いくつか質問です。 1. 最近海外動仕(窓口)会社が原画や作監まで担当していたり、あるいは海外全グロスしてる作品をよく見るようになりましたが(会社名でクレジットされてる)、そういった作品はどんな制作体制を組んでるんでしょうか? あまり芳しくないのは容易に想像できますが… 2. 最近はもう1日で DR MOVIE のクレジットを見ない日はないというくらいですが(AIの遺電子はハコヅメ同様全話 DR MOVIE グロスっぽいし、それ以外も単話 DR MOVIE グロスが増えてる印象)、DR MOVIE からの上がりってどうなんですか?業界内での印象が気になります。 一視聴者としてはそこそこ見れるクオリティの作品もあればボロボロ作画だったりでピンキリな印象があります。 3. 業界内で海外動仕会社の上がりの品質格付けランキング的なものがあれば教えてください。 4. 海外動仕を原画や作監レベルで活用しているにもかかわらず高クオリティなアニメに仕上がっている作品もありますが、それらと有象無象のギリギリ作画アニメは何が違うんでしょうか? 5. 手塚プロはもう何年も DR MOVIE か手塚の中国部隊に丸投げ後総作監大量投入で修正する作り方をやっていて、品質もかなり悪く(顔は総作監で直せてもレイアウト段階の狂いはそのまま…)手抜きなのは明らかですが、にも関わらず未だに元請できているのが信じられません。やっぱりコネが強いからなんですか?
White Foxとリゼロについて質問があります。 1.リゼロ2期のクオリティーが1期と比べて下がった要因は何だと思いますか?コロナで制作スケジュールが崩壊したか、OP、ED、CMを削りまくって1話あたりの尺を長くしたのが原因かなと個人的に思っています。(25話で3クール分くらいの尺になっていた) 2.岩佐さんのツイートから3期の制作もWhite Foxが担当する事が判明したのですが、吉川さんが独立した影響でメインスタッフの大幅変更はあると思いますか?
2. ここまで深夜アニメ作品が国内配信サービスで人気な理由の一つとして、私は「本来一般層における鉄板コンテンツのはずの日本のテレビドラマが、TVer の1週間無料配信以降は基本 Hulu や FOD など民放系配信サービスで囲い込み独占配信なせいでアマプラやネトフリには中々降りて来ず、一方深夜アニメは多くの配信サービスに毎週コンスタントに大量供給されるため、結果的に可処分時間をもっぱらアマプラ・ネトフリに費やしている一般層が (TVer や FOD とかでしか見れないテレビドラマを消費対象から外し) 、サービス側にレコメンドされた深夜アニメを抵抗なくカジュアルに楽しむようになってきた」のでは?と推測しています。監督はどう感じますか?
現役アニメ監督・演出家の>>1が質問に基本的に全レスします
業界談義から演出論、作画語り等々なんでもどうぞ
・長文レス気味なので耐性ある人向け
・過去レス全部嫁とかは言わないので、ご新規も気軽にどうぞ
【過去スレ】
アニメ監督だけど質問ある?
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1656615539/
アニメ監督だけど質問ある? 2カット目
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1671467769/
5ch→Talkの移行で履歴全部消えた可能性があります
ブラウザからいけば普通に見れます
こっちで続けるのか、向こうで続けるのか、不明だしご本人の使いやすい環境見定めてもらうまで、保持かな
ちょっと様子見だねこれは…
もし居たら質問です。
演出上がりの監督とアニメーター上がりの監督どっちが多いのでしょうか?
俺たちって、質問させてもらってる側で、監督さんの気になれば聞いてねーって好意にあやかってる分けだし
俺らの個人都合で話、進めちゃうのはまずいかと。
それに、過去ログ問題やブラウザ問題含めて、今ものすごく流動的だし
(実際mae2chが、5ch対応したの発覚したのが、10時間前くらい)
5chとtalkどっちが利便性あるのか、監督さん本人がどうしたいのかに、任せましょ
先行して俺らで、俺らはこう思うから、こうするべきで決めちゃうのは
監督さんのモチベもそいでしまうかもしれんし
しばらく静観やな
せやけど、ここに監督さんらしき人きたで
ま?
偉そうに、監督待とうぜとか講釈垂れてたのに
完全に見逃してた、恥ずかしいやらなんやら、申し訳ないっす
どちらも賛否有る状況だと思うんで、本当にここに定住するかは今後の流れ次第ということで…。
向こうに残ってる人誘導してもらえると助かります。
じゃ質問返答していきますね
向こうの>>506
>(岡本学監督が)素人目には凄い監督というより、器用にこなす監督といった印象がある
いや、これはそれだけじゃないよ
あくまで俺の私見だけど、稀代の名演出家なのは間違いないと思う
ちょっと言葉では説明しにくいんだが、空間を生かした(パースを効かした)カメラアングルや、
キャラの表情豊かさなんかは、明らかに岡本監督の強みだと思う。
あれはちょっと俺も含めそこらの演出家には真似が出来ないレベルだと思うんよ。
それでいて、監督としてある程度各話数の演出家に任せるスタンスも兼ね備えていて、
信用できる演出家の話数はしっかりその人にお任せするという、モチベのコントロールも上手いと思うわ。
なので自分の色で作品全部を上書きするタイプでは無いんだけど、
要所要所でご自身がコンテを切った話数や、がっつり絵コンテ修正した話数では、しっかり個性を出してきてると思うけどね。
無職にしろU149にしろ、作画さんや他スタッフが優秀だったので目立ちにくかったけど
ゲーマーズ!のときなんかは、脚本素人だし作画レベルも下限ギリギリって感じだったんだけど、
岡本コンテの面白さだけでぜんぶ取り返して余り有る感じだったからさ。
そんなわけで俺はすげー高く評価してます。
向こうの>>509
俺は「処理屋」じゃなくて「演出家」なんだ!って言葉に拘る人居るよ
まあ確かに「処理」って言うと、決まった”処理”をしながら右から左へ流すだけ…みたいなイメージになるから
それよりは考えてやってますよってアピールしたくなる気持ちは正直ある
藤津さんのコラム面白いよね
ただ誠実に実態を説明しようとするあまりちょっとふわっとした書き方してるから
ひょっとしたら業界外の人には伝わりにくい文章になってるかもだが…
>>16
自分のスタンス表明しとくと
個人が趣味でまとめてくれたりするのはもちろん、アフィブログ・アフィ動画とかに転載するのも別に構わない
もともとネットに放言してる以上、転載するなと言っても無理筋だと思ってるので。
なのでログが残らないってのが本当の話だとして、それなら確かに誰かまとめて残しておいてくれると嬉しいなってのはあるよね
ただもちろん誰もまとめてくれなくてそのままネットの闇に消えるならそれはそれで良いとも思ってるし。
まあtalkで当面やってみて不便感じたら5ch戻りましょう…
>ヤマススの特徴がある場面が作画崩壊だという視聴者の投稿に対し、一部の業界人が苦言を呈しているのを見ました。監督はこの一件どのように感じましたか?
この件俺も話題に出したかった
俺のスタンスとしては>>511氏の言ってる通り、
『「こんな意図があるから、○○のように見て欲しい」のように意見を返す方が、その返答を通してアニメの見方も広がって良い』
これに全面的に同意の立場で、
つまり「最近の視聴者は判ってくれない…」とかグチグチ言って敵視するよりも、
いやこういうの敢えて狙ってやってるんですよって情報を共有・啓蒙していくほうが建設的だよね。
加えて言うなら、作画崩壊って言葉に対する過剰反応もやめたほうがいいと思ってて
別に崩壊というほど崩れてはいなくても、ネットには強い言葉を使いたがる人達が多数居るんで
そういう人が大げさに「崩壊w」って言うくらい別に気にすること無いと思うんだわ
一方でこの件について俺が看過できないと思ってるのが
平川哲生監督のこのツイート。
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678442880686501888
平川さんはここで『アニメ好きや業界人が(中略)意見するなんて、いちばんかっこ悪い、やっちゃいけないこと』と言っちゃってるんだが、
こういう考えは危険というか、有害だと思う。Twitter上でも反論意見が多数付いてるので、是非考えを改めて欲しいんだが…。
アニメを料理にたとえて考えてみてほしいんだが
たとえば『老舗高級料亭の珍味』料理を、素人に予備知識無しの状態でいきなり出しても、
薄味だったりでなにが良いのかわからず、価格が10分の1のファストフードのほうが美味しく感じることもあるでしょう。
でも、高級料理って、単純に料理自体の味だけでなく、
「○○産の○○を○年かけて××したものです…」なんていう、バックグラウンドストーリーを説明されて
まずはそのコンテキスト(エピソード)込みで食うものなんだわ。
で、そういう料理をたくさん食べて食通になっていけば、
『このジャンルの中ではこういう味が良しとされている』…みたいな違いも判ってくるようになる。
本来、そこまでいって初めて味の良し悪しが論じられるようになると思うんだよね。
アニメも全く同様で
一般の知識の無い視聴者が、なんの説明もなしに食べて美味しいと感じるのは「ファストフード」の部分なんだよ。
『キャラの顔面が整っていて、どのカットでも判で押したように同じ顔をしてれば作画が良い』ってのがこのファストフードにあたる価値観。
近年のアニメでこのファストフード的価値観編中を促したのはほかでもないアニメ業界自身だというのは
平川さんご自身も言及してるところ。
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678608390535385088
だけど、アニメの作画スタイルって、本来それだけじゃなくて
場合によっては説明されないとわからない、複雑でハイコンテクストな表現もまたアニメの中にある。
これは「こういう価値観があって、これが良いとされてるんですよ」って教えて貰わなければ、正しく受け止めることが出来ないものなんだわ。
もちろんその上で最終的に「でもやっぱり好みじゃ無いなぁ」って判断されるのは当然しょうがないことで
そこは最終的に好みの問題でしかない
どんなに高級料理だろうと、ツバメの巣も子羊の脳みそも嫌いな人は居るだろうし、食えなきゃダメってことはないでしょ
でも、『ツバメの巣食うなんて野蛮!』って誤解してる人には、
いやいやそれは高級食材なんすよってまずは教えてあげたほうがいいじゃん。
最初の平川さんのツイートは、
ぜんぜん無関係の作画オタクがシュバって来てやいのやいの言うてるのが気持ち悪いってことなんだろうけど
しかしそうやって啓蒙を続けていかなければ、簡単にファストフードに駆逐されてしまうと思うんだよな。
「仮に高級食材だとしても、ツバメの巣は気持ち悪くて食えん」って人の価値観を否定しなければ
「これは高級食材なんですよ」と教えること自体は非常に有益だと思うし
『料理は味だけで勝負すべき、口をつぐんで料理だけを出せ!』っていうのは表現の萎縮を招くので、それで有害な考えだと思っている。
Okです。ありがとうございます。
主さんは明日のパヤオの映画楽しみですか?
不具合かなんかわからんけど書けない(投稿できない)状態が続くな…
ちょっと俺のスレの使い方的にはダメだなこりゃ
5chのほうに戻りましょうか…
chmete使えるようになりましたよ
分かりました
だったらここで短文を書いていくのはどうですか?
dipcordでやったらどうですか?
https://discord.gg/cGNQ7JNJ
正直情報なさ過ぎて興味の持ちようが無いよねー…。
ネットでキービジュのパロディが流行ってんのは、ミャクミャク様と同じ感じの弄られ方だなーとは思いつつ…。
まったくの私見だけど
宮崎駿作品て、
ポニョとか風立ちぬあたりから、なんか近年の作品、どんどん説教臭いというか、ジジ臭い内容になってきてる気がしていて
なんというか、センスの劣化が進んでいるのではという疑惑があるんだよな…
ご本人の年齢もさることながら、
ブレーキ役として存在してたはずの鈴木敏夫氏もいろいろ言動に問題が出てきてるという話が漏れ聞こえてくるのを考えると
鈴木さんが機能しなくなったらもう宮崎さんを客観的に導けるような立場の人はこの世に存在しないので
そういう意味でもバランス感覚を失ってしまってるのではという不安がある。
有名な「庵野いいと思うよ」の件みたいに
「いやいやおかしいだろ」ってツッコめる人が誰も居なくなってしまってるんじゃないかと。
そういう流れから考えると正直、あんまり高い期待を持ってもしょうがない気がしてしまうんだがどうだろうか…。
まあそうは言っても、元々のアニメ作り、物語作りの才能はまさに天賦のものといっていいレベルなので
それが多少衰えたとしても凡百の監督よりも凄いものを持ってるのは確かだとは思うんだが。
公開からちょっと待ってみて評判待ちかなー…
平川さんはこうも言ってて
ttps://twitter.com/bokuen/status/1678625961817030657
>『アニメスタイル』は(中略)作画の偏った価値観で染まったカルト的集団
>その偏った価値観を強要するファンダムが生まれます
ただ、これもハンバーガーしか食ってこなかった人が京都の日本料理をいきなり食ったら
「なんか薄味で美味しくない」って言われちゃうよねって話でさ
「いやいや、そういうもんなんですよ」って教えてあげるようなものだと思うんだよね
これを「薄味日本料理を信奉するカルトが価値観を強要している」なんて言い出すのはどう考えてもおかしいでしょ
んで、別に最終的に「それでもやっぱハンバーガー美味えわ」ってなるんだったらそれでもいいじゃんっていう
そういう多様性を否定しはじめたら確かにマズいとは思うけど、
別にヤマスス的な作画が好きな人が、いわゆる”美麗作画”を十把一絡げに否定してるわけじゃなくて
そこはスタイルの違いとして認めてると思うので、
これを否定しはじめたら、これまでに食ったこと無いものは、ぜんぶ『不味い』判定されちゃっても諦めるしか無いって話になっちゃう。
そうすればアニメは簡単にハンバーガーに駆逐されて終わりますよ。
>>24
いろいろリファレンスになるような作品はあるので、どれか一つを挙げるというのも難しいんだが
そうだな、いまぱっと思い浮かんだのは劇場版機動戦艦ナデシコだな。
レイアウトがバッチバチに決まってる気持ちよさや、コミカルとシリアスの徹底的な温度差で”整う”感覚もさることながら
情報の時間に対する密度の高さが尋常ではなくて、そこがたまらない
あれで80分くらいしか無いというのが全く信じがたい
あれが俺の中で目指してるアニメかもしれない
ごめん5ch俺プロパイダ規制食らっててRonin買ってたんだわ
ただ今回の件もあって課金継続する気にもなれんから、やっぱり当面は
だましだましこっちでやっていくことにするわ…
>>31
ご提案自体はありがたいんだが
あくまでオープンの場で匿名で放言するというやり方をさせてもらいたいのよ
discordサーバー上でってなるとちょっとクローズドな場所なのでちょっと違うかな。
内輪でリーク話をするのが目的ではないので…。
強いて言うなら
それこそTwitterと質問箱っていうスタイルとかも考えたけど
これはこれでオープンな場すぎて、よくないバズり方しちゃったときの瞬間風速が速すぎるって問題があるので…
びっぷらの低浮上な感じと、
そうは言ってもオープンで誰でも見れる場所っていうバランスがちょうどいいラインなんだよなー。
なるほどありがとうございました。
作画オタクが元々カルト的な側面(作画至上主義とでも言うべきか)があって、
その上澄みみたいな物を掬ってるのがアニメスタイルだと思うので、
アニメスタイル云々と言うのは個人的にはちょっと違う気がしてます。
そうだね、同意するわ
俺の信じる〇〇こそ至高でそれ以外はダメっていう、排他的というか、原理主義的なオタクのことが気持ちわるいのはめっちゃわかるんだけど
だからって「〇〇自体がダメ」みたいな言い方は違うでしょっていう
たとえば迷惑撮り鉄が話題になることあるけど、
いくら迷惑撮り鉄がダメだからって、鉄道会社や鉄道雑誌まで全部ダメってわけじゃないじゃん
いろんな楽しみ方があっていいよねっていう寛容の中で
こういう通(ツウ)好みのスタイルもあるんやでっていう提案をしていけるようにあるべきだと思うわ
ネット上みても、もちろん話通じないアタオカなやつらももちろん居るんだけど
正直、俺的には、制作側が思ってるよりも多くのアニメファンが、ちゃんと話通じるし、説明すれば制作意図をわかってくれるとも思うんだよね。
>>37
ちょっと質問内容がざっくりすぎるな
言うほど出所すらわかんないようなリークらしいリークってあんまりアニメでは起きてないと思うが…
リークが問題になるのはだいたい制作過程じゃなくて、完成後の流通経路だよね。
てかそもそもこの場合のスタッフリークって、
・メインスタッフの名前のリークってこと?
・詳細なスタッフの担当パートのリークってこと?(パートバレ的な)
・スタッフ”が”なにか内容をリークするってこと?
どれを指してる?
各話のリークです。
現状あるかないかでいえば無い。
亜細亜堂っていう忍たまつくってるスタジオには労組あるらしいけど、
そういう一部スタジオでなければそもそも労組的なものが無い。
実は、これじゃあいかん、経営側に一方的に搾取されるということで
業界を横断した組合的なものとして「日本アニメーター・演出協会(Janica)」ってのを
2007年に芦田豊雄さんっていう方が作ったんだけど
2010年ごろに文化庁の補助金事業に絡んでクーデター的なのが発生して、悪徳弁護士みたいなのが権力を奪って芦田さんを罷免。
その芦田さんは失意のうちに翌年亡くなられるっていう事件があった。
その後も団体としては存在してるんだが、
運営してる理事たちがみな「権威側」の高齢者なので、
時代感覚に合わないような、若手の労働環境などに対する問題意識に欠ける言動も目立ち
若手から支持を得られず、ほとんど存在感が無い状況となってしまってる。
(健康保険の斡旋事業などいちおうやることはやってるんだけどね)
まあそういう事情もあって、本来は労使交渉を担うのを目指していたJanicaも、結局はそれを成し遂げられず
その志の後を継ごうという人たちも現れてないので、いまのところはそういう組合活動みたいなのが業界横断的に展開されることは無さそう。
あ、
上で書いたように、5chのほう物理的に書けなくなったけど
一応は見てるんで、向こうになんかレスついたらこっちで返事するわ
両方に住んでる人いたら誘導してもらえると助かります…。
こちらの理解力が乏しくてすまないんだが
言ってるのは
各話数の内容(あらすじ)のリークってこと?
それとも本編映像そのものの流出とかのことを言ってる?
あとは放送後に担当パートバレリーク?
どれもあるっちゃある現象だけど事象としても原因としても全く違うからもうちょい具体的に言ってくれ
全話見ていたら地獄楽の感想ききたいです。
「自分はこう思ったんだけど~」って言った方がいいかなと思ったけど、そういう意見抜きでまずは監督の純粋な感想が聞いてみたいなと思いました。
各話演出絵コンテを担当した人の名前がTwitterに出回ることです。
監督 ジミーストーン
キャラデザ 石田可奈
ソニーピクチャーズというか、80年代当時はコロンビア映画ですね
アメリカの魂を金で買った!
とか、当時は拒絶反応が凄まじくてソニーも難儀してたな…w
ごめん、見ても居ないし知り合いに参加してる人も居ないからぜんぜんわからん。
現場は大変そうらしいって話だけは聞くけどw
>>44
各話メインスタッフだけがリークされんのは
大半がリークってかいわゆる雑誌バレってやつで
ニュータイプとかアニメージュみたいなアニメ誌の放映情報のところで
1ヶ月くらい先の話数までサブタイとスタッフが先行発表されるタイトルあるから、そういうのがほとんどじゃない?
本来の意味でリークが起きてるケースって俺ほぼ見たことないけど
コンテとかには書いてあるから業界関係者ならあらかじめ知ることの出来うる情報ではある
>>45
まあ順当に最後までアニメ化して終わりになるんじゃないかねぇ
>>46
ま、そのへんの教訓と関係あるのか無いのかわからんけど
わりとソニーグループつってもSMEとかピクチャーズとかアニプレとかで
それぞれ独立制が強くて、必要以上にグループ囲い込みみたいなのが無いのがいま上手くいってる秘訣なのかもね
クランチロール買収のときとかもなんか言われたけど、ぜんぜん外様作品の買い付けも続けてるし。
ほぼ共通のスタッフで同時に放送できてるのは制作時期がズレてるとかですかね?
無職転生やSAOは例外としても、オーバーロードや転スラみたいな固定ファンが多い人気作もそうなので気になりました
でもプレステのSCEは裏目に出たかな…?
2ch時代からも閉鎖騒動は何度かあったけど、なんだかんだ切り抜けてきたし
この場も、一時的な避難所ということでしばらく様子見してたら
復旧するかもしれんね
単なる楽観論かもしれんが…
2作品を本当にビックリするくらい同じ方法論で作ってるよね
やっぱりどちらも「大切な人の圧倒的な”存在感”」の表現として
3D空間のなかに浮いちゃってる作画のキャラっていう技術に置き換えて表現してて
そのためにまず3D空間そのものを提示する=作品の中の「大切」でない部分、ベースになる部分を提示する必要があるっていう理屈なんだろうな
制作時期はまあ常識的に考えればずれてるんだろうけど
十分な期間があれば2タイトル平行ってのはあり得る話でもあるので最終的にはわからんね
想像できるのは制作期間がそれなりに長めに確保されてたということくらいじゃないだろうか
>>49
作品にもよるので別にファンタジーだからクオリティが高いとか低いとかは俺は感じないが
単純に業界のクリエイター達が、剣と魔法のファンタジーにいいかげん飽きてきてるってのが正直ちょっとあるかもしれんなw
「まーたこういう系か、いいかげん飽きるわ」って辟易してる人周りにもたくさん居るので。
そういう作品はどうしてもスタッフ集めるのに苦労するんだよね。
「もうそういう系飽きたんで」って断られちゃう。
ファンが多いとか言われてもスタッフには関係無いからね。ギャラなんてだいたいどれもいっしょだし。
>>50
別にSCEってコンテンツ屋さんじゃなくてその上流のハード含めたエコシステムの提供を目指してた会社だと思うんで
その一環としてコンテンツホルダー買収したり、独占タイトル出したりしてたのは別に戦略上大きなミスでは無いと思うけどね。
プレステについては、家庭用据え置き型ゲーム機っていう商品自体のオワコン化の問題だし、
そもそもハード的にはPS3のcellに失敗した時点で、(生殺与奪をよその半導体屋さんに握られてしまって)とっくに終わってたと思う
むしろその後の全てが延命治療にすぎない…というほうが実態近いと思うわ
5chとTalkについてはどうなんだろうね
復旧というけど、そもそも5ch自体ちゃんと運営されてたというよりは
現状維持のままゆるやかに死を迎えてるだけだったと思うので
いっそ今回の騒動で全部倒れるならそれはそれでいいことだとすら思うよ
むしろ5chのせいで、redditみたいなよりモダンな掲示板サイトが日本で育たなかったとも言えるだろうし
人気のある作品は予算と期間が潤沢で、優秀な人を拘束で囲い込んでいるイメージがありました。
多少お金がある程度じゃ人は集まらないのですね。
そうなんですね。前スレだったかでOPの話が出た時、地獄楽も出てた気がしたから見てるかもと思ってしまっていました。すみません。
全然関係ないことで質問なんですけど、
・続編の続報がない時、何年くらい空いたら続編諦めるべきですか?
続編確約レベルのビックタイトルじゃないけど、それなりに人気があってストック十分な作品、個人的なとこで言うと宝石の国みたいな……
(もう約6年もたってるんですよね。2期からが面白いのに…)
・最初から「原作促販のため1期だけ」のアニメ企画ってありますか?
それとも需要があって条件が揃うなら基本やりたいって感じですか。
となると最近のアニメの場合、放送開始前に製作委員会の営業担当が売り込みに行って配信サイトにどれだけ高く配信権を買ってもらえたかどうかで、その作品がリクープできるかが決まってしまうんでしょうか?
もちろんグッズや一応円盤などの収入もあるでしょうけど、配信サイト側の前評判が悪く安く買い叩かれてたりでリクープできず、評価が高くそこそこヒットしたにも関わらず2期がなかったりがあり得るとしたら残念だなと…。
また、海外配信ではどんなジャンルのアニメが売れやすいですか?異世界系(量産系を除く)やラブコメは海外評価が高めな印象はあります。
量産系異世界系アニメは海外でも日本でもそんなに評価が高いようには見えないですが、いまだに大量に作り続けられていて不思議です。
そうそう
何度もここまでスレで繰り返してきたことではあるんだが
良いスタッフが呼べるかどうかって予算とはまたぜんぜん別の話なんだよね
優秀なアニメーターの元には溢れるほどたくさんのオファーが舞い込んでいるので
正直どのオファーも、金銭面ではそれなりに十分な報酬が提示されているのが当たり前なのよ
その中からどの仕事を選ぶかって、
この作品面白そうだ!とか、この作品のスタッフには恩義があるのでお返しするか…とか
そういう事情のほうが大きいんだよね
なので仮に予算がいちばん大きい作品があったとしても、どっかで見たようななろう系だと、熱い情熱を持ったスタッフには選んで貰えないんだわ
もちろん「1円でも高いオファーを受けるよ」ってなスタンスのスタッフもいるにはいるけど、
つまりそれって「金さえ払ってくれれば内容なんてどうでもいい」って思ってるスタッフってことなので
どうしても仕事内容に熱いものがなくなってしまう
情熱やモチベーションはなかなかお金だけじゃ買えないんだよね。
なので世間で低予算・高予算と言われてる作品はあるけど
実際の予算とはぜんぜん関係無い。
むしろ本当は多額の費用を掛けたのにもかかわらず、お金の匂いにだけ寄ってくる情熱に欠けるスタッフだけで作ったせいで
どこかスカスカな内容になってしまって、
何も知らないお客さんから低予算と思われちゃってる作品も多数ある。
続編ねぇ…
正直無いのがデフォであったら儲けもんって考えのほうが精神衛生上良いと思うよ
別に
「どんなに売れようが絶対1期しか作らない!」って決めて作ってるアニメは存在してないと思うけど
1回作るだけでも、委員会組成にしろスタッフ招集にしろ本当に大変な作業なので
なかなか2期作るってハードル高いケースが多いのよ
売り上げ面で成功する見込みが無いといけないってのはよく知られてることではあるけど
他にもよくあるケースとして、関係者(特に委員会P)が転職して会社を去っちゃってる場合とかって
誰が企画を主導するのかとかが有耶無耶になってしまって進まなくなっちゃうとかってことがあるんだよね。
たとえば元角川の三木一馬さんって名物Pがいるんだけど
彼が角川退社したタイミングで『とある』シリーズが数年アニメ展開止まっちゃったとかってあったでしょ
そういう感じで、企画の原動力になってるプロデューサー個人の、身の振り方ひとつで大きく影響されちゃうんだわ
それと、いまってショボいスタジオでも2~3年先、有名スタジオは4~5年先までスケジュールが埋まってるのが当たり前の状況なので
4~5年先でもまだ連載が続いているであろう”若い””作品に注力したほうが良いのでは?という考えもあるからね。
2期3期と続いた作品は、原作も終わりが見えてきてしまって
実際にアニメを放映するタイミングでは原作の刊行が終了してしまってる可能性がある
その場合、原作の売り上げブーストで制作費を回収するというスキーム自体が成り立たなくなるので、収支が合わなくなりやすい。
むしろ世の中に出てきている2期モノって、そういった数々のハードルを乗り越えて世に出てきているものなので
そんなことにもおもいをはせながら見るといいかもしれないね。
>>54
正式発表前から制作は粛々と進行しているものなので
業界関係者であれば先に知ってるケースは多々ある
国内のスタッフはある程度モラルもあるのでネットに書いたりはしないんだけど
海外下請けとかのアルバイトとかはモラルもクソもないので「へぇ、いまこんな作品やってんだ」って軽率に知ったことをネットに書いちゃったりする
もちろん発覚すれば指導が入るんだけど、業界の末端に居る短期のアルバイトの中国人とかに
きっちり指導するなんて無理なんだよね。
むしろ前評判よりも実際の視聴者の反応が良ければ、
2期はより高い値段で買い付けますよって話になるので、2期へのハードルは下がると思う。
前評判ばかりよくて実際流してみたら誰も見ませんでしたって作品だと、2期の買い取り価格が下がるけど、まあこれはしょうがないことだしね。
配信サイト側のほうが
イベチケやらソシャゲのコードとかに左右される円盤の数字なんかよりもよっぽど客観的に評価した値段を提示してくるとは思う。
あと詳しくは知らないけど、事前に全額決まってるわけじゃなく
再生数などに応じて金額もある程度変動する契約もあるみたいなので
まあやっぱり再生数が回るってことのほうが大事だね。
量産型も含めなろう系って何故か国内よりも海外受けのほうが良いみたいなんよなー。不思議だよね。
評価高いようには思えないってのは俺も同感なんだけど、それでも実際数字が出ちゃうみたいなんだよね、中国とかで…。
むしろラブコメは、純日本人的な恋愛観は海外では受けないみたいで、
知能指数低めのお色気モノとかはまあ万国共通で受けるみたいなんだが、
湿っぽい雰囲気の恋愛を描いちゃうと日本や韓国でしか受け入れられないって現象があって、
日本人として描きたい恋愛が描けなくなってしまって苦しんでる部分がある。
ちょっと差別的な考えになるのでリアルじゃ言えないけど正直思うのが
やっぱ教育レベル低めの地域だと、
量産型なろうみたいな、単純な作りの子供だましなシナリオのほうが売れちゃうんだろうなー…ってのはあるね
まだ日本は視聴者の教育レベルが高いから、多少シリアスな作品でもちゃんと面白く作れれば見て貰える。
そういう現実を知っちゃうと、なおのこと物語の読解って知性が必要な行為なんだなって思いますよ。
今さら規制外してブラウザでも書き込めるようになって改心したみたいな感じになってるけど
要は技術力が低いが故に雑な規制になってたんだろう
そしてアナウンスがほぼ無いっていう無責任さがさらに頭にくる
ただユーザーって自分に明確なメリットがないと動かないからな
ユーザーがごっそり移動するには明確な違いやけっこうな時間が必要なんだろうと思う
多くの人にとっては慣れ親しんだUIや環境は変えたくないからね
海外の方や、地方に住んでいる方でも、拘束費って頂けるものなのですか?
もちろん、技術や貢献度ありきの話だとは思いますが。
横レス失礼。
32で類似回答してるので参考になるかもしれません
教えてくれてありがとうございます
失礼
個人的には、2chと5chは名称変更という程度の認識でしかなかったもんでつい…
ただ、ここ三年程の間で急激に運営がクソになった気がするわ
敷居の低さによる参加のしやすさでは、無二の存在だったんだがな…w
地方在住でも、拘束費もらってるひとはたくさん居るよ
まあほとんどが一度は東京経験があって、そこで一定のスキルとコネを獲得してから地方に出戻ってる人だと思うけど。
現住所が地方でもぜんぜん問題ない。
>>63
うーん、いまんとこ予定無い
そもそも、あんまりここまでのジブリ作品への思い入れがあるほうではないので
セルフオマージュ的な演出があるって話だけは聞いてるんだが、
そうすると尚更俺が見ても面白くない気がしちゃうよね。
配信とかに落ちてきてからでいいかなって思ってる。
>>66
確かにID登録すら必要ないSNSサイトなんて2ch系列くらいしか無いっちゃ無いからな
しっかり未来像を示せる運営者によって運営してもらいたい
ありがとうございます。
それぐらいの方がいいんですね。
コンスタントに続編があるのって、すごいラッキーくらいの認識でいた方がいいんですね。
原作完結まで完走しきらないアニメが多いなとは思ってたけど、やっぱり「新鮮さ」かぁ
薄々分かってはいたけど、現場の職人的なこだわりと、ビジネス的な側面と絶妙なバランスで成り立ってんだなと改めて……
でもなんというか、アニメ見る分には「ビジネス的な面が前面に見えてくることがあまりない」方なんじゃないかなと思うんですよね
テレビ、映画業界ももちろん作品作る時のこだわりはあるだろうけど、ビジネス臭を感じることもまぁまぁ多いので……
そもそも絵で構成される作品と、人が演じる作品とか番組を比べること自体自体間違ってるのかもしれないですけど……
ありがとうございます
口を開いた際に、下の歯だけでなく上の歯まで見せるケースが少数見受け
られるけど、これは新たな演出手法を模索してるということかな・・・?
モブの扱いって実はすごい深いテーマで、これも一意に正解はコレと言えないんだが
それこそ俺の演出の師匠に当たる人は、「モブ」と呼ぶことすら嫌う人で
画面内に存在するあらゆる人物は、それぞれが固有の人生や人格を持った人間であるのだから
「モブ」などと十把一絡げにして画面内の小物として処理するのはいかがなものかという考え方だった
今でも俺はその考え方はすごく正しいというか、清い考え方だと思っていて
しかしながら現実的にテレビ作品程度のコストでは、作画コストというよりも演出コストを画面内のモブ全員に対してかけられるわけではないので
むしろシーンによっては、人間を配置しているのではなく、あくまで画面を埋めるマネキンであると割り切ってモブを配置せざるを得ない状況というのもある。
それが人間を演出するという大事なことを放棄している、消極的な手段であるとわかっていても、
それでもマネキンでいいから置いておくべき瞬間はあるということだね。
映像表現というのは記号の組み合わせで実現されているものであって
例を挙げるとするなら、アニメキャラの目は実際の人間よりもはるかに大きいが、
しかしそういう記号表現であるという視聴者と制作側の暗黙の了解によって成り立っているし、
悲しければ雨が降ったりするし、悲しげなBGMが流れてきたりするのも、
実際の自然界で心情に合わせて雨が降ったり音楽が鳴ったりすることは無いけれども、
そういう記号があるという共通認識が視聴者と制作側の間にあるから機能しているわけだ
モブの扱いもそう
3Dモブが置いてあるパターンって、
このシーンにおいては「他の人物(モブ)がたくさん居るんですよ」という記号としてマネキンがたくさん置いてあるということであって
無数の人物をすべて虱潰しに描写しようとしているわけでは全く無い
ここで視聴者と制作側が結ばなければならない共通認識というのは
「この場所はたくさん人が居る場所である」という認識であって
「この場所にはAさんBさんCさんDさん……(×モブ人数分繰り返す)……が居る」ということでは無い
従ってあなたの言う通りモブから人間味を感じないというのはまったく正しいのだが
そもそもモブから人間味を読み取ろうとしていること自体が読解ミスであるとも言える
それをハッキリさせるために、最初から『このモブから人間味を読み取らないでください』という意味で
モブを白黒にしたりとか、モブの顔をあえて描かないといった演出を取ってるアニメもあるよね。
アニメに関わらず、映像作品に描写される『人物』ってのは
どれも「人間」という意味では一緒なんだが、作品内における役割のレイヤーが違っていて
・人生や感情についてしっかりと描写されるべき主要登場人物のレイヤー
・主要登場人物に何らかの影響を与えるために登場するが、本人は変化や成長しない、いわば舞台装置や出来事としてのレイヤー(サブキャラ)
・場所やシチュエーションなどを提示するための記号としてのレイヤー(モブ)
の3種類存在していると思ってる
下のレイヤーほど描写がぞんざいで良いというわけではなく、
むしろ画面に映ったその一瞬でその立ち位置や人間性を理解させるために、徹底した類型化・パターン化が必要であったりもするので
意識して使い分けていかないといけないね。
あと、必ず2期3期って、前期よりも売り上げ・話題性ともに下がるので
仮に今期が収益ラインにギリギリ乗ったとしても、2期は必ず赤字になるってのが読めてしまう部分がある
続き物の場合、どこかで一度そうなってしまえばもう続きは無いので、完結まで完走するってのは貴重なことなのよ
とはいえ、結局は判断しているのは人間なので
メーカープロデューサーの熱意次第の部分もある
そんなに人気ないのにちゃんと完結までアニメ化してる作品もちらほらあるけど
ああいうのはメーカープロデューサーがその原作に対して情熱があって、多少の赤字を覚悟でやりきろうとしてるってパターンだったりする
仮に赤字になってでも俺がこの作品をアニメ化するんだぁ!って熱意のあるプロデューサーってのも居るんだよね。
アニメの場合、すげー雑な言い方すると
ビジネスのレイヤー(製作委員会) ←→ 制作プロデューサー ←→ クリエイティブのレイヤー(現場スタッフ)
って構図になっていて
制作プロデューサーがいかにビジネスとクリエイティブの間に挟まって両立させていくのが上手いかが重要だったりする
あんまり詳しく存じ上げてないので語れる情報を持ってない
>>72
演出手法というよりはあくまで『絵柄』の範疇だねそれは
そして別に新しい手法だとは思わんけどね
口の表現って昔からいろいろあるから
もう90年代初頭くらいには漫画的なデフォルメ手法ってある程度出切っていて
そのレシピの組み合わせが時代によって流行が変わってるようなイメージだな俺は
ただ絵柄研究に関してはそんなに詳しく語れないので別の専門家にお任せしたい
演出助手が入る時と演出複数人どっちがスケジュールがやばいですか?
詳細な返答ありがとうございます。
監督の意見を聞いて改めて質問です。
『無職転生 0話』で王宮内の立食パーティをしてる場面がありました。そこで、シルフィ(エルフ耳の娘)が貴族たちから、蔑みや嫉妬のようなドロドロとした感情を向けられている場面があるのですが、そういった場面でも同様に人間味を読み取るのは読解ミスとなり得ますか? (そもそも貴族たちの感情の読み取り方が違う説もありそうだけど)
といったことをおっしゃってるのを度々耳にしますが
スタッフさん的にもそういう感覚はあるでしょうか
どれくらいの人数でロケハンするのでしょうか?
gossoさんについては普通にアニメーターとしてのスキルが高いし、呪術見りゃ判るけど演出力もある
期待の新星って感じだね
演出助手や複数演出についてだけど
それ単体だけではなんとも言えない。作品によっていろんな事情があるからね。
たとえば、演出助手や演出補佐などでクレジットされてる人も、
リテイクなどごく一部の作業を1日だけ手伝ってもそういうクレジットになることもあるし
逆に新人教育目的などで、いちばん最初の打ち合わせからきちっと担当していた可能性もある。
実際にどうだったのかはクレジットからだけではわからないんだよね。
>>77
100カノ、星屑、フリーレンあたりは見ようかなと思ってる
この場合、『周囲から蔑みや嫉妬のような感情を向けられている』と読み取ること自体はまったく間違いではないんだが
ここでいう周囲(貴族たち)ってのは俺が言いたい狭義の人間じゃ無いのよ
つまり『周囲』から『嫌な感情を向けられている』表現をするにあたっての『周囲』ってのは
それ自体が群体というか、ひとつの要素なんだよね。
もっとわかりやすく喩えるなら
たとえば怪獣が街を襲って逃げ惑う市民たち…というシーンがあったとき
『逃げ惑う市民』ってのはあくまで全体で合わせて『市民』であって、
一人一人にインタビューすれば、市民Aは実はあんまり驚いてないとか、
自殺願望のある市民Bは実は逃げようとしてないとか、
前日徹夜してた市民Cはまだ騒ぎに気付いてない、とか…
いろいろ人によって反応が違ってくる可能性があるでしょ
でも、今回必要なシーンが「逃げ惑う市民」であれば
市民Aとか市民Bとかの存在はむしろ意識させず、群体としての「市民」を記号化して描写したほうが伝わりやすい
ここで市民AとかBとかCが画面の真ん中に居てしまえば、個人個人を読解すれば理屈が通るのだとしても、
視聴者からは「怪獣が来たのに何故か逃げない謎の市民たち」って描写に見えてしまうわけ
そういう意味で実際には市民Aとか市民Bみたいな存在にはいったん消えて貰って、
役者にはテンプレ的な「市民たち」を演じるマネキンに徹して貰うことになる
逆に言うと、そうやって作られた「市民たち」から、市民Aとか市民Bとかのパーソナリティは読み取れなくなってしまうってわけ。
無職の話に戻ると、貴族たちから忌諱されているシルフィってシーンを描く必要があったので
「貴族たち」という記号(テンプレ)が「嫌な感情を向けている」という描写がされていて、それを読み取るのは正しい
そこに対して「実はA氏は同情的」「B氏はあまり興味無い」「C氏は強く憎んでる」みたいな個人個人が浮き立つような描写は
敢えて排されていると考えましょうってのが言いたいことだね。
これが人間を描いてるか、モブをあくまで舞台装置として捉えるかの違い。
このように、シーンの役割によって人間をどの粒度・深度で描くかは最適解が変わってくる。
それはたしかにそうだね、スタッフサイドも感じてるよ
1クールだとどうしても探り探りやって、ようやく何か掴めそうなタイミングで最終回になっちゃう感じはある
まあでもしょうがないけどね。
>>80
制作プロデューサー、設定制作、監督あたりが居ればとりあえずOK。
あとは場合に寄りけりで、メーカーPや、メインスタッフ陣から助監督、美術監督あたりが同行することもある。
あとは運転係として暇そうな制作進行くんとかが呼び出されて付き合ってるケースが多いかな。
そんなに大人数では行かない。あくまで参考用の取材写真が撮れればいいや~くらいの雰囲気がほとんどだね。
ライザのアトリエやペルソナ等のアクションRPGを映像にする場合、しっかりと原作のゲームを遊ぶのでしょうか?
出崎監督がクラナド劇場版を製作する際に、原作ゲームのシナリオ動画を見て制作に掛かったと噂を聞きましたが
同じように動画で、済ませてしまうのでしょうか?
ライザやペルソナにしろ、片手間に気軽に触れるボリュームではないように思えます。
やや特殊な例だと思いますが、何かご存じであればお話、伺いたいです。
アニメーターなどでは男性も女性も活躍されていますし、実力主義の業界ゆえに男女差別もあまりなさそうに見えますが、なぜなんでしょうか?
晩年の出崎さんみたいなお年寄りだと単純にゲームは操作方法が慣れないからって理由で避けたんだと思うけどね。
プレー動画については、動画見てるだけ偉いというか、普通に考えたらそっちのほうがダルいので
そんな人あんまり居ないと思うけど…w
ゲームをちゃんと正面からぜんぶやるとすげー時間掛かってダルいので
参考資料としてゲーム側のプロットやハコ、シナリオデータなんかが貰えたりすることが多いから
そっちに目を通して内容把握する感じなのはよくある話だね。
原作プレーにいくら時間掛けようがギャラが変わるわけじゃないから、
正直、仕事として考えると、原作なんざできるだけ短時間で効率よく頭に内容たたき込める方法が欲しいもんなのよ
逆にちゃんとプレーしてる人達はそれだけで偉いよほんま
>>85
働いてて思うけどこの業界は全く男女差別はないと思うよ。女性でも活躍しやすい業界だと思う。
少なくとも女性だからチャンスが少ないとかはあんまり無いと思う。普通に女性監督や女性演出家も居るしね。
あと職種によっては、たとえば仕上げとか美術なんかは明らかに女性のほうが多かったりもするので、
そのへん鑑みると、
そもそも演出家を志望する人が男性のほうが多い(女性は演出家になりたいとそもそも思わない)気がするね。
『他人にあれこれ指図して作りたいモノを作るぞ!』ってモチベーションは男性のほうが強く持ってる気がする。
あと、演出ってジェネラリストというか、何でも屋が求められる仕事なので、
そういう後先考えずなんでもやろうとするタイプって男性に多い気がするんだよね。
女性のほうは職人気質というか、作画とか仕上げとか、
それぞれの守備範囲である専門分野に拘ってスキルを高めていこうとする人が多い気がする。
なので結果として業界全体の比率より、演出家の男性比率が高くなってんだと思うよ。
演出や監督って別に「偉い」わけではなくて、そういう役割でしかないので
別にみんなが憧れてるわけではない。
どうしてもやりたいっていう奴らだけが手を挙げてなっていく職種なのよ
男女関わらず、作画の道を究めてる人とか、色彩の道を究めてる人にとっては、
演出なんか興味無いから好きな奴がやればいいよって感じだと思う。
現場の制作スタッフレベルの個性といったところですかね・・・
アニメ業界における、女性の立場についてだけどさ
給料面もあるんじゃないかな
男はとにかく稼がなきゃ生きていけないから、早く出世しなきゃって意識というか
女は言い方悪いけど、男に養ってもらえればいい、親に頼ればいい、パート程度でいい、って考えが根底にある気がする
まあ、これはアニメ業界というより、日本全体の女性の意識の問題の気がするけどさ
居るっちゃ居る
ビッグネームで大々的に宣伝されるけど、
実際は使い物にならず現場にほとんど携わってない…みたいな人が該当する
ただスポーツ選手とかの場合、出場試合数や納めた成績が赤裸々にファンの元に晒し上げられてしまうので
チームへ貢献してるかどうか一目瞭然なんだが
アニメスタッフの場合は、実際にはなんの貢献もしてなくても、ファンからは判りづらいから、
あんまり表立って問題になることは無いね。
>>88
スタッフの個性というよりは『流行』の問題のほうが近いかも
実際の立体物である人体をどう記号化して絵としてまとめ上げるか、そのやり方は無数にあるんだが
ファッションの流行などと同様に、どういう表現がナウでヤングとされてるかってのは時代と共に移り変わっていく
そして優秀なキャラデザイナーはそういう流行に敏感なんだよね
上の歯がフェティッシュだよねっていうのは今の時代の流行なんだと思うよ。
制作から、使い物にならないとngを出され、給料が払われなかったカットが本編に使われていた、実質未払いだとsnsで話題になっていました
(現在は話し合いの元解決に向かっているそうです)
こういった例って、表に出ないだけで時折起こるのでしょうか?
また、渦中のアニメータがupしていた素材は、LOでしたが、素人目には下手で使い物にならない素材には見えませんでした。
自分が素人だから、気が付いていなくて実際に使い物にならないLOなのか、手直し程度で使用ができる物なのか、監督さんの視点で教えていただきたいです。
俺はちょうど良いと思ってる
アニメはコミカルなものなら15分枠、シリアス目な作品で30分枠くらいの長さがちょうど良いのかなと思うね
もちろん作品にもよるので、いろんな長さの作品があって良いと思うが。
アニメは実写作品より時間当たりの情報密度が高いので、1時間作品は毎週テレビで見るにはちょっとダレやすいと思う。
OVAとかで、数ヶ月に1本くらいの感じだったら、1時間くらいはあると嬉しいけどね。
>>90
いや、これは俺の感覚とはかなり違う意見だな。
日本全体、一般の仕事に就いてる人達の雰囲気としては、実際あなたの仰るような、
女性は無理して稼ぐ必要が無いから出世願望が低いみたいな雰囲気があるのかもしれないが
アニメ業界で生き残ってる人達からはそういう雰囲気は感じない。
たとえば上でも言ったとおり、色彩設計とか、美術監督、あとは編集とかは、たぶん女性のほうが男性より多いんだよね。
これらは各セクションの頂上に位置する役職なので、男性を蹴落として女性が上り詰めてるケースのほうが多いってことは、
女性が男性よりも出世願望が低いとか、活躍してないって分析はそもそも間違いだと思う。
上で指摘された通り、演出家や監督になる女性は確かに少なくて、男性比率が高いのは体感通りなんだが
これは結局のところどのセクションを志向するか、どんな役職でアニメに携わりたいかの好みの差であって、
稼ぎがどうとか、出世がどうとかとは関係無いと思うよ。
そこらの演出家よりも、よっぽど色彩設計とか美術監督のほうが稼いでたりもするし、
逆に言うと生活の全てをなげうって仕事に捧げないと務まらない役職だしね。
まあただ、確かに「子育てのため」に一時リタイアする女性はよく見かける。
最終的に仕事よりも子供を取るという選択をしたってことだから、それを持って『出世願望が無い』と言えなくはないのかもしれないが
でもそういう人達の多くは、子供が育ってきたら現場復帰するからね。
そしてそういう子持ちの女性も、そこらの男性よりもバリバリに働いて出世してるのを見てるので
やはりアニメ業界においては女性は「パート程度でいい」みたいな考え方の人は居ない(生き残ってない)というのが実態だと思う。
たぶんあなたの思ってるよりアニメ業界ってめっちゃ実力社会でサバイバルなのよ
腰掛けバイト程度のノリでメインスタッフには入れないよ
私生活と人生の全てをアニメ優先に出来るアニメサイボーグだけがOPに名前載せられるんよ
一般のアルバイトとは全く感覚が違うと思う。
URLを失念していました。
https://www.menuguildsystem.com/animator-of-second-season-mushokutensei-anime-confesses-having-had-unpaid-wages/
こちらがニュース記事になります。
通常あり得ない。
あのLO自体が使い物になるならない関係なく、上がりが来ている以上は単価は支払われる。
ではなぜああいう書き込みがあったのかの補助線として知っておいて欲しいんだが
日本のスタジオは、倒産でもしない限り不払いなどは聞かないんだが
そもそもあの中国人アニメーター自身がスタジオバインドは関係無いと言っていた通り、
おそらくトラブルが起きたのは、中国側の下請けスタジオ、ないし中抜きコーディネーター的な存在との間の話だと思われる
中国現地の下請け・孫請けの企業の中には、日本人の感覚からすると倫理観がぶっ壊れてる会社があるので、
何らかのトラブルがそこで発生した可能性がある。
というのが一点と、もう一つ重要なこととして
当然、支払いなどについての疑義がある場合は、まずは直接会社と話し合って、穏便な解決を模索するのが普通の社会人だと思う。
それを、作品やバインドに迷惑を掛けるような形でセンセーショナルな言い方でツイートしてる時点で
あのアニメーターさん自身に社会常識が足りてないか、少なくともトラブルメーカー気質な人であることが判ってしまう。
定期的に会社と揉めたことをツイートしてプチ炎上するアニメーターの話はあるので
俺もいくつかの例を内部から知ってるんだが
まあ9割方アニメーター側がやべーヤツで、どう考えてもそいつ個人の責任で話がこじれたのを
自分に都合の悪い話を黙ったまま、言いたい放題ツイートして炎上させる…みたいになってるケースがほとんどなんだよね。
たとえば今回に似たようなケースであれば
・上がりに対してリテイク(修正指示)が出る
・それをアニメーター側が拒否(仕事放棄)。「単価も要らないです、まき直してください」と本人が言って降板
・しかし完成後に「なぜ支払わないんだ!」と怒鳴り込んでくる
みたいな、自分が原因で揉めて、自分から降板する、ギャラ不要と言ったのに
しばらくたって、自分によって都合の悪い部分だけ完全に忘れてクレームつけてくるやべー人って本当に居るのよ。
そういう人ほど沸点低いから、事実確認もろくにせず、「不当に降板させられた」「ギャラを貰えてない」って軽率にツイッターに書く。
中には自分が請求書を出し忘れていただけなのに「振り込まれるはずのギャラが入ってない」ってツイッターで大騒ぎして問題になった人も居たし…。
だからまあツイッターでこういうこと書く人の話は、基本的に話半分で聞いといたほうが良いよ。
もちろん中には本当に正当な理由でトラブルに巻き込まれちゃってる人も居るかもだけど、前述の通り9割はヤベー奴が勝手に騒いでるだけなので…。
なるほどです。
snsなどで見る、給料未払いなどはやはり、大げさに取り上げられているだけなんですね。
読んでいて時折、ん、この投稿文おかしくね? と疑問に思うことがあったので、謎が解けてすっきりしました。
丁寧な回答ありがとうございます。
非常に勉強になりました。
話題は変わってしまうのですが、あのレイアウト自体は技術的には問題のないレベルなのでしょうか?
よろしければ、あのレイアウトに関しての意見もうかがいたいです。
ツイートに貼られていたgifだけではちょっとなんとも判断しがたい部分がある
おそらく作業者の技量としては最低限の力量は備えてるのはわかる
動きのキレや画力自体は十分合格点だと思う。
しかし同時に、あのgifの素材しか送られてきてないのであれば、
ちょっとラフすぎて印象は悪いだろうなという点と、
素材構成やシート打ち、原図などに問題がありそうだな、何らかの修正が必要そうだなという感想も正直抱いた。
ただ、実際のカット素材を確認したわけではないので、gifに反映されてないところできちっと補足が入っているなら問題無い。
また、あのレベルの素材で即クビとか、単価支払う必要無しという判断までには普通はならないと思う。
(劇場作品とかでは雑すぎるとクビになる可能性あるけど、テレビだしね)
意外と思い浮かばんなぁ…
実力はそこそこだけど、人当たりが良くて業界で長く仕事してる人ってだけならたくさん居るんだけど
「芸人」枠化するような人はあんまり居ないかも。
同世代から弄られたり愛されたりするような人は居るんだけど、あくまでその世代の中だけでの話だね。
ちなみに制作部にはけっこうその手のタイプが居て、偉い人だけど弄られ役もこなすタイプとかも居る。
いろいろ条件が違うから、そもそも野球選手と同じ土俵で比較するのは難しいんだが、
俗に言う、ピーキーな性能の人って意味なら居るね。
作品によっては一流のパフォーマンスを発揮して重宝されるんだけど、
余所の現場に行くとクソ原画マン扱いって感じの人はぜんぜん居る。
もちろんどんな現場でも一定のペースで仕事できるオールラウンドプレーヤーのほうが価値は高いんだけど、そういう人ばかりではないので
特定の条件化でしか能力が出せないピーキーな性能の人を、
いかに有効活用できるかが制作会社の腕の見せ所かもしれないね。
横レス失礼。
当たり外れとは異なるかもしれませんが、兄成氏なんかは正にピーキーな性能という気がします。監督目線だとどうなのでしょう?
質問させていただいた者です、なるほどです
非常に勉強になりました。
5ch時代のころから時折書き込んでいる者ですが
改めてにはなりますが、好奇心からの質問にここまで、しっかりと答えてくださって本当にありがとうございます。
兄成氏の場合は、ピーキーな性能の人という点ではその通りなんだけど
本人がそれに自覚的というか、仕事の選び方自体でそれをコントロールしてるからなぁ
そこは試合次第で荒れたりする藤浪と違って、
兄成氏の場合はそもそも自分の気に入った対戦相手としか試合しないみたいなスタンスを貫いてるので
その代わりに、いざ試合すると決めたらきちっと結果を出していく感じだし
あの芸風を周囲もよく判ってる上で仕事を依頼するわけなので、
ある意味「打率」自体はめちゃくちゃ高い、安定感のあるクリエイターではあるよね。
言い換えるなら、ギャンブル的に投入してみて、結果が荒れるタイプの人では無いので、
頼んだ時点である程度結果も見えるというか、ある意味安心して任せられるという感じ。
>>103
かつてボンズやAICから、
今は懐かしいキンタマウイルスの被害に遭って、実際に流出したことがあるよね。
特にボンズのやつはかなり酷い言葉で赤裸々に評価が書かれてて当時大きく話題になった記憶がある。
どうなるかと言われれば、問題にはなるけれども、まあそこまでだよねー。
個々人で裏で謝罪や賠償といったことが行われたのかもしれないけど、表沙汰にはなってないし。
意外と何も起きないのかもしれないね。
>>104
あーどうなんだろ
俺自身は監督や演出の立場として参加するわけなので、もちろん声優さんと軽く挨拶したりとかはするけど、
あとはやっぱり直接お世話になったプロデューサー陣や、現場スタッフ達への挨拶をしたりするので
声優さん達が打ち上げ会場でどういうムーブでいるかそこまでちゃんと観察したことは無いんだよなー。
たぶんまずはメーカープロデューサー、あとは居れば音響監督あたりにはマストで挨拶して、
その次にアニP、ついでに監督や音響制作って感じだと思うわ
そんな感じで、音響会場に居る人達へはとりあえず挨拶するんじゃないかな
逆に音響会場に行かない映像側のスタッフとかは
声優さん達からすればそもそもどんな立場の誰なのか全く判らないと思うので
声優さん側から挨拶に行くことは無いと思う。
>>105
いえいえ、なんでも答えますんでどしどしご質問ください
かもねぇ
でも今だと荻窪~阿佐ヶ谷のほうが危ないだろうな
荻窪はもともとアニメ会社多かったけど、この5年で西武線沿いにあったような会社まで全部集まってきてすごいことになってる
三鷹は最寄りって意味ならブレベ、タツノコ、IGくらいだからね。
とかありますか?
何でそんなにアニメ会社集まっているんですか
普段から違う会社間で一緒に飲みに行ったり交流してたりもしますか
ないないw
一般の人が顔の判る監督なんて押井さん富野さんレベルだけじゃないかな
声優と違って監督は裏方ですよ
>>110
実際、荻窪という立地はすごく絶妙で…
そもそもアニメ業界のお客様(製作委員会の会社)って、まあ普通に山手線内、
もっというとテレビ局の周りにあるのが普通なんだよね。
ただ、アニメスタジオ自体は、作画机などをずらっと並べないといけないとかでスペース効率が悪めなのと、
給料安めの人が通う(笑)必要があるんで、できるだけ家賃安いところが良いわけですよ。
あと、今でこそ減りつつあるけど、制作進行といえば進行車に乗ってアニメーターの家まで回収に行くなんてことも多いので
自動車を駐めるスペースがあるかも重要だったりする。
都心のクライアントの皆様が中央線や丸ノ内線で来やすい立地で、
ギリギリ家賃的に許せる範囲…ってののバランスを取ると荻窪あたりがちょうど良いんだよね。
これがもうちょっと西のほうにいってしまうと、家賃は安くて良いんだけど、
街自体がベッドタウンになってしまって広いオフィスビル自体があんまり無かったりするんだよ。
荻窪はもともとオフィスビルの供給が多い街なので、よさげな物件が出やすいってのもあると思う。
昔はもうちょい田舎の練馬区のほうがスタジオ多かったと思うんだけど、
制作費がちょっと良くなってきて、家賃払えるようになった関係で、
ちょっと家賃は高いけどアクセスの良い杉並区に民族大移動が起こってるんじゃないかな。
なのでいまは、荻窪駅徒歩圏内だけでぱっと思い浮かぶ限りでも、
ライデン、MAPPA、サンライズ・BNP、シャフト、ジェノ、バインド、ホワイトフォックス、KAI等々
名だたる元請けが本部スタジオを構えてるし、クローバー荻窪stなどの分室系や、下請けのスタジオを含めればもっとたくさんある。
そういったスタジオに誘引されるような形で、
編集室など関連業種も荻窪にスタジオを構えるケースが増えていて、
イマジカやキューテックといった大手のポスプロ会社が荻窪にスタジオを持っているので、
ますます荻窪の利便性が上がってるんだよね。
なので、いま荻窪が地震で壊滅したらそれだけで日本のアニメ業界は終わるねw
交流というとあれだけど、
近場のスタジオに居る知り合いと飲みに行ったりとかはよくするね。
俺自身は参加してないけどスタジオ跨いだフットサルサークルとかもあって、業界内交流はあるっちゃある
意外とないものなんですな
「ねぇねぇ、あの人もしかして深夜アニメ何本も手掛けてる
○×監督じゃない!?」
「えー うっそー まじー!」
とかあったりするのかと勝手に思ってた…
まぁ下手にあんまり騒がれて業務に支障が出てもねw
練馬はアニメの街としても宣伝してるけど、実情は荻窪にみんな移動しつつあるのですね
まぁ、特に制作会社を支援しているというわけでもないのかな
逆に聞くけど、誰か一人でも深夜アニメの監督の顔判る?
俺もリアルで仕事上の付き合いがあった人は判るけど、そうでもなけりゃ誰もわかんないからなw
そもそもアニオタの大半が監督なんかまったく判らないか、ギリ名前聞いたことあるレベルでしか気にしてないだろうしね
>>113
そうなんだよねー
練馬区のほうが『アニメの街』みたいに喧伝してるんだけど、
実際はどんどんスタジオが区外に流出している状態なんだよね
もちろんまだ練馬区に本店残ってるアニメスタジオもあるんだけど
今年移転したJFKとか、BLADEとか、ボンズ、雲雀、あとはBridgeとかそのあたり?
どう考えても杉並区の会社より1段小さいとこばっかになってしまった
サンライズやシャフトが荻窪移転したのは大きかったな
アニメ業界は政治力無いから目立った支援とかはどこの自治体からも得られてないと思う。
>>114
居るんじゃない
軽く挨拶くらいなら出来るし。
別の人やが、雨宮さんしか知らないかも、
ファンからお菓子がスタジオに届いたりすることはありますか?
宮崎駿や押井守ぐらい色んなメディアに出て名前は当然ながら顔もよく見る監督なんて殆どいないよね
それ以外だと新海誠や細田守みたいに映画で人気出ている監督だとそこそこ見かけるしググるとすぐ顔もわかるけど覚えてるって程じゃないからなぁ
一人か二人くらいならギリかなw
そういや、1カット目で番宣について語って頂いたけど
やはり作品の顔は、どうしても制作陣ではなく声優陣になってしまうな…
ドラマの場合も似た様なもんだし
ところで、下品な質問で大変恐縮なんだけどアニメを元にした
パロディAVって、同人誌と同様に事実上野放し状態なの?
自分達が手掛けたアニメ作品が、勝手にAV化されたら発狂しそうな気が
するんだけど
>お菓子
ほぼ無い。絶対に無いとは言い切れないけど…。
まあ、お気持ちは基本ファンレターの形で送って貰うのがお互い助かりますね。
>>117
新海・細田レベルで、ようやく業界マニアと呼ばれるレベルのオタクがギリギリ判るレベルって感じじゃないか
それよりも無名の凡百の監督なんかただの一般人と変わらんですわ
>>118
まあそこはお仕事の役職分担てところですからね
プロモーションの顔を声優が引き受けてくれるからこそ裏方は裏方に徹することが出来るんで。
>パロディAV
委員会というか、ステークホルダーがどう思ってるかは知らんけど
別に現場スタッフの感覚からするとお好きにどうぞって感じだけどね。
AVなんてしょせん人間のAV女優・男優が演じてるわけで
アニメキャラとは似ても似つかぬコスプレビデオなわけじゃん
アニメ本体とはもう全く別のコンテンツなので、関係作品とすら思わないので、お好きにやっていただければいいと思いますよ
(逆に低クオリティのコスプレAVなんて、あんなん買うヤツはあれで良いのか?と疑問には思うが)
アニメ本体への近さでいえばよっぽど二次元の同人のほうがヤバいとは思うが
まあそれも好き者同士で勝手にやる分にはいいと思うしね。
むしろ、ある程度アニメや原作へのリスペクトを感じられる内容なら気にならないんだが
二次元の同人を含めて、リスペクトの全く無い、ただ見た目を似せただけのイナゴ便乗商品のほうが不快度は高いね。
ただそれも作ってる側への怒りとかは感じない。ある意味需要に応えてるだけとも言えるし。
そんな雑な作りのもん買っちゃう消費者のほうがよっぽど悪いと思うので、そっちに怒りを感じる。
こっちの食い扶持に直接影響するので、これはアウトだね
ただ、中華やロシアとかのドメインで運営されてるような違法サイトを全部ブロックするってのはどうしても現実的じゃないので
きちんと公式側が使いやすくてお得な視聴手段を用意することでしか対抗出来ないという現実がある
まさに違法アニメサイトだったクランチロールが公式側に鞍替えして大成功を収めてるのは
もっと話題になっても良いのかもしれないね。
「人は右手から来る者は心臓から遠いので好意的に見る」
って説そのものの信憑性がわからん
修正前の絵の方がいいと感じることもあるんですが
(絵は綺麗かもしれないけどポーズや表情が硬かったり)
あれはどういう基準で決められてるんでしょうか
また 以前編集の話が出てましたが
円盤にする時に編集を修正する場合もありますか
テロップを入れた時の画面のバランスなどは一切考慮せず制作していて、やはり単体の映像作品としてはノンクレジットで見てもらいたいのでしょうか?(石浜さんのようなものは別ですが)
この件については以前も書いた記憶がうっすらあるんだけど、
俺自身も、富野さん理論でいうところの
画面左側(下手側)が下座、弱い立場 ←→ 画面右側(上手側)が上座、強い立場
ってのは信じてないというか、少なくとも”原則”ではないと思う。
心臓から遠いからどうのなんて論はこじつけでしかないと思うし、
右左どちらに威圧感を感じるかなんて、俺自身は差を感じたことも無いし、あるとしても人それぞれだと思う。
なので信憑性という言い方をするなら”嘘”と考えて貰っても良いというのが俺の考えだな。
じゃあ上手下手論が全く不要かというとそうではなく、
”原則”ではないとしても、”作法”としては知っておいた方が良いというのが俺の意見。
右左はどっちでも良いんだけど、少なくとも作品の中ではどちらが立場的に上の方向なのかは決めておいて統一したほうが良いし
もっと言うと、『話が進行する方向』が右左どっちなのかは決めて統一すべきだね。
これは見やすさや話の流れの理解に影響がある。
そして、右左どっちでも良いならば…
アニメーター達は日本人の平均に漏れず右利きの人が多いので、キャラの顔って左向きになってる(下手側を向いている)ほうが
良い絵が描けるんだよね。
そのため主人公が話を進めるときは下手側を向いているほうが良いし、
より立場が上位のキャラが立ち塞がるときにはそいつが下手側を向いてるほうが良い。
よってそのシーンの主導権を握ってるキャラが下手側を向いているように設計できたほうが、結果的に画面が良くなる可能性が高くなる…という考えで俺は演出してる。
まあいずれにしても、絶対こっち向きでないといけないというようなものではなく
「部屋に入るとき何回ノックしたら良いか」みたいな、マナーや作法として向きを統一しましょうねって程度のものだと思ってくれたほうが良い気がするね。
舞台演劇とかだともう少し強固な作法があるのかも。
そもそもアニメって、通常は本放送の前の段階で、
いったん最初に映像が完成してから、どんなアニメも大量に(数百項目以上は)修正を加えて、
ブラッシュアップしてから放送にかけてるんだよね
ただし、放送まで時間が足りない場合は、その何百項目もある修正をすべて終わらせるのが状況的に間に合わないケースもある。
意外と知られてないことかもしれないが、
円盤修正って、円盤を発売するときにあらためてどこを修正し直すか検討しているケースは少なくて、
この『本放送時に本来は修正しようとしていたが間に合わなかった』ものを
きちんと直し終わらせて円盤に収録する…というものが多いと思う。
もちろん本放送後に、気付いてなかったミスが発覚してそれを追加修正することはあるんだが、
色ミスとか、素材バレ(はじっこが見切れてたりするやつ)とかのテクニカル系がほとんど。
大きな作画の修正や、全体の色味など演出意図に絡むような修正は、円盤の時にあらためて判断しているというよりは
本放送時から直そうとしてたけど間に合わなかったモノ…というのが過半だと思う。
なので、円盤で修正されているものは、
制作側としては出来れば最初から放送に乗っけたくなかったもの…という可能性が高いことをまずご承知おき頂きたい。
ただし、いずれの段階においても、必ず万人にとって修正後のほうがよいとは限らないのはご指摘の通りで、
単に世に出ないから視聴者が知らないだけで、
別にこの絵でいいじゃん…っていうものを、それでも上書き修正してしまうケースってのは多々あるんだよね。
何が良い状態なのか、どんな絵なら修正が必要かというのは本当に人それぞれ判断が違う。
ただし関係者はみな修正を発出する権限を持っていて、特に
・メーカー(クライアント、製作委員会P)
・監督
・キャラデ総作監
あたりは大きな発言力を持ってそれぞれ好き放題修正を要求するので、
演出面の判断は監督が、絵に関する判断は総作監に集約してそこで修正をするしない含めジャッジされるケースが多いんだが、
やはり複数の人達の意図が絡むので、それがお客さんの印象と違う可能性はあるよね。
>修正前の絵の方がいいと感じることもある
とのことで、俺もそういう経験多々してきているんだが、
それでも「修正後のほうがよい」と思っている人も居るから修正されているのよ。
そこは明確な基準や指針があるわけではなく、いろんな人の思惑や好みの影響の結果が、収録されている映像なのだと思って欲しい。
編集についてだけれども
編集を修正することは工程上無い。
厳密に説明するといろいろ長くなるのでイメージしやすいようにデフォルメして語りますね。
実はクリエイティブな判断をする、一般にイメージする「編集」という工程は「オフライン編集」と呼ばれていて
これを本放送版の最終納品のタイミングで、「オンライン編集」という作業のため、
オンライン専用の編集スタジオに持ち込んで組み立て直してるんだよね。
このオンライン編集においては、基本的には映像の尺を弄ったりするのはやらないのが大原則。
(一応、機材的に出来る出来ないの話だけでいえば出来るんだけどね)
また、オンラインからオフラインに逆流することも出来ないようになっている。
また、音データに関しては、「オフライン編集」がFIXしたタイミングでそれに合わせて、
映像の制作とは全く別系統で「ダビング」という作業を行って完成させてしまってるのよ。
なので、もし編集をいじるとなると、
オフライン編集から音響・オンラインに至るまで後ろの全ての工程をやり直しさせることになって、
あちこちのスタジオや技術者を巻き込んで、莫大な手間と予算がかかることになる。
そういう事情から、編集に関しては逆流は不可。
後から直したい部分があっても諦めるしかないですね。
カットの長さという意味での編集に影響の無い範囲で、
音ズレ・口パクズレの微調整をオンライン編集工程で実施することは実はある。
ただまあこれは質問者さんの聞きたい「編集の修正」では無いと思う。
わかる~~!!!!
人によっても違うだろうけど、
俺自身もOPやEDを演出する場合は、やっぱりテロップが入る場所を想定して余白を作ったりするので
画面としてはテロップが入ってはじめて完成系って感覚なんだよね
なのでノンテロップ版って、まだ中間素材、未完成って感じ。
せっかくならノンテロップ版ではなく、普通にテロップありでyoutubeにUPしてほしいって俺も思います。
余談だけど
90年代前半くらいまでのアニメだと、番組によっては
無遠慮に画面のど真ん中にでっかいテロップがバーンと出るものもあって
さすがに絵の邪魔だなって思うものもあるんだよね
その当時の作品なら、確かにノンテロップ版を見たいという需要があったのはわからなくはない
ただ、地デジ化以降の作品でそういうケースは無いと思うし
テロップ自体の出し方を凝ってる作品も多いので、テロップありで見たいよねー。
テロップ込みの演出ではない場合、出すタイミングとか配置は担当者が決めて演出や監督がチェックする流れ?
かなり書ける方なのかなとは思ったんですけど、ラフっぽい絵柄なこともあって、素人目には実力的なものが判断つかなくて……
倍率なのか実力ラインなのかどうなんだろうってちょっと気になってしまって(気になっちゃいけないと思いつつ……w)
たまに「テレビに載せられないレベルの上がり~」というの聞くけど、それよりは上で挙げた方の方が描けるんじゃ?とも思ったんですよね……
いろいろ複雑なんですかね
割と淡白なんですね
あんま下手に騒いで、世間にそんなAVの存在が知れ渡ったら薮蛇なんでしょうが…w
ただ某国民的鬼退治アニメを元ネタにした作品は、確かにリスペクトを感じ
させ、一定の評価があるみたいですな
個人的にパチはやった事ないんで詳しくないけど、過去の話題作とかの
企画や権利の関係ってどうなってるんだろ?
なるほどありがとう
心臓かた遠い云々は少なくとも科学的な根拠はなくて経験則だろうね
俺はアニメじゃなく漫画描いてるけど
「マスターショット」や「映像技法のリテラシー」
「映像クリエイターにための完全独学バイブル」や
「ストーリーボードで学ぶストーリーの組み立て方」など理論書を読むのが趣味
まあ読むだけじゃ身につかないが
プロの映像見て分析したり現に作ったりしないとダメ
いい質問すね
実はテロップは「オンライン編集」で入れるものなんすよ。
アニメ業界用語として「ビデオ編集」あるいは「V編」と呼ばれることもある。
まず標準工程というか、一番お手軽なやり方として、
フォントや出すタイミングも含めて、このオンライン編集のオペレーターさんにお任せというパターンがある。
オペレーターさんも手慣れたもので、完全お任せであっても
きちんと映像の雰囲気などを考慮した出し方をある程度やってくれるし、
ちょっとした特殊効果(文字が滲みながら出たり、グリッチを起こしながら出たり…みたいなやつ)も場合によってはアドリブでやってくれる。
この場合、監督や演出家も一応チェックする機会を希望すれば貰えるんだけど、
あんまり細かく修正をしないというのが前提になる。(もともとお任せコースなので)
ここから先はどのくらい拘るか次第なんだけど、
OPについては細かく拘ることが許されているので、
演出家が、いや文字の出方にもっと拘りたい、お任せは嫌だ!となれば、
まずはフォントを指定したり、タイミングを指定したり…と細かい指示を出して、オンライン編集のオペレーターさんに入力してもらうケースがある。
さらに近年増えたけど、単なる文字じゃなくて、
特殊なデザイン込みのクレジットにしたりとか、アニメーションしながら出現したりとかの特殊な内容にしたければ、
これはもうオンライン編集で対応するのは難しいので、
あらかじめモーショングラフィックスを担当する専門業者に発注して、
オンライン編集よりも前の工程で、素材自体にクレジットを焼き込んだ状態で作る必要があるけど、編集で作るよりは断然リッチになる。
OPは毎回内容が変わらないので上記のように拘って作ることも多いんだけど、
EDについては、当然ながら、その話数の参加スタッフを記入しなきゃいけないので、毎回内容を更新しなきゃいけない。
その更新作業はオンライン編集のオペレーターさんが作業することになってるのと、
毎回、クライアント(委員会)と制作側プロデューサーの両者がオンライン編集会場で立ち会って
クレジットに間違いが無いか確認する儀式みたいなのがあったりもするので、
そういう都合で、EDについてはほぼ全ての番組でオンライン編集でクレジットを挿入してるし、
基本的には出し方も含めオンライン編集のオペレーターさんにお任せするという流れになってる。
ちなみに、誰をどんな肩書きでどんな順番で表示するか…というのは
関係各所(委員会や音響、下請け会社等々)や、自社の制作進行から
それぞれ関わった関係者のリストを提出してもらって、
最終的に制作プロデューサーが取りまとめてExcelファイルにする。
それをオンライン編集さんに送るって流れ。
俺も見たよ、不採用通知UPしてた人だよね。
あの人上げてる絵自体はぜんぜん上手いので、あれを信用するなら多くの会社で採用ラインには十分乗っかると思う。
ただ、アニメ会社の新人採用って
まだアニメーターとしては卵の人材を、ゼロからきちんと教育して育てていくために実施してるものなのよ
なので、周囲の若い新卒の子たちと一緒にやっていけるかや、指導役の動検や先輩に素直に従えるタイプかどうか、
変な我を通さず、振られた仕事をきっちりスケジュール通り終わらせられるタイプか…のほうがよっぽど重要なんだよね。
その点で、Twitterに上げてた彼はプロフ欄信じるなら80年代生まれって話なので、
場合によってはその会社の指導役よりも年上となると、正直ちょっと扱いずらいので嫌だなと思われたり、
やっぱ実際にその年齢になってからアニメ業界に転職しようとする人って、なんかすっげー性格変だったり、問題行動の多い人が居るので、
その時点で警戒されて落とされるってのがあると思う。
俺自身も某社で面接する立場だった時期があって、30代の新人希望の人とか面接したけど、
やっぱ変な人ばっかりで、結局ほとんど20代の新卒・第二新卒しか採らんかったんだよね。
それと関連するのかもだけど、
すでにある程度描けるせいで、むしろ俺は描けるんだって自負が良くも悪くも生まれちゃってる雰囲気もある。
(あくまでTwitter読んだ印象からなのでもちろん実際にどうなのかはわからないけど)
でも、いくら自分の価値観で『描けてる』と思っていても、プロの現場ではまったく別の基準で
仕事上の素材としてルールを守れてるかとか、そういう観点から厳しい指摘が入るのは日常茶飯事なわけですよ。
そうなると、むしろ「俺は描けてるんだ」って思ってるプライド高い人のほうが
他人からの指摘で機嫌を損ねて、結果的に仕事として続けられない…ってケースもある。
なので、プライドが高すぎる人や、SNSで問題起こしそうなタイプの人だと判断されれば、どんなに上手くても不採用となることはある。
一人前のフリーランスであれば、
この現場合いませんねとなればそこでサヨナラバイバイでOKなので
性格や経歴は別に気にせず、実力主義で仕事を依頼するだけなんだけど、
きちんと『採用』としてその会社で教育して貰うとなると話はまったく変わってくる。
会社側としてもおいそれと放り出すわけにもいかないし、
ちゃんと会社で上手くやれて、続きそうな子を採らないといけないわけですよ。
てかさ、それでいうと
いくら相手の会社名隠してるとはいえ、不採用通知届いて即SNSにUPしちゃう時点で
なんかもう既にヤバそうな匂いがプンプン出ちゃってるのよ
別にそれ自体で訴えられることは無いよ。無いけれども…
ただああなんかこいつ口軽そうだなって俺も思うもん。
こういうことしちゃうヤツ採れるわけないじゃん。
そういう部分が見透かされての不合格なんじゃない?って思うよ。
パロディAV程度、そもそも公式が反応してやるほどのクオリティに達して無いのよ。
鬼滅パロAVも、あの程度、別に公式と勘違いされることは一生無いでしょ。
本当に公式と勘違いされるレベルでハイクオリティなものが出てきたらさすがにマズいってなるかもしれないけどね。
>>132
過去作品の権利(版権)はすべて『製作委員会』が持ってる。
そのための委員会ですよ。
パチスロ化する場合、機種の開発は当然パチンコ台メーカーが行うわけだけど
委員会が許可すれば、委員会が権利を保有してる著作物(過去作品の映像などの素材)は使用OKになる。
それを組み合わせるだけでお手軽に開発しちゃうこともあるけど、
新作映像を作りたい場合はあらためてパチメーカーからアニメ会社に映像の制作を発注することになる。
これは別に元のアニメを作ったスタジオに発注する必要は無くて、
全く別のスタジオ・スタッフに発注することもあるよ。
この場合も、旧作の設定資料などは委員会が使用権を保有してるので、
委員会が許可さえ出せば、新しいスタジオで旧作の資料をそのまま流用して制作することが可能。
パチスロ側の映像を作ったスタッフやスタジオは秘匿される(口外禁止)ので、
一般のお客さんが、新作映像を誰が作ったのか知る方法は無いと思う。
パチスロ映像ばっかりやってるようなスタジオも実は存在してる。
(こういう案件は実績としてカウントされないというデメリットがスタッフ側にあるので、その分ギャラは割高になっている)
『作法』と『理論』は混同されて語られがちなんだが実は微妙に違っていて
映像理論とされてるもののうち多くが所謂「作法」に過ぎないと俺は思っている
たとえば超基礎的なイマジナリーラインについてだって
実際に実験してみたら、言われてるほど位置関係の理解に影響が無かったという結果が出た…なんて話もある
(『アニメーションとライフサイクルの心理学』横田正夫 に詳しい)
しかしイマジナリーラインすら『作法』にすぎないとしたら、じゃあ科学的な根拠のある理論なんて映像表現に存在するのか?なんてことも思っちゃうね。
まあそれはともかく理論書を読むのは俺も好き
とはいえ演出力を向上するには仰るとおり自分でやってみないことには難しいね。
>>134
進撃の巨人の立役者で、立体機動はもうこの人ありきで作られたといってもいい
ああいうカメラ含めてダイナミックに動かすのを得意とするアクションアニメーター
フリーランスであれば、
この現場合いませんねとなればそこでサヨナラバイバイでOKなので
性格や経歴は別に気にせず、実力主義で仕事を依頼するだけなんだけど
この話を聞いて思ったのが
りょーちもさんや、山下さんが、出てきて以降
ブログに始まり、最近ではTwitter等で才能がある人を、拾い上げるパターンが増えていますよね。
場合によっては、例のごとくサヨナラバイバイになるのでしょうが
しっかり業界に居つき、実力が認められた方で、最年少と最年長はどれくらいなんでしょうか?
