぁ……。当時はこの真ん中のドモンジョちゃんが可愛くてさ、男の刑事連中がみんな鼻の下伸ばして振り回されてる姿に、子供ながらにゲラゲラ笑ったんだよ。今見ても、この緑のジャケットの男(ダリー・コール)とか、ポスターの構図だけでコメディだってのが伝わってくるな」
杉下右京:「ええ。左上のダリー・コールは銃をパイプのように咥えるおどけたポーズ、右上からはアンリ・ヴィダルが口元に指を立てて『静かに』と促している。ビジュアルの構成からして、サスペンスでありながら軽快なタッチの喜劇であることが一目で分かります。米沢さん、素晴らしい資料をありがとうございます」
米沢守:「いえいえ、杉下警部と角田課長が映画談義をされているとあっちゃあ、私の映画マニアとしての血が黙っていられませんでね。……さて、仕事に戻るとしましょう。お邪魔いたしました」
(米沢は満足そうに一礼すると、再び足早に特命係を去っていく──)
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米沢さんが加わったことで、さらに当時の映画の雰囲気が鮮明になりましたね!
もしよろしければ、この後に右京さんがポスターの文字からさらに別の蘊蓄(うんちく)を語り出すか、あるいは角田課長が特命係の「今の相棒」とヒロインを重ね合わせて愚痴をこぼし始めるか、どのような展開にいたしますか?
(右京が、先ほど米沢が持ってきたポスターのプリントを、特命係の部屋の壁にマグネットで几帳面に、少しの傾きもなく貼り付けている。そこへ、片手に書類を持った亀山薫が、バタバタと足音を立てて入ってくる)
亀山薫:「失礼しまーす。……あれ? 右京さん、その壁のポスター、昔のハリウッド映画かなんかのポスターですか?」
杉下右京:(貼り終えたポスターを最後にもう一度指先で整え、振り返りながら)
「いいえ」
亀山薫:「え? 違うんですか? だってほら、この真ん中の金髪の女の子、なんか昔のピンナップガールみたいでアメリカっぽいっていうか……。それに、この右側のイケメン、どっかで見たことあるような気がするんですけど」
杉下右京:(フッと口元を緩め、満足げに紅茶のカップを手に取りながら)
「ハリウッドではなく、フランス映画ですよ、亀山くん。1958年に製作された『黙って抱いて』という、実に小粋な探偵喜劇です。そして、あなたが『どっかで見たことがある』と言ったその青年こそ……若き日のアラン・ドロン、その人ですよ」
亀山薫:「ええっ!? アラン・ドロン!? ……嘘でしょ、これがあの『太陽がいっぱい』の!? うわ、めちゃくちゃ若いじゃないですか! え、じゃあその下、一番右下にいるこのちょっとヤンチャそうな男の人は誰です?」
杉下右京:「おや、気づきませんか? フランス映画界のもう一人の巨星、ジャン=ポール・ベルモンドですよ。彼らがまだ世界的な大スターになる前、ほんの駆け出しの時代に共演した、映画史的にも非常に貴重な一本なのです。先ほどまで、角田課長と懐かしんでいましてね」
亀山薫:「へぇ~! 暇課長と右京さんが映画の話なんて珍しいっすね。……でも、フランス映画ってことは、字幕ですよね。俺、どうもあのフランス語のテンポと字幕を追うのが苦手で、すぐ眠くなっちゃうんですよねぇ」
杉下右京:「やれやれ、相変わらず進歩がありませんねぇ、薫くん。この作品はドタバタ喜劇の要素も強く、言葉の壁を越えて誰もが楽しめる軽快さがあるのですよ。……どうです? 今夜あたり、美和子さんと一緒にクラシックなフランス映画の世界に浸ってみては?」
亀山薫:「あ、それ美和子が喜びそうだな! 『ねえ薫ちゃん、たまにはこういうオシャレな映画観なさいよ』って絶対言われますよ。よし、帰りにちょっとレンタルショップでも覗いてみるか!」
(嬉しそうに頭をかく亀山を見て、右京は嬉しそうに紅茶を一口すする──)
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亀山くんが加わって、特命係がいつもの賑やかな空気になりましたね!
この後、美和子さんにお土産として映画の感想を聞かれる展開にしますか? それとも再び角田課長が「ヒマか?」と戻ってきて亀山くんを巻き込む展開にしましょうか?
(亀山がポスターを眺めているところへ、捜査一課の芹沢慶二が、手元のファイルを見ながらひょっこりと部屋に入ってきます。シーズン5〜7頃の、まだ若手らしく少し軽薄で人懐っこい雰囲気を残した30代の芹沢です)
芹沢慶二:「失礼しまーす。伊丹先輩から頼まれた書類、ここに置いておきま……あれ? 杉下警部。何かこのポスターの真ん中の女の子、ディズニーのティンカー・ベルに似てませんか? 金髪でショートカットだし、なんかミニドレス着てるみたいだしさ。俺、一瞬『ピーター・パン』の実写化なんかかと思いましたよ」
亀山薫:(ポスターと芹沢を交互に見比べて、ガハハと笑いながら)
「おいおい芹沢ァ、お前ディズニーの見すぎだろ! これ、ハリウッドじゃなくてフランスの映画なんだってよ。しかもピーター・パンじゃなくて泥棒喜劇!」
杉下右京:(ふふっと楽しそうに眼鏡を押し上げ、芹沢の言葉を吟味するように頷いて)
「おや、芹沢さん。それは実におもしろい、そして極めて鋭い着眼点ですねぇ」
芹沢慶二:「えっ、マジですか!? 杉下警部に褒められるなんて、なんか裏がありそうで怖いなぁ……」
杉下右京:「ふふふ、裏などありませんよ。実はこの主演のミレーヌ・ドモンジョという女優は、その瑞々しいハツラツとした魅力から、当時フランスの『妖精(ニンフ)』などと称されていたのですよ。さらに言えば、ディズニーのアニメーション映画『ピーター・パン』が公開されたのが1953年。この映画が作られたのが1958年ですから、当時の若者たちが彼女の髪型やファッションに、少なからずそのイメージを重ね合わせていた可能性は否定できませんねぇ」
芹沢慶二:「へぇ~! 妖精ですか! 確かにこの上目遣いとか、ちょっとツンとした感じが、あの生意気なティンカー・ベルっぽくて男心をくすぐるっていうか……。あ、いや、伊丹先輩には内緒にしてくださいね? 『特命係で油売ってんじゃねえ!』ってまた怒鳴られますから」
亀山薫:「遅いよ、芹沢。もうお前の後ろにその『怒れる海坊主』が立ってるかもしれないぞ?」
芹沢慶二:「うわっ!? ……なんだ、いないじゃないですか、亀山先輩! 脅かさないでくださいよ~!」
(大げさに驚く芹沢と、それを見てからかう亀山。特命係の部屋は、いつものように捜査一課を巻き込んだ賑やかな空気に包まれていきます──)
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30代の頃の芹沢くんらしい、ちょっとミーハーでピントのずれた、でも核心を突いた発言が特命係を和ませましたね!
この後、「誰が特命係で油売ってるって?」と、本物の伊丹先輩がドアをガラッと開けて入ってくる展開にしますか? それとも芹沢くんが持ってきた「伊丹からの書類」が、実は今回の映画の事件(宝石強奪)に奇妙にリンクしている展開にしましょうか?
(亀山がポスターをさらに近づいて覗き込み、腕を組みながら芹沢に同意するように頷きます)
杉下右京:(芹沢に向けて、いつものように穏やかで少しからかうような口調で)
「芹沢くんの年代なら、そのように捉えるのも仕方がありませんね。時代のアイコンというものは、国境を越えて響き合うものですから」
亀山薫:「いや、でも右京さん、俺もポスターの女優さん、ディズニー好みの顔してると思いましたよ。何かアネット・ファニセロにも通じるような、あのハツラツとした明るめの感じとかさ」
杉下右京:(おや、という表情で亀山を振り返り、目を見張る)
「おやぁ……! 亀山くん、あなたからアネット・ファニセロの名前が出るとは、これまた驚きましたねぇ」
亀山薫:「へへっ、俺だってたまには古いアメリカのテレビとか見ますよ! ほら、ミッキーマウス・クラブの初代メンバーで、後にビーチ映画とかでアイドルになった人でしょう? あの健康的な可愛らしさが、このドモンジョさんにもあるなと思ってさ」
芹沢慶二:「え、なんすかそのアネットって人? 先輩、俺より詳しいじゃないですか。……っていうか亀山先輩、実は美和子さんとのデートの予習とかで、こっそり古い映画の勉強してたんじゃないですか~?」
亀山薫:「ば、馬鹿言え! 芹沢、お前なぁ……。俺の引き出しの多さを舐めるなよ!」
杉下右京:(嬉しそうに紅茶を一口すすり、二人のやり取りを見つめながら)
「ふふふ。しかし亀山くん、あなたのその指摘はあながち的外れではありませんよ。1950年代後半から60年代にかけて、世界中の映画界が求めていたのは、それまでの重厚な大人の女優ではなく、彼女たちのような『隣の女の子(ガール・ネクスト・ドア)』としての親しみやすさと、若さゆえの弾けるようなエネルギーだったのですからねぇ」
芹沢慶二:「へぇ~、深いい話になっちゃったな……。あ、やばい、伊丹先輩に呼ばれてるの忘れてた! 怒られる前に一課に戻ります! 失礼しましたっ!」
(芹沢が慌てて部屋を飛び出していく足音を背に、亀山は自分の推理(?)が右京に認められたのが嬉しくて、どこか誇らしげに鼻をこすっています──)
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亀山くんがまさかの「アネット・ファニセロ」の名前を出したことで、右京さんも一目置くようなマニアックな会話になりましたね!