いろんな人がいるから、高校生くらいから仕事してる人もいるし、30代40代でアニメーターに転向して残ってる人も居るとは思うよ。
まず前提知識として
世間にはちゃんとイメージが伝わってないと思うんで改めて整理するんだけど
アニメーターって、自分の腕一本で飯を食う稼業なので、自称すれば今日からアニメーターなんだよね。
なのでアニメーターになるといっても、いろんな入り口があって
・表(正規)ルート
きちんと各スタジオの採用試験をパスして、
各スタジオにある動画部(実質的には、新隊員教育部門)というところに所属し、
厳しい教官(動画検査)の元でゼロからきちんと2~3年の教育課程を経て一人前に上がるルート
・裏口ルート
正規の教育を受けてないにもかかわらず、業界人の知り合いから仕事を斡旋して貰ったり、
場合によってはTwitterなどで『仕事募集』などと書くことで野良仕事を拾って経験を積んで、業界に潜り込むルート
(しばしばSNSでベテランから苦言を呈されてるルート)
こんだけ違うんだよね。
これだけだと正規ルートのほうが良さそうに見えると思うんだが
さんざん昔から言われてる通り、新人教育期間はギャラが安く長時間労働になるためそれなりに過酷なんだよね。
で、裏口ルートから入ったモグリの人達は初っぱなからすでに一人前のアニメーター扱いなので
同年代の裏口アニメーター達が好きに仕事を選んで自由な時間に仕事して、しかもギャラも一人前扱いで貰えてる…という情報が入ってきちゃう。
それで羨ましくなって、腕に自信がある(一人でやっていける自信がある)ヤツほど正規ルートをドロップアウトして、
裏ルートに転向しちゃうようなアニメーターも多いんだわ。
で、まあそのへんの事情を汲みした上で、
裏ルートと正規ルートの中間地点みたいな存在として、
web系なんかのアニメーターが個人弟子的なのを採って育てる…みたいなケースもある。
正規の動画部出身ほどびしっと教育されてるわけじゃないんだが、とはいえ師匠が序盤面倒を見ているので、
完全野放しの野良育ちよりはマシという感じ。
ただまあ、どのルートで入ろうが、実は違いがあるのは最初の5年くらいの話で
そこから先は最終的に本人の実力や努力、適正次第でどうとでものし上がれる。
現場でメイン張ってる人達に聞いても、本っ当に、人によって全く育ち方というか、出自がバラバラなんだよね。
さすがに中卒って人は若い人には居ないけど(おじいちゃんとかには居るけどそれは時代の関係だろうし)、
高卒でそのまま知り合い伝手に業界に潜り込んだような若手もぜんぜん居るし、
逆にいったん社会人やってから夢を追って業界に来る人もぜんぜん居るんだよね。
上のレスで80年代生まれを不採用の理由のひとつに挙げちゃったけど
別に30代でも入り方を選ばなければ業界入り自体は可能なはず。
(もちろん20代よりは厳しい勝負になるとは思うけど)
そうだよ
「いつどこで誰にとっても通用する正解」が一つあるわけじゃないんだから
理論は作法に過ぎない
たとえば三幕構成はあらゆるエンタメ映画に共通する構造で下手に破ってもつまらなくなるが
かと言え無視すべき場面もないわけじゃない
たとえばヒーローズジャーニーでは「主人公が旅に出るのを躊躇する」場面が必要とされるが
ドラクエは無視してる
プレイヤーが主人公になったつもりになれるように主人公の個性を消してしゃべらせないように
してるのがドラクエなんだが、プレイヤーが躊躇してないのに主人公が躊躇したら興醒め
ドラクエに合わないから無視が正解
ありがとうございます。一か八か聞いたんですが、知ってたみたいで良かったです。
前のレス書いた時は『その人の実力』にフォーカスしてたんですけど、そもそもこの場合
『社員の採用』だった……
実力が1番求められる業界だから、不思議がってる人もいたし自分も失念してたけど、採用基準って実力だけじゃないの当たり前ですもんね。
特にアニメ業界って、ほかの業界に比べて指摘が当たり前というか「工程のひとつ」だけど、業界外を経験してる人からは、最初抵抗あってもおかしくないかもって思いました。
そういう意味でも、言い方は悪いかもだけど
それほど社会に出てなくて
「これはこういうものだ」っていうのが少ない人の方が素直に吸収しやすいだろうし、選ぶならたしかにそっちの方がいいのか……人にもよるだろうけども。
自分のスキルでやっていくし
年下と一緒になることがあって、かつ厳しい指摘があるとなると、プライド高いと無理ですね
少しツイート見直してきただけだけど、
ちょっと「新人としてやっていくには、良くない方のプライドの高さ(自分を既に素人だと思ってない感じがする)」
と思って納得してしまいました。
確かに長々と考えなくても、あのツイートの時点でですよね……
違う人だったら申し訳ないですが、多分その人s楽出身の方ですよ。そして、リプ欄の会話を見るにk社への移籍を試みたのかと(監督が言われてる通り、不採用通知をあげちゃうのは···という感じだけど)
点3つがハテナに化けてたので訂正
>>144
遡ってみたら、
1度経験が合って、会社の移籍希望?の人でしたね。これは早とちりでした。
やっぱりそれ以外の基準だったのかな。紆余曲折あったっぽいので……
失礼、早とちりしてた
アスペルガー診断ついてて施設に入ってたみたいな経歴だけ見て業界未経験かと思ってたわ。
だとするとなおさら謎で
業界経験者であれば、そもそもこんな正面から履歴書送って受験なんてしないんですよ。
正面入り口からポートフォリオ用意して採用に応募するってのは、
これは経験者のために開いてる入り口ではなくて、あくまで新兵の教育隊のための入り口。
経験者ならわかるはずの勝手口のほうから入ってくれ、という風習になってるんですよ。
正社員希望だとしても、経験者ならばまずは知り合い伝手で潜り込んで信頼を得るのが先決で、
プロデューサーなど役職者から社員登用の約束をあらかじめ得ておくものなんだよね。
履歴書や面接などは求められても形だけ…ってやり方がセオリーなんだわ。
もちろん、プロデューサーなどから登用の確約を貰ってて、手続きとして応募してくれと言われてたのに、
不義理で不合格になったのだとしたら可哀想な話だが……
別に今回はそういう約束があったようには見えないので、だとするとちょっとやり方がおかしいんだよね。
このくらい描けるなら、今の時代、うまくやってればいろんな会社から好条件のオファーが殺到してても不思議ではないと思う。
すくなくとも、不採用と言われて嫌な気分を味わう必要なんてまったく無いのよ。
この人が生きるのが不器用な人なんだろうなというのはひしひしと伝わってくるよ…。
上から目線で恐縮だが
思い込みの激しい人なんだろうなというのもTwitter見てると伝わってくるので
こういうタイプの人を外野が救ってあげるのはかなり難しいんだよねー。
客観的なアドバイスより自分の思い込みを優先してしまうタイプだろうから。
アニメ業界に来る来ないは本人の自由としても、親しい人かがうまく誘導してあげて、なんとか上手に生きられるようにしてあげてほしいなと思いますね。
『アニメ業界は最悪な業界』みたいな言説があるけど
まず新人の環境が厳しいのは事実なので置いておくとして、
一定以上の経験者が、自分を軽く扱われるとか、うまくギャラが伸ばせないとか、
なかなか良い役職に登用してもらえない…といった不満がある場合って、
こういう業界にある暗黙の了解とか、不文律みたいなものを踏まえて
適切に立ち回れてるかどうかの影響が大きいんだよね。
たとえば袖の下を要求されたりとか、お偉いさんにおべっか使ったりみたいなことはしなくても十分出世できる、
めっちゃクリーンな業界だと思ってて、
そんな言うほど悪い業界じゃないと思うんだわ。
それでも個人主義の業界であることは間違いないので、最低限の立ち回りは自己責任でやらないといけない。
仮に社員に登用されたとしても同様で、作品の経歴は個人について回るので、
芸能人ほどではないにせよ、ある程度自己プロデュース能力が求められる。
それを放棄して、会社に仕事を用意させ続けたら、一生奴隷として飼い殺しにあっても文句は言えんのよ。
アニメーターという仕事のそういう側面が以外と世間で認知されてないのが問題なんだよなーと思う。
ヘイト発言したって話題になってアニメが中止になったことがあったんだけど、
あれ以来ラノベを原作にする際はリスク避けのために作者のツイッターの過去発言もチェックしてたりするようになってるのかな?
わざわざしないかそんなこと 一応どうなのか聞きたいので聞いとくわ
探偵雇って、虱潰しに過去発言全部チェックするってことまではしてないと思う。
ただ、企画成立の前に、まずプロデューサーのほうが
普段SNSでどういう書き込みしてるかざっとチェックしてるのはむしろ当然のことと思ってくれ。
作品自体の評判や売り上げが上々でも、作者がSNSで政治思想強めだったりするだけで
企画流れちゃったりすることはよくある話だよ。
そうでなくても二次創作系や18禁系は消してくれって話になったりとかもよくある話。
特に学生時代からアカウント変えてない原作者とかは要注意で、学生時代なんて何呟いてるかわからんから
一括で過去ツイート消してくれって話出たりもするっぽいし。
これ原作者を守るためってのも大きくて、学生時代に酔っ払って書いた何気ないツイートが
アニメ化で注目が集まったついでに炎上しちゃうとかってのを防がないといけないからね…。
しょうもないことで原作者のキャリアが壊れちゃいかねないので。
「二度目の人生を~」の件がきっかけというわけではなく、それ以前から気をつけなきゃ行けない地雷ポイント扱いだったとは思うんだが
あの件は完全に脇が甘かったよね。
プロデューサーがしっかりグリップしていかないとああいう事故になってしまう…。
ありがとう しっかりチェックはしてるのか
ちゃんとしたプロデューサーは座組を決める段階でそういうのも一通りリサーチしてると思うよ。
原作者だけでなく監督とかキャラデとかも見られてると思った方が良いね。
何年もかけて何億円も投じるプロジェクトを任せる人達なので、炎上すると損害が大きいからね。
俺の知ってるプロデューサー陣はある程度しっかりやってるイメージなんだが
それでも時折、脇の甘いプロデューサーが
変なヤツ起用して炎上するってのが起きるのが不思議なところ。
柳沼和良の反ユダヤ発言とか大問題になったけど
こんな普段から思想バリバリなやつ監督起用したらこうなるだろって、ある意味予想通りで、
起用したほうの神経がわからんかった
いくらなんでも監督期間中は大人しくなると思ったのかな…。
・以前脚本志望のレスにあったように演出家になるため必要なのは結局Pや監督等に気に入られることですか?
・制作進行業務中に演出の才能を認められるのはどんな場合ですか?聞かれてないのに制作がコメントや意見するのはありますか?
・WITとか演出塾を開いてますが参加者はどんな立場の人が多いですか?
演出志望の進行さんのインタビュー記事がとても良かったので気になり質問させていただきました
制作進行は「何にでもなれる仕事」A-1 Pictures 三澤さん【アニメ業界フレッシュマンレポートvol.2】 – ドキドーキ!
ttps://dokidouki.net/?p=1738
・演出家になるため必要なのは結局Pや監督等に気に入られることですか?
これは広い意味ではその通り。
ただ、「気に入られる」っていっても、いろいろ手段はある。
絵コンテを自主的に勉強して書いてきて、これを見てください!ってアピールする方法がいちばんセオリーで効果が高いんだが、
まずは普段の仕事をしっかりこなして、これだけ頑張ってる子にはチャンスを上げようって思われる…って方法もある。
「気に入られる」ために上におべっか使えという話ではぜんぜん無い。
いずれにしても、演出家になりたいんだという気持ちをどうやって周囲に認めさせるかってのが大事になってくる。
・制作進行業務中に演出の才能を認められるのはどんな場合か
結局、制作進行としての業務がしっかりこなせてるかどうかだね。
注意しなきゃいけないのは、演出家を気取って越権行為となる余計なコメントをしちゃうのはむしろ嫌がられる。
(俺自身も失敗経験あり)
なんでかというと、建設的な意見なら基本的に誰でも歓迎されるんだけど、
アニメにおける演出行為って、他のスタッフの意見を否定することに直結してたりもするのよ。
たとえば、アニメーターの上がりに対して「もっとこうしたほうがいい」って意見するってことは
つまり元のアニメーターが必死にいろいろ考えて提案してくれたことを否定するってことになる。
にもかかわらず、演出志望のペーペーの若造が「こうしたほうがいいと思います」みたいなのを気楽に言ってしまうと
否定された側はすごい嫌な気持ちになるし、反発を食らうんだわ。
こういうことを繰り返すようでは、演出はおろか制作進行としても務まらないという判断を周囲から食らってしまう。
これってすごくセンシティブな部分なので、あんまり口を差し挟むことに精を出すよりは、
制作進行のうちは演出家やアニメーター同士のやりとりや考えてることをじっと観察して、
じっと雌伏の時を過ごすほうが賢いと思う。
ただぼーっと見てるのではなく、もし自分が向こうの立場だったらどうするかを考えながら行動できれば、
自然と制作進行としての立ち回りも上手くなっていく。
実は制作進行って、素材をただ右から左に流してれば良いわけではなくて、
素材の中身の理解や、各工程に携わるさまざまな人の意図・気持ちの面を汲めるかどうかのスキルが必要。
演出家を目指すにしろプロデューサーを目指すにしろ必要な能力なので、
むしろ制作進行として優秀であることが次工程での能力を占う要素として重要なんだよね。
・WITとか演出塾を開いてますが参加者はどんな立場の人が多いですか?
WITの演出塾は関係者に話聞いたことがあって
基本的に社内の制作進行で演出志望の人向けっぽい感じだね。
サンライズやA-1でも同様に制作進行に演出の勉強をさせる取り組みは行われてるっぽい。
基本的には各社の重鎮監督を講師に据えて、各々が書いてきた絵コンテを添削するような感じが多いと思う。
三澤さんのインタビュー記事は本当に100点満点の模範解答って感じの記事だねw
本音でどう思ってるかはともかく超絶優等生な感じ。
この人は優秀なんだろうなとは思うけど、演出になってからどうのし上がるかは立ち回りのほうが大事だからなー。
パロAVに関しては、作る方も買う方も勝手にやってろ
というスタンスなんですな
パチに関しては、某少年と犬が最終回で天に召される伝説アニメの
シーンが、リーチだかフィーバーになる台があると知って、あんな
昔の作品の権利関係ってどうなってるのか疑問だったんでレスしました
しょーもない質問ですいませんでした……
漫画家に転身して成功する人いるの?
ぶっちゃけアニメより漫画のほうが儲かる
過去に似たような質問あった気がするけど、リテイクが予想以上に多くなって
予備費が足りなくなった場合って結局どうするんですか?
やはり下請けが被るとか?
逆に使う必要なかった場合は、普通に委員会に返却ですよね…
もう一つ、業界人の出身地ってどこか特定の県が多いとかあります?
都道府県別の特性とかもあるんだろうか…
なんだかんだで首都圏出身者が多数なんですかね
回答ありがとうございます
絵コンテを自主的に書いてきて見て下さい!が効果的だけでなく一番セオリーなことが心地よい驚きです
昨年のA-1作品ではEngageKissが一番好きだったので三澤さんも担当してたと知り今後も注目してきます
なるほど……そうなんですね。
うーん、ツテとか繋がりとかなくなってしまってたんですかね。
なんにせよ。実力はもったいない気もするけど『採用』だと仕方ないのかぁ
ありがとうごさいました
回答ありがとうございます。
なるほどV編、本編中のテロップとかを入れる工程って認識でした。EDとかも同じ扱いなんですね。
ていうか「オンライン編集」も「V編」も単語としては知ってましたが、同じ意味だったとは…
制作P=アニメーションP=ラインP(ですよね?)とかもですが、複数の言い方があるのはここに来なければ知ることなかっただろうなあ。
フランダースの犬については日本アニメーションって会社が権利を持っていて、
CMなどでも利用されてるように、現役で運用されてる
このように昔の作品は単独の会社が権利を保有してるケースが多くて
その会社が現役で許可を出せば今でも商品化が可能。
あなたもフランダースの犬でパチンコ作りたければ日本アニメーションの窓口に連絡すればいいと思うよ。
現代はその問い合わせ先が製作委員会になったという感じだね。
製作委員会が連絡付く限り、そこに問い合わせて使用料金などの契約をすれば使用可能。
(もちろんプロデューサーや原作者の意向でパチンコ化などが禁止になっている作品もあるので、問い合わせてみないと実際に許可が下りるかはわからないが)
ただ、古い作品だと、製作会社や製作委員会が、会社ごと潰れてたりして連絡不能になってるケースもある。
また、会社が分裂・独立したりして、権利元がよくわからなくなってる場合もある…w
そういう場合はもうどうしようもない。
もう二度と利用不能な作品として、人知れず息絶えてる作品ってのも多々あるよ。
権利周りは本当に複雑なので、古い作品で商売したければまずそこを洗い出すのになかなか手間がかかる。
アニメーターってのは数百人のスタッフで同じ作品を作る仕事で、
漫画家ってのは基本は一人で作品を作り上げる仕事だからね
たとえば熟練のオーケストラ奏者でも、ソロ歌手に転向して上手くいくかなんて想像も出来ないでしょ
仕事内容が違いすぎてあんまり関係無いかな。
漫画家転向したアニメーターで一番凄いのは石田敦子じゃない?
大友克洋とか今敏とかは職業アニメーターじゃなかったと思うので除外するとしても
花村ヤソとか宮尾岳みたいにバリバリのアニメーターから職業漫画家に転向してる人も何人も居るので
別に本人の適性があれば転向は可能だが
いずれにしても別に元アニメーターだからうまくいってるわけじゃなくて
最初から漫画家が向いてる人らだったというだけの話なので、潰しがきくような業界ではないよ。
どうやらあなたは製作委員会とスタジオの関係を勘違いしていると思う。
もっと単純に考えてくれ
アニメを作ってくださいと依頼してお金を払うのが「製作委員会」
○○円で作りますよと言って、お金を貰ってアニメを作ってるのが「制作スタジオ(制作元請け)」
という関係なので、ここは仲間ではなく「お客」と「生産者」の関係なのよ。
なのでスタジオ側の人間は製作委員会のことを「クライアント」って呼ぶ。
なので、スタジオが自分で最初に「○○円で作ります」といって契約してしまっている以上、
リテイクがかさんでお金がかかろうが、逆に予想より安く作れてしまってお金が浮こうが、
最初に約束した値段しか委員会からは貰えない。
それ以上コストが掛かれば、元請け会社による持ち出しで作るしか無い。
たとえば、あなたが10万円で新発売のスマホを予約して、先に10万円払ったとするじゃん
ところが発売日の直前になって、
「思ったより作るのに手間かかったので、追加であと2万払わないとスマホ渡しません」って言われたら詐欺だよね。
それと同じで、アニメの場合も、リテイクでなんぼかかろうが、最初に決めた値段で納品してくれって話になる。
なので制作スタジオはなるべくリテイクなどで無用なコストが掛からないように作ろうとするわけ。
逆パターンの時も同様だね。
10万円でスマホ予約したのに、発売日に「思ったより安く作れたので2万円返金しますわ」ってなることはまあまず無い。
安く作れた分の利益はメーカー側が利益として持って行くだけ。
そもそも、我々消費者が、実際どれくらいスマホメーカーが儲けてるかなんて本当の数字を知ること自体、出来ないわけですよ。
アニメも同じで、安く作れたとして委員会に返却なんてそんなアホなことする会社無いw
一回お客さんに支払って貰ったお金をなんで返さないといけないの?って話
そもそもどんくらいスタジオが儲かってるのかなんて委員会側(お客さん側)が知る方法は無いんだから。
下請けスタジオが被るなんてことはもっと無い。
あくまで下請けは単価を貰ってその分の作業をするのが仕事。
これもスマホで考えると
たとえばそのスマホで使われてるネジ作ってる下請けが、
元請けに「ネジ10本使うつもりが20本になっちゃった。10本無料にしてくれ」って言われても呑めるわけないじゃん。
あくまでネジ屋さんはネジ1本いくらで販売するだけなので、
20本使うなら、単純に元請けが20本分の値段を払って貰う必要がある。
あくまでネジ屋さんはネジを作るという仕事にだけ責任を負ってるのであって、
スマホとして完成させる責任は元請けが負ってるわけ。
仮にネジが足りなくてスマホが出来上がらなくても、別にネジ屋さんのせいではない。
そんな感じで、下請けはあくまで払われた値段に対する仕事をするだけなので、
元請けの計算ミスで制作費の原価割れが発生してるとしても、知ったことではないんだよね。
アニメの場合も同様で、下請けは1枚いくらで仕事してるだけで、責任を負うのはお金を払って貰えたぶんだけ。
それ以上の仕事をして欲しいなら、その分追加でお金を払ってくれというだけの話。
もちろん現実的にはもっと複雑な条件交渉や契約上のやりとりがあるので
いま話したのは原則的なものだけどね。
出身地については日本全国津々浦々から来てるね。
アニメ業界は実質的に東京にしかないので
アニメで働きたい日本中の若者が東京に集まってる。
なのでどこの地方出身者が多いとかはあんまり無く、本当にあらゆる都道府県出身の人が居るよ。
Twitterでよく炎上してるアニメーターがスタジオに入ってたタイミングで
本当にTwitterみたいな感じで近くの席の人と大喧嘩ぶっぱじめて
「本物だぁ」ってなったのがめっちゃ面白かったんだが
これを悪口・陰口の類いにならないよう、特定されないように語るのが難しいんだよなw
あとやっぱバグってる素材見ると面白いよ
ドア開けたら中にもドアがあってそこに激突していくキャラとか
会話シーンでよく見たら同じキャラが2体描かれてたりとか
口パクがバグって全員ニジウラセブンのレントンみたいな超高速で口をパクパクさせてるとか…
まあほんといろいろな作業ミスが原因で、面白いバグり方しちゃうカットってあるのよ
笑ってる場合じゃ無くて、気の遠くなるような修正作業が確定してしまった瞬間なので、
そういうの見たらめっちゃ不機嫌になるスタッフも居るから、
俺も現場では難しい顔して「修正してください」とか言うんだけどね。
でも内心では大爆笑してる。
>>160
『知り合いに頼んで口利いて貰えれば入れる』みたいなのって
当たり前だけど会社の募集要項には書いてないんだよね
そういう文章になってない、暗黙知というか、空気を読んで動かないと損をするパターンって
やっぱアスペの人が典型的に苦手としてる事だと思うんだよね。
なのでそこの部分だけでも、誰か信頼できる制作さんとかと組んで
いわば彼を上手く扱えるマネージャー役、女房役さえ居れば、めちゃめちゃ活躍できる可能性はある。
クリエイターとして優秀な人たちほど、人格面では問題を抱えてるケースって多々あって
それこそ庵野秀明にしろ宮崎駿にしろ、ドキュメンタリー見たら判るけど、
やっぱ一般の社会人としてはどうなの?って部分がある人達でしょ
でも、そういう問題児だらけのクリエイターを上手くマネジメントできるプロデューサーや仲間のクリエイターとうまく出会って
そういう人達に背中を預けることで自分の活躍の場を得てる。
だから、この人もそういう出会いさえあればぜんぜん人生変わってくると思うんだけどねー…
今のところそういう相手が業界には居なさそうに見える...。
V(ビデオ)編集とオンライン編集は
元々の語源というか、単語の出自が実は違っていて、
ビデオ編集はテレビ用語、オンライン編集は映画用語だったと思う(俺も現役で知ってるわけじゃないので曖昧ですまん)
それぞれ言われ始めた当初はちゃんと
「(フィルムの対義語としての)ビデオで編集すること」
「(仮素材=オフライン素材 で編集することの対義語として)本番素材とオンラインで編集すること」
という違う意味があったんだけど…
ただ、時代が進んで、別に編集にビデオを使わなくなったし、
オフライン編集の時点から本番素材で編集してるので、本来の意味は失いつつある
ただ『納品用に整形する最終編集工程』という意味で、旧来の用語である「V編」「オンライン」という言葉だけが残ってる感じだね。
ポスプロ工程って、使用する機材の変化などで自体に応じて絶えず変化するので、こういうことがある。
今だと「グレーディング」とかの言葉が一人歩きしはじめてる気がするし。
>制作P=アニメーションP=ラインP
これはね、だいたいはそういう認識で合ってるんだが
会社によって組織体制が微妙~~~に違う場合があるので、100%同じだと思い込みすぎないほうが良い。
ラインPの下に制作Pが居たり、制作Pの上に「統括P」が居たりする会社もあるので…。
・それと、アニメーションプロデューサーが声優のリストを作ったりして、原作者に決めてもらうのは一般的なんですか?
・原作者にアニメ化を伝えるのは、視聴者と同時ということはありますか?
・原作者と監督が最初に会う時ってどの時ですか?
言い方が違うには違うなりの理由もあるわけですか、気に留めておきます。
グレーディング、軽く調べたら色の調整って意味に思えましたが、別のニュアンスがあるってことでしょうか?
・イラストレーターってキャラデザチェックをするか
必ずするかは別として、する権利は一応ある場合が多いかな。
メインキャラに関してはあらかじめチェックが回ってくるケースが多いと思う。
(サブキャラや服装・小物まで全部ってことはあんまり無いと思う)
ただ、あくまで『キャラクターの原案』という立場なので、
アニメのデザインに責任を負う立場ではない。
なのであんまり大きな修正をあーだこーだ言えるかというとかなり微妙なところ。
加減にもよるんだが、あんまりにも修正を要求しすぎると、
あの原作者の修正に対応してると全体のスケジュールが崩壊するので、黙らせてくれ…なんてやりとりが現場や委員会側で行われたりもする。
間に入った出版社側の編集の人が、委員会やスタジオ側の温度感と、イラストレーター側の譲れない線を見極めて、
うまくみんなで納得できる落とし所を探すんだが、
その調整に失敗して滅茶苦茶になったり企画がぽしゃったりするケースもある。
・アニメーションプロデューサーが声優のリストを作ったりして、原作者に決めてもらうのは一般的なんですか?
原作者の一存で決められるってことはあり得なくて、多数の委員会関係者や監督・音響監督の意向を踏まえないといけないんだが、
原作者に希望を聞くところまでは一般的だね。
自由に希望を出して良いパターンと、プロデューサー側である程度候補を絞った上で了解を取るパターンがあると思う。
「この人にしてくれ」はなかなか難しいのだが、「この人だけは嫌だ」はまあ通ると思うw
・原作者にアニメ化を伝えるのは、視聴者と同時ということはありますか?
これは絶対あり得ない。
仮に原作者にアニメ化が嫌だと契約を拒否されたら終わりだから、
アニメ化の候補になってますって段階から、原作者の意向を確認して進めてるので。
発表される段階では原作者は必ず知ってる…というか、契約書にサイン済みってことになる。
・原作者と監督が最初に会う時
これはね、だいたいの場合、脚本会議が始まるよりも前のタイミングで
「原作者顔合わせ」っていう会議がセッティングされるケースが多いんじゃないかな。
その場で、監督や原作者だけでなく、委員会プロデューサー陣や制作プロデューサーなど
偉い人が一堂に会して名刺交換する場になる。
ただ原作者も人見知りで別にわざわざ会わなくてもいいですっていうタイプの人も居たりするし、
地方在住の人も居たりするので、
結局一度も話すらせずに制作が終わってしまうケースもあった。
個人的にはオンラインサロンと聞くと胡散臭く感じてしまうものの(セルフプロデュースの高さは感じる)、多くの人の画力を上げたいという熱意は本物のように感じます。
あと、アニメ私塾を始めとしてイラスト教材系では必ず『絵は才能じゃないし、努力すればできる』と謳われていますが、個人的には疑問に思います。努力でなんとかなる部分があったとしても、初期パラメータの時点で個々人で大きく能力が異なるように思えてなりません。監督はどうお考えになりますか?
回答ありがとうございます。
・もうひとつ気になったのですが、脚本会議にアニメーションプロデューサーが参加していますが現実はどうでしょうか?
・作中で山田エルフ先生がアニメ制作が、放送前に完成品をもらって、エルフ先生の自宅で主人公たちと鑑賞会をしていましたが、これは現実では絶対にないですよね?
・原作者に効果音の監修をさせたりすることもありますか?
室井さんの活動内容についてはTwitterを見て判るところまでしか存じ上げないので、
オンラインサロンやリアル教室、本などいろいろやられてるというのは知ってるが、
その内容まではわからないな。
室井さん自身がたいへんお上手な方なのは間違いないし、教育に対する情熱も本物だとは思うので
あとは参加者それぞれがお金を払う価値があると判断してるなら別に良いと思う、というのが俺の評価だな。
結局、ああいうのは自分がどう活用するか次第で有意義にも無駄にもなり得るからね。
とはいえ…
実は俺も、あなたの仰るとおり、
画力って「初期パラメータの時点で個々人で大きく能力が異なるように思えてなりません」っての、俺も同意なんだわ
画力だけじゃなくクリエイティブな仕事全般そうだと思うんだけど
正直、教えたからって必ず出来るようになるとは限らない。
どんだけやっててもなかなか伸びない人だって多いし、
そもそも『努力すれば出来る』というものの、
自分に合った『有効な努力』を見つけて、心折れずに続けられるかどうか――って部分に才能が必要なんだよね。
室井さんがやってるような教育ってのは
『教えて貰えれば上手くなれる』タイプの人のための教育なんだよね
『練習したことないのに最初から何故か上手い』タイプの人や、『どんだけやってても上手くなれない才能の無い』タイプの人のための教育ではない。
つまり誰でも必ず上手くなれる…というのは間違いだと思う。
ただ、イラスト教材が「みんな努力しよう」って書くのはなんでかというと
教材の1ページ目で「どうせ才能無いやつが努力しても無駄だから諦めろ」って書いたってなんの意味もないからだねw
一度もろくに努力したこともない人が、勝手に自分に才能があるとか無いとかを自己判定するほうがナンセンスだから、
一回自分で納得できるところまで努力してみようぜって話だと思うよ。
余計なこと考えずやってみたら以外と上手くなれるかもしれないじゃん…っていう意図の、
詭弁というか、優しい嘘の類いだと思うわ。
・脚本会議にアニメーションプロデューサーが参加するか
これはする。絶対に参加している。
クリエイティブ面で口出しをすることももちろんあるんだが、
脚本会議で出たアイデアが予算的・技術的に実現可能な方策を見つける
(たとえば実現可能なクリエイターや下請けスタジオをアテンドしておく等)などの役割もあるし
逆に今回の予算や制作期間では到底実現不可能なアイデアなんかは
脚本の段階で実現可能な内容に落とし所を調整しておく必要があるでしょ。
そういった判断をするためにも脚本会議には必ず出席ですね。
・放送前に完成品をもらえるか
これはね、実はあり得るんだわ。
これがまさに「白箱」って言われてるもので、完成した映像を放送前に関係者に配布するもののことを言う。
多くの場合、原作者のような主要な関係者であれば、放送よりも前のタイミングで「白箱」を貰うことが出来るよ。
会社(クライアント側、放送局側)によっても対応は違ってるので、
流出に対して厳しい作品だと、原作者どころか監督すら放送前には貰えないケースもあるけどね。
・原作者に効果音の監修をさせたりすることもありますか?
いやー、わざわざやらせることは考えにくいかなぁ。
一応、ダビングっていうBGMや効果音を付けて音を完成させる日があって
そこに立ち会うことは希望をすれば可能なんだけど
俺の記憶では、みんなアフレコには興味津々で来るんだけど
ダビングに顔出してる原作者ってまず見たことない。
作中で物語のキーになるような『特別な音』があるとかなら
それについて特別に監修してもらうとかは無いことはないだろうけど…
さすがに効果音全般に関しては、素人がゴチャゴチャ言うよりも音の専門チームに任せたほうがクオリティも上がるしね。
1
丸山Pが以下のような発言をしていて、とても良い考えだと感じました。監督として以下の考えはどのように思いますか?
"「僕が最近言っているのは『魅力ある欠陥商品を作りましょう』ということです。作品において重要なのは、どこに欠陥があるかではなく、どこに魅力があるか。作品としての売りはどこなのか、監督としてどんな工夫を施したのか、そこに注目すべきです」"
2
「オリジナルの作品をゼロから作るのは難しいし、原作モノであっても自由にアニメ化することは難しい。クリエイターとして自由にできる環境が、もう少しあってもいいのかなと思っています」とオリジナリティについて言及されてる発言がありました。監督目線でも自由にできる環境が減少していると感じますか?
https://www.dhw.co.jp/press-release/20230627_dhu_pluto/
(記事のURLです)
ただ文脈としては「原作者が立ち会ったとしても特別な調整はしない」「監督の考えを具現化することに集中」「声掛けやコメント、お礼は嬉しい」でしたが
https://akiba-souken.com/article/27432/
Q新海誠ってすごいの?
Aすごいよ
という、やり取りがあったと記憶しています、
新海監督が、すごい人として扱われたのは、やはり君の名は以降なのでしょうか?
それ以前の作品の中には、秒速を始めとした、いい雰囲気の作品は多数あれど
アニメファンの中で評価されている監督であって、作品を出す度にニュースで取り上げられる様な監督では無かったように思います。
監督さんの視点で、新海監督の凄さや、評価されている点など教えていただきたいです。
・アンデッドガール・マーダーファルス
・幻日のヨハネ
・好きな子がめがねを忘れた
を挙げられていましたが、ひと月経ってみてどうだったでしょうか?
人材不足を解決するプランはある?
宮崎駿あたりがやればついてくる信者もいそうだがアニメ関係者って一筋縄ではいかない
偏屈者が多いし宮崎駿を嫌ってる人は多いし
この書き込み見てちょっと思ったけど好きめがのエンドクレジットが動いてるのは
GoHandsが編集も内製化したから可能になったって事なのか
それは誤解だね。
上でも書いてるように
エンドクレジットを挿入しているのは「オンライン編集」工程。
各スタジオが内製できるのは基本的に「オフライン編集」工程のみ。
オンラインとオフラインの違いについては>>127で解説したつもりなんだけどまだわかりづらいか?
好きめがの場合もオフラインは社内でやってるようだけど
オンラインは「ソニーPCL」っていう大手で作業してるよ。
好きめがのEDちゃんと見てくれ、「オンライン編集」って名前でクレジットされてるでしょ。
オフライン編集については、
編集者一人とPC1台あればどこでも出来るので、フリーの編集者を一人みつけてその人に委託すれば社内で編集してもらえるんだが、
オンライン編集については、各放送局の規制
(内容面についての規制ではなく、電気信号としての映像を法律や映像規格に合致させるための規制。ポケモンチェックなんかも含まれる)
についての高度な知識を有するオペレーターが必要なこと、
また数千万もする高額な機材類を維持管理しなくてはならないといった手間があるのにも関わらず、
普通は納品最終日にしかそれらを使う機会は無い。
こうなると、自前で持つのはコスパが悪すぎる。
そのためオフライン編集は、自前持ちも含め中小の編集者・編集スタジオが多数存在してるんだが、
オンライン編集については
・キューテック
・イマジカ
・ソニーPCL
といった大手数社のいずれかに委託している作品がほとんどだよ。
あと、好きめがのED程度の簡単な動きであれば、やりたければどこのオンライン編集業者でもやってくれると思うよ。
もっと複雑なことしてる作品もあったと思うけどね。
丸山Pの言ってることは俺も同意だな。
どうしても物作りをしていくと、特に多人数で会議という形で何かを作ろうとすると、
粗探しばかりに精を出してしまって、本当に大事なことである作品の魅力を高めるという部分がおざなりになってしまいがちなんだよね。
誰かの提案から良くない部分を粗探しして、「ここは変だから無くしてしまおう」ってのは
アイデアの引き算だから、簡単なのよ。
でも、それを進めていった結果、
大きなツッコミどころこそ無くなったものの、
結果的に何がしたかったのかよくわからない虚無みたいなアニメが出来上がってしまったりする。
俺はそれを「会議にかけすぎると“角“が取れてしまって、悪い意味で丸くなってしまう」という感覚で捉えてる。
丸山さんの言う通り、多少変な部分(欠陥)があったとしても、アイデアの足し算を積み重ねて魅力を高めた作品の方が
結果的に面白いものになると思う。
>自由にできる環境が減少していると感じますか
う~ん、これはちょっとわからないな。
なにせ俺自身別にセル時代を知るベテランってわけじゃないので、
ここでいう”昔”がどうだったのかは想像つかない。
作品や現場次第な所もあって、
たとえば『CLAMP作品なんかは原作者がクレーマー気質なせいで縛りが多すぎる』なんて話は業界ではみな知ってる有名な話だが
これは今に始まったことで無く、セル時代からそうだったらしいし…。
逆に令和の今も比較的自由に物を作れてる監督とかも居るっぽいからねー。
一概には言えないと思う…。
なるほど。
まあ逆に言えばダビングに立ち会おうとする原作者自体が珍しいから印象に残ったって感じだと思うが。
>>176
凄いってのはあくまで俺個人の評価ではあるが…
それこそクリエイターとしてはほしのこえ(2002年)の時点から天才との呼び声は高かったと思うんだが。
エロゲのOPとかやってた時点でずば抜けてたし。
そりゃ世間から君の名は以前は認知されてなかったって言われりゃそうだろうけど…
普段アニメ見ない一般が認知してるかが何かクリエイターの評価に関係あるか?
仮に普段まったく野球見ねえヤツが大谷翔平を知らなかろうが、ニュースにならなかろうが、
別に大谷の選手としての価値は下がらんでしょ。
(電通みたいな宣伝屋的には、マスへの認知度で価値が変わるのかもしれないけど)
そんな昔のことは俺は知らないけど、
新海さんを過小評価してる業界人を悪いけど見たこと無いので、凄い人として言いようが無い。
現代のハイエンド作品の画面スタイルに間違いなく多大な影響を与えていて、
それをほしのこえの頃からずっとやってるんだから、とんでもない人だよ。
あのレベルの人までいけば、もはや世間に認知されてるかなどというそんな『小さな』ことを気にしてないと思うしねー。
なにせアニメの歴史というか、アニメという文化そのものを作ってんだもん。
なるほど、自分の認識力が足りていなかっただけで、新海監督は世に出たころから、すごい方だったのですね。
自分がアニメに対して強い興味を持ったのが、最近だった物で君の名は以前の新海監督の、すごさをしっかり理解しきれていない状態で、質問してしまった様です、申し訳ありません。
ハイエンド作品の画面スタイルに間違いなく多大な影響を与えていて、
それをほしのこえの頃からずっとやってる
アニメの歴史というか、アニメという文化そのものを作ってんだもん。
このお話は、非常に勉強になりました。
お答えいただき感謝です。
なるほど、すいません
・アンデッドガール・マーダーファルス
ごめんちょっとまだ見れてないんだよね
OPだけ見たけどめっちゃオサレだった
・幻日のヨハネ
3話まで見たけど、画面のクオリティは十分なんだけど、
なんかシナリオが迷子になってるというか、やりたいことがいまいちわからん部分があるというか…
ちょっとまだ波長が合ってない感じ。
俺は知り合いがやってる後半話数までは一応付き合うつもりだけど現状はそんな印象だな…
・好きめが
期待以上に個性強めで面白い。PVの印象通りの内容が続く。
ただ、原作のふわふわぽわぽわした印象から違ってしまっているのは確かで、
単に画面・絵柄だけの問題ではなく、主人公の強めのツッコミなどギャグに対するスタンスもちょっと原作と違うなと感じる
別物として考えたら本当に優れているのだが、原作通りの雰囲気で見たかったというファンの気持ちもちょっとわかる
あと絵としてちょっと思ってるのが、口の中の書き方で歯だけ描いて舌を描かないのが新鮮に感じる
>>178
宮崎駿ってクリエイターとしては凄い人ではあるけど
組合とか育成とか、そういう本来の意味での『人望』はむしろ一切無いタイプでしょ。
『自分について来られないなら今すぐ辞めろ』ってばんばん他人を切ってきた人だし
かつハヤオの才能に『ついていける人』なんか、ほんの一握りしか居ないわけで。
これ本当に難しいのが、実力(仕事の腕)によって全然感じてることが違うってところで。
それこそ宮崎駿や新海誠みたいな天才達にとってみれば、別にやり甲斐搾取とも報酬が少ないとも当然感じてないわけですよ
そこまで行かずとも、監督やキャラデザを担当できるようなポジションの人は、
現状の立場や報酬にある程度満足してしまってる。
やはり報酬が少ないと苦しんでる人達って、経験がまだ浅かったり、
本人の実力に問題があって出世できてない人ってことになるんだが、
アニメ業界というところは、実力不足の人に対してほんとうに冷たいんだよね。
なにせ、そういう実力不足の人を作品に参加させると、足を引っ張られて作品のクオリティが下がってしまうので。
もちろんそういう人達に経験を積ませてあげないと、若手が育たないって問題はわかってるんだが……
しかし若手を育てるために、今この瞬間に作ってる作品を犠牲にしてしまって良いのか?
って問われると、嫌だと思うスタッフのほうが多いわけ。
妥協してしまえば、一生その形で残ってしまうわけじゃん。
特に監督やキャラデザの立場からすれば、一生のうちに何本やれるかわからない貴重な機会で、
実力不足の若手に作品を汚されるのは耐えられないと感じるのよ。
そういう思想が業界の根底にあるので、若手や実力不足の人に対しての報酬に反映されてるんだよね。
なので、若手の人が『報酬が少ない』と騒いでいても、
上からすれば『ごちゃごちゃ言う前にまず足を引っ張らない程度の実力を付けろ』って思っちゃって、まずここが一枚岩になれない。
そして実力が付いてきて偉くなってしまえば、
報酬もそれなりになってくるので、そこでわざわざ組合活動なんかしようとは今更思わない…っていう仕組みになってる。
そして、去年から何度か繰り返してるが、俺の考え方として
やっぱり、そもそも専門学校が諸悪の根源だと思ってるのよ。
新人アニメーターの子が
「専門卒でアニメーターになったけど、初年度の給料が安すぎて貯金が尽きて辞めました」って言う光景をSNSとかでよく見るんだが
(たとえばttps://twitter.com/aomican2c/status/1669521343874990080 この人とか典型例だと思う)
そもそもこういう人って、専門学校に2年とか通って200万以上も専門学校に払ってたりするわけ
でも専門学校の授業なんかプロの現場では一切通用しないので、
何の意味も無い学校に200万だまし取られてるのと一緒なわけよ
その200万そのまま貯金できていれば、そのお金でアニメーター生活の序盤を耐えられて、
飯が食えるようになるところまで続けられてたかもしれないわけじゃん。
専門学校で無意味に取られた200万で、人生破壊されちゃってるんだよね。
暴言かもしれないが真実を言わせてもらう。
新人アニメーターが薄給と言うけど、
専門学校で無意味に2年とか3年塩漬けにして200万搾取されるのはなんの問題にもなってないのに
スタジオがなんとか育てようと自腹を切って教育係を立て、
メインスタッフから疎まれながらも実力不足の新人をなんとか経験積ますために作品にねじ込んでくれてる期間が、
『給料が安い』とかちょっとおかしくない?って思うんだよね。
現場経験も指導係もつけてもらって、それに加えて安かろうが給料が出てる時点で、んなお得なことある?って感じ。
給料マイナス200万で現場経験ゼロとかいう期間を2年文句言わず過ごしてんだから、むしろ喜べよって感じなんだよな。
こういうのって業界入り後だから判ることなので
あくまで学生や新人は被害者だというのは判ってるんだけどね。
確かに困るねw
ただ、SNSやってないから有名で無いだけで、
この手のこじらせクレーマーおじさん的な人、ほかにも居るっちゃ居るよー。
他スタッフと絡ませると揉めるんで、
担当の制作さんが連絡を一手に引き受けつつ、だましてすかして扱うって感じが推奨。
>>184
俺自身の体感なんだけど
「新海誠風」=「クオリティ高い」みたいな感じで
業界が目指すべき画面スタイルを作り上げちゃった感じがあって。
何が凄いって、これって宮崎駿ですらなし得てないことなのよ。
別に「ジブリ風」って言っても、クオリティが高いってことではなく、あくまでジブリっぽい絵柄って意味じゃん。
でも、「新海誠風」って言ったら、それすなわち『クオリティが高い』になってしまう。
それこそStable Diffusionみたいな画像生成AIで
クオリティ高い画像を出したかったら「新海誠風」ってプロンプト入力しろって言われてるじゃん
そんな感じで、もはや、ハイクオリティの定義があの人にある感じなんだよね。
なので世間で言われてる以上に本当に絶大な影響があったと思ってくれて良いと思うよ。
>>185
うーん、すまん、あんま気の利いた返事が思い浮かばん…w
負けが込んでるスタジオ的な?
どうだろう。
>>186
ああいや、謝ってもらう必要は無いよ
編集が実はオンラインとオフラインの二階建てになってるって、確かに映像業界外の人からすると想像つきにくい部分だろうし…。
けっこうアニメの編集って特殊というか、独自進化遂げちゃってるんだよね。
このスレの内容を踏まえた上でツイートしたら、すぐにブロックされました。
おもちゃにするのは関心しないな…それはもうネトヲチ板でやれって案件になってくるからね…
すみません
俺も口が悪いほうなんで、どの口がという感じではあるだろうが
直接ブロック狙いでエゴサに引っかかりにいくみたいなのは少なくとも止めた方がいいと思うぜ
あんまり迂闊に挑発しに行って、万が一にも大事になっちゃったら
こっちも向こうもネットへの書き込みを続けられるかわからなくなるのよ
それはお互いにとって良くない
もっと酷い例だと、ヤマカンとか
『アンチにブチ切れブロックかますお仕事』みたいなレベルで反応が良かったからって
ネット民のおもちゃにされてたけど
気持ちはわからなくもないが、さすがに良くないと思うぜ
クラスで変なヤツをいじめてるいじめっ子の論理そのものだからねー…
そりゃ元を正せば、本人が過剰反応するのが良くなくて
そのせいでおもちゃにされちゃうんだけど…。
でも、本人が悪いからって弄って良いとかいじめて良いって話にはならんからな
自省も込みでそう思います。
映画では、スターウォーズや、神山健治監督制作予定のロードオブザリング等
ゲームでは、サイバーパンクエッジランナーズ等
そこでなのですが、映画ゲーム以外にも今後はアニメを制作する可能性はあるのでしょうか?
業界内で海外作品はどのような立ち位置で、今後どのように扱われていくのでしょうか?
個人的には、ストレンジャーシングス等のドラマシリーズを、日本でアニメ化なんかを、期待してます。
海外で既に人気のコンテンツのアニメ化の場合、
あくまで先方のメーカー主導の企画でないと、原作使用料金が高かったり、契約周りを取りまとめるのが難しくて厳しいんだよね。
なので、以降も主流になっていくことは無いと思うけど、
日本のアニメが今の勢いを維持できていれば、投資に値する国だと思って貰えて、
海外のメーカーが日本でアニメを作るルートが維持されるかもしれないね。
ありがとうございます。
聞いておいて自分はヨハネしか見ていないですすみません。
1クールで8人仲間にして話進めないといけないから駆け足になってるんですかね?
なまじスピンオフなのも逆に理解を妨げてる気がしました。
6話まで見て、3話は特に「なんだったの?」感強かったですw
好きめがそう言われると見比べてみたくなりました。
そういう違いが起きるのって基本的には監督の志向なんでしょうか?
制作会社から納品されたものが満足できるクオリティでなかった場合、製作委員会は受入と支払いを拒否して修正を求めることはできますか?
あるいはそうならないように製作委員会がクオリティや進捗をチェックして軌道修正できるようなタイミングはありますか?
そもそも完成してないとかなら制作会社側の契約不履行だと思うんですが、例えばダイナミックコードみたいな「形にはなってるけど絵とか色々おかしい」みたいなものを出されても製作委員会側はどうしようもないんですかね。
あとこういう状況や円盤化の際にする修正で、製作委員会からの要望に対して制作会社が追加料金を要求することってありますか?
監督をやってる人は、作品一つずつや、各話ごとに感想をつけて分析してるものかと思ってましたが、人それぞれって感じなんですね。
追加で質問です。
監督としてアニメの制作をするにあたり、原作の分析を行うと思うのですが具体的にどんな点を見てるのでしょうか? また、類似作品との差別化等はどの程度意識するものですか?
海外でもアニメ見れる仕組みできてるけど、日本で放送後に字幕や吹替つけて向こうで放送されるのはどれぐらいラグがあるものなのかな
リアルタイムで同時配信もあるとは思うけど、字幕つけて翻訳する人は外注でこの会社って決まった所があるんだろうか、意味取り違えて字幕翻訳されてるかのチェックされてるのかも気になるところ
俺もヨハネについては確かにそんな感想だなー
主人公以外のキャラについては、
作品としてはサンシャインとまったく別物っていう体裁があって、キャラも当然別人なわけだけど
その前提として考えるとキャラ立ちする時間が無いまま、やりたいこと(謎の戦闘シーンや謎の歌シーンなど)を詰め込んでる印象で
一個一個の要素は悪くないと思うんだけど、ひとつにまとめきれてない感じ。
脚本が悪い(監督やPの意思もあると思うので、脚本家が悪いとは限らないけど、どっちにしろ脚本段階で煮詰め切れてない)
感があるんだよねー。
好きめがについては憶測ではあるけど
(総)監督の色というよりは、本作ではプロデューサーとして名前の出てる岸本鈴吾さんの色だったりするんじゃない?
鈴木さんがめちゃめちゃ手広く牛耳ってる特殊な体制になってるぽいので。
一般論でいえば監督の意向が一番出るところではあるけど
実際画面作りがだれの功績かってのは一概には言えない部分もあるよね。
『クオリティ未達による納品拒否』ってやつで、実際に発生することはある。
>そうならないように製作委員会がクオリティや進捗をチェックして軌道修正できるようなタイミング
として、納品より手前の段階の「オールラッシュ」などで委員会側にチェックしてもらって
修正希望をあらかじめ貰うようになってるんだけど
スケジュール崩壊した現場だとそのチェック時間が足りないという場合も往々にしてあるんだよね。
ただ委員会側としても、結局のところ
放送枠に穴を開けるのが一番のダメージなんだよね。
『納品拒否』がある場合は、まだ修正する時間が残ってるのにもかかわらず
スタジオ側が修正を打ち切ろうとしてきた場合に起きるイメージだな。
本当にスケジュールがギリギリの場合は、多少クオリティが低くても今更どうしようもなく受け入れるしか無い場合も多い。
あと、結局アニメの『クオリティ』なんて主観に過ぎないので
たとえばキャラの作画が悪いとしても、とりあえず色付いて動いてるやつが納品されてれば、
仮に裁判になればスタジオ側が勝つんだよね。
クオリティが悪いつったって、仕様に基づいた製品が納品されてるので、スタジオ側の義務は果たされてるのよ。
(普通の製品でも、『思ってたより使い勝手が悪かった』からといって、
別に壊れてるわけじゃない製品を売ってた会社を訴えても勝てないでしょ)
最初からそれを判っていて、裁判上等でカスみたいなクオリティの作品を売り逃げする詐欺まがいの作り方をすると
「いもいも」みたいになる。
「ダイナミックコード」については、そういう詐欺とはまた別に
あれはむしろ委員会が望んだ通りの内容だったと思われる。
委員会の連中は、アニメとして面白いかとか、背景が正しいかとかには一切興味なく
売り物であるキャラの顔面にしか興味なかったんだと思うよ。
あの作品めっちゃスケジュール余裕もって納品されてるし、実際キャラの顔面は安定してたでしょ。
演出が変とか背景がおかしいとか話題になって初めて気付いたレベルだと思うわ。
アニメのこと商売道具としてしか見てない連中って、ほんとうにそうなのよ。
アニメのこと好きじゃ無くて札束にしか見えてないから、内容のことまったくわかってない。
そういう連中の作った作品が売れちゃいけない(業界全体のレベルが下がるので)んだけど、
残念ながらキャラの顔面さえよければ一部のオタクがBD買っちゃうんだよねぇ…
>円盤化の際にする修正で、製作委員会からの要望に対して制作会社が追加料金を要求することってありますか?
これは交渉次第だけど、ある。
スタジオ側としては『委員会からの要求が過剰なので、追加の予算を頂かないと対応できない』という主張になるし
委員会としては『そもそものクオリティが水準に達して無いのでスタジオ側の責任で修正してほしい』という主張になるので
そこはプロデューサー陣のなかでたいへん難しい交渉があって、落とし所を探る形になる。
ただ最終的には、プロデューサー陣としてはあくまでビジネスなので
金銭的な落とし所を見つけましょうって話でしかないので
どこかのラインで合意自体は可能なのよ
ところが、話をややこしくするパターンがあって
修正要求が委員会意思ではなく「原作者」などから出てしまってるパターンはやばい
原作者の意思をないがしろにしてしまうと、委員会と原作出版社の関係値などに差し障りが出る可能性があるほか
原作者の心証が悪くなれば、その後の2期やイベント展開などに許諾が取れなくなるなどのリスクが出てくる。
ビジネス的に考えれば、
放送が終わった作品の円盤修正なんか、まず売り上げに影響しないので、出来ればやりたくないのよ。
やればやるだけ赤字になるだけなので。
ただ、原作者が納得してくれてない場合、採算度外視でいろいろ修正を要求してくることがある。
このへんは言い方一つで結果の変わるセンシティブな調整が必要になってくるので、プロデューサー陣の頭痛の種になってたりする…。
いまんとこあんまり俺の耳に入っては来てない
もっと先でいくつか大型企画が動いてるって話は聞いてて、
一例を挙げると、呪術1期の監督やチェーンソーマンの監督がそれぞれ独立して自分の会社を持って
そこで独自に企画を動かしてるらしいので、そのへんが表に出てくれば期待作になるんだろうが
今年の話では無い気がするからね。
>>200
監督やってる人達も、勉強熱心なタイプもそりゃいるだろうけど
感覚だけでやってる人達も多い気がするよ
原作の分析って話だけど
俺の場合はやっぱメインターゲットとなるペルソナを設定するというか、原作から読み取る感じだな
どういう人がこれを一番楽しんでいるのかを読み取って
アニメにする場合も、その人がいちばん喜ぶのはどうしたときだろうかって考える感じ
そこを軸にすることでブレにくくなると思う
あと、作品のテーマというか
『この作品は○○が▽▽して××というふうに変化する話である』
という要約をとにかく大事にしたいので
それをどこに設定するかが大事だと思う
実は原作の中でも複数のテーマを扱ってたり、連載作品だと途中でブレたりすることもあるんだが
アニメにおいてその中でも一番軸にするテーマは何?というのをきっちり読み取って
全ての要素やキャラ、演出がそれを支える形になるよう整えていく。
1クールや2クールのアニメでそこがブレると、無駄な話数が出来てしまったり、結果的に何がしたかったのかわからないアニメになったりする気がする。
原作の表面をなぞるのでは無く、原作の中にある背骨を探り当てるのが一番大事だと俺は思ってるよ。
背骨がしっかりしていれば、そこにあらためて面白い要素を肉付けするのは実は難しくないと思うんだよね。
逆に原作から肉だけ剥ぎ取って並べ直しても、強度が足らずにぐにゃぐにゃになる。そういうアニメ化いっぱいあるけどねー…
類似作品との差別化は俺自身はまったく意識しないかな。
むしろ似せようと思ったって全く一緒になることは無いし。
スタッフとしては、どうすれば一番この作品が面白くなるかだけを考えるべきでしょ。
それが他作品と似てるからといって、絶対面白いとおもうものを捨ててつまんねぇものにわざわざ作り替える意味ある?
似てるもの作りたくないとか、パクリと思われたくないみたいな感情、業界の人はあんまり持ってないよ。
創作ちょっとやってる人ならわかると思うけど、
唯一無二のオリジナルなんて、まあなかなか作れないのよ
オリジナルだと思ってやってても、世界に70億人もいるんだから、似たようなことしてる人が探せば出てきちゃうので。
左右を見回す暇があったら、完成度や面白さで競って勝っていくことに集中したほうがいい。
一応理想としては
字幕つけるのは1ヶ月前
吹き替えつけるなら半年前
にはほしいって感じで言われるね
ただ実際はもっと短い期間で翻訳ついてる作品はあるけど。
いまはほぼ全ての作品が日本放送と同時くらいでクランチロールで視聴できるようになってるみたいだし。
海外の配信業者がどうやって翻訳つけてるのかは謎
各言語ごとに現地の業者がやってるんじゃないかな
翻訳チェックなんか全くやってないと思うよ。権利だけ売ったら勝手にどうぞって感じなんじゃない? 詳しくないけど…。
英語はまだともかく、マイナー言語の翻訳チェックなんか物理的に不可能だろうし。
実は盛大に誤訳されてるってこともあるんだろうけど、知るよしもない。
>>202
わからんけどもうちょいあるんじゃない?
手の早さに対して特段の印象が無いけど、遅いほうではないと思うが…。
横レス失礼。
ネトフリ限定にはなりますが、『PLUTO』はかなり固いと感じます。丸山P最終作(本人によると)であったり、コンテで沖浦氏の起用、他にも大平氏が原画で参加などかなり豪華な面子になるかと。
便乗して質問ですが、日本で放送されるアニメでも字幕付きで放送されるケースがあります(スーパーアニメイズム、かつてのアニメイズム、NUMAnimation、TOKYO MX の一部の浅い枠のアニメなど)。
字幕放送が実施されるアニメの場合、字幕制作期間の関係でテレビ局への最終納品日が字幕のない通常のアニメより早まったりするんでしょうか?
また、放送時に字幕をつけるかつけないかの判断はどこで行われているんですか?
TBS では字幕がついて BS-TBS では字幕がつかないみたいなことがあるので局によるような気はしますが、個人的には字幕があった方が特に固有名詞などの理解の助けになるので、もっと字幕放送が増えたらいいなと思います。
約束されたハイクオリティ作品なのは間違いないだろうね
ただ若手が集まるお祭り系作品でないのも確かだと思う
>>211
なんかよくわかんないけどMAPPA出て独自にやっていくらしいよ
>『クオリティ』なんて主観に過ぎない
>色付いて動いてるやつが納品されてれば、仮に裁判になればスタジオ側が勝つ
やはりそうですよね。
自分は機械屋なので外注品は受入検査して要求に合致しているか確認するのが当たり前ですが、クオリティは寸法みたいに合否ラインなんて作れないですし…
>ダイナミックコード
あーなるほど、そういうパターンも…
背景とかなんかの拍子に気づかない限り多少おかしくても見逃す人それなりに多そうですし(自分もだいぶそっち側)、むしろ話題になったしビジネスとしてはある意味正解なの…か…?
>放送が終わった作品の円盤修正なんか、まず売り上げに影響しない
言われてみればその通りですね。
委員会的にも修正にお金使うくらいなら特典増やすとかのほうが売上に繋がるか。
「Pにとってはいくつも手掛ける作品のうちの1つかもしれないけど、原作者にとっては1度あるかないかのアニメ化だ」みたいな話をどこかで見た記憶があります。
作品の作り方(1人or大勢)の違いとかもあるから温度差があるのは仕方ないとして、落としどころを見つけないといけないプロデューサーってホント大変そう…
後追い修正の話は艦これ2期がBDでだいぶ作り直してるって聞いてどこが負担してるんだろうと気になった次第です。
あれはENGIがKADOKAWA子会社なのでどっち持ちでも大差ない気もしますが。
日本のテレビの字幕については
水星の魔女に字幕ついてたことから想像するにおそらくかなり短期間で入れられるんだと思う…
ってのは冗談にしても、字幕を理由に納品日が設定されてるってのは聞いたこと無いかな
ただ純粋にコストが掛かるんで
委員会的には積極的にやる理由は無いと思う
入ってる作品は、バリアフリーの観点から局側が入れてるんじゃないのかな。なのでBDとかには収録されない。
俺は配信やBDとかにもできるだけ字幕入れるべきだと思うし
映画とかも積極的に日本語字幕上映すればいいと思うんだけどね。
一体誰が監督なんでしょう?
いやーすまんけどyamaさんも怪獣も噂すら耳に入ってないので事情はわからん
>>219
一般論として、仕切り直し的なことが行われてるならティザー自体がお蔵だと思うんであんま無いと思うが
ティザーPVやティザーイラストなんかは、出した時点では本編用の作業がぜんぜん進んで無くて、
いったん仮ででっち上げるってのはよくある話なので
結果的に放送されたモノとぜんぜん違うってことはたまにある
そんなに高度なことじゃなくて、演出家なら誰でもやってることだとは思うが
・アクションよりもリアクションを拾う
セリフの発話者を深追いしないってことが重要
ついしゃべってるヤツを撮りたくなるんだが、実はそれを聞いて反応している会話相手のリアクションのほうが大事だったりする
セリフが終わってからカットを切り替えてリアクションを撮るのか、
聞きながらリアクションさせるのかでもニュアンスやテンポが変わってくるので
そのシーンにふさわしいリアクションの撮り方を模索するべき
・使える小道具が舞台装置があれば使う
小道具で喩えるなら…、たとえば、ファミレスで会話してる二人というシーンがある
一人はハンバーグランチを食いながらだべってて、もう一人の前にはコップだけ
コップには結露がついててそれがつーっと垂れる…
なんて感じなら、コップだけの側のほうが追い詰められてるとか、緊張してるとか、そういう演出になってくる
舞台装置で喩えるなら、会話する二人のうち一人には斜陽が当たっていて、
もう一人はカーテンの陰に入っている…
だが、会話がすすむうちに、風が吹いてきてカーテンがなびいて、もう一人にも陽があたる…
みたいな感じで
ただセリフをなぞる会話だけでなく、その裏側にある感情や、目に見えない立場差などは周囲の小道具やシチュエーションに託した方が
表現しやすかったりするんだよね
何気ない会話にこそ、こういう演出上使える道具をフル活用して、情感豊かな会話シーンにするべきだと思う
・その会話シーンに行く前に仕込めるものは仕込んでおく
大事なシーンについての話だけど
アニメにしろ実写にしろ、いちばん効きやすい演出は『対比』なんだよね
同じような会話が、過去逆の立場で交わされたことがある…とか
同じ場所で会話してるんだけど、状況がぜんぜん変わってる…とか
そういう「似てる」ものをリフレインすることで、「違う」差分を視聴者の記憶の中で比較させることで、
むしろ物語の中で変わってしまったものを浮き彫りにするという手法で
これが使えるなら絶大な効果がある
なので特に大事な会話シーンは、そのシーンが始まる前に、
まず対比用となるシーンをしっかりセットアップしておく(印象に残るようにしておく)ことが出来ると上手くいく
アクションなんかだと外連味溢れるカメラワークが生理的快感に繋がるので大事だったりするんだが
会話シーンはむしろ小手先のアングルとかでどうこうできるものではないと思うよ
結局そのシーンで何を見せたいか・何を見せることができるか、という原点部分がきちっと整理できてるかが重要だと思う。
ちょっとでも画が変わったらドラゴンしてるとか言われて、アフィなどで大袈裟にまとめられて、ライト層がそれを間に受けたり、その影響で今回も新沼さんが垢消しまでしちゃってますけど
ここら辺に対して監督さんはどう思いますか
これから先の人気原作漫画の映像化だったりに影響出てきたりしますかね
個人的には今回の新沼さん山崎さんの画面作り本当に好きだったので残念でなりません……
ファンとしてもえ?となる部分があるのですがどうですか?
https://twitter.com/bokuen/status/1688407856008269824?t=tN2AFUzJmY5U5zcvwQvWPA&s=19
純粋に情報を小出しにすることで、
新着情報と称して話題になるきっかけの回数や、SNSで拡散する手数を増やしたりするってのは戦略としてはある。
最初に全部発表しちゃったらそれ以上放送開始まで話題することが無くなるので…。
でもまあ監督が発表されないのはかなり珍しいね
よほど発表するだけで話題になる大物監督なのか、はたまた単に発表する価値もないと思われてるのか
それは外野からではわかんないなー
>>224
俺はよく知らん
>>225
こういう話がある度に俺は『とらドラ』を思い出すんだが
ttps://twitter.com/sakuga_thread/status/1495384905651744770
こんなこと監督の立場で言ったら大炎上間違いなしだろうけど言わせてもらうが
結局、見る目の無い原作信者の言ってることなんてほぼ害悪なので、気にしなくて良いと思ってる。
何度も言ってる通り、アニメって本来見る側にも相応の教養が必要なんだよ
それが何故か『素人が誰でも見ていきなり100パーセント楽しめる』ものだと勘違いされてるのが全ての原因で
結果、作品を受け止めるリテラシーの不足した害悪意見がSNSで流れてくる。
もちろん、個人の意見や感想を好きに表明するってのは構わないんだが
そいつが『ちゃんとした視聴者』か、『害悪信者』かは見定める権利はこっちにもある
『害悪信者』の鳴き声なんか、そんなもんスルーでいいと思う。
原作者や原作そのものへのリスペクトはあるべきだが
『原作をカルト的に妄信してる信者』に対してリスペクトは必要ないよ。
今回の呪術も、天上天下唯我独尊の件とかで謎のあら捜しに遭ったりしてたけど
放置するほかない…。
とはいえいくら「気にするな」と言われても、気にしちゃうタイプのクリエイターも居るからね。
残念ながら、対処療法的に、一時的に火が消えるまで垢消しするってのは正しい判断だと思うわ
意外と普通に規則正しく働いてる?
1. 最近海外動仕(窓口)会社が原画や作監まで担当していたり、あるいは海外全グロスしてる作品をよく見るようになりましたが(会社名でクレジットされてる)、そういった作品はどんな制作体制を組んでるんでしょうか? あまり芳しくないのは容易に想像できますが…
2. 最近はもう1日で DR MOVIE のクレジットを見ない日はないというくらいですが(AIの遺電子はハコヅメ同様全話 DR MOVIE グロスっぽいし、それ以外も単話 DR MOVIE グロスが増えてる印象)、DR MOVIE からの上がりってどうなんですか?業界内での印象が気になります。
一視聴者としてはそこそこ見れるクオリティの作品もあればボロボロ作画だったりでピンキリな印象があります。
3. 業界内で海外動仕会社の上がりの品質格付けランキング的なものがあれば教えてください。
4. 海外動仕を原画や作監レベルで活用しているにもかかわらず高クオリティなアニメに仕上がっている作品もありますが、それらと有象無象のギリギリ作画アニメは何が違うんでしょうか?
5. 手塚プロはもう何年も DR MOVIE か手塚の中国部隊に丸投げ後総作監大量投入で修正する作り方をやっていて、品質もかなり悪く(顔は総作監で直せてもレイアウト段階の狂いはそのまま…)手抜きなのは明らかですが、にも関わらず未だに元請できているのが信じられません。やっぱりコネが強いからなんですか?
スタジオ通販とか同人誌とか形式によって違うような気もしますが
そうだねー…。
前提として、俺自身はこの発言にはまったく同意出来てなくて。
何をもってすれば原作をリスペクトしてることになるかなんて、それこそ好みや解釈の問題で判断の別れる部分だ
多用なスタイルを内包してるのが日本アニメの良いところだと思ってるし、
集団作業の醍醐味だとも思ってるので、それを否定するこの人の演出論は俺は同意できないかな。
この平川さんの書きこみは、ちょっと決めつけが過ぎて酷い。
今昔論みたいなこと言ってるけど、これは昔だからとかではなく人によるし、
それが通るかどうかも最終的には作品によるという部分だと思うし…。
いまでも作品を選ぶ状況ではありつつ、
なんでこんな煽るような言い方しちゃうかな、大人げないっ…て思っちゃうね。
こっちが穿った見方してるだけかもだが、あえてこのタイミングで呪術を話題に出すのも当てこすりに見えるしね。
>>21でも平川さんのツイートに触れたが
この件も含め、ちょっとこの人の発言、目に余るよね。
ご自身の演出論を自分の作品で貫いてもらうこと自体は結構だと思うが、
この人の場合、自分の認めるスタイル以外は一切認めず否定し、>>21の時のように異論が集まっても一切聞かぬという
頑なな態度で発信しているのが残念でならない…。
『これだけ』というと難しいんだが
映像の視聴行為って、要は学生時代にさんざっぱらやらされてきたはずの国語(現代文)の読解問題と一緒だと思ってる。
もっと言うと、
「作者の気持ちを答えなさい」系問題に「締め切りが迫っていて焦っている」とかって答えない程度の
真っ当な読解力をまず持ってほしいということかな。
冗談として言ってるんだと思ってたんだが、ネット見てるとどうやら
これを本気で言ってる連中が少なからず居るみたいなんだよね
しかもある程度訓練を受けてきてるはずの文章と違って、映像の読解ってマジで下手糞が多くて
現実とフィクションの区別や、作者と作品の区別が付いてない人達が存外多い。
最近だとスレミオ結婚騒動とかで強く感じた。
>>229
マジでこれバラバラで滅茶苦茶だよw
フリーランスだと実際そんな感じ(夜型)の人が多いんだけど、
アニメーターでもお子さん居る方とかも意外と多くて、そういう人はまっとうな昼の時間に仕事してるケースも多いし
スタジオ正社員とかだと当然スタジオの出社時間に合わせた生活してる人も意外と多い。
スタジオの出社時間もマジで会社次第なんだけど
いちばん多いのは昼12時~夜9時をベースにしてる『世間よりちょっと遅い』タイプの会社で
朝10時スタートの会社もあるし、15時にならないと誰も出社してない会社もあったりと、結構会社によってバラバラだね。
結婚騒動は、そもそもボカしてる見せ方を公式サイドで明言するの自体がダサくない? と感じちゃいました(実際に結ばれたかは別として)
例えば3期までずっと演じて貰ってたけど制作中にひと悶着あって一緒に仕事したくなくなったから4期では違う人にやって貰おう等
そもそも監督と声優が揉めることが異常に思えるけど、アフレコでは音響監督が主体で進めることが多いからアフレコ開始終了の挨拶だったり、打ち上げ以外で監督と声優はそもそも接点がないイメージ
逆に監督はキャスト変更にどこまでの権限があるんだろうか、キャリア長い監督ならある程度何でも融通ききそうな雰囲気あるが、監督がNG出してもアニPとか更に上位権限あるとこから跳ね返される場合は大人しく監督は従うしかない?
演じてた声優さんが病気療養とか引退なら仕方ないけど、現役バリバリで炎上もしてないのに主要キャラ交代は香ばしいなと感じた、身内のいざこざを本編にまでもってこられたらファンはたまったもんじゃないんだけどな
監督の一存で交代させるってのは無理だと思う。
ただ、今回のSEEDのように『新シリーズとして仕切り直す』みたいなタイミングで、
どうしても外してほしいと訴えることはまあ確かに可能で、
単に私怨で「あいつとはやりたくないから」で理由だと通らなくとも、
『20年経ってるので声や演技の質が変わっちゃってるから…』とか、
『新シリーズではキャラの立ち位置や性格が変わったので、より最適な役者にしたいので…』とか
まあいろいろ理由を付けて、キャストの変更を要望すること自体は可能だよね。
普通はそれほど接点無いはずってのは仰る通りで、
俺自身、個人的に仲が良い声優も仲の悪い声優も居ないんだが、
まあ声優と飲みたがるタイプの監督もいるし、福田監督なんか俺が子供の時から監督やってるような大ベテランなので
いろいろ人間関係があってもおかしくは無いとは思う。
ネットで言われる不仲説とやらがどこまで本当かは知らないけどね。
>アニPとか更に上位権限あるとこから跳ね返される場合は大人しく監督は従うしかない
ってのは基本的にその通りなんだけど、
SEEDについては当然ながら、原作者でもあり、20年以上にわたってシリーズの功労者でもある
福田監督ありきの企画であることは言うまでも無い。
最悪替えの効くぽっと出の監督とは話が違うよね。
さすがに周囲も配慮しないわけにはいかないって感じなんじゃないかと。
俺はなんかZ劇場のときのゆかな騒動とかを思い出したよw
やっぱ20年とか経つといろいろこじれるのが人間関係ってことなんだろうねぇ…
①元請けのほうで一人制作進行を立てて、その人が演出や総作画監督、あとは国内部署(撮影や編集など)の対応を担当すると同時に
海外のグロス会社のほうにも制作進行が立って、その人が作画全般は進行管理するという体制になる
話数付きの制作進行が立つか立たないかってのは大きな違いで、
たとえば大部分を海外で作画してるとしても、その話数担当の制作進行が現地で選任されてないパターンは
これは正確にはグロスとは言えず、あくまでバラで作画を発注してるだけって感じ。この場合はクオリティはお察し。
逆に同じスタジオでも、ちゃんと現地側で制作進行が選任されてる場合は、
ある程度シーンに合わせた作画さんの配分をしてくれたり、設定や仕様などを理解して現地の作画さんをコントロールしてくれるので
クオリティ的にもマシになることが多いね。
ただ、海外の場合でも、制作進行を立てて貰おうと思うとあらかじめきちっとスケジュールと予算を用意しないといけないのよ。
なので思ってるほど凄惨な状況になってからやむを得ず海外に撒いているというわけではなく
どうせ国内で撒き先があるわけではないので、初っぱなから海外グロス前提で余裕を持って依頼するケースが多いと思う。
②DRはなんか有力な制作さんが韓国側に居て(ごめん、名前失念)、
その人がグロス請けに積極的だったので、ここ数年グロスが爆増したのはその人の影響らしいって聞いた
でもその人が今年DR辞めちゃったみたいな噂聞いたよ。今後どうなっていくのかわかんないって。
上がり自体は実は可もなく不可もなく、一昔前のグロスといったらこんな感じだよね~…って感じ。
担当する作画さん次第で当たり外れあるのも普通のグロス会社と一緒だね。
昔マッドのグロスばっかりやってたころの評判はどこへやら、粗製乱造のグロス会社って感じではある。
基本的にキャラ似せはぜんぜんされてこないので、総作監必須だと思う。
③韓国>無錫>その他 という序列こそあるものの
あとはどこも似たり寄ったりって感じ。
東映や京アニ、OLMあたりが囲ってる海外スタジオはレベル高いって話もあるけど、
なにせ囲われてて他社の仕事ほとんどやらないから、実際のレベルがどんな感じかは謎。
④まず一つは海外にも上手い作監は居るんよ
ただし当たり前だけどめっちゃ金積んでスケジュールに余裕ないとやってくれないので
そういう人をきちっと押さえてやってる場合は、海外の会社でもハイレベルな上がりが来る
ただ世の中の大半の海外系作監(特に動仕会社名でクレジットされていて個人名が出てない場合)は、一応入れてるだけって感じで、
実際の所、国内の総作監で全修正してる。
だから総作監が入れやすいように線整えて貰ってるだけって感じになってて
セル時代の作監の仕事を総作監がやってるみたいな体制でイメージしてもらえると。
⑤ま正直、上がりとしてはあのレベルがあれば、委員会要求値はクリアしてるってことですね。
いまはどこも信じられないくらい詰まってて、
弱小スタジオでさえ依頼しても3年以上先じゃないと着手できないって言ってくる時代なんだけど
手塚の場合は直系の海外子会社の活用とかで、ある程度短納期でやってのけるんだと思うわ。
原作モノとかの場合は、原作の売り出しタイミングとかの問題もあるから、品質が微妙でも、納期重視で手塚に頼むってことはあると思う。
一応『儲けを出さない前提』で委員会から許可されてるものなんで
儲けが出たとして幹事の飲み代程度にしかならんと思う
あれ利益でちゃうとめっちゃマズいことになる。(ってこともあるので再販や通販が厳しいんだよね)
話逸れるけど、水星がおつかれさま本、
メーカー公式のキャストメインのやつと、スタッフ本の2種類出すことになったのはすげーなと思ったわ
単に権利の問題だけじゃなく、カニバらないような調整が必要だったんじゃないかな。
>>234
>場面を切り取るのではなく連なりで見て欲しい
まさにその通りなんだけど、これに付け加えるとするなら、
・作品外のコンテキストと、作品内で明示されていることの区別をつけてほしい
・作品は何かを語ることがあると同時に、”語らない”こともまたある
ってことが大事かなと思う
物語の読解に際して、当然コンテキストも「連なり」の一部であり、大事な要素ではあるのだが、
本来、作品内で明示されていることよりも優先されることはないはず。
しかしネットで批判に晒されてる作品への感想を見ると、どうも作品内容とそれを取り巻く環境の区別が付いてないで
叩かれてる作品が散見される
今だと、極端な例で言うと、バーベンハイマー騒動で作品の内容とは関係無いところでミームが一人歩きしてしまってるが
これと作品を混同して語るような行為はNGだと思う
また、作品が”語らない”こともあるというのは
水星の結婚騒動でいえば、結婚したのかしてないのかという二元論でみんな大騒ぎしていて、
”想像にお任せする”なんて言おうものなら『結論から逃げるな』と散々な言われようだが
しかしそこはやはり敢えて”語らない”という選択こそがあくまで作品の取ったスタンスであって
それをそのまま受け止める度量が見る側に必要だと思う
こういうの、見る目の無い人ほど黒か白かハッキリさせたがるんだよね。
>公式サイドで明言する
いや、公式は一切何も明言してないでしょ。(イベントでのパートナー宣言もどうとでも解釈できる表現だし)
結婚騒動についてはあくまで公式の出した釈明文通り、あくまで「ご想像にお任せします」というのが公式のスタンスだよ。
それはもう本当にそう
俺思うんだけど
実は子供達の教育に際して、いま現在古文や漢文の教育に充ててる時間を使って、
舞台演劇や映像表現に対する読解の授業の時間に振り替えたほうが良いと思うんだよねー…
個人の感情や認知に訴えかけるセンシティブな読解は、むしろ国語教育の要素に近い。
センセーショナルなマスコミ報道に踊らされたり、反ワク的なカルトに引っかかったりするのも
元はと言えばそういう文章読解力や文脈認知能力の欠如が原因の一つだとも思うし…ってのは飛躍しすぎか?
日本語しゃべれない外国人監督の下で仕事したことないからわかんないけど
現場が日本で、監督が日本語しゃべれないなら、リアルタイムでの監督業は難しいだろうね
実質、監修だけやってもらうお飾り監督になっていただくしかないんじゃないか。
外国籍だけど日本語しゃべれる監督やプロデューサーは(韓国人や中国人)何人か思い当たるけど
普通に日本語で意思疎通できるので、日本人と変わらない働き方してるよ。
ありがとうございます!大変興味深いです。
> 話数付きの制作進行が立つか立たないかってのは大きな違いで
裏を返せば海外スタジオ側に制作進行が立ってない場合、本当に瀬戸際で海外に撒いた可能性が高くなるってことですか?
> まず一つは海外にも上手い作監は居るんよ ただし当たり前だけどめっちゃ金積んでスケジュールに余裕ないとやってくれないので
海外の上手い作監にやってもらうのと同レベルの国内の作監に頼むとのではどっちが報酬やスケジュール面で有利なんですか?
瀬戸際で撒いたかどうかというより、
元請けでどこまで回しているか、体制構築の違いって感じだけどね
時間的余裕があって、グロスではなくあくまで元請け話数として進める意図だったが、
国内の撒き先を押さえられる見込みが無く、進行くんが最初っから諦めて分割で海外撒きしちゃうパターンが多々あるので…。
10年くらい前まではクレジットの汚さでスケジュール想像するみたいなことが出来たと思うんだけど
いまはそもそものスケジュールの長期化や、制作体制やチェック体制の複雑化が行くとこまで行ってしまって
本当に会社や作品によってどういう体制で作るか考え方がいろいろある時代なんだよね。
なので一概に「こういうクレジットだったらこういうスケジュール感だろう」みたいな予想をするのは
今の時代、かなり難しいと思うわ。
グロスつっても責任持ってリテイクまでやってくれるグロス会社なんてとっくに無くなってて
元請けが責任取る(尻を拭く)前提で、どこまで外出しできるかのチキンレースをやってる状態とも言える。
その結果として半パートグロスみたいな中途半端な形もよく見かけるようになってきたし、
制作期間がずるずる延びることにより、グロス会社が途中で降りちゃう光景を見かけることも多くなってきた。
その場合、さらにエンドロールはカオスなことになるしね。
みんな品質やらクオリティやらにこだわってる場合じゃなくて、
やってくれるだけマシって感じで、撒き先を必死に探してる状況にある。
その結果、素人の落書きに毛が生えたくらいの上がりしか来ない海外会社にも有り難がってレイアウト撒いちゃうんだよね。
>海外の上手い作監にやってもらうのと同レベルの国内の作監に頼むとのではどっちが~
これこそ人によってピンキリだけどねw
そもそも重要なこととして
この業界、報酬って腕前じゃなくてコネやコミュ力に比例するのよ…。
ただ海外作監の場合は、基本的には窓口会社の制作(コーディネーター)を経由することになるので
上手い人だと、その間に入る人のマージンの分、コストはかかる気がするね。
一方で、仕事の管理をその窓口会社がやってくれるわけなので、
約束したタイミングで物入れすれば、ある程度しっかりスケジュール通り仕事してくれるケースが多い。
ただし、その会社の社員だったり、ガチガチに拘束されてるケースがほとんどなので、
個人指名とかで仕事を依頼するってのはかなり難しいし、
スケジュールがずれれば冷酷にこっち(元請け側)が切られることになる。
国内作監の場合は、あくまで個人対個人のやりとりで仕事を決めていくので
ビジネスだけじゃなく人と人とのお付き合いが重要になってくる部分がある。
なので、他作品との兼ね合いでなかなか上がりを出してくれないなんてトラブルもよく聞くが、
一方で、土壇場でも泣きつけば助けてくれる人が多かったりする。
単にどちらが有利かって話じゃなく、そういう性質の違いがある。
ちなみに外人アニメーターの場合も、スタジオ所属ではなく個人やりとりで依頼できる人も少数ながら存在するんだが
そういう人ってほぼ例外なくSNS強者だったりコミュ力強者だったりするので
単価交渉力が強くてめっちゃふっかけられるケースが多い気がするね。
ただそれは国内のコミュ強系アニメーターと一緒というか、
スタジオが払えるギリギリの水準を見極めてふっかけてくるので、結果的に国内アニメーターと同じ水準に収まる感じ
ブルーロックとか原作人気的にはもっとクオリティ高くてもいいと思ったんですけど
ジャンプとマガジンのアニメ化に対する姿勢の違いみたいなのもあるのかな
1期と2期で、明らかにクオリティーが変わってしまう、原因は何でしょうか。
素人目ではありますが無職点綴は、二期に入ってから、明らかに作画のレベルが落ちているように思えてしまいます。
以前監督さんが、作品のクオリティーは優秀なスタッフを、コネで連れてこれるかである程度決まると、おっしゃっていましたが
二期のクオリティーダウンに直結した原因は、コネ問題なのでしょうか?
同じく以前仰っていた続編を作るにしても、スタッフは直ぐに次の企画に向かうから、基本的に同じメンツがそろって、同じクオリティーになる事はないという話は
無職転生のように、最初から2期が決まっていた場合でも、共通のルールなのでしょうか?
スケジュール、制作会社の体力等、様々な問題はあるかと思いますが
人気コンテンツで、続編になった途端に作画の質が落ちる作品の、裏側に触れていただけないでしょうか。
実際は鈴木信吾さんがトップとして全て仕切ってるような気がしますが監督はどう思われますか?
盾の勇者とか魔法科劣等生は2期以降で制作陣変わってクオリティ落ちたと思うけど、無職もパターン的には同じなのかな
逆に1期面白かったのがスレで前から言われてる奇跡的に色々かみあった結果だったのかもしれないな
もともとタイトルとして安定した環境ではなかったのかも
一期が奇跡だったと思った方がいいかもね
スポーツものだから集まりにくいとかではないと思うよ。
そもそもブルーロックがスタッフ集まってないというよりは、
今の時代潤沢にスタッフが集まってるほうが特殊な環境だと思ってくれ
ジャンプとマガジンの姿勢の差というより
クリエイター側からすると、
仮に同時期に同条件でジャンプ作品とマガジン作品の依頼が来た場合
ジャンプ作品の方が自分の実績になるとか、単純に作品を知ってるとかで、ジャンプ作品の方を選んじゃうって人が多いと思う
なのでどうしてもイキの良いスタッフはジャンプ作品に入りがちって雰囲気はちょっとあるかも
ジャンプ本誌があまりにも一人勝ちが過ぎるって感じがあって
明確に業界内人気が高いんだよね
この一人勝ちっぷりはいくらなんでも不健全な気がするよ
>>246
無職転生についても同様で
むしろ2期くらいの出来がおそらく予算に見合った、業界標準の出来映えといっていい
では何故1期があれほど出来が良かったかというと、そこは監督の力だと思う
『作画が良い』で片付けられがちなんだが、
無職の1期って、すごく緻密に計算された世界観設計がまず前提にあって、
それを実現するために膨大な量の設定資料を用意していたし、
見せ場を自覚してシナリオ段階からカロリーコントロールするなど、リソース管理の面でもバチバチに決まってた
なのでスーパーアニメーターを呼んでくればあとは何度でも1期みたいなクオリティで作画して貰えるってことではなくて
センスのある監督が、細部まで行き届いた演出を敷いてはじめてあのクオリティが実現できる
監督・構成を引き継いだ平野さんや大野さんの実力も別に無能な人達というわけではなかろうが
岡本さんという天才と比べてしまえば力不足に見えてしまう。
2期を1期と同じクオリティで作ってほしければ、今年の放送を諦めて、
U149の後に並んででも、なんとしてでも岡本さんに作って貰わないといけなかったということだが
しかしその1年を失うのがビジネス的に無理だという判断なのかもしれない。
ただ、そもそも岡本さんが無職1期でやりたいことをやり切ったと感じてるなら、
どんなに金を積んでももう続きは作ってくれないだろうから、
そうなれば1期と同じクオリティの続編はもう二度と見ることが出来ないということなので、そうなればもう諦めるしかない。
貴重なんですよ、面白いアニメって。
無職の例でも明らかなように
>続編になった途端に作画の質が落ちる作品
こういうことが何故起きるかというと、
作品にとってのキーパーソンを待たず(参加を説得せず)に
続編をそのときにリクルートできる人材で作ろうとするからだね。
一般の視聴者はもとより、製作委員会のプロデューサーですら、
アニメの出来がこれほど特定個人の能力やセンスに依存してるとは思って無いケースが多くて
同じ制作会社に同じ予算で依頼すれば、だいたい同じクオリティになるだろうとなんとなくみな思ってる。
ところが、実態はあくまで制作会社なんてただのマネジメントチームに過ぎず
実際に手を動かすクリエイターに、誰を選任するか次第でぜんぜん結果は変わってしまう。
無職も盾も、委員会としては同じ制作会社に依頼してるので
当然同じクオリティで来ると思ってただろうが、
中の人が変われば結果が変わる。当たり前の話だけどね。
1期が出来が良かった場合、その功労者が誰なのかしっかり見極めて
なんとしてもまずその功労者に2期に参加して貰うよう説得しないといけないんだが…
そういう有力な人ほど『2期』というものを『2番煎じのつまらない仕事』としてしか捉えてなくて
なかなか説得できなかったりもする。
仕事なので、お金さえ払えばなんでもやってくれるのかというとそんなことは無くて
面白い物を作れる人ほど、そもそも『作って貰う』までのハードルがすげー高いのよ。
委員会側としては、そうこうするうちに1期の熱が冷めてビジネスチャンスを逃すほうが怖いので
なるべく早い時期に着手できるよう、適当なスタッフでいいのでさっさとキックオフしたいという欲求が強い
(正直、2期のほうが微妙な出来になっても、1期ファンが流れである程度は見てくれるだろうという皮算用もある)
その結果、1期とはぜんぜん違うスタッフで作ったり
最悪の場合、制作会社ごと交代するケースもあるって感じ。
>>247
どんな人かはちょっと判らないなー。
>>248
俺も同意見
撮影と美術が兼任なのがキーだろうな
鈴木さん・内田さんあたりがインハウスのクリエイターを束ねる特殊な体制なんだと思うわ
無職PV云々はちょっと誤解がありそうだな
PV用にあえて本編では使えないようなスタッフ集めたとかではないので、いわゆる「PV詐欺」ではないよ
詳しくは語れないが、キャラデザのととすさん降板騒動が変な伝わり方してるんだと思う
で、そのととすさんがチェーンソーマンに行ったってのが面白いよね、時の人だよ本当に
監督変わったせいなのか、原作ある場合はそれ自体がつまらなくなったのか分からなかった昔は2期つまらない原因を適当にググったりするしかなかったが、このスレのおかげで違う視点から見れるようになったのはありがたい
2, 原作者がこのアニメーターに書いて欲しいという要望が出ることがありますか?
3, 山賊アニメーターとは何ですか?
「すごく緻密に計算された世界観設計がまず前提にあって、
それを実現するために膨大な量の設定資料を用意していたし、
見せ場を自覚してシナリオ段階からカロリーコントロールするなど、リソース管理の面でもバチバチに決まってた」
この、カロリーコントロールや緻密に設計された世界観と設定資料を作っている、背景は監督のように業界の中に長くいると自然と、察する事ができるようになるのでしょうか?
また、察する事ができる場合
作中のどのような要素を、きっかけに察しているのでしょうか?
ここら辺ってやはり監督(というかコンテ担当?)の手腕が関わってくる感じなんですか?
最終的には確か編集が1カットの長さは決めてると思うんですけど、編集の人の影響も大きいんでしょうか
(諸々知識が誤っている部分があったらすみません)
検索してもゼロではないにしろ数人しかヒットせず。
それを踏まえて以下質問です。
・音響監督を他で立てるより監督が兼任した方が(作業量的なマイナスを凌駕して)好都合な場合がある?
・スタッフを集める際に監督が自分で音響監督もやると言ったら希望は通るもの?
・スタッフロールに音響監督を載せずに実は監督が兼任しているケースがあったりする?
・主自身に音響監督もやってみたい願望はある?
せやな
>>255
1期の布陣やコンセプトを本当の意味で貫ける作品って意外と少ないんだよね。
マジで上手くいってるのって、けいおんとかまで遡らないと思い浮かばんw
>>256
1.特に詳しくは存じ上げてないです。すまん。
2.俺自身は受けたことはないけど、作画オタク系の原作者だとまったく無いってわけじゃないと思うよ。
たとえばNARUTOのキャラデザ西尾さんってのは原作者要望だったとかが有名な話だよね。
ただ、同じ『希望』といっても
たとえば『声優さんはこの人が良い』って希望なら、
声優さんってある意味アフレコする1日だけスケジュール押さえられれば良いわけだし、
音響制作会社ならどの声優事務所にもコネがあるので、通る可能性も比較的高いんだけど…
逆にアニメーターの場合は特に有名な人は年単位で先まで埋まってたりするのが普通だし、
そもそもコネがなければどうしようもないので、
まあなかなか自由に希望を出したところで通せるとは限らない。
3.俺の記憶が正しければ、忍たま演出の葉摘田緒さんによる
ttps://twitter.com/hatsumidashiyo/status/1056195374430343168
このツイートから言われるようになった単語だと思うので
これ読んで貰うのが一番話が早いかな。
無職については直接関係者から内容を聞いてたのもあるが
まあフィルムを見ればどれほど手間掛けて作られてるかはなんとなくわかりますよ
適当に作ってもああはならないので。
どのような要素というけど、画面に映ってるあらゆるマテリアルが完成度に影響してくるからなぁ…。
でも強いて挙げるならだけど、空間の設計とか、モブ市民の設定とかに手抜きが出がちだよね。
作りの雑なアニメほど、芝居場が殺風景で無駄にだだっ広い部屋になりがちだし、
メインキャラはどんなアニメでもしっかり作画されるんだけど、モブまできっちり生活感が出せている作品となると一握りしか無い
無職1期はそれが出来てたと思う。
逆に言うと、1期のときから、決して作画体制などが盤石だったわけではないのよ。
途中でキャラデや演出が降板したり、下請けを降ろして引き取ったりした話数とか、それなりにトラブルもあったと聞いてるし。
会社立ち上げ1本目だから、会社側のスタッフなんか新人だらけだったし。
でも完成した映像からはそんなの微塵も感じさせないでしょ。
絵コンテで9割は決まっちゃうねー。ギャグ作品は特にそう。
残りの1割はシナリオ段階。
ぶっちゃけ演出・作画・編集などの工程は、
絵コンテに入ってる魅力をできるだけそのまま保存して、風味を損なわずにテレビ画面まで運んでいくかって感じの仕事なんで
味の上限値は、絵コンテでもうほとんど決まっちゃう感じだ。
カットの尺については演出家がタイムシートで決めてるものなので、
編集さんはせいぜい微調整レベルでしかいじれないと思ってくれ。
(アニメの編集は非常に特殊で、素材を”捨てる”部分を最小限に抑えないと行けないので、
実写作品で想像する編集のような自由度は全くない)
もちろん微調整も大事ではあるんだけど、いずれにせよテンポ感などを編集さんが決めてるわけではない。
音響監督兼任する監督は昔からいっぱい居るのでぜんぜんレアケースって感じではないと思う
それこそ上でさんざん話題になった岡本監督もU149で自分でやってるし
ガルパンで有名な水島努も頻回に音響監督を自分でやってる。
音響監督の仕事内容って、やってる人には悪いんだけど、まあ正直作業量的には大したことなくて
技術的な専門知識は、『録音』担当者にフォローしてもらえばなんとか務まるので
兼任でもやれないことは無いんだよね。
音響監督の仕事内容としての3本柱は、キャスティング、演技指導、選曲だと思うんだが
これらって、他人に任せたり、あるいは他人にいろいろ指示してやってもらうより
直接自分で指示できたほうが思い通りに出来て良いなと思う人は多いと思う。
むしろ逆に、普通の作品では監督が直接やらずに別の人に任せている理由を考えた方が理解しやすいんだが
音響監督って、録音当日、当たり前だけど場を仕切らなきゃいけないので
演出家やプロデューサー陣などからの意見集約や、録音手順の調整・提案
(たとえば複数キャラが同時に喋るなどのケースは、それぞれ別トラックで録音する必要がある。
どのセリフを別トラックに収録するかの相談や、その手順などをその場で判断して、技術スタッフや声優に伝える仕事がある)
などの雑事も対応しなくてはならない。
専任の音響監督がいれば、
監督自身は、演技を聞いて思ったことを適当に言えば、
あとは音響監督が勝手に整理・意見集約して録音手順を勝手に決めてくれるわけ。
そのほうが楽だし内容に集中できるので便利だねって話なのよ。
そういう便利ツール的な扱いの役職なので、監督が要らないと言えば不要になる役職ってことになる。
俺自身はそういう意味で居てくれたほうが便利なんで、自分であえてやろうとは思わんな。
ちなみに選曲だけ音響監督に任せず、自分でやる監督とかもチラホラいるよ。
>スタッフを集める際に監督が自分で音響監督もやると言ったら希望は通るもの?
それなりに経験ある監督が言い出したら通るケースが多いと思う
>スタッフロールに音響監督を載せずに実は監督が兼任しているケースがあったりする?
これは少なくともまともなテレビアニメでは知る限り無いかな。音響監督のクレジットは必ずあると思うが。
>>260
う~ん、どうだろう
まあ当然委員会Pの意思は介在するものではあるけど
基本的にはまず監督やシリ構の人の意図ありきなんじゃないかな。
実際、本筋ばかりダラダラやるより、温泉回的な、コーヒーブレイク回を挟んで緩急つけたほうが
全体の構成上有効だと判断してる場合が多いと思う。
実際そういうしょーもない回のほうが、マジメな話数よりもSNSで話題になるケースも多いし。
『全体の構成的にはダメージだけど、それでも温泉回ねじ込んでくれ』みたいな無茶を言ってくる委員会Pはまず居ないと思うよ。
そもそもお色気やサービスが売りの作品なんですということであれば
むしろ温泉回とか関係無く毎回何かしら女の子の見せ場作ってくれってオーダーになると思うので。
俺全然アニメ詳しくないんだけど、このアニメいいなーとか肌があうなって感じる作品はプロダクションIGばかりで、まえから気になってた。
アニメのオーディションごとに審査人数が限られる中でこの事務所は何人まで等の人数制限かけて平均何日で何人ぐらい審査してるの?メインキャラなら100人は当たり前?
またオーディションには監督も立ち会う頻度は多い?立ち会えない場合は後で作業しながら録音したのを聞いてピンときた人を候補で選んで打合せ時に提案して決めていくような流れなのかな
主要キャラでイメージしてた声優が所属事務所から選ばれずオーディションに参加してない場合、オーディション来てないけどこの人はどうでしょうと推薦するケースはある?ボス・脇役はベテラン指名でこの人空いてたらお願いしてやって貰ったは聞いたことあるけど主要キャラはオーディション枠の中だけで決まることが多いんだろうか
2,チェンソーマンの2期が決まらないのって監督の独立が関係していますか?
上でも言ってるように、制作会社の機能って、タレント管理というか、スタッフのマネジメントに過ぎないので、
突き詰めて言えば、同じスタッフ陣が別の会社で作ったところで、同じ物になる。
芸能事務所みたいなもんで
声優やアイドルが所属事務所を移籍したからって、急に歌がうまくなったり、顔面が変わったりはしないよね
同じ人がやってる限りは、会社なんて関係無く、同じ結果になるのが基本。
なので、スタジオだけで作品を語ったり、スタジオだけで見る作品を選ぶのはナンセンスで
やはり主要スタッフが誰なのかという、人間に注目して見るのが重要だね。
じゃあなぜ実際はスタジオごとの差があるように感じられるのかというと、これはコネの関係
特定のジャンルの作品を制作する機会が多ければ、当然だけどそういう作風に向いたクリエイターにコネが出来る
この業界、コネ9割で仕事が回ってるので、
スタジオとしての得意分野みたいなものが形成されていくことはある。
ただし結局これも属人的なもので、結果的にそうなってるだけなので
特定のジャンルが得意なクリエイターが数名抜けただけで、全くスタジオとしての方向性が変わってしまうこともある。
なのでご質問に関して言えば、プロダクションIGだから何か決まった特徴があるということはあまりなく(あったとして結果論に過ぎない場合が多い)、まずは監督が誰なのか調べてみたほうがいいと思うよ。
ちょっとマニアックな話になるけど、
一昔前のプロダクションIGといえば、それこそ作画オタク的にはIG作画三大神とか言う不動のスーパーアニメーターがいて、
そして会社から神扱いされてる押井守という大監督が居たという体制なわけだが
結局IG三大神は誰も彼も他社作品で名前をよく見るし、押井さんですら他社で監督する始末
同じ会社だからって同じメンツで続くわけじゃ無いといういい例だと思うわ
ちなみにプロダクションIGについては、班ごとにだいぶ得意な作風が異なっていると思うんだが
具体的にはどのへんの作品が気に入ってるんだ?
少女漫画系や女性向けスポーツ物やってる班もあれば、攻殻関連ばかりやってる班もあって
結構温度差あると思うんだが。
あと、質問とは関係無いけど初歩的なところを指摘させて貰うんだが
アニメスタジオは「制作」会社ね。
「制作」と「製作」はぜんぜん意味が違ってて、実際にアニメを作ってる現場(スタジオ)は「制作」で、
お金を出してアニメを発注したり、スタジオに作らせたアニメを使ってビジネス(金儲け)をするのが「製作」会社な。
ネットの解説とか読むに当たっても、ここを誤解してるとおかしなことになるので気をつけてくれ。
これ作品によって違ってくると思うんだが
現実的には1キャラあたり20人程度の候補の中から選ぶ感じだね。
とはいえ掛けることのキャラ数になってくるので、
メインキャラが5~6人居たりすると、結局100人以上の候補者にやってもらうというケースはある。
オーディションなんだけど、コロナ前の時点からすでに
ちゃんとスタジオに来てもらって実施するケースは減っていて(やっぱ普通に面倒なので…)、
コロナ以降は、100人近くが入れ替わり立ち替わり同じ部屋に来るなんて非常識なこと出来ないということで、ほぼ無くなってしまった。
今はテープオーディションといって、各自各々で声のデータを録って貰って、そのデータを聞いて判断するって形式が主流だね。
よくある手順としては、まず最初にオーディションに呼びたい候補者を、
監督やプロデューサー、音響監督などがそれぞれが好きにリストアップするのよ。
そのリストに、音響制作会社や声優事務所などの関係者が推してる人も加えて、
各声優事務所に対して「オーディションに参加してください」という連絡を打つ。
この際に、アフレコを予定している日取りのスケジュールが空いているかどうかや、
宣伝・プロモーション、あるいは過激表現などにNGがあるかなども合わせて事務所に回答して貰う。
オーディション参加可能で、諸条件の返事が貰えた声優さんのリストを作るとこんな感じになる。
ttps://tadaup.jp/1111540763.png
実際はこれが100人分くらいずらずら~っと並んだリストになる。
この時点で、アフレコ候補日のスケジュールが埋まってる人は候補から外れる。
で、このリストにある声優さん達にオーディション台本というのを送って、
キャラごとに課題セリフを言ったデータを作って貰う。
データが集まったところで、それをそれぞれ聞いて、この人がいいなという候補を腹に決めておく。
最終的には再度監督・プロデューサー陣・音響監督等があらためて集まって、キャスティングを決める会議を行って、
そこでさまざまなパワーバランスを考慮しつつ、よきキャストを決めていく…という流れになるケースが多い。
ベストなキャストを決めるためならオーディションは実施すべきなんだが、
こんな感じで、すごい事務的な手間がかかるんで、全キャラオーディションてわけにはいかないので、
実際は主要キャラだけオーディションで、それ以外は音響監督や監督の指名で…となるケースが多い気がするね。
あとは、金銭の絡む大人の事情で、あらかじめ製作会社ご指名の声優さんが居たりするケースもあって…
(どのキャラでもいいからメインキャラにこの人をねじ込んでくれ、みたいなオーダーとかも当然ある)
それがどういう扱いかは、その時々のケース次第だねー…。
>長期インターシップ制度
これね、むしろ従来の「新人アニメーター」の存在がそもそもインターンシップみたいなもんなんだよね。
そこを勘違いして、最初から戦力として働けると思って入ってくるからミスマッチが生まれる。
アニメーターってそもそも待遇関係無く、才能無くて脱落する人が半数以上居るであろう厳しい世界なので
どうやっても最初の1年はそのふるいをかける期間ということになる。
そもそもアニメーターの待遇改善と一言でまとめちゃってるけど
・フリーランスが多く組合も無いせいで、ベテランの人への社会保障や安定性が不足している問題
・業界の持続性のために若手を安定育成する仕組み
・新人がふるいにかけられる研修期間に生活が苦しい問題
みたいなのはそれぞれ別個の問題だと思う
ここでいうインターンシップ制度とかは、『新人が研修期間に薄給な問題』の解決策としては
そもそも元凶の専門学校が生徒をインターンに送り込みたがらないので成立しないと思う
(インターンで早期にスタジオに入れるようになったら、専門学校の教育そのものが不要かつ無意味であることがバレて
生徒から搾取できる金額や期間が減ずるので)
スキルの安定育成という面でもインターンが実施できれば有効なんだろうが、
上記理由で専門学校が春先まで学生を解放してくれないので
やむを得ず4月にイチから研修をやりなおす羽目になってるというのが現状だね。
まーやっぱり専門学校が癌なんだよな、通ってた人には悪いけど。
>チェンソーマンの2期が決まらないのって監督の独立が関係していますか?
いや関係ないと思うけどね
独立してようが別に話来たら請けられるわけだし。
てかどうせとっくに2期決まってるんじゃない? 聞いたわけじゃ無いけど…
どっちだったか思い出せないから適当にしてたけど、語呂合わせで衣を着てないのがスタジオ(全裸の現場)と覚えておくか〜
制作会社のことを『スタジオ』
製作会社のことはだいたい『委員会』『メーカー』と言い換えちゃっても通るんで
あえて誤解を生みやすい制作・製作という単語を使わないという手もあるね。
ちなみに東映だけ何故か制作の意味で「製作」って使ったりする独自文化があったりしてややこしいw
候補者リスト右側の諸条件で1つだけ項目が隠されてるのが気になってしまった…
何か作品に直結する項目なんですかね?
あと声優の話で便乗質問
女性声優は頻繁に新人が出てきてどんどん入れ替わる一方、男性声優はずっとベテランが強いってイメージを持っているんですが、これって僕が見てる作品の偏りの影響でしょうか?
そうでなく実際にそういう傾向があるとしたら、その原因はなんでしょうか?
同じような立ち位置のキャラのキャスティングの際に男性か女性かで重視する項目が変わったりしますか?
>項目
たいした項目じゃないんだけど固有名詞入ってたんで一応消させて貰った
>女性声優と男性声優
男性のほうがベテラン多い傾向は実際あると思うよ
単純にファンの嗜好の問題だと思う
女性声優についてる男性ファンは、どんどん若い人に目移りしていっちゃう傾向があるので
ある程度下からの入れ替わりがあるんだよね
逆に男性声優の場合、40代や50代の人でも中学生や高校生の役を平気で演じていて
良くも悪くも人気が衰えず持続する
なので、男性声優は一度人気者になれば一生カタいんだが、逆にパイは少ないわけだよね
女性声優の場合は、新陳代謝の関係でパイが多いので、純粋にチャンスを掴める確率は高まるが
一方で年齢と共に人気が衰えていくのをどうにかして乗り越えないといけないんだと思う
実は声質だけの問題なら、別に40代やお50代の女性声優が女子高生演じたってぜんぜん通用するケースも多いと思ってて
実際ネームバリューだけでキャスティングしてるような中華ソシャゲって、やたらとベテラン女性声優多かったりするけど
別に問題無くみんな美少女キャラ演じてるじゃん
だから声や演技の問題じゃなくて、やっぱ声優ファンの嗜好の問題でベテラン不利なんだろうなと思いますよ
キャスティング時に重視する項目が変わるかというのは
俺自身は正直特にないので、キャラに合ってるかや演技力があるかが最重要だけど…
音響制作会社、音楽会社やイベント会社みたいな関係各社にとっては、それぞれの思惑でいろいろ重視してる項目があってもおかしくはない
ただ俺には詳しくは判らないね。
まずはこんな素人質問に、丁寧に返事してくれてありがとう!
トンチンカンな質問にすごくわかりやすく答えてくれて感謝っす!これからアニメ観るときは、まず、会社は気にせず監督をガン見してみる!
作画三大神気になるから調べてみるよ〜あと、あの有名な押井守がプロダクションIGにいた事すら知らなかったw
ミーハーっぽくて恥ずかしいんだけど、俺、ハイキューと魔法陣グルグルが好きで、調べたらプロダクションIGと出てきたのでこの質問させて貰いました!あとは家からスタジオ?が近いのも親近感がわく理由かもw
ごめんなさい!!前スレで製作と制作の記述あったから、間違えちゃ失礼だと思って、ググって1番上に出てきた製作を使ってしまった。。中の人にとってはとても大事な違いだよね、間違えて申し訳ない。。
現場は制作、シンプルな方!画数多いのが金儲けで覚える!!
この業界、報酬って腕前じゃなくてコネやコミュ力に比例するのよ…。
コミュ強系アニメーターと一緒というか、
スタジオが払えるギリギリの水準を見極めてふっかけてくるので、結果的に国内アニメーターと同じ水準に収まる感じ
コミュ強とはいえ、能力自体は必要な気もするのですが
優秀な能力を持っている上で、コミュ強である事が報酬を多くもらう、コツなのでしょうか
それとも、腕前は程々でもコミュ強であれば、報酬は多く貰えるものなのでしょうか?
もちろん能力自体はあるのが前提ですね。
作監の話をしてるところだったので、一定水準の能力値がある前提での話として聞いて貰えると。
その上で、同じくらいの能力値の人で比べても、コミュ強や自己PRの上手い人は
そうでない人の何倍も報酬を貰ってるケースが多々あるてイメージだな
1.リゼロ2期のクオリティーが1期と比べて下がった要因は何だと思いますか?コロナで制作スケジュールが崩壊したか、OP、ED、CMを削りまくって1話あたりの尺を長くしたのが原因かなと個人的に思っています。(25話で3クール分くらいの尺になっていた)
2.岩佐さんのツイートから3期の制作もWhite Foxが担当する事が判明したのですが、吉川さんが独立した影響でメインスタッフの大幅変更はあると思いますか?
少なくとも『1話あたりの尺を長くした』とかは関係無いね。
実はリゼロって、メインスタッフ一覧だけを見ていると気付かないんだが、
1期と2期で大きな制作体制の変更というか、戦力ダウンがあるんだよ。
実は1期は、ホワイトフォックス単独ではなく、
監督のコネでNexusというスタジオと実質的に共同制作のような体制にあった。
Nexusは4話、5話、6話、10話、12話、16話、19話、21話、23話と、全体の1/3程度の、
いずれも評判の良い話数を担当していた。
これらの話数では作画マンだけではなく、演出家もNexus側の優秀なスタッフが担当していたので
その人達の実力で大きくクオリティが底上げされてたのは間違いない。
しかし2期制作のタイミングでは、Nexusは自社作品の制作に専念するようになってしまっていて、
手伝って貰うことが出来なかったわけだな。
それに加えて、1期で多くの話数で作画監督を務めていた池上太郎氏など中核スタッフの一部が
1期終了直後、クラウドハーツという新しい会社に独立していってしまった。
(クラウドハーツが元請けとして名前が出始めたのは最近の話だけど、たしか2017年頃から既に活動していた記憶がある)
そういった事情もあって、ホワイトフォックスという制作会社こそ変わっていないものの、
2期制作のタイミングでは、実質的な戦力は半減した状態といってもいい状況にあったわけだ。
その証拠に、たとえば2期の演出家のローテーションを確認してみてほしいんだが
土屋さん、古賀さん(ペンネームの赤井倍人も含める)の二人は2クールの間になんとそれぞれ7回も登板していて、
これは人材不足で無理矢理詰め込んでるローテーションといっていいと思う。
こういうことがあるので、同じ制作会社・監督だからといっても、2期も安心とは限らないわけだね。
3期については、申し訳ないんだが俺布陣を知っちゃってるので、
なにか語るとリークになっちゃうので、ちょっと詳しくは言えないや…。
2期からも時間が経ってるので、当然いろいろ変更があってもおかしくはないということで、
いろんな可能性を考えながら楽しみに待って貰えればと。
ちなみに、リゼロ1期は幸運もいろいろ重なっていて
ホワイトフォックス側では、その後無職転生で一世を風靡することになる岡本学氏や、
同じくその後にSHOW BY ROCKでチーフを経て監督になる山岸大悟氏など、有力な若手株が参戦していたし
Nexus側からも、その後Nexusで監督することになる徳本善信氏や中西和也氏が参加していた。
その時点では、いずれもそれほど有名なスタッフというわけではなかったけど、
後から考えれば豪華なメンバーがこの作品のために集結していたわけだな。
いっぽうで2期は戦力ダウンの余波で、そういった有力な若手を呼ぶ余裕も無くなっていて、
中継ぎ的なランクのベテランでローテを無理矢理埋めてる状態になってた。
(人手が足りないと、どうしてもその場を凌ぐために質を妥協したり、無理矢理頼み込んでやってもらうといったケースが横行し、
結果的にますます制作体制に余裕が無くなるという負のスパイラルに陥りがち)
そんな感じで、表面に見えている以上に内部スタッフの質に差が生まれていたという事情がある。
原画マンを演出に昇格するタイミングはどこですか?
原作者と仲良くなることはありますか?
火の車になっている現場を専門とした、佐々木さんの様な演出家もいれば。
リゼロの件で触れていた「人材不足で無理矢理詰め込んでるローテーション」
といった、字面から現場のうめき声が、聞こえてきそうな物まで様々ですが
演出家育成講義なるものまで開かれ、それなりの人数が参加している様を見るに
現場の方が目指しそうな仕事に思えるのですが、そう言う訳ではないのでしょうか?
>ヤバいライン
俺も全アニメ業界中をくまなく把握してるわけじゃないのでやばいところがどこかと聞かれてもねぇ
どの現場もうちはヤバいですよって言ってるような状況だから。
前期はまあ間違いなく水星の魔女が一番ヤバかったと思うんだけどねw
>タイミング
そんなものはない
強いて言うなら、用意されたタイミングなんて全く無いところを、それでも無理矢理こじ開けてつかみ取るものなので、
人によってぜんぜん違う。
>原作者と仲良くなる
原作者次第だけどぜんぜんあるよ
飲みいったりとかするケースもあるし。
逆にぜんぜん接点無い原作者も居るけど。
演出家ってやっぱ育成できるまでが遠いんだよね
制作進行やアニメーターは、業界入りしてすぐ直接仕事に繋がる研修に入っていき、
半年もしないうちに前線に立てるわけだが
演出家は仕事柄、アニメ制作全般に広範な知識を持ってる必要があるので、
演出志望の新人の子が実務経験もなしにいきなり出来るってことはないんだよね。
まず何年も掛けて、一人前の制作進行やアニメーターになってからじゃないと、
演出家になるためのスタートラインにすら立てない。
で、ようやくスタートラインに立った演出家の卵を集めても
>演出家育成講義
みたいな講義に10人参加しても、ちゃんとモノになるのは1人か2人がせいぜいって感じなんだよね。
かなり厳しい適正が要求される仕事なので、それで不足気味なんだと思う。
とはいえ、実力やセンスに多少疑問符があるような人でも、
人材不足の時代なので、気合いというか、強靱な面の皮と毛の生えた心臓さえあれば
ぜんぜん生き残れる感じではある
そういう意味では演出家志望の人には良い時代かも。
かくいう俺も実力やセンスが評価されたわけじゃなく、
ただダラダラと生き残ってるだけで仕事が途切れずにやっていけてるのでよくわかる。
ハイキュー好きならIG作品の中でも制作プロデューサーが松下慶子さんの作品追っ掛けたらいいんじゃないか
グルグルのPはIG退社したけど
何となく感じてた事だったけど答え合わせ出来た気がする
監督サンキュー
2,今、アスレチックスみたいな若手の有望株しかいない状態の制作ラインはどこですか?
3, 今のmadhouseは12球団に例えるとどこですか?
4,国連がアニメ業界の下請けに問題提起をしましたが、これはどういう影響がありますか?
5, 打ち上げ会であった面白エピソードはありますか?
6,素行に問題はあるが、凄くうまい人と、聖人だか、上がりは普通の人だと、どちらが優先的に使われますか?
7,アニメ検定の権威はあると思いますか?
正 アニメーター検定
誤 アニメ検定
>1,同じ会社なのに、キャラデザが変わる場合
2期のときに担当者が交代するケースについて質問してる?
それともキャラデザ担当者は同じだけど2期のときにあらためてキャラ表を作成し直すケースについて質問してる?
どちらにせよ1期から何年も経ってるのなら、その時々のベストを尽くすために変えることはあると思うが。
>2,今、アスレチックスみたいな若手の有望株しかいない状態の制作ライン
すまんがメジャーぜんぜん見てないのでアスレチックスがどういう立ち位置なのか知らないんだけど
若手をリクルートするのが上手な有力Pが率いているという意味では、
CW梅原P、MAD福士P、動画工房小林Pあたりの名前をよく聞きますね。
>3, 今のmadhouseは12球団に例えるとどこですか?
難しいな…w
スポーツチームって、もちろんそれぞれ資金力の差とかはありつつも、
ルールの下で各チームイコールコンディションになっていて、試合数とかも同リーグなら一緒でしょ。
でもアニメ会社って、会社ごとに試合数(手がけた番組数)からしてまったく違うから、
あんま当てはめてしっくりくるような喩えが思い浮かばない。
別にこの手の質問なんて真面目に捉えず、ちょっと気の利いたこと言えればいいんだろうけど、
今回は悪いんだけど無回答とさせてくれ。
>4,国連がアニメ業界の下請けに問題提起をしましたが、これはどういう影響がありますか?
NAFCAの件ね。理由は省くけど、正直ほとんど影響は無いと思う。
>5, 打ち上げ会であった面白エピソードはありますか?
特にない。
何度も打ち上げいったことあるけど、毎回きわめて常識的な出来事しか起こってないですね…。
>6,素行に問題はあるが、凄くうまい人と、聖人だか、上がりは普通の人だと、どちらが優先的に使われますか?
実際優先的に使われてるのは「普通スキルの聖人」のほう。
…なんだけど、業界内外に有名になるのは「素行に問題があるけど上手い人」のほうだね。
普通の人は話題に上らないんだが、素行に問題がある人のエピソードは飲み会の鉄板ネタになるので。
>7,アニメーター検定の権威はあると思いますか?
これもNAFCAの件ね。 少なくとも現状は権威なんか全くないでしょ。
ただしこれは、検定体制を維持できるかどうかや、問題などを時代に合わせて改善できるか、
あとはスキル認定のため採用する制作会社が増えていくかどうかなど、
今後の展開次第でどっちにも転ぶと思う。
正直俺的にはいまの運営陣のセンスでは8割くらいの確率で失敗すると思ってるけど、
もちろんちゃんと機能する検定に育つなら凄く良いことなので、頑張ってほしい。
質問件数が多いんで簡潔に答えたけど、
もっと掘り下げてほしいトピックがあるなら改めてツッコんでくれれば。
1, 4,の理由を教えて下さい。
2, 業界内のトッププロスペクトアニメーターは誰ですか?
その際に監督さんは、岡田斗司夫さんは断言系の決めつけや大げさな表現が、多すぎて好ましくないといった趣旨の話をしていましたが、話の中でプロデューサーとしての手腕に関しては、触れられていませんでした。
岡田さんがプロデュース業から手を引いて、長い年月が経過していますが
今のアニメ業界で監督業、演出家として最前線に立っている監督さん的には
プロデューサーとして岡田斗司夫さんは、どのように映っていますか?
国連人権理事会にNAFCAが参加したという件についてだけど
俺ももちろん全部の情報を詳細に知ってるわけじゃないので事実誤認があるかもしれないが、
事後の報道を見る限りでは、まずはジャニーズ性加害問題が大きく取り上げられていて、
アニメ業界の問題はそれに比べれば小さなこととして扱われてしまってるよね。
国民的芸能事務所のトップが、若い子をレイプしまくってた問題と比べたら
偽装請負の問題やら、著作者人格権不行使問題やらを力説したところで、比較するとどうしても些末な問題扱いされてしまうよねってのが一つ。
それに、NAFCA自体が現場側の生の声というよりも、
権威側、勝ち組側の老人たちによる組織に思えるのが根本的問題で。
昨日のNAFCA主催のトークイベント「アニメの未来はこの日から」の報道とかも読んだけど、
たとえば監督やキャラクターデザインの人の著作者人格権について不行使が強制される件などが話題に上がってたと思うが
これって業界人としてはもちろん問題だと思うんだが、
業界入りたての若手とか、一般の視聴者の皆さんから共感して貰えるテーマでは無いと思うんだよね。
マスコミを巻き込んでイベントを打ったり、国連作業部会に出向いて報道されるとか、
そういう宣伝戦略みたいなものは本当にお上手で、Janicaには出来なかった事だと思うんだが
活動の方向性についてもっと若い人から広く支持されるような方向性を模索しない限りは、
最終的に業界を変えるようなムーブメントに広がることはないと思う。
ただしNAFCAとしてはおそらくこれで良いと思ってる節もあって
あくまで現時点では、『検定の創設と運営』を第一に掲げている状況なので
おそらく現段階までで開いているイベントや記者会見は、その検定スタートに向けた宣伝と位置づけてるんじゃないだろうか?
そういった諸々の事情を鑑みると、今回の国連作業部会提言にしろ、各種記者会見の内容にしろ、
業界の行き先を憂いていますよっていうある種の宣伝用の『ポーズ』に過ぎなくて、
その後の動きに繋がることはあんまり無いんじゃないかと思っている…ってのが理由だね。
プロスペクトアニメーターってのは要するに有望若手ってことだよね?
業界全体でってなると誰になるんやろうな……。
若くても上手い人いっぱい居るってのと、あとどういう観点で捉えるかで順位が入れ替わるので
一概に言うのは難しい
たとえばけろりらさんとかkappeさんみたいな有名人は
その爆速の仕事ぶりや有名作のOPとかを続々担当するバイタリティーで業界中から注目されてるのは確かなんだけど
一方でじっくり長期間1カットに向き合うようなハイエンド系作品をやってる人からは価値観が合わなず批判されたりもするんだよね
とはいえ、じっくり1カットをやるような人は作品単位での貢献はすごくても、知名度は劣る傾向にある。
そこは別の種類の凄さなので、同じスケールで図りづらく、それぞれ個性や特徴があるので、
業界内で普遍的に注目されてるアニメーターなんてのを挙げるってのは難しい。
いやー申し訳ないんだが
岡田さんにそもそもプロデューサーとしての印象がぜんぜん無いんだが…。
なんかDAICONとかガイナックスの設立時にいっちょ噛みしてて、
実際に良き相談役・営業役ではあったんだろうけど
クリエイティブの部分は企画も含め山賀、赤井、庵野(敬称略)といった面々が最初からメインだったわけだし…
なのでプロデューサーというよりも、世に出てきた時点で最初っから
『情報通』とか『評論家』みたいな感じじゃなかったっけ。
何か才能を発掘してきたとか、独自に企画を推進したという意味での「プロデュース」をする人ではなくて、
あくまで『観客席の最前列』として、舞台袖を選んだ人ってイメージだなー。
>>292
もし利益が出るなら、それはもう同人という扱いではなくなり、公式に販売する必要が出てくる
ただ、「公式製品です」と言うのであれば、それに見合ったクオリティを保証しなくてはならなくなるし、
ロイヤリティーの支払いなど複雑な事務処理が必要になって、
現実的には趣味で有志がやれる範囲を超えてしまう。
なので、あくまで同人という形で
儲けが出ない趣味の本で、会場に来た仲間内同士で交換し合うだけのものという建前で
お目こぼしの許可をいただいているケースが大半なので…。
あくまでそんなの建前でしかないのは委員会側も判ってるんだけど、この国ではその建前ってやつが大事でね。
もし仮に手広く通販でもやろうものなら、不特定多数に対して商売している扱いになって
委員会から訴えられて損害賠償請求されてもおかしくない事態になってしまう。
まあ実際に訴えられるかは置いておいて、線引きとして
『会場頒布のみ、当日分のみにしといてくれれば目をつぶりますよ』という暗黙のルールが
お互いの妥協点として形成されているわけなので
裁判上等でそこを踏み越えようとする人は居ないって感じ。
でも今日のけろりら本や水星本の転売価格見てると
通販くらいは認めてやれよって俺も思うけどねー。
ただ水星はなにせ公式が類似商品出してるから、同人で出せただけ奇跡だとは思うが…。
赤字になる金額に設定するわけにはいかないだろうし、
誤差程度でも儲かるような金額設定をすれば、今回の水星とかぼっち本くらい売れりゃちりつもでそれなりに儲かってくると思う
それでも無尽蔵に儲けられるわけじゃなくて、あくまで当日分だけだから
委員会にお目こぼしいただくという流れになってる
k松さんみたいに18禁デビューしたアニメーターでも復帰しようと思えば出来ますか?
お疲れ様本みたいに大々的にやる場合や、原画集など制作素材を使う場合は許可取りするケースが多い。
18禁とかでなければ当日頒布のみなら黙認されるケースがある。
一方、個人で落書き本とか18禁本を出す場合は、
前提として許可を取るべき…ではあるんだが、許可が出る可能性は限り無く低いので、
藪を突かない選択として、は黙って出してる人が大半だと思う。
k松が誰かピンと来ない。
たいぷはてな先生か
別にああいう感じなら18禁作家やってようが何してようが全然問題無い
復帰どころか別に兼業してたって問題無いでしょ
エロゲ声優が同時期にプリキュアやってたりする業界やし。
一応棲み分けというか、検索配慮ってことで、成人向けやるときは名義を変えとくってマナーはあるけどね。
ファンが求めてないからってのが最大の理由でしょ。
こういう話をすると「いや俺はスタッフのトークも聞きたい」って人が湧くし
実際俺も、声優やら、酷いと作品とは無関係の芸人やらを呼んで
当たり障りの無い内容ゼロのトークをやられるより、スタッフの話のほうが面白いと思う派ではある
しかし、監督といえどただの素人のオッサンに過ぎないので、聴衆相手になんか喋り慣れてないし
一般のファンは誰も知らんオッサンをステージに立たせて、
そいつがどもりながらなにかゴニョゴニョ言ってても
それはそれでぞっとするくらい会場が冷え冷えになるわけよ
しかも、監督なんか内部事情を良きも悪きも全て知ってるせいで、
本来会社側としてはファンに言わない方がいいと思ってるような裏話をうっかり喋っちゃうリスクもあるわけだ
そんな2大リスクを取ってまで監督を登壇させるイベンターはまず居ない。
たとえ内容ゼロだろうと、とりあえず規定時間いっぱい場を持たせられるトーク力のある
よくわからん芸人だのアナウンサーだのを呼んでお茶を濁しちゃうわけだね。
まあなので、イベントとかに呼んでトークさせるよりもハードルの低い
インタビュー記事とかでスタッフに興味が向くようにしていかないといけないだろうね。
いろんなシナリオが考えられるけども…
NAFCAがやってる検定を免許的に使うっていう想定で考えてみるか。
まず、免許とはいっても、保有してない人を法律的に排除する、いわゆる『業務独占資格』となることは考えづらい。
たとえば運転免許とか、医師免許とか、危険物取扱者免許とかって、
そういう資格って、資格を持ってない、知識の無い人が勝手にやってしまったら危険だったり、
社会に大迷惑をかけることが明らかなので、
きっちり勉強して試験をパスしないとそれをしちゃいけまんせんよっていう制度になってるわけじゃん
でも、アニメーターの場合、知識の無いモグリのアニメーターが原画を描いても
別にその原画が原因で人が死ぬことは無いわけだよね。
なので、法律で「免許を持ってない人の従事を禁ずる」ような制度になることは考えづらい。
なので、おそらく免許制度などを実施するとしても
たとえば「簿記○級」「英検○級」「介護実務者研修」「基本情報技術者」とかみたいな
持って無くても問題はないけど、持っていることで給料が上がったりするとか、
あるいは事業所ごとに「うちは○○の資格を持ってる人だけを採用します」みたいな所があるようなタイプの資格になる。
ちなみに今NAFCAが目指している検定はこの形。
でこの場合は免許取得の難易度次第で変わってくるんだが
もしこれを業界入り口のふるいとして使うことを考えた場合
・免許を取るのが難しすぎる場合
確かに敷居が高くなり、免許を持った新人の数が少なくなるんだが
会社側としては一定の人数を採用したいので、免許を持ってない人を採用することになる
その結果、新人としてもわざわざ免許を取らなくても採用されることがわかれば
ますます免許を取ろうと思う人は少なくなり、業界全体でもほとんど誰も免許を持ってない結果となるので、
実質的に免許制度自体が死に体となり、何も変わらない。
・免許を取るのが簡単すぎる場合
これはこれで問題で、
会社側としては『免許を持っている』のに、スキルレベルや知識が怪しい人が流れ込んできてしまうと
そもそも免許を持ってるかどうか関係無く、あらためて知識レベルを各会社で確認する必要が出てくる。
そうなれば免許が有ろうが無かろうが、どっちでも関係無くなってしまい、
免許を持っているからといって加点する理由が無くなってしまう。
結果としてこの場合も、免許が『難しい』パターンと同じく、免許制度自体が死に体となると予想できる。
よって免許制度を上手く成立させるには、
会社側からは信頼されつつも、きちんと需要を満たす人数を業界に送り込めるような
難しすぎず、かつ簡単すぎない、ちょうど良い難易度で免許が取得できないといけない。
…とはいってもこれは現実的には難しい。
なのでおそらく、よくある民間資格のように、就業や新人採用自体には影響はほぼ無いものの、
持っていると追加手当がちょびっと貰えるような、そういう上級者資格として成立させていくのが
NAFCAのイメージしてるところじゃないか?
なので>>301の想像するような、いわゆる『免許』とは異なると思うよ。
植田さんってバンダイやソニーと手を組んでいますよね?
炊飯器と米がスタジオの入り口に置いてあって、食べたい人がお金を払うシステムになってたと言っていたのですが、アニメスタジオって炊飯器とまで言わずとも、食パン〇枚〇円といった形で、各スタジオに食事手当的な物があるのでしょうか?
それとも、ガイナックスが特殊なだけでしょうか?
アニメーター寮しかり若手を支援する、仕組がある事は素晴らしいと思うのですが
炊飯器と米という仕組みは、どの業界でも中々聞く事のない仕組みだったので、質問させていただきました。
どういう根回しをしているかまでは知らんからなんとも言えんが
そりゃ植田さんバンダイとアニプレそれぞれでお偉いさんやってたんだから、
当時の知り合いに「今度こういうことやるんだよね、迷惑掛けるつもりはないからよろしくね」くらいの根回しはしてると思うけど
とはいえ現場の会社とつるんで何かやろうって話はぜんぜん見えてこないけどね。
NAFCA設立のニュースが入ったときから俺は何度も繰り返してるつもりなんだが
NAFCAは最初から検定の創設と運営が目的の団体で
労働環境だの人権問題だのに切り込むつもりはハナから無い
もちろん、ソニーやバンダイに根回しも何も、そういう企業側とぶつかるようなことをするつもりがそもそも無いと思うぜ
事実、よくよく記事や発表文を読むと
『労働問題も寄り添えることがあればアドバイスくらいはできたらいいね』みたいな
ふわっふわのことしか言ってない(しかも聞かれたら答えてるだけ)ので
勝手にこっちやマスコミが誤解して騒いでるだけじゃない?
NAFCA側もそちらにニュースバリューがあることを把握したのか、
意図的に誤解されやすいポーズを取ってはいるけどね。
改めて言うけど
実際にNAFCAの計画が上手くいくかは
来年以降、実際に検定が実施されて、その受験者数や合格率、検定の内容の妥当性などが露わになってからの話
それが出てこないことには、実際に採用試験に使えるかなどはなんとも判断出来ないので
スタジオ側も、『協力する』とは言っても、それ以上のことは言えないのが現状だと思う。
そして業界全体がデジタル作画へと大きく舵を切ってる最中、
発表を見る限りでは、これから紙作画オンリーで、しかも高難度の検定を作ろうとしている。
これは電動ミシンが出た後に手縫いの検定をやったり、
電卓が出た後にソロバンの検定をるような時代錯誤なもので、
もちろん趣味や特殊技術の一環として手縫いもソロバンもやってる人は残るだろうが
業界入りを目指す若手をメインターゲットにした検定がこれというのはまず上手くいかないと俺は思ってる。
これは根回し以前の問題なので…。
>>306
それはガイナックス独自の仕組みだと思うよ。
普通の企業でもそうだと思うが、会社ごとにそれぞれ福利厚生の一環としてそういう仕組みがある場合があって
まあ一般的なのは安い自販機が社内に設置されてるとか、
ウォーターサーバーが飲み放題とか、オフィスグリコが設置されてるとかだけどね。
炊飯器でいうと、今でも3hzにたぶん食い放題の炊飯器が設置されてたはず。
でもやっぱそういう日持ちしないモノは維持管理が面倒だから特殊な例だと思うよ。
今どきの若い子からしたら、米だけ用意されてもって感覚だと思うし…
てか実際福利厚生なら数十円すらも取るなよって思うけどね。米代くらい会社が持ってくれよと思うのは俺だけだろうかw
なんかそういうけち臭いことしといて、恩着せがましく食わしてやってるんだ感を会社が出してきたら
恩を感じるどころか逆に嫌いになりそうw
無料にすると食い尽くすヤツが出るからってことなのかもしれんけどね。
NAFCAの件見てて思い出したけど、3DCGの界隈にもCGクリエイター検定っていう謎の検定があるんですよ
CG系の専門学校行くと、任意とは言いつつ必須に近いムードで受験させられるやつなんだけど、就職には何の役にも立たなかったな
今は人を採る側にいるけど、検定の有無なんて気にしたこともない
検定取得に必要な知識は、普通に作品作ってれば知ってる知識がほとんどだったし、作品を見ればいいだけだなと
NAFCAのやつも、アニメ系専門学校がグルになってお金を巻き取るだけの仕組みで終わる可能性が高いかもね
CGクリエイター検定、中身は知らんけど聞いたことはある。
それもまさにNAFCAと同じような謎の社団法人がやってたよね。
>アニメ系専門学校がグルになってお金を巻き取るだけの仕組み
俺もそれが最悪の展開だと思う。
仰るとおり、新人採用に使える検定になるかというとかなり疑問で、
検定を持ってようと、現場で使える知識は現場で学んで貰わないといけない部分が大いにあるし
ましてや検定を持ってようと、その人の将来性まではまったく計れないよね。
まあただ闇が深いのは
この検定の目的として、NAFCA自身もすこし触れてたが
そもそも専門学校のカリキュラム自体が使い物にならないのが根本的に問題としてあって
検定すら無ければ2~3年学費をふんだくるだけふんだくって、何も教えず放逐して終わりっていう専門学校が多すぎるのよ。
じゃあせめて検定を作るから、
それに合格するくらいの教育を各学校は最低限やってくれよ…という思想自体は、理解できるとは思わんか
たぶんCG会社勤務とかならご存知だと思うんだけど、
「○○の専門学校出なら知識レベルは安心だ!」みたいなことって無いでしょ
結局はその学生個人がどれだけ頑張ったか次第でしかなくて
正直、そこら専門卒よりも、自主制作やってた一般人とかのほうが優秀だったりするわけじゃん。
現状、専門学校側って教育機関としては全くと言って良いほど機能していないんだが
業界志望者の若者を、(あえて悪く言うけど)大量に人質に取ることによって
業界側も無碍にできないようになっている、歪な寄生関係にあると俺は考えている
この構造に疑問を持ってる業界人は多くて、自社養成という道や、ササユリといった動画マン研修所みたいなところを作る動きもそうだし
SNS系モグリアニメーターが増えたのも、裏を返せば
「ちゃんと学校で養成されたアニメーターのほうが良い」という価値観が無くなってしまったせいで、この責任は専門学校にもある。
とはいえ、専門学校をいまさら駆逐するというのも無理だし、
お金さえ払えば業界へのエスカレーターを用意してくれる学校の存在は別の意味で若者の救いになってるのは間違いない。
そこで専門学校の存在価値を高めるために体質改善を図る検定制度そのものは
やり方としてはすごく理にかなってると思う。
まあただし307で書いた通り、
検定の内容自体が時代錯誤なものだと、いよいよ何の意味もない検定になってしまうので
今からでも遅くないからデジタル受験を前提にした内容に切り替えて検定を設計すべきと思うけどね…。
アニメ業界内ではどうですか?
>検定を作るから、それに合格するくらいの教育を各学校は最低限やってくれよ
これに関しては、CG系はある意味あきらめてる部分もあって、
アニメに例えるなら、動画や原画のお作法みたいなのを教えるのではなく、
良い絵を描きましょう・デッサンしっかりやりましょう、で留まってるところが多いですね
というのも、ゲーム系でも映像系でも、会社やプロジェクト毎に仕様が違ってて、時代に応じての進化変化もすごいので、
会社に入ってからそこの独自ルールをたたき込んでますね
(なので、他社協業の際にはかなり厳密にルール策定するところから始まります)
CGクリエイター検定は、そういう中ですごく基礎的な部分を抑えるような内容だったと記憶してますが、実務には中々繋がらないですね(知識として無意味ではないのですが...)
>「○○の専門学校出なら知識レベルは安心だ!」みたいなこと
まず無いですね
完全に個人の技量と熱意次第だし、今どき専門学校なんて行かなくてもCGの勉強なんてネットで十分できますしね
まだマシな学校だと、個人学習でカバーできないような部分を重点的にやっていたりとか、生徒を育てようという意志を感じるところもありますけどね
そういうところは、生徒の真面目さや意欲に好印象を感じることは多いです(技術は別...)
>専門学校の存在価値を高めるために体質改善を図る検定制度
こうやって色々話してみると、アニメ業界内でルールがある程度統一されているなら
NAFCAの検定もたしかに存在意義が出てくるかもしれませんね
確実に身につけないといけない知識を学生のうちに教えておいてくれるなら、
入社後に教育する負担が減って、業界にとっては助かるはず
>デジタル受験
にわか知識ですが、デジタル作画についてはまだ業界内で統一ルールはないと聞いた覚えがありますが、そこらへんは統一基準で試験を作れそうなのでしょうか?
ペイントツールが複数あり、タイムシートも東映のやつを使っているところがあったりなかったり、と聞いていますが...
シートとかは置いといて、もう少しプリミティブに、アニメ用の線画としての善し悪しみたいな部分を見る感じの想定なんでしょうか?
キャラデザが担当の人の直近で総作画監督やってた作品の絵柄に
似てる時とかは まだ癖が抜けきってないのかなと思えるのですが
たまに露骨に似せにいってるような作品も目にするので
一番露骨に感じたのは岸田メルさんの原案があるのに
思いっきりけいおんに寄せにいってたソラノヲトなんですが
赤井俊文さんが「堀口神」って名前使うほど堀口さんのファンなのは知ってますが
アニメーターの一存でそこまで通せるとも思えないので
もっと上の立場からそういう指示が出るものなのか気になりました
全体的な力量や、技術力が上がっているように見えるのですが
時折現場の声として「何でこんなのが書けないの?、若いアニメーターは何してるの?」といった、ベテランから若いアニメータに対する苦言ががSNSに流れてきます
監督さん的には、現場の力量や、若手育成の環境は改善されていると思いますか?
それとも、分けての力量や現状を芳しく、思っていませんか?
監督という立場から見える、最近のアニメータの力量のお話を聞きたいです。
誤
分けての力量や現状を芳しく、思っていませんか?
正
若手の力量や現状を芳しく、思っていませんか?
放置でいいかと思いましたが、ギリギリ意味が伝わらなさそうな誤植だったので訂正します。
すみませんでした。
作風も行動圏もご本人の見た目もぜんぜん違うので、混同するってほどではないけど
雑談の中でぱっと名前を出すタイミングでは、
間違えないように「努監督」「精二監督」みたいに下の名前で呼び分けることはあるね
>>311-312
いや、CG業界の話も面白いよ、ありがとう。
専門学校まわりの課題に関してはおそらくCGもアニメも共通の認識で、
>良い絵を描きましょう・デッサンしっかりやりましょう、で留まってるところが多いですね
という状況なのは2Dアニメも全く一緒っすね。
俺も専門学校が全ての学生にとって無意味と言うつもりは全然無くて
本人の学習意欲次第で有効に活用することは出来るし、そこで仲間を得ることもあると思う。
一方で、CGよりはまだ作画アニメのほうが、業界内ルールは統一されているほうではある。
仰るとおり、「デジタル作画についてはまだ業界内で統一ルールはない」状態なのは事実。
やはり難しいのは、デジタル化にあたって、完全に特定のソフトウェアに依存したやり方を確立してしまうと
インハウスルールとしてはいいんだけど、業界他社とのやりとりに支障が出るし
アニメのスケジュールや予算では、下請けや共同制作の他社に発注するタイミングで
いちいち『厳密にルール策定する』ことは難しい。
そこで、アニメ業界的には、
最終的な仕様について「紙と鉛筆の時代に準じる」っていう最強の逃げ方があるので
そことの互換性を失わないようにしつつ、
どこまでソフトウェアに依存するのか、各社ベストなやり方を模索してるって感じですね。
なので俺自身が上で「デジタル前提で検定作れ」と主張しておきながら矛盾することを言って申し訳ないんだが
なぜ敢えてNAFCAが紙で検定を行うのかという理由がそこにある(NAFCA自身がそう言及していた)。
つまり、紙と鉛筆におけるやり方については業界内で統一のルールが整備されていたが
デジタルではソフトウェアに依存した会社ごとのやり方にどうしてもなってしまうので
現状では紙で検定を実施すべきという考え方だね。
なので、
>もう少しプリミティブに、アニメ用の線画としての善し悪しみたいな部分を見る感じの想定
という考え方とはちょっと違っていて、紙の時代の仕様に基づいて検定しようって感じだな。
だいぶ脱線しちゃうんだけど
ただそもそも、俺が違和感を覚えるのは
検定という形で、その人の適正にふるいをかけてしまうこと自体の暴力性なんだよね。
紙に鉛筆でアニメ用の絵を描くって、めっちゃめちゃ難しい特殊技能なのよ
これが出来ずに業界を脱落したアニメーター志望者がかつてどれほど居たことか
でも、デジタルツールを使えば、ソフト側のアシストのおかげで
従来であればアニメーターになることすら叶わなかった人の多くを救うことが出来るようになるわけ。
それに、これまでであれば、業界入り前の時点ではまだまだ技術的に未熟な人でも、
業界入り後に、業務時間をすべて費やして、半年単位とかでひたすら線を引く訓練を頑張って頑張って、
そこでようやくスタートラインに立てるような努力型の人もたくさん居るわけですよ。
そういう人が、学生時代から自習だけで業界人と同じレベルで線が引けるかつったらたぶん無理じゃん、現実的に。
NAFCAのやり方では、そういう人を全員まとめて「不合格の努力不足の人」というカテゴリに突っ込んで切って捨てることになる。
だから初心者や若手を想定した検定に「技能」を持ち出すこと自体が俺はどうかと思っていて。
その人の将来性や熱意、努力できる力、デジタルツールを使うとかのやり方の工夫で乗り越える力なんかをぜんぶ無視して
『紙と鉛筆』ってやり方で技能検定当日の能力だけで『不合格(笑)』って切り捨てたことで
その人の人生が左右されたらどう責任取るんだって思うんだよね。
趣味で取るような上位級の話なら、まあそれも別に良いとは思うんだけど、
NAFCA7月にが発表した『検定実施イメージ(案)』ってとこを見ると、
いきなり紙と鉛筆での技能試験を5級(初級)からいきなり強要しようとしていて…。
だから5級始まりの検定なら、例えばだけど
5級、4級あたりまではマークシートによる知識検定ってことにして、
ちゃんと勉強すれば誰でも受かるものにしたほうが良いのでは?とかも思う。おそらくCGクリエイター検定とかもこの理念でやってると思うんだけどどうだろうか。
もちろんこの業界、どうやっても才能が無くて通用しない人ってのは居て、
そういう人は早めに諦めて一般の職に転職した方が良いってのは確かだと思うんだよ。
でも、それを決めるのはあくまで本人であるべきだと俺は思っていて。
クリエイティブ業界にいる人なら、会社の指導者や同僚、専門学校の先生とかでさえ
誰かに「諦めた方がいいよ」って言うことの重さをよく知ってるはず
NAFCAのやり方で、検定当日の特殊技能のパフォーマンスだけで「お前はアニメーター5級不合格」って切り捨てることが
正しいふるいのかけ方だとは思えんのよな…。
個人的感情が入っちゃってるかもしれないけど言いたいこととしてはそんな感じだ。
むしろ検定実施側や検定問題設計側とも話してみたいテーマだねぇこれ
>キャラデザを特定の作品に寄せるような指示が出されることはあるのでしょうか
参考作品という形で、こういう雰囲気にしてくださいというオーダーの一環で
特定のタイトル名が挙がることはある。
とはいえ、あくまでそれは参考にしてほしいとか、雰囲気の方向性とかの話であって、
ガチガチに特定の作品やクリエイターに寄せてほしいというオーダーになることは無いかな。
むしろ偉い人ほど、パクリとか盗作とか言われちゃうのを嫌がるというのもあるので
似すぎてるから外してくれと言われることはたまにあっても、もっと寄せてくれってオーダーはまず無いと思う。
あ、ちなみに広告系の案件だと、ド素人のクライアントの要望のせいで、
もっと露骨に『○○風にしてください』みたいなオーダーがあることはあるけどね。
ただ、クライアントもプロのテレビアニメでは、まずそんなことは無いかな。
その一方で、別に絵柄ってそれそのものに著作権も占有権も無いものだし
自然と絵柄が似ちゃうこともあるわけじゃん。
仰るとおり堀口さんの絵に似てるとは俺も思うし、見た人の大半がそう思ったとは思うが、
あれはあくまで赤井さんの絵柄なんだよ。
「なんかお前の絵、先行有名人の絵に似てるから、お前は今後自分の絵柄で絵を描いちゃダメ」なんて理屈が通るわけない。
メーカーも監督も、赤井さんにキャラデを任せると決めた時点で、最終的な絵柄が赤井さんの絵になることを受け入れてるわけで
その赤井さんの絵がたまたま堀口さんの絵に似てたというだけって感じかな。
2012年を境にってなるとぱっとは思い浮かばんが…。
スタッフ離脱とかで凋落したスタジオでぱっと思い浮かぶとことしては
童夢、シャフト、ガイナックスあたりだが、どこも2012年からは時期がずれてるしな
マニアックなところでいうとエクラアニマルとかマジックバスみたいな、昔はそれなりに存在感があったのに
いつのまにか底辺下請け化してる会社とかも思い浮かぶが
2012年の時点ですでに下請けだったし。
あんまピンとくるやつはないね。
それに暗黒っていっても、現場がパワハラ横行でブラックなのか、作品がぜんぜん売れて無くてファン的に暗黒なのか、
スタッフ引き抜かれて弱体化してるのか、経営が崩壊してるのか、
いろんなパターンの暗黒があるからね。
現役業界人としては迂闊なことは喋りづらいテーマでもあるw
あくまで俺自身の感覚だけど
昔も今も、若手のアニメーターの力量は上がっても居ないし下がっても居ないと思う。
昔からとんでもなく上手いヤツはぜんぜん居て、
それこそ庵野秀明世代なんか、ものすごい作画力の有名アニメーターが多数居て
みんな20代前半からバリバリに活躍してたわけでしょ。
で、もちろん今もアニメーター経験数年の若手で上手い人がどんどん出てきてるのは見たら判るとおり。
じゃあ逆に昔は下手な人居なかったかというとそんなことも無かったと思うんだよね。
昔の作品も、無名テレビアニメとか見るとけっこう酷い作画なことも多いし。
結局、その時代の一部の上位層、天才たちを見て話をするなら「技術が上がってる」ように感じるし、
逆に底辺で燻ってる人達を見て話をすれば「技術が下がってる」ように感じるってだけだと思う。
なのでベテランが「最近の若いアニメーターは育ちが悪すぎ(知識が足りない)」って愚痴ったりしてるのは
よくある「最近の若いもんは…」論でしかないし
それとセットで語られる「昔は良かった」論も、実際良かったわけではなく、単に思い出が美化されてるだけだと思うよ
たぶんどの時代でも老害はみんな同じ事言うと思う。
今も昔も、上手い奴は上手いし、下手な奴は下手。それだけ。
>監督さん的には、現場の力量や、若手育成の環境は改善されていると思いますか?
まず先に若手育成環境に関して言うと、
大きな改善は見られてないというのが正直なところ。
近年の働き方改革で、『労基に言われる前にちゃんとお家に返しましょう』となり始めたのはある意味進歩ではあるんだけど
その結果、日本伝統芸能型の徒弟制度みたいな育成方法が崩壊していってるのも事実だしね。
時代に逆行してるとはいえ、結局そのやり方じゃないと結果が出ないという部分があって、
むしろ最近は、有望な若手を個人で囲い込む形で、事実上の徒弟制度を復活させる動きすらある。
とにかく業界全体で見たときの育成能力という意味では貧弱なままって感じ。
とはいえそれは今も昔も変わらん話で。
総作監制や第二原画制などの常態化や、3Dレイアウトの一般化に代表されるように、
業界全体で作り方がより複雑化しているのは事実で、
各工程の分断が進んでいるとかってのはまあ正直あると思うが
これは若手の問題ではなく、むしろ制作工程や現状を無理解のベテランにも同じ問題は起こってるしね。
近年よく問題になる、ド素人に二原発注して問題になってるケースだが
これは確かに近年になって出てきた問題ではあるんだけど、昔は発注先が中国とか韓国の底辺下請けだっただけで
ずっと昔から、仕事の発注先に窮した制作進行がとんでもないところに発注して地獄を見るなんて
別に珍しい話じゃなかったと思うのよ。
結論。
若手に苦言を呈してるベテランの発言はほとんど老害発言だと思って聞き流した方が良い。
スタッフ引き抜きですね
横レス失礼
クラウドハーツって、リゼロ1期のクオリティを支えていたスタッフが独立してできたところなのは驚きですね。
というのも、「冰剣の魔術師」は作画がお世辞でも良いとは言えず、
「聖剣使いの禁呪詠唱」のように見せ方をおもしろおかしくなるように工夫して視聴者の満足度を上げているアニメでした。
(個人的には、作画崩壊というよりは、わざとそういう作風にしているような印象を受けます)
そんな中、「ささやくように恋を唄う」のアニメ化発表の際、
制作会社がこの会社だと発表してショックを受けた原作ファンが多かったことが記憶に新しいです。
ただ、「はめつのおうこく」は冰剣と打って変わってキービジュアルがきれいでPVも決して悪くありませんでした。
--
クラウドハーツは横浜アニメーションラボのスタジオを分社化してできたところですが、
Studio五組とAXsiZの関係とよく似ていると思います。
(AXsiZは会社的には五組と独立していますが、共同制作が多いことからまだ依存している印象です)
共通点は両者とも中小の制作スタジオで共同制作が多いことです。
その上、担当するアニメPは基本的に1人です。
(他のところなら、共同制作のアニメは、アニメPが2人以上いるのは珍しくないです。)
ただ、具体的な制作体制は微妙に違っています。
横浜アニメーションラボとクラウドハーツの場合、アニメPの上に制作統括がいて上下関係がある印象です。
- 横浜アニメーションラボ: 大上P
- クラウドハーツ: 中谷P
Studio五組とAXsiZの場合、制作統括がなくアニメPが1人で独立した印象です。
というかAXsiZが五組のリソースを使っているように見えます。
- Studio五組単独: 柴田P、鷲崎P
- AXsiZと共同制作: 富岡P
ここで質問です。
スレ主さんは共同制作が多い制作会社に対して、どういう印象をお持ちですか?
過去に共同制作はあまり良くないとおっしゃっていましたよね。
ネットでは、クラウドハーツをはずれ扱いする風潮が強いと感じていますが、五組の方も最近はあまりいい評判を聞きません。
実際、ジャンプラ案件の「終末のハーレム」は着せ恋や明日ちゃんの噛ませ犬にしかならなかったし、
今放送している「夢見る男子は現実主義者」も散々な評価です。
もっとも、俺自販機の評価は視聴者の好き嫌いはあるけど安定しているようですね。
マジックバスは近年元請け(EMTとの共同制作が中心だけど)作品が多いですが監督の認識では凋落したという印象なんでしょうか
今から思えば横浜アニメーションラボクラウドハーツスタジオの略称だったんだな
さすがに業界内で水島違いはないか
やっぱ一般人レベルだけの話かなw
ところで、一般人をモデルにしたキャラをそのまま出演させるかの
判断基準ってどんな感じですか?
「銀魂」でR4の時は揉めたみたいだけど、「いぬやしき」で某キャスターが
射殺されて重体とか、某合衆国大統領の人類終了宣言会見とか
ああいうの問題にはならないものなの?
鶴巻さん、前田さん、摩砂雪さん等、優秀な方がカラーに所属していますが
何故この3人は、自身が総監督のポジションになる作品が、少ないのでしょうか?
ウィキペディア調べですが、鶴巻さん、前田さんは、数作品ですが、
自身が副監督や助監督ではなく、所謂作品の長として監督のポジションを務めている作品があります。
しかし摩砂雪さんにいたって、作品の長としての監督は、経歴に見つけられず
副監督や監督として働き、どの作品でも監督、総監督の下についての仕事となっていました。
トップをねらえ2、フリクリ、青の六号、巌窟王、等を監督している事を考えたら、鶴巻さん、前田さんにもっと監督の機会や作品数が、あってもいいだろうし
個人的に摩砂雪さん単身の監督作品も見れるなら、見てみたいと思い質問しました。
共同制作といっても、総グロスを受けてるだけって感じだけどね…
人材も還暦超えのベテランしか頼れる人が居なくて、あとは海外投げが前提って感じだし。
社長が前線から引退してからは全く仕事取れなく(取らなく)なっちゃって、そこから時が止まってる会社だよ。
会社入ったら判るけど、会議室もベーカムのデッキとか色あせて読めなくなったアニメ雑誌とかが転がってて、
いつの時代から時が止まってるんだって感じやで…
一時期、同じビルのお隣の部屋に入ってたBLADEと部屋の明るさが全然違くって笑った
マジックバスのほうは古~い蛍光灯だから部屋暗かったんだよね。
>>325
そうそう
一旦法人としては浜アニの中に作ったけど、ゲーマーズ!の時点で社屋も人材も独立してた
その後氷剣前くらいのタイミングであらためて法人としても独立させたって流れじゃないかな
調べたらいろいろ出てくるけど
ガイナックスというブランドに寄ってきた詐欺師たちに内臓を食い荒らされてぐちゃぐちゃになった感じ
・本来のガイナックスのスタッフは9割以上他社(カラーやトリガーなど)に流出済み
・法人としてのガイナックスは借金のカタで売られて、
変態の詐欺師に買われ、アイドルオーディション詐欺の道具に使われてニュースになった
その件で慌てて関係者に買い戻され、今はペーパーカンパニーとして書類上存在してるだけに成り果てた
・残った1割の現場スタッフは
「ガイナ」という、ガイナックスと誤認されるのを狙ったよく似た会社に移籍
震災復興補助金に目をつけて税金でクソアニメ作って儲ける、グレーゾーンギリギリの商売をしてた会社で
ガイナックスとは似てるだけで別の会社だから借金関係ありませんと言い張ってて怪しさ満点
>>327
政治家など有名人を彷彿とさせる表現ってのは、そもそも日本は独裁国家じゃないし、
表現の自由っていう原則があるので、本来的には問題無いのよ
じゃないと風刺表現や報道も出来なくなっちゃうでしょ
ただし個人を誹謗中傷するような内容で、名誉毀損が成立してしまう場合はもちろん裁判になれば負けるので
そこはOKラインの見極めは必要だと思う
銀魂の蓮舫さんの件も、社会通念上認められるパロディのうちに十分入るラインだと思うので
だからこそ1回放送までされてるのよ
たぶん正面から裁判したら認められる範囲だと思う。
むしろ現職議員が風刺パロディ作品に対する言論を統制したとなればそのほうがよほど問題になっちゃうと思う。
ただ、本人から不快感の表面があった時点で、
それ以上の争いを避けたいテレビ局側が日和ったってことだと思うよ。
いずれにしても、露骨な個人の人格攻撃になってなければ大丈夫だけど、
まあ無用な争いを避けるために、必要性が無ければ大きく安全マージンを取ることが多いってだけだと思う。
そういう、ただの自主規制を世の中のルールと勘違いしてる人もいるみたいだけどね。
本人達の意向だと思うよ
本人達が望めばぜんぜん監督できる実力もネームバリューもあるのは仰るとおり
でも庵野さんのやりたいことを実現するのに力を貸した方が有意義で面白いと思ってるだけでしょ
実際、凡百の監督よりも、庵野さんの右腕というポジションのほうが貴重だと思うし。
あと、
監督って自分で手を動かすんじゃなくて、旗振り役としていろんな人を引き連れて動かしていく役回りなので
自分で直接絵を書きたいタイプの人にとってはちょっと違うなって思うことも多いと思う
前田さんなんかそうじゃないかなと思うんだけど、
自分自身でデザインとか漫画とか書くほうが好きなタイプの人は
あんまり他人を振り回して作品を作っていくのはちょっと違うなって思ってるんじゃないかな。
俺自身もちょっと意外だったんだけど、
みんながみんな監督やりたいと思ってるわけじゃない感じなんだよね。
監督の配下で、監督の目指すものを支える役回りのほうが、余計なストレスなく目の前のフィルムに直接向き合ってられるので、
チャンスがあっても監督を断る人もけっこう多いのよ。
なので前田さんも摩砂雪さんも、今更自分単独で監督をやろうとは思ってないんじゃないかなぁ…
本当のところどうなのかは本人に聞かないとわかんないけどね。
あとその中だと鶴巻さんは十分自身で監督してるほうだと思うけどね。
人望もあるし、カラー外でもちょいちょい仕事してるし。
公式Twitterは2021年以降AT-Xでの再放送開始を1回告知しただけなんですが
こういう状況だとKADOKAWA主幹での2期は望み薄そうに見えますか?