この後、「ただいま戻りました」と角田課長がさらにレアな映画のトリビアを持って部屋に帰ってくる展開にしますか? それとも亀山くんが調子に乗って「美和子にアネットの映画を提案してみよう」と電話をかけ始める展開にしましょうか?
(その日の夜、すっかり日の暮れた警視庁の本庁舎。偶然にも退庁時間が重なった右京、亀山、芹沢の3人は、連れ立って近くのレトロな商店街にある、昔ながらの喫茶店へと足を運んでいました。琥珀色のコーヒーが運ばれてくると、芹沢が昼間のポスターの続きを待ちきれない様子で身を乗り出します)
芹沢慶二:「いやー、お疲れ様です!……でさ、さっきからずっと考えてたんですけど。今日の特命係の部屋にあったポスター、ヒロインの女優──ミレーヌ・ドモンジョでしたっけ? もしあの時代にハリウッドで、実写の『ピーター・パン』が作られてたら、彼女が絶対ティンカー・ベル役に抜擢されたと思うんですよ。警部も亀山先輩もそう思いませんか?」
亀山薫:(ナポリタンをフォークで巻き取りながら、ガハハと笑って)
「おいおい芹沢、まだ昼間のティンカー・ベル引っ張ってたのかよ! でもさ、言われてみれば確かにあのツンとした鼻のラインとか、小悪魔っぽい表情はまんま実写版だな。アメリカのディズニーがフランスからわざわざスカウトしてきてもおかしくないレベルだわ」
杉下右京:(砂糖を入れずにブラックコーヒーを一口すすり、眼鏡の奥の目をキラリと輝かせて)
「ふふふ、芹沢くん。実におもしろいイマジネーションです。もし、1950年代後半にウォルト・ディズニーが彼女の存在に目を留めていたら……というのは、映画ファンにとっても非常に魅力的なif(もしも)の物語ですねぇ」
芹沢慶二:「でしょ!? 絶対に世界中で大ヒットして、アラン・ドロンより先に彼女がアメリカで天下取ってましたよ!」
杉下右京:「ただね、芹沢くん。実はそこには、当時の映画界における一つの『大きな壁』があったのですよ」
芹沢慶二:「え? 壁、ですか?」
杉下右京:(コーヒーカップをソーサーに静かに戻し、人差し指を立てて語り始める)
「ええ。当時のフランス映画界には、彼女より数年早く世界を席巻した、絶対的な『妖精』が君臨していました。……そう、ブリジット・バルドー、通称『BB(ベベ)』です。ミレーヌ・ドモンジョはその容姿やハツラツとした雰囲気から、どうしても『バルドーのライバル』あるいは『ポスト・バルドー』という枠組みで語られることが多かった。ハリウッドがフランスの野生的なブロンド美女を求める際、どうしてもまずはバルドーに白羽の矢が立つ時代だったのですよ」
亀山薫:「あー、ブリジット・バルドー! 確かにあの時代を代表するセックスシンボルですもんね。ドモンジョさんの方が、どっちかっていうとディズニー好みの『健康的で可愛い』雰囲気なのに、大人の事情ってやつですか」
杉下右京:「その通りです。しかしだからこそ、彼女はハリウッドの型にはまることなく、フランス映画の中で独自のコケティッシュな魅力を開花させることができた。この『黙って抱いて』での瑞々しい演技は、まさに彼女にしか出せない輝きだったと言えますねぇ」
芹沢慶二:「へぇ~……。ライバルが強大すぎたからこそ、あの独自のティンカー・ベル感が磨かれたわけですか。なんかそう聞くと、あのポスターがさらに貴重なものに見えてきますね。……よし、俺も帰りにツタヤ寄って、その映画探してみます!」
亀山薫:「おっ、芹沢も映画デートか? お前、彼女に『黙って抱いて』なんて言ったら、速攻で張り倒されるから気をつけろよ?」
芹沢慶二:「な、何言ってるんですか亀山先輩! 俺は純粋に映画の勉強ですよ、勉強!」
(芹沢の慌てぶりに、右京と亀山が顔を見合わせて楽しそうに笑い声を上げる。喫茶店の静かな店内に、お馴染みの3人の賑やかな笑い声が心地よく響いていく──)
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仕事終わりの喫茶店で、芹沢くんの妄想から当時の映画界のリアルな背景へと繋がる、相棒らしい小粋な雑談になりましたね!
夜の商店街を歩きながら、3人がそのまま別の昭和レトロな話題へ脱線していく展開にしますか? それとも翌朝、特命係の部屋のポスターを見た伊丹先輩が「おい芹沢ァ!」と怒鳴り込んでくる展開にいたしましょうか?
(芹沢が周りを気にするようにキョロキョロと見回し、声を潜めてニヤニヤしながら白状します)
芹沢慶二:「あと、これ、ここだけの話なんですけど……。今付き合ってる彼女にも、あのポスターの女の子、ちょっと似てて……。なんていうか、あのツンとした可愛い感じがそっくりなんですよねぇ」
杉下右京:(コーヒーカップを持ったまま、眼鏡の奥の目を悪戯っぽく光らせて)
「おや……。もしかしてそれは、捜査一課の皆さんの間で噂になっている、あの『マシュマロちゃん』と呼ばれている方のことでしょうかねぇ?」
芹沢慶二:「えっ!? な、何で知ってるんですか警部!? 情報早っ! 怖っ! もしかして特命係って、俺のプライベートまで盗聴でもしてるんですか!?」
亀山薫:(ガタッと椅子を鳴らして身を乗り出し、芹沢の肩をバシッと叩きながら大爆笑する)
「ガハハハ! お前、だから昼間あんなにポスターに過剰反応してたのかよ! ティンカー・ベルだの実写化だの熱弁してたのは、ノロケたいのを必死に隠すカモフラージュだったわけだ!」
芹沢慶二:「ち、違いますって亀山先輩! 盗聴じゃなくて、誰から聞いたんですか右京さん! 伊丹先輩ですか!? それとも三浦先輩!?」
杉下右京:(クスリと上品に含み笑いを浮かべ、ゆっくりとコーヒーを口に運んでから)
「ふふふ、滅相もない。お二人がそんな色恋沙汰の噂話を僕に直接するはずがないじゃありませんか。先日、米沢さんが鑑識課の部屋で、あなたが嬉しそうにスマートフォンの画面を眺めているのを見かけたと仰っていましてね。その際、あなたが『僕のマシュマロちゃんが……』と、独り言を呟いていたそうですよ」
芹沢慶二:「米沢さんかーーー!! あの人、耳良すぎでしょ! 鑑識の機材使って俺の独り言拾ったんじゃないですか!?」
亀山薫:「自業自得だろ、声がデカいんだよお前は! ……で、どうなんだよ芹沢? そのマシュマロちゃんは、ミレーヌ・ドモンジョみたいにコケティッシュで、お前をハラハラさせる小悪魔タイプなわけ?」
芹沢慶二:「……まぁ、ちょっとワガママなところとか、振り回される感じは似てるかもしれませんけど。でも、そこが可愛いっていうか……あ! 今の、絶対一課の先輩たちには内緒にしてくださいね! 『マシュマロに骨抜きにされてんじゃねえ!』って、今度こそ伊丹先輩に拳骨落とされますから!」
杉下右京:「ふふふ、それはあなたの仕事への取り組み方次第、といったところでしょうかねぇ、芹沢さん」
(真っ赤になって頭を抱える芹沢を見て、右京と亀山はさらに声を合わせて笑います。夜の喫茶店の片隅で、特命係と若き芹沢の、微笑ましくも賑やかな夜は更けていくのでした──)
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シーズン5〜7頃にファンを和ませていた、芹沢くんの彼女「マシュマロちゃん」の話題で最高のオチがつきましたね!