全く別の会社が委員会を立ち上げて続きをアニメ化って可能性もあったりするのでしょうか?(もちろんビジネスチャンスがあると判断されればの話ですが)
自分が知ってる作品だと「プリンセス・プリンシパル」が頻繁にスタッフトークショーをやっていますね。
監督、リサーチャー、設定協力、メカデザインの人がよく登壇してます。
「今のオフレコで」って言われることも時々…w
ところでアクタスの丸山さんが亡くなられたそうですが、作品への影響はあると思いますか?
改めてスタッフリストを見ると、ガルパンでもプリプリでもアニメーションプロデューサーをされていて、プリプリでは別にラインプロデューサーが立てられているようですが。
2, 中山竜さんと面識ありますか?
3, MAPPAの大塚社長について、どう思いますか?
ひと昔前まで国内アニメーターはみんな日本人、外人は動画外注のイメージ強かったんだけど、最近だと腕さえあれば原画、作監に外人の人配置するのは当たり前になってきてるのかな
逆に外人が日本に出稼ぎしにくるパターンだと稼げるまで相当時間かかるアニメーター志望は考えにくいから、日本育ちの外人が現場叩き上げで弱肉強食の世界を生き残ってきてるんだろうか
円安だから日本で描ける腕あるなら本国戻って描いた方が稼ぎもいいようにも感じるけど、外人からしてもそこは金じゃなく自分が描きたいものが描けるかどうかが判断基準になるのか、このスレみてるとある程度成熟したアニメーターは人種に関わらず仕事のこだわりというか、資本主義に反して金じゃ動かねえ的な昔ながらの欧州職人集団みたいに感じる側面があるね
春は新学期スタートの学園ものが多いイメージがあるので
うん、まあ客観的に見て望み薄としか…。
>全く別の会社が委員会を立ち上げて続きをアニメ化
という可能性はもちろんあるにはあるけど
あくまで『不可能ではない』というだけで、現実的にはまずないだろね…。
>>333
アクタス丸山社長の話は、影響ある…というより、すでに影響は出ているかな。
俺も、体調崩されてるって話、けっこう前から小耳に挟んでたので。
それこそアクタス、来年放送の新タイトル準備してるはずなんだけど、
それなんか丸山さんが最初に立ち上げたあと、体調崩してしまった関係で
プロデューサーの付け替えというか、体制構築のやり直しみたいな感じになって苦労してる感じだったので。
>>334
吉原さんは凄い人。作画マンとしても優秀なんだけど、
実は監督としてのバランス感覚や演出能力も素晴らしいものをもってる人やね。
中山さんとは、だいぶ前に打ち合わせで会ったことはある。
ただ面識というほどのものは無いかな。先方からは覚えられてないと思う。
大塚さんに関しては語れるほどのイメージも持ってないわ。すまん。
中国や韓国にも上手い人が居るってのは別に今に始まった話じゃなくて、
上手い奴は上手いんだよね。
たとえば、いまぱっと浮かんだのは沈宏さんみたいに
「上海の奇跡」とか言われてかなり昔から日本アニメでバリバリ作監やってた人も居たし。
ただし、時代の変化の影響も実際あって
いま名前が出てきてる外国人アニメーターって、
これ別に日本に出稼ぎに来てる人って多くなくて
(居ないわけではないけど、ビザの関係などもあるのでかなりハードルが高い)、
ほとんどは外国に在住のまま、日本の制作会社がSNS経由などで直接ヘッドハンティングして仕事を依頼してると思う。
昔は、現地のスタジオなど会社を経由して仕事を出すしかなかったので
あくまで「中国の下請け」「韓国の下請け」みたいに、下請け会社としての単位でしか日本からは見えてなかったので
だれか指名で依頼するってことが難しかったりとか、個人として認知されてなかったりもしたし
アニメーター側もあくまで会社として受けてる仕事だと、存分に個性を発揮するってことは出来なかった
ところが今はTwitterなどでポートフォリオ公開して
直接日本の会社から仕事を受ける外人が増えてきたんだよね。
海外送金や翻訳・通訳などの手間さえクリアできてしまえば、
上がりもデータで送れば良いし、リモート通話で打ち合わせだって出来ちゃうので。
なので、
>本国戻って描いた方が稼ぎもいいようにも感じるけど
というけど、多くの場合そもそも本国から出てないというか、出なくても個人で仕事が受けられるようにテクノロジーが進歩したって認識かな。
もちろん、実際日本に来てる人もチラホラ居るけど、この場合の目的は、
>金じゃなく自分が描きたいものが描けるかどうか
まあもちろんこれも理由のうちだろうが、もっと的確なことを言うと、「出世」だと思うわ。
本国にいたままでも原画までならぜんぜん仕事が来るんだけど、
意思決定権を持つ幹部になりたければ、どうしても直接コミュニケーションの取れる位置に居ないと厳しいので。
やっぱりアニメ業界の本場といえば日本なので
その日本で監督やキャラクターデザインを担当するところまで上り詰めることは、それなりに特別な意味を持つんだと思う。
>>336
これはね、まあ一応気にして放送時期決めてる作品はあるにはあるんだけど、
どっちかというと、そもそも放送開始時期って思い通りにいかないケースが多すぎて、
気にしてもしょうがないよねってなってるケースのほうが多い気がする。
よく見てほしいんだけど、季節に合わせた感じの作品と同じくらい、季節感ガン無視の作品も放送されてませんか?
というのも、そもそも制作時期がずれ込んで、1~2クール当初予定から落ちることなんて珍しくないんだけど
2クール落ちたら夏アニメが冬アニメになっちゃうからね…w
あと、同メーカー内での放送順の関係や、放送局都合での放送枠の関係などもあって
原作の内容とはぜんぜん違う、大人の事情で放送時期が決まっちゃうこともあって
夏の原作だからといって、いろいろ偉い人と調整したら、放送枠冬になっちゃいましたってこともあるし。
連動発売予定だったゲーム版の遅れで放送待ってくれとかもあるし…
そこはやっぱり実写のテレビ番組とかのほうが圧倒的に制作期間が短いっぽいので
夏にやるから夏っぽい企画を…みたいに出来てると思うんだけど
アニメの場合は年単位で制作に時間がかかるので、制作スタートの時点では予想も付かないことがおこって時期がずれたりするんだよね。
だからまあ気にしてもしょうがないというか、
夏の話だから夏に放送したいなぁと思ってても、どうにもならないケースのほうが多い気がするね。
「もっと的確なことを言うと、「出世」だと思うわ。
本国にいたままでも原画までならぜんぜん仕事が来るんだけど、
意思決定権を持つ幹部になりたければ、どうしても直接コミュニケーションの取れる位置に居ないと厳しいので。」
これは、国内のアニメータも一緒で
出世を望むなら、地方ではなく東京でスタジオに通いコミュニケーションを取る必要があるのでしょうか?
国内で地方に住んでいるアニメーターは、出世に重きを置いてないとまで言わずとも、さほど出世を望んでいない方なのでしょうか?
国内のアニメーターが地と東京どちらにいるのかによって、どの程度出世に関わるのかを伺いたいです。
的確なご指摘だね
>地方ではなく東京でスタジオに通いコミュニケーションを取る必要があるのでしょうか?
『必要がある』…とまで言うとちょっと言い過ぎで、アニメーターの場合、今の時代、どうとでもやりようはある。
実際地方在住のキャラデザイナーとかは居る。
(演出家や監督は、打ち合わせやアフレコなどに直接出席できないと厳しいので、ほぼ全員が首都圏在住)
とはいえ、どのみち東京にいるほうが圧倒的に有利なのは間違いない。
実力で同格の人達が複数居る場合、それでも敢えて自分を監督やキャラデザインに選んで貰うためには、
『呼んだらフッ軽で打ち合わせに来てくれる』とか、『制作が佳境の大事なタイミングで、泊まり込んでやってくれた恩義がある』とか、
まあもっと単純に『飲みにいって仲良くなった』とかも含めて、
そういう実力以外の部分で加点ポイントがある人が選ばれるわけだよね。
これは地方に住んでると難しい。
裏を返せば、周囲が押し黙るレベルで、東京人全員を蹴散らして文句なく一位を取れる実力があるというなら
地方在住のままでもメインスタッフになれる可能性はあると思う。
まあ普通はそこまでみんな実力に自信がないだろうから
OPに名前が載るようなメインスタッフになりたいのであれば、普通は東京にいるほうが圧倒的に有利ということになるね。
まず一旦は東京でがむしゃらにやって名を上げるほうが良いと思う。
>出世に重きを置いてないとまで言わずとも、さほど出世を望んでいない方なのでしょうか?
仰るとおり。
なにを置いても『出世してやる』とか、『高給な仕事をとってやる』…と貪欲な人は、みな東京に出てきてると思う。
一方で、そこまでガツガツせず、
自分の実力や働き方に見合ったランクの仕事がやれてればいいや…みたいなスタンスの人なら、
地方など物価が安かったり、住み慣れた街に居てマイペースで仕事する方がQOLが高いかもしれない。
そういう選択をしてる人も実際多く居るよ。
また、将来的に地方に引っ込む前提で、
いったん名を上げつつコネ作りする目的で東京に武者修行に来てる人なんかも居る。
数年東京のスタジオで働いて実績やコネを作った後、それで仕事をもらいながら地方でアニメーターを続けるわけだね。
https://i.imgur.com/kwWUgr8.jpg
解説どうもです
要するに多少のパロディなら許容範囲内ということかな
シロバコに実在の業界人を連想させるキャラが結構いたけど
アレはどうしてたんだろな……?w
すみません、これ間違えました。
1 DM規制の影響について、どう思いますか?
SHIROBAKO程度であれば問題になることはないと思うが
あの作品については念のためちゃんとモデルの人に声かけして許可取ってたという話だね。
あと、作中でも、悪人や無能として描かれてた人は架空の人物になってたし。
>>344
どうなんだろうね、これは現役の進行の子に聞いてみないとわからんね
やはり許可は取得済みなんだ
音響制作の中田恵理ってキャラは、やはりアノ人がモデルなんだろな
でもAンノ監督には正直驚いたw
マジカプの田中さんね
話に絡んでくるようなキャラじゃなかったから、普通にSHIROBAKOの担当者にそのまま出演して貰ったって感じだと思うけど。
庵野さんに関しては、ちょっと劇中の意味あいでいうと、ああいう『大御所監督』は本当は違うんだろうなと思って見てた。
一般には知られてないけど業界人なら誰しも知ってる、メカ・アクション特化型スーパーアニメーターみたいな人が本当は念頭にあったと思う
磯光雄さんとか森久司さんとかみたいな…
ただそれだとアニメーターに詳しい人以外には伝わらなくなってしまうので、
そこは一般視聴者にも知られている大御所じゃないと意味がないということで
ある種の妥協点というか、わかりやすさ優先の結果としての庵野さんだったんだろうなと思ってる。
そのせいでシナリオの持ってたニュアンスが違った形で伝わってる気がするんだよね。
>>340,347
それなりの老舗(新興ではない)こと、しばらくの間元請けから離れて下請けをしていたこと、
社内に子供向けばかりやってる謎ベテランがいること、社内にデジタル部署があること、
会社の人数規模やビルの大きさなんかも含め、
あえて現実にあるスタジオで選ぶなら、スタジオエルが一番近いんじゃないだろうか。
まあただ、ひとつひとつの要素で見ると「業界あるある」なので、
いろんな会社の「あるある」を寄せ集めた感じで作ったと思う
別にスタジオエル含め、特定の会社をモデルにして作ったわけでは全く無いと思うよ。
ミサイルサーカスの人の事とかですかね?
劇中劇の『山はりねずみアンデスチャッキー』は、主題歌含めて完成度
高かったと思う
それと『プル9』のモデル作品って特に、というかさすがに無いよね…w
ありがとうございます。
1 主さんにとっての地雷案件って何だと思いますか?
2 ガイナックスみたいになりそうな会社ってどこだと思いますか?
ああそうだね、板野一郎さんとかね。
『プル9』についてで言うと、むしろ逆で、特定の「モデル作品」が存在してしまわないよう、敢えて配慮されてると思う。
現実世界で作画崩壊の代名詞になったと聞いて思い浮かぶのは「ヤシガニ」や「キャベツ」だけど、
それらの作品は念頭に置きつつも、あえて一致しないような作品として『プル9』を作ってる。
批判的な描きかたをする要素に関しては、現実世界と一致してしまうと関係者が嫌な思いをすることになるから
そこはちゃんと配慮してるのよ。
>>350
>地雷案件
1.原作者がモンスタークレーマー
2.胡散臭プロデューサーが上に何人も挟まってる孫請け案件
>ガイナックスみたいになりそうな会社
それこそジブリとかそうなってもおかしくないんじゃない
後継者がポノックとかに流出済みなのもガイナとカラー・トリガーの関係を彷彿とさせるし。
事前にわかんないから地雷なんだ
演出家という職業、あるいはもっと広げてアニメ制作全般であるものですか?
まあ事前にはっきり見えてたらそれはもう地雷じゃなくてただのクソ案件だと思うが
クソ案件と判ってても突撃せざるを得ない場合はごく稀にある
俺の場合、最大の理由は結局コネだな…
お世話になっている人、将来に備えて関係値を維持しておきたい人からの依頼であれば
現場が多少過酷だったりしてもやらざるを得ないパターンがある
あとは仲介してくれたプロデューサーとかが
あらかじめ慰謝料込みでギャラ設定してくれてたりするなら
そこはもう割り切って爆弾を掴みに行くって決断もある
でもまあだいたいの地雷案件ってのは
むしろ入るまでは普通の案件に見えてるんだが
打ち合わせを2回、3回とこなしていくうちにだんだん雲行きが怪しくなってきて
あっやべぇこれ地雷案件だわって気付いた頃にはもう地雷原の中央にいて脱出が難しいってパターンが多い
>>355
そりゃ大変だとは思うよー
でもまあユーリみたいに、スケートシーン描ける実力者を確保して臨むしかないよね
地雷案件にわかっていてはいる場合
関係を維持したい人。
恩を売っておきたい人。
慰謝料的な上乗せ込みでギャラを設定してくれいる人。
の条件で、請け負うという話、非常に面白いです。
地雷案件が判明した後、具体的に制作過程でどのような弊害が起きるのでしょうか?
また、その弊害はどの様に視聴者の目に留まる事になるのでしょうか?
1, 自分と中の良い人を配置する時って、
アニメーションプロデューサーの指示っているの?
2.AICの社長が舞台俳優になりましたが、これってどんな狙いがあると思いますか?
3, サテライトはなぜ、凋落したのですか?
また復興に向けていく中で地方に分散したままでなく再度東京に仕事が集中していけるのか、分散したらしたでリモート対応に移行されていく可能性もあるのかな
いつか爆発する地雷の上でまだ大丈夫、まだ大丈夫と色んな意味で身動きとれなくなった所でロシアンルーレットを回し続ける世界観(最終的には爆発する)を嫌味たらしくないヒロイックな企画でアニメ化したら異世界転生・俺つえー系作品よりは目立ちそうだなと思ったけど、安全な閉鎖環境を破壊されて色々始まる(もしくは終わる)アニメは沢山あるから二番煎じか(蛇足で失礼)
いやまあクソ案件ってほんとにいろんな理由が考えられるから、
影響範囲は個別の作品ごとにいろいろよ
番組の評判自体は良くても、現場は悲惨なことになってるパターンもあるし。
>>358
1.配置する役職次第だが、
プロデューサー所掌範囲のポストなら当然プロデューサーに頼んで配置してもらう
2.ガイナックスと同じ、借金のカタでわけわから人に会社名だけ売られてったなれの果ての光景だよ
とっくの昔に現場スタッフは全て外に出ていてペーパーカンパニーだった上に
もう売れそうな権利はだいたい売っちゃって、権利関係すら残骸しか残ってないので
その社長つったって何の価値もない。
正直、客観的に有効な展望も狙いも思い浮かばん。
むしろあの俳優が何か悪い人に騙されて、ゴミ会社と知らず社長という肩書きを高値で掴まされただけとかのほうがあり得る
3.ひとつは主力の流出。有望だった班まるっとエイトビットになっちゃったじゃん。
あとは、パチ会社に魂を売ったせいで、やってるタイトルがぜんぜん魅力的じゃなくなって若手が寄りつかなくなったよね。
あとそもそもあそこって河森さんを軸にした会社だと思うんだが、
河森さん自体がもう限界ってのもあるでしょ正直…。
仮に『東京がインフラ壊滅した場合』という思考実験か。
これまずそもそも前提として
制作そのものは別に今だって地方だろうが海外だろうが、好きなところで作ることができるんだが
それでもなぜ東京一極集中になってるのか考えてみてほしい
これは、アニメ業界にとってのお客さんを考えればわかる。
アニメって、全国のアニメファンがお客さんと思いがちだが実は違っていて、
実はアニメ業界が製品を納入している最大のお客さんって、テレビ局なんだよね。
BtoBの業界なんだよ。
なので、「お客さんと商談しやすい場所」「お客さんに製品を確認して貰いやすい場所」にスタジオを構える必要がある。
それが現状、キー局やその関連産業が集中している「東京」ということになる。
よって、仮に東京が何らかの理由で壊滅した場合
そもそも東京にいるお客さん=テレビ局が稼働しないなら、急いで仕事をする理由も無くなるし
テレビ局が稼働しはじめるくらいに復興が進んでるなら、アニメ業界もまた復興を待ってそのまま東京で作ることを選ぶと思う。
あと、忘れられがちだが
アニメスタジオだけポンと置けばアニメが作れるかっていうとそういうもんじゃないんだわ
実は映像産業には映像産業専用の『インフラ』が必要で、
ポスプロ(オンライン編集)スタジオと、音響スタジオ、そしてそれぞれの技術者が外部に必要なんだよね。
なのでそのインフラのない都市でアニメを作ろうとすると、最低でも毎週2回、インフラの整った東京に出張しないといけなくなるわけ。
なので、東京が壊滅した場合は、このインフラ部分も壊滅してポスプロ・音響が進められなくなるので
地方で素材制作だけ進められても、どのみち完成させることは出来ない。
よって、地方に分散してそのまま制作が進むっていうことは考えにくいと思う。
もちろんそのまま東京が放棄されて、日本の首都が移転するとかって話になれば
テレビ局がそれに合わせて出ていくだろうし、
そうなればアニメ・実写関わらず、関連する映像産業はインフラごとテレビ局に付いて、新首都に移転することになると思う。
現場レベルの下請けスタジオなんかは昔から地方にも存在してるんだが
結局、お客さんと商談できるのは東京なんだから
マネジメント部門や、意思決定できる偉い人はみな東京に居るしかないんだわ。
京アニやPAWorks、エカチエピルカといった地方本社のスタジオも、実作業のスタジオは地方に置いていても、マネジメント部門は必ず東京にあるしね。
ちなみに一応、実写作品なら大阪でも辛うじて作れる程度のインフラがあるんだけど、
設備的には対応可能でも、技術者がアニメの経験が無いので、
アニメならやっぱ東京でやりましょうって話になるんだよね。
>いつか爆発する地雷の上で~
この部分何が言いたいのかよくわからんかった
323 とは別人ですが、Studio五組とAXsiZ、横浜アニメーションラボとクラウドハーツの関係が気になります。
323に関してはそもそも前の320のレス内で
>スタッフ離脱とかで凋落したスタジオ~
のくだりで回答済みのつもりなので、それ以上回答しようが無いかな
>Studio五組とAXsiZ、横浜アニメーションラボとクラウドハーツの関係
社長同士が知り合いで、設立に際してお金を貸したり、資本的なつながりがあったり
あるいは場合によって仕事を融通したりといった関係はあるものの
社屋やスタッフは全く別なので、現場レベルでは別スタジオって感じだね。
なので現場の文化なんかもぜんぜん違うはず。
>>364
どこから漏れるってそりゃもう関係者よ
スケジュール悪いほどみんな愚痴りたくなるので、
そういう愚痴が巡り巡って噂になるんだと思うよ
水星の魔女/リコリコ/ぼざろあたりで明らかな通り、Twitter でトレンド入りして話題を勝ち取れるかは、まず「多くの人(特に普段積極的にアニメを視聴せず、話題になったアニメだけつまみ食いするライト層)に観てもらう」と言うハードルを超えるために不可欠だと考えています。ところが今季は7月前半に肝心の Twitter が心底調子悪く、出鼻を挫かれた印象があります。
他にもアニメを観てもらうためのマーケティング施策方面で、何か監督が知っていることがあれば教えてください。
・作り手側からすると嬉しいものですか?
・「楽しい時間はあっという間」なのは当然としてそれ以外にも要因はあるのでしょうか?
・狙ってそう感じさせるような作り方をすることはありますか?
サテライトの件で質問がありますが今のスタジオ櫂のスタッフ(ていうか旧ハルフィルム勢)の独立は
やむを得ずサテライトを出たという感じなんでしょうか?
個人的には撮影処理が昔よりも盛りすぎる(この表現が合ってるかわかりません)傾向があるように感じます いつもいつも画面に高級感を出したがってるみたいな
近年の撮影処理について現場で何か変化があったり、言われていることがあったりするんでしょうか
https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%94%B0%E5%8F%A3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B8#Fire2-3
ひろゆきみたいな揚げ足取りしちゃうんだけどw
ああいうのってそもそも本人の語彙が面白いというより、
99パーセントの普通の会話の中から、1パーセントの面白れぇ語録をピックアップして「どん語」としてまとめて面白くしてる感じのものなので
たしかにアニメ監督の中にも何言ってるかよくわかんないオッサン多いんだけど
別に普通に会話してても面白くもなんともないんよな
無理やりひねり出すとしたら、ぼんやりした指示が多い系監督ってことで錦織博監督とか稲垣隆行監督とか思い浮かぶかなぁ
でも面白がれるような語録があるわけではない。
>>367
どうだろ、もともと金を払っても露出が増えるねってだけの話だったと思うので
7月番の人気がイマイチなのはTwitter関係なくコンテンツの実力だと思うぜ…
RT数とかインプレ数稼ぎは、もとからTwitter公式ではなく外部業者でやってたことだと思うんだが、
そういう広告業者からすれば今の状況は望ましくないだろうね
とはいえ何か他でキャンペーンやプロモーションをやって、
Twitterはあくまでユーザーとの接触ポイントであるという(本来の)使い方をしているぶんにはそれほど影響はないんじゃないだろうか
本社があの状況なので企業としてはアテにならないというのはもうわかったうえで使うしかない感じだと思うよ
体感時間が短いってのは、要するに作品に集中できている、のめり込んでいるということだと思うので
そう言ってもらえると嬉しいよね。
逆の要素(体感時間が長い)ってのはある程度防げる要素だと思ってて
具体的には「ダレる」「中だるみする」「すでに周知のこと(観客が理解済みのこと)を再度説明する」ことをしてしまうと
体感時間が長く感じる原因になると思うので、そうならないように心がけてはいる。
これは「わかりやすさ」とのトレードオフになる要素なので、そこと綱引きして最適なバランスに整える感じだなー。
その結果として体感時間が短く感じるフィルムになれば良いなとは思うが、狙って作り出すってのは難しい。
>>369
ごめん、ちょっとそこまでは事情わからんな…
どっちがいいかってのは演出意図とか作風にもよると思うが…
そもそもSNSとかに出してるビフォーアフターの場合、
当たり前だけどビフォーの時点でもきちんと作画クオリティが高いカットばかりじゃん
実際には、クオリティ的に厳しい素材や、コンディションのバラバラの素材を
撮影処理によって一定レベルに引き上げて保つっていう仕事をやってもらってるのよ
なのでそのカット単体としては処理薄めのほうが映えるってパターンがあったとしても
作画のクオリティが微妙なカットとか、背景とセルがマッチしてないカットも含めて、全部にその処理が乗ることで
話数全体、作品全体を通したときの統一感が保たれるって考え方もある
そもそも前提として
実写やゲームなどの、他の業界のモーショングラフィックスの平均レベルと比較して、
アニメの撮影会社って、貧乏でプラグイン買えてなかったり、作業時間が物量に対して非常に短かったりといった状況のせいで
はっきりいってかなり時代遅れになっていた部分があると思う。
そりゃもちろん安いとかスケジュールないとかは撮影さんのせいじゃないとは思うけど
それを言い訳にして、業界の平均レベルが低いまんまだったのは事実
ただ昔から京アニやufoみたいに撮影の強い会社はとっくに気付いてて
業界の平均レベルに甘んじることなくハイレベルな撮影処理を行って評価を積み重ねてきたし
ようやく今になって旭プロ脇さんみたいな「スター撮影マン」も出てくるようになった
デジになってから20年止まってた撮影技術が、いま注目されるようになってようやく動き始めたって感じ。
処理前のほうが良いのではと思われる程度の処理だとまだまだってことだと思う
たとえば今だと「るろ剣」の撮影さんがよくビフォーアフター上げてるけど、
これは正直、まあ最低限の仕事だよねって感じで、SNSに誇らしげにUPするほどか?と思っちゃったりする
まあでもやっぱ脇さんの仕事とか見ると、好みかどうかは置いといて「すげーっ」ってなるじゃん
ああいうレベルがいずれ当たり前になるといいよねぇ…
いやいや、これはぜんぜん違うでしょ
まあ性格に難がありそうってのはその通りかもだが
一般視聴者に対して炎上してる原作者ってだけでは、現場にとっては関係無いからね。
本物の地雷原作者ってのは
・マイクロマネジメントしようとしてくる
本来アニメスタッフサイドに任せて貰えないと困るようなほんと細かいところまで監修しようとしてくる
原作者チェックで何もかもが止まりスケジュールが崩壊するし、
現場側スタッフの考えや意見を信用してくれてないということなので、現場側のモチベが凄い勢いで削れていく。優秀なスタッフはこれだけで逃げる
・思いつき発言、ちゃぶ台返しが多い
アニメってものすごい数のスタッフと、複雑な何重にも及ぶ工程が関係するので
決定事項ごとに、どの工程までなら修正可能かなどが細かくある
ところが、原作者によっては、お一人で漫画を書いてる感覚のまま、
後出しで思いつきアイデアをいろいろ言ってきたり、取り返しが付かなくなってから修正指示を出してくる人が居る。
本人はよかれと思って言ってるケースも多いんだが、これをやられると、あっという間に工程がグチャグチャになってスケジュールが崩壊する原因になる。
・人事に口出しが多い
特に人の好き嫌いが激しくて、打ち合わせで会った人のことを「性格が合わないから信用できない。外して」とか言ってくるタイプ
自分の大切な原作を、性格の合わない人に任せたくない気持ちはよくわかるんだが
基本的には最初にアテンドされてる人がその現場の条件で呼べる最も優秀な人であることが多いし
『○○さんがやるなら私も手伝いますよ』って感じで、人が人を呼んでるケースも多いので
誰か一人を外すと、思わぬ所まで影響が波及して、布陣がガタガタに崩れる原因になる
このタイプの、所謂「過干渉」タイプの原作者のことを地雷って言うのよ
なのでアニメ企画に乗り気で「なんでもやります!」って言ってくる原作者のほうがヤバいし、結果的にアニメをズタズタにする
ある程度アニメ側を信頼して好きに任せて貰える原作者のところじゃないとヒット作はなかなか作れない。
アニメ化発表前の段階ならキャラデザや設定のチェックバックで色々動いたりはありそうだけど、そこ固まったら後は現場が動くのみで原作者は関わらないこと多そうなイメージある
アニメ化発表前からちょいちょい休載しつつアニメ化発表後は数ヶ月レベルでずっと休載してる作品とか、アニメ化するせいでそんな休載するならアニメ化しない方がよかった的な炎上しててアニメスタッフが気の毒に感じる
少し前のジャンプ作品とか週刊連載でも毎年劇場版のオリキャラ作成や打合せで1〜2週休む程度だった記憶があるから数ヶ月休載はアニメ化関係なく原作者側に問題ありそうなんだよな
俺は見たこと無いよ
なんでそれを聞きたくなったのかむしろこっちが聞きたいw
>>380
現場に干渉できるかという意味でいうと、
もちろん最終話の納品まで適宜設定や絵コンテ、完成映像のチェックは出来る
ただチェックといっても、
基本的には、上がってきたものがメールで送られてくるので、NG部分があれば軽く指摘する程度の話なので、
15分もあれば終わる程度の物量しかない
アニメ化って当然、原作側にとっても最もブーストを掛けたいタイミングなわけ
単行本もアニメに合わせて出したいし、各種キャンペーンへの書き下ろし、姉妹誌への出張掲載やら作者サイン会やら
とにかく原作側としてもアニメに向けて盛り上げるための施策を取りたいタイミングなのよ
アニメが終わってから頑張っても手遅れになるからね。
なので、アニメの現場に口出しして遊ぶ暇があるんだったら、本業を頑張っていただきたいというのが関係者一同の願いなので
基本的には、全く原作者のお手を煩わせないようにするというのが大前提で
その上でどうしても口出ししたいことがあるなら聞きますよ、というスタンスなんだわ。
なので、アニメの方の仕事のせいで休載が発生するということ自体ほとんどないと思う。
あなたの仰るような数ヶ月レベルで休載しちゃうような人はむしろ別の原因があると思ったほうがいいんじゃないか
作者本人含め、たった数人の編集・アシスタントで執筆していた作品が
アニメ化が決まった途端、出版社やビデオメーカー、テレビ局のお偉いさんがずらずらと現れて挨拶してくる
『わたしたちはこの作品に何億円もかけてるんです、お願いだからヒットさせてくださいね』とは直接は言わないものの
それに近いプレッシャーがかかってくるわけ
編集部からも、上で書いたようにいろいろとキャンペーン的な施策がバンバン突っ込まれて、
否応なしに期待値が高まっていく
もちろん会社側としては、その原作が売れるためを思って、
よかれと思ってやってくるわけだが……
しかし、アニメ化をきっかけに、大きなプレッシャーが作者の肩にのしかかることになる
もちろんそのプレッシャーをぜんぜん気にせず、自分の作品を宣伝するチャンスだと
前向きに捉えてやっていける図太いタイプの人も多いんだけど
もともと繊細なタイプの作者さんとかだと、そういうプレッシャーに潰れてしまって、描けなくなってしまう…ということもあるんだわ
そういう意味では、結果的に、アニメ化のせいで作者を潰してしまう…ということも無くはないのかな、と思うよね。
周囲からの期待が大きすぎると、それで自分を追い詰めてしまって、描けなくなってしまうってパターン。
アニメ化は関係無いと思うけど、ルリドラゴンとかまさにそのタイプだと思うし。
推しの子の助監督が女性ですが、坊主だったので
逆に現場を信頼し、委ねた結果しっかり成功した作品とは、何があるのでしょうか?
原作物の作品で当たった作品は、基本的にこの現場に委ねたに当てはまるのでしょうか?
それはまあその人の個性ってだけだね
>>383
アニメって実写とかとぜんぜん違って
どんな低予算作品でも億単位の予算がついてるわけだし
逆に超大作だろうとやってる工程自体が変わるわけじゃないから
大作だからって現場が大きく違うってことは正直あんま無いんだよね。
ギャラが高かろうが安かろうが、結局みんな普段通りの仕事しか出来ないんよ。
なので“大作だから“やらかすって感じの人は思い浮かばん
ただギャラの高い大作なのに、結局いつも通りの低予算作品と同じ感じの仕事ぶりで
勝手にがっかりされるタイプの人とかは居るけどね
でもまあアニメーターとかってそういうもんだから
判ってればある意味予想通りって感じだし。
>>384
実際、俺が監督した作品含めて多くの場合では
(腹の中はともかく表向きは)ある程度アニメの現場を信頼いただけているか、
もしくはプロデューサー陣、原作編集者などがきちんと手綱を握って、
現場と原作側が衝突しないように運営されてると思う。
なのでこれってうまくいくための最低条件なんだと思うけどね
だからこそ、原作者が過干渉タイプだった時点で地雷案件が確定しちゃう感じ。
これ原作者だけじゃなくてメーカーPとかにも同じ事が言えて
たとえばよく言われるのが、『スポンサーの無茶振りで出したくも無かったキャラやオモチャを登場させないといけなくなった』とかって話
昔はよく聞いたけど、これも過干渉の一種
各々の気持ちはもちろんわかるんだけど、船頭多くして船山に上るってことわざの通り、
横から口出しする人が多ければ多いほど作品はブレていってしまう
そしてそれは原作者であっても同様なんだよね
毎クールのように複数作で元請やってるのと、「この作品はJCの2軍(3軍)だから期待できない」とか言ってる人を見かけたので聞いてみました
アニメ化できそうな原作を片っ端からアニメ化してると言ったら語弊あるけど、製作側としてはある程度続いてる原作あったら多少人気あると決め打ちでアニメ化進めて数年先までスケジュール埋めてる感じに見える
そういうグッズとしてわざわざ作ってるんだと思いますが、昔は実際に制作で使ったやつを特典にしていたのでしょうか?
そうだとしたらいつ頃まで本物でしたか?
あの会社は、とにもかくにも松倉Pっていう絶対的な支配者が君臨していて
その意向で全てが決まる、松倉さんの私兵部隊って感じの会社だ
なので、実際社員の人の愚痴とか聞いて想像するには
ビッグモーター的とまでは言わないにせよ、お上(松倉P)のご意向には逆らえないというすごく窮屈な雰囲気が漂ってる感じで
たぶん松倉さんが雑草生やすなと言ったら街路樹切っちゃうようなタイプの、あんまり評判は良くない会社。
一応内部的な制作ラインは常時3班+αくらいあるはずなんだが
1軍2軍…みたいな言い方はちょっと実態には沿ってなくて、それぞれのラインごとに人脈や作り方に差があったりする感じだと思う
ただあの手の会社あるあるで、上層部のメンツはずっと変わらないが、下っ端は凄い勢いで入れ替わるもんだから
数年すると現場の制作進行なんか全員入れ替わってるので、いまどうなってるかまでは知らんけどね
あとその影響で業界中にJC脱獄組が散らばってて
A-1とかシルリンとかは元JCのプロデューサーが立ち上げていて、制作文化も近いので、
そういう意味では影響の大きい老舗とも言える
本数が増えた原因の分析として
実質的に公開先がテレビ局だけだった昔と比べて
配信や劇場公開、web公開など、公開先のフォーマットが多様化したことで
企画成立経緯(誰が儲けようと思って企画したか)も多彩になってきたって話を数土さんとかアニメ様とかがどっかでしてた気がするわ
俺として言っておきたいのは
案件がないのに人材だけ育つことなんかあり得ないのよ
まず案件が増え、次に会社や働き口が増えて、一番最後に人材が育ってくる…そういうもんだと思う
いまこの瞬間だけ見れば、人材不足はもちろん叫ばれている通りなんだが
その分若手のためのチャンスも増えているし、各社とも人材育成のために投資しようという機運も高まってる
そしてもちろん20代で超優秀な若手も次々現れてる
アニメバブルなんて言われてるけど、いまこの瞬間に業界入りした人達が、
今後30~40年にわたって日本の二次元エンタメ産業を支えていく基礎体力になっていくんだと思うぜ
なのでバブルだろうが外資だろうがなんでもいい、とにかくたくさん案件があることは良いことだと思ってる。
あともう一個、別視点から見ると、ゲーム業界からの出戻り組とかもけっこう多く感じている
これは人材がゲーム業界からアニメ業界に出戻ってきてるって話だけじゃなくて、
案件というか、投資先としても、一昔前ならゲームに投資してた会社が、その金をアニメに振り分け直してる気がするんだよね。
ゲーム業界って、ハイエンド系ゲームでは普通に欧米に負け
ソシャゲ系ゲームでは中韓に負けが確定して
パチスロ業界も規制と高齢化で衰退が確定してる
かなりお先真っ暗の状態でしょ
そんな状況で、アニメ業界だけ奇跡的に外国にライバルが少なくて景気が良く見えるってのがあると思う。
ただまあ具体的な数字の根拠を持ってないので、俺の思い違いかもしれないけど…
シリーズ構成っていう役職は、いちばん厳密な定義を言うなら
『シリーズ構成書』という、A4サイズの、3~10ページくらいの文書を書くってのが仕事
そこには、1話から最終回までの各話数の簡単なあらすじや、
作品全体を通して軸やキャラがぶれないよう、メインテーマとなる話などについて書かれてるって感じだね
ただし書式とか、どこまで詳細に書き上げるかの決まりはないので
たとえばエクセルとかで表みたいにして内容や要素を箇条書きにして作る人も居るし
ひたすらテキストデータで”物語のあらすじ”みたいに書き上げる人も居る
パワポでプレゼン資料みたいに作ってる人も居た
これも一人で勝手に書いてくるのではなく
まずラフで作って会議に掛けて、プロデューサーや監督と話し合いをして細部を詰めるって作業をする
最終的に「シリーズ構成書」が完成すれば、「全体の流れはこれでいきましょう」ってのが決まるわけ。
ここでいったんシリーズ構成としてのお仕事は完了する。
ただし、現実的には、シリーズ構成を担当した人は、
そのまま作品全体のメインライターとして脚本に携わるのが慣例になっていて
脚本家チームのリーダーとして脚本会議に参加を続けて、
重要な話数の執筆や、他話数のシナリオの監修などを行う場合がほとんどだね。
なので実際にには「メイン脚本家」として扱われてる感じ。
>>389
面白いところに目を付けたね
仰るとおりで、現代では制作上でフィルムを使うことは全く無い。
テレビアニメで制作工程からフィルムを使ってたケースの最後は2001年のNoirだったと記憶してるんだが(自信は無い)、
その後も映画館の上映システムがフィルムだったので、
『映画』についてはデジタルの映像をフィルムに焼き起こしてたんよ。
ところが、2009年末に「アバター」っていうハリウッド映画が出て、世界中に3D映画の上映ブームが来たでしょ
3D映画の上映のためにはデジタル映写機が必須だったので、そのタイミングで
日本中の映画館が一気にフィルムからデジタルに切り替える流れが出来たんよ
小さな劇場はともかく、大手シネコンではそこから数年でほぼ全部デジタルに切り替わってしまった
その裏で人知れず、映画におけるフィルムってのは滅亡してしまった…ってのが歴史だね
で、ご質問の『実際に制作で使ったやつを特典にしていたのでしょうか』なのだが
これはYesでもありNoでもある
そもそも入場特典という文化自体が最近の話で、フィルムで映画を上映していた時代はそんなもの無かったというのがお答えになるのと
そもそも『フィルムで上映』するのに、そのフィルムを切り刻んでお客に配ったら上映できなくなってしまうので
「実際に使ったやつ」を配るってのは物理的に無理だわな。
最終上映用ではなく、その手前の工程で、制作中間素材として使用されたフィルムを配ったのでは?とお考えかもしれないが
それこそ制作過程で使用したフィルムって、”貴重な原本”として厳重に保管されているので
切り刻んで客に配るなんてとんでもないわけ。
今後再上映とかでフィルムを新たに作る必要が出来たとき、原本が残ってないと困るからね。
そういう事情なので、『実際に制作で使ったやつ』を特典として配ったケースというのはまず無いんじゃないだろうか。
とはいえその一方で、映画館で上映するために複製されたフィルムって
上映が終わったら不要になる
ある程度は映画会社のほうで保管してるんだが、
大作映画で上映館数が多かった作品の場合は、けっこうな数のフィルムが余ることになるので
その一部がカットフィルムとして何か限定グッズの特典として出回ったという話は見たことがある
その場合は、制作に使われたわけではないにせよ、『実際に映画の上映のため使われた』フィルムの残骸が
ファンの手元に届いたケースはあると思うよ。
補足しておくと、今の感覚だとわかりにくい話なんだが
フィルムって、原本から焼き増しができるとはいえ
実はこの焼き増し作業をするだけでも、少しずつ原本のフィルムが劣化していく(傷がついたりする)んよ
なので、おいそれと原本を使ってバンバンフィルムを焼き増しするってのは避けた方が良いかなって意識があった
ところがデジタル時代になってからは
あくまで「原本」はデジタルデータのほうになって、それをコンピューターを使ってフィルムに焼き付けるようになったので
今の入場特典で配ってるフィルムとかは、何回フィルムを焼き増ししようが、原本が劣化することはなくなったってわけ
なので心置きなくフィルム焼き付けできるようになったんよ
映画の上映用としてフィルムを使うことはなくなったので、フィルムの現像所はすげー暇になってしまっていて
国産のフィルムはとっくに製造打ち切りしていて、いまはアメリカのコダックから買うしかない。
(そのコダックもいちど破産してて、慈善事業として細々とフィルムを作ってる)
んで現像所自体も東京に残ってた現像所はぜんぶ潰れて、いまはイマジカウエストっていう大阪の現像所しか残ってないんだが
そこがグッズとしてのフィルムの可能性に目を付けて売り込みをかけた…って流れがあった
それでもちゃんと本物の映画用フィルムで、ちゃんと映画用の現像機を使って作っているので
本物としての雰囲気は出てると思うよ
ただ透明なプラシートにフィルム風に印刷しただけのパチモンのフィルム特典も存在してるけどね…w
CLW梅原Pは前々から版権イラストをアニメーターのモチベ管理に上手に活用してるように見えてます
視聴者としても、クール途中で1話から再放送だの
過去の別作品に差し替えだの、始めての体験でしたね…
「異世界おじさん」が一番大変だったのかな?
さすがに企業ロゴや映画泥棒、エンドロールの部分は先に外すって聞いたけどね
まあそれを忘れるとあり得ない話じゃないかもしれん
>>395
時給換算すれば美味しいっちゃ美味しいけど、それだけで飯が食えますねってほどバカ高いわけでもないって感じ
モノにもよるけど数万円とかそこらだよ。
塗りとかを他の人に頼んでるから、完成品で納品するイラストレーターよりも安くなっちゃうしね。
なのでもちろん金銭的にも「全く美味しくない」わけじゃないんだが
名誉的意味合いのほうが大きいケースのほうが多いと思うわ。
まあそれでもひたすら無限に続く本編作業のなかで息抜き的にもなるし
もとからイラスト描くの好きな人にとってはご褒美的な要素になる
仰るとおりモチベ管理で版権の振り先をコントロールすることはしばしばあるよ
>>396
呪術2期、けっこうギリギリで作ってるって聞いてるんだけどね
で呪術のPVがどうなのかは知らないけど、一般論として
仰るとおり先の方の話数でも、PV専用に先行して作ることはぜんぜんあるよ
絵コンテまではけっこう先の話数まで出来てたりするから
そこからPVの編集屋とかプロデューサーとかがいくつか見せ場を選定して
「このカットをPV優先で回せ」なんて指示して、慌ててそれだけ色を付ける…ってことはよくある話
コロナの影響が強くあったのは昨年12月~今年3月上旬までの話で
夏以降は現場の状況は完全に正常化してる
なので今落ちてる作品とかはコロナとか関係無く順当に落ちただけw
異世界おじさんも正直コロナ関係無く落ちてたと思うけどね
たまたまコロナのせいに出来たってだけで
それはなによりですな
中国の影響が大きかったんだっけ?
異世界おじさんは、なんか少人数って聞いた気がするな…
めちゃくちゃ詳しい解説をありがとうございます。
なるほどアバターの影響で。
2009年頃ってどうだったっけと最初に思いついた涼宮ハルヒの消失で見てみましたが、これは「上映に使用したフィルムのため、傷や汚れなどがある場合がございます。」って明言されてますね。
零号フィルムがなんのことかはわかりませんが…
http://www.haruhi.tv/fanclub/syoshitsu_special.html#syoshitsuPresent
現像所の生存戦略っていうのも驚きですが納得です。
人気映画の目玉シーンだとすごい価値が付いてたりしますもんね。
ランダム要素が強いからそのために映画何回も見る人も多そうですし。
消失みたく1本のフィルムから切り出してるならともかく、最初からグッズとして作ってる場合はある程度シーンを選んでるんでしょうか?
個人的にはデスク兼制作進行が1人(グロス除く)だったのが気になったわ
今期のライザがだいぶ体制ボロボロそうなのと、今までの作品も結構作画やスケジュール厳しそうな上昔から元請け本数自体は多いので、どういう体制でやっているのか気になります。
ライザに関して言えば、まず監督がどう考えても偽名だったり(意図的に名義を隠している…?)、コーエーテクモから怒られとリテイクが入っただとかの話が流れていたり、せっかく綺麗なストーリーの流れ(演出意図)を毀損するレベルで怒涛の太ももアップカットが何度も挿入されていたりとかなりきな臭く感じます。コーエーテクモからすれば悲願のアニメ化だろうになぜライデンに頼んでしまったのか…
数億かどうかはともかく、違約金が出るのは実際事実なんだけど
それを被るのがどこかという問題が出てくるからな
>>401
中国の影響が大きかったというか
100%中国の話だよ
中国の無錫市という都市で発生したパンデミック&都市閉鎖の影響で大ダメージを受けた
このスレでもリアルタイムで解説してるはずなので過去ログ探してみてくれ
>>403
仰るとおりで、会社HPの社員数自体はあんまりアテにならない。
別に異世界おじさんも4人で作ってるわけではないので…
どういう雇用形態にしてるかや、どこまでを従業員カウントしてwebサイトに載せてるか、会社によってバラバラだからね。
でもこれもご指摘の通りで、アトリエポンダルクさん、やっぱ独立してすぐの仕事ということもあって、
制作部の体制は明らかに足りてない感じがあるよね
知り合いが「吉川さん人望ねぇから誰もついていかなかった」とかって悪口言ってたわ
ライデンなぁ…
あえて言うなら、
アニメを作るという行為から、芸術や文化的価値みたいなものを全部排除して、『ビジネス的正しさ』を追求した会社といった感じかな
なので良い作品・構成の残る作品を作るのが目的ではないし、彼ら自身が作りたいアニメを作ってる会社でもない
いかに安く早く、使い捨ての人材や下請け丸投げで納品するかを追求してるドライな会社って印象
ライザに関してはだいぶクライアント側もアタオカって話を小耳に挟んだし、
それで監督が降りたりとかいろいろあったみたいな話なんで、一概にライデン側のせいかどうかはわからんけどね。
う~ん、どうなるんだろうねぇ…
例の事件の影響抜きにしても、
クオリティを維持するための内製志向で作品数を絞っている影響で
若手にチャンスが無かったり、やりたい作品に携われないというデメリットも大きくて
中の若手で有力な人材が外にどんどん流出してるっぽい話も聞くんよ
ジブリほど極端では無いにせよ
たとえば吉原さんが出る前のタツノコみたいに、実制作能力がどんどん失われて、
気付いたら版権管理会社化するなんて未来もあったりして。わかんないけどね。
脚本の秀逸さはもちろんとして画面作りの楽しさや作画演出のこだわりが半端ありません
監督も相当入れ込んでる様子が随所から伝わってきますが脚本の出来にもつられてヤル気マシマシになるパターンは経験ありますか?
サザエさんの花沢さん役の山本圭子さんの声の衰えが
数年前から深刻なレベルだと思います
SNSでも何度も「花沢さんの声」がトレンドに入り
「声優変わった?」と事実誤認する方を何度も見ました
もはやキャラに合ってるかどうか以前に
「こんな必死に絞り出すように喋るなんてこの子は調子でも悪いのか?」と
話の流れを阻害するレベルでキツそうな感じなんですが
こういう場合本人がやりたがってるから続投させているのでしょうか?
同じサザエさんでも増岡弘さんは生前から交代なさってますし
山本さんの兼ね役だったアナゴさんの奥さんは今は別の方に変わっているようなので
周囲が止めているというよりは本人の希望の方が強い印象なのですが
(小林清志さん末期の次元もそれに近い感じでしたが)
いろんな意見もあるでしょうが増岡さんや
クレしんの矢島晶子さんの勇退が見事だっただけに
(今思うと藤原啓治さんも自身の体調を知って今後も長く続くであろうひろしに
復帰しなかったんだと思いますが)
こんな状態になるまで引っ張る必要あるのかなと思ってしまいました
横レス失礼です。
シリーズ構成はまれに監督が共同で担当する場合がありますよね。
構成の担当者がいて、それとは別に監督の名前が載るような形になっています。
例えば、星屑テレパスだとスタッフ欄に「シリーズ構成: 高橋ナツコ/かおり」と書かれています。
シリーズ構成書の作成は監督やプロデューサーが会議などで介入するわけですが、
スタッフ欄に載っている場合と、そうではない場合でどう変わってくるのですか?
個人的には、星屑テレパスの場合、高橋ナツコさんはネットでの評判があまりにも悪く、
製作委員会やアニメPがそれを気にして、あえて監督の名前を載せて、前評判の回復に努めているように見えます。
なるほど芸術性を排除して「ビジネス的に正しい」ドライな作り方でやってるとこなんですね…
ライデン作品で言うと「よふかしのうた」はかなりクオリティの高い作画や演出だったと思いますが、あれはライデンがすごいと言うより板村智幸監督の人望や手腕なのか…?
ライザあたりのクレジット見てると、演出家に関してはライデン社員率が高そうだなと思って見てます。大阪や京都など日本各地にスタジオ持ってますけど、社員アニメーターの人の腕前はそんなに高くなさそうですか?
あと、監督が降板したという話だと「お隣の天使様」を思い出しますが(発表当初は監督でクレジットされていてほぼ全話コンテもやってた今泉さんが「監修」と言う謎のポジションに降格していて、監督自体はおそらく No.9 のハウスネームになってる)、No.9 は他にもハウスネームで監督をやっているケースがあって謎です。
監督がハウスネームだったり今までその名前での活動実績がない偽名な場合、基本元々引き受けてくれた監督が降りたとみて間違いなさそうですか?それとも本当にスタジオ内部の複数人で監督っぽいことをしてたりするんですか?
あとさっきの話からはそれますが、No.9 が明らかにラブコメ作品ばかり請けているのはそのスタジオの方針なんでしょうか。それとも製作側から「ラブコメといえば——」と指名されてたり?
バンドリは見てないんだが、CGも演出もクオリティ高い印象はある
監督はたしかずっとバンドリやってる同じ人だよね
強いて注文を付けるとすると
あそこ(サンジゲン)はCGのクオリティは本当に高いんだが
時折出てくる作画(2D)のクオリティと3Dがぜんぜん合ってないのはなんとかしたほうが良いと思う…
>>410
加齢で声が厳しいとしても、
同じ人が一貫して声をあてているという継続性もまたキャラクターの大事な要素だとは思うので
ちょっと調子が悪いからと、簡単に交代させるべきではないってのがやっぱ前提にあるよね
花沢さんというキャラにとってベストな声かどうかでいえばもう厳しいかもしれないけど
中の人を変えてしまうことで変わってしまう・壊れてしまうものってのもあるわけじゃん
なので最終的にはご本人の意思ってのがやっぱりいちばん大きいと思う
そもそもサザエさんほどの長寿番組で、キャラの声が『合ってるかどうか』や、『ベストコンディションの演技かどうか』は
もはや重要度はかなり低いと思うんだよね
今更、『花沢さん』の声が若返ったことで喜ぶファンがどれくらい居るかという話で
それよりも交代を惜しむ往年のファンのほうが多いと思うんだよな
番組自体が、「継続性」を大事にしている番組である以上、本人が降りる意思を固めるまでは
外野がとやかく言うべきことじゃない気がするね。
ただまあ役者さんって、自分の体を客観視できる人達ではあるから
例に挙げられてる増岡さんや矢島さんみたいに
もう限界だなと思えば最終的には自らの意思で幕を引く人が多い気がする。
まあこの人達は「もう満足」って気持ちも大きかったと思うけど。
ちなみに俺自身はあの手の長寿タイトル、監督はもとより演出としてすら参加したことないので
完全に外野の一般人としての意見なのでご承知おき頂ければw
シリーズ構成が連名表記ってのはかなりイレギュラーケースなので
特殊な作り方をしたか、もしくは何らかのトラブルがあったかを疑いたくなるようなケースだな
単に会議で意見したというだけではその役職にクレジットされることはないので
おそらくベースはナツコ氏が作って、監督がそれを直接大幅修正したとか、そういうことだと思われる
>評判があまりにも悪く、製作委員会やアニメPがそれを気にして、あえて監督の名前を載せ~
いや、これは完全に邪推だと思う
なぜなら、評判の悪さを気にしているなら、そもそも最初からナツコ氏に頼まないからだね。
かおり監督とナツコ氏は「ゆゆ式」で一度いっしょにやってどんな人かも知ってるわけだし
そこは現場としては信頼してナツコ氏に頼んだわけだと思うけどねぇ
>>412
監督がハウスネームってのはまあやっぱ基本的にはトラブルがあったと考えて貰った方が良いね。
監督が途中で降板するって事件、実は毎クールどっかしらでは起きてる感じで、そんなに珍しくないんだが
そうだとしても普通は後任を見つけてその人を名目上は監督に据えるもんなのよ
それが出来ないレベルでトラブったとか、制作体制が崩壊してるとか、そういう事情で後任の人が名前を出すのを拒否したとか…
まあいろいろ推測でしか無いけど、監督がハウスネームの場合は本当に碌な話じゃ無い感じだ
>No.9 が明らかにラブコメ作品ばかり請けているのは
スタジオの方針ってことでいいと思うよ
ラブコメ案件って作画枚数が少なめですむ分、もともと予算が安いので
そういう安くて楽な仕事を選んで取ってるってことだと思われる
俺は良いと思うよ
ああいうところでチャンスを掴んだ若手が、枯れかかってるジジイだらけの老舗名門スタジオをどんどん駆逐して
世代交代を進めてほしいね
ただ若くて細胞分裂が早い分、
MAPPAで大成したクリエイターはどんどん外に出て、『MAPPA』というブランドの中には誰も残らない感じではある
呪術1期の朴さんとか、中山竜さんとかもそう
なので、『活きの良い若手が集まる場』としてイケイケのスタジオには見えるけど
その一方で、『踏み台にされてる』会社とも言える
単純に会社としてだけ考えるなら、チャンスを与えるだけではなく、どうスタジオに残って貰うかをもっと真剣に考えないといけないと思う
これは何が特級呪物なんですか?
個人的な京アニの印象は20代で演出や作監に抜擢してるケースも多いと思うんですが監督から見るとそうなんですね
> 監督が途中で降板するって事件、実は毎クールどっかしらでは起きてる感じで、そんなに珍しくないんだが
「クレジットされている監督が必ずしも全ての監督工程をやったとは限らない」ということにまず驚きですが、テレビアニメ製作の途中で監督が降りた場合、進捗状況次第では後任の監督を立てずに制作Pだけで進める(途中から監督不在になる)こともあるんですか?
あと、No.9 は近年作品のハウスネーム率が異常に高いだけでなく単体話数の演出クレジットもハウスネームになることがあり、それ相応なのか作画も途中から力尽きがちだったりと、他の制作会社と比較してもかなり異常な体制だと感じます。
やはり制作の進め方やスケジュールが強引で、本来担当していた人が途中で逃げたり名前出しNGになることが多いってことでしょうか?
また、アニメ監督として動ける範囲で、そうした劣悪なコンディションをどれだけ努力や工夫でカバーできるものなんですか?
>>417
これはカット袋の表面に貼ってあるリテイク札の画像なんだが
1回完成して映像になったカットに対して、チェックの結果、何か修正が必要な場合
修正点をここに書いて再度演出や作監に修正を依頼するという段取りになる
通常はここには「左目の中割修正」とか「髪の毛ハイライト色間違い」とか
エラーの起きてる内容を制作が記入するんだが
あまりにも作画が酷すぎて、どこを修正するというより、全部を書き直さないといけないレベルだということで
現場でのユーモアとして「特級呪物」と書いたってことだと思われる
ただこれ、まともな現場では、
そもそも直さなきゃいけないような酷い上がりを出しておいて
こんなジョークで笑ってんじゃねぇって怒られると思うよ
あんまりふざけて書いて良い場所じゃないから
育ちが悪いというか、教育が行き届いてない現場っぽい感じ。
現場によってそのへんの雰囲気というかOKラインはまちまちだね
>>418
もちろん抜擢のチャンスがゼロだとは言わない
元はと言えばけいおんの山田尚子監督なんかもキャリアとか考えたら大抜擢だったと思うし
それ以降も数年に一度は若手監督・若手キャラデを起用してベテランはそれを支えるというやり方の作品は出してるからね。
ただ、そもそもの問題点として、圧倒的に作品数が足りてなさ過ぎる
事件の影響があったとはいえ、あれだけの数のスタッフを抱えていながら、年に一度元請けがあるかどうか
しかも続編モノが多くて、IP新規立ち上げなんか数年に一度しかない上に
そのチャンスのうち半分は大ベテランの石原さんが持って行くわけじゃん
東京の会社だったらとっくの昔に監督やキャラデになってるレベルの人でも
何年かに一度来るか来ないかのチャンスを、偉い人のお気に入りになりながら待ち続けないといけないシステムなわけで。
もちろんそれを待てば、天下の京アニで監督やキャラデが出来るという強烈なご褒美があるわけだが
だからじっと耐えて待とうという人ばかりじゃあるまい
東京の会社でも同じなんだが、外に出ても活躍できるような優秀な人から抜けていくことになるでしょ
事実として、一度監督を経験した後にも、次のチャンスが来るまでひたすら耐え忍ぶのは厳しいということで
山田監督、高雄監督といった、次世代の京アニを担うと期待されてた監督陣に脱走されてるし
事件以降も、エヴァーガーデンのキャラデの高瀬さんなんかは京アニ抜けちゃってるみたいだし。
ましてやそれ以下の若手にとっては推して知るべしって感じでしょ。
そういう中堅以下のスタッフに与えるチャンスの枠が足りてなさ過ぎるのが最大の原因だと思うよ。
制作終盤で監督が降板した場合は、後任を立てられず
実質的に監督不在になるケース、確かに見たことあるね。
ただ、良いことは一つも無いよ。
何を目指して作っているのか誰にもわからなくなるし、
仮に出来てるものがどう見てもクソだとして、それをどう修正すれば良いか誰も決められなくなる。
作品の出来に対して責任を取る立場でもある『監督』が居なくなれば、もう残された人は誰も責任を取ろうとはしてくれないからね。
もちろんプロデューサーが最低限の修正は試みるんだが、技術的な部分は素人だし、
せいぜい小手先のキャラ修正を連発して、残り少ない作画スタッフのモチベをさらに削るくらいしか出来ることはない。
結局、ただただクソだと判っていながらなすすべも無く放送するだけって感じになってしまう。
No.9についてはお察しの通りかなり制作体制に問題ありという感じだと思うよ。
そういうトラブルが一度だけなら『その監督に問題があった』と切って捨てることも出来るだろうが
あの会社の場合、どの作品もエンドロールから歪みが見えるので、何か回し方が根本的にマズい気がするよね。
監督のクレジットに、カサヰケンイチ、秋田谷典昭のお二人の名前が載っていました。
エヴァの様に、総監督:庵野さん、監督:鶴巻さん、前田さん、摩砂雪さん
という、総監督を支えるポジションの方が、複数名いるのは目にしますが
船頭になる監督が、複数名いる場合を始めてみました。
バクマンの様に、船頭役の監督が複数いる場合は、どの様な理由があるのでしょうか。
また、監督が複数名いる事による、メリットとデメリットを教えていただきたいです。
よろしくお願いします
横レス失礼。
高瀬氏退社されてるんですね。22年のKAエスマで表紙描いたっきりなので、新作が裏で動いてるものだと考えてました。
近年だと、演出やコンテを多く担っていた、藤田氏や澤氏の退社も打撃を受けてるのかなと感じました。一応、ツルネで以西氏が補助付という形で演出デビューしたので其方に期待してます。
若手中心を前提として、日常やメイドラのような遊び心があるアニメーションを発揮できる場があると、京アニブランドも相まって人が集まりそうな気がするのですが如何でしょうか? (ただ、動画キャリアをパスできないのがネックなのかな···)
1年に一作よりはもう少し多い(3作品出した年もある)と思うけど続編だと前作の監督が続投するので
新人抜擢が起きにくいというのはなるほどでした
複数監督の場合はそれこそ特殊事例なので、ちょっとその現場ごとの事情を聞かないとわかんないなぁ
「コンテまで」「それ以降」で切り分けたり
「偶数話数」「奇数話数」でチェックを切り分けたりとか、いろいろある。
場合によっては途中降板した監督とその後任者を
あえてクレジット上では両者監督として併記するというケースもある。
バクマンのときどうなってたかまでは知らない。
>>425
最近東京の仕事でお見かけしたもので。違ってたらすまん。
>>426
社内のキャパシティを超える案件を受注するとクオリティが担保できなくなるし
スタジオとしての個性(カラー)を出すために案件を選んだりするのは戦略として正しくはあるんだが
長期的に見ると「若手に愛してもらえない」スタジオになって、草創期のメンバーの高齢化とともに没落するというケースは珍しくは無い
京アニはその折り返し地点を過ぎてしまった気がしてならないんだよね…
横レスすいませんが、こういう場合こそ例の
「ホッチギス止めの刑」の出番だと思います!w
ホチキス止めの刑ってのは、通常制作工程中で
演出や作画監督が上がりの不出来に対する怒りの表明をする行為なんだが
この画像が出てくる工程ってのは「リテイク」っていって、通常の制作工程は一通り全て完了している状態での修正指示なのよ
つまり本来ホチキス止めの刑をする立場である『演出』も『作画監督』も、
いったんはその上がりをOKして流れていったものってわけ。
もちろんスケジュールやら自分の技量やらさまざまな事情で、
本意で無い上がりもやむを得ず流さざるを得ない状況ってのは存在するよ?
だからといって、本来直すべき立場に居ながら見過ごしておいて、
後から特級呪物とか書いてキャッキャしてネットに上げてるってのはだいぶナメ腐った態度と言わざるを得ない。
それも含めてよくもまあいけしゃあしゃあとこんな画像ネットにUPしてんなって思うわ。
直す時間を制作がくれなかったとか、作監にまともな人が立たなかったとかいろいろ言い訳は出来るだろうが
だとしてもその話数の出来に責任を持つ立場である演出が、他人事みたいにネットにUPしてんのは責任感がなさ過ぎる
てめーが直さねぇからそうなってんだよって話だからさ。
悪いけどこれそんな楽しいもんじゃないよ
こういう底辺カスみたいな連中のせいで、真面目にやってるスタッフが相当足引っ張られてるんだよ。
そういう怒りが前提にあるってのは知っておいてくれ。
仮に自分の話数じゃなくて、他の人の話数のカットだからキャッキャしてるんだとすれば
それはそれで交通事故現場でダブルピース写真撮ってるのと一緒なので不謹慎極まりないので、さすがにそれは無いと思うが。
>>427
主さんはどのタイミングが京アニにとってのタイムリミットだと思いますか?
これufotableにも言えまふよね
・具体的にどのような画を素朴系と呼ぶのでしょうか。
・業界内で共通言語として用いられていますか。
5ch時代に、監督さんが休日はゲームとかしてるよと、話されていましたが
具体的にどんなゲームをするのでしょうか。
ゲームから何かインスパイアを受け、実務に生かされる事はあるのでしょうか。
やり直し作業でその対応は確かに不謹慎ですな
こちらこそ、よく事情も知らないのに下らないレスで
不快な思いをさせてすいませんでした・・・
どこも内製率高めようとしてるのが今の流れでもあるし
この件やばすぎでは無いですか?
いや、もともとアニメ会社ってのは人の入れ替わりが激しいものなので
タイムリミットというより、どのタイミングからであっても
老兵が退いたり、有望若手株の台頭によって復活することは出来ると思うよ
ただ、多くのスタジオではそれが出来ずに、老兵の引退とともに衰退して自然消滅するケースが多いというだけで
でも会社の名前だけ残しててもしょうがないからな
『20××年の○スタジオ』ってのはもうその年にしか無いものだから。
法人としては同一でも、20年、30年たてば中身はどんどん入れ替わって、スタッフは別物になってる
それで同じスタジオとして続いてますつってもあんまり意味はないと思うので、そこは拘ってもと思う
ufoもそうだよね
外崎さんとか草創期からずっと監督だもんねえ
>>431
そのイベントを俺は見てないし、「素朴系」という単語を聞いたことも無い
業界内の共通言語ではなく、そのイベントで話題に上がった作画スタイルのカテゴライズ用語ってことじゃない?
ちょっと最近はあんまりストーリー性のあるゲームはやらなくなっちゃったなぁ
プレイ時間自体が取れるかどうかというよりも、
満足したところで終わって大丈夫って意味でパラドゲーとかのストラテジーゲームとか、
マイクラとかその手のストーリー性の薄いゲームをやってるね…
ストーリー性のあるゲームだと
Outer wildsとか、The stanley parableとかのインディ洋ゲーが刺さるねぇ
コンセプチュアルで短くまとまってるのが良い。
その手の低価格洋ゲーは話題になったらたまに買ってる。
ゲームからインスパイアは…まあ直接こうだってのは無いけど、きっと知らない部分で影響されてるとは思う。
>>434
いやいや、あなたが謝ることでは無いのよ。
蛇足とは思いつつあらためて思いを書いておくと
『不出来を笑う』っていう行為自体が、あんまり褒められた話じゃないと思うんだよね。
この際だからそこははっきりさせておこうかなと思ってさ。
たとえばクラスに成績の悪い子供が居たとするじゃん
そいつがテストで0点取ったのを見た担任が、「こんなヤベー馬鹿本当にいるんだwww」って0点の写真をSNSにUPしてるみたいな
そういう嫌な感じがあるのよ
0点取らさないように教育するのは、そもそも担任にも責任があるでしょって思うし
たとえ0点でも本人がどこまで頑張ったかまではわかんないのに、結果だけ見て馬鹿にするのもちょっと違くない?って思うわけ。
正直、0点取ったヤツも悪いとは思うし、その結果批判されるのはしょうがないと思う。
ただ、ネットに晒して笑い話にするってのはちょっと違うよねって感じでさ。
やべー素材はいろいろ現場では見る機会はあって
Twitterで楽しそうにキャッキャしてるアニメ関係者はみんなそういうの見てるけど、きちんと受け止めて修正してから放送してるわけ
そんななか内輪のノリみたいな雰囲気で不出来を笑うのは、やっぱ俺としては嫌悪感があるって感じ。
最終的には個人スキルの業界だから、チャンスを提供できない会社からは人が離れていく現象が起きると思う
内製率を上げると案件を回せる数が減ってチャンスも減る
ここをどう考えるかだな
>>436
いやまあ素人さん使うとたまにある話だと思うわ、出来ないって言い出しちゃう子。
俺もこの人じゃないけど1回素人さん使った録音で似たようなことあったし。
たぶんこういう収録って一人でブースに入って何度もやらされてって感じだろうから、緊張しちゃって出来なくなる子は居ると思うわ。
まあただ厳しい芸能界だと、そんな豆腐メンタルだと次のチャンスは貰えないかもねぇ…
別に矢尾さんもこの子本人を恨んだりとかはしてないと思うよ。ただあの子使えねぇなぁ~って思ったくらいじゃないかなぁ。
いや、アニメ業界ではストライキは起きないと思うぜ。
まずポイントとして、
アニメーターや演出家など技術職はほぼ雇用関係ではなく業務委託関係にあり、労使の関係ではない。
ちなみに、この中には、実質的に会社の支配下にある、いわゆる偽装請負状態にある人も多数含まれるんだが、
いずれにせよポジションや個人によっても会社との力関係がバラバラのため、横並びでの労使交渉自体が難しい。
同じ会社で、同じ給料テーブル上で働いてる仲間同士であれば
ある程度団結して経営陣と交渉できるんだろうが、
アニメの場合は同じ役職であっても契約形態や報酬もバラバラなので、統一で条件を引き出すってのが難しい。
その一方で、個人スキルさえ持っていれば、新たな会社への転職が容易であるという業界事情も考える必要がある。
ストなどの団体交渉って、その職場でこれからも働き続ける前提で交渉してるわけだけど
アニメの場合、わざわざ集まって今の会社にしがみつくよりも、
不満があるなら他社に移った方がよほど手っ取り早いわけ。
もちろん小規模な条件交渉や労組活動みたいなことはあり得るとは思うんだけど、、
ストってある程度職場全体で息を合わせないと意味ないじゃん、数人が休みましたってだけだと有効なストにならんから
それはアニメ業界では難しいんじゃないかなぁ。
https://note.com/ynkl/n/nce2a91127631
このアニメスタイルイベントのレポを読めば理解の助けになるかも?
作画マニアが語る作画史では「宮崎駿がやり始めた素朴ラインの極まったもの」として押山さんのこの作画が挙げられてた
https://sakugabooru.com/post/show/113472
成程。業界内用語では無いんですね。
同じくイベント内でちな氏が(レポから引用)、
「90年代見直しの潮流があり、アナログ時代からリセットされてしまったものをデジタルで拾えれば、新しいものが作れると思っている」と述べてます。
以下質問です。
・アナログでリセットされた技術をデジタルで拾うとしたら、どういったものがあると思いますか?
・監督も90年代見直しの潮流は感じていますか?
こんなものがあったんですね。
ご親切にありがとうございますm(_ _)m
うーん、わかるようなわからんようなだな…
身も蓋もない言い方すると、上手すぎて、ケレン味を出すための小手先の技が不要な系統って感じだろうか…
>>443
気が早いんじゃないか?と思ったがもう9月か…
今の時点で約束されてんのはフリーレンくらいじゃない?
個人的には星屑テレパス、100人の彼女、オーバーテイクあたりが気になってるかな
いやまあ個人的な感情だけど
セルアニメフリークとも言える、セル時代完全再現みたいなMV作ってるちなC氏の言う90年代再評価って
要は『セルアニメに対してのノスタルジー』に立脚していて、
セルそのものが過去の存在でしかない、インターネットネイティブ世代の若い子にもちゃんと同じ感じで届くのか?というのが疑問だったりする
たとえば「蝉の音」で夏を表現するのが、蝉の居ない外国の人には通じないように
セルアニメを見たことも無い人に、セルアニメ時代の表現を再現してやったところで
そこにノスタルジーは感じて貰えないと思うんだよな。
セルとして絵がこの世に存在する、物理的な重み、説得力みたいな魅力は判るんだが
しかしそれをデジタルで再現したところでしょせん偽物でしかないという思いも正直ある
ただ、16:9の画角が捨ててしまったものや
デジタル化によって調整レイヤーで色を変えるようになって失われてしまったシーン色設計の方法論なんかは確かに俺も感じていて
90年代に出来ていたことが退化している部分ってのは間違いなくあるんだよね
そういう良かった部分を、きちんと今の時代の技術に融合させられないかという発想は、
俺もめちゃめちゃ同意するところではある
ただし『潮流としてそれがある』かは…あくまで一部個人クリエイターレベルで意識してる人が出てきている段階にあると思う
その一方でどこかで書いた気がするが
実写MV界隈なんかでも、『平成レトロ』みたいなものが流行りだしている雰囲気は感じているので
短尺系がメインの人にとってはそういうブームが来てる感覚があるのかもしれない
チャンスを増やすには作品数を増やす必要があり、内製率を高めるのと作品数を増やそうとするのを両立させるには社員数を増やさないといけないけど
社員が増えるとメインスタッフになるチャンスが回りにくくなるので結局内製率を下げるしかないって事ですかね?
これって実写入っていますよね
そうそう、その通り
まあそこで最終的に「内製率を下げるしかない」という結論以外にも
「チャンス回数は少なくても納得してくれるメンバーだけで内製率を高めていく」という方法もあって、それに成功したのが京アニってことになる
東京の会社でもNexusとかはそんな感じだよね
とはいえこれは茨の道で、そんな上手いこといかないケースのほうが多い
>>451
そうだね、実写加工入ってるね。
シャレオツで最高じゃん。
>>452
なってないと思うよw
やらおんとかにまとめられたりしたら話変わってくるだろうけど、びっぷらの隅っこでやってる分にはそんなに話題にはならないんじゃないかなぁ
原画5枚
作監修3枚
総作監修1枚
この返しが来たとき、初心者の時は、何に合わせて直せばいいか分からなかったけど、冷静に考えれば総作監に合わせて直すべきなんだよな
といった、ツイートを見ました。
自分が見た事のある原画集や勝手なイメージでは、作監が必要な枚数に修正を入れ、総作監が作監や原画のつたない部分をよりいいものに直す。
そもそも作画修正の指示が入ってない部分は、原画がそのまま使われる。
そのような認識でした。
ですがつぶやきを見る限り、原画<作監<総作監の順番で、重要度が高く。
直しが入ってない部分も、総作監に合わせて直すといった、認識なのですが
そんな事現実的に可能なものなのでしょうか?
絵描きの勘みたいなものや、培った経験で明確な指示がない部分含めて、合わせという曖昧なニュアンスで意図を拾えるものなのでしょうか。
ここで話題に上がってる『合わせ』で作業する必要があるのは、
レイアウト(ラフ原画)を、原画(第二原画)に清書する際の話。
>作画修正の指示が入ってない部分は、原画がそのまま使われる
のは、清書済みである原画(第二原画)を、動画マンに渡す前に作監修正を入れる場合の話だね。
ラフ原画を第二原画に清書する作業は、
もともとのラフ原画もラフなものだし、それに乗ってる修正もラフな指示という前提なので
必要な絵がみっちり埋まってるわけではなく、内容がわかる程度の枚数と密度で入ってればOKなのよ
清書するにあたって、ラフの絵をそのままなぞれば良いだけなら、そもそも原画マンが要らなくなるでしょ。
そこをちゃんと素材から修正者の意図を汲んで、原画として完成させる作業だからこそ
『合わせ』も当然、二原担当者の義務としてやってもらわないと困るってわけ。
余談だが
原画マン本人が二原担当する場合は、ラフ原から本人の実力も推し量れるので
『このレベルで修正を入れてあれば、あとは合わせで大丈夫だろう』みたいな目算が立てやすいんだが
二原撒きといって、二原を別の人が担当する場合は、当てずっぽうで修正を入れるしかないので
場合によっては『合わせ』きれず、上がってきた二原に対して再度修正をかけ直す必要が出てくる。
このあたりの用語、レイアウト、ラフ原(ラフ原画)、原画・二原(第二原画)あたりをまとめて『原画』と呼んじゃってるせいで
業界外から見るとちょっと判りにくい部分かもね。
これ、業界人であれば
たとえば『総作監』はラフ原画しかチェックせず、第二原画をチェックしないことがほとんどなので
『総作監修が乗ってる』と言われたら、自然と「ラフ原画に対しての修正の話で、これから原画(第二原画)の作業の際の話」だと判るんだが…。
いや俺は普通に家に帰ってる
一部の老舗の大ベテラン除けば、スタジオに住んでるレベルの人ってあんまり居なくて
普通にみんな家に帰ってるよ
今は時代の流れもあって、深夜にスタジオに居るだけで怒られるスタジオすらあるからね
なるほどです、勉強になりました。
少し意外だったのが
修正込みのレイアウトの戻しの後に、修正に合わせつつ、すぐに2原に取り掛かるのですね。
自分はてっきり、もっとがっつりレイアウトの修正に時間をかけ
戻ってきた修正込みレイアウトを元に、レイアウトを上げなおし
そのうえで2原に進む物だと思っていました。
レイアウトのブラッシュアップ作業は、
原画マン→作画監督→総作画監督この順番で、以降は2原画に進んでしまうのですね
よくよく考えれば、スケジュールのない中で作業工程としては、これ以上リソース避けないですもんね。
3スレに渡って一年以上も続いてるんで
てっきり噂程度には、なってるかとも思ったんだが
そうでもないようですな・・・
登場人物のラノベ作家が
「アニメ化はしばらくやりたくない」
「勝手に最終回を変えられてしまった」
「案の定大不評で 私は続きの物語を描きたかったのに」
「時間がなくて初監督でプロデューサー連中も止められなかったみたいで」
「そこまでのクオリティは高かったのに台無しだ」
と愚痴るシーンがあったんですが
明らかにワンエグのことだと思うんですが
脚本からどんなに内容が変わっても脚本家の名前が
クレジットされるものなんでしょうか
また ある脚本家の人が「実写よりアニメの方が監督の意向が強い(要約)」
みたいな話をしてた覚えがあるんですが そういう傾向はあるんでしょうか
>『総作監』はラフ原画しかチェックせず、第二原画をチェックしないことがほとんど
これ初めて知りました…
ということは顔の綺麗さやキャラデに沿ってるかみたいな原画としての最終的な品質を担保するのは作監の仕事なのでしょうか?
はなから制作費回収できていれば爆死しても痛くない、運良く覇権扱いされて大リターンなら制作だけするより製作もした方が良いように思うけど、コネとノウハウないと難しいのかな
レイアウトはあくまでラフであるという前提なので
言い方を変えれば、原画マンや作画監督などの各担当者が
そのカットをどう完成させる予定かの『意思表示』なんだよね
なので、レイアウトを延々と直しててもしょうがないし
たとえば作監や総作監が修正を入れた後で
レイアウト担当者がそれをなぞって再提出してもあんまり意味はない
各担当者の意思表示が出そろったところで、
演出・作監・総作監の意思を取りまとめつつ、
「つまりこういうカットにしろってことですね」と、唯一の正解にマージする作業が「第二原画」という作業なんだよ
それが「修正に『合わせ』る」という言い方に繋がるわけ。
逆に言えば、レイアウトやその修正は「この方向性で進めてください」というざっくりした方向を示しているにすぎないので
それを盲信されて脳死でなぞられても困るんだよね。
あくまで第二原画時にあらためて、各カットの演出意図や素材構成、設定との整合性などをきっちり取り直してもらわないといけないし
だからこそ基本的には動画マンよりも高い単価で発注されていて、『原画マン』の担当範囲とされてる
そうだね、答えてることのほとんどは業界人なら既に知ってることだと思うし、
そんなにトンデモなことも言ってるつもりもないし…
そもそもリアルで5ch(Talk)見てま~すって言うこと自体あんまり無いんだけど俺だけ?
黙ってこっそり見るもんじゃないw
野島さんがドラマで言わせたのが自分の話だったのかは本人のみぞ知るということで置いておいて
>脚本からどんなに内容が変わっても脚本家の名前がクレジットされるものなんでしょうか
これはその通り、元の脚本家の名前が原則としてクレジットされる
脚本って、どんな作品でもそうなんだけど、一字一句そのままというわけではなく、
映像に合わせて多少の取捨選択やセリフの調整などは必ず入ってくる。
なので、多少脚本から変わったからといって、いちいち脚本家の名前を外していたら、どの脚本家もクレジット出来なくなるのよ
それはおかしいので、むしろ逆に、1文字でも元の脚本が残ってるなら、脚本家の氏名もきちっと表示される。
脚本だけでなく絵コンテとかもそうだよ
監督によってほぼ全部書き換わってしまっていても、元の担当者の名前が表示されるのが基本的なルールだね。
まあもちろんここから先、揉めたりなんかして
個別の交渉の結果、名前を外すケースはあるけどね。
>>463
そう、原画についてはその話数の作監が責任を持つ。
そのための『作画監督』。
仰るとおり、うまくいけばそれが一番『旨い』のは確かなんだが、
現実的にそうなってない理由がいくつかあって…。
そもそも資本主義社会においては、企画と製造、あるいは生産と流通って、それぞれ別の会社が担当してることが当たり前じゃない?
想像しやすいように例を挙げると、
たとえばiPhoneはAppleが企画・設計してるけど、実際の製造現場はホンハイって台湾企業でしょ。
この例に当てはめると、
>制作スタジオが製作もやった方が旨味ありそう
これは、「ホンハイも自社ブランドでスマホ売った方が旨味があるのでは?」という意見にあたるわけだが、
もちろん売れればいいけど、売れなかったときのリスクも自社だけで背負う必要が出てきてしまう。
Appleの下請けをやってる限り、仮にiPhoneが爆死したとしても、
企画開発にかかったコストや、製品の発注があった分の代金はAppleが払ってくれるわけじゃん。
もちろん製造現場に対しての投資もしているのでノーダメってわけじゃないけど、自社だけで赤字を抱え込むよりも大幅にリスクを減らせるわけ。
つまり、売れなかったとしてもリスクが少ない形として
『あえて自社では出資しない』スタイルも十分説得力があるのよ。
実際、東映やI.G、トムス、バンダイナムコ(サンライズ)あたりの、自社IP比率の高い会社であっても
定期的に外部の製作会社を委員会に招いて原作モノをやったりしてるでしょ。
単に儲けるだけなら自社IPのほうが良いし、単独出資のほうが良いんだけど
外した場合のリスクも大きくなるので、ギャンブル性が強まってしまう
リスクヘッジとしての製作委員会システムなんだよね
それは委員会に参加してる全ての会社によってそうで
その作品がコケた場合のリスクをみんなで分散するシステムなので
今後もスタジオが単独出資するという形が増えることは無いと思うよ
特に不景気が続くなら。
>>465
明確な区切りがあるわけじゃないけど
20代(orその役職での経験が5年以内)が若手、30代(orその役職での経験が5~15年程度)が中堅、
40代以上(orその役職での経験が15年以上)だとベテランと呼ばれる感じじゃない?
あとはまあ本人の雰囲気とかキャリアとか次第だけどね
いまいち原画作業の流れを正確に理解できてないんですが、フローチャートでまとめるとこんな感じであってますか…?
(余談ですが、FigJam はこういうフローチャートを気軽に描いて共有する際に便利です)
ttps://www.figma.com/file/qSDNgL1SoOt2YzpoJY2Lrr
https://twitter.com/satochanbinme2/status/1698327767753068885
こちらのツイートのような、行き過ぎたラフ、落書きにも満たない
へのへのもへじ、のようなレイアウトって本当に上がるものなんですか?
ここまで行くと酷い出来を、通り越してしまっているように思えます。
あー、ちょっと違うかな
細かいこと言い出せばキリがないんだけど
レイアウトの後、そのチャートだと演出チェックと作監チェックが分岐してるけど
基本的には
レイアウト→演出チェック→監督チェック→作画監督チェック→総作監チェック
の一本道で、同時並行や逆流はない。
第二原画以降の流れのように、レイアウトも一本道でチェックが進んでいく。
あと第二原画以降のところに『撒き直し(?)』って矢印があるけど
レイアウトに関してはそれぞれいったんチェックをしてOKを出しているものなので、
もし第二原画チェックをしているタイミングで何か問題になるとすれば、それは第二原画の作業時に起こっているはず
よって第二原画について再作業を要求することはあるけれども、レイアウト以前の工程に戻ることはまず考えにくい。
レイアウトに一度OKを出して第二原画に進んでしまってる以上、
何かレイアウト時のミスなどを発見してしまっても、第二原画に対して修正を加えることでカバーする方針で作業することになる。
あと、『撒き直し』ってのは、いまある素材を捨てて仕事を再発注する行為なので、
前回作業して貰った分の原稿料が丸々無駄になってしまうし、ボツにされた側も良い気持ちではないので、
あくまでそれは最終カードとして取っておいて、基本的には瑕疵のあった作業者本人に作業をやり直して貰う、
いわゆる「リテイク」を要求するのが基本的な方針になる。
>>472
あー、たまに見るよこういうの
ただラフだからダメというのもちょっと違ってて。
ぱっと見はすげーラフなんだけど滅茶苦茶上手くて、フィルムに貢献してるってタイプの人も
居るには居るから
新人の制作さんとかが「この人ラフいからダメなんだろう」って思い込んじゃうのも危険なんだけどね
まあこのツイートの人は作監の立場から見て不真面目な上がりだと思ってるってわけなので
きっと上がりもダメダメなんだろうけど…
稲垣氏についてはちょっと詳しく存じ上げないんだが
ライデンはプロデューサーも含め制作陣も入れ替わり激しい印象なので
逆になんかホネのある人が出てくれば雰囲気変わるかもしれんし
TOHOもロングスパンでお金掛けてアニメ作っていくつもりみたいだから期待できるかもね
楽しみが多いのは良いことだ
このスレで話題になった人物の評判とかも、業界内では周知なんですなw
まぁ気安くネラーカミングアウトって確かにないですよね…
京アニ 日本
MAPPA インド
jcstaff 中国
のイメージがありますが合っていますか?
うーん、企業イメージの話だとすると、ぜんぜんしっくりこないかなー…
JCSTAFFは個人レベルで見たらめっちゃ優秀なクリエイターを社員として囲ってるのに
会社全体としてはイマイチな番組ばっかり作っちゃうのを見るとむしろ日本的じゃない?
京アニが日本ってのもよくわからん。
日本って業界問わず人材の囲い込み下手クソすぎて
優秀な人間を欧米やら中国やらにどんどん逃がしちゃってるでしょ。京アニとはぜんぜん違うと思う。
MAPPAがインドってのはいよいよわからん。
インドって別に時代を牽引するような製品作りをしてるイメージも無いし、外部移民をどんどん入れてる印象も無い
溢れるほど居る自国民を持て余してる印象なんだが
そんな会社アニメ会社には無いと思う
各国に対して想像してるイメージがそもそも違うのかもなぁ
稲垣氏は同姓同名の方がちな氏の手掛けたアニメMVでクレジットされてたのでもしかしたら?と思いました。
制作事情はそんな感じなんですね。TOHOは共作ですが、秋番で薬屋が放送されるので楽しみです
というのも毎期何十本とアニメが作られるということはその数だけ監督もいることになるわけで、そう考えたらアニメ監督増えたけど、たまに演出が妙なアニメ見ると(自分の理解力不足かもしれないが)これちゃんと監督できてるのか?と首をかしげることがある
アニメ本数増えて監督も増えたけど、その分なんちゃって監督も増えてない?新陳代謝考えたら同じ人ばかりが監督していたら業界廃れるから色んな人に監督やってもらう考えもわからなくもないが
つめ指示の棒線の下や上に、点々がついている事がありますが、どういった場合に書き足すのでしょうか。
また、つめ指示の中に、意図的に短くしている棒線と、長くしている棒線がありますが、何かルールがあるのでしょうか。
ご指摘の通り、演出家全体が足りてないので
当然、なんちゃって監督も混ざってると思うよ
なんでこの人が監督?って感じの、熱意もスキルも無い人がやってたりすることある。
まあ俺もあんまでかい顔で他人を批判できるほど凄腕ではないのであんま言えんが。
>>480
川口監督といい、中野英明副監督といい、ギャグアニメの巨匠だから、
中核の二人がコンテで暴走かましてるんだと思うけどねw
コンテにパロディ元書いてあることぜんぜんあるよ~
>>481
おっ面白い質問ありがとう
ツメ指示の書き方には明確なルールはなくて、それぞれの流派で好きに書いてるので、
いろんな書き方があるのであくまで一例なんだが
点々については、「そこが中割が必要な箇所である」ことを強調するための目的で書かれてる
タイムシートの中割記号の点々と同じ意味だね。
もちろんツメ指示ってそもそもが中割の位置を示すためのものではあるんだけど
ツメ指示の中には、場合によって原画位置や、均等に割った場合の中間地点などが書き込まれることがあって
その場合、何本も線があるうちのどこに対して中割が必要なのかがぱっと見でわかりにくい場合があるのよ
なので見分けがつきやすいように、普段から『中割が欲しい位置』に点々を打つ流派があるって感じ。
ツメ指示線が長かったり短かったりするケースなんだけど
長さ自体が意味を持ってるわけじゃなくて、これもまあぱっと見の可読性を上げる工夫の一種だね
単純に同じ長さの線が何本も引いてあったら見づらいからってのが一番大きな理由。
あと、内容にもよるんだけど、
基本的に『ツメ指示の棒の長さが長い』中割から、先に作成してもらえればうまくいきますよ、という意味が込められてる。
たとえば、
1/2の地点をまず中割作成して、そのあとに、中割との中間地点(1/4)の中割を作成する…
という順番で動画作業してもらう想定なら、
1/2位置の棒が長くなって、1/4地点の棒が短くなる、という感じになるよ。
> 基本的には レイアウト→演出チェック→監督チェック→作画監督チェック→総作監チェック の一本道で、同時並行や逆流はない。
詳細にありがとうございます。レイアウト原画でチェックで上がりが微妙だったからとリテイクを出す場合、誰がリテイクを出すんでしょうか?
(総)作監が(総)作監修正を描かず、レイアウト原画マンにリテイクで描き直させることはありますか?
もし可能であれば、作画工程のフローチャート的なものを貼って欲しいです。図にした方が作画工程の各セクションの流れが掴みやすくなると思います。
関連して質問です。監督は自身のスキルやレベル感を、アニメ監督 (経験者) 全体の中でどれくらいだと考えていますか?
(演出センスやリーダーシップなどで)この人にはどうあがいても勝てないな…という監督はいますか?
あと、監督は過去にどのくらいの数の作品の監督や助監督を経験されていますか?もちろん詳細には言えないと思うので、おおまかで構いません。
過去の担当作品で、自分で上手く作れたと思う作品、逆に諸々上手くいかず失敗したと思う作品はありますか?
監督は現在新作の監督作業中ですか?それとも一演出家として活動されていますか?
監督の感覚だと演出の掛け持ちは何本が限度という印象ですか?
そんなもんに使う時間も金もないだろうけど、同じ脚本でこれだけ変わるのかとクリエイターの凄みアピール企画か何かあったら見てみたいなあ
この話ほんとにひどいと思います
アクションやうまい原画や、特定の作品ではなく個人で作ったgifを上げている人に、見せ場のシーンが回っていく。
コツコツと努力を積み重ねてきた、自分としてはちょっと悔しいな
このようなツイートを目にしました。
監督という立場で、全体を見渡している身としては
ツイッターに上手い動きを上げている人に、見せ場が回っているように感じますか?
涼宮ハルヒの憂鬱のエンドレスエイトがほぼそれな気がします…?
流石に監督は同じだけどコンテ演出は別、作画は完全に別とは言えないけどそれなりにはバラけてたかな
2~7の6回は脚本使いまわしだと思ってるんですがどなたか実態ご存知ないですかね
演出や監督、作監、総作監といったチェッカー工程の人達は
自分より前の工程に対してリテイク(再作業、または再チェック)を要求できる。
設定と違うとか、素材構成にミスがあるとか、そういう前工程による瑕疵が明らかな場合はそれを指摘して再作業してもらうことが可能。
(単に『微妙だから』というだけでは、どこをどう直せばよいのかわからないのでリテイク理由にならない)
制作工程チャートはネットのあちこちに良く出来てるやつがいっぱい転がってるから検索してくれ
ただチャートだとどうしても細かいチェック工程までは書かれてないかもしれんけど
ネットで調べて出てくる以上の情報が欲しいなら
https://twitter.com/kenji2413/status/1689376445867687938
このへんの本とか読んでくれ
>>484
自分の客観的なスキル感なぁ……それは俺自身が知りたいよw
普通にやれてるので、同業の平均値くらいはあると思ってはいるんだけど、
業界中の演出家を集めてテストしたらどうなるのかは、全く想像もつかないな…
人それぞれ目指す方向性やセンスが違うので、
100%この人をコピーしようとか、この人を超えてやろうって考え自体がないので
あまり他人と比較してもしょうがないとは思ってるんだけど
でもやっぱ『この人のこういう点については勝てないな』って思うことは頻繁にあるよ。
若手もベテランも凄い人いっぱいいるからねぇ。
過去経歴や現在の状況についてだが、
監督・助監督としては複数作品の経験があるし、今現在も監督として仕事してるのがメインだな。
それ以上の詳細はあまり語るつもりは無いです。すまん。
このスレでも何度か名前の挙がった佐々木さんね…
単に演出しているというだけでなく、グロスが佐々木さんの会社なので、事情も変わってくる部分はあると思うが
俺個人の感覚だと、正直処理演出に絞ったとしても、1月1本くらいがちゃんとチェックできる限界量だと思う
それ以上掛け持ちすると何かしら犠牲にしないとやりきれないと思うわ
それでいうと、いくらチェックが雑とはいえ、この本数を自分のスタジオで捌いてるってのは、
佐々木さんある種のワーカーホリックなんだと思うで。
>>486
つ エンドレスエイト
この話題、聞きたくも無いわ
タンパク質の塊があげてる鳴き声にいちいち耳を貸してやる必要も無い。
粛々と法に則って処理してほしいとだけ。
>>488
気持ちはわかるけど、隣の芝が青く見えてる現象だと思うよ。
そもそもツイッターにgif上げてアピールするのも、別の形の『コツコツとした努力』だと思うけどな、俺は。
別にズルや犯罪をしてるわけでもないんだし、悔しいなら自分もやればいい。
クリエイター稼業ってのは、もちろん実力は大前提として、
いかに自己プロデュースを上手くやって、チャンスを掴むかもまた大事な要素なんだよね
上手くチャンスを掴んで目立ってるやつらがネットでは輝いて見えるけど
実際その裏で、うまく目立てず燻ってるやつらなんかたくさん居るからな
目立つヤツを羨ましいと思う気持ちはすげーわかるけどねー。
>>489
結局、うちの業界ではほとんど全ての会社が、会社側が増税分を負担する方向で進みそうだね。
ただ事務手続きがめちゃめちゃ煩雑になりそうなので経理の人達は可哀想だわ
月1本つまり年間12本という感じですか、ありがとうございます
だね、それくらいが適正キャパだと思うわ。
報酬面で考えても、
拘束とかを考慮せず、単純に単価だけで考えた場合
普通のテレビアニメの処理演出の単価って1本30万円くらいが相場だと思う。
個人事業主なので保険や税金でごっそり持ってかれるとはいえ、
月1回30万を請求できれば、独身であれば問題なく暮らしていける給料になるよね。
(子供持ちの場合はもう一声頑張りたいところか)
作業期間も作品事情によるんだけど
昔は2~3か月で1本作ってたと思うんだが、いまは1話あたりのスケジュールが延びてきて、
4~6か月かかる作品が増えた
そのせいで演出も、4,5本を掛け持ちしてるのが常態化してる感じだと思う。
ただ、佐々木御大が入ってるような作品は、そもそものスケジュールもあんまりよろしくない感じだと思うので
いまでも2か月くらいで作ってるんだと思うわ
そうだとしてもこの登板ペースだとやっぱり4~5本は掛け持ちしてるんだと思うが
このスケジュールでそんだけ掛け持ちしてたら体が持たんと思うけどなぁ…w
エンドレスエイトは近しいね、原作同じで制作陣変わるリメイクアニメとかは作画の印象は変われど同じシーンの演出比較では条件的には近しくなるのかな
もう少し細かくなって申し訳ないんだが、脚本は同じでも例えば監督A、監督B、監督Cでそれぞれ絵コンテかいて作れば同じテーマなのにカメラアングル等の構図だったり、構図が変われば同じ声優でも演技が変わったり背景や劇伴等々、元が同じなのに作る人が変わるとこんなに印象違うのか、または作る人が変わっても大して変わらないことが分かるのか
1期面白かったのに2期で制作陣変わってつまらなくなったとよく言われてるけど、それ本当に制作陣変わったせいなのか?途中で原作がつまらなくなった可能性もあるのでは?
同じ脚本で違う監督と制作陣が作ったもの比較してどれほど違うものに仕上がるのかを見せることでクリエイターの凄みを世間にアピールしやすい気がする、日本でもアピール次第で海外みたいにクリエイターリスペクトされる芽はあるのにそれをあえてしないのは勿体ない感
すいません、もう一個質問ですが佐々木さんのように自らレイアウトラフ原を半パートくらい描く演出じゃなくても
最近の演出家は使えないラフ原を大幅に描き直してると言われてますが
30万という単価の相場はそれに見合ってると監督は考えてますか?
仰るとおり、課題脚本、課題原作から複数の監督が競作するような企画があったら面白いんだけどね。
なかなか商業としてそれを成り立たせるのは難しいだろうが…。
あと、リメイクものとかはそれに近くはあるよね
もちろん時代の違い、技術の進歩による画面の違いはあるにせよ
個人的にはHUNTER×HUNTERやるろうに剣心なんかは、リメイク版を何本か見て、
やっぱ(旧作の)古橋監督って凄かったんだなぁ…って逆に思っちゃったりもした。
(別にリメイク版がダメというわけじゃないんだが、
古橋監督と比べちゃあやっぱりね、という…)
>>497
委員会から絶対そうしてくれというオーダーがあったことはないけど、
プロデューサーの意向は多少あるかも。
昔の作品ではよくある手法だったけど
今は録画でCMスキップで見たり、配信で見たりするお客さんの方が多いということもあるし
深夜アニメはながら見前提ではなく、ちゃんとファンがしっかり見てくれてる前提で作ってるので
近年の作品ではあまり説明的な振り返りを入れることはだいぶ減った気がするね。
ちなみにアバンに前話回想をぶち込むのはわりと尺の都合だったりする
本編の尺が短くなっちゃった時に回想長めに取ったりできるし、
逆に本編がミチミチになってしまったら回想カットするって手もあるので
割と便利に編集上で使える尺になる。
まあこれも配信とかで一気見すると鬱陶しいので、最近の作品はあんまりやってない気がするけど。
それもまた難しい問題なんだ
単純に値段だけをもって、高いとか安いとか言えないんだよね…
チェック工程って、究極論、どんなに品質の低い原画が上がってきても
OKかNGかを決めるのも演出である以上、それをNGなので修正しなければと判断してるのもこっちなんだよね
なのでハードルを下げて、別に適当でも大丈夫しょと流してしまえば、30万という単価でも十分黒字の感覚になるだろうし
逆にハードルを上げに上げてしまえば、自分が納得するまで全てを描き直すしかなくなって、到底その値段では暮らせなくなる。
自分の仕事のハードルを自分で決める、自由で不思議な仕事なんだよね、演出家って。
なので、30万という相場が適正かどうかは、自分で決める…って感じ。
ちなみに、単純に単価でいえば確かに相場は30万くらいなんだけど
これってあくまで「希望小売価格」的な値段で、最低保証金額みたいなもの
拘束費が単価とは別途で出るのがいまの時代当たり前になってきていて、
ハイエンド作品なら、トータルで計算すると、1本当たり100万くらい出るようなケースも珍しくないよ。
以前演出の拘束相場は20万と聞いた記憶があります。
素直に計算すると演出家の月収は大体50万円という、結構な金額になり
50万×12で、年収600万円になる気がするのですが
この値段って普通のものなんでしょうか。
それとも、勘違いにまみれた素人計算でしょうか。
なるほど、自分でハードル上げるかどうかという問題もあるんですね(作品によってはハードル上げざるを得ないという事もあるのかな)
良い線行ってる計算だと思うよ。
現実には、監督仕事とかの役職収入があったり、
案件ごとに条件もバラバラなので、そう単純には計算できないけど
仮に、俺がもし今処理演出に集中したらちょうどそんな感じの収入になると思う。
ただ、>>492で言った通り『毎月1本』は「チェックできる限界量」なので
これでずーっと働き続けるのは正直かなりハードだと思う。
ぶっちゃけもう少し仕事量セーブしても十分食えるので、そこで生活に余裕を持たせたり、
より高難度の仕事に挑戦するためのスキル磨きに時間を使ったりする人も居る。
(逆にお子さんの居るような演出さんは、このペースをずーっと維持して必死に働いてる印象)
>>503
究極論、ハードルを下げまくって適当な仕事をすればぼろ儲けになるんだが
それをやっちゃうと、クリエイターとしての評価が下がってしまって、周囲の信頼を失ったり、次の仕事が貰えなくなるんだよね。
ハードルを高く設定すれば、仕事がどんどん大変になっていくし、
かけた時間や労力が報酬と見合わなくなっていくんだが
その一方で、『あの人はすごくクオリティの高いフィルムを作る人だ』って周囲に思われること自体が
次の仕事に繋がっていく。
そのバランスをどう設定するかってのも個人個人の考え方に委ねられてるわけだな。
アニメの売上にロクに貢献出来てない立場で言えることではないんですが
体感的には適正価格な気がしてる。
この金額が不満なら、本人の才能と頑張り次第でもっと上も目指せるし
逆にのんびり仕事したいならもう少しセーブしても独身ならなんとかなるラインだし。
言うほど今の時代、『会社員なら税金も安くて老後も安心』って感じでもないと思うしなぁ
もっと安い給料で働いてる人達もたくさん居るから…
といった旨のツイートを見たのですが
作画打ち合わせって、遠距離の人とやる場合どんなツールを使うのでしょうか。
ここまでアプリやソフトが、発達した時代に態々お金のかかる電話は使わないと思いますが
国事に流行っているコミュニケーションツールや、流行り廃りもあると思います。
(日本だとSkypeがメジャーになった後に、衰退してディスコードとlineに移行したように記憶してます)
また、アプリの他に例に挙げた中国の方等だと、言語の壁による伝達不備も考えられますが、その辺は完全にグーグル翻訳だよりなのでしょうか。
これって字が違いますね
別業界のITフリーランスだけど「フリーランスは会社員の倍を稼いでトントン」はまあウソ。
売上の2倍でトントンとかいうのは商材の仕入れ費用がかさむ商売の話でしょ。
そうでないアニメやITには当てはまらない。
税優遇の少なさ・売上のブレを考慮して「正社員比2~3割増しでトントン」が実際だと思うよ。
打ち合わせは、圧倒的にgooglemeet、少し下がってzoom、たまにteamsって感じ。
ゲストがURLだけで入れないと困るので。
メッセンジャーツール使うと、演出さんと作画さんがお互いのアカウント知れちゃうのが嫌なケースもあるから。
言語の壁についてだけど
通常はだいたいコーディネーターとして現地の作画会社が間に入ってるのよ
中国や韓国のスタジオは、どこの会社も日本語通訳の出来る制作さん(コーディネーター)が居るので
まずはその現地の通訳スタッフに対して打ち合わせをするケースがほとんどだよ
打ち合わせに現地スタッフと通訳を同時に参加して貰って
逐次通訳で打ち合わせることもあるし
単に通訳さん相手にだけ説明して、作業者には後ほど通訳さんから説明して貰うケースもある。
海外のフリーランスと直でやる場合は
日本語が出来ない人には、そもそも仕事を発注できないので
逆に言えば普通に日本語しゃべれる人が多い
ただ、特殊なケースでは、英語や中国語の出来る制作さんが間に入って
その人が通訳したり、資料を翻訳したりして仕事を進めるケースはゼロではない。そのへんは制作さんの個人スキル次第だね。
全く出来ない人がgoogle翻訳片手に頑張るんだとちょっと仕事にならないと思うのでまず無いと思うよ。
中国や韓国の人、日本語出来る優秀な人多いから、そういう通訳さん挟むケースがほとんど。
>>509
だね、俺の体感としても倍はさすがに無いと思うわ。仰るとおり2~3割くらいだろうか。
会社員だと、天引きされて最初から手元に来ないお金が
フリーランスだといったん口座に入るけどすぐ出て行くって違いは多少あるにせよ
額面で比較したら言うほどの差は無い。
制作と製作の話だとすればそうだね。
ただまあこの使い分けって業界用語に近くて、
日本語としては定義が曖昧なので、『製作』でも間違いとまでは言えない
あと日本のスタジオでも、東映は何故か制作のことを『製作』って言うので、東映作品についての動画だったら製作で合ってることになるw
仲介業者もとい、統括する制作会社があるのですね。
以前にも、伺った話でしたがいまいちどこにどう、入ってくるのかが不明で頭から情報が抜けていました。
お話を聞いていると、翻訳とマネジメントが主な業務なのですね。
国内の遠い場所に住んでいるアニメーターも、同じくGooglemeetでのやり取りになるのでしょうか?
ttps://www.youtube.com/watch?v=xdqKSOiGdv0 の動画なのですが、「未公開シーン」というタイトルがついているから何かと思えばED後のCパートでした。
これだけなら良いのですが、コメント欄を見ると「こんなシーンなかったぞ…」と本当に未公開シーンだと勘違いしてる人や、「ネトフリなど配信サービスでED入った後飛ばされて/飛ばして次の話数になってたからCパート見てなかったみたい」といった趣旨のコメントが多く寄せられていて、普段アニメをテレビでリアルタイム視聴している者としては思わず絶句してしまいました。
勝手に飛ばされるかはさておき、この件と配信全盛 (&サービス側がED後次話スキップを用意する) 時代の潮流を鑑みると、この例に限らずCパートを観ないまま「存在しないもの」として過ごしている勿体無い視聴者が増えているのではないかと感じます。
とはいえ、観測範囲ではアニメからCパートを削減しようとする動きは特段感じられません。
演出家の立場から見て、この現象についてどうお考えになりますか?また、各パートで分けることにより狙う演出意図があれば教えてください。
そうだね、リモート会議となると、meet率が一番高いね。1時間までなら無料だからね。
これあくまで打ち合わせ(会議)の話だからね。
普段のやりとりはほとんどメールかSMS、LINEだと思うよ。
>>513
アバンはやっぱいきなりOP始まるよりも内容に入っていきやすい
(今週はどんな話なんだろうってワクワクしてもらいやすい)気がする
いまどき、そこらの個人youtuberがUPしてる動画でも
当たり前のようにOPの前にイントロ的なコーナーがあって、今日はどんな展開になりますってダイジェストが付いてたりするじゃん
そのほうが、いきなり定型のOPが始まるよりも見ようかなって気にさせるんだと思うよ。
Cパートは、いったんエピソードを締めたあと、次の展開に行く前にED挟んだりすることで、
前のエピソードの後味を濁さずにいけるとか、
本編の流れのままやるとちょっと不自然な、オマケ4コマ的な小さいエピソードをやるのにちょうどよかったりとか
そういう話題転換的な狙いで使うイメージ。
同じ27分枠の番組でも、コーナー数が増えた方が視聴者の満足度も上がると思うし。
>>514
ご指摘の通り配信サービスでEDカットされるせいで、巻き添えでCパートが切られる問題、あるね
重要な展開や台詞はCパートには回さないほうが良いって会議で話題になることもあったと思う。
ただ、Cパートの巻き添えカットは、あくまで配信サービス側や、EDちゃんと見ない視聴者側の問題であって
そもそもEDまで含めて見て貰いたいと思ってこっち(作り手側)は作ってるわけなので…。
こちらが被害者なのに、なんでそんな配信サービス側の都合に合わせて忖度しなきゃいけないんだという気持ちも正直あるw
映画とかでも、エンドロールの後にオマケがついてたりするパターンで話題になるけど
結局、それでオマケが見られなくても、エンドロールの途中で立つタイプの客の自己責任なわけだしなぁ。
ま、それ関係無く、そもそも俺は自分の作品ではほとんどCパートやらないけどね…。
それって噂から漏れるんですか?
リーク屋の情報源がどこかなんか知らんて…w
もちろんあるよ。全てではないけど。
キャラデって、だいたいの場合、
何人か候補を出して、それぞれにサンプルを描いて貰って、
オーディション的に決めることが多いんだけど
この人を候補に入れてくれって監督が提案したり、
候補の中からこの人が良いって希望を言ったりするのはよくある話
だけど、この作品なら絶対この人が良い!って希望が強い場合は
監督の提案したその人だけで決め打ちで話が進むこともある。
ただ場合によっては、監督よりも先にキャラデが決まってるケースもあるんだよね。
そういう感じで、プロデューサーサイドだけで決めちゃうこともある。
『中割り』って言葉は知ってるよね?
アニメの作り方の基本で、原画になる絵を先に2枚用意して
その中間にあたる絵を後から追加していくことで
滑らかに動いて見えるようにするのを『中割り』って言うんだが
「ツメ(詰め)」ってのはこの中割の作成方法についての言葉。
通常、中割を作成する場合は、原画と原画のちょうど中間、動き幅が半分の地点の絵を作るんだけど
あえて中間では無く、前後どちらかの原画に寄せた絵を作成することを「ツメる」って言う。
よくある考え方として、真ん中に中割を作ると等速直線運動的な動きに見えるのを、
原画にツメた中割を作成することで、動きに重量感やメリハリが出たりする。
ほかにも目的はいろいろあるので一概には言えないけど。
ちなみに「ツメ・タメ」の「タメ」は業界用語ではなく、
「溜め攻撃」とかのイメージで使われる「溜め」だと思う
業界用語の「中割の詰め」を一般用語で言い換えてるだけなので、まあ概ね同じ意味だと思ってOK
「ツメ・タメがある」と言われてるケースって、
「動きにメリハリ(緩急)があって重量感がある」ことを差していて、「等速直線運動的な動き』の対義語だと思ってくれ。
ちなみに実際の「詰め」は、単に動きのメリハリのためだけではなく
たとえば絵的な」理由で、見栄えの良いポーズの絵だけで構成するために、中途半端なポーズの絵を抜くためのテクニックとして使われたり
フリッカーや色パカ抑止など、テクニカルエラー防止の目的で行われることもある
動画さんにちゃんと「詰め」た中割を作成して貰うための原画やシートの作り方のテクニックなんかもいろいろあるので、かなり深い世界だよ
このツイートに関しての質問です。
原画は原画マンの著作物。
この理屈は法律上は正しいのかもしれませんが、実際に原画を売りさばいてお金にする方や、原画の著作権を強く主張する方は、外から見ていると、ほぼいないように思います。
お疲れ様本を代表するように、原画マンが集まって作品を使った物を販売する場合、公式も「コミケ一日だけの販売ならいいよ」と半分オフィシャルにしたり。
何となく互いにこの程度なら、目をつぶって主張しすぎずに、楽しくやれる関係や距離感で居ようよといった、不文律があるように見えます。
この不文律や空気を破った方や、実際に原画の権利を主張して、自分の資産として扱っている方っているのでしょうか?
そういった方は、その後業界内で、どのような扱いになるのでしょうか?
(そもそも不文律であることが、勘違いで、見当はずれな質問をしていたらすみません)
間隔の打ち方をしてる作品が偶にあるけど
あれなんなの?
本編とCMの区切り部分だけで十分な気がするんだが・・・?
それとエンドカードが出る28分以降のCMって
アニメのスポンサーとは別?
自分は極力省いて詳しく知りたきゃ原作読めでいいと思っちゃうんですけど
アニメで言語情報を台詞として音にするのではなく画面に文字で出すのも、漫画の吹き出し外と同じで「書き文字」という呼び方になりますか?
最近自分が見た中で「山田くんとLv999の恋をする」と「彼女、お借りします」で多用されていた記憶があるのですが、
あまり頻度が多いとうっとうしく感じたり、台詞も同時に流れている中で出てすぐ消えると意味がとれなくて巻き戻して再確認が必要になったりすることもありました。
うまく使えば効果的な手法って感じでしょうか?使う上で気をつけている点とかあれば教えてください。
(もし伝わってなかったら他人様の記事ですがこういうののことです→ ttps://note.com/g_n_ch_d_m_/n/nfd8498525a24 )
俺も法律や契約周りの専門家ではないので詳しくないんだが
アニメの素材の権利って、仰るとおり明文化されてはいなくって
不文律というよりも、もっとふわふわしたグレーゾーン扱いの感覚だと思うわ
件のツイートの件は
確かに、「著作権を譲渡する」という契約を取り決めたわけではない以上、
委員会や制作会社へは著作物の使用権を販売しただけであると主張することは出来ると思う。なので一応合ってるっちゃ合ってる。
また、契約の如何に関わらず、必ず作者に残る「著作者人格権」という権利があって、
これは原画の制作者に残ると考えるのは正しい。
とはいえ、じゃあ原画について自由な利用ができるのかというとそういうわけでもない
全行程を一人で制作しているならともかく、
普通はデザインや彩色などは他者の手を借りて制作していて、原画とは工程の一部に過ぎないので、
その原画を自分の著作物だからといって何かに利用(たとえば展示や出版など)しようとすると、
委員会や制作会社、他のスタッフの持ってる権利を何かしら侵害することになる
なので、厳密に判定すればするほど、著作物はがんじがらめに権利に縛られて、何にも利用できなくなってしまう。
件のツイートも、所有権は主張できるとあるが、自由に利用できるとは書いてないでしょ。
原理的に、著作物を世に広めたいとするクリエイターの気持ちとは反する権利なんだよね。
そのへんの折り合いを付けるためのグレーゾーンだったり、同人ならOKというライン引きだったりするんだと思うよ。
>この不文律や空気を破った方
自分がキャラデザの作品のエロ絵同人出して、文字通り禁書作ったあの人が干されてないので、
よほどのことがなければ別に大丈夫なのではw
>自分の資産として扱っている方
リアルには見たこと無い。
揉めそうな大物相手には会社が個別に条件を話し合って契約結んでるんだと思うけどね。
あと現実的には、そこらの原画なんかなんの価値も無い扱いされてて資産にならないし(事実、多くの会社で、放送後数年でカット袋ごと廃棄されてる)…。
もったいないのでどっか田舎に共同倉庫借りて保管したらいいのにね。
配信とかのチャプター打ってるのってこっち(現場)サイドじゃないので、
ちょっとどうしてそういう風になってるのかわからない。すまん。
28分以降がアニメのスポンサーと別なのは大正解。
実は30分枠で放送されてるアニメって、番組としての製品の長さは27分なんだよね。
参考までに手元にあった一般的なアニメの製品フォーマットがこれ
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org3045462.jpg
番組全体でCM含めて1620秒(27分)で、
本編の長さ自体はうち1230~1240秒くらいになってることが多い。
番組や放送局によって細かい違いはあるけどね。
どうもです
ではマスターテープを受け取った局担当者かな?
BSは保険屋さんがなんでか多いよなw
円盤焼く時に部分消去する際、面倒なんよ・・・
それと最近は、本編の開始前に一分間ほどのCM入れる
作品が増えたけど、アレ録画組に強制的に見せようって意図なんだろな…
公式ツイのフォロワー数って意識します?
製作と制作で違うんだろうけど、概ね20万超えたら成功ですかね…?
これまた業界外からすると興味深い資料が。
放送前の部分は制作物として必要な情報が置かれてるんですかね?
本編が10時間00分00秒から始まってるのは単に資料としての見やすさの都合?
ナレーションや説明の全てを、アニメでも克明に判るようにする必要は無いと俺も思う
ストーリーを楽しむ上で必要な情報かどうか考えて、伝わってないとまずいようであればちゃんとわかるようにするし
必要に応じてセリフに振り替えたりもするが
逆にあくまでフレーバーとしての情報なのだったら、流れを阻害するくらいならオミットもある
そこはやはり映像作品として見たときに一番面白くなるように取捨選択はするかな。
>>525
業界でも「書き文字(あるいは描き文字)」と呼んでるね。
好みが分かれる演出ではあるので、作品の温度感と合うかどうかだなぁ…
読めないくらい量がある場合とかは、
読ませる意図がなくあくまでフレーバーとして置いてるだけなので
読めなかったからといって巻き戻してまで読む必要は無いと思うが、とはいえ気になっちゃうよね。
>>528
本編開始前にCM入る番組あんまりピンとこないわ。そんなに増えてる?
わりと今でもどの番組も00分ちょうどから本編スタートするケースがほとんどだと思ってた
ライバル局の裏番組はもうスタートしてるのにこっちの番組はまだCMだと、
どっち見るか迷ってる客を先にスタートしたほうに取られちゃうからね
そのリスクを負ってまでCM見せようとする商魂あらたかな番組はあんまり無いと思うけど…
>>529
宣伝の人は意識してるのかもだけど、まああんま現場スタッフは気にしてない
フォロワー多くても、放送始まったらぜんぜん見て貰えてないケースもあるし。
でもまあ確かに20万超えてたら十分だと思うし、強いて言うならもっと低いところにラインある気がする。10万とか。
これはアニメ番組をテレビ局に納品する際の
時間部分に関する仕様書で、
この中で「放送部分」とされている27分が実際にテレビで放送される部分。
「放送部分」の前後についてる部分は、テレビには流れない部分なんだけど
テレビ局に納品するビデオテープや映像データには存在している映像ってことになる。
アニメ業界ではなくテレビ業界の話しになっちゃうけど、せっかくだから解説すると
まず最初に45秒入ってる「C.B」ってのはカラーバーのことで、
次に12秒入ってる「クレジット」ってのは、外部リンクで恐縮だけど
ttps://cubelic3.jp/credit/
こういう感じで、番組タイトルや制作会社などの情報が入ってる内部管理用のラベルが映る。
放送部分前後の「ファーストカット」「捨てカット」は、CMなどから切り替わるタイミングが多少ずれても大丈夫なように
放送部分の最初や最後の画面が静止画でフリーズした状態で収録してある。
時間が10時間からスタートしてるのはよく気付いたねw
これ、厳密には、ビデオテープに映像を書き込む際の『タイムコード』っていう信号の時間を表しているのよ。
で、当然番組スタートの瞬間が0時0分00秒だとわかりやすいんだが、
そうなると、番組スタートよりも前にくるカラーバーやクレジットの部分のタイムコードがマイナスになってしまう
ただ、このタイムコードって、規格上、マイナスの値を取れないんだよね
なので、便宜上、10時0分00秒をスタートということにして、カラーバーやクレジットの部分がマイナスの値にならないようにしてるって感じ。
ちなみに番組によっては1時0分00秒をスタート時刻に指定されてることもあるよ。
ツイッターでバズってる話題なので聞いてみたくなりました
「書き文字(あるいは描き文字)」で大丈夫なんですね、ありがとうございます。
作品によって合う合わないは大きいですよね。
フレーバーとして流されてもいいと割り切って置く場合もあると、なるほどです。
追加で質問なのですが、実際に書き文字ができあがるまでの流れってどんな感じですか?
脚本段階からあるのか?絵コンテで内容や字体を指定?字体の見本を作ったりはする?実際に描いてるのはキャラと同じで原画マン?
深江さんのツイートね。なんか変なバズり方したね。
ぶっちゃけ俺もあの深江さんの挙げたリスト自体には異存ないから、
あの中で見てないのがあるならまずはそっから興味あるやつを見れば良いと思うよ。
ただ、逆に言えば『これを見てないと門をくぐれない』なんて作品も無いでしょ。
好きなもん見ればええんよ
どちらかというと見た作品から何を読み取れるか、何を学習して自分の血肉に出来るかのほうが大事だと思う
たとえばだけど、毎日テレビが付けっぱなしで、ものすごい番組数を結果的に見てる暇な老人って日本にたくさん居ると思うんだけど
もちろん見た本数だけで言えばとんでもない数を見てることになると思うんだが、
その人達がテレビ番組を作るエキスパートとして即戦力になるかっつったらたぶんならないじゃん
見た本数だけを競っても意味なくて、
きちんと『作り手の自分』の語彙になるところまで、解釈して、咀嚼して、取り込まないと、意味のある視聴方法とは言えない気がする。
何を見るかよりも、どう見るかのほうが大事ってことだね。
>>534
脚本には書かれてないことがほとんどだな
ただ描き文字有りの作風の場合は、コンテ打ちとかで「原作の描き文字拾ってください」とかって言われて
コンテには入れ込む。
字体などに関しては監督が決めた作品ルールの範囲内で、その話数の演出がコントロールする。
なので演出が、各種打ち合わせで
「このカットのこの描き文字は作画(セル)で作成します。色は前話数のこの文字と合わせて、光の影響は受けません」とか
「この描き文字はフォントを使用し、2Dデザイナーさんに発注します。
作画ではレイアウトに位置アタリを作成してあります。色はこの系統でデザイナーさんお任せですが、
シーン色合わせ確認で設計さんに確認して貰います」とか
まあそういう細かい取り回しを説明するので、それに従って各スタッフが作業する。
仰るとおり各カットの原画マンが作画する場合もあるし、
原画マンは大きさや位置、出現タイミング指定などだけを行って、2Dデザインなど他部署によって素材を作成する場合もある。
手書き文字風でもフォントを使用している場合もあって、その場合は撮影や編集にて挿入している可能性もある。
それらを把握してコントロールしなきゃいけないので、いろいろ素材に種類のある作品は大変だったりするよ。リストだらけになったりするし。
https://talk.jp/boards/anime/1694951603
宣伝になってしまってすみません。
作画スレをtalkで作ったので、住人を募集中です。
京アニが確か以前生原画を売ってましたが、あれは確か販売用に毎回描きおろしてるものらしいですしね
ファンとしては廃棄するくらいなら売って欲しいところです ただ現にあまりないのを見ると、やはり権利や手間の兼ね合いで難しいんでしょうか
ありがとうございます
好きな物を繰り返し見て咀嚼する重要性を語ってる業界の方はツイッター上でも居たので
やはりそこが大事なのかなあと今回思いました
もちろんツテがあるのは前提だと思いますが
シナリオの内容によってこの話数ならこの制作会社に…みたいな振り方でしょうか
具体的な説明でかなりイメージできました!
絵コンテから入ることになるんですね。
素材の準備方法も色々あって打ち合わせが大事と。
あらためて演出は確認することが多くて大変そうです。
ありがとうございました!
あれって確か新人さんの研修で、トレス練習で作った素材を売ってたんだよね
そうとわかって買う分にはいいと思うんだけど、やっぱ本番の映像に使われた素材じゃなくてあくまでレプリカだから
だったらコピーで良いから本番で使われたモノのほうが嬉しい気がする
廃棄するくらいなら売るなり配るなりしたほうが良いってのは俺もめっちゃ思うよ。
ただ、目的外使用となってしまうので、仰るとおりで権利的に難しい。
アニメの原画って、アニメーター、制作会社、製作委員会それぞれが著作権を持っている可能性があるので
関係者全員が合意できることにしか使えないんだよね。
当然、原画って、『アニメ本編の制作に使います』ってのは、
アニメーターも制作会社も委員会も、
もとからそのつもりで描いて貰うものだから、『合意できている』ので問題にならない。当たり前だけど。
ところが、素材自体を売りたいです、配りたいですとなると、
『そんなことに使って良いとは言って無い』って誰かが文句を言ってきたら揉める可能性がある。
あらかじめ明示的に「原画自体の販売を許可します」みたいな条件で一筆貰っておけば良いのかもしれないが
当然、そんな書類を作ったら、じゃあその販売した分の利益を分配してくださいねという話になってしまうし
原画スタッフ全員とそういう契約を結んでたら、事務処理だけでも膨大な量になってしまうのよ。
結局、揉める火種になるくらいなら破棄してしまうのが一番…ということになってしまう。
いまでも定期的に、セル画や、映画のオリジナルフィルムなどの散逸や破棄が問題になってるけれど
アニメの原画って、むしろデジタル化以降、スキャンが残ってるからとかの理由で余計に破棄されやすくなってしまってるので
貴重なスーパーアニメーターの原画でも容赦なく溶解古紙扱いで廃棄されて行ってるのを見ると、
著作権って難しいなぁって思うよ。
>>538
だね。
あと個人的には、本当に好きな作品が出来たら、他人がなんと言おうと気にならなくなるので、そこを目指してほしい
世間的には駄作でも、自分にとって高価値な作品てのは存在するからね
個人的には
世界観って伝えるものではなく伝わっていくもので、
きっちり設定しておけば、あとは自然と解釈されるものだと思うので、必要以上の説明は無くても良い気がする
ただし作り手側としてはしっかりその世界の常識を頭にたたき込んで、細心の注意を払って作らないと
立て付けがファンタジーやSFなのに、油断すると細かい部分が現代日本になってしまう。
ナーロッパ物とかはむしろそれで良くて、狙ってそう作る部分もあるし
デザインはSFでも、想定してる社会の雰囲気は90年代の日本…なんて作品もあるので
まあいずれにしてもしっかり作り手の中の世界観は作り込んでしっかりブレないようにしつつ、
作品にする上では過度な説明は避けてドラマに集中してもらうって感じが理想じゃないだろうか
ファンタジーとかSFとか関係無いうけど
個人的には、その作品のシリアス度合いというか、
もっというとその作品における『死の重さ』がどうなってるのかってのをブレないようにしておくのが重要な気がするね
人がバンバン死ぬ世界観で進んでたのに、主要人物が死にかけただけで大騒ぎする展開にしちゃうと、
『いやさっきまでモブたくさん死んでたやん』ってお客さんが冷めちゃうとかあるじゃん
そのへんの温度感は乱高下しないよう、この作品はこのくらいの死の重さにしようっていうのは決めて貫いた方が良い
グロス会社って『選べる』ようなもんじゃないよ
たまたまタイミングの合った会社が見つかれば「やっていただける」くらいの感覚。
おたくのスタジオに合いそうなんで…なんて理由では引き受けて貰える可能性はまず無い…。
そもそも年単位で拘束費を投資してスタッフを集めている元請け側と比べれば、
単発でそのとき使えるスタッフだけを使って仕事をするグロス会社のほうが、戦力が落ちるのは自明のこと。
なのでグロスに振る時点で、どうでもいい話数、作りやすい話数を振るしかない。
ただたまに、元請けをやってるレベルのスタジオが、
社内で抱えている1軍メンバーを使ってグロスをやるケースを見ることがあるけど
ああいうのは99%のコネと、1%のタイミングが噛み合った奇跡みたいなケース
これも「どの話数を振ろうかな~♪」なんて選択権はほぼ元請け側にはなくて
『この一瞬だけなら手伝えないこともない』みたいな奇跡の瞬間に
たまたま『これまでの恩義』や『今後のお付き合い』などでしがらみのある相手が頭を下げてきたタイミングが噛み合えばやれるって感じ
でもその奇跡のタイミングを掴み取ってくるのが制作というお仕事なんだよなぁ…凄いよね。
「エロゲ・ノベルゲーアニメ全盛期に作られた作品を除いて
ゲーム原作の作品って何とも言えない出来だよな」
といった趣旨の、まとめを見たのですが、監督さん的にはどう思いますか?
自分はゲーム原作のアニメ、というくくりで、作品を見ていなかったので、言われるまでピンとこなかったのですが
言われれば、ここ数年で、ゲーム原作の作品でアニメファンから、評価された作品は、サイバーパンク以外無いよなという感想に落ち着きました。
そのまとめの中では、ゲーム原作は尺も足りないし、いっそ設定のみ生かしてオリジナルで作るほうが売れる、という結論になっていました。
現場の方としては、この意見に対しどうお考えでしょうか。
是非お話聞きたいです。
ゲーム原作だから合わない(アニメ化に向かない)ってのは違うと思う
純粋にノベルゲームというジャンル自体が崩壊して終わってしまったので、
作品の母数が著しく少なくなってしまった
単に打率が変わってないので傑作が出てきてないだけだと思う
別に昔のエロゲアニメ全盛期も大概ショボい出来のアニメいっぱいあったし。
代わりに出てきたソシャゲ原作アニメは
もともとのゲーム自体のシナリオ性が低いせいでアニメ化したときのポテンシャルが低すぎる
そこはもとからちゃんとストーリーで勝負しようとしてた泣きゲー系のエロゲとの差だと思う
他にもお礼とは違うかもしれませんが、シャフトがグロス入りしてる時はクオリティ高いなと感じます(最近だと、女神のカフェテラスで梅津氏が居てビックリした)
なるほどです。
母数の問題というのは言われればその通りですね。
読んでいて気になったのですが
ソシャゲのシナリオ性の低さが前提にあるので、ソシャゲ原作のアニメも面白くなりにくいというのは、分かるのですが
何故ソシャゲじゃシナリオ性が低いのでしょうか。
私自身もソシャゲのシナリオに、面白さを感じたことはないですし
ソシャゲ原作のアニメの話のつまらなさは、ひしひしと感じているのですが、なんで面白くのかがよくわかりません。
これはアニメというより、原作の質問になってしまうので、もしかしたらお門違いな質問かもしれませんが、現役の映像監督の目で見たソシャゲ原作の問題点を伺いたいです。
自分はソシャゲはやらないでアニメを見たので偏った視点かもしれませんが、
昨期のアリスギアがシンプルにアニメとして楽しめたんですよね。
そこで色々調べてたところ、監督がインタビュー
https://www.inside-games.jp/article/2023/06/28/146869.html
で答えてるように
・既存ユーザーを大切にしつつゲームをなぞらず自由に、新たなコンテンツとしての可能性を、という原作側のオーダーが的確だった
・視聴者目線のオリキャラを1人配置することで説明不足を緩和して間延びせず面白さを追求できた
あたりが鍵だったのかなと。
原作勢もソシャゲアニメはこういうのでいいんだよって雰囲気でした(令和のギャラクシーエンジェルなんて声も)。
制作進行から演出になる人は割合的に減ってきてるんでしょうか
英雄教室がそうかはわからないけど、
確かに「お礼グロス」「お返しグロス」とでも言うようなグロスの決まり方はしばしばあるよ
TNKやアクタスくらいの小さめの元請けは、しばしば自社タイトルの合間に返礼グロスを請けることはある
>>550
見たよ~
そういわれると一部のBS局だけかな・・・
フォロワー数とか制作陣は割りと淡白なんですかね
お返しグロス(お礼グロス)って言葉何気に使ってたけど素人の勘違いワードじゃなくて良かった(; ・`ω・´)
ソシャゲって、その特性上
買い切りのコンテンツじゃなくて、継続的に課金させるのが目的のコンテンツなので
ストーリーやシナリオ重視のゲームであっても、『第○章』みたいな区切りがあっても完全完結ではなく
続いていく(話の続きを追加していく)想定で作られてる
その結果、悪く言っちゃうと出し惜しみがあったりもするし、1本の完結する作品として見た場合の満足度には欠けるよね
それに、ソシャゲって基本的にはキャラに課金させる構造になってるので
キャラの数=商品ラインナップの豊富さに繋がるので、とにかくキャラが多いわけ
これでも、ゲームみたいにユーザーが気に入ったキャラのストーリーを読んだりして掘り下げる構造なら構わないんだが
アニメの場合は一本道に整理しないといけないので、
そうなると扱いきれないキャラ数になってしまう。
アニメで見せる以上、ある程度アニメで扱うキャラを絞る等する必要があると思うんだが
ゲーム開発側からしてみれば、メイン商品をオミットされるのは困るということで、
なるべく多くのキャラを出すようオーダーしてくるわけ
結果として1話から大量のキャラがわちゃわちゃ出てくるけど誰一人印象に残らないといった構成になりがち
ソシャゲが悪いというよりは
メディアとしての性質がまったく違うってのが原因だと思う。
アニメ側もそれは判っていて、最近だとアニメはソシャゲの前日譚にするとか、
IFストーリーにしたり視聴者視点キャラを追加したり等、ゲームをそのままなぞるのではなく
アニメとしての特性に合った形にする作品も増えてきたよね。
アリスギアは見てないのでどうだったか判らないけどそうなのかな?
実況見ることがあっても最近はもっぱらTwitterだな。ROM専だけど。
>>552
そんなことはないと思う
けっこう俺の周りにも制作出身の演出家多いよ。
ただ、制作出身だけどみんなそこら辺のアニメーターくらいには絵かけるやつらばっかりだけどね。
てかそれで思ったけど、
ベースの画力が高いことに加えて制作進行経験があるって状態がたぶんいちばん演出になりやすいんだと思う
アニメーターやってるだけだと、他セクションのことがわからず演出やるにはハードルが高い
そこは全セクションとやりとりのある制作進行のほうが有利なんだよね
画力については独学である程度までは伸ばせるものなので、
演出がやりたいならその程度のことは当たり前にやれって話かもしれん
>>554
フォロワー数に限らず、良くも悪くも現場は数字に拘ってないよ
繰り返しになるけど宣伝販売の人じゃないと生のデータに触れられないってのもあるし。
てか、正直業界側よりも、よっぽど一部のファンのほうが数字に拘ってると思うわw
>>555
業界でも言うよ
以前制作会社はスタッフのマネジメントをやってるだけ、みたいな話をしてたのであまり語る事はないかもしれませんが
俺は古賀さんのこのツイート
https://twitter.com/the_red_scanner/status/1704761798698946819
と同意見って感じ
なるほど
まあ、宮崎監督も先が長くないでしょうしね…
しかしながら、来季の2023年秋に関していうと、
BS日テレで放送する深夜アニメは、「葬送のフリーレン」を引き立てる噛ませ犬と見なされている気がします。
ネットには「BS日テレ行き」「バブちゅ~行き」という言葉があって、
BS日テレで放送する深夜アニメを負け組扱いする風潮が極めて強いと感じています。
実際、旧Twitterにはこういうネタが出てきますからね。
https://twitter.com/lychee_1st/status/1580577863492771840
極端な話、
原作人気が非常に高いアニメや、
「ひきこまり吸血姫の悶々」みたいにネット配信を地上波と同時に行うアニメ以外は、
悲惨なことになるんじゃないかと思います。
2023年夏はバンドリMyGOがTwitterで大きな話題になりましたが、
あれはソシャゲやライブを中心に人気が非常に高いメディアミックス作品です。
何か知ってることがあれば教えてください
あとこのような平和的(?)解決法は他に例はありませんよね
参考URL http://detectiveboys8553.blog113.fc2.com/blog-entry-833.html http://otanews.livedoor.biz/archives/51567846.html
半分的を得た発言で、半分は頓珍漢なんだよね
合ってる部分としては、
スタッフの愛情やモチベーション次第で、その作品に注がれる時間や労力も変わってくる部分はどうしてもある
もちろんプロなので、愛がなくても最低限プロとしての仕事はみんなやってるんだけれども
ギャラに見合わない、作品愛としか言えないくらいの拘った仕事をする人が居るかどうかってのは作品の出来に大きく影響しちゃう。
逆に間違ってる部分としては
制作『陣』とはいうけど、数百人を超えるスタッフが参加してて、モチベーションなんて人それぞれなわけよ
作品を愛して頑張ってる人も居れば、ただ仕事と割り切ってやってるスタッフもいるし、
いろんな事情で嫌々参加してる人も正直いる
どの作品もそう。
作品の出来が良かったり良くなかったりってのは最終結果でしかなくて
「制作陣の愛が伝わる」ってファンが言ってるような作品でも、
実は現場では上が揉めてて、冷めた雰囲気が支配的だったりすることもあるしね
ただ冷め切った現場でも、よく見たら特定の数人のスタッフが異常に盛り上がってて
そいつらが頑張った結果救われてる作品もあったりする。
これも「制作陣みんなの頑張り」ではなく、実は「特定の○○さんの作品愛」だってことは現場に居ないとわかんないからね。
逆に、原作者や監督などキーになるポジションの人の作品愛はしばしば暴走して
過度な拘りや作り直しの要求でスケジュールを崩壊させるなど、悪い影響があったりもする。
出来が悪くて投げやりなアニメに見えても、実は中核スタッフの間違った愛の結果でぶち壊れてたりするわけ。
(ENGI版艦これなんかまさにこのパターンでしょ)
あと、宣伝Pの方針次第で、スタッフ愛って演出出来ちゃう部分もある。
SNSにスタッフコメント出させたり、スタッフメインのインタビュー組んだりして
実際そのスタッフが腹の中で何を思ってるかは置いといて、作品愛してますみたいな顔で写真取れば
なんかスタッフに愛されてる空気の良い現場に見えるし。
等々、いろんなパターンがあるので、作品だけを見て制作陣に愛があったかを論じるのは実は難しいんだよね。
でも、本当に愛によって作品が良くなってるのもたくさん見るので、否定も出来ない。
『SNSにスタッフコメント出させたり、スタッフメインのインタビュー組んだりして
実際そのスタッフが腹の中で何を思ってるかは置いといて、作品愛してますみたいな顔で写真取れば
なんかスタッフに愛されてる空気の良い現場に見えるし』
この部分に関しての質問です。
7-8年程度前の事になるのですが、色々な作品で総作監をしている人が、初めてキャラでを務めた際に、個人配信のニコ生で
「雑誌のインタビューやコメント求められたけど、だるいし、お金も出ないから断っちゃった、ボランティアではないしなー」
と、ボヤいていたのですが、インタビューって数千円or数万円でも、お金って頂けず完全に善意の強力なのでしょうか。
また、私がニコ生を見た当時と今で、状況は違うと思いますが、プロデューサ判断でコメントを出すお願いって、どの程度まで強要できるものなのでしょうか。
ジブリって最初から『アニメ制作集団』ではなくて
「高畑&宮崎さんが作品作るときの私兵部隊の集合地点」でしかない
現在居る社員とかは展覧会や出版物などのIP運営や、
ジブリパーク等の運営のための人員
日テレが買ったのはこっちであって、アニメスタジオ機能じゃないという認識でいたほうがいいよ
ただ世間の視聴者にとってはジブリはアニメスタジオだと勘違いしてくれてるほうが
今後宮崎さんが亡くなった後とかに、ジブリブランドの活用方法が広がると思って
あえて誤解されたままにしてあるって感じだと思う
ちなみに日テレの出したプレスリリースも、
誰の仕込みか知らんけど、およそプレスリリースとは思えない胡散臭いカバーストーリーが
ごちゃごちゃと長文で書いてあって笑った
>>562
いや別にBS日テレが下に見られてるとかはないと思うが
そもそもしょせんBSだしなぁ…地上派とは比較にもならないというか…アウトオブ眼中というか…
俺、家では受信料上がるの嫌でBSいれてないから考えたことも無かったが
日テレ製の番組でもBS独占はおろかBS最速の番組すらないでしょ…あるの…?
>>563
これアニメ関係無くて書籍とゲームの話ってことだと思うんだが
小説もエロゲ会社も利害関係者が数人なので動きやすいってのはあるかも。
アニメは関係者や出資会社の数がドンと増えるので、こういう場合によっては叩かれそうなコラボは難しくなるけど
それでもメーカーPとかでエイプリルフールとかに毎年いろいろ仕掛けてる人もたくさん居るので
応援してあげてください。
そもそもスタッフコメントの多くがメール取材で、そういう場合は当然1円もでないのが当たり前なんだが
ちゃんとインタビューやるって話でも、まあ全部が無報酬とはいわないけど、多くの場合はゼロ円だろうねぇ。
出たとしても手間賃、交通費程度だと思うし…。
それでも、自分の作品の宣伝になるなら…と無報酬でも協力するスタッフが多いとは思う。
ちなみに俺みたいな無名監督の体感は↑なんだけど
宮崎駿とか庵野秀明レベルの有名人だといろいろ事情は違うと思うw
>コメントを出すお願いって、どの程度まで強要できるものか
強要は出来ない。
基本的にはみんな自分の仕事を宣伝したい、自分の作品を盛り上げたいと思っているので
コメントくださいって言ったらそれくらいは協力してくれる人はほとんどなんだよね。
逆に『俺は語りたくない』って言われたらそれ以上無理強いしてもお互い嫌な思いをするだけなので、引き下がるまでよ。
ちなみに
イラストコメントとか、カウントダウンイラストみたいな絵の絡んだコメントの場合は
小遣い程度ではあるけど一応ギャラが出るケースが多いよ。
会社によるけど、社員ならそうだね。
フリーランスは関係無いので、多くの会社では朝方はフリーランスだけが夜居る感じになりつつある。
なるほど
鈴木PがTVアニメやるぞと言ってるのもアニメスタジオと見せ掛ける為のブラフかもしれないんですかね
演出補佐という役職は、どういった物なのでしょうか。
以前の書き込みで
処理演出は、100点を出せて当たり前という扱い。
面白さの根幹はコンテと作画。
処理演出が下手だとジワーっと、作品全体のクオリティーが下がっていく(間、ポーズの合わせ、視線の合わせ、表情の整合性等に問題が起きる)
仕事としては、コンテの面白さを生かし切って、目減りさせない事。
ざっくりとですが上記の様な事を、仰っていた記憶があるのですが
演出補佐に関しては、補佐と名前がつくくらいなので
100点を出さなければならない、処理演出が時間や技量何かしらの理由で、正しい形で作品が完成しなかった際の、お手伝いという解釈でいいのでしょうか。
作家性が強いので鑑賞難易度がかなり高め。
近年の作品ほどその傾向が強い…と思われてるけど
実はけいおん劇場版あたりからかなり視聴者の裏をかく攻めた作りをしてたと思う
俺は好きだけど実は万人向けの作家じゃない
岡田麿里とかと一緒で好みの分かれる作家だと思う
>>571
少なくともいまのジブリにテレビはおろか劇場だって作る能力はないよ
宮崎駿の次回作を手伝うクリエイターならもちろん居るかもしれないが、
そういうスタッフはあくまで宮崎駿についてきてる個人なので、会社として自由に呼べるスタッフじゃないし。
てか確か、いちど風立ちぬ終わりで全スタッフ切ったんじゃなかったっけ
もうそれでスタジオとしては終わったと思う
吾郎や米林さんみたいな後継を育てようとしたけど、結果的にその辺にも結局逃げられてる感じだから
スタジオとして継続すんのは諦めたんだと思うよ。
>>572
ちゃんと拘束条件を明記した契約書を交わしてる場合は当然法的な効果はあると思うんだが
通常、業界における拘束ってふんわりとした口約束でしかないので…。
その場合であっても、業界における慣習と照らしてあまりに不義理なことをすれば裁判で負けることもあるだろうが
正直、こっそりペンネームで仕事するくらいのことはみんなやってるので、
慣習に照らしてそれくらいは黙認される範囲としてとらえられる可能性はあると思う。
https://gem-standard.com/p/sc/w_ranking
https://gem-standard.com/columns
https://gem-standard.com/columns/755
統計データの法人向け販売が主なようなのと毎回7000人ものサンプルを集めているので、(少なくともよくある円盤ランキングなんかよりは) はるかに層の偏りがなく実態を示していて、信頼性があると感じています。
さてこのランキング、個人的には今期の「デキる猫は今日も憂鬱」が(Twitter上ではさほど話題になっていないにも関わらず)名だたるアニメらと一緒にランクインしていて驚きますが、そもそもドラマやバラエティなど含めた全体のランキングにも関わらず、かなりの割合を深夜アニメ作品が占めていることにまず驚きです。
関連して監督に質問です。
1. 業界関係者として、このランキングはどれくらい実情を反映していると感じますか?
個人的にはワンピやコナンといった言わずもがなな作品の中に「確かに一般ウケしそうではあるよな…」と感じる深夜アニメ作品が並んでいて、ある程度は信頼できそうに感じます。
2. ここまで深夜アニメ作品が国内配信サービスで人気な理由の一つとして、私は「本来一般層における鉄板コンテンツのはずの日本のテレビドラマが、TVer の1週間無料配信以降は基本 Hulu や FOD など民放系配信サービスで囲い込み独占配信なせいでアマプラやネトフリには中々降りて来ず、一方深夜アニメは多くの配信サービスに毎週コンスタントに大量供給されるため、結果的に可処分時間をもっぱらアマプラ・ネトフリに費やしている一般層が (TVer や FOD とかでしか見れないテレビドラマを消費対象から外し) 、サービス側にレコメンドされた深夜アニメを抵抗なくカジュアルに楽しむようになってきた」のでは?と推測しています。監督はどう感じますか?
3. 上記推測が概ね合っていた場合、(確か以前東洋経済のアニメ特集や監督自身が仰られていたと思うのですが)「アニメは(時間こそ掛かるが)ドラマに比べて制作費が安く配信の海外展開もしやすいのでコンテンツとしてのコスパが良いし、だからアニメビジネスに参加する会社や作品数が増えたりしている」という趣旨の話にもかなり納得感があります。
最近では「葬送のフリーレン」が金曜ロードショーで初回2時間やったりZIP特番で宣伝したり、日5枠復活に加え4時半にもアニメ枠ができたりと、テレビ局各社が(本来であれば深夜にやりそうな、子供向けでない)アニメ作品を一般層も視野に大々的に展開する例が増えつつありますし、テレビ視聴習慣の衰退と配信の普及で「深夜アニメ」が(深夜に観るアングラ的ニュアンスを含んだ)オタク向けのコンテンツから、もはや深夜でもなんでもない、堂々と胸を張れる幅広い世代に向けたメインカルチャーと言えるようになってきたとも感じます。
こうしたコンテキストを踏まえると、(配信売り上げ上も)今後一般的な深夜アニメよりターゲットの広い、今までドラマが担っていたような一般大衆向けのアニメ作品の割合が増えるのではと予想します。監督はどうお考えになりますか?
4. 上記の質問に関連して、(少なくとも私の認識では) スマホ普及以前の大衆娯楽はもっぱらテレビで観られるテレビドラマやバラエティだったところ、配信サービスや YouTube の登場で各々のコンテンツ消費が多様化してきています。
テレビの衰退やテレビドラマの自社配信サービス独占配信への固執といった自滅行為を鑑みると、(元々出版社や音楽レーベル系の製作主体が多く、深夜の独立局や BS で放送していたことから)テレビへのしがらみが少なく、さらに (媒体の特性上) 表現の幅が広く1話あたりの尺も短いアニメは、今後も加速するコンテンツ飽和時代の可処分時間争いの中で、むしろ有利にも思えてきます。
一般層へのアニメコンテンツの浸透が続けば、将来深夜アニメ (だったもの) がテレビドラマに代わって大衆娯楽の主流になる可能性も感じますが、どうお考えになりますか?
現にアマプラやネトフリのトップ10ランキングでも、数年前から深夜アニメ作品が多くを占めるようになっていますし。
TOKYO MXで地上波放送される深夜アニメの大半はBS11でBS放送されます。
しかし、TOKYO MXで地上波放送されるアニメの中には、BS11ではなく、BS日テレで放送されるアニメがあります。
それを「BS日テレ行き」と呼んで見下す人が少なからずいます。
おそらく、BS日テレ放送の深夜アニメにヒット作がないというイメージが強いのでしょう。
だから、BS日テレが「アニメの姥捨て山」のように見えるのでしょう。
BS放送枠は深夜アニメが地上波で見れない地方民に重宝されますからね。
東京以外だと深夜1時とかかなり遅い時間に放送されるのがほとんどです。
「良い作品だけではなく、ダメな作品も見て、自分なら何処をどう変えて面白くするのか考える作業が有効的」
「良いものにしか接しない人はどんどんディテールばっかりに拘る様になる」
「良さの探求とダメさの回避だと本来後者の方が優先事項だと思うが、なぜかそういう話聞かない」と投稿されてました。
上記3点について質問です。
・監督は、敢えてダメな作品を視聴して分析したりしますか?
・良い作品ばかり摂取してると、ディディールばかりに拘るようになると感じますか?
・具体的にディディールばかりに拘るとはどういったものを指すのでしょうか?
・ダメさの回避は現場でどれくらい議論されるのでしょうか?
ありがとうございます
やはり作品の出来に関わる重要な要素ではあるんですね
艦これは…原作側がガッツリ関わってあれだともうアニメは無さそうですかね…
>視聴者の裏をかく攻めた作り
とはどういうことでしょうか?
「リズと青い鳥」では見事にミスリードにハマって衝撃を受けた記憶がありますが、そういう話ではなさそう…?
山田監督作品はけいおん、たまこまーけっと、リズと青い鳥を見ていて、聲の形と平家物語は見ていません。
あとせっかくなのでついでにもう1つ、オススメの椅子ってありますか?
(しょうもないことですみません)
以上、連投失礼しました
横レス失礼
そういえば、来期の2023年秋はNo.9制作のアニメが3本もあるんですよね。
「お嬢と番犬くん」「ひきこまり吸血鬼の悶々」「豚のレバーは加熱しろ」
特に、ひきこまりと豚のレバーは異世界ファンタジーということもあって作画カロリーが高そうです。
その3作品の中で最も期待されているのは「ひきこまり吸血鬼の悶々」で、
PVのクオリティがアニメレビュー系YouTuberから絶賛の嵐でした。
再生数も数十万回と非常に高いです。
しかしながら、制作体制が脆弱なのに、何本も制作を引き受けるのはかなりまずいと思いますね。
会社の規模が小さいので、同じ人がアニメーションプロデューサーの仕事を2本以上引き受けていると予想ができてしまいます。
このスレで言われている通り、アニメPの仕事を年に2本以上受けるのはかなり難しいと言われていますからね。
ひきこまりに関して言いますと、
今年は冬に放送された「転生王女と天才令嬢の魔法革命」がヒットしましたが、
あの作品はディオメディアが築き上げた堅実な制作体制があったのが大きいと思います。
ひきこまりは転天と同じ「異世界×百合」だからクオリティが保証されていてヒットも約束されていると思うと火傷する可能性が否定できない気がします。
もともと新人・若手の多い現場だからね
>>574
演出補佐(演出補)、あるいは演出助手といった役職は通常の工程には存在しない役職で、
必要に応じて立てられるものなのだが
さまざまなニーズがあり得るので、役職名からはどのパターンだったかはわからない
一般的によくあるパターンを書くと
・演出候補の若手に、ベテラン演出の補佐・助手として近くで補助・見学をさせて研修代わりとする
・(↑とは真逆のパターンで)知識の不安な新人演出に話数を任せる場合、その技術指導を行うベテラン演出を補佐・助手としてクレジットする
・スケジュール不足などでメイン演出が全てをやり切るのが仕事量的に厳しい場合に、
特定の範囲や工程を別の人が補佐として仕事を引き取る
→よくあるパターンとして、レイアウトチェックは本演出、原画チェックを補佐が引き取ったりする
・(↑と類似のパターンで)リテイク処理のみ別人が引き取る
・アクションや3D関連など、特殊な技能が必要なシーンについて、メイン演出とは別の演出を立ててチェックしてもらう
・何らかの理由で本演出が実質クビになって、以降すべての作業を誰かが引き継いだのを「補佐」としてクレジットする
等のパターンがある
基本的には演出家は一人で全て担当するのが作品にとってはベストなことが多いので、
クオリティアップのためというよりは、その他の制作上の事情で立つことが多いが
クレジットだけでは現場で何がおこってたのかまでは判別がつかないな。
製作会社などでは数字を調べてるだろうし、
こういう調査会社さんのレポート買ったりコンサル受けたりしてるのはむしろ当然のことだと思うんだが、
我々制作現場にこういうデータが降りてくることはほとんど無いので
ちょっと実情を聞かれても専門外なのでわからないというのが正直なところ
ただ、貼ってもらったコラムのデータはわりと体感でもおかしいとは思わない
アマプラでアニメが強いのも納得だし。
ドラマコンテンツはTV局ごとのサービスに囲い込みが厳しいのは実際そうだと思ってて
これはTV局が主体となって企画されてる作品が多いせいもあると思う。
アニメの場合はご存知の通りTV局が関係してない番組が多いので、
配信先も囲い込みが薄く、結果的にアマプラやabemaなどでカジュアル層にリーチしてる作品が多い気がするね。
ただ、一般層がアニメを見るようになっているのかはちょっとわからないな…。もっと具体的なデータはないんだろうか。
ハルヒを見てた中高生がもう中年の入り口といっていい時代だし、
純粋に深夜アニメに抵抗のない世代の年齢層が上がってきているのとかも関係しそう。
ドラマと比較してどうかってのは難しいところではある
『制作費がアニメの方が安い』はけっこう誤解で、
ドラマの場合は1話100万で作れるドラマもあれば、1話に1億かかるドラマもあってピンキリだが
アニメの場合はどんな作品も1話2000~4000万の間に収まってしまう。
なので一概にアニメの方が安いとは言い切れないと思う。
なので予算的なメリットがあるとはちょっと言えないかな。
ただ、あなたの触れてないアニメ業界への追い風要素として重要な出来事が今年は二つも起きていて
ひとつはジャニーズ騒動、もうひとつはハリウッドのストライキ騒動。
ご存知の通り、ジャニーズ事務所を起点とした予算確保エコシステムみたいなものが日本のドラマ・映画業界に大きく渦巻いていて
ジャニタレを主役に据えることで企画を成立させていたドラマや映画がたくさんあったわけ
今回の騒動でジャニタレ作品が絶滅するわけではないにせよ、逆噴射になってるのは間違いないと考えてる。
また、ハリウッドのストライキ騒動も実はそれなりに大きくて、
今年公開されてる映画にはプロモーション以外では影響は無いけど、
来年、再来年公開を目指していた作品の制作に大きな遅れが出てるという噂なんだよね。
もし仮に今後2~3年、ハリウッド大作系のスクリーン数の減少などに繋がれば、
空いた席は当然邦画やアニメ映画に回ることになる。
もちろん絶大な影響は無いかもしれないが、確実に追い風になる。
そういうポジティブな様相も含め、実際俺も
>将来深夜アニメ (だったもの) がテレビドラマに代わって大衆娯楽の主流になる可能性も感じます
これは『その可能性はゼロではない』とは思っていて、ポテンシャルはアニメにはあると思ってるよ。
ただ、これはあなた自身の仰る通り、Youtubeや配信サービスの多様化によって、
コンテンツ消費自体が多様化していく流れは止められない
おそらく今後Appleなどが牽引して出てくるであろうARコンテンツなどとの戦いも待っているわけだし
今後は『大衆娯楽の王様』なんてもの自体が存在しなくなって、それぞれが好きなものを勝手に見る時代が進むはず
そうなったときに一定の立ち位置を確保できているかどうかだろうね
いや実際は、よそが取らない番組がBS11に流れてるってほうが実態に近いのではと思ってしまうが…w
これだけネット環境もスマホ普及率も充実してて、配信サービスも乱立してる現代に、
地方の視聴難民のためにBSで流したいなんてニーズはもうほとんど無いと思うけどなぁ…
それで一番安いけどなんでも買ってくれるのがBS11ってことでしょ。
実際の交渉や金額がどうなってるかは知らないので想像だけどさ…。
衛星放送自体が終わった技術というか、現在の衛星壊れたらそこで終わりだろうしなー…
はやく電波帯域空けろってみんな思ってるし…。
というものを見たのですが、沖浦さんやら、本田さんなど、レジェンドクラスの方に限った話でしょうか。
それとも、総作監レベルでも普通に1000万を超える様な状態なのでしょうか。
「1000万を超える人が普通に出てきた」と、言う書き込みを見見かけた一方で
「1000万超えないなら、個人事業主はやめなさいと親に言われて、世代の違いを感じた」と書き込まれている、アクションで活躍している方も見かけました。
以前監督さんが「自分の年収は、700万弱だよ」と、仰っていましたが
十分稼いでいる腕のあるアニメータの年収も同じくらいなのかな?
といろいろな書き込みを、見ていると感じます。
監督さんの目線から見る、稼いでいるアニメータの懐事情を知りたいです。
確認に近いですが演出補佐じゃなくて演出が複数人立ってるケースでも
パート毎に分かれて作業してるとは限らない、補佐と似た事例はあるという感じですか?
理由
・声優陣はフォローされているが、監督の中山竜さんだけ公式アカウントにフォローされていない。(運営から見放された?)
・作り直しの署名活動があったぐらいファンからは不評。
・放送中、ツイッター(X)でもサジェストで「チェンソーマン ひどい」が出てくるぐらい異常だった。
製作委員会とは違い、Mappaの自社出資なので、このまま同じテイストで二期やってもファンから叩かれ、赤字を出したら会社がダメージをくらうし、一期を作り直すか、このまま凍結するしかないと思います。
しかし、チェンソーマンはアニメ化する前から1000万部売り上げたビッグタイトルなので、凍結するには勿体無いはずです。
なので、自社出資のメリットを生かして1期を作り直し、再スタートを切ると考えています。
横レス失礼。
作り直しとは違いますが、5ch版の1~2スレ目でスレ主がチェンソーマンについて回答しているので其方も参考になるかもしれません。
私個人としては、これまでの監督の書き込みを見るに、業界自体が綱渡りで来ていた所に今回の制度でメスが入った印象を受けました(ただ、この綱渡りで普段みているアニメが保たれていたのも事実だし想像以上に難しい問題なのかなとも···)
なるほど、そういう考えもあるんですね。
>これだけネット環境もスマホ普及率も充実してて、配信サービスも乱立してる現代に、
肝心の配信がマイナーな有料配信サービスの独占配信だったらどうしようもありません。
たった今、「星屑テレパス」の配信がFOD独占で、ネットがお通夜状態になっています。
FOD独占配信になるのは、話題作になる権利がないようなものです。
FOD独占配信というのはある種のリタイアですよね。
バラエティ番組に例えるなら「逃走中」で自首をして賞金をもらうようなもの。
同じように独占配信で多額の利益を得ているのでしょう。
普通のアニメはなるべく多くの人に見てもらうようにするものなんですよね。
例えば、アニプレックスがやっているように週末に地上波とBSの同時放送をする。
それができなくても、Amebaで地上波同時放送をやる。
とにかく、リアルタイムを重視してネットで盛り上がった感を出す。
最小限、Amebaとニコニコの1週間無料配信とdアニメストアの配信は全製作委員会に課せられた義務だと思います。
「星屑テレパス」の製作委員会はそこから逃げているように見えます。
まあ、ある種の敗戦処理なんでしょうね。ネット配信だけでなく、放送局の確保も消極的です。
「星屑テレパス」は好きな漫画ですけど、正直、こんなアニメがヒットするわけがないと思っています。
まともなメーカーだったら、こんな漫画アニメ化しようとしないでしょう。
企画書に火をつけられても不思議ではないレベル。
何せ、きららアニメのタブーを犯しているんだから。
FOD独占配信になるのは、大きく分けて2つあると思いますよね。
一つは製作委員会があまりにも弱小でまともに資金を集めるのが困難なこと。
もう一つはまともに人気が見込めないため、普通に売ろうとすると大赤字になるのが確定であること。
Netflixとディズニープラスも割りと独占配信が嫌われがちですが、
積極的で戦略的な部分があるから好感が持てます。
それに対して、FOD独占は放浪しているうちに行き着いてしまったという消極的なイメージです。
横レス失礼。
星屑テレパスに関しても5ch版の2スレ目で書いてくださっているので参考になるかもしれません。特に373レス目が参考になるかと
またアニメ会社が利益を多く得たいため何個もラインを引いているのでしょうか?