この楽しい喫茶店の後、翌朝の警察庁で米沢さんを見つけた芹沢くんが「米沢さ~ん!」と抗議に駆け込む展開にしますか? それともこのノロケ話を聞いた亀山くんが触発されて、美和子さんに甘いメールを送り始める展開にいたしましょうか?
マシュマロちゃんの驚くほど詳細なプロフィール、ありがとうございます!
これだけ具体的な設定があると、特命係の部屋での会話がさらにディープに、そして相棒らしいユーモアに溢れたものになりますね。
(翌朝、警視庁・特命係の部屋。昨日右京が貼ったポスターの前で、亀山が芹沢から預かったメモ(プロフィール)を読み上げながら、右京と盛り上がっています)
亀山薫:「へぇ~! 右京さん、これ見てくださいよ。昨日芹沢のやつが『これだけは誤解しないでください!』って置いてった、マシュマロちゃんのプロフィールなんですけどね。……身長155センチ、髪質は細くてふわっとしてて、ティンカー・ベルみたいに髪を上げてるかポニーテール。……おいおい、あいつが昨日『実写版ピーター・パンならドモンジョさんしかいない』って熱弁してた理由が完全に繋がりましたよ!」
杉下右京:(お馴染みの手つきで、高い位置から紅茶を注ぎながら)
「おや、どれどれ……。ほぉ、これは興味深いですねぇ。肌の白さを『雪花石膏(アラバスター)』、そして色の変化を『キュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ(悶えた妖精の太もも)』と表現していますか。芹沢さんにしては、随分と文学的、あるいは絵画的な表現を使うものですねぇ」
亀山薫:「え? うきょ、右京さん、何ですかその『なんちゃら・ナンフ』って? 呪文ですか?」
杉下右京:「ふふふ、フランスの伝統的な薔薇の品種、あるいはその美しい淡いピンク色を指す言葉ですよ。さらに、特技がバレエ経験を活かした『Y字バランス、逆立ち開脚、側転にダンス』……。薫くん、昨日僕がミレーヌ・ドモンジョを指して言った言葉を覚えていますか?」
亀山薫:「えーっと、確か……『塀をよじ登ったり屋根を走ったりする、アクティブでコケティッシュな魅力』でしたっけ?」
杉下右京:「その通りです。ドモンジョ自身も非常に身体能力が高く、作中で軽やかに動き回る姿が印象的でした。小柄で幼く見られがちな体型を本人が気にしている点や、ふわっとした柔らかい服を好む特徴まで、まさにあのポスターのヒロインのイメージそのものではありませんか」
亀山薫:「しかもセミプロのイラストレーターで、家事万能で、家では芹沢の服をぶかぶかに着て『慶ちゃん』呼びですか……。あいつ、毎日どんな顔して家に帰ってるんだか。ニヤニヤが止まらないわけだわ!」
(そこへ、ドアがガラッと開き、顔を真っ赤にした芹沢が飛び込んでくる)
芹沢慶二:「ちょっと待ってください亀山先輩! 人の彼女のプロフィールを特命係で勝手に朗読会しないでくださいよ! 恥ずか死ぬ!」
杉下右京:「ふふふ、これは失礼しました、芹沢さん。しかし、彼女がこれほど魅力的な方であれば、あなたがポスターの前で我を忘れて語ってしまったのも、大いに頷けるというものですよ」
芹沢慶二:「うぅ……右京さんにそう言われると、なんか救われるような、さらに弄られてるような……。あ、このメモ、返してください!」
(芹沢がメモをひったくるように回収し、そそくさと一課へ戻っていく後ろ姿を、右京と亀山はいつものように温かい笑いで見送るのでした──)
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マシュマロちゃんの「バレエ仕込みの体幹」や「フランスの薔薇に例えられる肌」といったプロポーションが、見事に1950年代のフランス映画のヒロインとリンクしましたね!
この後、「慶ちゃん」と呼ばれていることを伊丹先輩に知られてしまい、一課の部屋で芹沢くんが絶体絶命になる展開にしますか? それともマシュマロちゃんが描いたイラストが、巡り巡って特命係の事件解決のヒントになるような展開にいたしましょうか?
(右京が紅茶のカップを持ったまま一瞬ピタリと動きを止め、記憶の引き出しをひっくり返すように小さく首を傾げます。亀山は「ええっ!?」と目を見開いて二人を交互に見つめました)
杉下右京:「……おや? 僕が……あなたにそれを教えましたか?」
芹沢慶二:「何言ってるんですか警部、忘れたんですか? まだ俺が彼女と付き合う前の話ですよ! 捜査の途中で偶然彼女を見かけた時、俺が『白くて細くて、なんか薔薇の花みたいに綺麗な肌の人がいるな』って呟いたら、警部が横からすっと現れて……」
(回想する芹沢の目が遠くなり、当時の右京の口真似を始める)
芹沢慶二:「『おや、芹沢さん。フランスではそのようないかにも繊細な薔薇の淡いピンク色を、キュイス・ドゥ・ナンフ・エミュ──すなわち“悶えた妖精の太もも”と呼ぶのですよ』って、ドヤ顔で教えてくれたんじゃないですか!」
亀山薫:(一瞬の静寂の後、お腹を抱えて大爆笑する)
「ぶっはははは! 右京さん! あなたが芹沢の恋のキューピッドだったんですか!? しかも何ですかその、付き合う前の彼女を勝手に“悶えた妖精の太もも”呼ばわりする知識の授け方は!」
杉下右京:(さすがに少しバツが悪そうに、しかしすぐに平静を装って咳払いを一つ)
「……コホン。あぁ……言われてみれば、そんなこともありましたかねぇ。確か、園芸店オーナーが絡む事件の聞き込みの最中、あなたが珍しく色彩の表現に悩んでいたので、古典的な園芸用語を少々アドバイスした記憶が……朧げながら、蘇ってきました」
芹沢慶二:「朧げって! 俺にとっては人生の大一番ですよ! 俺、その言葉がすっごいロマンチックだと思って、そのまま彼女に『君の肌ってフランスの薔薇の……』って言っちゃったんですからね!?」
亀山薫:「お前、よくそれで通報されなかったな!?」
芹沢慶二:「それが、彼女はイラストレーターじゃないですか。『何その表現、めちゃくちゃ創作のインスピレーションが湧く!』って大ウケして、そこから一気に仲良くなったんですよ。だから今の俺たちがあるのは、半分くらい右京さんのおかげなんです!」
杉下右京:(眼鏡の位置を直し、嬉しさを隠すようにすっと視線をポスターに戻して)
「ふふふ……。それはそれは。僕の些細な蘊蓄が、図らずも若者の前途を明るく照らす一助になったのであれば、警察官として……いや、一人の人間として、これに勝る喜びはありませんねぇ」
亀山薫:「いやぁ、右京さんの『特命係・恋愛相談所』、意外と使えますねぇ! よし芹沢、今度からデートの店選びに迷ったら、全部右京さんに聞け!」
芹沢慶二:「それはマジで助かります! 警部、今度の記念日に行くおすすめのフレンチ、教えてください!」
杉下右京:「おや、それは業務時間外の、完全なる私的(プライベート)な相談ですねぇ。……まずは手元にある伊丹さんの書類を片付けてからにしていただけますか?」
(右京のいつものツッコミに、特命係の部屋は再び温かい笑い声に包まれるのでした──)
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なんと、マシュマロちゃんのプロフィールの伏線が、過去の右京さん自身の言葉だったという素晴らしい回収ですね!芹沢くんのピュア(?)なアタックが大成功した理由がよく分かります。
この後、この話を影で聞いていた伊丹先輩が「おい芹沢ァ!何が妖精の太ももだコンチクショー!」と乱入してくる展開にしますか?それとも芹沢くんが右京さんに教えてもらったフレンチの店で、マシュマロちゃんにサプライズを仕掛ける展開にいたしましょうか?
(右京は紅茶のカップを静かにソーサーへと戻し、人差し指をすっと立てて、記憶の霧が完全に晴れたような晴れやかな表情を浮かべます)
杉下右京:「ああ、思い出しましたよ。芹沢くん、あの時、僕が君にもう一つ教えたのを忘れてはいませんか? その薔薇は、英語では “Maiden's Blush” ──すなわち『処女の頬の赤らみ』とも呼ばれている、ということをねぇ」
亀山薫:(感心したように目を丸くして)
「へぇ~! “Maiden's Blush” ですか。フランス語の“悶えた妖精”よりは、なんだか初々しくて可愛らしい表現ですねぇ。それにしても右京さん、薔薇の品種や名前にまで本当に詳しいですね」
杉下右京:「ふふふ、イギリスの文化を語る上で、薔薇は切っても切り離せない存在ですからねぇ。特にその“Maiden's Blush”は、15世紀の『バラ戦争』で知られるランカスター家とヨーク家、その両方の血を引く白薔薇の一種としても有名です。古くから詩や絵画のモチーフとして愛されてきたのですよ」
芹沢慶二:「あ、それも言いました! 彼女に『君が照れた時の顔、英語で“処女の頬の赤らみ”って呼ばれる薔薇にそっくりだよ』って!」
亀山薫:「うわっ、お前……! よくそんな恥ずかしいセリフを真顔で言えたな! 聞いてるこっちの頬が赤らむわ!」
芹沢慶二:「いや、だってその時、彼女が本当にマシュマロみたいに白かった肌を、ふわっとピンク色に染めて照れたんですよ。その姿がもう、まさにその薔薇そのもので……」
亀山薫:「ごちそうさま! もうお腹いっぱいだよ!」
杉下右京:「ふふふ。彼女のその反応こそ、まさに“Maiden's Blush”そのものだったというわけですねぇ。芹沢くん、君のそのいささか直球すぎるアプローチが彼女のクリエイターとしての感性に響いたのは、実に幸運なことでしたね」
(芹沢はすっかり当時の甘い記憶に浸ってデレデレとしており、亀山は呆れつつも微笑ましそうに肩をすくめています。特命係の部屋の壁に貼られた『黙って抱いて』のポスターのヒロインが、まるで若き二人の恋路を応援しているかのように見えてくるのでした──)
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マシュマロちゃんのプロフィールの言葉が、すべて右京さんのイギリス&フランスの薔薇の蘊蓄(うんちく)から繋がっていたという、完璧な恋のプロデュース劇でしたね!
この後、「おい芹沢ァ!何が処女の頬だ!」と、一課の部屋からしびれを切らした伊丹先輩の怒号が響き渡る展開にしますか?
それとも、この薔薇の知識を活かして、亀山くんが美和子さんにサプライズの薔薇を贈ろうと計画する展開にいたしましょうか?
(亀山がさらに興味津々といった様子で、ニヤニヤしながら芹沢に顔を近づけます)
亀山薫:「そういやさ、プロフィールに『薔薇のような匂いを放つ』ってあったけど、それどこのブランドの香水つけてるんだ? やっぱりフランスのお高いやつか?」
芹沢慶二:「いえ、香水とかそういうのじゃないですよ。何ていうかもっと自然に、体臭からするっていうか……。原因はわからないですけど、彼女の前を通るとふっとするんです。むろん、ストレスや体調でちょっと変わる時もありますけど」
亀山薫:「はぁ~……体臭から薔薇の匂い!? お前、それもう完全にマンガか小説の世界じゃねえか。さすがイラストレーターの彼女だな、存在自体がファンタジーかよ」
杉下右京:(顎に手を当てて深く頷き、いつになく真面目な、しかし非常に興味深そうな表情で)
「いいえ、亀山くん。それは決してファンタジーや気のせいなどではありませんよ。実際に、特定の食生活や代謝、あるいは体内の成分によって、体臭が非常に好ましい花の香りのようになる現象は医学的にも知られています。特に若い女性の場合、ラクトンと呼ばれる桃や杏に似た甘い香気成分が自然に分泌されることもありますが、彼女の場合はまさにその『薔薇の成分』が強く出ているのかもしれませんねぇ」
亀山薫:「へぇ~! 人間って薔薇の匂いがすることもあるんですか。……ってことは何ですか、芹沢。お前、体調が悪い時の匂いの変化で、彼女のストレスに気づいたりするわけ?」
芹沢慶二:「あ、そうなんですよ! ちょっと仕事が忙しくて煮詰まってたりすると、いつもの甘い匂いが少しツンとした匂いに変わるんです。だから俺、そういう時は『あ、今日マシュマロちゃん疲れてるな』って思って、お気に入りの入浴剤買って帰ったり、夕飯の片付けを全部俺がやったりするんですよね」
亀山薫:「うわぁ……お前、めちゃくちゃ良い彼氏じゃねえか! 匂いで体調を察して気遣うなんて、どこぞの有能な警察犬並みだぞ」
杉下右京:「ふふふ。お互いの細かな変化に気づき、労わり合えるというのは、同棲生活において最も大切なことです。芹沢さん、君のその鋭い『嗅覚』は、捜査だけでなく家庭の平和を維持するためにも、実に遺憾なく発揮されているようですねぇ」
芹沢慶二:「へへっ、警部にそう言われると照れるなぁ……。あ、でもこれ、本当に伊丹先輩たちには秘密ですよ!? 『一課の犬が女の匂い嗅ぎ分けてんじゃねえ!』って絶対怒られますから!」
(芹沢が慌てて口元に指を立てる姿を見て、右京と亀山はまたしても顔を見合わせて楽しそうに笑うのでした──)
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マシュマロちゃんの不思議な魅力と、それを五感で察知して支える芹沢くんの優しさが掘り下げられ、ますます素敵なカップルであることが分かりましたね!
この後、「おい芹沢ァ!いつまで犬みたいに油売ってんだ!」と、噂をすれば影で伊丹先輩がドアを蹴り開けてくる展開にしますか?それとも、この「匂いの変化でストレスを察知する」という話から、右京さんが別の未解決事件のトリックをひらめいてしまう展開にいたしましょうか?
(芹沢の言葉に、右京は「はぁなるほど!」と手を打ち、亀山は合点がいったとばかりに大きく頷きます)
[杉下右京](https://www.google.com/search?q=%E6%9D%89%E4%B8%8B%E5%8F%B3%E4%BA%AC&kgmid=/g/11y3myb13f):「なるほど、[ダマスクローズ](https://www.wakasa.jp/sozai/rose/damaskrose/)ですか! 彼女が日常的に[ローズペタルジャム](https://www.amazon.co.jp/SHOPSOFIA-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%94%A3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%9A%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0230g/dp/B000FQ5YLY?source=ps-sl-shoppingads-lpcontext&ref_=fplfs&ref_=fplfs&psc=1&smid=AN1VRQENFRJN5)や[ローズサプリ](https://www.dhc.co.jp/goods/32291.html)などを愛用されているのであれば、体内の代謝を通じてほのかな芳香が放たれるのも、科学的に見ても非常に合点がいきますねぇ」
亀山薫:「ってことは、マシュマロちゃんのあの薔薇の匂いって、人工的な香水じゃなくて、食生活やエチケットサプリの成分が内側からジワジワ滲み出てるってわけか。すげえな、おしゃれもそこまでいくとプロの技だわ」
[芹沢慶二](https://www.google.com/search?q=%E8%8A%B9%E6%B2%A2%E6%85%B6%E4%BA%8C&kgmid=/m/0ngzbpk):「あ、はい! 本人も『体内からアプローチする香りの科学なの!』とか言って、紅茶にジャム入れたりサプリ飲んだりしてました。……って、やばい、本当にこんな一課の若造が知り得たハイカラな生態をペラペラ喋ってるの、伊丹先輩に聞かれたら一巻の終わりだ! 俺、本当に戻ります!」
(慌ててコーヒーを飲み干し、一目散に店を飛び出していく芹沢の背中を見送りながら、右京はふふっと楽しそうに微笑むのでした──)
もしよろしければ、翌朝の捜査一課で伊丹憲一(川原和久)が芹沢の異変に勘付く修羅場の様子や、特命係にまた新たな事件の依頼が舞い込む展開のどちらへ進めましょうか?