主さんは完パケしないで放送するアニメ会社をどう思いますか?
フリーランスのアニメーターにとっては受けれる仕事が多くて逆に助かるのでしょうか?
>>579
俺はそのおたろう氏の考えとは相容れないかな。
人様の作品を見て『駄目』と断じて『カイゼンしてやる』ってのも、
なんだかすごい上から目線で何様のつもりなんだって感じだけどねぇ…
下を見て自尊心満たす行為なので、そればかりをやってもしょうがない
やっぱり良いものを見るって行為のほうが大事だと俺は思うけどね。
むしろ一番重要なのは、ぱっと見で「良さがわからない」作品であっても、
それが世間的に評価されてたり、あとは何故だかすぐわからないけどなにか惹かれるところがある…とかって作品に対して
なぜ良いと感じるのか(良いと感じる人が居るのか)を分析することに意味があると思う
やっぱ粗探しして姑ムーブ身につけるより、積極的に感受性を豊かにしていく方向で時間を使いたいな、俺は
その上でご質問に答えると、
・監督は、敢えてダメな作品を視聴して分析したりしますか?
→あえて「駄目な作品」を分析のために見ることは無い。そもそも駄目と断じる行為に嫌悪感を感じる。自分が良さを判ってないだけかもしれないし。
『笑えるクソアニメ』はけっこう好きだけどね。
・良い作品ばかり摂取してると、ディディールばかりに拘るようになると感じますか?
→そういう例もあるかもしれないが、良いものを見てどう受け止めるかはクリエイター次第。
おたろうがしたいのは「枝葉より幹を見ろ」という話かもしれないが、別に良い作品を見てても幹は見られると思う。
・具体的にディディールばかりに拘るとはどういったものを指すのでしょうか?
→この場合、細かい技術的な点全般についてだと思う。
1カット単位の技術的なテクニック自体を真似てもしょうがないってのは同意で、全体を通したクオリティコントロールのほうが大事ってのはそう。
・ダメさの回避は現場でどれくらい議論されるのでしょうか?
→どうなんだろ、現場によるんじゃないか
あの人の作品って常に幾重にも折り重なったのメタファーの皮を、何層も剥いていかないと本来のテーマにたどり着けなくなってるのが
難しいポイントだと思うんだよね
リズ鳥や平家といった作品はわりと作品全体から『仕掛けてますよ、読み解いてくださいね』ってスタンスで来るので
こっちもじゃあいっちょ読解しましょうかって腕まくりで見るんだけど
けいおんやたまこラは、『お茶の間JK日常ムービーです』って体裁で来るから
あんな重度の謎解きムービーになってるとは思わんのでかなりの衝撃だったよ俺は
『けいおん』は梓と他の4人の時間のギャップを埋める話としての時間旅行がテーマだったし
『たまこラ』は母の死を乗り越えるのがメインテーマだったわけでしょ
聲の形も『聾者』『いじめ』みたいなキャッチーな要素はあくまでカバーストーリーというか
「自己肯定の話」のきっかけみたいなもんだったと思う
いずれにしても初見時には、ほとんどの観客が作品のメインテーマにたどり着いてないと思う。
そういう映画を作れちゃうところが攻めてるなって思うんだよねぇ…
俺には作れないよあんなの
オススメの椅子かぁ…俺もあんま正解にたどり着いてない。
現在進行形で、家で使ってる椅子が合皮なんだが、加水分解でえらいことになってるので、
合皮だけはやめとけと言っておく…
>>583
No.9は前々からかなり状況しんどそうとだけ
仰るとおり、身の丈以上の仕事を詰め込んでる状況だと思う
>>586
持ってないや
エヴァやトップ2のコンテは持ってるんだけど、フリクリのは買い逃して今に至る
復刊されたらたぶん買う
年収1000万オーバーが珍しくなくなってきたってのは事実だと思う。
沖浦さん・本田さんレベルのレジェンドほどではないけど、
月100万以上の拘束費を貰ってるって話のアニメーターさん他にも知ってるし。
まあただ、瞬間風速的に月100万貰うのは総作監クラスならわりと出来ると思うんだが
それを年単位で続けるとなるとかなり体力的にもメンタル的にもしんどいので
作品の合間を休みの期間にしたりとか調整する人も多い気がするね
なのでそういうのを総合的に勘案すると、総作監の年収って700万くらいが中央値になるのでは?と俺も思う
ただまあ当たり前だけど、みんな自分の給料を開けっぴろげに言って回ってるわけではないので、
人によって条件が全然違うから、よくわからないけどね。
>>589
そうだね、どっちのパターンもあり得るね。
俺自身の経験からいっても、途中から前任者の降板でリテイク以降を引き継いで表示されたこともあるし、
レイアウトチェックが間に合わず、ヘルプで入って貰った人と連名表記になったこともある。
>>590
クオリティを取るか、ただ間に合わせただけのフィルムにするかで前者を取ったんでしょ。
いや、1期が作り直されるってことはないと思うぜ。
1期の時点で、演出面でいろいろ言われたりはしたものの、
総じてストーリーの面では原作に忠実に作ってあったし、作画クオリティも十分なものがあった。
作り直す理由は一つも無い。
ご存知の通りMAPPA自社出資作品なわけなので
MAPPAとして用意出来る最高の予算と最高のスタッフを注ぎ込んであの1期を作ったわけですよ
それが受け入れられないというならもうMAPPAでは作れないと言って良い。
MAPPA以外が出資して改めて全く別のスタッフで作るしかないと思うが、今それをやるメリットは何一つない。
そもそも、製作側が向き合いたいのはアンチや狂信者ではなく、
普通にコンテンツを楽しんでくれてるファンなので
2期を作るとしたら、順当にファンに向けて続編を作ると思うよ。
てかさ、まともなファンは作り直しの署名運動なんてしないと思うよ…w
べつに面白いと思わなかったら見なきゃいいだけなのに、
アニメ叩きにお熱上げて、暇なのかなキモいな~って思われてるだけだよ正直…
SNSについては、監督の言動などが叩かれた一原因なのは事実だと思う。
これもあって呪術のgossoさんは予防のためアカウント消させられてるわけだし。
ただ言論統制的になるのもどうかとは思うけどね。
アニメ公式からフォローされてない件については、事務所で運営してるお仕事アカウントと、
個人が趣味でやってるアカウントでは基準が違うでしょと言っておこうかな。
会社によるんだよなぁ…
本当に業界全体で計算したら2割くらいじゃない?
でもだいぶ新人・若手が社員扱いってところ増えてきたよ。
ベテラン、偉い人、役職付きの人はフリー率が9割超えなのは変わらずって感じ。
>>594
煩雑な事務処理や、税制度上のいろんな要素で誤魔化してるけど
要するにただの増税だからね、これ。
企業が払うか個人が払うかみたいな話も結局は些末な表面的な問題で、
我々民間のお金だったはずのものが10%どこかで国に追加でハネられるようになっちゃった、という話。
で、まあ一市民としては受け入れて払うしかないって状況でしょ。なるようにしかならないと思う。
FOD独占配信については、マブラヴの時にも話題になったけど
そもそもFOD様のお金でアニメを作れてるのにって話なんでしょ
みんな見てるプラットフォームで無料配信しろって言いたい気持ちはそりゃ俺もわかるけどさ…
一般の商品やサービスだと思って考えてほしいんだが
『俺のためにタダで商品提供しろ』『どんな田舎だろうが俺の住んでる街まで売りに来い』って言われてもそりゃ全部に対応は出来ないんだよね
東京にお店を開いたら東京まで買いに来て貰うしかないし、
有料で販売すると決めたらお金を払ってもらわないと商品は提供できない
アニメも同じで、『このプラットフォームで売る』と決めた以上、そこにお金を払って貰うか、
もしくはそもそも買わないかの2択を選んで貰うしかない
別に見せないと言ってるんじゃなくて、FODに課金してくれたら見られるんだから。
>FOD独占は放浪しているうちに行き着いてしまったという消極的なイメージです
なんでそんな意味不明なイメージになってるのかわからん
同じ金額ならネトフリやアマプラみたいなユーザー数多いサービスで配信したいのは製作側としても当たり前の話で
それでも敢えてFOD独占となってるのは、FODが積極的に買ってくれたから(もしくは出資してくれたから)に他ならない
作品のポテンシャルを高く評価してくれるサービスで売りたいってのは別におかしいことじゃないでしょ
もちろん実際はこれほど単純な話ではないのだけど、
あえて端的に言うと、クオリティと時間は交換可能だから、かな。
締め切りギリギリまで使ってクオリティを高めるか、
早々と諦めて最低限のクオリティで放送するかの2択を迫られたとき
世のクリエイターのほとんどは、時間を使ってでもクオリティを高めたいと思うんだよ。
少しでも良いアニメにするためにみんな必死で放送ギリギリまで戦うから、放送追っかけ納品になる。
普通の製造業であれば
設計仕様通りの製品を納品すればOKで、
求められてる以上のオーバークオリティにしても仕事の評価が変わることはないでしょ。
でも、アニメの場合って、どこまでやってもそれがオーバークオリティなんてことはないし
その製品を納品するのも、全関係者によって人生でその一度きりなわけで
悔いの無い仕事をしたいと思うと、時間を使うしかないんだよね。
単に儲けたいだけなら、早々とクオリティアップを打ち切って納品していけば良いだけだよ。
実際、話題にもならない量産型ラブコメや量産型なろう系ばかりやってる会社は、経営的には安定してるので。
ハイクオリティなものを作ってるところほど、経営や儲けを犠牲にして、時間をギリギリまで使ってるってこと。
フリーランス的にはって話については、
別に作品の残りスケジュールと案件の数はあんまり関係無いからね…。
その作品が放送前納品だろうが、追っかけ納品だろうが、自分の仕事は変わんないから。
渡された物を許された時間で仕事するだけなので。
なるほど…
ありがとうございます、近々じっくり見直してみます。
>>605
椅子についてもありがとうございました。
自分も6年ほど使った合皮の椅子が悲惨なことになってきて買い換えようかと思ってたところでして…w
いや、おそらく違う。
桑原さんが監督するようになって以降、若手も大分増やしてるし。
それこそ上の>>598への答えとも被るけど
要するにアニメ作りを仕事としてしか捉えず、優良スケジュールでサクッと納品したらちょうどあんな感じになるんだよ。
スケジュールぐちゃぐちゃになってでも最後まで戦い抜いた作品のほうがやっぱ面白いし出来が良いんだよね、何故か。
>>600
若手を積極起用してる班が多いけど、普通にベテランも居るよ。
>>601
監督とキャラデザの人の意向はもちろんあるけど、アニメ全体の画面コントロールの範疇だからねぇ
今回目指した画面作りと、乳袋型の巨乳は合わないって判断がされたという理解が正しいと思うよ。
あと、原作の絵、正直あんまりお上手じゃなくてアンバランスなので、アニメの解釈で正解だと個人的にも思う。
百合アニメだから予算が高いとかは無い。というよりむしろ安いと思うよ。
それでも出来が良い作品があるのはスタッフが頑張ってるからだよ。
挙げてる2作品に関して言えば、「やが君」の合田さん、「転生」の井出さんというキャラデザのお二人は
本当に自分の作品にプライド持って仕事される素晴らしいキャラデザの人なので
彼・彼女らの頑張りがフィルムに出てるってこと。
それを信じて支える体制がきっちり取られてるという意味でスタジオの姿勢も良かったと思う。
トロイカさんあんまり話題にならないけどめちゃくちゃクオリティ志向の優良スタジオだしね。
>>611-612
いや名前はまったく関係無いよw
そもそもアニメーターが余ってる状況ならともかく、必死に頼める人を会社側が探してる状況なので、
名前が覚えやすいかどうかなんか関係無いというのが一つ。
あとはアニメーターを選ぶ理由って、参加作品での活躍や、上がりの良し悪しのほうが遥かに大きいファクターになる
『頼む先を適当に名前で決めよう』なんてことは起こりえなくて、
『頼める中で少しでも上手い人に頼もう』といって決めていて、頼むことを決めた後で『そういえばこの人斉藤さんって言うんだ』くらいのノリよ
なのでアニメーターとしても、名前だけ売っても意味ないので、上がりの良さで会社側の記憶に残るよう頑張るしかない。
書かないよ。見たことすら無い。
発注伝票に一方的に「情報漏洩禁止です」と小さな字で書かれてることがあるくらい。
小さな金額の下請け仕事を大量の個人相手に発注することになるので
全員と契約書をいちいち交わすのがあまりに面倒だということや、
わざわざ書かなくても問題になることがほとんどない
(逆に現状で問題が起きるような相手なら、契約書を書かせたところで同じであろうと思われる)こと、
納品条件などにクオリティ面の未達などの条項が入れづらい(明文化できない暗黙の了解で仕事が進んでいる)ことなどから
契約書を書面にする文化が無いね。
作品ごとのSNSでの告知禁止等は一方的なプリントなどで回ってくることがあるよ。
アニポケとかは参加しましたも言っちゃ駄目って張り紙がスタジオに回ってきたこともある。
(頭おかしいファンに粘着されるからその防衛策なんだけど)
>>617
これも作品や状況によるので一般論だけど
設定制作を複数人で分割するケースは確かにあって
作画系、美術系、3D系とかでそれぞれ担当を切り分けて進める場合がある。
一人で担当するのが普通という印象もあるだろうが
実際複数人にすることで、
通常制作が佳境になるほど追っかけが甘くなりがちな設定関係のおっかけを適切な強度で続けられることだけでなく、
人員・時間的余裕があるので、本来であれば制作進行のほうで用意していたような設定や参考を設定制作が巻き取れるほか、
打ち合わせやラッシュ、リテイクなどの段取りを設定制作のほうでサポート出来るなど
作品全体を把握してる総合サポート制作としての動きができる人間が複数居るという状態になるので
かなり制作進行的には楽になる。
制作進行一人増やすよりも設定制作一人増やしておくほうが現場全体にとってメリットがあるという考えはあるだろうね
だとしても5人はちょっと多過ぎにも思うがw
○○はクソだから原画マンからNG出されるんだよ」
と、ほぼ名指しで関係者の方が、演出の仕事のずさんさを、糾弾していたのですが
実際に原画からNGを出される演出の方って、どういう方なのでしょうか。
以前監督さんは、女性制作じゃないと「しねしねしね」とメールを返してくる
セクハラパワハラ、仕事のずさんさがあまりにも酷い演出家に対して、難色を示していましたが
そういった、極端な人以外に、クリエイティブな面演出プランや仕事の方針が合わずに、原画マンからNG方はいるのでしょうか。
まどかマギカのラスト2話の脚本が放送前に流出したりして騒ぎになったりしたこともあったので、今は色々と対策されてたりするのかと思ってました
横スマだけど某社と仕事したときはNDAにサインさせられたよ。
監督が以前にあまり情報がなくて知らないと仰ってた会社だけど。
業界では一般的ではないけど、無いことはない。
仕事が杜撰で嫌がられるタイプもいるし、
逆に拘りが強い故に攻撃的で揉めちゃうタイプの人ってのもいるね
それでも『あいつとは合わないから一緒には仕事しない』まで言う人はそれほど多くないけど…
あと明確にNGを周囲に言って無くても、
それとなく他の理由を付けてフェードアウトしてる人も居ると思うので
そういうのを含めたらそれなりにあるんじゃないかな
>>620
正直、他の業界からすると信じられないくらい緩いと思う
実際、業界内での噂の回る速さとかはほぼ障壁が無い感じで、未発表作品でもみんな何故か知ってるのが当たり前だしね。
他社作品の資料とかも普通に出回ってるし。
ただその状況を知って思うが、驚くほど業界外には情報が出ないんだよな。
まどマギほどの話題作で初めて問題になる程度とも言える
何故コレで成り立ってるかというと、おそらくかなり強固なムラ社会意識があって、
業界の中と外がきっちり区別されてるからかなと思う。
『株式会社アニメ業界』とはよくいったもので…。
>>621
そりゃやってるところはあるよなとは思うわ
特に親会社、出資してる会社がゲーム系とかの会社だと、そっちの業界の常識を持ち込んでNDA締結しろって言われることもあるだろうしね。
なるほど担当分けてる感じですか
演出の卵を設定制作に入れてるのかな?とか勝手に考えてました
まあそうだね、俺もリアル系の人かなとは思いつつそれ以上のことはわからんな
目のクマ、ネットで酷い言われようだったけど、ああいう顔の人ってだけだと思うけどねぇ
>>624
梅原さんがってよりは斉藤さん&けろりらさんの意思次第だと思う
彼らありきの成功なので筋は通すだろうけど、
そこが名義貸ししてもいいよって言えば何があってもおかしくない
他にもいくらでも若手のカードをたくさん持ってるPではあるから、無限に斉藤さんにこだわり続けるってことも無いだろうし…
>>625
担当分けはしないとぐちゃぐちゃになるからね
演出志望の人を設定制作経験させること自体はよくある話だけど、分担をどうするかってのとは全く別の話だと思うよ
以前のガイナックスは、やはり一目置かれる会社だったのでしょうか?
また、一目置かれていたころのガイナックスは、どの様な会社で
どの様に優れていたのでしょうか。
クオリティと納期を両立できる会社は他にいくらでもあるんだから」
というような意見を見かけたのですが、どのくらい本当ですか?
前の原作者から応援されるのは泣けますね
3期にもなると新規視聴者が増えにくいから分かりやすく絵柄変えて炎上等で注目浴びて新規視聴者を増やす狙い?
絵柄変更で公式発表されてるということは原作者がキャラデザ変更にOK出したということだけど、監督目線では前期まで多少人気だった作品のキャラデザ変更しますとなったら抵抗ないもんなのかな(監督オファー時点でキャラデザ変更決まってたらしょうがないけど、監督受けた後にキャラデザ変える?と打合せで出た場合)
それはそうだろうね
2期・劇場までとは製作側からして別だと思う
>>628
結局誰もガイナックスという会社に一目置いてたわけではなく、ただの入れ物でしかない
そこに集っていた庵野さんを始めとするスーパークリエイター達に一目置いてただけだからね
逆に言えばその人らの求心力はいまも何一つ変わってないよ。
>>629
レイアウトを以前拝見したことがあるけど普通にめっちゃ上手いアニメーターって印象だった
どんな人かまでは存じ上げないです
>>630
令和の話なら大嘘だね
クオリティも納期も微妙な会社でさえ、数年先までどこもパンパンに詰まってる状況なので
基本的には仕事を受けていただけるだけでもありがたいというのが前提
ジャンプ本誌で人気の漫画とかであれば、やりたがる製作委員会候補が複数存在して、
そこが連れてくるスタジオを選べる立場になることはぜんぜんあるんだが
逆にスタジオを選んで仕事を依頼するってのは実質不可能な状況だよ
>>631
まあそりゃ斉藤監督はぼっちざろっくの命運を変えてくれた人だからね
原作者からすると土下座してもし足りないくらい感謝してるでしょ
2期までを作ってた人達にとってのゆるキャンは劇場で終わりやねん
今回の3期からは全く別の人達が全く別の作品として作り直してるので、2期までの続きだと思わないほうがいいよ
なのであえてデザイン変えたとかじゃなくて
監督も原作者もそりゃ『別の作品』として作る前提なので、
2期までと変わってて当然だよねと思ってやってるはず。
ゆるキャンがそうとは言わんけど
こんな感じで2期までの優秀なスタッフに「もうこれ作るの飽きたわ」って言われちゃったらそれで終わりだから
進撃の巨人がWitからMAPPAになった件とかでも語ったけど
優秀なスタッフほど特定の原作にしがみついたりせず、やることやって満足したら出て行ってしまう。
これ正直、2期モノ、3期モノが基本的に1期を超えられない理由なんだよね…。
製作視点あざます、参考になった
視聴者的には3期の感覚だけど、製作的には新たに1期から作るような感覚か
ただ視聴者は3期として見てしまうあたり見た目が急に変わると驚いてしまうから、商業的にはキャラデザの変更は製作都合の点は理解しつつも視聴者都合(前期までの視聴者離れるリスク)も考慮しないのかなとも思ったり
話変わって仮に原作者が主要スタッフ変更OKでもキャラデザは前期と同じにして(似せて)下さいと要求してきた場合は通るもの?
昔アニプレだったかジャンプアニメで原作者ともめて?放送後に円盤発売中止になってたけどアニメ契約時点で契約書に原作者権限どこまで通る旨の条文とかは明記しないんだろか
斎藤監督の絵コンテの良さが出たと思います
ダブルトップですか?
深夜アニメ見始めたのが2010年代中頃からで私的にはよく知らない会社なのですが出身者をみると名の知れたスタジオ設立者やバリバリのアニPがこれでもかと並んでて圧倒されます
質問1
業界に影響力あるゴンゾ出身ネットワークみたいのは多少でも存在しますか?
質問2
対談でMAD福士PとWIT長谷川PとCLW福島Pがゴンゾ出身と知り興味を抱いたきっかけですがこの三方は品質管理にかなり長けてるイメージです
これはゴンゾ由来な面もありますか?それとも単純に考え方が似た同士が繋がっただけ?
質問3
主はゴンゾにどんな印象を抱いてましたか?
以前「西尾さん、平松さんは、リップシンクがうまい
ああいう口パクを書けるようになりたい」といった、書き込みを見たのですが
Ⓑ(12⓷のような、よくある口パクの、原画を見ていると
業界基準で口パクの書き方は決まっていて、西尾さん平松さん等は、業界内の口パクのセオリーを良い意味で脱却している用に思えます。
そこで、疑問なのですがそこそこうまい程度のアニメータが、西尾さん平松さんの様な、口パクに挑戦する際に自由に挑戦させてもらえるものなのでしょうか。
実はぼっち以前、ブギーポップやってたときからいろんなプロデューサーから注目されてた若手だったと思うよ
ぼっちというホームランが凄いだけじゃなく、ここまで立った全打席で全部タイムリー以上の結果を出してるイメージで、
ぼっち以前はわりと堅実な演出が得意で、バランスの取れたディテールに富んだフィルムを作れる人だと思うので
寡作化が進行しなければ令和を代表する監督になるなのは間違いないと思う
>>636
てかエイトビット版ゆるキャン、俺大分前に設定資料は見てたんだけど
そのときはむしろCステ版を意識してるというか、少なくとも原作とCステ版の中間地点くらいを狙ってるイメージだった
作り手側としてはむしろ逆に、2期までの視聴者に違和感持たれないようにという意識でやってたと思うんだよね。
なので原作者としても安心して今回のキャラデでOK出してると思う。
ただ実際、今回のPV見るとぜんぜん別物に見えるのは確かなので
そこは本編では総作監さんの絵柄の問題なんじゃないだろうか。
似せてくださいとオーダーすること自体はそりゃ出来るけど
結局別の人間が描く限り同じものにはならんからね。
アニメってさも毎週当たり前のように放送されてるから勘違いされがちだけど
量産工業製品のように、同じ仕様で発注したらどこに頼んでも同じものが仕上がるってものではなくて
職人が手作業で作る一品モノなんだよね。
それ故に、いま現在作品作りに従事してくれてる人の気持ちや狙いを全部却下・無視して
過去の栄光の再現に拘るような言動をとったところで
現場のモチベを下げるだけで、別に良い結果には繋がらない。
まあ「なんか絵が原作と違う」「なんか絵が1期と違う」なんてキービジュやPV時点でさんざん言われつつ
放送されてしまえば「慣れた」って言われて問題にならないケースなんか枚挙に暇がないので
作り手側としてはほぼ気にしてないと思うけど。
原作者権限の話だけど
なんかちょっと評判が悪いと、まるで『原作者が無視された』と勘違いするような向きがあるが
何度か解説した通り、制作中からキャラデザインやシナリオなどについては
まず間違いなく原作者OKを貰って制作を進めるので
いま画面になってるものは原作者がOKしたものなわけですよ。
ただ、何でも自由に思い通りに出来るかというと、そこはもう物理的に不可能なんだよね。
たとえば「1期のキャラデザのほうがよかった」と思ったとしても、
1期のキャラデザの人はもうやってくれないんだから、お蔵入りにするか、2期の人で我慢するかの実質2択しかないわけですよ
極端な話、「宮崎駿が監督がいいです~」って言うのは買ってだけど、やってくれるわけないのは想像つくでしょ
そこはある程度あきらめて、プロデューサーから『今回はこの布陣でいこうと思います』と提案されたスタッフを呑むかどうかでしかないし
それを呑んだから完成して放送できてるわけだ。
実は、公になることはないので知られてないけど
スタッフや布陣に納得がいかなかったせいで話が流れたり、
スタッフ側から出てきたデザインとかに対して原作者がクビを縦に振らなかったことで
製作を継続できずぽしゃったアニメってめちゃくちゃたくさんあるよ。
猛虎弁やろ
>>638
だね
なんならぼっちよりこっちのほうが斉藤監督っぽい気がする
>>639
ちょっとわからん
福士さん単独じゃないんだって俺も思った
>質問1
もともとGONZOって会社、立ち上げ時はGAINAXの系譜っぽい感じだったんだけど
その後ものすごい勢いで急成長して、そのときに人もばーっと増やして、一時は
あっという間に花火のように爆散して散った会社なんだよね。
確か『咲』って番組を放送中にスタジオが潰れて、途中から制作会社のクレジットが消える珍事件があったんだよな。
(ちなみに作っていたゴンゾ第5スタジオがそのままStudio五組として独立して、制作を引き継いだ)
潰れた会社は数あれど、番組を放送中に散ったスタジオは珍しいよ。
なので、GONZO出身や関係の人はいまでもたくさん居るし、
散り際に分裂したGONZO後継スタジオみたいな会社はすげーたくさんあるんだけど
(デイビッド、五組、フッズ、サンジゲン、KAI、グラフィニカあたりはGONZOの人材ありきで立ち上がってるので、後継スタジオと言って良いと思う)
人の入れ替わりの激しさや、歴史を紡ぐ前に爆散してしまったこともあって、
派閥化しているかというとそんな感じはあまりないかも。
まあアニメ業界はどこも人の入れ替わり激しいし、広い意味での横の繋がりはめっちゃあるけどね。
>質問2
GONZOだからってのはあんまりないと思うぜ
上述の通り、GONZOって会社としてはあんまり良い経過をたどれなかったし、スタッフも定着しなかったわけだしね。
ただ単純に、一時期はものすごい人数のスタッフを抱えていたので
GONZOを経てプロデューサーやってる人ってこのお三方以外にもすげーたくさん居るので
純粋に人数が多いから成功してる人も多いってだけだと思う。
>質問3
質問1で書いた通り、打ち上げ花火のようにぱーっと登って散っていったやべー会社ってイメージ
聞いた話だけど、一時期ものすごい羽振りが良くて、新宿かどっかに馬鹿でかいオフィスを借りたけど
数年もたずに家賃が払えなくなってあっという間に撤退したって話があった
お金の使い方のバランスが良くなかったんだろうね
これはお手伝いしたらプロデュサーになったってことか
ゆるキャン1期・2期の監督をやっていた京極義昭さんはスレ主さんから見てどんな人ですか?
あんな状況であれだけのヒット作にしたのは相当すごいことだと思います。
はっきり言って5000年に一度の奇跡ですよ。
放送前のゆるキャンが置かれていた状況を振り返りましょう。
1. 原作人気が絶望的に低い
放送前の期待度を測る指標の一つが原作の売上です。
ゆるキャンの1巻の初動売上はたったの700部。5巻ですら1万部。悪い意味で桁が違います。
大ヒットが保証できる人気作なら100万部、200万部はおろか、1000万部は当たり前。
ある意味、企画したPはめちゃくちゃ度胸があると言ってもいいでしょう。
2. 制作会社が無名
けいおん、鬼滅の刃、着せ恋、ぼっち・ざ・ろっく――マイナーな原作がアニメ化効果で大ヒット作になる事例はあります。
そういうアニメは、京アニ、ufotable、CloverWorksといった権威のある一流の制作会社が手掛けたものです。
それに対して、ゆるキャンの制作会社は知名度の低いC-Station。
アニメファンには制作会社で選ぶ権威主義者いますが、それでクオリティが期待できるものは言えなかったと思います。
(実際のクオリティは評判通りです。同じ制作会社で同じ時期に放送された『覇穹 封神演義』とは雲泥の差でした)
3. 2018年冬アニメのラインナップが激戦区
2018年冬はゆるキャンを軽くあしらう期待作が多い激戦区でした。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『宇宙よりも遠い場所』『ポプテピピック』『刀剣乱舞』――放送前はこの4作が覇権候補でした。
さらに、『からかい上手の高木さん』や『りゅうおうのおしごと』のような原作人気の高い作品もありました。
そして、ゆるキャンの他にもきららアニメがありました。しかも、制作会社はCloverWorks!あの『ぼっち・ざ・ろっく!』を覇権アニメにしたCloverWorks!!
つまり、ゆるキャンの期待度を上げる権威というものが全く無いんですよね。
そんな状況で、大ヒットに導くのは至難の業です。
期待以上の大ヒットは、期待通りの大ヒットよりもはるかに奇跡的です。
回答ありがとうございます!
まさにバブリーを体現した会社だったとは
A-1から高円寺スタジオを分社させたのも福島PのGONZOでの経験も活きてそうですね
ゆるキャンの700部の様な、極端な例じゃないにしろ、この部数この人気でアニメにするの…?
という、疑問が浮かんでしまうような作品が、アニメになる事が多々ありますが
人気のない作品でも、あえてアニメ化する際にはどのような、Pに意図があるのでしょうか。
意図がある場合それは、芸術的な要素やエンタメ的な要素を元にした、作品の選定なのでしょうか。
それとも、商業的にこの作品は映像にすれば売れるという、意図の元でアニメ化に踏み切るのでしょうか。
まず前提知識として
通常のセリフ時の口パクのことは所謂『3枚パク』というものなんだが
これって実は、そもそもリップシンクを前提としていない。
音が出ている間の発話者を示す記号的表現だと思ってくれ。
一方リップシンク、つまり出ている音に対してきっちり口の形を当てはめていく表現は
3枚パクの際に「記号表現なので」と割り切っていたため、捨てていた要素をきっちり拾わないといけない
事実上プレスコ扱いで、声優さんの演技の録音後に、1音ずつタイミングの割り出し作業が発生する。
なので現実的には、フルリップシンクと『3枚パク』のハイブリッドである『4枚パク』『5枚パク』といった技法が多く用いられていて
セリフの中でも特定の音素にだけ合わせ込みをやって、リップシンクしてる感を現実的な作業量で発生させてたりもする。
ただ、どこまでの精度でやるかは演出上の要求とコストパフォーマンスとの兼ね合いになってくる。
ここまでが前提知識なんだが
仰るとおり西尾さんや平松さんのリップシンク演技が作オタ内で話題になることは昔からあったと思うんだが、
そもそも通常の『3枚パク』は、最初からコスパの関係でリップシンク自体放棄しているだけであって
演出の都合上、手間を掛けてでもリップシンクさせたいカットに対しては
ほとんどのアニメーターや演出家が当たり前にやっていることでもある。
リップシンク自体が別段西尾さん・平松さんだけの専売特許という技術ではないと思うし、
彼らもカットによっては通常の3枚パクを選択することも多いので、セオリーから脱却している云々はちょっと違うかな。
あくまで演出上リップシンクさせたほうが良いカットを担当したときの精度が高いという感じ。
なのでレスにあるような「口パクに自由に挑戦」の結果リップシンクしてますねという話ではなく
作品全体のコントロールの中で、そのカット、そのセリフをリップシンクさせるべきかどうかの判断の結果
リップシンクさせるべきなら担当者にそう指示が出るし、
なんでもないセリフでそれをやっちゃうとむしろ違和感が出てダメージになるので、通常は敢えてセーブしているってわけ。
まあ、通常3枚パクではなくリップシンクさせてほしいという機会って、思ってる以上にたくさんあるので
そういうチャンスでどれだけやれるかって感じだろうね
上手くいけば次からもそういうカット振られやすくなるし。
いやぁまあ最終的にはその人にやり切らせる覚悟と忍耐なんじゃない?
複数人立ててリスクヘッジするのってある種の逃げだとも言えるので。
その人が遅れたら話数全体が遅れるというのを覚悟した上で、一蓮托生でやっていく覚悟が制作管理側に求められる。
他の工程的には、当然お一人で作監やりきって貰えるほうが
変な(実力不足な)人が混ざってきたり、担当パートを跨いだせいで合わせミスが出たりといったリスクが減るので
むしろ楽になるまである
>>645
まあユーティリティプレイヤータイプというイメージでもないけどね
得意分野に持ち込むのが上手なタイプのイメージなので
>>647
人集め手伝ったって感じなんだろうかね
京極さんめっちゃ演出上手い人ではあるがあんまり人となりは知らないな
ゆるキャン△自体がヒットしたのは作品の出来が良かったからだが
5000年に一度はさすがに言い過ぎw
わりとちゃんと現代のアニメって、出来の良し悪しがちゃんと正当に評価されて、
面白いアニメは事前の評判や原作力関係無くちゃんと売れる傾向があると思うよ。
言っちゃえばヤマノススメとかぼっちとかも、原作の評判なんかほとんどたいしたことなかった所で、
別段スタッフも話題になるような面子じゃなかったところから、アニメの出来だけでヒットになってるわけじゃん
逆に事前の『原作○万部突破!』とか『豪華キャスト!豪華スタッフ!』とかの前評判、
正直ほとんど意味ないと思うんだよね。
放送前の時点では正直それくらいしか話題にできる要素ないから、ちょうど今くらいの時期(クール始まりの時期)はそういう話題がよく出るけど
結局はみんな実際に1話を見て判断してるし、序盤話数の評判が良ければ後から視聴者は合流してくる。
付け加えるなら、原作部数ってそれ自体の絶対数を比較する意味はあんまり無いと思う
もちろん同じコンディション(つまり同じ掲載誌、同じ連載開始時期)の漫画内でどれくらい支持されてるかは重要なんだが
ジャンプ本誌で連載されてる作品と、芳文社とか竹書房とかのよくわからんwebページで連載されてる漫画で
単純に売り上げだけを比較してもあんまり意味ないというか。
あと、どことは言わないけど、
電子で1巻を無料配布したりとか、極端な割引で販売したりとかで数字をブーストしてる会社も正直あるし…
真に面白い原作をちゃんと見極めてアニメ化できるかどうか次第で勝負は変わってくる。
GONZOが弾けて散ったのはバブル後不況の期間だったけど、
まあ仰るとおりバブルを体現してたとも言えるかも。
CLW分離は会社事情もいろいろあって、福島さん個人の意思というわけでもないから関係あるかはわかんないけどね
>>650
管理が上手いというより、猛獣の手綱をきっちり握るのが上手い感じ
ただ押さえつけてスケジュールに嵌めこむだけの管理だと猛獣たち(個性派クリエイターたち)は逃げ出してしまうんだが
優秀なPってクリエイターの好きにさせるところは好きにさせて、ちゃんと信頼を勝ち取った上で
気付いたら手綱を握っていて、自然と目標に向かって終わらせていく流れを作ることが出来るんよね
何故そんなことが出来るのか正直俺にも判らん
それぞれデザインの雰囲気も違うので一概に言い切るつもりもないんだが
一つの考えとして、ボカロ曲とか歌ってみたPVとかの歌詞PV風のスタイルが
アニメ業界にワンテンポ遅れて入ってきてる感じだと思う
そういうボカロPVみたいなのを学生時代に見て育ってきた世代が
商業アニメの演出をやるようになってきてるから
なので今後もそういうOPは出てくると思うし、より洗練された感じになっていくかもね。
>>652
まあぶっちゃけ原作枯渇って問題があって、売れてる原作はもうだいたいとっくにアニメ化されちゃってるわけだし
企画から放送まで数年かかるので
いまのアニメ化の企画って、アニメ化を決めた時点ですでに売れてるものをアニメ化するという感覚では無く、
今後売れるポテンシャルがあるかどうかを見極める感じだな
それでももちろんやっぱプロデューサーとしては
ある程度売れてる原作をやるほうが安心ではあるよ
プロジェクト全体が失敗した場合責められるのは企画したプロデューサーだからね
それでも「この原作は今後伸びる!」「アニメにしたら化ける!」って信じたってことだと思うぜ
最終的には売れてくれないと困ると思う。
言論統制的なことは俺も嫌悪感あるが
とはいえMAPPAが使ってる若手はほっといたらどんな問題起こすか判ったもんじゃないから会社側の気持ちもわかる
なるほど
締め切りに間に合わないから作監ヘルプ入れますみたいな事をしないとスケジュールに影響する可能性もある訳ですね
まあ、あまりそうならないように作監陣にスペシャルな人材を集めてるのかな…
EDの途中に次回予告挟んでくるの斬新だった。
主さんは次回予告とかにこだわりはありますか?
ごちゃんからこっちに移ったんじゃなかったでしたっけ?
ここはtalkだから問題ないかと。
万が一の避難所がほしいですね
自分個人は全体的にめっちゃクオリティ高いと思ってて、渋谷事変に入ってから色々言う声が体感増えたのは、単純に原作からして
「渋谷事変がモノローグ多めで(アニメ化もより)難しい」のと、その逆の「懐玉・玉折」をどうしても比べちゃうからかなと思いました。確かに自分も『体感5分』じゃなくなったかな……と思いはしたんですけど、そこまでいうほどでもないよね
って感想でした。
監督は懐玉・玉折と渋谷事変でクオリティ自体の差を感じますか?
>>666
たしかに、あるに越したことはないですよね。
考え方としてはむしろ逆で
『間に合わないからヘルプを入れたい!』ってなるのが普通なんだけど
そこをぐっと制作管理側が我慢して、
『この話数は○○さんに預けたんだから、遅れようが○○さんにやりきって貰う!』って覚悟の結果が単独作監だと思ってくれ
他にも原画マンのレベルが高くないと成立しなかったりとかもあるので、
ただ作監さんが早ければ出来るというものではなく、制作側の覚悟や協力あってこそなのよ
>>661
クリエイターを『選べる』立場の作品故の強いクレジットだよね
>>662
俺自身はあんまり次回予告って重視してないというか
視聴者としては飛ばしちゃう(見ない)ことのほうが多いんで
これまで監督した作品でも正直ほとんどこだわったことないな
ED内に話数の振り返りがあったり次回予告があったりする作品ってたまにあるけど
まあほんとうにたまに見る分には面白いなとは思いつつ、自分で真似したいなとは思ったことないや
まあ5ch側のスレも保守してもらってると思うんで
純粋にこっちが落ちたら5chを使えば良いし、あっちが落ちたらこっちを使うっていうのでいいんじゃないか
同時に両方駄目になるってのはあんま無いと思うんだけど、もしそうなったら諦めよう…
>>>667
別に渋谷事変からクオリティが落ちたとは思わんが
逆に最初の2本とかが異常に出来が良かったせいで期待値上がりすぎたとかあるんじゃない?
普通にオサレ感維持できてるしぜんぜん文句ない出来だと思うけどね
>>668
俺自身はTVやPCで見ることが多くてスマホでは見ないな
でも別に見る側は好きなデバイスで見ればいいと思うよ
スマホで見たって別に良い
ぶっちゃけ画面サイズの大小くらいじゃ言うほど印象は変わらんと思ってる
まずカメラアングルはMAPPAとか制作会社は全く関係無い。監督や絵コンテ担当者次第。
あと予算の多寡とアングルの広さも関係無い。広い画角でもアップの画角でもアニメーターの報酬は基本的に同じなので。
単純にあなたの見た『異世界放浪メシ』の松田監督の演出論がカメラが近めってだけじゃない?
実際、時代による流行廃りはあって
ここ10年くらい、スマホのカメラの普及と呼応して、
どんどんレンズがワイドになって3点透視のアングルが増えてるってのは確かなんだが
最終的には作品ごとの雰囲気次第で決めてる感じだからね
>>672
プロデューサーに勢いもクソもないとは思うぜ
あくまで勢いがあるのはクリエイターで、
そういう若手をうまく見つけてきて舞台に立たせるのがプロデュースってお仕事だからね。
それでもまあ強いて言うなら
まだ福士さんのほうが会社人て感じで、梅原さんのほうがフリーダムというか攻めた作りをするイメージはあるよね。
それこそ斉藤監督って福士さんのもとでMADで育った若手なわけだし
長澤さんだってMADで長いでしょ
監督キャラデのオファーもある意味わりと順当な感じなんだよね
一方でぼっちざろっくを振った梅原さんからすれば
外育ち・未経験の若手コンビだった斎藤・けろりらに振ったのはかなりのギャンブルだったと思う
これだけを見てもギャンブラーなのは梅原さんってイメージ。
やっぱりそうですよねー
単体で見ると全然クオリティ高いけどクオリティ異常な方と無意識に比べてしまうから……ってやつ。(それはしかたないけど)
比較対象ができると、読解理解力が追いついてなかったとしても語りやすくなるから、粗探し大好き厄介視聴者も増えるのかなぁ……
もうひとついいですか。
クレジットで
「監督+副監督」「総監督+監督」「W監督」
この3つの場合なにか違いってありますか?
以前、業界内の経典に関する質問に対し
「しいて言うならフリクリかな」と回答してたと記憶しているのですが
フリクリの面白さって何でしょう。
感動って感じではないですし、ギャクアニメというほど、ギャグに全振りしている作品でもない気がします。
自分も、全話見たうえで、面白い作品だなと感じたのですが
同時に何がどう面白いのか、どこに感銘を受けたのか非常に説明が難しい作品だと感じました。
何なら、作品として型破りで、感想どころか人におすすめの作品として紹介する際に、作品の方向を明文化するのも、難しいように感じてしまいます。
実際に、ネット上では「面白いけど意味不明」といった意見をチラホラ見かけました。
そこで質問なのですが、フリクリは業界内ではどのような点が評価されて、現役の映像監督に経典として推されるまでになったのでしょうか。
そして、監督さんの中で面白く感じるポイントや理屈の様な物を、教えていただければと思います。
アニメPVの、尺の真ん中辺りでテーマ曲のサビがどーんみたいな定番の作りで、年々あの部分の音量の上げ幅が大きくなってないですか?
例えば何度も監督して次こそは何かヒットさせたいなと思っていたとしても、この原作の監督やりませんかと次々に紹介される原作がどうやってもヒットする類のものじゃないなと感じたら全部断れるもの?もしくは断りすぎて紹介されなくなるリスクあるから生活の為に割り切って引き受けたりはあるあるなんだろか
talkはここ以外見てないけど書き込み規制ないだけマシ感ある
あとは、劇場作品系であまり名前こそ見ないけどいしづかあつこ作品のP担当すること多い中込さんあたりか。
あーありがとう
監督さんの返信を待ちます
やはり書き込めないみたいだから、維持に努めたいと思う
順に返事していくよ
>>674
前にも書いた気がするんだけど、副監督や総監督、助監督といったクレジットの役職は
本当に作品や現場によって役割がまちまちだし
ましてやW監督といった表記は非常にレアケースで、特殊な体制で作られてることを意味するので
一概には言えない感じだな
一般論として言えるのは
『総監督』クレジットの人は、脚本や絵コンテのチェック、アフダビなど音響立ち会い程度までで
それより下の細かいチェックなどは現場の監督陣に任せているケースが多い
けれどもこれも人によって違うので言い切ることは難しい。
やっぱり『船頭多くして船山に上る』じゃないけど
同じ権限を持ってる人が複数居ると現場が迷走しかねないので
同じ肩書きの人が複数居るってケースだと、明確に担当範囲が切り分けられてることが多い。
W監督に限らず、助監督や副監督が複数人いるケースとかはだいたいそうで、
たとえば3D関係と作画関係、みたいなのとか、アクション関係とドラマ関係、みたいな分担の仕方をしていたり、
あとは偶数話数と奇数話数で担当が切り分けられてるケースもよくあるよ。
>>675
あえて最近で気に入った漫画ひとつ挙げるなら
『香原さんのふぇちのーと』だな
いやーわからんね
本人がどこまで一人にこだわるか次第だと思うが
>>677
いやまあやっぱりギャグアニメという括りでは語れない気がするよフリクリは
逆説的に、フリクリの存在こそが
アニメをギャグアニメとかSFアニメとかっていう
ジャンルに括って解釈しようとすることの無意味さを示してると思う
言うまでも無く『成長』(より具体的には『子供』から『大人』への成長)がメインテーマのドラマ作品なんだけど
『メインキャラたちの成長を描く』って、ほんと擦りきれるくらい擦られてきた、ありふれた題材だと思うんだが
ドラマの王道であることも間違いない
だからぱっと見のビジュアルだったり演出だったりはいろいろオシャレ系っぽい要素も多いんだけど
その多彩な演出的ボキャブラリーを、しっかり王道のストーリーに注ぎ込んであるが故の凄さみたいなのを俺は感じるな
なので「意味不明」はちょっと寂しい感想で、
「子供と大人」ってメインテーマは作中セリフでもガンガン言ってて示されてるので
ぜひそこを軸に読み取ってみてほしい感じだ。
ポイントは、出てくる登場人物たちはほとんどが作中の定義でいう「子供」に過ぎないこと
父であるカモンや、アマラオ管理官といったオッサンたちは
主人公のナオ太を子供扱いしてくるわけだが、いずれも作中でハル子に子供扱いされちゃう
ナオ太はハル子に『大人』の魅力を感じてついていくわけだが
そんなハル子もまた客観的に見て『大人』かというと微妙なところ。(自称19歳ってのもポイント)
最終的に『たっくんはまだ子供だから』と置いていかれるナオ太だけど、自分が子供であることを受け入れた分だけ
オッサンズよりも大人になれたのかもね、みたいなところが基本のストーリーじゃなかろうか
そういう最終的に言ってること自体の普遍性と、それを支える豊かで贅沢な演出の数々ってのがフリクリの魅力だと思うわ。
いやぁ、そうかなぁ?
個人的にはそんなに感じたこと無いが…。
2012年下半期に一度、テレビ関係の音量規定が大きく変わったことがあって
その前後で音の作り方が変わったのは事実だと思う。
それまではピーク音量が上限を超えてなければOKだったんだけど、2012年以降、番組全体の平均音量を統一するようになったので。
で、それ以降、流行といったレベルも含めて、音響に関しては大きな変化は無くそのまま来てると思うけどね…。
これは音響の専門家にも聞いてみたいところだね。
>>679
まあ確かに俺もあんまマッド作品見てないけど
手堅く作ってる印象だけどね
>新たに違うことにチャレンジしたくなった場合
現実的には今から全くアニメ以外に行くってのは厳しいね。
映像制業作って、1つの作品を作るにあたっても、関係するスタッフって数十人~数百人に及ぶわけですよ
なので言わずとも誰がなにをやるか、阿吽の呼吸、無言のコミュニケーションでテキパキ動けないといけないわけ
なのでそれこそ舞台や特撮、ドラマと映画といった、似たようなことをやってる業界に見えても
それぞれ業界ごとに用語だったり、定石となる仕事のパターンだったりが頭に入ってないと、
だれもいちいちそれを教えてはくれないわけ
なのでみんな下っ端見習いから入って、ボロカスに言われながらその業界でのお作法みたいなのを学んでいくわけだけど
さすがに俺も今から下っ端ADとかになって他業界で働きたいかと言われると、
ちょっとキツい部分はあるな~正直
一人とか数人で作ってる個人作家の人達なんかは、やりたいことに好きに挑戦できると思うんだけど
俺が働いているような世界は、数百人のスタッフが協調しながら一つのプロジェクトに携わる大型プロジェクトばかりで
似てるようで、仕事としてはけっこう別物なんだよね。
まあそういう現実的な話を全部置いとくとしても
いずれにしても映像演出をやってたいなとは思う
この仕事がこの世の中で一番面白ぇ仕事だと疑ってないよ俺。
監督依頼の来た作品がヒット作になるかどうかだけど
そもそも最終的にヒットするかしないかなんて、確かなことは誰にもわかんないと思うわけですよ
けいおんもぼっちざろっくも、企画時にはあんなにヒットするなんて誰も思ってなかったろうし。
なので、ヒットするかや売れるかどうかは正直あんまり興味なくて
やっぱ俺自身が面白いと思えるか、人生のうちの数年間を費やす価値を感じるかどうか次第かな。
世間受けが多少悪かろうが、これは面白いと思った原作なら全身全霊で取り組めるだろうし
逆にどんなに売れ線ですと言われても、俺自身が良さがさっぱりわからなければ、違う人に頼んだ方がいいですよってなる。
売ろうと思って作るなんて器用なことはできないから、ちゃんと面白く作れるかどうかに絞って考えてる感じ。
サイバーパンク等本当に極々一部の作品が、ヒットしたものの基本的には、評価を得ていない様に見えます。
一方アマプラのオリジナルアニメはネトフリに比べると、心なしか好調に見えますが、こちらも何故でしょうか。
ものすごく主観的な意見ですが
ネトフリは、日本で作らせて失敗。
アマプラは、アメリカを中心に作らせて、それなりに成功
こんな印象を持っています。
監督さんの立場から見える、ネトフリとアマプラの違い。
もしあるとすれば、ネトフリオリジナル企画の問題点等を伺いたいです。
亀レス失礼です。
弱小有料配信サービスの独占配信が嫌な理由は、空気アニメになって爆死するのが確定的だからです。
「サマータイムレンダ」の例があるじゃないですか。
あのアニメはディズニープラス独占配信だったころは空気で、他の配信にも開放されてやっと話題になりました。
楽しみにしていた原作のアニメが、独占配信のせいで空気アニメになっていくのは非常に悲しいことです。
星屑テレパスのFOD独占配信について「自爆した」とかネットで爆死煽りしているところをみると反吐が出ます。
アニメに限らず、エンタメのヒットは話題性が全てだと思います。
世間で話題になったから売上が伸びるというものこそ正攻法です。
話題になっていないのに儲かっているから2期制作決定というのは、正直、歪んでいると感じます。
出版社側やグッズメーカーとしても独占配信は無視できない問題だと思います。
多くの人にアニメを視聴して商品を買ってもらいたのに独占配信で視聴の敷居を上げてしまうのは本末転倒なんですよね。
独占配信で原作売上が伸びたアニメは「サイバーパンク:エッジランナーズ」ぐらいしかありません。
しかも、これは海外の話なので、独占配信で売上が伸びるのは日本では絶対に有り得ないと思います。
日本のオタクは世界中のどのオタクよりもケチくさいので。
去年、アニプレックスが着せ恋、リコリコ、ぼざろと覇権をあれだけ独占したじゃないですか。
あれはクオリティが高かっただけはないでしょう。
Ameba同時放送をして視聴環境をきちんと整えたからだと思います。
今年は、ブシロードがバンドリMyGOで似たようなことをやった結果、2023年夏で最大級の話題作になりました。
いいアニメを作るだけでは話題にはならないんですよ。あの漫画の名言を引用するとこうです。
「いいものなら売れるなどというナイーヴな考えは捨てろ」
旧Twitterに参考になるポストがあります。
https://twitter.com/search?q=FOD%20(from%3AMMMbluefilm)&src=typed_query
https://twitter.com/MMMbluefilm/status/1707617494540910840
https://twitter.com/MMMbluefilm/status/1706185633612673222
https://twitter.com/MMMbluefilm/status/1706178346357596383
それにしても、TVerで1週間無料配信されるのに、TVerの名前すら知らない人が多い気がしますね。
プリキュアファンに重宝されている程度でした。
ノーコメントでw
>>697
作品の制作状況によるんだけど
大抵の場合は後半話数をまだ作ってる途中なので
普通に毎週のルーティンをこなしてるよ
その段階ではプリプロ系の打ち合わせは終了してることが多いんだが
業界用語として『イベント』と呼ばれる
編集「CT(カッティング)」「MA(MKとも。マーキング)」、音響「AR(アフレコ)」「DB(ダビング)」や
また毎週1話数ずつ進行する打ち合わせとして『演打ち』『色背打ち』『撮打ち』といった打ち合わせが特定の曜日に入っていて
その隙間を縫って絵コンテチェックや各話数の素材チェックなどを行ってる。
OAが始まったからといってそれ自体で特段動きが変わったり忙しくなることはないんだが
純粋に残り時間が迫ってくることでいろいろ詰まり出すことはあるね。
アマプラオリジナルアニメ…?
ごめん、アマプラオリジナルアニメがぜんぜん思い浮かばないんだがどの作品のことを言ってるんだ?
ヒットした作品なんかあったっけ…。
普通に俺もアマプラユーザーではあるけど、オリジナルコンテンツって実写系ばっかりのイメージだった
ネトフリオリジナルアニメが日本で成功しない理由については東洋経済の記事が出たときにも話題にした気がするが
ネトフリだけだとやっぱり視聴者とのチャンネル(接点)が少なすぎるよねという話と
一気に最終回まで公開してしまうやり方が、話題の持続性という意味で不利(公開初週しか話題にならない)という話があって
テレビというメディアで毎週24分ずつ放送していく形式に慣れた日本のアニメファンには刺さらなかったという結論だと思う。
逆に言えば、アマプラであっても同じ形式を取れば同じ事になると思うけどね。
あなたが熱いパッションをお持ちなのはよくわかったよw
俺も自分の作品はやっぱりいろんなところで見放題配信されてほしいし
実際、俺の作品も特定の配信サービスで独占配信になったことがあって(しばらく後で他のサービスでも解禁される形式だった)
やっぱ当然本放送以降話題になることが無くて悔しい思いをしたこともあるんよ。
なので気持ちはめっちゃわかる。
ただ、
>エンタメのヒットは話題性が全てだと思います
これは全くもって同意出来ない部分だな。
正直さ、ヒット作つったって
アニメを売り上げや視聴率といった数字でしか語れないような心底つまんない連中がどれだけ持て囃していようが
全ては実際にこの目で見て面白いかどうかでしか判断出来ないよ、俺は
その作品が世に生まれてくる価値があったかどうか、それを決めるのは『見た客である俺自身がどう感じたか』でしか判断できないでしょ
エンタメにしろ芸術にしろ、『作品』ってそういうもんじゃないのか?
アニメ自体の評価を自分では決められず、話題になったかとか、数字が出たかとかいう、自分の外側に依存しなきゃいけないなんて
本当に哀れで可哀想で寂しい価値観だと思う
アニメを鑑賞するための教養も審美眼も無いせいでそうなってるのか…?
…いや、教養も審美眼もいらないはず。結局は『自分自身の価値観』を信じられるかどうかに尽きる。
俺は世間がどれほど褒めてようが、レビューサイトの星が高かろうが、面白い作品は面白いし、つまんねぇ作品はつまんないよ
でも全くそれで良いじゃんて思うんだよね。
まあとはいえ、作り手側も霞を食って生きてるわけじゃないので、商業的成功ってのはある程度は必要になるわけだ
でもその成功のラインって、ヒットするだの、売れるだの、ランキングにのるだのといった、糞の役にも立たないトロフィーの位置に引いてあるわけじゃないんだよ。
その作品の続編や、そのクリエイターの次回作を作らせるだけの資金を回収できたかどうか。
それだけが唯一絶対の成功のラインなんだよ。
そのラインさえ超えていれば、次が作れる。次に繋がる。
その作品の遺伝子が受け継がれていく、持続されていく。
正直それ以上の評価って、どんだけ受けたところで無駄にしかならないんだよね。
だから、『話題になっていないのに儲かっているから2期制作決定』って、めちゃめちゃ大成功だと俺は思う。
つまり、話題にならないようなニッチな作品だけど、プロデューサーの手腕を持って、その作品の遺伝子を次に繋げることに成功したのだから!
改めてだけど、作り手としては、そりゃみんな見てくれるほうが嬉しいよ。
でも、「この作品は話題にならないかもしれないから作れません」なんてみんなが言い出して、売れ線原作のアニメしか作れなくなったり、特定の配信サービスの資本で作ることが出来なくなったりして
どんどんアニメが企画すらできなくなっていくのは困る。
せめて配信先が絞られてしまってでも、「これニッチな作品だし話題にはならないかもしれないけど、
それでもなんとかお金集めてくるから、作っても良いよ!」と言ってくれるプロデューサーに俺だったらついて行くな。
星屑テレパスの件だって、FOD独占でなければそもそもこの世に存在してなかったかもしれないアニメなわけじゃん。
針の穴を通すような交渉を成立させて、世に送り出してくれたプロデューサーが居るかもしれないわけよ。
「いいものなら売れるなどというナイーヴな考えは捨てろ」という言葉を引用してるけどさ
俺は売れてるラーメンが食いたいんじゃなくて、美味いラーメンが食いたいんだよ。
そのラーメンが売れてるかどうかなんか本来そのラーメンの味には関係ねぇだろ?
だからその言葉に返事するならこうなる
「いいものを作るために必要な分を売ってるんだ」
あくまで見逃し放送という前提なので配信サイトとしてはクソなんだよなぁ…。
ネトフリにしろアマプラにしろ、主要配信サービスを外資にゴッソリ持ってかれてる惨状がベストだとは俺も思ってないので
国内資本の連合サービスであるTVerの利用率はもっと上がってほしい部分はもちろんあるんだが
ああいう『連合運営』の悪い部分も出ちゃってて、お互いの縄張りを傷つけないように攻めたラインナップやキャンペーンは絶対打てないんだよね
ある独立運営されてる配信サービスは
自分のとこのラインナップ拡充とか魅力度増進とかでいろいろ施策を打ったりしてるわけだけど
TVerは宣伝一つするにしても関連各局みんなで横並び、足並み揃えてやりましょうって感じで
特定の局の番組を推したりとかも出来ないわけじゃん
その結果、TVerってトップページにアクセスしても
なんの番組を客に見せたいのかわからないし、途中話数しか置いてない、配信サイトとしてはダメダメなサービスになっちゃってる
なんなら本人達は配信サービスとやり合うどころか、配信サービスとは違うニッチに(つまり見逃し配信特化として)生きるためというか
それこそHuluやFODみたいなTV局系の配信サービス殺しちゃったらマズいから
敢えてそうしてるつもりなんだろうけど
これじゃあぜんぜん浸透しないし、海外勢にいいようにやられちゃうのではって思っちゃうね
なんかいろいろ否定しちゃった感じで書いちゃったんだけど
やっぱ自分の良いと思うものを共有したい、価値観を共有したいっていう欲求はむしろ自然なことだと思うし
>「自爆した」とかネットで爆死煽りしているところをみると反吐が出ます
これについては本当に同意できる
ただまあ反吐が出るからといって、わざわざそいつらと同じ土俵に降りていって痴話喧嘩してもしょうがないと俺は思う
たとえば王立宇宙軍って超有名なアニメ映画があったけど
あれは公開当時は大赤字で、その借金返済でその後のトップだのナディアだのを作ることになったってエピソードは有名でしょ
他にも機動戦士ガンダムは視聴率低迷で終盤のエピソードが制作できず打ち切りになったって話も有名だ
だけど、これらは「作られるべきではなかった」アニメなんかじゃないと俺は思う
当然、王立宇宙軍はその後のガイナックスの躍進の原点にあるし
ガンダムシリーズの成功ぶりはもはや説明するまでもないでしょ
そして今なお数多くのファンを魅了している傑作でもある
つまり何が言いたいかというと
公開当時話題になるかとか、放送当時にヒットするかなんて、本当にどうでもいいことでしかないんだよね
でも明確にわかってることもあって
“王立”も”ガンダム”も、作ったスタッフに『次』を与えるという使命は全うしてるわけ
商業的成功がその場になくても、『これを作った彼らに次を与えても良いか』と思わせられるかどうかが、
その作品が成功か失敗かの唯一絶対のボーダーラインだと思う。
別の漫画を引用するけど
「このハンバーガーとコーラは世界で一番売れている。だから世界一うまいものに決まっているだろ」
という言葉があるよね。
もし本当にそうだと思うなら、もう一生売れてるアニメとやらを見てれば良いと思う。
まあでもあなたのパッションには負けたわ
星屑テレパスはとりあえず1話は放送日に見ることにするよw
視聴者からしたら事前の期待と実際の落差が大きい程より大きな感動や驚きが生まれるわけで余計なハードル上げはエンタメ的に邪魔でしかありません
ぼっちざろっくはリアルタイムでより視聴者に楽しんで貰うためリスクを承知で事前の宣伝を控えたとアニプレ宣伝Pが話してました
話題性獲得とのバランスは難しいんですかね
2 中山さんに関連して、現在、斎藤圭一郎と面識はありますか?
天国大魔境くっそ面白かったのに
いまいち空気だったのはやっぱそのせいか
仮に仕事をせず、名前だけ借りる場合でも貰えますか?
余計なハードル上げ、つまり誇大広告は確かに作品にとってマイナスなんだが
かといて事前の期待値が低ければそもそも見て貰うことすら出来ないわけで…
何はともあれ見て貰わんことには何も始まらないというのがやっぱり宣伝担当としての立場だとは思う
ぼざろの件、その発言が事実だとして
単に期待されてなかったから宣伝予算かけてなかったというだけの方便だと思うよ正直
『リスクを承知で宣伝を控える』なんてやり方は常識的にはあり得ない。
やるならそれこそ「君たちはどう生きるか」レベルで徹底しないと意味が無い。
もちろんどこまで事前宣伝でネタバレするか(話の中身に踏み込んだPVを作るか等)のコントロールはするんだけど
ユーザー(視聴者)と作品の接点はとにかく多けりゃ多い方が良い。
東映とかブシロの社長発言に代表されるように、とにかく露出を増やしてユーザーとの接点を多くすることで
ある程度ヒット作を『作れる』とする向きが、宣伝の連中の間では支配的だと思うよ。
ただまあ俺はそうは思わないというか、結局は作品の中身あってこそじゃんとは思ってるけど。
>>708
1.仕事が詰まってなければ、リアタイ視聴しながらTwitter実況見たりしてるよ
2.面識と言えるようなものは無いかな。一緒に仕事したこと無い。
>>711
当然貰えるよ。仰るような極端な例(ただの名義貸し)だったとしても、現場のだれよりも貰ってたりするのが普通。
名誉職ってそういうもんじゃない?
レス感謝、読み応えありまくりでありがてえ
別レスで有名にならなくても続編制作、次に繋げるのくだりは読み応えあった、覇権とか騒がれなくても続編作られるだけでありがたいんだよなあ(個人的に面白かったのに続編作られなかった作品が山ほどあるだけに、たまにせっかくの続編なのに謎にこけてセルフツッコミするのもご愛敬だがw)
監督が他業種にチャレンジするの例外になるんだと思うけど、Youtubeでプロフェッショナル 仕事の流儀(声優・神谷浩史)を見た時に動画内で水島監督(ガンダムの方)が舞台の演出?をしていたり、庵野監督が実写でも活躍されてたりとアニメ監督から別業界方面でも活躍できるのかなと思ってしまった、ああいうのは特殊なんだろうな
当然貰えるよ。仰るような極端な例(ただの名義貸し)だったとしても、現場のだれよりも貰ってたりするのが普通。
総監督に対しての言及を見て、思ったのですが
シャフト作品で監督・総監督として、幾度も名が残っている、新房監督は何故シャフト作品何度も名前が載るのでしょうか。
通常であれば手が回らない数の、監督作品を手掛けていますが、何故シャフトは新房監督を特別扱いしているのでしょう。
新房さんの特徴や、シャフトが新房監督に重きを置く理由を、伺いたいです。
ゆうてもビジネスだし視聴者側の"売れる売れない"という極端な消費者視点のみで見るのは狭量というか。
しかも、毎クールそんな作品が何十作品も跋扈しているならともかく、たかだか数作品あるかないかでそんなに不健全とも言えないレベルかなーと。
本土から流れてくるみたいな
>水島監督(ガンダムの方)が舞台の演出?をしていたり、庵野監督が実写でも活躍されてたり
そーいうのは元々コネがあるとかのレアケースで、やりたいと言えばやれるもんではない感じだね
>>714
いま世間で『シャフトっぽい』と認知されているものの正体は新房監督であることは事実だし
つまり「シャフトに制作を依頼する」ということはニアイコール「新房監督に頼みたい」ことになる
会社のブランドを新房監督に依存してるわけ。
シャフト側の会社都合というよりも、世間から「新房監督」という看板が求められるからというのは間違いなくあると思うよ
結局、スタッフに詳しくない一般層だけでなく
付け焼き刃の知識の製作委員会サイドでさえ、
「数々の有名作品を作ってきた新房監督なら安心だ」と早合点して
現場監督が別に立ってることは知らない・気にしない人が多いってことだと思う
まあ一応新房さんも脚本・絵コンテはちゃんと見ててちょいちょい口出しはするので、ただの看板貸しと切って捨てるのはどうかと思うが…。
>>715
俺も仰るとおりだと思うよ。
>>703-705で言いたかったこともまさにそれ
まあただ、前々から『星屑テレパス』に対して並々ならぬ情熱をお持ちの方がここの住人にはいらっしゃるみたいなんだが
その人の気持ち(原作ファン)に立ってみれば
それこそ金曜ロードショーの枠を占拠して話題を独占してるような俗に言う”覇権”アニメがある横で
自分の好きな原作が、「独占配信で爆死w」なんて放送が始まる前から言われちゃうと
心穏やかではいられないっていう気持ちもわかる。
純粋に話題になる度合いだけを比較すれば、
ばんばん無料配信で流れてるアニメのほうが、有利なのは言うまでも無いからね。
まあでも、『人気作になって覇権を取る』以前に
まずは『いかに赤字にさせないか』を考えないと、その原作者やアニメスタッフの次回作に予算が付かなくなってしまうリスクがあるわけで
『覇権とはいかなかったが手堅く資金回収できた』という状態に持って行ければ、
次回作こそいろんなプラットフォームで無料配信できるようになるかもしれない。
そうやって次を見据えてやっていくしかないんですよ。
普通にお仕事で中国の方とご一緒するケースは多いが
SOSとやらは来たこと無い。
というか、そもそもSOSってのが何を想定してるのかさっぱりわからんが
ひょっとしてアニメ会社が難民受け入れてると思ってる?
>>717
国際情勢については想像も付かない展開になることがあるので、
実際なってみないと全くわからないが
仮に経済制裁などの影響で中国企業と取引できなくなれば、当然影響を受けることは考えられる
ただ、そもそも日本側も、ありとあらゆる職業で働き手不足が叫ばれてる状況にあって
もはや制作費を上げようが何しようが、『頼む先の日本人』がこれ以上存在していない。
つまり、戦争をきっかけに、物理的にアニメの制作が不能になる可能性がある。
そうなれば、低クオリティなCGアニメで妥協してくださいねという時代になってしまい、
そして一度そうなってしまえば、作画のノウハウを持っていた人達も消え去って、
もう二度と作画アニメは作れなくなってしまうかもしれないね。
・制作期間3か月強
・全カット国内動画、国内仕上げ
・(別のところの情報によると)話数グロス請けは初
https://twitter.com/igaguri_rashi/status/1587829385654112258
行動全てにちゃんと動機付けがあるし、それが多重構造の作品の表面に出てきていないだけなので、「意味不明」で終わるのは本当に寂しいことだと思います……
もちろん表面の勢い・映像表現・音楽で見るアニメーションとしても楽しめるモノでもありますが、逆にあそこまで内容の整った作品を表面上はそれを隠して作れちゃうっていうところも個人的には魅力の一つだと思っています
あんまり関係ないレスで申し訳ないですが……
グロスは初って書いてあるけどハイクオリティーなショートフィルムではかなり実績のある会社(五十嵐さんも元3Hzの有能な制作)だから
そこは差し引いて考えるべき話なのでは、横槍すまん
たまに2期が違うスタジオになるアニメは単にスケジュールが合わないかスタジオに断られたということでしょうか
現状のStable Diffusion系の生成AIに関して思うのは
既にイラスト界隈で発生してる現象だと思うけど、AIが生成するタイプの「高品質」な映像って
粗製濫造が進んでしまって、むしろ逆に魅力を失ってしまう可能性がある
『絶対値としてクオリティが高い』というものって以外と多くなくて、
こういう芸術・美術に関するものって、希少価値だったり、制作される方法や作者の意図などのコンテキストだったりが
作品の価値に影響してくるのは以前からそうだったと思う
つまりAI出現以前とは価値観そのものが変わって、結局は「AIで生成できないもの=高価値」となっていくのではないかという予想をしている
なのでAI生成の活用は研究しつつも、直接どう作品に組み込むかというよりは、
むしろ「AIでは生成できないような作品」がいったいどこにあるのか、AIの苦手分野を探してそっちで勝負しにいかないといけない気がするね。
>>722
まあ極端な話、明日杉並区荻窪に核爆弾が落ちればそうなるかもしれないね。
>>723
全カット国内動仕はかなり制作さんの頑張りを感じる。
やって不可能というほどではないにせよ、相当気合いの入った制作さんが頑張ったんだろうなというのが判るね。
ちなみに会社として初グロスとは言うものの
>>725でも指摘あるとおり、要するに他社で経験を積んだ凄腕の独立1本目ということなので
むしろ1本目だからこそ頑張ったとか、1本目故のご祝儀参加が期待出来たとかはあると思うよ
>あそこまで内容の整った作品を表面上はそれを隠して作れちゃうっていうところも個人的には魅力の一つ
それそれ
俺604で「映画けいおん」についても触れたと思うんだがそれと同じ魅力なんだよね
しっかりした共感しやすいメインテーマがありながら、そんなもの無いかのように圧倒的な演出力で外側が包まれてる
二重構造になってるというかね。
>>726
順当に行けば1期のスタジオに声を掛けるのが筋なんだが
あくまで委員会P側が決めることなので、
1期の時のスタジオの対応に問題があったりとか、クオリティに不満があったりする場合は
条件の合う別のスタジオに持っていくことも正直ある
極端な例だと、
1期が売り上げ的には売れちゃったんだけど、現場では委員会側と制作側が決裂してて
二度とお前らとは仕事しねぇ!ってなってる場合とかもあるっちゃあるからw
そういう場合は1期のスタジオのことなんか知ったこっちゃないって違うスタジオ探すことはあるでしょうね
興味本位の質問に回答ありがとうございました。
やはり全カット国内動仕は相当な気合を感じさせるインパクトがあるんですね。
今回もついスタジオで初ってところに目がいってしまったのですが、監督が以前から繰り返し指摘されているようにスタジオは単に箱であって実際に仕事をとり人を集めるのは制作のスタッフですもんね。納得です。
>>725
いえいえ、知識不足だったところを補足いただき助かりました。
フリクリの面白さって言語化しずらいですよねと、質問させていただいたものです。
「メインテーマがありながら、そんなもの無いかのように圧倒的な演出力で外側が包まれてる」
この文を見て何となく自分の中で、言語化が非常に難しかった理由が分かったような気がします。
見ればテーマはわかるし、そこに共感もできる。
キャラも好きだけど、この言語化できないモヤモヤは何だろうと
時折思い出しては答えが出ずに悩むというのを、年単位で繰り返していたのですが、非常にすっきりしました。
ネット海を漂って、いろんな解説を見聞きしましたが、ここまで端的に表現してくれたのは、お二人だけです。
ひとまず監督さん曰く、似たような魅力を内包しているらしい、けいおんの映画を見てみようと思います。
もし知っていたらどんなスタジオの空気が教えてください
個別具体名を出すと答えにくいかもしれませんが天使様みたいに監督の途中降板が起きてるという事が疑わしい作品で
2期が発表されるケースは新しい会社と監督で2期をやろうという可能性は高いんでしょうか
すみません。僕が、スレ立て有料化するっと思って予め立ててしまいました。
有料化の話が出てたんですか
ですがやはりイッチ監督の意向を確認した上での方がよかったかと…
>>719
レスありがとうございます。
あんな書き込みをしたのは、腹が立っていたのもそうなんですけど、
何よりもネットで言われていることに対するスレ主さんの意見が聞いてみたかったからというのもあります。
部外者があーだこーだ言ってもあくまで憶測なだけで真実や本音にはたどり着けませんからね。
正直に言うと、きららアニメは完全にオワコンだと思っています。
なぜなら、マネタイズにおいて最も重要視される海外人気が非常に低いからです。
実際、アニメの本数が多すぎると言われている中、きららアニメの数は減少しています。
だから、アニメメーカーに言わせてみると、きららアニメは売上が期待されない爆死枠で、せいぜい次回作への糧にしかならないのは理解できるんですよ。
資金を適度に回収して製作委員会と制作会社の信頼関係を構築するということですよね。
アニメ産業レポートを読むとそういうのを痛感させられますね。まさに「きららアニメは人権がない」と。
アニメメーカーが金儲けしたければ、量産型なろうアニメと量産型ラブコメアニメを作っていればいいと思ってしまいます。
そういうジャンルには『月が導く異世界道中』のように日テレ史上過去最高クラスの海外売上を叩き出すアニメがいくらでもあるんですから。
あとはジャンプやマガジンなどの大手漫画誌に連載されている超人気原作の超大作アニメで大ヒットを狙えばいいんです。
ネットでは、売上が全く期待されていない爆死枠のアニメは、
そのリスクを回避するために多額の資金を出してくれる動画配信サービスの独占配信に売り逃げして覇権レースから降りるしか道はないと言われています。
実際、YouTubeにおいて、星屑テレパスのPVの視聴回数は他の作品より再生回数が少ないですからね。
おそらくこの動画が一番分かりやすいと思います(6:20辺りから)。
ttps://www.youtube.com/watch?v=wZdlmWnh1LI
しかしながら、それに対してスレ主さんは否定的な意見を持っている印象ですね。
まあ、独占配信には売り逃げの他にも、最初から動画配信サービスが製作に関与して本気で売り込もうとしている作品もありますからね。
Netflix、ディズニープラス、Amazonプライムビデオはそういう姿勢が明確に現れていて好感が持てます。
星屑テレパスの話に戻しますが、独占配信以前に、制作スタッフで色々言われていて、
特にシリーズ構成の高橋ナツコさんのことを知らずに期待している奴は情弱と馬鹿にしている人は結構いる気がします。
実際に放送してみないと結果は分かりません。机上の空論を言ってもしょうがないでしょう。
変更されてるんですが、こういうキャラデ改変はどう思われますか?
PVの音について質問した者です。すみません、レスが遅くなりました。
特にそういった傾向は感じられないし作り方の変化もないとのこと、了解です。
色々PVを見漁っていたために疲れていただけかもしれません。
2012年にテレビの音量規定が変わったのは知りませんでした。
ぐぐって出てきたゲーム系カンファレンスのレポート記事ですが、これ
https://www.4gamer.net/games/032/G003263/20121103005/
の前半3分の1くらいで流れが解説されてる「テレビ業界のラウドネス基準」ってやつですかね。
最初の質問とは離れてしまいますが追加で伺ってもよろしいでしょうか。
・この調整はダビングでミキサーさんなどの音響スタッフが行いますか?
・パカパカチェックのようにV編で調整が入ることもありますか?
・監督あるいは各話演出として関わる際に意識する点はありますか?
・樋口真嗣監督が「ひそねとまそたん」の円盤はラウドネス処理前の音響になっていると書かれているのですが、これは特別なこだわりポイントなのでしょうか?それともどの作品でも行われるような一般的なことでしょうか?
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/higuchi/1142525.html
原作未読ですが前期の五組の制作体制がヤバめだっただけに高品位なアニメーションで驚きました
>「AIで生成できないもの=高価値」となっていくのではないか
生成AIの飛躍的な技術発展や主さんの話を訊いていると、将来的には
・今までけもフレ/ケムリクサくらいだったインディーズ寄り少数精鋭スタイルでの (商業) 長編アニメ制作が民主化され、(AIっぽい絵柄/構図になりがちなのを妥協すれば)生成AI技術をフル活用し、高嶺の花だったアニメを YouTuber の動画制作くらいのカジュアルさで作れる、新しい『AI アニメ』
・(AI作画を補助的に活用しつつ)あくまでメインは人手作画で現在のテレビアニメ制作フローの延長線上で作られる、価値の高い『ハイエンドテレビアニメ』
で二分され、前者は「マイナー原作/オリジナル企画/インディーズあたりの今までは商業的にアニメ化が無理だった」領域、後者は「人気原作や IP でヒットが約束されている」領域ですみ分けされると予想してます
『人を選ぶが種類が多く尖った嗜好に対応できるインスタントラーメン (≒AIアニメ)』と『実店舗の美味しい人気店 (⭐️4.5) のラーメン (≒ハイエンドテレビアニメ)』みたいな
作品の敷居としても自主制作/インディーズと「一段上」のバリバリ商業作品の中間なイメージで、もし本当にそうなればYouTubeがアニメ版なろうになるかも
葬送のフリーレンを見て、死ぬのが怖いです。どのような心を持ったらいいですが? ベテランアニメーターにそれに関連する言葉とか聞いたりしてませんか?