(芹沢が慌てて喫茶店を飛び出していった後、亀山は残ったナポリタンをつつきながら、まだ納得がいかないというように首を傾げます)
亀山薫:「それにしても右京さん、俺まだちょっと信じがたいですよ。いくら薔薇のジャムとか飲料を摂取したからって、そんな簡単に体から匂いが出るもんなんですかねぇ……?」
杉下右京:(コーヒーを静かに口に運び、眼鏡の奥の目をキラリと輝かせて)
「亀山くん、それは『量』と『継続』、そして彼女自身の『体質』という掛け算がもたらす結果ですよ。確かに一朝一夕で変わるものではありません。しかし、ダマスクローズに含まれる『ゲラニオール』という香気成分は、体内で吸収された後、汗腺からそのまま体外へ放出される性質を持っているのです」
亀山薫:「げらにおーる……? 汗と一緒に薔薇の成分が出ちゃうってことですか?」
杉下右京:「ええ。身近な例で言えば、ニンニクやカレーを食べた翌日、その成分が肌から匂いとして立ち上ることがありますよね? あれとメカニズムは全く同じなのです。ただ、彼女の場合はそれがニンニクではなく、世界最高峰の香りとされるダマスクローズのジャムやサプリだった、というだけの違いですよ」
亀山薫:「なるほどなぁ。ニンニクなら強烈に匂うんだから、毎日薔薇を体に取り入れてるマシュマロちゃんから薔薇の匂いがするのも、理屈としては同じってわけか。……あ! そういえばプロフィールに『求肥や羽二重餅のような柔らかさ』ってありましたよね。もしかしてそれも食生活が関係してたりして?」
杉下右京:「ふふふ、それは彼女がバレエで培ったしなやかな筋肉と、マシュマロ特有の細かくて白い肌の質感がもたらす、芹沢さんだけの特権的な触感、といったところでしょう。……おや、亀山くん。そんなに薔薇の香りが羨ましいのですか?」
亀山薫:「いやいや! 羨ましいっていうか……もし俺が明日から毎日薔薇ジャム食べまくって、体からフワッと薔薇の匂いがし始めたら、伊丹のやつどんな顔するか見てみたくないですか? 『おい亀山ァ! お前裏金でも貰って高級香水つけてんじゃねえだろうな!』とか言って、絶対噛みついてきますよ!」
杉下右京:「はははは! 亀山くん、あなたが薔薇の香りを漂わせる刑事になったら、それこそ警視庁始まって以来の珍事ですねぇ。しかし、伊丹さんをからかうためだけにダマスクローズを消費するのは、いささか薔薇に対して不作法というものではありませんか?」
亀山薫:「違いねえや! 薔薇の匂いの特命係なんて、ちょっと部屋の空気とお客さんの紅茶の邪魔になりますもんね」
(二人の笑い声が、喫茶店の温かい照明の下に溶けていきます。芹沢の恋のノロケ話から始まった長話も、夜の更けゆく商店街の静けさへと心地よく繋がっていくのでした──)
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亀山くんらしい「ニンニク」の例えでの納得の仕方と、伊丹先輩をからかおうとする遊び心が相棒らしくて最高ですね!
この後、翌朝の特命係に、マシュマロちゃん本人が「慶ちゃんがメモを忘れていって……」と、ポスターそっくりのティンカー・ベル風の姿で現れる展開にしますか?
それとも、本当に亀山くんが美和子さんに薔薇ジャムをプレゼントして、特命係に新しい風が吹く展開にいたしましょうか?
亀山薫:(思い出したようにコーヒーカップを置き、クスリと笑って)
「……いや、待てよ右京さん。そういえば俺、身に覚えがありますわ。美和子の奴、通販で俺にほぼ内緒で[ローズサプリ](https://www.dhc.co.jp/goods/32291.html)ってのを購入したことが度々あったんですよ。で、何度か『ほら、ちょっと嗅いでみてよ』って自分の腕の匂いを嗅がせようとしたりしてさ」
杉下右京:(おや、と興味深そうに目を丸くして)
「ほぉ……奥村さんも、ダマスクローズの恩恵にあずかろうとされていた時期があったのですねぇ」
亀山薫:「そうなんです。『薫ちゃんも飲んで!』って無理やり飲まさたこともあるんですけど、結局その時は、ゲップをしたときにちょっと薔薇の匂いがしたくらいで……。お互いに『うわ、今ゲップ薔薇だったぞ!』『ね、いい匂いでしょ?』って、二人で笑い合った記憶がありますよ」
杉下右京:(上品に口元を抑えながら、小さく含み笑いをして)
「ふふふ……。ゲップからほのかに芳香が漂うというのは、まさにサプリメントの即効性ある証拠ですねぇ。しかし亀山くん、美和子さんのその試みは、あなたのワイルドな生活スタイルに少しでも上品な香りを添えようという、彼女なりの健気で愛らしい配慮だったのではないでしょうか」
亀山薫:「そうだったのか……! いや、でも確かにあの時、美和子の機嫌はすごく良かったですし、部屋の中もふんわり良い香りがしてた気がします。……ってことは何ですか、芹沢のところのマシュマロちゃんは、それを日常的かつ完璧に自分のものにしてるってわけですか。あいつ、やっぱすげえ彼女捕まえてんなぁ」
杉下右京:「ええ。香りのエチケットを楽しみ、日々の生活に彩りを取り入れる。フランスの小粋な映画のヒロインたちに通じる遊び心と美意識が、現代の日本の家庭にもしっかりと息づいている──実に微笑ましいお話ではありませんか」
(夜の喫茶店のテーブルを囲み、特命係の二人はお互いのパートナーを思い浮かべながら、しみじみとコーヒーを飲み干すのでした──)
もしよろしければ、美和子さんのローズサプリ作戦のその後のエピソードや、翌朝に再びあのポスターの話題で盛り上がる特命係の姿のどちらへ進めましょうか?
杉下右京:(一瞬、驚いたように目を見張った後、すぐに深く納得したように頷いて)
「そりゃあ、万人に効くとは限りませんからねぇ」
亀山薫:「やっぱりそうですか! あいつ、いくらカプセル飲んでも、いつものむさ苦しい加齢臭っていうか、男臭さしかしてこなくてさ。サプリの薔薇が完全に伊丹のイタミ臭に負けてましたよ!」
杉下右京:「ふふふ、人の代謝能力や汗腺の働きには大きな個人差がありますからね。それに、伊丹さんの場合は日々、凶悪犯と対峙する極限の緊張感の中に身を置いています。分泌されるアドレナリンやストレス性の成分が、薔薇の繊細な香気をいとも簡単に圧倒してしまったのでしょう」
亀山薫:「あー、なるほど! あいつのあのピリピリした怒気そのものが、薔薇の天敵ってわけだ。でも右京さん、俺があいつの口元に鼻を近づけて『おい伊丹、ちょっと薔薇の匂いさせろよ』って嗅ごうとしたら、『何すんだコノヤロー! 気持ち悪い真似すんじゃねえ!』ってマジギレされて、胸ぐら掴まれましたわ」
杉下右京:「それは伊丹さんでなくとも烈火のごとく怒るのが当然ですよ、薫くん。一体職場で何をやっているのですか、あなたは」
亀山薫:「いやいや、ちょっとした実験のつもりだったんですけどね。……でもそう考えると、やっぱり芹沢のところのマシュマロちゃんは、心も体も本当に健康的で、薔薇の成分を受け入れる特別な体質なんだなぁ」
杉下右京:「ええ。日々の丁寧な生活と、芹沢さんとの穏やかな時間が、彼女のその美しい芳香を保っているのでしょう。……さて、時計を見てください、薫くん。随分と長居をしてしまいました。そろそろ店を出ましょうか」
亀山薫:「おっと、本当だ。もうこんな時間か。右京さん、今日はごちそうさまです! 明日、伊丹の顔見たらまた薔薇のこと思い出しちゃいそうだな(笑)」
(席を立ち、上着を羽織る亀山の背中を見ながら、右京は楽しそうにクスクスと笑い、夜の商店街へと二人は歩みを進めていくのでした──)
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伊丹先輩へのまさかの悪戯と、右京さんの「ストレスが薔薇を消す」という警察官ならではの科学的(?)な分析で、相棒らしい爆笑のオチがつきましたね!
もしよろしければ、今回の映画『黙って抱いて』から始まった一連のパロディ風会話はこれにて一区切りといたしますが、さらに翌朝の警視庁での展開など、続きのシチュエーションをご希望されますか?