僕は高2男子です。
この二種類でどの程度変わるものなのでしょうか。
大量にサンプリングしたものを人の感性とは程遠いアプローチで再構成する感じだから
ツールとして使う分にはいいが核心部分はやはり人がやらないと作品として成り立たないと思う
ただ今後細かく記号を理解して人の感性にどんどん近くなっていくと
最終的にはやれないことは無くなるんじゃないかと思うね
たしかに容易に作られるものから価値は逃げていくけど
逆に人間がAIにできることから逃げて差別化したことができるかというと
そっちのほうが難しくなるんじゃないかと
そうなったときはアニメ自体から価値が逃げてしまうのかもしれないが
>細かく記号を理解して人の感性にどんどん近く
これは原理的にありえないんだが、フェイクながらまるでそう見えるようになってきているので惑わされている人が多い。
今のAIは論理構築しているものではないので、生成ボタンを連打して良い結果が出るのを待つ運ゲーなのは今も未来もずっと変わらない。
なお論理でやるのはほぼ無理だろうと諦めた結果が今なので、論理AIが出てくるとしても今のAIブームとは別の文脈になる。
今の生成AIで、アニメで言えば20分の長さのシナリオ・コンテ・各種素材を破綻無く出力するのは今後も難しいと思われる。
画像四枚のTwitter漫画すら、人間がひねり出すレベルのものを生成AIが産み出せる可能性はほぼ無いと言っていい。
設定とか背景アートの一部パーツなどにAIの補助を利用することは可能だろうし、やっている会社もあるだろうが。
というのが今の生成AIの現実だろう。直接出力した素材を画面に利用する考えは研究者や現場には無いと思われる。
あーごめん紹介しといてなんだけど
けいおん劇場版(たまこ劇場版もだけど)はテレビシリーズでキャラ説明とかのセットアップを終わらして
美味しいところだけ劇場に持ってきてる感じなので
逆に言うとテレビシリーズ見てないとちょっとわからない感じなんだよね
そういう意味では、意外性という意味ではちょっと下がるんだけど、
「聾唖者問題」がテーマと見せかけて、「自己否定の話」という二重構造になってる『聲の形』オススメしとく
ただ意外性はけいおんほどは無いけども。
>>731
老舗ではあるけど小綺麗でクオリティ志向でプライド高めって感じはある
移転後のサンライズと同じ雰囲気かも。
>>732
したらばに避難所立ててくれた人もそうだけど
お気持ちはありがたいんだが、必要以上に新しく他を立てちゃうと、
レスや住人が分散してしまったり、現行スレや過去ログの順番が判らなくなったりもするし、ちょっとやめて欲しいな。
いま個人的に考えてる方針としては、ここを使い切ったら5ch側に残してもらってるスレに出戻ってそちらで続けるのも良いかなと思ってるので。
FOD独占だの構成ナツコだのといった事前情報はしょせんコンテキストに過ぎないので、
実際に作品が面白いかどうかが全てだと思う
むしろ俺は1話の感想をお前さんに聞いてみたいな
>>737
改変ってか
平井さんの絵柄がそう変わっちゃったってだけでしょ
絵柄に関しては平井さんが白と言えば白なので。
で、どう思われますかという話だけど
そもそも元から平井さんの絵があんまり良いと思わないんだよね、悪いんだけど……
俺の個人的な感想だけを言うなら、好みじゃない絵が好みじゃない絵に変わったというだけなのでなんともコメント出来ないや…
>ラウドネス基準
4亀の記事で触れられてるまさにそれで合ってる。
ご質問についてなんだけど、俺も音の専門家ではないのでそこまで詳しくは無いんだが…
・ダビング時はいったんラウドネスは考えずにピークメーターだけで調整してる。
で、全部終わって一度音完パケを作った後で、
改めてミキサーさんのほうでラウドネス調整済みのデータを別途書き出してる感じだと思う。
なので、多くの現場では、音完パケのデータで、ラウドネス調整前のものと、調整済みのもの2種類が音完パケとして納品されてると思う。
・V編で音を調整することは基本的に無いと思う。
ラウドネス基準OKのデータが音マスターとして来ててそれを嵌めてるだけだと思う。
・完全に技術的な話なので、
ミキサーさんやオンライン編集などの数人の技術者だけが把握してる感じだね。
監督や演出が意識することは全く無い。
てかラウドネスという単語すら知らない人のほうが圧倒的多数だと思う。
俺もギリギリ概要を知ってるだけで実際のオペレーションまでは知らないので…。
・「ひそまそ」の件はへーそうなんだって感じ
前述の通り、ラウドネス基準に従って音マスターの音量を調整していることさえほとんど知られてないので
円盤ではラウドネスを外しているかどうか話題になったこともないので、一般的ではないと思うんだが
その一方で、確かにラウドネス基準をかける前のデータも全部の作品で作ってるのは事実なので
俺らの知らないだけで、円盤時にはラウドネス外すのが実は当たり前だったりするのかもしれない。
奥深い話だねこれ。俺もぜんぜん知識が足りてないのを痛感するわ。
ごめんこれからTVerで見るよw
”自販機”とか”夢見る”みたいな作品は、スタジオ名ロンダというか、五組は看板貸してるだけで
実際はAxsizっていう全く別のスタジオが作ってるのよ。
一応、社長同士がつながりがあって、ヘルプとして一部手伝ったり程度の関係はあるみたいだけど、
基本的には全く別のスタジオ。
社屋もぜんぜん違うところだし、スタッフや企業文化も全く別。
なので、ちゃんと五組自身が作ってる作品は、いつも水準以上のクオリティだよ。
一方でAXsiZは普段からかなり厳しいクオリティの作品が多い。
>>740
短期間少人数で作れるAIアニメと大規模ハイエンドアニメの棲み分けが生まれるのは仰るとおりだと思うが
おそらくAIアニメがパイを奪うのは、現状、漫画やイラストといった同人分野ではないかと思う。
技術革新の意味あいとしては、前にも似たような例えを書いた気がするが
音楽業界にシンセサイザーやDTMが生まれたのと同じような現象が近いと思うんだよね。
DTMソフトが発展して、個人レベルでオーケストラ風の音楽を作ることも可能になったことで
個人音楽家たちは表現の幅がめちゃくちゃ広がったと思うんだが
しかしオーケストラ楽団が消滅することには至らなかったし、生楽器の演奏家は未だにたくさん存在してるでしょ。
しょせんMIDI音源の音質がどれほど向上しようとも、
打ち込みの音では、生楽器を目の前で演奏する魅力には勝てないよねっていう価値観がむしろ生まれちゃってると思う。
オーケストラの楽団の演奏会のように、本物の楽器や演奏家を使っているということ自体が魅力になる。
なので、アニメにも同じ現象が起きて、
AIでいくら高画質な映像を生成できたとしても、本物の手描きアニメは本物であるというそれだけで価値を持つのではないかと思うわ。
ハイエンドアニメが上で個人制作が下みたいな感じというよりは、
個人の音楽家や、数人規模のバンドと、オーケストラ楽団の違いのような感じで
ジャンルからして別物って感じになっていく気がする
できればキャラデに関しては、前作を踏襲して欲しかったものです・・・
リアルでは20年近く経過してますが、作中では2年のはずなんでw
キャラデでこれは秀逸!
って衝撃受けた作品とかあります?
それと、設定制作って役職がありますが、これは制作進行や同デスクと
と同様に制作会社の社員スタッフが、制作進行と同様に務めるんですよね?
これって監督や演出家の指示だけでは不十分な場合もあるから、それらを補完するのが目的で設置されてるってことなんですかね?
そのまんまで申し訳ないけど音響制作会社だね…。
検索したらいろいろ出てくるよ。
あとはスタジオ付きの技術者になるとか、音響効果の会社とか関連業種はあるけど
すごい小さい会社ばっかりなんで、
映画学科のある大学で録音技術専攻出てるとかでないなら、コネが無いと厳しいんじゃないだろうか?
>>743
まず言っちゃえば、『死ぬのが怖い』こと自体は当たり前の話ではある
みんなその上で気にしないように努めてるだけで。
フリーレン見て死ぬのが怖いっていう感想もなかなか感受性豊かで結構なことだと思うが
それを見ていろいろ感じるところがあるなら、それを創作に生かすのはどうだろう
フリーレンみたいな異種族の寿命差をモチーフにした作品だけでなく
死生観を扱った作品には名作も多い
せっかく『死』の恐怖を実感しているのに、それを創作衝動に転嫁できないのはもったいないぜ
何かの『情動を感じる』ことや、『感情を自分にインプットされる』経験は
その後の創作活動におけるアウトプットの原動力になる
その『死の恐怖』を誰かに伝えてみるために小説なり漫画なり描いてみたらどうかな
大変だけど自主制作アニメって手もあるぞ
ちな気にしてもしょうがないことが気になってしまうのも行きすぎればパニック障害とか適応障害とかって病気扱いになるけど
そのレベルで苦しんでるなら病院行くしかないと思うんで念のため
打ち合わせの内容自体はそんなに変わんないんだけど、”やりやすさ”は直接のほうが圧倒的にやりやすいって感じ
電話打ちだと不便がいろいろあったけど、
最近のzoomやmeetを利用したリモート通話なら
資料の提示やその場で描いたメモを見せたり、身振りで伝えたりも可能なので、
電話だけだった時代よりは格段に打ち合わせしやすくなった
>>745
これも音楽の先行事例に倣うと
たとえばめちゃめちゃリアルなピアノみたいなMIDI音源は現代でも存在してるが
それが本物のピアノを駆逐したかというと別にそうはなってないでしょ
練習用や作曲用としての廉価アップライトピアノのパイをシンセサイザーが大きく奪ったのは事実なんだが、
気合いの入った演奏会だけでなく、たとえばレストランでの生演奏とかでさえ、本物のピアノが引っ張り出されてくるのは変わりない
AIが「人の描いた絵」をお手本に学習する限り、『本物』はやはり人の描いた絵のほうで、
どれほどクオリティが高くてもAIが生成できるのは「よく似た贋作」にしかならない
『AIでやれないことは無くなる』のはまあ実際そうだと思うんだが
そうなればなったで、「でもこれはAIは使わず手描きしたんです」っていう作品が結局価値を持つのではと思うけどね。
アニメってもともと制作難易度の高さが価値に直結してると思うので…。
>>746
>生成ボタンを連打して良い結果が出るのを待つ運ゲーなのは今も未来もずっと変わらない
まあそれはそうなんだけど、
そもそも現状の生成系AI自体、こんな方法では意味を持ったデータを生成するのは無理ではと言われていたところが
がむしゃらに計算量を増やしていくことで解決してしまった部分が大きいので
現状のPCだと計算量については限界が知れてるのかもしれないけど、
たとえば10年後とかには量子コンピュータ技術などの進歩とか、何らかのブレイクスルーがあって
更に膨大な計算量を費やせるようになれば
より高度な論理立てた(ように見える)コンテンツの生成も可能になる日が来る可能性はある
仮の話ではあるけれどね
ただ、そもそも複製可能な情報芸術って
データそのものはいくらでも複製可能なので、それそのもののデータの価値だけではなく
誰がどのようにして作ったかや、どれくらい世間の人と感想を共有できるかみたいなのも作品の価値として入ってくる
・たくさんの人が関わって作っている=容易に類似作品を作ることが難しいもの
が希少価値を持つだろうし
アニメを見る目的のうち大きな部分を『話題や感想の共有』が占めている以上、そういった希少価値の高い作品に視聴者が群がる現象は続く
たとえAIでどれほど完璧なアニメを量産できるとしても、量産されてしまう時点で価値が低いので。
まああくまでただの予想なので現実はぜんぜん違うシナリオになるのかもだけどね
ぼくらのを見ようと思います
>できればキャラデに関しては、前作を踏襲して欲しかった
まあだから逆なんだよね
前作から“変える“つもりはさらさらなかったと思うよ
でも描いてる人間が20年経ってしまって”変わって”しまったんだよ
平井さんの書いてる絵、20年前となんか違くない?って思った人はそれこそスタッフの間にもたくさん居ただろうが
しかしそもそも正解が描けるのは今も昔も平井さんしか居らんのだから、それに従うしか無い
結構アニメって属人的なものだし、刹那的というか、その瞬間にしか作れない(=同じ物を後日作りなおすことは出来ない)ものなんだよね
>キャラデでこれは秀逸!って衝撃受けた作品
う~ん、実はあんまり思い浮かばない。アニメのキャラデってみんな上手いから、逆に突出して凄いってものもそんなに印象無いんだよなぁ。
制作現場的観点だと、リメイク版のCCさくらのキャラ表は初見時に驚いた記憶がある
一般的に、表情設定っていって、いろんなアングルや表情をしてるキャラの顔がいくつも描いてある設定画が作られるんだけど
CCさくらの表情設定は、なんか15度ずつくらいの角度違いで、整然と大量の角度の顔が並んでて、
そういう設定って見たことなかったから面白いなと思ったよ。
あとは最近の「おにまい」のデザインで、輪郭の内側に来る肌パーツ同士の境界線が色トレスになるのは面白いアイデアだなと思った。
まあキャラデザの今村さんがそれより前からイラスト描くときにやってた手法ではあるんだけど
普通に優れた描き方だと思う(ただし手間もかかるけど)ので、今後フォローした作品が出てくるのではと思いつつ。
>設定制作
制作会社の社員スタッフが、制作進行と同様に務める →これはその通り。
監督や演出家の指示だけでは不十分な場合もあるから、それらを補完するのが目的 →これは間違い
指示を出すのはあくまで監督や演出家だからね。
でも考えてみてほしいんだが、監督の出した指示を聞く人が必要でしょ。それが設定制作ってわけ。
監督の要望に沿った設定資料を作成するために、
まずはどんな設定資料が必要になるかリストを作成したり、参考資料を集めたりするところから初めて、
各所デザイナーさんたちに連絡を取って発注の打ち合わせをセッティングしたり、その後作業の進捗を管理したりもする。
キャラだけでなく、小物やメカ、美術などそれぞれのジャンルに応じて大量の設定資料を作成する必要があるので、この進捗管理だけでもかなり大変。
それぞれラフ、清書、色彩と複数の段階で、監督だけでなくクライアント(委員会や原作側)にチェックを通す必要もあって、
各所から要望や修正指示が飛んでくればそれを取りまとめて対応を相談したりもする。
基本的には設定制作の人が何かを判断することはなくて、各所の調整役というポジションになる。
秀逸なデザインっての、確かにパッと思い浮かぶようなのあんまないけど
ここ20年くらいで、変に目が大きいキャラが減少傾向かなと思う
時間を掛けて、全体的に少しずつトレンドが変わっていくものなのかなぁ…
設定制作って、そういえばシロバコの宮森と後輩がやってたな
監督や演出がそういう作業を全部やるのではなく
その補佐役的な位置付けってことでいいのかな?
レスアンカー付け忘れた
757は>>756宛です
>同じ人でも昔を思い出して描く事は出来ないのか
おまえさんだって、じゃあ『20年前と全く同じ口調で喋ってください』とかって言われても困るでしょ
昔の自分とどこが変わったのか、変わったのかどうかさえ自分じゃわからないと思う
昔と同じしゃべり方をしてるつもりでも、20年ぶりの知人に「なんか変わったね」って言われても自分ではどこが変わったのかわからない、みたいな
絵柄ってそんな感じで、
もちろん絵描きのプロなので、細かい技巧はいろいろ自覚的に取捨選択して絵を描いてるはずなんだが
それでも描き上がった絵は、『今現在のその人の絵』にしかならないんだよねぇ
その時々でベストと思う絵を描いてるだけだから
キャラデザに関してはけいおん以前・以降でトレンドが変わったなんて言われることもあるけど
あの作品自体の影響力というよりは、90年代~00年代前半くらいの記号誇張型の絵柄の限界が来たって感じかな
とはいえ今は多様化が進んでいて、絵柄も作品ごとに千差万別だから、良い時代だと思うよ
>設定制作
まあそうだね
補佐というより、マネジメントとかそういう感じなので、仕事内容は全く別
芸能人と事務所マネージャーみたいな関係性で考えてくれ
あくまでクリエイティブな仕事をするのは芸能人本人なんだが、
仕事先各所と連絡したり調整したりするのはマネージャーがやるでしょ
>ダビング時はいったんラウドネスは考えずにピークメーターだけで調整
>全部終わって一度音完パケを作った後で、改めてミキサーさんのほうでラウドネス調整済みのデータを別途書き出し
>ラウドネス調整前のものと、調整済みのもの2種類が音完パケとして納品
なるほど、そういうふうになっているんですね。
それを前提に考えると他の回答についてもすんなりと納得できました。
監督レベルでも技術者に完全おまかせで大丈夫な事項があるというのは、
逆にいうと本当に多種多様な専門知識・技術を持つ人達が集まってアニメを作ってるんだなぁと改めて実感します。
ありがとうございました!
岩澤さんはどんな印象を受けますか?
あと追加で質問ですが、海外サイトに長澤礼子 夫 岩澤亨と書かれていたんですが、どっかからの情報か分かりますか?
流石に多すぎませんか
横レスですがクールごとの作品数に関しては繰り返し話題になっていますね。
いくつか挙げると5chのほうの3カット目の362とかこのスレの >>391 とか。
自分は制作本数は十分に多いほうが業界的にいいというイッチ監督の意見に賛同側ですが、
「毎クール面白い作品を見逃さないようにチェックして見る」というような視聴者の立場からの質問に監督がどう答えるかは興味があります。
何人かの監督が以前手掛けた作品をたまに見直してニチャアしてると語ってて、監督によるだろうけど1は自分の監督作を見直してニチャアしたり反省したりすることはあるのかな
これは今よりも放送本数やアニメ会社が少なく、多くのアニメーターが1つの会社に密集していたからできたのでしょうか?
5.1chにしようと思うと、余計に金がかかる。大変なのは主にミキサーさんで、仕込みの手間がどかんと増えると思う。
とはいえやって出来ない事はないんだが、
そもそも、本当に効果的かどうかに疑問符が付く部分がある。
ホームシアターはおろか、スマホで見る人だって多いテレビアニメで5.1chやってもどこまで意味があるのかとは思っちゃうね。
現状はステレオすらまともに使ってなくて、セリフは全部センター出しって作品が大半だからね
多チャンネル音響って、劇場作品みたいに視聴環境がある程度リッチである前提の作品なら間違いなく効果はあるんだが
TVではむしろ逆効果の可能性がある
これもTVやスマホ、PC等、多様な視聴環境を想定すると、結局頑張って左右に振ったところで
セリフが聞き取りにくくなっちゃったりして、音響チーム側の自己満足になっちゃうんだよね。
かといてセリフは全部センターから出てるのに、BGMとか効果音だけ思いついたように後ろから鳴ってもなぁ…
ってのが俺の感覚なんだが…
(あと本当に『TV初』かは怪しい気がするけどどうなんだろう。10年以上前にも5.1chのTVアニメあった気がするんだが…)
音のパンニングもそうだし、音量バランスの面もそうなんだけど
クリエイティブな表現をしようとすると、劣悪な環境で視聴してる視聴者にはセリフがぜんぜん聞こえなくなったりするんだよね
なのでまずは最低限しっかりセリフを聞かせるミックスをするという作り方をみんなやってると思う
ごめんちょっとわかんないな
>>763
確かに多いね、今期何本あるんだろうね。
>>764
本数自体は増加傾向だけど、
TV見逃したら次は円盤発売やレンタル落ちを待たないと公式には見られなかった昔と比べりゃ
今は配信が整ったおかげで、後からでも話題になった作品や、気になった作品を追いかけて視聴するのがすごく簡単になったので
なにも1話から網羅的にリアタイしようとせずとも、柔軟に後からでも追っかけて見るのがいいんじゃないか
面白いアニメを見逃したくないという気持ちは嬉しいが
この世の森羅万象あらゆるコンテンツを享受することなんてどだい人間の短い人生では不可能だからねぇ
ある程度自分の嗅覚を信じて取捨選択していく必要はあるし
そんな中で世間で話題になってないのに自分には刺さりまくるような掘り出しアニメと出会う奇跡ってのもまた一興だし。
自分の作品たまに見返すことはあるよ
演出デビュー以降自分の携わった作品の白箱は全部データで保存してある
まあもちろんニチャアや反省が無いわけじゃないけど、
なんか昔のアルバムめくってるみたいで懐かしい感情になることのほうが多いなw
>>766
あなたの言う『昔』が、いつくらいのどんな作品を指してるのか全然わかんないんだが
基本的には枚数はここ40年ずっーと増加傾向だと思うけどね
いつの時点で比べても新しいアニメのほうが枚数かけてると思う
また多くのアニメーターがスタジオに密集していたということも無い
00年代とかのアニメ不況の時代はそもそもの予算が安かったので
あんまり人数も枚数もかけられなかったし
必要になれば在野のフリーランスを簡単に捕まえられた
むしろ各社が人を取り合って社内に入れようとするのは最近のトレンドだよ
なので言ってることが真逆だね
あと、週末のイゼッタを劇場で上映した時に、ラウドネス調整されていない音声での上映って説明があったのを思い出しました
TV作品を劇場でやる時は基本そうなのかな?
音響への拘り自体もホラーと紹介記事でてたけどこういうチャレンジは応援したい
ダークギャザリング自体もダークホース枠で国内海外とも配信好調だし評価も高い
基本的には女性向けのイメージですよね。
18年ぐらい続いている枠ですが、円盤が売れているイメージがありません。
深夜枠の中では高視聴率だそうなので、スポンサーを集めて稼いでいるんですか?
印象に残っている作品はこんな感じです。
・東京マグニチュード8.0
ノイタミナ初のオリジナルアニメ。
シリーズ構成が高橋ナツコなのに良作。
初回平均視聴率は5.8%と深夜アニメとしては歴代最高クラス。
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
言わずと知れたノイタミナ最大の名作アニメ。
深夜アニメとしては歴代最高の高視聴率かつ円盤の売上も歴代最高クラス。
実は制作会社が実質CloverWorks。
・冴えない彼女の育て方
ノイタミナなのに男性向けラノベ原作萌えアニメという超異端児。
メインヒロインの人気が凄まじい。
こちらも制作会社が実質CloverWorks。
そういえば、ノイタミナはフジテレビの枠なのにFOD独占配信ではないですよね。
アマプラの独占配信ならあります。
全部が海外配信されてるわけじゃないだろうから制作費回収できないタイトルもあるとしても、これだけ毎期アニメ放送できるだけの業界になったのは視聴者的にもありがたいことだと思うな、アニメ見たくなったら見きれない程のリストから自分に合いそうなタイトルを選べるわけだから(リアルタイムで話題作を網羅しないと気が済まなかったり、仕事でアニメ記事書いてる人は苦痛かもしれないが)
逆に外人から飽きられたり、つまらないと思われだしたら(再生数低迷しだしたら?)満足な配信権料とりにくくなって代替ビジネスモデル確立できなきゃ制作費回収困難で本数も少なくなるんだろうかね
(具体例:アニメだと、月がきれい,とらドラ,けいおん等。未アニメ化だと、アオのハコ,ココロのプログラム等)
『00年代とかのアニメ不況の時代はそもそもの予算が安かったので
あんまり人数も枚数もかけられなかったし
必要になれば在野のフリーランスを簡単に捕まえられた
むしろ各社が人を取り合って社内に入れようとするのは最近のトレンドだよ』
この部分に対する質問です。
アニメの予算が上がった、本数が増えたのは、Xや作品数を見れば何となく分かるのですが
今後この流れが終わり、0年代のように、各社が人とを取り合わず、予算も下がり、本数も減るという
今の業界と真逆の状況って、起こりえるのでしょうか。
個人的に、数があり面白いものに溢れ、サブスク一つに加入していれば、選り好みもできる状況が喜ばしいのですが
こんな天国みたいな状況、いつまでも続かないだろうなぁという、漠然とした違和感があります。
難しい質問だね…
成果が数値として目に見える仕事ではないので、
自分自身のレベルを客観的に測ることは出来ないんだよねぇ…。
俺の周りにもむっちゃ才能ある人達がゴロゴロしてるから、そういう人と比べると俺なんて凡庸で才能が無いほうだとは思うが
それでも繰り返し仕事を振り続けてくれる人達もいるので、まあその人達の期待に応えられるくらいにはやれてるのかなとも思う。
なのでまあ中の中って感じだと思うわ…
>>772
なるほどね
作風と組み合わせた狙いがあるなら5.1chもアリだね
>>773
ノイタミナ枠、いまだと他局も当たり前にやってるけど、
1クール深夜アニメの枠に名前つけてブランディングするのをやり始めた走りみたいなイメージだよね。(実際に走りだったかは知らないけど)
とはいえ実態は要するに山本幸治Pの個人枠だったわけで
局や枠として何か意図があったというよりは、山本さん個人の嗅覚で良いと思った企画をやってただけだと思う
その山本さんもフジを離れて久しく、後を継いだ人は明らかに山本さんより嗅覚や胆力の劣る人だなというのが正直な印象で、
いかにも企画の通しやすそうなリメイクものや2期ものに傾倒しつつある印象だな
個別の作品の良し悪しは置いておいて、枠としての個性はどんどん失っていくと思うよ
なのでノイタミナ枠とかいうブランド名は忘れてしまって構わないと思う
覚えておいた方が良いキーパーソンは山本幸治Pのほう。野球選手みたいな名前だから覚えやすいでしょ。
まずそもそも配信だけで100%回収してるわけじゃなくて、
商品化や音楽ビジネス、ライブやイベント、2.5次元公演の開催、パチスロ化やソシャゲ化等々
それぞれからも巨大な売り上げがある場合があるので、そういったもので回収しているわけだが
AJA(日本動画協会)が出してるアニメ産業レポート2022の報告によれは
2021年のアニメ映像配信関係の売り上げは1543億円だそうで
これは国内・海外ごちゃまぜの数字だとは思うが、まあこれだけでも制作費を賄う売り上げが発生してることがわかる
また別のデータからは、
2021年度の業界売り上げ2927億円のうち、海外ライセンスは827億円ということになっていて、28%程度ということになろう
(余談だが
売り上げ(エンドユーザー支払額、つまり市場規模)をの推計だと、
海外でのアニメの売り上げは1兆3000億円を超えている計算になっている
そのうち日本にちゃんとお金が戻ってきてるのが827億円ということになるので、
現状だとかなり不利な契約を結ばされているケースが多いということになるが、
逆に言えば海外相手の商売に関しては、まだまだ伸び代があるとも言える)
わざわざ製作委員会を組んでいる理由でもあるんだが
アニメの収益って、円盤一本とか、配信一本とかに軸を絞るのでは無く、
リスクヘッジのために資金回収先を多角化しておくのは現状でもやられていることではあるので
一概に海外配信だけで100%作っているわけではない
そこは誤解しないようしっかり理解したほうが良いと思う
監督が参加した作品で動画が良かった時と悪かった時はありましたか?
加藤誠監督はいいね、俺も同意
そうだな、誰か挙げるとしたら
敢えて青春系というくくりで雨宮哲監督を推しとこうかな
ダイナゼノンはマジで青春物として最高だった
難しい質問だね
俺も今の状況がずっと続くとは思わない
一時期大流行してエンタメの王様と呼ばれていたものも、時の流れで流行廃りはあるのが常で
ありとあらゆる演芸が最盛期よりも規模を縮小してしまっている
今だってまさに『テレビ業界』で見れば縮小中なわけだし、
あれだけの栄華を誇ったジャニーズ事務所でさえ、トップのカリスマが亡くなればあっという間に先行き不透明になったように
不祥事だったり、あるいは技術革新だったり、海外からの黒船襲来だったり、いろいろ考えられるけど
何かちょっとしたきっかけで風向きが変わって、市場が縮小に転じる可能性は常にあると思う。
とはいえ現状、アニメより面白いコンテンツってフィクション分野ではそうそう思い浮かばないので
アニメを超える面白いコンテンツが降って湧かない限りは大丈夫じゃないかな?とも思う
なんならこの魅力にもっと海外の人とかが気付くかもしれないし。
もちろんあるよ。
元請け社内の動画部は上手いのが前提としても、
韓国の下請けさんでめっちゃ良いところがあったりとかもした。
ただまあそれ以上に、動画でぐちゃぐちゃに崩れて脱力するケースのほうが圧倒的に多いんよね
動画さんも頑張ってくれてるとか、原画が不親切だったのが原因だとか、まあもちろん同情できる部分はありつつ
動画さんとはいえプロの絵描きなんだから、もうちょっとプライドを感じる絵を描いてくれぇ~って思うことも多々ある
動画ってある意味『違和感を感じさせない』のが仕事だから、
めっちゃ上手い動画であっても、印象自体には残らないんよなぁ
逆に下手クソな動画だとめっちゃ違和感が出るので記憶に鮮明に残ってしまう…。
『動画ってある意味『違和感を感じさせない』のが仕事だから、
めっちゃ上手い動画であっても、印象自体には残らないんよなぁ
逆に下手クソな動画だとめっちゃ違和感が出るので記憶に鮮明に残ってしまう…。』
とても面白いお話ですね。
普段見ている作品は、動画検査の方が頑張っているからなのか、基本的に違和感を感じませんが
逆に、違和感を感じる動画って、どんなものでしょうか。
一目見て違和感あるなぁと、思うような作品に出合った記憶が全くなく。
イメージが湧きません。
具体例などあれば、教えていただけると嬉しいです。
作画崩壊で画像検索したら山ほど出てくるでしょ
あんなんばっかりだよ。
顔面ぺちゃんこになってたり動きがバグり散らかしてたり
失笑しちゃうような動画を山ほど見ることになる
>>784
そういう言葉があるのはみんな知ってるけど、
実際の視聴率や再生数といった数字を見ると、
大多数が「1話切り」をしていて、2話、3話、4話あたりまでは順当に人が減っていくような傾向が見られると思う。
3話もそりゃ面白いほうが良いに決まってるけど、それよりも1話や2話の出来のほうが重要だね。
昨今、『推しの子』や『フリーレン』みたいに、
1話だけ拡大枠でやる番組があるけど、これはそういう理由で
あくまで『1話』として作ることで、多くの視聴者に見て貰ってる間に話が面白いところまで進めておきたいという意図だと思う
ちなみにシリーズ全体の構成を考えた場合に、
序破急の序、あるいは起承転結の起が3話くらいで終わって
本筋に突入していく回になることは確かに多い気がするが
あえて3話を意識しているわけでは全然無くて、あくまでお話しの都合上なので
それが4話になったり5話になったりすることもあろう
今後有料化の流れが定着した場合、アニメーターのリクルートはどうなるのでしょうか。
以前からあった話ですが、話題に上がってなかったので、質問させていただきました。
確認漏れで、すでに触れていたら申し訳ありません。
なるほど…
すいません、関連した質問ですが総作監や作監をやってる方が動検を兼任してる話数の作画が
他の話数より綺麗と感じた事があるんですが動検の兼任は関係あるんでしょうか?
当然、放送後の作品より厳しい対応になるとは思うが、実際にそういうケースがあったかは思い浮かばないな
まあ国内のスタッフから放送前作品の資料が業界外に流出するってのはさすがにないと思うが
海外の下請け会社の窓口スタッフとかからリークってのはチラホラみるよね。特に人気作品は…。
ただ、海外下請けのバイトさんが何か問題起こしたとしても
個人を特定して捕まえるってのは難しいからね。会社辞められちゃったら逃げられちゃうし。
>>787
まずそもそも、今現在でも
『Twitter経由で声を掛けられて参加しました』って書き込みがTwitterで多いのはある意味当然で
とはいえ現実的には、8~9割以上のスタッフは会社とのコネや知り合い伝手で紹介されての参加が基本
あくまでTwitterで営業をかけるってのは新規営業の一手段として、補助的なものなんだよね
なので明日Twitterがサ終しようが、実際のところそれほど大きな影響はないというのが前提
とはいえ一部若手がコネを増やす手段としてTwitterを活用していたのは事実なんだが
Twitterがオワコンになれば、また次のSNSが流行しだすと思う
一時はあれほど盛り上がったmixiやらfacebookやら(というかそもそも2chもそうだと思うが)が、
時代の流れの中でオワコンになっていったように
遅かれ早かれTwitterも終わっていくのは避けられないと思う
しかしその頃には次のSNSが流行しだすだろうし
アニメーターもまたそこで営業活動するんじゃないだろうか
内容にもよるけど
直すより撒き直したほうが良いと判断することは当然あるんじゃないか
ただまあ普通はその回の演出か作監が判断することだね
>>789
作監・総作監が動検を兼任するケースってのがそもそも超イレギュラーで通常あり得ない
いまぱっと思い浮かぶのは不徳のギルドの榊原大河さん回くらいだが、かなりのイレギュラーケースだと思ってくれ
普通は飛行機の機長が客室乗務員を兼任することはないだろうし
医師と薬剤師を同じ人物が兼任することもないように
近いところで働いてるし、スキルや知識が被ってる部分はあるものの、
どっちが上とかでは無くそれぞれ仕事として独立しているものなんだよ
むしろダブルチェック的な観点からは別人が担当した方が良い役職なんだよね
動画検査の人の技量や熱意が最終的なクオリティに大きく影響することはあるんだが
仕事内容としてはまったく独立した業務なので、作監などと兼任するメリットはほぼ無いか、あっても僅かだと思う。
ただ前述の不徳のギルドの榊原さん回は、
コンテ~演出~作監~原画~動検までぜんぶに榊原さんが関わることで
それ自体のメリットというよりは、熱意とかモチベーションの面でプラスの影響があったのは事実だとは思うけどね。
不徳のギルド榊原さん回もそうですね(自分が見てたのは安藤暢啓さんがやってたインソムニア)
総作監が人数少ないケースだと総作監と動検は完全に分業にしてダブルチェックする方がいいのかなと思うんですが
インソムニアは総作監(安藤さんは総作監補もやってた)が非常に人数多く原画から海外に投げてるケースもあったので
動検が最後の所で歯止めになってたのかな?と思った次第です、最初の質問と趣旨が大幅にかけ離れてすいません
インソムニアのほうは正直あんまりスケジュールというか制作体制が良く無さそうな感じなので、
そのときやれるひとに突っ込んだという感じが透けて見える感じなのと
そもそも、検査とか撒き前とかのいわゆる動画検査業務ではなく
おそらくリテイク対応などが主だったのでは無いかと推測されるので
ますます関係無い…というよりも、むしろ理想とはほど遠い状況のなか無理矢理やらされたという感じでイメージしたほうがいいかも。
不徳のギルドの榊原さん回は、入念に準備された上で、榊原さんがプライドを持って全部をやるという体制を
制作側も含めて協力して成立させてると思うんだが
インソムニアの安藤さんは正直だた便利屋として酷使されただけにしか見えないので…。
作監出来る人を動画検査やらせる意味なんか本来ないと思うし
逆に動画検査の人の仕事って、キャラ修なんかじゃない
よっぽどスケジュールに余裕があって、全部一人でやれる体制なら別にやってもいいんだけど
それぞれ全く違う仕事だし、スケジュール上は平行で作業しなきゃだしってことで
普通はそこは分業して専門家に任せたほうが良いね
本郷監督の提案で原作漫画から直接絵コンテをおこしているそうです。
https://twitter.com/shuka_info/status/1710681374246777273
主はそういう作り方ができそうだと思った原作、あるいは実際に脚本を経ずにコンテを切った経験はありますか?
実際やる立場になったとしたら脚本がある場合と比べてどういう点が難しいと思われますか?
逆に、あえてそういう作り方をしたということは何らかのメリットがあるのでしょうか?
(脚本なしで絵コンテというと宮崎駿監督が思い浮かびますが、そちらは自分一人の考えで自在に変えていけるようにという感じでちょっと違うのかなと思いました)
ヤマトリブートで相当な苦労をなされていたとは思います
弥縫策的に動検出来る人が動員された(もしくは総作監や補佐をやらされた)という感じなんですかね、分かりました
世の中知らない方が幸せなこともある(´・ω・`)
メーカー?社長?制作P?
地方在住のアニメーター。
比率的にはどちらが、多いのでしょうか。
統計ではなく監督さんの、主観でもいいので教えてほしいです。
"「呪術二期のどの話数も、この世代のクリエイターのアニメに対しての向き合い方が煮詰まるきっかけになると感じる。今後10年の間に考え方の違いによる派閥化が深まるだろうと推察される。みんな一緒の時間は終わっていく。怒りや喜びが向けられる対象が異なるせいで緩やかな連帯を許さなくなる」"
私は、大きな変革や変化のようなものが起きると漠然と感じたのですが、如何せんそれが何なのかがよく分からず···
この話ってやっぱり薬屋ですかね?人気原作なのにアニメ化遅かったのも納得ではあるが…
亀レス失礼です
>むしろ俺は1話の感想をお前さんに聞いてみたいな
原作勢としては満足な出来でした。
作画のクオリティは高い上に、原作は崩壊していません。
それどころか、アニオリ部分が原作の補完に役立っています。
アニメ勢は『星屑テレパス』をいつものきららだと評価している人は多いですが、
3話からは話の雰囲気が大きく変わります。
そこからが本番だと思ってください。その新キャラの人気はアニメ勢の予想以上に高いです。
ところで、いろんな人の感想を見ましたけど、
『星屑テレパス』は『ぼっち・ざ・ろっく!』と違って「上級者向け」のようですね。
作品を楽しむには読解力が必要だからです。読解力がなければ疑問を持つことすら出来ません。
例えば、この作品はローSFなんですが、それが分かっていない人が非常に多い気がします。
自称宇宙人の明内ユウなんですけど、少なくとも普通の人間ではないと思わせる要素が、1話のアバンから描写されています。
しかし、それを読み取れていないようで、
(ユウちゃんに限った話ではないですが、)「常識がない」とか「ひまわり学級」とか心無い言葉を浴びせている人が多くいました。
その理由は宇宙人であることが見た目で記号的に表現されていないからだと思います。
ユウちゃんは傍から見れば、普通の女の子です。
『星屑テレパス』はステロタイプのきららアニメではないことが3話から明確に現れます。
それをきっかけに、各キャラクターの成長や一見では理解できない行動原理について疑問を持って視聴し続けたらいいかと思います。
世間は、ぼざろのように魅力がすぐ分かるインスタントな作品か、
フリーレンや推しの娘みたいにヒットが約束された権威のある作品しか求めていないでしょうね。
きららアニメは基本的に人を選びます。
大半は、オタクが大好きな「お色気」も「バトル」も「滑稽さ」も、いずれも欠けていて、絵がかわいいだけのつまらない作品に見えてしまうので。
ぼざろは他のきららと違って陰キャのカリカチュアをはじめとした滑稽さがあるから、あれだけヒットしたと思います。
原作モノのアニメの場合、ほとんど原作と同じ内容であれば、実際脚本不要なのではという言説自体は
実は業界人の間でもよく話題に上がることがある
ただ原作を文字起こししただけの脚本ならば不要だろうという話で、
酷い場合、は原作漫画を一コマずつ絵コンテに貼っていってそれでほとんど完成…というような作品もあったが
まあそれなら脚本なんかいらないよねという話も一理ある。
ただ俺自身は絶対やらない。理由は3点。
まず、仮に一言一句原作通りに作るとしても、
脚本はあくまで映像のための設計図になっているので、これ単体では原作と違って面白くない。
つまり、原作から、読み物としての“お化粧を外す“効果がある。
いったんその状態、すっぴんの状態のシナリオを確認して、細部まで点検した上でじゃないと絵コンテに入るべきじゃないと思う。
そもそも『一言一句原作通り』なんてことがそもそもあり得ない。
てかシナリオから絵コンテだっていろいろ変わるケースも多いのに、
どんな原作でも、映像に起こすにあたっていろいろと変えなきゃいけないことが絶対出てくる。
それをきちんと脚本段階で精査して納得してから先に進むべき。
そして最後に、これが一番大事なんだが
絵コンテよりも脚本のほうが『大きい修正がしやすい』。
絵コンテの場合、もうそこで画面設計などが終わっているものが出てくるので、
その時点で問題や粗が発覚しても、手間もかかるし、絵として悪い意味でも説得力を持った状態で存在してしまっているので、
大幅な修正が手間の面でも心理的な面でもし難い。
シナリオ段階であれば、大きな修正であっても心理的に提案しやすいと思う。
また原作サイドやプロデューサー陣から、意外な方向から修正を要求される場合もあるが、
これもシナリオ段階で指摘を貰っていれば対応しやすいし、
逆にシナリオにOKを貰ってから進んでいれば、言質としても機能するでしょ。
シナリオを作ってしまったら原作が読めなくなるわけでもあるまいし、
やはり通常であればシナリオ工程を踏むほうがメリットが大きいと思う。
なのでシナリオ経ずに絵コンテやってるなんて、よほど自分の絵コンテに自信があるんだな、羨ましいなという感じだな。
ごめん、どんな人かは存じ上げない
ジーベック出身の人から名前を聞くことは何度かあったけど、俺自身は会ったことないはず
>>796
まあ単なる予想なので実際にどうかはわからないけどね
>>799
誰か犯人を捜して責任を被せようとするのが日本人の良くないところだよ
別に悪い奴なんか誰もいないんじゃない? みんながベストを尽くしてても現場が苦しくなることはある
チェーンソーや呪術を経てMAPPAは現場が過酷だという話がいろいろネットで出てるけど
そもそもあのへんの現場、『Twitterで余計なことまでベラベラ喋っちゃう奴が多く参加してる』というバイアスがかかってるからね
(だから“余計なこと言うな“命令が出て、火に油が注がれたわけだけど)
たとえば同じMAPPAでも劇場班のアリスとテレスとかだって大概ギリギリまでやってたけど
あっちは余計なこと言うやつがメインスタッフに居ないからぜんぜん話としては出てきてないじゃん
なので過酷だからSNSで燃えてるんじゃなくて
SNSでようけ燃える奴らが集まって作ってるからとびきり燃えて見えてるだけかもよ。
あともう一個言えるとしたら
凄く意識高い現場で、各話数のスタッフが切磋琢磨してるが故に
目標としてるところが高すぎて、現場の体力以上のものを作ろうとしてしまって苦しんでる部分もあると思う
いまの呪術なんか、もっと低いところで作っても問題なかったと思うし、オーバークオリティ気味だと思うよ。
SNSにはクリエイター側の呪詛しか出てこないけど、
実は呪術班、制作(MAPPA側)の人間も相当犠牲者が出てる(辞めてる)って話なので
クリエイターが高みを目指しすぎて周りがついて行けてないってのが案外真相なんじゃないかな。
お疲れ様です横から失礼します。
監督の言ってることほぼあたりみたいですね(すごい)
https://twitter.com/Barikios/status/1715706589813084362?t=4kIQORymuQfkdZOmdkswzw&s=19
各話事情による「押し」の場合って、そのメンバーがのちのちの話数に関わっていなければ、それ以降は影響は少ないんですかね?
それとも、もろに影響受けるものですか?
都内在住の人のほうが明らかに多いと思う
地方出身者でも、新人として業界に入るときに東京のスタジオに来る必要があるからね
もちろんその後独立して、地元に帰る選択をする人もそれなりに居るんだけど
そのまま東京に居着いてる人が多い印象だね
>>801
表現自体に大きな変革や変化があるってわけじゃなく、>>802が言ってるようなことが近いんじゃないかな
いま呪術2期に参加してる面子は、
10年、20年先はそれぞれバラバラに有名クリエイターとして活躍していて、
表現スタイルも作品の好みも違ってくるだろうから、全員が同じ作品に集まることなんてあり得なくなってしまうだろうけど
その原点を辿ると呪術2期にまとまるってのがなんかエモいよね、みたいな感じだと思う
通常、出身スタジオなどの”派閥”で連帯して人が集まってる現場はこれまでもいろいろあったと思うんだが
呪術2期に集まってる平成生まれ世代のあの辺の人材って、出身スタジオなどは関係無く
”世代”で緩い繋がりがあったんだよね
でもおそらくその連帯はこの作品をきっかけに崩壊していく気がするねってのが山下さんの言いたいことじゃないかと予想。
ぜんぜん知らない
俺は現在の布陣になってからの話しか聞いてない
>>808
>そのメンバーがのちのちの話数に関わっていなければ、それ以降は影響は少ない
理論上はそうなんだが
現実的には監督や総作監、色彩設計や美術、撮影などのセクションは他話数と共通なので、影響は絶対出る
あらかじめ作業INより前に『この話数は押す』というのが判ってる場合は
ローテーションをそれ前提に組み替えたり、その話数だけ担当者を別にしたり等の対策を取って
他話数に影響が出ないようコントロールする場合もあるよ。
以前、おそらく総作画監督の方が
「最近は人手不足で、どこの国だよって言いたくなる様な
名も知らぬ貧国の高校生にLOを描かせてる事がある。
そんなの全修正に決まってるし、呼ばないでほしい」
といった趣旨のことをツイートしていました。
クレジットを見ると、中国、韓国、英語圏の方がスタッフと参加する率が高くなっている事は感じますが、そんなドマイナーな方をスタッフとして起用する事ってあるのでしょうか。
以前監督さんはスレの中で、リクルート会社が各国各地域にあり、その会社が日本のからの演出指示を翻訳している。
最初から日本語ができる外国籍の方は、自分で交渉するし値段設定も自分で決めると仰っていました。
この習わしの通りだと、マイナー貧国に日本語をしゃべる高校生アニメーターか、高校生アニメータを所属させている、リクルート会社が存在する事になるのですが、正直あまりイメージがわきません。
実際のところどの程度の幅広い国の方が、制作に参加しているのでしょうか。
これはいわゆる実線処理といって、線の質感を工夫してるやつだと思う
アニメの絵って、デジタル化されて以降、単色で抑揚の無い線で描く必要があるんだが
そこを工夫したい場合、いったん着彩までは抑揚のない単色の線で進めて、
最後に撮影工程で線を手描き風に変化させたりすることがある
今回ご指摘の『七つの大罪 黙示録の四騎士』の線もこれで
漫画原稿のように、付けペンでカリカリ描かれたニュアンスっぽい線を再現するために
撮影工程で線に対して処理を入れているね
赤くなってる部分は、インクの濃さの表現だろうね。
線の太い部分はインクがたっぷり乗ってるので黒く見えるけど、
線の細い部分にはインクが薄くしか乗ってない再現として、薄いインクの色=赤茶色になるイメージで作ってるんだと思うよ。
誤解させたようで申し訳ないんだけど
一般的に業界で「海外」とだけ言うと、
作画アニメが業界としてちゃんと存在している「中国」「韓国」のアニメーターのことを指していて
以前中間エージェントが居ると話をしたのも「中国」「韓国」に限った話だね。
なのでその総作監が敢えて「どこの国だよ」「名も知らぬ貧国」と言ってるのは
むしろ業界一般で言う通常の「海外」ではないよ、という意味で敢えて言ってるってわけ。
で、一般的なケースではなくあくまで個別的な例としてではあるんだけど
SNSで『原画描けます』って言ってる謎の外人に原画描いて貰うケース、あることにはあるんだわ。
当然、ちゃんとしたスタジオで教育を受けた人ではないし
言葉の通じぬ海外の会社に直接SNSで売り込みかけるような、向こう見ずな輩たちってことになるので
本当にレベルも知識もピンキリで、ほんとgifアニメ描けるだけのド素人って感じの人達も多くて
画力はともかく、知識面でいろいろ問題があって、尻拭いする演出・作監から大クレームになることもあるのでリスクは高いんだが
中にはちゃんとしてて、かつ、尋常じゃ無く上手い人もたま~にいるんだよね…。
なので宝くじ感覚でチャレンジ枠として入れるケースがある。
でもちゃんとあらかじめ演出・作監に「初依頼の謎外人枠です」って相談した上で、
ダメだったら撒き直しにする段取りまでつけた上での依頼とかがベストだね。
ちなみにその総作監の発言が原文ママだとしたら「名も知らぬ貧国の高校生」はちょっと口が悪すぎと言うか、
性格の悪さがにじみ出てて嫌な感じだなー…
実際、そういう個人の海外アニメーターって、基本的には裕福な人が多くて、かつ美大生とかが多い印象で
時間やお金に余裕があるから、SNS経由で外国の仕事が受けられるんだよね。
なので俺が知ってる個人で言うと、スウェーデン人とか、フランス人とか、サウジアラビア人とかの個人が思い浮かぶが
いずれにしても『名も知らぬ貧国の高校生』とはちょっと酷い言い草だと思う。
繰り返しになるけど、業界で広く一般的に行われている行為ではなく
リスクを理解した上で、チャレンジとしてそういう人を入れる制作さんが稀に居る…という感じで
言語問題や送金問題もあるので、入れる相手次第で個別にいろいろ事情が変わってくる。
あくまで個人的な知り合いに特別に依頼することがあるよ、という感覚。
なので通常の制作会社で「海外を入れる」といえば韓国か中国。
どの制作会社でも世界各国の人を縦横無尽に使ってるということでは全く無い。
詳細にありがとうございます。
物語の芯になる部分を洗い出す作業であり軌道修正もやりやすいのが脚本段階ということですね。
そう考えると確かに
>よほど自分の絵コンテに自信があるんだな、羨ましいなという感じ
になるのも分かります。
>シナリオにOKを貰ってから進んでいれば、言質としても機能するでしょ
というところもすごく納得でした。
完全に体感の話で、統計等がない質問になってしまうのですがお許しください。
0年代~10年代前期あたりまで、中間色のないパッキパキの原色もしくは、彩度低めの作品やセピア調の作品多く。
この場でも1スレから現在まで定期的に、話題に上がっているフリクリもどちらかというと、セピアの部類に入る作品のように思います。
比べて現在の作品は、彩度高めの画面が多く、色鮮やかな印象を受ける作品が増えたように思います。
理由としては、セル画仕上げ→デジタル仕上げの技術進化が、大きな理由なのかな?と推測しているのですが
この理由だけではデジタル仕上げが、普及した初期作品~中期の作品の彩度の低さの説明がつきません。
業界全体として、彩度を上げた作品が増えた理由。
そして以前は、彩度が低い作品が多かった理由を教えていただきたいです。
完全に主観の質問なので、そもそも的外れな質問でしたら駄レス消費申し訳ないです。
せやから出身地とか関係ないんや
そうだね、その分析の通りだと思うよ
ただ、新房さんご本人の演出スタイルって、
ヤマモト・ヨーコとかソウルテイカーとかの頃は確かに新房スタイルみたいなの強固なものがあったと思うんだけど
月詠以降はどっちかというと副監督の人の技量・スタイルによってフィルムが左右されるようになってきてる気がしていて
ご本人の顔がフィルムからどんどん見えなくなってしまった
ひだまりや化1期あたりではもう完全に大沼さんや尾石さんの顔しか見えない感じになってしまって、
いざ語ろうと思うと、そもそも『これが新房演出だ』ってフィルムをここ15年で見た記憶も無いんだよなー…
そして新房さんご本人のコンテ自体はこんなに2D的でトガってはいなかったと思うんだよね
動かすところはそれなりに動かすし、空間ももっと立体的に使ってたと思うし。
『なのは』とか新房監督とは思えないほど普通だったし…。
いまシャフト風と呼ばれているスタイルはほぼ全て新房さんの影響下にあるところは間違いないんだが
しかしその新房スタイルそのものが、新房さんがお一人で作られたというよりは
腹心の部下達ありきで作ってきたものなんだろうと思う。
>>816
まぁ本郷さんにしても、『いきなりコンテ』といっても行き当たりばったりで描いてるわけでは無く
自分用にシナリオなり構成なりを書き起こしてるのではないかと思うので
どこでメーカーや原作にチェックしてもらうかという問題なんだとは思うけどね
ちょっとそこはノーコメントで。
あくまで『匿名の自称監督』という建前でやらせてもらいたいので、
直接プライベートなご質問にはお答えしないことにしてる
>>819
まあ、どこまでの質問ならライン超えなのかはこっちのさじ加減次第なので
別に気になったならご質問いただく分には構わないよ
その上でお答えできない質問があってもごめんねってことで。
>>820
せやせや
面白い質問やね。
まず単純に流行の問題もあるとは思うんだが
ひとつ考えておいた方が良い要素として、制作工程やテレビのデジタル化などの技術面の影響だね。
まず、00年代前半に、アニメ制作がちょうどアナログからデジタルに切り替わったタイミングくらいは
確かにバッキバキの原色の作品が確かに多かったと思う
これはむしろ、アナログ時代の制約で、どうしてもセル→フィルム→テレシネ(TV映像信号)へと変換していく中で、
色がくすんでしまって発色が微妙になってしまうケースが多かったのを補うために
もともとのセル自体は発色強めの色で塗った方が見栄えが良かったと思われる。
制作がデジタルに切り替わった後も、しばらくの間アナログ時代の慣習で、発色強めの色が好まれてたのではないかと思う。
それが原色バッキバキの作品が散見された理由だと思うな。
デジタルに移行してからしばらくの間も、家庭用TVはブラウン管が主流だったと思うが
ブラウン管は特性上、画面全体が液晶と比べて光って見えるし、すごく鮮やかに発色されるんだよね。
なので、セル→フィルム時代の色のまま作ると、過剰に色鮮やかに見えてしまう現象はすぐにみんな気付いて、
セル時代よりも彩度を落とした、落ち着いた色で塗るのが流行りだした。
それが彩度が低めの作品が増えた理由だと思う。
その後、2011年の地デジ移行のタイミングで、家庭用TVも一気にブラウン管テレビから液晶に置き換わりが進んだと思うが
液晶TVはむしろ発色という点においてはブラウン管テレビよりも劣るので
古い作品を液晶で見ると、特に肌色など明るい色が、今見るとだいぶくすんで見えるような現象も起きている。
これ当時のTVではもっと鮮やかに明るい肌色に見えていたってわけ。
特にモノトーン系、セピア系の色使いの作品なんかは、ブラウン管テレビで見るとぜんぜん雰囲気が違って見えるケースもある。
そういう感じで、作品の色使いというのは、その当時のテレビに合わせて調整されている側面があるんだよね。
まあこれはあくまで影響する要素のひとつでしかなくて
実際に作品ごとにどんな雰囲気の色合いにするかは、
演出意図と絡めながらいろいろ考えて決定していると思うけどね。
横レス失礼します。
>一方でAXsiZは普段からかなり厳しいクオリティの作品が多い。
そういえば、『きんいろモザイク』って実質AXsiZ制作なんですよね。
アニメPとメインアニメーターがAXsiZ制作でよく見かける面々です。
それなのに、視聴者から高い評価を得たのはかなり奇跡的な印象です。
おそらく、監督をしていた天衝こと田中基樹さんは相当すごい方なんでしょうね。
きんモザの企画は実質2期の後に発売されたOVA「Pretty Days」まででしょうね。
AXsiZは五組からビル移転して社屋が独立するし、田中さんもバイブリーアニメーションスタジオを設立しました。
完全に終わったと思われる中、劇場版「Thank You」が制作されたのはまさに奇跡と言ってもいいでしょうね。
先日、大学卒業直後のアニメーターの方が、レイアウト原画2万/2万 拘束最低45からお願いしますという、プロフィールで仕事を募集されているのを発見しました。
その方は、アクションが上手い方の様で、非常にかっこいいカットを、あげられていて、素晴らしいと思う反面、完全に素人目線なのですが、平均より明らかに依頼料の設定が高いのではないかと、思いました。
以前のレスで、総作画監督の年収の話題が上がっていましたが、
その際には、キャパいっぱい仕事して1000万だけど、その生活を続けるのはつらいと思う。
ゆとりや、自己研鑽のための余暇を作ると700万が総作監の年収だと思われる。
本人に年収いくらですか? なんてセンシティブな話題は振らないので推測の範囲ではあるが。
この様なやり取りがあったと、記憶しています。
一方話題に出した方の年収を計算すると
2万/2万 拘束45万の仮定で、1か月に20カット仕上げると想定します。
4×20=80万(LO原画) + 45(拘束)=125万円(月収)という事になります。
これを単純に12でかけると、年収が1500万円になります。
いくらアクションがうまく、才能があろうとさすがにこの額で、コンスタントに依頼って来るのでしょうか?
その方が交渉上手で、強気に交渉できているだけでしょうか?
劇場版のときに天衝さんが悔しそうにしてたのを思い出すね
>>825
まず単価4万・拘束25万という金額設定がかなり高額なのはご指摘の通り
予算高めのPVや劇場などではあり得ない数字ではないものの、一般的な単価設定ではない
なので、『この金額でコンスタントに依頼が来る』ということは考えにくい。
じゃあ何故このような表示をプロフ欄に書いてるのかというと、理由が別にあって…
そもそも、通常お仕事の依頼って、すでにお付き合いのある会社や、知り合い伝手で、直接依頼が来るわけですよ
特にこれまでお世話になっている人からの依頼や、
自分の好みや仕事の進め方をよく知ってくれてる人からの依頼がまずは優先だろうし、
それに比べて、SNSのプロフ欄を見て飛び込みで来る営業のほうが優先度が下がるわけ。
それに今の状況だと、既にお付き合いのある人からの依頼だけで、黙っててもスケジュールが埋まるんだよね。
なので、既にもらってる金額と同等の値段なら、いまお付き合いのある人との仕事を継続するので、
余所の話を聞く価値もないわけですよ。
『受ける理由』のある仕事をわざわざ弾いてでも受けたくなるほどの
好条件を示してくれないなら、依頼されてもどうせ受けられませんよ、という意思表示だと思ってくれ。
そしてもう一つ理由があって
誰が言いだしたのか定かじゃないけど、今のイケイケの若手の間では
『金額交渉はかなり強気にふっかけたほうが良い』というスタンスが流行ってる。
アニメーターって、
自分の価値を示せるのは自分だけなので、自己プロデュース、あるいは自己ブランディングといった形で、
自分を安売りしないことも大事。
たとえば同じクオリティの仕事をしていても、
会社側の言い値でいつも仕事していれば、「あの人は安くてもなんでもやってくれる便利屋」として会社から認識されてしまって、
安くてスケジュールの無い、妥協の多い仕事ばかり振られるようになるし
逆に、普段から高い値段じゃないとやらないといつも言ってれば、
「あの人は値段が高いから、クオリティの高い仕事を振らないと損だな」となって
やる仕事の品格が勝手に上がっていく。
逆説的になるけど、やる仕事の格を上げていきたいなら、
まず積極的に「俺は高い報酬の仕事しか請けません」と言っていくという方法があるわけだ。
あと、そもそも大前提として
普通はSNSからの仕事なんて最初からご入り用じゃあないんだよね
仮に、実際に手空きになって仕事が欲しい状況なら、SNSで募集するよりも知り合いや付き合いのある人に聞いたほうが早いわけで。
であれば、プロフ欄なんて何を言おうが構わないわけで
単価1000兆円じゃないと受けませんと書いたっていいわけですよ。
勘違いした変に安い依頼が来ても困るので、『魔除け』として高めの単価を書いておく、という戦略もある。
まあただ、あんまり自己ブランディング高めすぎると、仕事に対する期待値が上がりすぎてしまって
「あの人口はでかいわりに仕事内容が微妙だったな」
「高い値段ふっかける割りにイマイチだったな」と思われやすくなるリスクもある
なのでそこはちょうど良いラインを狙う必要があると思う
もしくは仕事以外で会うってことはありますか?
天衝さんが悔しがっているということは、
進撃のWIT STUDIOやゆるキャンのC-Stationみたいに、
ステップアップを目指して続編の制作担当を蹴ったというわけではなかったんですね。
まあ、バイブリーの作品履歴を見ると、幹事を担当していたKADOKAWAとの縁がなさそうですね。
そこが致命的だったのかと思います。
人手不足でやらざるを得なかったケース以外に元々絵が凄く上手くてやってる場合もあるんでしょうか?
ただ No.9 自体は内製部隊はあまり持ってなさそうですし、クレジットを見る限りはスケジュールも厳しそうです。アニPも確かいつもの糀谷さんのはず(なり手いないのか…?)。
やはりこのクオリティは No.9 がというより、南川監督やアクション作監でずっと入ってる髙木啓明さんの功績と見るべきでしょうか。
きんモザ作者の原悠衣先生はCOMIC FUZで『魔女は満月に咲く』というラブコメ漫画を描いています。
もし、アニメ化するとして、バイブリーとの繋がりがあるポニーキャニオンかNBCユニバーサルが企画すれば、
天衝さんが監督やる可能性がワンチャンあるかも知れませんね。
特に後者の方は『わかば*ガール』の円盤出していますし。
『魔女は満月に咲く』のキャラをYouTubeの反応集風に2人ぐらい紹介するとこんな感じです。
・逆ゼロの使い魔
・きらら系一之瀬アスナ
(見た目の雰囲気違うけど、髪の色が白っぽい、長身でグラマー体型、子どもっぽく人懐っこいという点で共通点ある)
・前作は男を知らない日常系4コマ漫画だったのに、今作で中学生男子には刺激が強い無知ムチヒロイン出すのは、心変わりが激しすぎる
・酒の失敗で廣井きくり超えした女
・きくり姉さんは不正解でランクダウン重ねていく感じだけど、この先生は一流芸能人ランクで「絶対ありえへん」食材選んでる感じだよね
彼は無職転生やアイマスなどの有名作品に参加していますが、
最近XでAIの過激な発言をして叩かれまくってます。
正直Mappaの新人アニメーター以上にネットリテラシーが低いと思うのですが、
監督はSNSで炎上しそうな方と組みたいと思いますか?
数年前あるスタジオに勤めていた、友人の進行と会った際に
「最近先輩に階段からけり落され、〇ね、〇すぞとか言われる」
と、通常であれば上司へ報告の過程を飛ばして、警察案件では?と、疑問に思うような話を聞きました。
ただ、その友人は演出に成りたい様で
「ここで問題を起こして目を付けられるのは、将来を考えると良くないし、面倒な奴と思われると道が狭まる」
と、未来を見据えた選択をし、大事にせず無事演出家に成りました。
また、別件になりますが先日、制作進行の方がXにて
「先輩に階段からけり落されて、暴言を吐かれる」
といった、友人と同じ旨を呟いた後、しばらくしてツイ消しする様子を、拝見しました。
以上を踏まえて質問です。
1制作進行ってそこまで会社の中での地位が低いのでしょうか。
2また、この様な状況が蔓延しているのであれば、何かしら表に出る問題って起きないのでしょうか。
以前A社が過労死を起こし、是正勧告をされましたが、それ以外に制作進行の労働問題が、しっかりと表に出てきた記憶がありません。
3階段からけり落される、〇ね〇すぞと暴言を言われる、等は極端な例ですが、パワハラ等をしっかりと対処した場合、制作進行が演出にステップアップする道は、閉ざされる物なのでしょうか
Twitterでフォローされることはぜんぜんあるし、
俺自身も自分の作品の出演声優とFF関係にはなってるけど
あくまでオフィシャルな宣伝ツイートをRTし合うくらいの儀礼的なものだね
俺自身は正直仕事以外ではまったく会ったことないけど、
個人的に仲良くなってる監督もゼロではないと言っておく
>>829
いや、まさに『ステップアップを目指して蹴った』んだと思うよ
つまり、天衝さんにとっては、一介の雇われ監督としてきんモザを続けるより、
バイブリーを設立して独自に企画を動かすほうがステップアップだからこそそちらを選んだわけでしょ
どちらも両立するってことは出来ない状況だったろうから。
ただ、そうやって吟味して選んだ選択肢だとしても、きんモザって作品に対しての愛着があるから、
出来ないのは自分が選んだ道だから仕方が無いけれど、それでも本当はやりたかった――
みたいな感じで悔しそうにしてた
>>830
いやー、あんまりあるケースじゃないよそれは。かなりのイレギュラーケース
実際本人の仕事ぶりを見てみないとわからんけど、
あんまり良い作り方してない気がするけどね
ただまあ、出来るスキルがあるならあとはやったもん勝ちみたいなところはあるからね、この業界
仰るとおり南川さんや髙木さんは本人達の馬力や実力も高いし、人も呼べるからね
No9の制作任せだと相当雑な作り方をされちゃうだろうけど、そこを頑張って支えてるのは間違いない
髙木さんのワンキル姉もスタジオの実力以上のクオリティだったしね。
>>832
たらればの話をしてもしょうがない
たとえば天衝さんがきんモザを大切に思ってたのは間違いないと思うけど
原作者の原さんや、メーカー側が天衝さんを気に入ってるかどうかなんて、こっちからは全くわかんないわけだしね。
なので発表されてみないとわかんないよ、なにも
>>833
Blenderオバケになりつつあるあの人ね
共通の知り合いがいるけど、実際にお会いしてお仕事をする分にはまったく問題無い人らしいけど
意識が高いタイプで、教育活動とか啓蒙活動に力を入れるのはいいんだけど
時としてそれがから回ってもの申す系老害みたいになってるよね
まったく褒められた気質じゃないのはその通りなんだけど
MAPPAの呪術班の連中みたいな、直接放送中の参加作品の愚痴を垂れ流すようなことはちゃんと避けてる気がする
(別に俺はずっと榊さんのTwitterを監視してるわけじゃないので、見逃してるだけだったらすまんが)
つまり、業界構造とか、指導者への批判、あるいは世間に対してもの申してるだけで、
作品作りの直接の関係者が言われて嫌なことは一応避けてる感じなんだよね
なのでMAPPAの連中よりは嫌な感じはあんまりないかも。
比較すればって話だけど。
SNSで炎上するって一言で言ってもいろんなタイプがいるけど
リアルで会ったときにも性格がねじ曲がってて、
すぐ人と喧嘩しちゃう人とは当然組みたくは無いんだけど、
リアルで仕事をしてる時にはぜんぜん頼りになるし、性格も温厚なんだけど
SNS上では何故かしょっちゅう炎上しちゃうタイプとかってのも居るんだよね
そういう、あくまで仕事は仕事として割り切れば付き合える程度の人なら、
リアルで仕事してる分には問題ないので、知らんところでネットで燃えててもどうぞご自由にって感じだったりする
なんならネットで大炎上してる人だけど実際に現場で会うとめちゃめちゃ優しくて若手思いの良い人ってケースもあるからさ
けもフレ2で大炎上した木村監督とかすげー良い人だしね。
なのでほんといろんなタイプの人がいるから一概にネットで燃えてるからってまとめて括ることはしないかなー。
まあ柳沼さんみたいにアウトラインを棒高跳びで超えていくような発言ネットでしちゃうと
もう論外ってことになっちゃうけど…
俺自身、大手~中堅の複数のスタジオを渡り歩いてるのである程度業界の雰囲気は判ってると思うんだが
さすがに直接「階段から蹴り落とされた」というのは聞いたこと無いぜ。
噂レベルではあるけど、20~30年前とかの時点では、昭和の体育会系の悪いとこがまだまだ残ってて
『昔は実際に上司や先輩にトイレで殴られた』みたいな話は無かったわけではないらしい。
ただ、ここ10年くらいは、直接手が出るタイプのハラスメントはほとんど無いし、仮にあったら大問題になる。
ご存知かもだが、アニメ業界ってものすごい人材流動性が高くて、風通しが良い
スタジオ内で虐げられてると感じれば、みんなすぐ余所に移っちゃうし
手や足が出るタイプの先輩がいれば、悪い噂がすぐ広まるんだよね
同じ会社内でじっと耐えないとキャリアが築けない場合は、
そういう上下関係を利用したハラスメントが蔓延ってしまうことは考えられるんだけど、
この業界の場合、特に制作進行であれば外との付き合いも多いので、
やべー先輩や上司がいるなら秒で他のスタジオに移籍するのが当たり前。
ただまあ、スタジオによって確かにガラの良い悪いはあって、
入れ墨金髪の半グレ上がりみたいな連中がうろうろしてるスタジオも無いことはない。
俺自身はそういうスタジオで仕事したことないんだけど、そういうところでは未だにパワハラがあるってことなのかね。
仮にそのご友人の方が本当にそういうパワハラを受けてるようならば、
厳しい言い方をするけど、そんな底辺みたいなスタジオに居着いてないてさっさとまともなスタジオに移ればいいと思うぜ。
世の中の大多数のスタジオなら、当たり前だけど蹴られることもないし『○ね』と言われることもないので。
それを踏まえてご質問に回答するけど
①制作進行の地位だけど、確かに高くは無いんだけど、
かといってそんなパワハラ受けて当たり前のボロ雑巾みたいな扱いではない
みんなぜんぜん楽しそうに仕事してるけどね。
②仰るとおりそういう状況が蔓延しているとすればもっと問題になると思う。
逆説的に、そういう状況は『蔓延してはいない』ということになる。
(ごく一部のガラの悪いスタジオでそういう事件が起きる可能性自体はある)
③ステップアップする道が閉ざされるのかだけど、
全ったくそんなことはないので安心してしかるべきところに通報してOK
まあパワハラしてくる奴あるあるとして、「ここで俺に逆らったら将来のキャリア潰れるからな」みたいなこと言って
それを信じ込まされちゃうみたいなケースはあるだろうけど
ただのハッタリでしかない
実際に他人のキャリアを潰せるような権力はスタジオの社長だって持ってないからね。
ちなみにパワハラとまでは言わんが
俺自身も最初の会社を辞めたときにそこの社長から「うちを出てやっていけると思うなよ」みたいな嫌味を言われたことはある。
ただ、実際はその後何の問題も無く監督やれてるので、
そういうハッタリで脅してくるやつの言うこと信じてもしょうがない。
演出と作監と進行の兼任は個人的にも見た事なかったので質問してみましたがやっぱりそうなんですね…
ヤマモトヨーコやソウルテイカーは未視聴でした。その頃までは、スタイルが強く出てたんですね。やはり社を代表するようなポジションになると、周りを活かす方向に変化せざる得ないってことなんですかね。
1期からなら何もない中で進める苦労、2期以降からなら既に作られてきた土台を崩さない気苦労がありそうだけど、何となく監督やるなら旗上げ段階の1期から携わりたい人がやり甲斐あって多いイメージある
>いや、まさに『ステップアップを目指して蹴った』んだと思うよ
そんな感じですよね。
悔しがっていたとおっしゃっていたので早とちりしてました。
>>836
>たらればの話をしてもしょうがない
世の中甘くないですよね。
しかしながら、魔女咲くのPVがYouTubeに上がっているんですけど、
主人公とヒロインにいきなりCVが付いたのは驚きでした。
個人的には何かの兆候だと感じますが、気長に待った方がよさそうですね。
youtubeのショートアニメってどう思いますか?
作家個人が作品を投稿し、映画一本を作る新海監督とは違うアプローチで世に浸透し
物によってはTV放送の作品より、とっぽど人気にのチャンネルや、作家個人のファンも大勢いる状態
作家の顔がイメージしずらいTVとSNSでは、戦略も受け入れられ方から何まで、根本的に別物だとは思いますが
イチアニメファンとして、今後このジャンルや方向性はどうなるんだろう、と気になっています。
色んな監督の経歴見てるとたまに監督それ以外は演出や絵コンテしてる人も多かったので業界スタンダードなのかなと
忙しくない時や興味ある作品なら監督じゃなくても参加するのは業界あるある?監督やりませんか?が逆にすくないのかな
まあその支える周りがめっちゃ優秀ってのが大きかったとも思うけどね
大沼さんも尾石さんも単独でも大成してたであろう天才だと思うし
それ以外にも武内さんとか板村さんとか、一時期のシャフトは有能な演出家が揃ってたから
>>840
単純に作業量という意味では当然1期からのほうが大変ではあるけど
2期の場合はやっぱり1期と比較されてしまう部分もあるし、下手に変えて批判されることもあるだろうから、
そういう気苦労は2期以降はあるよね
なので、プロデューサーの意向次第だけど
1期のスタイルをクライアント側が気に入っていてそれを順当に引き継ぐ形がいいなら
2期で違う監督を立てる場合でも、1期に何かしらで参加してたスタッフにオファーするケースが多い気がするね
逆に1期に不満点があった場合は、もう全く関係無い人にオファーして、
1期はなかったことにして作ってくれと依頼する場合もある
まあもちろん出版社から期待されてる作家さんなのは間違いないので
アニメ化自体は十分期待出来るとは思うけどね。仰るとおり、気長に待つスタンスでいいと思う。
>>842
個人作家レベルのものは本当にピンからキリまでいろいろあるので
今後どうなるのか以前に、現状の勢力地図すら判らんからコメントし難い部分はある
個人的にはロリ神でバズったががめさんと、強風オールバックで流行った小津さんに注目してるが
ただやっぱり個人レベルだとどうしても作業量的にループアニメーションとかで勝負するしかなくて、
ストーリーテリングが出来るようにはなってない
新海さんとか吉浦さんとかみたいな人達はストーリーテリングのために自ら作り方をを商業化させていったわけで
ストーリーモノがやりたいならそうするしかないのかなとも思う
オファーって意味だと演出や絵コンテのオファーも当然多いよ
監督は1作品に一人だけど、演出や絵コンテは話数の分だけ必要なので
純粋にオファー数が多いんだよね
そして当然俺も含め多くの監督が、監督業が優先ではあるけど、
スケジュールが空いてたら他作品の絵コンテや演出を担当するケースってのは多い
みな演出の力量が認められて演出から監督に昇格しているので
逆に、監督経験のある演出家ってやっぱりみんな一定以上の実力を持ってるので
依頼する側としても安心して任せられるからね
監督はスケジュールが厳しくてもアクション等の作画をしっかりやるような現場を経験した事がありますか?
最近日本国内のアニメが過食気味で、アメリカの作品に目を通してみたのですが
あらすじ自体に大きな差は感じないのですが、キャラの見せ方や演出に違いを感じ、新鮮な気持ちで視聴できています。
そこで、日本アニメと海外アニメの違いって何だろうという疑問に行きつきました。
様々な要素の中で先ず違いとして目に入るのは、キャラクターデザインの違いだと思いますが国内は線が多く、曲線を多用し体の柔らかさや、目じりのしわ、手首のしわ(これに関してはエヴァQ以外で見た事無いですが…)
等で、ちょっとしたニュアンスを表現している一方、海外のアニメは視野や輪郭も線が少なく、割り切ったデザインが多い印象を受けます。
また、キャラの見せ方も、国内の作品は内面に寄って行く作品が多い一方
役割の中でどうやって意外性を見せて、驚かせたり笑わせるかの勝負をしている印象があります(国内作品に例えるとおそ松さんや、ポプテピピックが近いかもしれません)
と、漫然と視聴していても、なんか国内と国外のアニメって見せ方やとらえ方が違うなと、感じる事が多々あるのですが、何故このような違いが生まれたのでしょうか。
どんなラインで『作画をしっかりやる』現場と定義するのか知らんからそこはスルーするとして
終盤それなりに苦しくなるのはどこの現場でもそうだけど、
業界人の間でも噂になるレベルでスケジュールが壊れたことは監督としては経験してないが
演出としてならぶっちゃけかなりイカれたスケジュールの作品に参加したことはあるよ
裏話いろいろあるからめっちゃ言いたいけど、
それ言っちゃうと特定されちゃうから言えんのがもどかしいw
>>849
ごめん知らない
おそらく「日本作品は線が多くニュアンスが細かく、海外作品は割り切ったデザインが多い」というのはちょっと違ってるかな
「線が多くニュアンスの細かいリアル系の作品」と、「割り切ったデザインのいわゆるカートゥーン系の作品」という
それぞれ違うジャンルが存在していて、日本と海外どちらにもそのジャンルは存在するんだけど、
作品の比率が違うっていうだけだと思う。
まず日本でも、たとえばアンパンマンとかしまじろうとかみたいに子供向けの作品では、
徹底的に線が少なめでシンプルな絵柄の作品もあるでしょ
あるいは大人向け作品だとしても、「サザエさん」とか「コボちゃん」みたいな風刺4コマみたいな作品は
シンプルでデフォルメされたスタイルのもので、これは日本でも十分存在しているわけ。
一方で、写実的でリアルな描写を狙った作品は、
海外では3DCGや実写作品として作るほうが良いとされていて、わざわざアニメで作ろうとはされてない。
これって別に不思議な話ではなく、普通に考えたらそうでしょ。
で、日本の映像業界にとってみれば、
実写や3DCGだと、どうしても予算規模が作品の出来に直結するので、
日本の映画会社やテレビ局が頑張ったところで、予算が桁からして違うハリウッド作品には絶対に勝てないわけですよ。
ところが、早々と海外の映画業界が捨てた『アニメ』という土俵であれば、
実写作品でスペクタクル巨編を作るよりは安価な予算で制作が可能だし
海外にライバルが少ないので、世界的にも評価される作品が出てきたわけ。
そういう消極的な理由も含めて、日本のアニメ業界は海外が捨てたリアル系の作品も作り続けることになったってわけだね。
海外と国内で作品傾向が違う気がするのはそういう理由だと思うよ。
ただ、海外作品でも、それこそ「スパイダーバース」とか見たら、いろんなスタイルの表現があるのがわかると思う。
業界地図を書けるほど俺も詳しくは無いんだが、やっぱり裾野が広いので、様々なスタイルの作家やスタジオが海外にも存在していて、
なかにはアメリカ作品じゃなくてヨーロッパ作品だけど、『神々の山嶺』なんかは(原作が日本の漫画だということもあり)
かなり日本のアニメに近い表現をやっているような人達もいる。
なので、『海外には日本みたいな繊細なニュアンスの表現のアニメは無いのだ』って考えるとちょっと違うかなと思うかな。
質問させていただいたものです。
『一方で、写実的でリアルな描写を狙った作品は、
海外では3DCGや実写作品として作るほうが良いとされていて』
日本生まれ日本のコンテンツを、見続けていた身としては、この発想がはなから無く、そりゃそうか、となりました。
『早々と海外の映画業界が捨てた『アニメ』という土俵であれば、
実写作品でスペクタクル巨編を作るよりは安価な予算で制作が可能だし
海外にライバルが少ない』
この意見も非常に参考になりました。
アニメは日本の専売特許というより、海外が先に大人向けジャンルで見切りをつけたので、その穴をついた。
これが考えかたとして正しいのですね。
とてもいい学びになりました。
回答していただいてありがとうございます。
個人的に気になるのでお話の中で出てきた、神々の山嶺、拝見させていただきます。
それともなるべく遠慮したいですか?
またこれまでで出演したこと/依頼されたけど断ったことはありますか?