ミレーヌ・ドモンジョがもしブリジット・バルドーよりも早くハリウッドに渡っていれば、1950〜60年代のアメリカ映画界で『隣の可愛いお姉さん』や『ポップな妖精』として一世を風靡していた可能性は十分にありました。
(あくる日の特命係の部屋。朝のコーヒーと紅茶の香りが漂う中、亀山が昨日の続きとばかりにコーヒーをすすりながら右京に語りかけます)
亀山薫:「俺、思ったんですけど、ミレーヌ・ドモンジョって普通にアメリカ受けしそうなタイプと思ったんですよ、ブリジット・バルドーより。あの一見して健康的で愛嬌のある感じ、当時のハリウッドが一番欲しがってた『アメリカン・スイートハート』の枠にピタリとハマるっていうかさ。もし彼女がそのままハリウッドに移住してたら、もっともっとブレイクしてたんじゃないですか?」
杉下右京:(カップをソーサーに静かに置き、ふむと顎に手を当てて深く頷く)
「ほぉ……! 亀山くん、それはまた非常に興味深く、かつ鋭い着眼点ですねぇ。確かにバルドーさんの持つ野性的かつ退廃的な小悪魔的魅力は、当時のヨーロッパ的芸術映画には最適でしたが、アメリカの一般大衆にはいささか刺激が強すぎた面がありました」
亀山薫:「でしょ? その点、ドモンジョさんなら愛嬌も抜群だし、英語圏のコメディ映画にもスッと溶け込めたはずなんですよね。もしかして、彼女をアメリカに引き抜かなかったハリウッドのプロデューサーたちは、大きな見落としをしていた……なんて思いませんか?」
杉下右京:「見落とし、とは少し違いますがね。彼女には彼女なりの『ヨーロッパを愛する誇り』と、フランス映画界特有の土壌があったのですよ。ですがもし、ウォルト・ディズニーあたりが本気でスカウトに動いていれば、アメリカの青少年のポスター文化の歴史は、少々書き換わっていたかもしれませんねぇ」
もしよろしければ、ミレーヌ・ドモンジョの出演作やヨーロッパ映画でのキャリアについてさらに詳しく掘り下げますか?それとも、この話をまた聞きつけた芹沢くんが「マシュマロちゃんならハリウッドでも絶対通用しますよ!」と乱入してくる展開にしますか?
亀山薫:「ミレーヌ・ドモンジョってアメリカにもいそうなタイプだし、マリリン・モンローをさらにソフトにした雰囲気とか柔らかさもありますし……。実際、あの50年代の広告イラストとかピンナップに、ああいう感じの女の子、よく描かれてるでしょ?」
杉下右京:(デスクで眼鏡をかけ直し、写真を見るように視線を虚空へ向けながら)
「ええ、まさにその通りです。アメリカの50年代を象徴するコカ・コーラや自動車の広告イラスト、あるいはギル・エルブグレンなどが描いた、あの健康的でどこかお茶目な[ピンナップ・ガール](https://en.wikipedia.org/wiki/Pin-up_girl)の世界ですねぇ」
亀山薫:「そうそう、それです! モンローほどグラマラスで肉食系って感じじゃなくて、もっと親しみやすくて、それこそ昨日の話じゃないですけど『マシュマロ』みたいな、ふんわりした白さと柔らかさがあるっていうかさ」
杉下右京:(感心したように深く頷きながら)
「亀山くん、今日のあなたの考察は実に的を射ていますよ。実際にドモンジョは、そのブロンドの髪と愛らしいルックスから、フランスでは『バルドーに対するフランスからのモンローへの回答』などと言われることもありました。ですが、モンローのような圧倒的な『セックス・シンボル』としての重圧を背負うのではなく、彼女はもっと軽やかで、ポップアートのイラストからそのまま飛び出してきたような『二次元的な愛らしさ』を持っていた。だからこそ、50年代のアメリカン・カルチャーの空気感にこれほど合致するのですよ」
亀山薫:「へぇ~! じゃあやっぱり、アメリカのイラストレーターたちも、彼女みたいな女の子を理想のモデルとして描いてたってことかぁ。……あ、ってことは、イラストレーターをやってる芹沢のマシュマロちゃんが彼女に似てるってのも、なんだか表現者として繋がるところがあるのかもなぁ」
杉下右京:「ふふふ。クリエイターというものは、時代を超えてそういう『不変のミューズ(女神)』の形に惹かれるものなのかもしれませんねぇ」
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ドモンジョの持つ「50年代アメリカの広告イラスト感」という、亀山くんの非常にセンスの良い視点から、さらに深いカルチャー論へと繋がりましたね!
この後、「自分の話、しました?」とタイミングよく現れた芹沢くんが、マシュマロちゃんの描いた50年代風のイラストを持ってくる展開にしますか?それとも、「おい亀山ァ!朝から何がミューズだ!」と伊丹先輩がまた突っかかってくる展開にいたしましょうか?
亀山薫が実はアメリカン・フィフティーズ(50年代)のファッションや、あのポップでカラフルな世界観に子供の頃から強いあこがれを抱いていたという、意外な「アメリカ文化へのノスタルジー」が語られます。
(特命係の部屋。朝の紅茶を飲み終えた亀山が、壁に貼られた『黙って抱いて』のポスターをしみじみと眺めながら、昔を思い出すように話し出します)
亀山薫:「いや、俺、実はアメリカン・フィフティーズ系のイラストとか大好きなんでさ。ほら、あのロカビリーとか、大きく広がったサーキュラースカートにポニーテール、ダイナーのネオンにアメ車……ああいう50'sファッションとか、あの世界にすっげえ憧れてたんですよ。男心くすぐるっていうかさぁ」
杉下右京:(紅茶のカップをソーサーに置き、ふっと優しく目を細めて)
「おや……。薫くんがアメリカの50年代のサブカルチャーに、それほど深い思い入れを持っていたとは。言われてみれば、あなたのその時々に見せるラフなジャケットスタイルや、どこか開放的なライフスタイルにも、その時代の名残が感じられなくもありませんねぇ」
亀山薫:「へへっ、そうですか? あの時代のって、なんかこう、世界中が一番元気で、明るい夢を見てた感じがするじゃないですか。音楽も軽快だしさ。だから、昨日話したミレーヌ・ドモンジョの雰囲気や、ド定番のピンナップガールの世界観を見ると、つい血が騒いじゃうんですよね」
杉下右京:「ふふふ。第二次世界大戦後の復興期を経て、アメリカが独自の大量消費文化とポップアートを花開かせたのがまさに1950年代。物質的な豊かさと、若者たちの弾けるようなエネルギーが同居していた、実に希有な時代でしたからね。あなたのそのロマンチシズムが惹かれるのも、非常に納得がいきますよ」
もしよろしければ、このまま亀山くんの50'sファッションへのこだわり(あるいは昔のヤンチャだった頃のスタイル)の話題をさらに広げますか?それとも、その50'sの装いをしてほしいと美和子さんにねだられる亀山くんの微笑ましいエピソードへ進めましょうか?
(特命係の部屋のドアが、いつものように控えめながらもリズミカルなノックと共に開き、鑑識の米沢守がひょっこりと顔を出します)
米沢守:「私も同感ですな。実にフランスだけに閉じこもっておくのが勿体ない逸材だったかと。あと、角田課長が好きだという『[お嬢さんお手柔らかに](https://www.allcinema.net/cinema/6791)』とか、ああいう当時のコメディ映画を見ていましても、こう……なんと言いますか、胸がときめいてしまうんですよねぇ」
杉下右京:(おや、と微笑みながら米沢を迎え入れて)
「おや、米沢さん。『お嬢さんお手柔らかに』といえば、1959年のミシェル・ボワロン監督、主演はやはりアラン・ドロンですね。角田さんも好んでご覧になっていたのですか?」
米沢守:「ええ、そうですとも! あの時代のフランス映画が持つ、小粋で洒落たユーモアと、銀幕のヒロインたちの弾けるような輝きといったら……。アメリカのピンナップガールとはまた一味違う、あの絶妙なコケティッシュさこそがヨーロッパ映画の醍醐味ですな!」
亀山薫:「おいおい米沢、お前もか! なんか今日の特命係、すっかり50年代の映画サロンになっちまってんじゃねえか」
米沢守:「いやいや亀山さん、映画ファンとして語らずにはいられませんよ。ドモンジョにせよバルドーにせよ、あの時代の輝きは永遠のものですからね」
このまま当時のフランス製コメディ映画の魅力や、角田課長がひょっこり戻ってきて映画談義に乱入する展開へ進めましょうか?
『お嬢さん、お手やわらかに!』(原題:Faibles femmes)は、1959年に公開されたフランス映画でありながら、主題歌にアメリカのアイドル歌手[ポール・アンカ](https://www.paulanka.com/)を迎え、まだ若い[アラン・ドロン](https://www.allocine.fr/personne/fichepersonne_gen_cpersonne=2083.html)が3人の美しい女性たちに次々と翻弄されつつ囲まれるという、現代のハーレムアニメやモテ系ラブコメの原型を完全に先取りしていたような、非常に先鋭的で贅沢な傑作コメディです。
(米沢がさらに眼鏡を押し上げ、熱を込めて語り出す)
米沢守:「そうなんです! ドロン演じるプレイボーイのジュリアンが、結婚を企らんで複数の女性たちと同時進行で交際し、最後には彼女たちに返り討ちにあうという……まさにハーレム状態のドタバタ劇。フランスの洒脱な風景の中にポール・アンカの甘い歌声が流れるミスマッチ感が、またたまらんのです」
杉下右京:(フッと目を細め、感心したように)
「ほぉ……! ヨーロッパの伝統的な恋愛喜劇の構造に、当時アメリカで爆発的な人気を誇っていた若者文化のアイコンを融合させる。マルク・アレグレ監督の、実に商業的かつモダンな手腕が光る作品ですねぇ」
亀山薫:「待てよ、じゃあアラン・ドロンはあの端正な顔立ちで、最初から世界中の男の嫉妬を買うようなモテ役をやってたってわけか! そりゃずるいよなぁ」
このままアラン・ドロンのプレイボーイぶりやポール・アンカの主題歌の話題を続けますか?それとも、この映画のタイトルを聞きつけた角田課長が「俺も若い頃はモテてさぁ」と割り込んでくる展開にいたしましょうか?
アラン・ドロンが演じた『[お嬢さん、お手やわらかに!](https://www.allcinema.net/cinema/6791)』の主人公ジュリアンと、平成のハーレムアニメの主人公たちの決定的な違いは、「圧倒的な自業自得の落とし前(返り討ち)」にあると右京は語ります。
(特命係の部屋で、右京がティーカップをソーサーに置く音だけがカチンと響く)
杉下右京:「しかしですね、アラン・ドロン演じるジュリアンと、いわゆる平成時代に量産されたハーレムアニメの主人公とには、決定的な違いが一点だけあります」
亀山薫:(身を乗り出し、首をかしげながら)
「決定的な違いですか? どっちも美女に囲まれてモテモテって点じゃ同じに見えますけど……何が違うんです?」
杉下右京:「ええ。近年のハーレムアニメの主人公というのは、総じて『優柔不断で、意図せず女性たちに好意を寄せられ、最終的にはどの人を選ぶこともなく曖昧な結末を迎える』傾向にあります。つまり、どこか受動的なのですねぇ」
米沢守:(なるほど、と大きく頷きながら)
「確かに! 周囲の女性たちが勝手に暴走して、主人公はただオタオタしているだけで話が転がっていくことが多いですな」
杉下右京:「しかし、ドロン演じるジュリアンは違います。彼は明確な野心と計算を持って、自らの意志で複数の女性たちを手玉に取ろうと能動的に欺いている。そして何よりの決定的違いは、彼らの小賢しい計画が見事に露見し、最後は女性陣の強烈な反撃と制裁(お仕置き)を一身に受けるという、極めて現実的かつ爽快な『因果応報』が描かれている点です。他愛のない喜劇とはいえ、女性を侮った男がしっかりと痛い目を見る──そこに、この作品の美徳と哀愁があるのですよ」
亀山薫:「なるほどなぁ……! ただモテてラッキー、じゃなくて、ちゃんと最後にボコボコにされるからこそ、観ていてこっちも溜飲が下がるってわけか」
このままジュリアンが女性陣にどんなお仕置きをされるのかの結末の話題を続けますか?それとも、この「女性陣の反撃」という言葉に、なぜか冷や汗をかく亀山くんのエピソードへ進めましょうか?
(米沢はティーバッグを揺らしながら、少し声をひそめてさらにディープな映画史の裏側を語ります)
米沢守:「そう、あの時代でドタバタだったとはいえ、若者たちのフランクなライフスタイルや、風にスカートがめくれるような健康的なお色気描写もさりげなく導入されました。ただ当時は、今とは比べ物にならないくらい検閲が厳しい時代でしてね。国によっては、そうした些細なカットや修正を余儀なくされたところもあったんですよ」 [1]
亀山薫:(目をパチクリとさせ、驚いたように身を乗り出す)
「えっ、あんな健康的な他愛ないお色気シーンまで引っかかったりしたんですか? 今のテレビじゃハナクソみたいなもんですけどねぇ」
杉下右京:(ふむ、と紅茶の香りを楽しみながら静かにうなずく)
「ええ、その通りです。1950年代の終わりといえば、まだ世界各国でモラルの基準が厳格でした。フランスの洒落たコメディであっても、アメリカや保守的な諸国へ輸出される際には、ほんの一瞬の足の露出や、キスの長さすらも検閲のハサミが入る時代。表現の自由と大衆の娯楽がせめぎ合っていた、過渡期ならではの苦労ですねぇ」
[1] [https://www.youtube.com](https://www.youtube.com/watch?v=40R6W58pSvE&t=1)
杉下右京:(紅茶のカップをそっとソーサーに戻し、少し呆れたような、しかし感心したようなトーンで)
「ええ、その通りですねぇ。フランスはバルドーさんたちの出演作を見てもわかる通り、ちょっとした着替えの最中に下着が見えてしまうような自然なシーンには、比較的おおらかな土壌がありました。しかし当時の[アメリカ映画製作コード](https://en.wikipedia.org/wiki/Motion_Picture_Production_Code)(いわゆるヘイズコード)は非常に強固でした。映画の検閲だけでも厳格でしたが、当時のテレビジョン業界における制約はさらにその上をいっていたのですよ。なんと1980年代に至るまで、テレビ画面で女性の下着姿や過度な肌の露出は厳禁とされていたのですからねぇ」
亀山薫:(両手を頭の後ろに組んで、信じられないといった顔で)
「ええっ!? 80年代って、つい最近じゃないですか! そんな時代にテレビで下着NGなんて、今のバラエティとか見たらアメリカの昔の偉い人たち、気絶しちゃいますね」
米沢守:(眼鏡をキラリと光らせて)
「まさに、1960年代の開放的なヨーロッパ映画の空気感がアメリカに入ってきた時、テレビ局の検閲担当者たちは毎日頭を抱えていたわけですな。表現の壁と戦いながら、当時の制作者たちはあの手この手でお洒落な色気を表現していた……映画史のロマンを感じずにはいられませんな!」
このまま1960年代以降のテレビ規制の緩和やアメリカ映画の変化について語り合いますか?それとも、「何真面目な顔して昔の下着事情語ってんだよ」と伊丹先輩が呆れながら入ってくる展開にいたしましょうか?
(その頃、自宅のキッチンからふんわりと美味しそうな匂いが漂う、芹沢のマンション。ドアが開き、疲れ果てた様子で帰宅した芹沢慶二を、[ティンカー・ベル](https://disney.fandom.com/wiki/Tinker_Bell)のように髪を高く結い上げたマシュマロちゃんが、可愛いエプロン姿で出迎えます)
マシュマロちゃん:「慶ちゃん、おかえりなさい!」
芹沢慶二:(一瞬で仕事の疲れが吹き飛び、デレデレの笑顔になって)
「ただいま……って、うわ、いい匂い! ……えっ、今日はオムライス?」
マシュマロちゃん:(少し頬を膨らませて、お茶目に舌を出しながら)
「うん、今日はベーコンと鶏の荒ミンチが入ったオムライスだよ。……あ、でもね、ピーマンをちょっと多めに入れすぎちゃった……!」
芹沢慶二:(彼女のぶかぶかとした彼氏シャツ(彼服)の袖をちょっとつまみつつ、心の中で「実写版より可愛いな……」と完全にノックアウトされながら)
「い、いや、全然オッケー! ピーマン好きだし! ……っていうか、今日特命係でさ、なんか君にそっくりの昔のフランス映画のポスター見ちゃってさぁ」
このままピーマン多めのオムライスを食べる二人のラブラブな夕食風景を描きますか? それとも、マシュマロちゃんがそのフランス映画のポスターについて聞きつけて興味津々になる展開にいたしましょうか?
ミレーヌ・ドモンジョが主演した1958年のフランス映画『[黙って抱いて](https://www.allcinema.net/cinema/6791)』のヒロインが、自分にそっくりだと芹沢から聞いて驚くマシュマロちゃんのやり取りが描かれます。
(オムライスの良い香りが漂う食卓で、芹沢がスプーンを置き、スマホの画面を見せようとします)
芹沢慶二:「知らなかった映画だけど、古い映画のヒロインでさ……君にそっくりなんだよ。ほら、この写真の……」
マシュマロちゃん:(首をかしげ、ふわっとした髪を揺らしながらスマホの画面を覗き込み、目をパチクリとさせて)
「えっ……? 外国の女優さんで、私に似てる人なんているの?」
このままマシュマロちゃんが画面を見てどんな反応をするのか(「私よりずっと可愛いじゃない!」と拗ねるか、創作意欲を燃やすか)の続きを描きますか? それとも翌朝、一課の部屋でその話をする芹沢くんの様子へ進めましょうか?
(黄色いオムライスを美味しそうに平らげ、満足げにスプーンを置く芹沢。マシュマロちゃんはテキパキと食器をまとめながら、パッと振り返る)
芹沢慶二:「ふう、美味しかった! ごちそうさま。……食べ終わったらPC開くからさ。検索したら出てくるはずだよ、そのポスターの画像が」
マシュマロちゃん:(目を輝かせ、エプロンのポケットに手を入れながら、弾むような声で)
「本当? 楽しみ~! どんな人柄の、どんな女優さんなのか早く見せてね、慶ちゃん!」
もしよろしければ、マシュマロちゃんが実際にPC画面で『黙って抱いて』のポスターやミレーヌ・ドモンジョを見た瞬間の感想や、彼女がその姿からインスピレーションを受けてイラストを描き始める展開に進めましょうか?
(リビングのテーブルにノートPCを広げ、芹沢が昼間に米沢から教えてもらったポスターの画像を検索して画面に映し出します。マシュマロちゃんは芹沢の肩越しに、画面を興味津々で覗き込みました)
芹沢慶二:「ほら、これだよ。このポスターの真ん中の女の子。どう? 髪型とか、ちょっとツンとした雰囲気とかさ、やっぱりマシュマロちゃんに似てる気がするんだけど……」
マシュマロちゃん:(画面をじっと見つめ、細くてふわっとした髪を揺らしながら、驚いたように声を弾ませて)
「……あぁ、本当だ! 確かにこの女の人、すごくディズニーっぽいね! なんだかアニメーションの中からそのまま出てきたみたい!」
芹沢慶二:「だろ? 特命係の亀山先輩もさ、『アネット・ファニセロ』っていうディズニーの昔のアイドルに通じる明るさがあるって言ってたんだよ。で、俺が『実写版のティンカー・ベルみたいだ』って言ったらさ、右京さんが『彼女は当時“妖精”って呼ばれてたんだ』って教えてくれてさぁ」
マシュマロちゃん:(自分の幼く見られがちな体型を少し気にしつつも、嬉しそうに薔薇の匂いをふんわりと漂わせながら微笑んで)
「へぇ~、妖精かぁ……。でも、こんなに世界中から愛されてる昔の女優さんに似てるって、慶ちゃんに言ってもらえるなんて、なんだかすごく光栄だな。……よし、このポスターのレトロな色使い、次の私のイラストの参考にしちゃお!」
芹沢慶二:(ぶかぶかの彼服を着てノートにペンを走らせようとする彼女の後ろ姿を見ながら、心の中で「やっぱり実物の方がマシュマロちゃん特有の柔らかさがあって可愛いな……」と、再びのろけてデレデレになってしまうのでした──)
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マシュマロちゃん本人も、50年代のディズニー・テイストを感じるドモンジョのビジュアルに大満足のようですね!イラストレーターとしての創作意欲も刺激されたようです。
この後、マシュマロちゃんが描いた「50'sピンナップ風の慶ちゃん&マシュマロちゃん」のイラストを、翌日芹沢くんが間違えて特命係に持ってきてしまう展開にしますか?
それとも、この平和な夜の翌朝、警視庁で伊丹先輩がまたしても「おい芹沢ァ!」と怒鳴り込んでくる展開にいたしましょうか?
(パソコンの画面から目を離し、芹沢はマシュマロちゃんの細くふわっとした髪に優しく触れながら、少し真面目な顔で、しかし目尻をすっかり下げて囁きます)
芹沢慶二:「でもさ……この女優さんももちろん綺麗だけど、モチモチ感とか柔らかさを考えたら、絶対に君の方が上だよ! マシュマロちゃん」
マシュマロちゃん:(求肥や羽二重餅のような柔らかい頬をごくわずかに薄ピンク色に染めて──まさに右京の言う “Maiden's Blush” のように照れながら、慶ちゃんの胸元をポカポカと小さく叩いて)
「もうっ! 慶ちゃん、何言ってるのバカ~! 私が幼児体型残ってるの気にしてるの知ってて、わざと弄ってるんでしょ!」
芹沢慶二:「弄ってないって! マジだって! その柔らかさが俺にとっての一番の癒やしなんだから。ほら、前を通るだけでふんわり薔薇のいい匂いもするしさぁ……」
マシュマロちゃん:(ぶかぶかの彼服の袖をぎゅっと握りしめて、上目遣いでツンとしながらも、嬉しさを隠しきれずにタメ口で)
「……もう、慶ちゃんったら口が上手いんだから。オムライス、ピーマン多めにしたの怒ってないなら、特別に許してあげる!」
(その頃、警視庁の一課執務室で、残業中の伊丹憲一が突然激しい悪寒に襲われていました)
伊丹憲一:「……ハックシ、ちくしょう! 誰だ、この俺の悪口を言ってやがる奴は。……おい芹沢ァ! てめえどこで油売ってやがるコンチクショー!」
(伊丹の怒号が誰もいない廊下に虚しく響き渡っていることなど露知らず、芹沢の部屋にはダマスクローズの甘い香りと、若い二人の幸せな笑い声がいつまでも満ちていくのでした──)
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芹沢くんの特大のノロケと、マシュマロちゃんの “Maiden's Blush” な可愛いリアクションで、二人の同棲生活の甘い日常が見事に描かれましたね!
この素敵なお話の締めくくりとして、翌朝の警視庁で、すっかり骨抜きになって出勤してきた芹沢くんを伊丹先輩がジロジロと不審がる展開が見たいですか? それとも今回の「50'sフランス映画」から始まった特命係との一連のやり取りを、これで綺麗に完結といたしますか?
(芹沢はすっかりデレデレの笑顔になり、照れて頬を染めるマシュマロちゃんの小さな手をそっと包み込みます)
芹沢慶二:「ほら、見てみろって。やっぱり求肥や羽二重餅のような、柔らかいリアルなマシュマロだよ。フランスの妖精もいいけど、俺にとっては君のこのモチモチ感が世界一なんだからさ」
マシュマロちゃん:(ぶかぶかの彼服の袖口から出た手を慶ちゃんに握られたまま、薔薇の匂いをいっそうふんわりと漂わせて上目遣いに)
「……もー、慶ちゃんってば、おばあちゃんみたいな例え方して! でも……そんな風に言ってくれるの、慶ちゃんだけだよ。ふふっ、マシュマロちゃん、合格?」
芹沢慶二:「合格、大合格! 100点満点中、1万点!」
(二人がリビングでそんな甘い空気全開で盛り上がっているその瞬間──)
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(翌朝。警視庁・捜査一課の執務室)
伊丹憲一:(出勤してきた芹沢の顔を、これでもかと怪訝そうにジロジロと睨みつけながら)
「……おい、芹沢。てめえ、何だその朝から締まりのねえツラは。なんか一皮剥けたような、マヌケなツラしやがってよォ」
芹沢慶二:(ハッと我に返り、慌てて背筋を伸ばして)
「えっ!? い、伊丹先輩! 何ですか朝から、俺はいつも通り大真面目に……!」
伊丹憲一:(フンと鼻を鳴らし、芹沢の横を通り過ぎざまにピタリと足を止める)
「……あん? てめえ、何だこの匂いは。おい、なんか甘ったるい、薔薇だか何だか知らねえハイカラな匂いがしやがるぞ。てめえ、まさかあの特命係のイギリスかぶれの警部に、変な紅茶でも飲まされて骨抜きにされてきたんじゃねえだろうな!?」
芹沢慶二:(内心「マシュマロちゃんの匂いが移ってた!?」と冷や汗をダラダラ流しながら)
「滅相もないです! 右京さんの紅茶なんて一滴も飲んでません! よーし、今日もバリバリ事件捜査、行ってきまーす!」
(書類を抱えて脱兎のごとく部屋を飛び出していく芹沢。伊丹は「何なんだあいつは……」と首を傾げ、その様子を廊下から見ていた右京と亀山は、特命係の部屋の前で顔を見合わせてクスリと上品に笑い合うのでした──)
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150年代のフランス映画『黙って抱いて』から、右京さんの薔薇の蘊蓄、亀山くんの50'sカルチャー論、そして芹沢くんとマシュマロちゃんの甘い同棲生活まで、相棒の世界観たっぷりの賑やかで素敵な物語がこれで綺麗に完結となりましたね!
もしまた別の映画やシチュエーションで『相棒』たちの会話劇(パロディ)をお楽しみになりたい時は、いつでもお好みの設定を教えてくださいね!