そうそう
要するに生物学で言うところの、同じニッチにあたる作品が
海外だと実写になって、日本だとアニメになったという経緯があるんだと思うな。
たとえばだけど、アメリカで大ヒットしたSFとして「スタートレック」とか「スターウォーズ」があると思うけど
日本で同じジャンルでヒットしたのは「宇宙戦艦ヤマト」や「ガンダム」になるってわけ。
正面からスターウォーズに日本の映画業界の予算規模で挑んでも絶対に勝てなくて、
むしろ邦画SFなんて、ショボショボのCGやチープな特撮でガッカリする作品が多いわけですよ。
でも、アニメであれば最初から実写作品とは別の土俵なので、
正面から勝負する必要が無かったとも言える。
俺自身は表現手法としてのアニメはぜんぜん実写には劣ってないどころか、アニメの方がやれることは上だとも思ってるけど
そのベースとなるアニメ作品文化がこれほど根付いたのは、そういう海外作品との生存競争の結果だと正直思ってるよ。
>>853
俺は直接登壇した経験はないなー
別に依頼されればどんなことでも協力するつもりではあるが
アニメ監督なんて新海・宮崎レベルでもなきゃ一般人知名度がそもそも無すぎて、イベントで呼ばれるってのはなかなか無いと思う。
たとえばあれだけ成功を収めてる「鬼滅の刃」とか「SPY FAMILY」の監督だって、
よっぽどコアなアニメファンでも、言えない人のほうが多いと思うし。
これは相当スケジュールに余裕をもって作ってるってことでしょうか
今回の呪術みたいにかなりの人海戦術に打って出てでもスケジュール崩壊前と同じくらいの作画を維持しようとする現場は経験あるのかな、
と思ったので…分かりにくい質問ですいませんm(_ _)m
作画wiki情報だけどテレコム出身の古俣太一さんがそうだったはず
あれは監督のスタイルだと思う(複数作品で全話コンテ切ってる)
あれ確かにロトスコっぽいなって俺も思った。
作画オタクの人の反応含めても、なんだかロトスコとわざわざ言うと、すごく特殊な技法を凝らしてるように感じてる人がいるみたいだけど
日常的に作画に用いる手法の一種なんだよね
今はスマホひとつあればいくらでも実写の動きを撮影して参考にすることが出来る時代だからね
ちょっと描くのが難しい動きだったりすると、まず実写で参考になる動画を撮影してみるってのは
ぜんぜん珍しいやり方じゃないよ
直線引くのに定規使ったりとか、先に薄い色鉛筆でアタリを取るとか、
そういうレベルで日常的に使われていて、わざわざ使いましたと言うほどの技法では実はない。
なのでわざわざ「ロトスコで魅せる」とかっていうような、ロトスコだからこうですという意図は別にないと思うぜ
直線引くってときに「定規を使った意図はなんでしょうか?」って聞かれても困るでしょ。
あくまで上着を着るというお芝居をするにあたって、説得力のある、クオリティの高い動きを描くために
実写で同じ動きをやってみて参考にしたって感じなんじゃないだろうか?
勘違いしてるかもしれないけど、
上手いアニメーターほど、想像だけであらゆる動きを自在に描いてるわけではなく、
むしろ実写の参考撮影などの労力のかけ方や、集めてきた参考を適切に取捨選択・編集してカット内容に取り込む上手さで
差が出てくるんだよ
単に服を着る動画があれば全アニメーターがそれをロトスコしてあのレベルの原画に出来るってわけじゃない
むしろ下手な人は、参考があってもそれを生かすことが出来ないんだよね
まあ30代ならまだまだぜんぜん可能性はあるよ。ぜんぜん不可能ではない。
大手のスタジオの新人枠で業界入りは現実的に厳しいと思うけど、
何かしらコネを使うか、弱小スタジオ狙いでいけばぜんぜん業界入りも可能な気がする。
俺の知り合いでも30前後で他業種からアニメに来た人は何人か思い浮かぶ。
そして入ってしまえば年齢は関係無くなって実力で評価される業界なので。
>>858
これだけをもってスケジュールに余裕があるとは断言できないかな、
多少無理してでもコンテ最優先でやる監督なんだろうなというイメージなので
補足ありがとう
>>862
まず「編集へのリテイク」ってのは基本的に発生しないものなんだよね
編集作業する日は決まってて、その場で編集・監督・演出の3人立ち会いの上で編集を行って、全員納得したもので決定となり、
それを後から変更するってのは基本的には無いのよ。
(テレビシリーズの場合。劇場版だと複数回行うことはたまにある)
「撮影へのリテイク」については、逆にむしろ一番ギリギリまでやれるリテイクだよ。
作画や色彩、美術といった工程については、もう完成間近のタイミングではいまさら遡って修正を依頼するのは不可能だったり、
できても時間がかかるケースが多い。
(仮に作画を修正したいとなった場合、作監→動画→仕上げ→検査→撮影といった各工程でやり直す作業が発生するので、手間も時間もかかる)
一方で撮影に関係するリテイクは、遡る部署が撮影だけなので、残り時間がギリギリの状態でも対応できる確率が上がる。
もちろん労力や残り時間との兼ね合いは常にあるってのと、
残り時間が少ない場合、クオリティをより高めるためのリテイクよりも、
まず最低限の放送事故回避のためのリテイクを優先して処理する必要があるので、
そのへんの話も含めるともちろん時間切れで妥協することはあるけどね。
実写をトレースするのがロトスコープであって動画撮って参考にするのはロトスコープでは無いって認識だったんですが業界内だとどっちもロトスコープなんですか?
もちろん、基本的には実写をトレースするのがロトスコープなので、参考に横で見てるだけだとそれはロトスコとは言わないと思うが、
逆に聞きたいんだが、”参考にしている”ことと”トレースしている”ことの違いというか、そこのボーダーラインはどこにあるんだ?
どこまで忠実ならトレースで、どこからが参考なのか教えほしいな。
俺は”参考にする”ことと、”実写動画をトレースしている”ことを区別する意味を感じてないので、あえて混ぜて書いてるんだよね。
『悪の華』レベルで徹底するなら、まああれは本当に忠実なトレースだと言っても差し支えないと思うが
通常は、実写映像をトレースするって言っても、
そのまんま実写映像の輪郭線を1コマずつなぞっても何にもならないわけですよ
結局はキャラの絵柄や服装の設定に合わせたり、アニメとしての絵になるよう再解釈しながら描く必要があるし、
フルコマ全原画書き送りで描いてるわけじゃないので、尺に対してタイミングの調整や中割を入れたり等々、シートの調整もやってるわけ。
なので、作画する上で実写映像が下敷きにあったとしても、それは忠実なトレースというよりは、『参考にして再解釈して作画している』作業に近い。
今回のフリーレンのカットもそうだと思う。
web系第一世代が取り入れて以降動画撮って参考にするのが当たり前になってるのは知ってましたが、それをロトスコープと言って良いのかどうかがわからなくて安易に使えない言葉だったんですよね
あーなるほどね
厳密には悪の華レベルじゃないとロトスコと言っちゃいけない気がするけど
今の若手はもう少し軽く、実写動画クリスタに取り込んで作画するのを押し並べて「ロトスコ」って言ってると思う。
俺の周りだけかもしれんけど。
すごく参考になりました
こうやって現場側の認識を聞けるの有難すぎます
今劇場シリーズやってる「プリンセス・プリンシパル」が時々スタッフトークショーをやってるんですよね
結構面白い話が聞けるので他の作品でももっとやって欲しいんですが…
先日キルラキルの原画集を手に入れ、本田さんが描いた変身バンクを一枚ずつ見ていたのですが
線がややラフだなといった印象をうけました。
ただ、業界内で異常なまでの信頼を得ている本田さんの仕事であり
おまけに、変身バンクという見せ場である以上、手を抜いた訳はないでしょうし、実際の画面では格好良くなっていたので、これが普通なのだろうと飲み込んだのですが
別作品の総作画監督の方がXに挙げていた、修正集には本田さんと同じ様なラフな線の修正に対して「ラフでごめんなさい、よろしくお願いいたします」といった、一文が書き込まれており
えっこれもラフなの? と˝ラフ˝の概念や基準が分からなくなりました。
原画動画の方的にはどのラインからラフで、どのラインからラフじゃないのでしょうか。
また、このような線の基準がデジタルが普及してい以降変化しているのでしょうか。
良ければ教えていただきたいです。
プリプリみたいな試みがもっと増えると良いよね
まあさんざん言われてることではあるけど、
声優さんを並べて、通り一遍の宣伝文句言わすだけのイベントや特番を見てもなんも面白くないから
せっかくならスタッフの裏話が聞きたいって気持ちは俺もめっちゃわかる。
もう一個スタッフトークが少ない理由として、
『スタッフの裏話』自体に、制作会社や委員会からすると
お客さんに聞かせたくない内容が混入してることがしばしばあるってのもあるだろうな。
最初から最後まで一切のトラブル無く進む現場なんてあんまりなくて、
たとえばだけど、途中でモメて一部のスタッフや下請け会社と喧嘩別れしてたりとか
(俺自身、いままで経験した全ての現場で1話完成前にメインスタッフの交代があった)、
内容面で監督がやりたかったことを諦めざるを得なかったとか、
そういうネガティブな裏話も山ほどあるわけ
スタッフトークショーをやっちゃうと
その場の勢いでそういう言わなくてもいい、余計なことをぽろっと言っちゃう可能性があるわけだよね
声優さんとかって、もちろんあの人達はプロなので余計なことは言わないだろうし
そもそも制作現場とは距離があって、基本的には台本貰ってセリフ読むだけのお仕事だから
現場側の悪い意味の裏話とかを最初から『知らない』わけよ
トラブルでスケジュールが遅れたとしても、「なんか遅れてるらしいですよ」って情報しか声優さんにはいかないからね
なので下手なこと言って炎上したり、名誉毀損になったりするリスクが無くてすむ。
そういうリスクもあるので、
最悪、あとから編集が可能な、特番とかオーディオコメンタリーとかでのスタッフトークはまだ可能なんだけど
イベントや生配信特番でスタッフ呼ぶってのは今後もあんまり増えない気がする。
キルラキルの原画集を持ってないのであなたの見たラフな線というのがどのくらいかは判らないんだが…
原画についてはそれよりは綺麗に描かないといけないんだけど、
とはいえある程度線がラフでも、結局は動画時に整える前提なので、別に構わないわけ。
別の言い方をすると、
ご存知だとは思うけど、原画の線が直接画面に映るってことは無くて、
あくまで画面に映るのは動画さんが清書した線になるわけだから
原画時点で線に拘ってもあんまり意味ないんだよね。
重要なのは、その時点でのぱっと見の絵としての完成度や丁寧さではなく、
むしろ後工程の人が拾いやすくて整えることが可能な内容になってるかどうか。
なのでパッと見は丁寧に描いてあっても、
よくよく見ると動きの中でパーツが破綻したり、色の塗り分けが逆転したり等々のトラブルを抱えてる原画のほうが「雑な原画」ということになって、
逆に線自体はラフでも、それを綺麗にトレスさえすれば成立してくる原画なら十分に「丁寧な仕事」ということになる。
まぁ当然、度を過ぎてラフすぎれば先工程の人が困ってしまうのでNGなので
そこは内容次第って感じかな。
で、別の方が書いてたという「ラフですみません」という文章についてなんだけど、
これ、本当にラフなことを謝罪しているというわけじゃなくて、自分の仕事ぶりを謙遜して言う定型文なんだよねw
業界用語の一種。
たとえば「おはようございます」って、別に早すぎる!って思って言う言葉じゃないし
「お疲れ様です」って言うときに相手が本当に疲れてるかどうかは関係無いでしょ。
そんな感じで、実際にラフかどうかはあんまり関係無く、
「後工程の皆様にご迷惑おかけするかも知れませんが何卒よろしくお願いします」的な謙遜のニュアンスを込めて
「ラフですみませんがよろしく」って書くのが定型化してる。
もちろん本当に「ラフになっちゃったけど時間切れで出すしかなかった」とかってケースでも
ラフですみませんとは書くんだけど
そうでなく、かなり丁寧に書かれてる素材にも「ラフですみません」て書かれてることが多い。
アニメーター業界共通の謙遜・挨拶としての定型文なので、文字通り真に受ける必要はないよ。
https://twitter.com/fkgwfkgw/status/1721800500285518164
> 「笑ゥせぇるすまん」のアニメ制作スタッフに向けてのA先生の手書きのお願いすごい 先生の誠実さがよくわかってめちゃくちゃぐっときてしまった
あーリスク、なるほど…
プリプリでもいくつかオフレコでって言われた内容はありましたね。トラブルとかネガティブなものではなかったですが
SHIROBAKOはPと社長がだいぶ好き勝手しゃべってた記憶ありますw
このようなやり方のメリットとデメリットはどういう事がありますか?
編集で個別クレジットされてたので1人かと思ってましたが複数人で行われるんですね。
コンテマンで撮影のクオリティが異なる印象なんですが、監督よりコンテ演出の方が裁量権が大きい感じなんでしょうか?
これは素晴らしいと思う
作品として表現したいことや、大人の視聴に耐える内容にしてほしいことなど藤子先生の思いをきっちり言語化してあるように思う。
こういうメモが無ければ無いで、アニメ側で目指すべき地点を設定するだけの話ではあるので
「ありがたい」とは思わないけど
アニメ側の進む方向をコントロールしたいならこういうメモを出すってのは正しいやり方だと思うわ
後出しでマイクロマネジメントしようとしても絶対上手くいかないので、先にこういう目指す方向について明確にしておくほうが
作品にとっても現場にとっても良い結果になる
>>877
場合によるとしか…
優秀な人材を大量投入できるならそのほうが密度が上がるけど
へっぽこが大量に混ざるくらいなら、信頼できる少人数で作った方が平均点が上がるからね
編集さんが好き勝手一人で編集したら、監督がやってほしいものにならないでしょ。それじゃ全く意味が無い。
『編集』とだけ聞くと、youtuberの動画編集みたいな作業を想像するのかもしれないけど、
アニメや映画における編集作業ってのはぜんぜん違うのよ
あくまで演出的な意図を決めるのは監督や話数の演出家であって、
編集さんは監督たちの脳内にあるイメージを実現するためのオペレーターの役割に近い。
実際の編集当日は、3人で一緒に映像を確認しつつ、かなり細かく監督や話数の演出家が
「○コマ削ってくれ」「○コマセリフをズリあげてくれ」みたいに細かく指示を出していく感じで進めていく。
そうやって完成したものなので、それをあとからリテイクで変更するとかっていうのは基本的には無い。
付け加えると、
編集を行った後、それに従って音響作業が行われるんだけど、
これは映像制作とは違う会社が担当していて(『音響制作』としてクレジットされている)、
その会社が本番作業日を決めて(この日をダビングという)、その日だけで完成させてしまって、
そこで完成した音声はもう変更できない。
で、当たり前だけど、音が完成した後から映像側の編集を変えると、音と合わなくなってしまうよね。
なので必然的に映像のほうも後から編集を変えるということは出来ないルールになってる。
そんな感じで、いろんな工程がそれぞれのタイミングでロックがかかるというか、
遡って修正が出来なくなるタイミングがあるってのは、別にテレビとか映画とかの業界では珍しい話じゃないんだけど…
アマチュアの人にとっては『編集』ってかなり最終工程に近くて、全部の素材が揃ってから完成直前にいじくってるイメージだと思うんだけど
アニメにおける『編集(カッティング)』ってのはぜんぜん違って、
むしろどっちかというと上流工程に位置していて、原画が一枚も無い状態でも編集が終わっていて、タイミングを変更できなくなっている場合があるんだよね
クライアント側とかにたまに居るのが、中途半端にアマチュアで映像制作かじった経験がある人とかほど
「えっ、この修正もう出来ないんですか!」ってびっくりするんじゃないかな。
>コンテマンで撮影のクオリティが異なる印象
いやいや、それは違うと思うぜw
何を見てそう思ったのか知らないけど、撮影は作品ごとに同じチームが担当するケースがほとんどなので、
どの話数も同じクオリティだよ
たぶんあなたが『撮影のクオリティ』だと思ってるのは、要素としては演出の範疇だと思うよ。
撮影さんにどんな画面にしてくれと要求するのはあくまでコンテと演出家だから。
それにどれくらいの精度で応えられるかが『撮影のクオリティ』。
このやりとりをしてて思ったけど、
たぶんあなたの想像してる制作現場は、編集さんや撮影さんなど、各セクションが
それぞれ自己裁量で「こうしたらもっと良くなるな」って考えながら作業しているのを想像してるのかな。
でも実際のところは、
ひとつのアニメに関わってるスタッフって本当に何百人といて、それぞれが好き勝手に考えて作業したら、
目指す方向もバラバラになってグチャグチャになってしまう
なので、全てのセクションに対して、監督や話数の演出家がまず目指すビジョンを決めて説明して、
各セクションはそれを実現する…という仕組みになってる。
アドリブも許されてはいるけど、それはあくまで監督や演出家から説明された方針に反しない範囲で、という形。
なので撮影が良いとか、編集が良いとかって思っても、それを指示した演出家の力である可能性が高いんだよね。
>監督よりコンテ演出の方が裁量権が大きい感じなんでしょうか?
この質問にお答えすると
まず基本的には、その話数に関するあらゆる事柄を絵コンテや演出が決めている、というのが前提で、
各セクションに対する説明も、その話数の演出家から行われるのが基本。
ただし、話数を跨がる決め事に関しては監督が決めているのと、
各話数の演出家の指示を修正したり、上書きする権限が監督にはある。
なので、たとえば、監督は一切口出しをしないでコンテ演出の人の意見が100%通って作られてる場合もあるし、
逆に上がってきた絵コンテに監督が不満で、監督がほとんど全部描き直してしまっている場合もある。
これはクレジットを見るだけではわからない部分だね。
監督と演出でそれぞれどういう職分になってるかを説明するには
具体的に制作工程を説明しつつの細かく専門的な話になってしまって、本が一冊書ける量になってしまうので
今後も質問があればその事柄に絞って回答していくつもり。
TVアニメだと鬼滅勝負話数は1年かけてると聞きますが完全内製のufoならではと思ってました
フリーランス主体でこれを実現するには主力アニメーター(今話数だと土上さんグレンズさん温泉さん辺り)完全拘束が必要な気がしますが実際どうなんでしょうか
当然拘束費用はバンバン払ってるとは思うが、全員完全拘束だったかというと違うと思うよ
むしろ逆に、1年あったからこそ完全拘束ではなく半拘束でも作れたという考え方も出来る。
全部の話数を一定のクオリティにしようと思うと内製or完拘率を上げていく必要があるが
今クールの呪術みたいに、話数ごとにゲストスタッフが違ってるような作り方なら、
時間さえあれば他作品と掛け持ちでお願いすることは可能やで
むしろ『掛け持ちでも構わないし、ギャラも完全拘束レベルを払うので、手伝ってください』
って交渉することでしか呼べなかったような人も居るんじゃないだろうか
フリーランス確保のための現場最前線とか近いうちにメディアで特集組まれそうな状況感じます
予算多くないのに『掛け持ちで空いてる時間対応だけど手伝わせてください』で凄い面子で1クール丸々埋まったヤマノススメみたいな作品が今後も登場する余地が残るか気になります
時折スレ内で、上がる話題として
「クリエイターは自己プロデュースも仕事だから、身の売り方や交渉も考える必要がある」
この様なお話が出ますが、演出はどのように特化するべきといった、パターンはあるのでしょうか。
素人目ですが、アニメータは多少パターン化されているのかなと、考えており
アクション、丁寧な日常芝居(最近ですとフリーレンの上着を羽織るシーンなどでしょうか)
最近見かけた珍しい方ですと、食事の作画に特化した方。
作品によっては馬専門の作画監督、楽器専門の作画監督等
パッと思いつくだけでも、特化する方向や方針がいくつか思いつきます
ただ、演出に関してはその特化や売り出し方の方向性が、見えません。
以前監督さんは、スレ内で
「演出は100点の仕事ができるのが大前提、面白くなるのはコンテと作画のおかげ、やりがいはコンテ切った回の演出を自分でやり世に出した時」
といった趣旨の事を、仰っていましたが
この、仕事の仕方だと特色を出して、自身の色や得意分野で売り出し、自己プロモーションをするのが、非常に困難なように思えます。
演出の方はどのようにして、自分を売り出しプロモーションするのでしょうか。
また、どのような演出家がより高い単価で、お仕事を振られるのでしょうか?
>今後も登場する余地が残るか気になります
そりゃ当然あると思うよ
優秀なクリエイターは優秀な人と連みたがるので
良い面子が集まってると噂になる作品にはどんどん優秀な人が集中するという現象がある
クリエイターという生き物の性質なので、この傾向が変わることは無い。
逆に人とつるまないタイプの、優秀なクリエイターって居ないのでしょうか?
彼はハッカドールの監督をして、その後魔法陣グルグルの監督をクビになっています。彼は癖の強い方なのでしょうか?
音響監督は監督とどれくらい打ち合わせするんですか?隙間を縫ってなのか、明確にスケジュールとしてあるのか。
・演技指導って、監督とかとざっくり方向性打ち合わせした上でですか?(それともほぼ独断?で監督が口を挟む感じ?)
・選曲は音響監督がつけたものをチェックする形ですかね?
アニメーター出身の演出家がどの程度有利なのか、仕事を振る優先順位が高いのか教えていただきたいです。
また、以前見かけた別のツイートで「言い方が失礼かもしれないけど、場合によって漫画家としては、売れない人が演出をしている事もあるし
その職業から? って感じの予想外のところから演出家が出てくる」
といった投稿をみました。
演出家は、てっきりツイートの様に、アニメーター出身と制作出身が主なのだと思っていたのですが、想像以上に、ちゃんぽん状態というか
クリエイティブな業種のるつぼの様になっているのでしょうか?
https://twitter.com/bokuen/status/1723185571269591414
横から失礼します。
有志のwikiで網羅的ではないけど、ここのタグ一覧で「出身」を含むのを見ると色々あって面白いです。
https://w.atwiki.jp/enshutsu/tag
便乗で監督に質問です。
撮影の仕事からOPEDとかMVの演出を担当してさらに本編の演出に進むみたいな方がけっこういるイメージですが、
撮影出身の演出家さんに共通する特徴とかあったりしますか?
演出家の自己プロモーションか…
正直な話、正解なんてものがあるなら俺が教えてほしいぜw
斎藤圭一郎監督みたいに、実力は当然のことながら、作品運までも味方に出来るような凄腕はまあともかくとして、
俺みたいな凡百の監督としては悩ましい問題ではある
仰るとおり専門性や得意分野のアピールは作画さん以上に難しいし、
そもそも演出なんて何をやってるのか判りづらいってのが大きくて、
業界人同士でさえ、作品への貢献度を正しく測って貰えないケースも多い。
なので、『良い仕事をして評価を高める』のはもちろん当然の発想なんだけど、
そもそも、良い仕事をするために、まずは仕事の取り方(選び方)を上手くやるというのがすべての基本になってくる。
演出家の仕事って、パフォーマンスというか、上手くやれたかどうか自体よりも
単にどんな作品に携わってきたかで判断されてしまう部分がある。
(学校内の成績よりも、単に学校名だけで学歴を判断されてしまうみたいなイメージ)
演出家は作品に関わる期間が長くなるし、なんでも掛け持ちというわけにはいかないから、
来たオファーを頭から受けていくのではなく、
自分のキャリア形成にとってプラスかどうかをよく考えて受けるかどうかを決めていく。
ここで考慮するのは、作品の格とか話題性、制作体制が充実してるかも重要なんだけど
どれくらい自由度があるかや、依頼してきたプロデューサーやデスクに恩を売るチャンスかどうかなども考慮しないといけない。
で、自分に合ったオファーを貰うためにも、
この人は自分に仕事をくれそうだなというプロデューサーなどを見極めて、「こういう作品やりたいんでお話あったら声かけてくださいね」みたいな
アピールが出来るとなお良いよね。
どうしても、仕事自体が自分の意思で全て決められる仕事ではなくて
どんなオファーがあるかも時の運だし、参加してくれるスタッフとの巡り合わせも運要素が大きかったりするから、
ある程度そういう流れに身を任せつつ、時に自分が岸に進んでるのか沖に向かってるのかわからなくなりながらも、
それでも着実に少しずつ目指す方向へ進んでいくしか無い気がするなぁ…。
もちろんいろんな人がいるので、居るか居ないかでいえばそりゃ居るけどね。
むしろ886の書き込みは
>優秀な『クリエイター』は、優秀な人と『連みたがる』
ではなく
>『優秀な』クリエイターは『優秀な人と』連みたがる
のほうを強調して読んでほしい。
つまり、より向上心のある人や、チャンスを掴もうと目をギラギラさせてる若手たちは
その時々で凄腕の集まる作品やチャンスの多い作品に集中する傾向はこれからもずっと継続するだろうってこと。
で、仰るとおりの人と連まない一匹狼タイプの人もいるんだけど
そういうタイプの人って、条件交渉なども含めてあんまりコミュニケーションに時間や手間を割きたくないって人達だし
周りの人の出入りが激しいのも嫌がるので
たとえばMAPPAみたいに人がどんどん入れ替わる新進気鋭のスタジオなんかには自分から好んで近づくことはないだろうなって印象だな。
>>888
まあTwitterで見ての通りの感じの良くも悪くもやんちゃな人だよ…
人によって細かいやり方の違いは多少あるけど、代表的な例で言うと…
まず一番最初に顔合わせと、全体の演出方針などの話し合いはやってるけど、
細かく具体的な演出を話し合うことはなく、わりとざっくりしたことしか話さないかな。
で、オーディションやキャスティング、音楽発注とかがあるんだけど、
監督のイメージが優先で、音響監督はそれをサポートする役割が大きいかな。
いろいろ準備が整ったら晴れて第1話のアフレコということになる。
アフレコ当日の流れなんだけど、ちゃんと丁寧に説明すると…
まず最初に『テスト』といって、声優さん達自身の解釈で準備してきた演技で、通しで一回やってもらう。
それが一通り終わったら、音響監督が振り返って、
後ろで見ていたスタッフ陣に「いまの演技はいかがでしたか」と聞く。
そこでまず監督が「カット○○のセリフは怒りのニュアンスではなく優しいニュアンスでお願いします」とか
「この単語のイントネーションは○○です」みたいな、細かい部分の指摘をする。
これを監督が一通り言い終わったら、次に話数の演出家に同じ事を聞き、
次いでプロデューサー、原作者など同席しているスタッフ陣からも同様に聞き取りを行う。
また逆に、音響監督側からも質問・疑問がある場合は監督や演出家にここで問い合わせを行う。
たとえば「ここ、映像では口を半開きにしていますが、声は必要でしょうか?」等、
映像と合わない恐れがある場合はあらかじめ確認して、映像のほうはどういう声がつく想定で進んでいるのかを聞き出す。
スタッフ陣からの聞き取りが終わったら、
次に録音(ミキサー)技術者と共に、本番録音時の段取りを確認する。
たとえば、セリフを同時に二人以上が喋ってしまうタイミングでは、
本番時は一人だけ喋って、会話相手のセリフは後ほど別に録音するとか、
いったん先行するセリフを言い終わったところで録音を止めて、すこし巻き戻して会話相手のセリフから録音を再開するなどの段取りを決める。
ちなみに、これら全部を取りまとめるのにけっこう時間がかかるので、声優さん達はいったん休みになっている。
すべての準備が整ったら、音響監督は「お待たせしました」と録音ブースに声を掛けて、
さまざまなスタッフが好き勝手に言った修正点・変更点を、最初から順に整理しながら声優さんに伝えていく。
このとき調整室からマイク(トークバック)で伝える人もいるし、録音ブースに直接入って説明するスタイルの人もいる。
……ここまでで気付いたと思うんだけど、
実は音響監督って、自分自身の判断で何か演技指導することはほぼ無いんだよね。
音響監督がおかしいなと思っても、監督や演出家が違和感を感じなかったのならその演技が正解になる。
録音現場で、多数居るスタッフにそれぞれ直接要望を言わせると、
順番も方針もぐちゃぐちゃになってわけがわからなくなるので、
音響監督ってのはそういうスタッフ陣からの要望を受けて、声優さん達が演技しやすいように取りまとめて伝える役割というのが大きい。
ただ、監督などが言ってないことでも、受けた他の要望の雰囲気から「だったらここも変えた方がより監督のイメージに近づくな」というのが判る場合は
そこは独自の判断で付け加えて指導することはある。
894の続き。
声優さん達にフィードバックが終わったら、次が『本番』ということになる。
本番が終わったら、テストの時と同様に、音響監督はスタッフのほうへ振り買えって「いかがでしたか」と聞く。
監督、演出、プロデューサー、原作者などから要望を聞き取る。
また、録音技術者のほうから、録音不良(たとえば台本をめくる音などのノイズがセリフに被ってしまった等)箇所も聞き取る。
要望が出そろったところで、
ピンポイントで修正要望のあったセリフを録音しなおしていく。(これを『リテイク』と呼ぶ)
この際、先ほど録音の段取りを決めたときに「別録り」にすることにしたセリフもあわせて収録する。
ここでは、リテイクでやり直して貰ったセリフを、
その場で修正要望を出したスタッフ(監督など)に「これでよろしいですか」と確認して、OKを貰ってから次へ進む。
この段取りで最後まで進むと、セリフ録りが終了する。
最後に、必要に応じてガヤ録りといって、群衆シーンなどのガヤガヤした音声をその場にいる役者さん全員にやってもらって、アフレコ終了という流れになる。
ちなみに余談になるけど
現場次第だけど、多くの現場では前半(アバン+Aパート)、後半(Bパート+Cパート)に分けて、
まず前半のテスト→本番→リテイク、後半テスト→本番→リテイク、最後にガヤ等で終わる…といった段取りで進むことが多いかな。
また、役者さんが多いと、スケジュールの都合などで録音後半から駆けつけで参加する役者さんや、
逆に前半しか出番の無い役者さんを先に帰す等の段取りが絡むこともある。
そのあたり音響制作さんという人が段取り(香盤)を組んできているので、それ通りスムーズに録音が進行するように気を配りながら仕事を進める。
以上がアフレコの進め方になる。
さて、選曲に関するご質問に移るんだが
どこにどういうBGMを付けるかを書いた指示書を「ライン」と呼んだりするんだけど
多くの場合では、音響監督が独自に決めている。
使うBGMを実際の映像のタイミングに合わせて細かく編集・調整するのは「録音」でクレジットされてる人が担当してる。
ただし、監督によってはBGMを自分で選曲したい人も居て、監督のほうから「ライン」を出している作品もあるほか、
ダビングよりも先に、あらかじめBGMのみつけた状態の確認VTRを出して貰って、先に、修正要望を出してからダビングに臨むスタイルの現場もある。
で、ダビング当日もアフレコ似たような進め方になるんだけど、
まずはその音響監督や録音さんが用意してきた状態で、「テスト」として一回通しで再生する。
ここで監督や演出家、プロデューサーから各々要望が出てくる。
BGMを変えてくれとか外してくれと言われることもぜんぜんあるし、
かかり始めるタイミングを調整したいとかって言われる場合もある。
要望の聞き取りが終わるとその場で10~20分くらいでぱぱっと修正して、
終わったら次が「本番」になる。
本番録音が終了すると、再度要望を聞き取ることになる。
さすがにこの段では大きな修正要求が出ることはないんだけど、細かい調整指示が出ることはあるので、
その部分だけリテイクで上書き修正する。
すべての要望をクリアしたらダビング完了となって、ここで監督やプロデューサー、音響監督などは退席するんだけど、
録音や、録音助手はその後ラウドネス調整と各種納品データ書き出しを行って仕事完了となる。
上のレスで音響仕事全般についての流れをダラダラ書いてしまったけど、
あらためてご質問にだけ簡潔にお答えすると
・演技指導
→まずは自由に声優さんに演技してもらって、それを聞いた監督からの要望を聞いてとりまとめるのが音響監督の仕事。
音響監督の一存で勝手に演技指導することは基本的に無い。
・選曲
→人によって違うパターンはあるけど、基本的には音響監督が選ぶ。
これも、あらためて本番当日に監督が聞いて、その要望を組み入れて完成となる。
わかりにくい部分、深掘りたい部分があるならあらためてご質問いただければ回答します。
>>890
アニメーター出身であるかどうかがめちゃめちゃ重要視されているかと言われるとそんなことは無いと思うけどね。
ただ、ある程度絵が描けるってのは必須の能力ではある。
結局、『絵を描ける』って、直接「イメージを具現化できる」力のことだから。
まあ、仮に絵を描けないにしても、言葉やコミュニケーションなど、他の手段でそのイメージを伝える方法はあるんだけど
そりゃ同じくらいのイメージ力を持ってる演出家同士でくらべたら、
絵として端的に具現化する技術を持ってる人のほうが圧倒的に有利なわけ。
ほかにも、イメージを具現化する手法として、たとえば3Dが扱えるとか、撮影(コンポジット)に精通してるとか、
いろいろ技術を持ってる人のほうが、スタッフに対してのイメージの伝達率が上がるので、より良いフィルムが作れる。
結果として、この人良いフィルム作るなぁとか、良い仕事してるなぁと思えるような演出家は、
絵も当然のように上手いんだよね。
ただこれ、一概にアニメーター出身者が優遇されてるとか増えているとは俺はそんなに思って無くて
むしろ俺の身の回りの優秀な演出家連中は、だんぜん制作出身者が多い。
やはり制作工程の複雑化や、それに伴う打ち会わせ回数の増加などの事情をよく知ってるのは制作出身者のほうなので、
アニメーター出身の演出家はそれに適応するのに苦労したり、作画の方が気楽だと戻っていく人も多いので。
なのでむしろ、『制作出身』かつ『そこらのアニメーター並みに絵が描ける』人ってのが
演出家としては一番有利な条件になってると思う。
で、後段の
「売れない漫画家が演出してる」だの「予想外のところから演出家が出てくる」だのといった話は
底辺現場の例外的な話なので、平川さんの言及してる件とはまた別に考えた方が良いかな
人手不足が極まって、ヘンテコな人や、自主制作上がりの未経験者に無理矢理演出をやらせるという現象は実際ないわけじゃないけど
それはもう本当に底辺の話で、さすがに業界全体に蔓延してるわけじゃない。
演出の件について、質問したものです。
お返事ありがとうございます。
制作出身は、打ち合わせすり合わせの過程を理解しているから、工数の最適化ができる。
作画は最適化が上手く行かず苦労する。
外部からでは分からないお話で、非常に勉強になりました。
画力は当然の技術として、作業の最適化も必須条件なのですね。
自分は画力で表現伝達ができる分、アニメーター出身のほうが、有利なのだと思い込んでたので驚きました。
少々気になったのですが
制作のほうが優秀な人が多い理由としては、円滑化以外にどのような理由があるのでしょうか。
クリエイティブな側面より円滑化の方が、重要視されるという事でしょうか。
制作出身の演出の方が持っている、クリエイティブな面のアドバンテージ等ありましたら、教えていただきたいです。
また、こちらに関しても伺いたい事があります。
「ヘンテコな人や、自主制作上がりの未経験者に無理矢理演出をやらせるという現象は実際ないわけじゃないけど、それはもう本当に底辺の話」
想像以上に演出の方って、不足しているのですね…
という驚きと共に、外部出身の演出と作画の受け入れられ方について疑問がわきました。
何故自主製作やネット発のアニメーターには、ある程度優秀な方や有名になる方がいるのに、演出になると底辺の現場に行きつくのでしょうか。
最近ですと呪術2期に参加している方
遡ればりょーちもさん、沓名さん、山下さん参加の鉄腕バーディー等々
業界外から入った作画の方が、活躍を見せる事や最初から話題作に参加するなんて光景を目にします
ですが、監督さんのおっしゃる通り、業界外の演出の方で評価されている方を、ほぼ目にしません。
例外的な方としては、新海監督や吉浦監督くらいしか居ないような気すらします。
一体なぜ外部出身の演出の方は評価が行く傾向にあり、作画の方は評価される人が出てくるのでしょうか。
長くなってしまい申し訳ないです。
お手すきの時で結構ですので、お返事いただければと思います。
あるアニメーターは呪術0は4カ月で作ったと言っていましたが、本来はどのくらいの期間で制作するものなんでしょうか?
また、mappaの社長は人海戦術で作品を速く高品質で作るという目標を掲げていますが、このまま過重労働が解決されなかったら、延期しまくったA-1 Picturesの社長みたいに切られるのでしょうか?
横からすいません
音響監督は自分自身の判断で演技指導しない、というのは目からウロコの話ですね
監督などの判断が最優先で音響監督はそのサポートという話を聞いてなるほどと思いましたが
そういえば、Project No.9の撮影部にどんどん優秀な人達が集まってきています。
具体的には水星の魔女やラブライブといった人気作の撮影監督経験者です。
これも上記の話と関係があるのでしょうか?
数年前にモブキャラが明らかにvtuberを模したものでDVDの際に修正されたことや
10年ほど前にプリキュアの背景に「ミクミクにしてやんよ」と読めるシーンがありこれもDVDで修正になりました
これらの例はSNSで話題になったから修正されましたが、わからないレベルでネタを仕込んだぜって話を現場で聞くことはありませんか?
ちなみにひだまりスケッチにはアニメーターがパチスロ好きだったのか唐突なパロディーがありましたが何事もなくDVDになりました
https://i.imgur.com/A5eI4FY.png
編集は最後のイメージだったので、正にアマチュアの考えでした(笑)。この場で知れて良かったです。
話数によっては光源や陰影のコントロールが異なるイメージだったので、優秀なコンテマンの方は細部に渡った指示を盛り込んでるのかなと思いました。
自己裁量の話を聞いてると、監督がコンセプトや指針を言語化できずにフラフラしてる現場だととんでもない事になりそうだと感じました。実際、優秀な監督はコンセプトをしっかり把握できていて、それを皆に示すのが出来る方なんでしょうか?
実際の所どうなのでしょう
会社側は設定する、平均的な拘束費と単価
また、平均的な能力の作画マンが、交渉で吊り上がる単価や拘束費の平均的な金額も、よければ教えていただきたいです
めちゃくちゃ細かくありがとうございます!
なるほど、やっぱり意見の集約係なんですね。あくまで方向性は演出家次第というか。それに近づける細かいディレクションが入るってだけなんですね。
アフレコ現場テレビとかでやってる時、演出家の意見集約(時間かかる)があまり映されないからか、印象真逆でした。
振り返って意見を~はびっくりです。
想像以上に、音監さんの意思がなくて。
最初の選曲はもちろん意思が入るだろうけど、それも監督次第だし。
イッチ監督は選曲あたりどのタイプですか?
(かなりこだわるのか、否か)
称号であって、給与的な意味合いは殆どない
うまいから、称号あげるね、あと気持ち拘束増しておくね位の意味」
このような投稿を見かけたのですが、実際のところどうなのでしょうか。
総作画監督が、仕事詰めて1000万円、ゆとりを持たせて700前後とのお話が出ていましたが
確かにこの金額を、基準に考えるとアクション作監やメインアニメーターの、月の収入が数十万円変わり、年収が100や200万増えるというのは、無さそうなのかな?
という気がします。
アクション作監やメインアニメータ等の称号が、どの程度意味がある事なのか
良ければ、教えていただきたいです。
・レイアウト:人物やプロップの配置
・構図:画面のどこを見せるのか(カット割り?)+カメラアングル
という具合らしいのですが、監督目線でお話を聞いてみたいです。
>>891
撮影出身の演出家、あんまり人数が多くはないので、傾向が語れるほどではないけど
やっぱり素材理解がちゃんとしてる人が多いってのと
打ち会わせで面倒になったら「じゃあそのカットは俺の方で作りますんでデータ回してください」という荒技が使えるので
総じて演出力は高いイメージだね
>>897
ああいや、>制作のほうが優秀な人が多い とは言って無くて、
むしろ上でも言ったようにイメージを具現化する手法としての『作画力』を持ってるアニメーター出身者のほうが有利な面もある。
ここでいう有利ってのは『優秀かどうか』『能力が高いかどうか』の話じゃなくて、
あくまで単純に、最初に演出家になりやすいかどうかの話だね。
演出家として経験値を積んでいけば、
出身がどの工程だったかはほとんど関係無くなっていくので。
制作出身のほうが有利な点としては、円滑化というより、そもそも持ってる知識量の差という感じ
たとえばだけど、演出家の場合、演打ち、作打ち、色背打ち、3D打ち、撮影打ち…等々
いろんな工程の人達と何度も何度も打ち合わせを重ねることになるんだけど
それぞれの打ち会わせでは、どんな人が来て、どんなことを話せば良いのかや
どんな質問が頻出するか、どんなトラブルになりやすいか、どんな言い方をすれば思い通りのものを作ってくれるかを知ってる必要がある
制作出身者は、進行時代からそれぞれの打ち会わせに立ち会ってきてるので、ある程度雰囲気はわかってるけど
作画出身者の場合は、基本的に作打ちや作監打ちにしか参加したことがないから、
他の打ち会わせではどんな立ち振る舞いをすれば良いかも知らないところからスタートすることになる。
平たくまとめると、同じイメージを実現するための手法として
作画出身者=自分で手を動かして作るのは得意 他人にやらせるのは苦手
制作出身者=他人にやらせるのは得意 自分では描けない
みたいな方向性があると言える。
とはいえ、これはステレオタイプなイメージで、
むしろ実際には優秀な人はアニメーター出身だろうが制作出身だろうが、なぜか
打ち会わせも自分で描くのも、両方得意なんだよねー。
「ヘンテコな人や未経験者」がいる現場は本当にアニメ業界の極北、底辺スラムだけの話なんで
あんまり気にしなくていいけどね。
どこの業界でも、評判の悪い潰れかけの零細が人手不足に陥ってるのはよくある話だし
その他のまともな会社といっしょにしちゃ悪いよ。
『自主制作出身の演出家』の話だけど
別に自主制作経験ある演出家なんかいくらでもいるでしょ。
俺だって自主制作してニコニコに上げたりしてたし
ただ、演出家になる前にいったんどっかの会社で下積みしないといけないから
単純に経歴として自主制作出身とはならずにスタジオ○○出身者として認知されちゃうだけだよ
アニメ制作に必要な工数って何人月なんだろうって話なんですが
劇場アニメの適正な制作期間だけど、作画期間に関しては個人的には1年くらいが適正なんじゃないかと思う。
クオリティ重視でじっくり作る作品は1年以上かけるのもザラなので、
4ヶ月はかなりの短期間であることは間違いないんだが、
一方で4ヶ月ならギリギリ作れないことはないラインともいえて、それくらいスケジュールの荒れた劇場作品も過去いろいろある。
で、MAPPA社長とA-1社長を比較した話だけど
・A-1は少数のクリエイターを信じて、適正な労働時間で納得がいくまで制作させた結果として、制作が遅延。
・MAPPAは人海戦術で過剰労働で短期間制作。現場は阿鼻叫喚だが、放送は予定通りに実施。
この、まったく真逆の両社を比較して、どうして同じになると思ったんだい?
現場クリエイターから支持されるのは前者だろうけど、
ビジネスの観点から、クリエイターのわがままに付き合って制作が遅延するA-1社長のやり方はNGということでクビになった。
一方でMAPPAのやり方は、現場クリエイターはどんどん使い捨てにするけど、
ビジネス的には結果を出している正しいやり方なので、クビになる要素はないでしょ。
ま、作品も状況も関わってる人も違うので単純には比較できないし、いろいろすっ飛ばした極端な議論だけどね。
>>899
上でも言ったとおり、全く意見や判断をしないってことじゃないけどね
あくまで監督の演出方針を実現するサポート役でないといけない
船頭多くして船山に登るようじゃ困るわけ
>>900
なんかあの演出さんほんまもんのやべーやつっぽいよね
>>901
人間的な横の繋がりが影響してるのはあるだろうけど、それ以上はわからん
昔と違ってちょっとしたお遊びが許されなくなってるのはある
放送されて終わりではなく、配信でずっと流れ続けるし
SNSでスクショが拡散される時代でもあるので
特に不謹慎ネタとかブラックジョークとかは、昔は許されてたラインでもいまは完全NGになってしまったよね
ちなみにひだまりのこれはアニメーターの独断じゃなくて
監督や演出からのオーダーに沿って計画されたちゃんとしたパロディなので。
こういうパロディとかギャグの多い作品では
当然ならがきっちり監督やプロデューサーといった上級職が、OKラインを判断しながら制作するので問題無い
>>903
光源や陰影は、アニメ用語でいう『撮影』のクオリティではなく、画面設計全体の話だね。
光を表現するためには、作画、美術、色彩、撮影の全セクションが協調して同じビジョンに基づいて作業できないといけない。
作画や美術が把握してる光源と、撮影でやりたかった光源がすこしでも違ってるとチグハグな画面になるからね。
そういう意味では、画面設計自体がとても上手いコンテってのは確かに存在するんだが…
ただまあそれを生かすも殺すも、演出や作画工程の人達の理解力や技術力次第って感じだな。
かようにアニメって特定の工程の意思やスキルではどうにもならず
二人羽織、三人羽織といった感じで、ひとつのカットに複数のスタッフが携わる都合上
それらをまとめて指揮して、同じ目標へ向かって進ませる必要がある
なので仰るとおり、優秀な監督ほど、コンセプトが明確でそれを指示するのが上手いってのは本当にその通り。
答えになって無くて申し訳ないんだが、
拘束費はマジで人と作品によってピンキリだからな
月5万の人もいるし、月100万の人もいるので。
平均を算出したところで意味の無いデタラメな数字が出るだけだと思う。
Twitterで平均25万って言ってる人がいたら、
たぶんその人のカーストだと、周りには25万くらいの人が集まってるんだなあくらいの話で聞き流した方が良い。
たとえば「芸能人の平均的な月収っていくらなの?」って聞いても
SMAPメンバーに聞くのと、新人バックダンサーに聞くのとではぜんぜん前提になる値段が変わってくるでしょ。
『いやいや、俺は売れっ子や新人ではなく、平均的な芸能人の月収が知りたいんだ』ってなるのかもしれないけど
さて、じゃあ「平均的な芸能人っていったい誰?」って聞かれたら答えにくいんじゃないか。
ましてや、『交渉でつり上がる単価』と仰るけど
そんなんもともとの単価や条件次第でぜんぜん変わってくるよ…
それに作品の予算状況やプロデューサーの考え次第でも全く変わってくるので
1.5倍単価ですら全く通らない現場もあれば、コンテ見るよって言っただけで2倍、3倍とどんどん単価がつり上がる現場もある。
ひとことでアニメといっても、スケジュールも内容も千差万別だし
スケジュールや予算状況、人付き合いなどさまざまなパラメーターで金額が劇的に変わる
そういう嗅覚の優れてる人はぼんぼん稼げるし、逆に稼げない人は頑張っててもとことん稼げない、待遇の格差が生まれてることは申し添えておく。
>>905
確かに、
メイキングのアフレコ現場映像では、確かにスタッフサイドでの意見集約のシーンが流れることはまず無くて、
役者と音響監督がやりとりしてるシーンばかりが流れるから、そういう印象になるのもわかる。
俺自身は選曲自体はそこまで拘らないかな。基本的には楽曲発注含めて音響監督さんにお任せする。
ダビング時にいろいろ意見するけど、それも最初の何話数かやると、
音響監督のほうも監督の好みや作品の雰囲気を掴んできてくれるので
後半話数はほとんど何も言わなくても思い通りのBGMが最初から付くようになるよ。
むこうもプロだからね。
拘束費用について、質問したものです。
拘束費の相場は、以下のツイートからたぶん20-25万程度が分布の大多数なのかな?
と、思い質問しました。
てっきり、なんとなくの相場はあるのだろうと思っていたのですが
想像以上に、ピンキリな世界なのですね。
全体像が見えてなかったのですが、スマップとバックダンサーが混在している世界で、平均は意味はなさないと言われ、ちょっと驚きました。
タレント並みに収入の格差のある世界なのですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。
https://twitter.com/arasan_fourth/status/1660560907423068160
https://twitter.com/__white_lies__/status/1305211282975461378
他社でいう『TP修正』担当者のことだと思う。
>>907
『称号であって給与的な意味あいは無い』はその通りなんだけど
そもそも称号で給料が決まるわけではない
仕事量や貢献度合い次第で条件も変わる
称号は称号として、
単に話数の原画や作監をやるのとは名前の売れ方が変わってくるので、
実績になるので、相応の価値はある。
それを与える以上、そのぶん作品のために貢献してくださいねという取引になるし
そこでいっぱいやってくれるならその分だけ金額も弾みますよという話になるし、
アクション作監やメインアニメーターが総作監並みか、場合によってはそれ以上の金額を貰うこともあるよ。
>>915
相場らしい相場は正直ないと思う
同じ現場、同じ役職、同じ年齢でも、貰ってる金額が倍以上違うなんてこともザラ。
そんな感じなので、たくさん貰ってる人ほど黙ってるんだよね。
たとえば『俺30万貰ってるよ』なんて触れ回ったら、15万しか貰ってない人から恨まれるし、自慢してんのかって思われて良いことないからね。
監督をやってても各々のスタッフの給料までは教えて貰えなくて、本当の金額は制作Pしか知らないわけだけど
その制作Pにしたって他社の金額を知ってるわけではない。
ちなみにSNSで言われる金額の件は、化かし合いの要素というか、
アニメーター側としては「高額な拘束費が当たり前だよ」って触れ回ることで、現場の相場観みたいなのを押し上げていきたいという
ポジショントークも含まれてたりもするし
『俺はこんだけ貰ってますけど(笑)』的なマウントが含まれてたりもするので
そのへんも差っ引いて読まないといけない
一言で言うのは難しい
趣味でもあるし仕事でもあるし生活でもある
まぁ俺は芸術系の大学を出ちゃってるので、むしろそれ以外のことをしてこなかったので
他の選択肢が最初から無かっただけではあるが
>>909
両者で意味が重なってる部分があるのでわかりにくいんだが
主にレイアウトと呼ぶ場合は、画面設計に関する技術的、具体的なことを意味していて
構図と呼ぶ場合は、美的感覚やセンスといった形の無いものを差して呼ぶイメージだな。
あなたの挙げている
・人物やプロップの配置
・画面のどこを見せるのか(カット割り?)+カメラアングル
これらの要素は、レイアウト、構図どちらにも内包されているし、どちらの言葉で言及してもいい
特にアニメにおける『レイアウト』ってのは、構図や配置だけでなく、色や照明など画面設計に絡む要素一切すべてを指す場合があるし、
場合によっては演技なども含める場合もあるのでめちゃくちゃ広い意味で言われる。
面白い質問だね
作品の内容やクオリティなどにもよるので一概には言えないけど、
思考実験として架空の作品で考えてみようか
複数人で働くために必要な管理コスト、バックオフィスのコストはいったん全部抜きにして、
単純に画面作りのためだけに一人が従事して、一切のトラブルやリテイク、コミュニケーションロスが無かったという前提で考えてみる
まずは30分アニメ1話数あたりのコストを、プロダクション工程に絞ってざっくり試算してみる。
数字は根拠は特になくて俺の感覚だけど、
あまり大変では無い日常アニメの想定。(アクションやハイエンド作品だともっと大変になる)
絵コンテ 1ヶ月
演出 1ヶ月
レイアウト 4ヶ月(週18カット×17週 306カット)
原画 4ヶ月(週18カット×17週 306カット)
美術 4ヶ月(週18カット×17週 306カット)
動画 12ヶ月(毎月400枚×12ヶ月 4800枚)
仕上げ 9ヶ月(毎月600枚×9ヶ月 5400枚)
撮影 1ヶ月
編集・特効・2Dなどその他 1ヶ月
というわけで、足して36人月くらいになるんじゃないだろうか。
つまりたった一人でも、およそ3年あれば、30分アニメを1話作ることは可能だと思う。
1クール13本となるとこれをかけて468人月ということになる。
ただこれは、プリプロや管理職・バックオフィスコストをすべて抜いた、単純作業に関してだけのコストで、
実際は事前準備や計画開発などにもかなりのコストがかかるし、
コミュニケーションエラーや各種トラブルなど計算しにくい要素もあるので
それらすべてを含めるともっと大きなコストがかかってることになる。
ところでアニメ化発表されてから制作会社が公表されるまで期間が長短様々ですがどのようなプロセスで制作会社決定することが多いですか?
よくある業界共通バターンだと複数の会社に声掛けして見積とプレゼン内容から決めるとかですが
あと制作費合意にいたるプロセスも気になります。見積に必要なスケジュールや品質等の要件はどの程度提示されるのかとかそもそも制作会社側の見積条件等は尊重されるのか実は概算見積関係なくこの予算内でと始めから押しつけられるとか
それ以外の役職の給料などは上がったりしているのでしょうか
たとえば撮影などは(作品にもよるでしょうが)昔のアニメより
だいぶ手間がかかるようになってそうですが
発注や予算交渉については、製作委員会側のプロデューサーと、制作プロデューサーの間で行われるんだけど、
一般的には、まず製作側のプロデューサーが、制作期間や見込み予算などを先にざっくり決めて、
その期間や予算でやってくれる制作会社を探し当てるという流れが多いかな。
現状、企画の数に対して制作会社のほうが足りてないし
人気のスタジオとなると何年先まで人気作品で埋まってるケースが多いので
複数見積もりを~なんてのんきなこと言ってたら受けてもらえない。
そして身も蓋もないこと言うと、最終的には製作・制作プロデューサー同士の人付き合いというか、
コネで決まるケースも多い。
一応、関係各所への説明用に、制作会社からの見積書自体は作成されるんだけど
さきに総予算いくらってプロデューサー同士で決めていて、その金額になるよう適当にでっちあげてる感じ。
で、スタジオ側としては選べる立場ではあるので
期間や予算については十分納得して契約してるはずなんだが
なんでか現場崩壊するスタジオが後を絶たないのが不思議なところで…w
>>920
若干上昇基調ではあるものの、
やっぱりアニメーターのギャラほどは上がってないってのは業界内ですごく言われてる。
撮影のクオリティが上がってるのはその通りなんだけど
作業時間としては昔と変わって無くて、
コンピューターやソフトウェアの進歩、ノウハウの蓄積などで
同じ作業時間でも出来ることや求められるクオリティが上がってる感じだね。
横レス失礼します。
アニメータの給与は以前から、低い低いといわれ続け
実際に、現場を泣く泣く去った方を見たので、供与の上昇は喜ばしいと思うのですが
業界全体でやや上がっているにもかかわらず、何故アニメーターを中心に給与が上がったのでしょうか。
回答ありがとうございます。
スタジオ側は選べる立場なので当初は十分納得して契約してるはずなんですね
フリーランス確保等で外注費が想定以上に膨らみ予算オーバー多発してると聞きますがその辺りの収益構造を改善するため最近特に内製化の動きが目立ってるのでしょうか。
アニメーター離職後の再就職先はどんな業界が多いんだろうか
アクションをバンバンかける人と、きれいな日常芝居をかける人。
どちらが需要があるのでしょうか。
視聴者目線では、どちらも魅力的に見えるのですが
業界内ではどちらの人材に需要があり、声がかかるのか気になります。
なぜアニメーターから報酬が上がっているかは、
はっきり断じるのは難しいけれど、おおきく二つ理由があると思う。
まずやっぱり、作画は担当する人によって大きく差が出る部署だから、すこしでもお金を出して優秀な人をアテンドしたい
他の部署も、担当者の技量次第で結果がぜんぜん変わるものではあるんだが、
詳しくない人からは違いがわかりにくかったり、何をやってるのかわかりにくい。
その点、作画に関しては、絵の上手い下手はクオリティにわかりやすく反映されるし、
そのためにお金を使うのはクライアント側へも説明しやすい。
そしてもう一つの理由だが、一つ下のレス>>923がヒントになる。
『フリーランスよりも社員のほうが、予算を抑えられる』という前提のレスだが、
この理論と、「撮影や仕上げなどの技術スタッフは、社員率が高い」という事情を組み合わせて考えてみよう。
作画マンは、完全に個人で活動するフリーランスが多い。
そのほうが稼げるし、その時々で条件交渉を重ねることができる。
なので、金額や条件がその時々によって変動しやすい。
一方で、撮影や仕上げといった部署は、個人では無く会社やスタジオ単位で仕事を請けるケースが多い。
会社同士の契約になるので金額が変動しにくいし、
当然、社員の月給も簡単に上がったり下がったりはしない。
不景気で相場が下がったり、すぐ首が切られる状況になると不利なのはフリーランスのほうだが、
現状のようなアニメ業界が好調の状況で、かつインフレ気味の状況では、
社員の「給料が変動しづらい」特性が不利に働いているということだろうね。
もちろん、撮影や仕上げなどの中にもフリーランスは居るけれども、
全体の相場が単価に反映されるので、どうしてもまずフリーランス率が圧倒的に高いアニメーターのほうが、激しく相場が変動する状況にある。
予算オーバー多発は事実なんだが、
『収益構造改善のため』と理解すると少し違うかも。
その作品単体で見ればフリーランスよりも社員のほうが安く済む可能性が高いとしても
アニメ業界は浮き沈みも激しいし、制作スパンも年単位で長いので
多くの社員を抱えて身重になってしまうと、長期的に見れば財政的なリスク要因になってしまう。
それでも、優秀なスタッフは他スタジオと取り合いになるので、
人材確保やクオリティ向上のために、なるべく自社に近いところで人材を育てる必要があるという観点から
内製率アップや育成強化の方針で投資している会社は多いんだが
優秀なスタッフほどフリーランスのほうが稼げるので、育ったところで独立してしまう傾向はどうにもなってないので、
持続するかはなんとも言えない感じだな。
>>924
稼げるかどうかはともかく、どう考えてもアニメーターが一番『仕事がある』
イラストレーターや漫画家といった仕事は、供給が多い(なり手が多い)こともあって、
長期間にわたって安定して仕事をもらい続けるのは才能が無いと難しい。
その点、アニメーターはなり手が限られることや、膨大な数の絵が必要なこともあって、
一定のスキルがあれば仕事が途切れることはない。
そういった事情から、アニメーターから転職する黄金ルートみたいなものは無い。
もちろん個人単位ではアニメーターから漫画家やイラスト系、ゲーム系に移った人は何人も居るが
潰しが効いているというわけではなく、単にその人が通用するスキルを持っていたというだけの話で、
一般の人が漫画家などになるのと同じ難易度の道を歩んだ結果だね。
>>925
委員会から『こういう演出で流してくれ』って言われることはほとんどない
尺の都合でカットしたいと言うと反対されることは当然あるが
流す分にはどう流しても構わない そこは演出上の意図次第でご自由にどうぞという感じだね
>>926
鍋とフライパンどっちが需要があるかと聞かれても困るように、
どっちも需要があるとしか言えんな。
作品によって多少の比重の差はあるかもしれんが、基本的にはどちらも必要なので。
OPの流し方について触れられていたので、自分からも質問です。
過去に銀魂で、OPをあえてペイントソフト、マウス一発書きの様な手法で描き
下手な絵を流すというギャグが、何回かあったと記憶しているのですが
ああいった、ユーモアといえばユーモアだけど、作曲者や歌手音楽関係の方から、するとぞんざいに扱われているととらえられかねない演出も、基本的には苦情は来ないのでしょうか?
また、内容詰め詰めの回で、演出としてあえてEDを流さず、OPのみを流す回等(まどまぎの10話等)そもそも、放送に曲が乗らない場合は事前に権利者やスポンサーにお伺いを立てるものなのでしょうか。
呪術廻戦、僕らのヒーローアカデミア、ONE PIECEの連載が終わった後の週刊少年ジャンプはどうなると思いますか?
最近、週刊少年ジャンプの原稿料が話題になりました。
あの報酬の良さは、上記の看板作品が連載終了する可能性があるからだとネットで言われています。
事実、呪術とヒロアカは近いうちに終わると明言しましたし、ONE PIECEも最終章を迎えましたからね。
個人的な予想ですが、
新しい看板作品は『逃げ上手の若君』になると思います。
なぜなら、制作担当がCloverWorksの梅原班だからです。
将来的に単行本売上が億単位の大ヒットが約束されているのも同然でしょう。
梅原班、2022年に着せ恋とぼざろで百万単位の大ヒット作に成長させましたからね。
(着せ恋のヒットがヤンガンを救いましたが、ぼざろのヒットはきららを救わないと思います。きららはあと3年以内で全て休刊・廃刊になると思います。アニメ化は途絶えている上に『星屑テレパス』の評判がお世辞にも良いとは言えませんからね)
というものがありました。
確かに、今期の呪術にしろ言われてみればそうかな?
という気はしますし、以前のように何そのタイトルって作品から、人気作が出てこなくなったように思います。
この意見に対して監督さんはどう思いますか?
微妙なディティールがなくなるという意見を見かける一方で、なかなか練習しないと難しい「滑らかな線を引く」という工程に関しては曲線ツールにかなり分がありそうです。あるいは、第二原画や動画といったラフの清書工程ではすでに使われていたりするのでしょうか。
https://twitter.com/EGAKU_official/status/1725438633270747294
半年や4か月事が、何となくのイメージなんですが、最初から最後までフルで居る人と、途中参加途や、途中離脱の契約もあるのか伺いたいです。
今現役で働いている日本人のアニメーターって何人ぐらいでしょうか?
また、アニメーターの人数不足を解決するにはアニメの制作費を上げて、アニメーターの給料を上げるのが良いのでしょうか?
それとも制作委員会を無くして、チェンソーマンみたいな売り上げがアニメ会社に入るような形が良いのでしょうか?監督の意見を聞かせてください。
20年前の当時から色々トラブってたけど敢えて内情を黙認せず公表するのはもはや監督の味に見えてくるレベルで面白い
今の時代は炎上させた方が注目度上がるから逆にありかもしれないなあ
特殊OPや特殊EDみたいな、本編の演出に絡めて特別に映像を作るケースは
喜ばれることはあっても苦情が来ることはまあまず無い
当然、仮に曲自体をぞんざいに扱ったり、揶揄するような内容のものを作ってしまったら苦情じゃすまないと思うが
銀魂のマウス描きOPは、あれ銀魂的にはむしろ最大級のご褒美でしょw
めちゃくちゃ面白くて話題にもなったわけだし、それなりに手間のかかってる演出なわけだしね。
OPEDカットに関してだけど、
おっしゃる通り、そもそもOPEDをリリースしている音楽会社自体が委員会メンバー≒スポンサーであるケースが大半なので
ある意味、アニメの製作費を出してもらう代わりに音楽を流す枠を提供しているという関係値にある
なので「流さない」というのは勝手な判断ではできない。
ただ、音楽会社側もアニメ番組自体の完成度、商品価値を高めるためであればある程度協力してはくれるので
やむを得ない事情でカットしたい場合は事前調整のうえで許可をもらう。
印象に残ってるのは、リゼロなんかは何回ちゃんとOPEDが流れたのかわからなくなるくらい
頻繁に尺オーバーでどっちかカットしてたから
よくあれが許されたなとは思うw
>>930
逃げ上手はヒット狙ってるよねぇ
梅原さんの神通力がナンボのものか楽しみ
>>931
わかる
本当に言われなきゃ新房シャフト作品かと思うくらいシャフトらしい画面だよね
おっしゃる通り監督がコンテで相当制御してるんじゃないかな
そうかぁ? 全然そんなことないと思うが
王道のバトル系少年漫画では、ジャンプブランドが強大なのはその通りだがそれは半世紀前からずっとそうだと思うが
そういう王道の少年漫画系から外れたところでは、
原作知名度なんか無いに等しいところで、商業的にも正直まったく期待されてなくて、予算も他作品と比べて良くはなかったであろう
「おにまい」「ぼっちざろっく」とかのヒットもあったわけで
その言説、
出来が良かった作品を、事情を知らない視聴者が勝手に「予算が高かったに違いない」って思いこんでるだけじゃない?
その理屈なら、出来が良かったら勝手に高予算認定されるから、ヒット作はみんな高予算ってことになると思うが…
実際高い予算ぶち込んでも作画ぐずぐずのアニメもあるし、逆に低予算でもそれを感じさせないアニメもある
同様に、宣伝すればヒットするかというとそうでもないので(D4DJの大爆死とかが記憶に新しい)、
やっぱり作品が面白く出来上がるかどうかと、それに加えて時々の運しだいであって、
作品の予算規模や事前の期待値はそれほど関係がない気がする。
曲線ツールもあくまでツール(道具)の一つ
最終的に描きたい絵が描きあがればどんな道具を使ってもいい
「微妙なディティール」とか「滑らかな曲線」とか、まあ言ってしまえばそういう理解はすごく表面的で
もっとディープにツールを使いこなしているような職業絵描きにとっては、そういうツールをぱっと触って1分目に出てくる感想みたいなレベルの話はほとんど関係ない
実際けろりら氏の絵を見りゃわかるけど、
別に曲線ツール使っても入り抜きやブラシの設定などで手書きっぽいディティールを実現してるでしょ
逆にぜんぶ手で線を引こうが、まるで曲線ツールのような滑らかな線を引ける人たちもざらにいる
これも界隈で話題になることがあるが、
逆に鉛筆で紙に書くアナログ勢の中にも、
なぜかキャラの絵とかも雲形定規を駆使して描く謎技術を持ってる人が居たりするのよ
これ、鉛筆描きだけど曲線ツールを使ってる…みたいなもんだな
なので引かなきゃいけない線が最初から紙の上に見えてるタイプの人種にとっては、この手の描き方は案外合理的なのかもしれない
ちなみにけろりら氏はラフ段階からいきなり曲線ツール多用するのが珍しくて驚かれてるけど、
清書時や、絵の一部に曲線ツール使くらいの人を含めればは意外とたくさん居ると思う
>>934
これ長くなりそうだから後回し
>>935
マジで人による 極端な話1か月だけの人もいるし、年単位の人もいるし。
当たり前だけど、人によって状況が違うじゃん
前の作品が6月に終わるから7月からなら合流できますよって言われたら7月から拘束にするし
次の作品が11月から決まってるんで10月までならできますよと言われたら10月までにする
あとは、全話数参加してもらう前提なら、最終回が終わるまでの拘束で依頼するだろうけど
特定の話数のために拘束にしてるなら、その話数が終わる月で契約も終わりにするだろうし
制作期間中ずっといてくれるのが理想ではあるけど、人気な凄腕の人ほどそういうわけにもいかないからね。
そのへんの事情は人によってバラバラだよ。当然、途中参加・途中離脱もいろいろある。
アニメーターの人数の話題、なんか2~3スレ前にも触れた気がするけど
調べてくれた人がいて、だいたい原画マンが5千~6千人くらいじゃなかったっけ。
アニメーターの人数不足の件だけど、そりゃ当然制作費を上げて給料が上がるのに越したことはないんだが
そもそも論として、日本全体あらゆる産業で、高齢化や団塊世代リタイアで人手不足が叫ばれるようになっている現状があって
慢性的に日本全体で人手不足になってるわけじゃん
正直、それに打ち勝ってほかの産業から人を?っ攫えるほど給料を上げられるかというと、これは現実的じゃないと思う。
制作費がこれ以上上がってしまうと、アニメビジネス自体が成り立たなくなる可能性があるからね。
そもそもエンタメ産業ってかなりギャンブル性が高い職業で
出した番組が全部黒字になるような仕組みではない
10本番組を出しても、1本の大ヒットと2本の小ヒットで収益を確保して、残りの7本は赤字…なんてのが当たり前の世界。
なので、1社が1本に全額投資しても、7割の確率で赤字になっちゃうので
それならばと10社で10本の作品に10分の1ずつお金を出し合うことにしたのが「製作委員会」ということになる
こうすれば、ヒットしてもめっちゃ儲かるわけじゃないけど、大きな赤字にもならない。
要するにリスク分散の仕組みなのよ。
あなたのいう「チェーンソーマンみたいな制作会社単独出資」のやり方をすると
ヒットしたときの儲けが100パーセント入ってくるから一見うまみが大きい気がするけど
実際は高い確率で失敗して赤字になり、億単位の損失が出る
あまりにリスクが大きい方法なんだよね
『失敗して会社潰れましたテヘペロ』を毎年繰り返す覚悟がないなら、製作委員会システム自体は当面は必要だと思う。
ただ、制作会が委員会に参画して収益のバックをもらえるようにすべきという話はその通りで
自己資金に余裕のある制作会社はちょくちょく委員会参加してたりするよ。
ただ俺が聞いた話だと、ちょろっと資本参加したところで、
絶対的な資本力も、契約関係のノウハウもないから、有力な窓口を担当できるわけじゃないから
窓口手数料で儲けるシステムになっている委員会のなかではほとんど旨味がないらしいって聞いた。
>>937
宣伝PV、わりと監督の知らないところで外注でつくられちゃうケース多いからなぁ…
俺自身も公開された後で「なにこのPV」ってなった経験あるw
気持ちはわかるけど愚痴ってもしゃーない
次スレとしては、5chに残してもらってる元のスレが余っているので
いったん新しくは建てずに、元スレに戻って続けようかと思ってるが
talkで続けるべきか等、ご意見ある方聞かせてほしい
こちらは、7月からの一連の騒動による
緊急避難的な措置の意味合いが大きいから
戻れるんなら、本来の3カット目である
あちらに戻った方がいいかな……
どう思いますか?
こっちじゃないと見れない人は居ないよな?
まああっち(5ch)はあっちで相変わらずAI製っぽいスパムがちらほら来ててなんだかなぁとは思うが
>>944
実際使ったわけじゃなくて宣伝読んだだけだけど
あくまで個人作家向けのツールであって、プロユースとしてはファイル入出力などにいろいろ問題ありそう。
やっぱりプロが使うには最低限クリスタレベルで作りこまれたソフトじゃないと使い物にならない気がする
なにせクリスタが安すぎるんだよね。月額1000円とかで、これ一つで飯が食える上に、
windowsでもmacでもipadでもAndroidでも同じソフトが動くとか、チートレベルで便利
たぶん今の3倍の値段になってもクリスタ一強は変わらないと思う
日本の希望だと思うよセルシスは
そういえば仁井さんがこの前次の作品に参加するのでウマ娘3期の参加は今回がラストとツイートしてたな…
技術的なことはよくわからんが、とりあえずあちらに戻って
書き込めないという意見があるなら、こちらに避難所スレでも
立てるというのはどうかな?
というか、以前無断で立てられた4カット目を有効活用とか…
こちらはスレに保存期間が設けられてるらしいので、できれば5chに戻ってほしいなと思ったりします。
しばらく時間がたち
ユーザーの間でjane styleに代わる、5ch対応ブラウザで便利なのはこれだねというものが、ボチボチ出そろっている印象です。
自分はsikiという物が使い勝手がよく、使っています。
5chに移るのであれば、皆さんも是非。
複数のキャラがある程度の距離を置いて、一画面内に配置されるシーンで
割と遠くに見えてしまう場合に、それぞれのキャラの顔の目鼻口を敢えて描かず
のっぺらぼうの様にする描写は、業界では当然の手法なんですか?
昔と今で、演出家になりたい人が少なくなった。
昔に比べて、食べるのがつらくなったとの事ですが、実際のところどうなのでしょうか。
ツリーで繋がっている、投稿の
「作品の要求度があがっています
過去作の必要以上に贅沢な作品を基準に合わせて作業を増やしていくと貰えるギャラと見合わない仕事
ややこしい直しは演出に丸投げになっています」
この、部分に関しては、確かにそうなのかな?
と個人的に思うのです
仕事量の増加や求められるクオリティーが上がった事はともかく。
金銭面的には、演出家の方も拘束等で圧倒的に、食べやすくなっているのだと思い込んでおりました。
実際の現場ではどの様に、なっているのかよければ伺いたいです。
https://twitter.com/megatenhongo/status/1729068751113646339
その通り、クローズドなコミュニティとしては正直こっちのほうが使いやすい部分はあるんだよなぁ。スパムもいないし。
とはいえ、Talkとしては過疎がひどくて、Talkのびっぷらなんかこのスレ専用板と化してしまってて
悪目立ちしてしまってる感じもあるのに、新規の住人はもう絶望的っていう状況はってさすがにどうなのかなと…。
宣伝して人を呼び込んで盛り上げようというわけではまったくないんだけど
あまりにもTalk地方は過疎地過ぎる気がしてしまっている
それはそうだね
ただ「力を入れるべきでないところ」を手を抜いているというよりは
配慮が隅々まで行き届いていて、特に力を入れるべきところをわきまえてるって感じの結果だと思う
>>953
当然の手法というか
5ミリとかの大きさの顔の中に目鼻口を書き込むのは物理的に無理というだけの話よ
普通に字を書くときのこと考えてみてくれ
1文字5ミリの大きさに抑えて書いてくれっていわれたら、難しい漢字とか書いたら線でぐちゃぐちゃっと中がつぶれて読めなくなるでしょ?
絵でも同じで一定サイズより小さいと書けなくなる。
「拡大作画」という、拡大コピーして書き込んでから縮小して戻すという手法もある
それを使えば確かに小さい絵にも顔を書き込むことは可能ではあるんだが、
本来はこっちのほうが特殊技法。
単純に無理と言う話なんですな
でも一応やろうと思えば出来る技術もあると…
それで次スレはどうしましょう?
あっちもそれなりに動いてるし
こっちのが使い勝手いいけど新規見込めないなら既存住民飽きていなくなると過疎ったオンラインゲームみたいになって終了待ったなしだし、試しに5ch使いつつtalk避難所みたいにしては
ちなみに俺も5ch何もしてないのにPCスマホ共に春頃に数ヶ月書き込み規制くらって5ch見る専だったけど今は問題なく書き込めたから監督のやりたいとこでやっていいと思う
Talk自体も運営の実態知らないからなんともだが、他の板だとそこそこ動いているとは噂で見る程度だがこの板だけ見ると監督も書いているがほぼこのスレしか書き込みないのを見ると、いつ無くなっても不思議じゃないからなぁ
あと一般的に動画仕上げをやってもらう会社ってどうやって選定されているんですか?単にスケジュール空いてるところとか…?
20年前は俺はフリーどころか業界人ですらなかったので、
20年前と比較してどうこうってのはもちろん本郷さんみたいなベテランじゃないと言えないことなので、
俺がそれについて正しいとか正しくないとか言える筋ではないんだが
その前置きを踏まえたうえでいうなら
「演出を目指す人がめっきり減った」というのはちょっと俺は賛同しかねる
仮に本郷さんの身の回りの狭い範囲ではそうなのかもしれないが、
業界一般において演出家が食えないとか、目指す人が減ったとかはそんなはずない気がするけどね。
むしろ俺の身の回りの若手の制作進行や若手アニメーターは、どんどん演出になるチャンスで手を挙げて演出になっていってるようにさえ感じる。
ではなぜ本郷さんが「演出を目指す人が減った」と感じたのか予想するんだが
おそらく20年前というと、OVAブームもバブル経済も終わって、アニメ自体の本数が非常に低迷していた時期
つまり純粋に人が余っていた状況のはず
そんな状況なので、業界では「演出家になりたいんですがチャンスが無いです」という演出家志望の若者が溢れていたんじゃないだろうか
時代は変わって現代では、番組が増えた関係で、演出家になるためのスロットがいくらでも開いてる状況なので
演出家になりたい人はどんどんチャンスをつかんで演出になっている状況にある
つまり「演出を目指している若者」というステータスにある人自体は減っているのかもしれなくて、そういう人がどんどん「演出家」になっていってるのではと予想。
そんな状況なので、よほど能力に問題がなければ、働き口には困らないはずなので
『20年前よりもフリーとして暮らすのは大変』というのも俺としては眉唾な話だと思ってしまう。
むしろ20年前は仕事自体が不足していたせいもあって、実力があっても働き口にありつけず廃業を余儀なくされるような業界関係者も多数いたと聞いてるし
ゲーム業界に人材が大量流出しだしたのもその頃のはず
まあ儲かる仕事ではないし、賃金上昇よりも物価上昇のほうが大きいというのはその通りだとは思うが、
実力のある人も路頭に迷う状況と比べて「大変になっている」というのは俺の知ってる話とは違うな。
俺も分裂騒動時点では規制くらってたんだけど
今は規制解除されて向こうに書けるようになってるからな…
まあこちらで新スレは立てずに、おとなしく向こうに戻る方針でいこうか
Talkに避難所用意するかについては、
使うかもわからない状態で新スレポコポコ立てるのも嫌なんで(別にこんな過疎状態で配慮することもないんだけど)
まあ必要になったらってことで、基本的には5chに一本化しようかと思う。
>>960
まあ言っちゃうと韓国系の会社だよね。バスとかオレンジとか。
韓国の現場で作業してくれた場合は国内に匹敵するレベルで上がってくるよ。
ただまあ撒くための難易度は国内撒きに匹敵するので、一般的な『動仕』のイメージとは違うか。
国内の窓口会社に関しては、
そっから先にどこに撒かれるか次第でもあるし
まあもっと言っちゃうと、無錫の動仕会社に「動仕」で出してる限りは、ぶっちゃけどこに頼んでも一緒だと思う。
もちろんいろいろ細かな事情やスタジオごとの差はあるにせよ
基本的には
国内→韓国→それ以外(中国) というクオリティ格差がまずはあるので(当たり前だが)、
撒き先に関してはその順番であたることになる
動画と仕上げで実は事情がけっこう異なっていて
動画のほうが撒くのは面倒
ちゃんとしたところに出そうと思うと、電話帳総当たり作戦が必要になる
一方で仕上げに関しては、wishやスタジオエルといった大手仕上げ会社が国内にあって
逆に小さい仕上げ会社や、元請けの仕上げ部などは、
突発的にキャパが開くタイミングでこういう大きい仕上げ会社から仕事を融通してもらってスタッフを暇にさせない仕組みが出来上がってる。
なので、場合によっては話数制作を介さずに国内で孫請けに巻き取ってもらうみたいなこともあったりして
ちゃんと時間さえ用意すれば国内撒きが十分可能。
で、同じ国内とか中国とかのカテゴリー内でどこに撒くかは
それはもう話数の制作進行くんの気分次第ということになる
新人の進行さんの場合は、上がりの良し悪しなどはわからないので、窓口担当者が感じが良い会社だったり
スケジュールに無理を聞いてくれる会社を優先して依頼しがち
ただ、経験を積む中で、評判の悪い会社だったり、実際に事故とよばれるレベルの上がりがきちゃったりする経験を重ねる中で
撒き先の優先順位を考えられるようになっていく感じじゃないかな。
制作進行って、一回ひどい目に合うとその会社には発注しなくなりがちなので
いろんな進行くんが「〇〇って会社はヤバいんで俺はあそこには撒かないですよ」なんて言ってるよ。
正直どこに撒いたって事故る確率はあると思うけどね。
監督の立場から見て、この絵柄、この漫画家さんの絵は、キャラ似せ失敗しがちだな
といった、パターンや傾向などありますか?
また、キャラ似せが難しい絵柄はどのような理由で、難航するのでしょうか。
良ければ教えていただきたいです。
やるのは「2期が始まるから」とか
「次やりたいけど期間が空くから……」とかなんですかね
某アニメ(最近最終回)の主題歌に納得がいかなくて、ワンチャン総集編映画で主題歌新しくつかないかな~という……
委員会ありだと、担当する人の選択権ないことの方が多いって聞いてたので、余計やりきれないんですよね…(選ぶところ、バックの委員会が同じなら、変わらないかもですが)
1監督は担当する中でアーティストイメージと合わないとか、個人的にイマイチとか思ったことありますか?
1番は映像だろうから、「しゃーないか…」諦めになるとしても。
前仰ってたのを考えると「○○さんで!」って言われて、難色示すことってできなそうだなと思ったんですが
ここ数年、随分と寡作になった気がします。これは、以前監督が仰っていた通り(その時はwitの話をしてた)本数を絞ってブランド価値を高めるフェーズに移行したのでしょうか?
吉川Pが抜けて、それに伴う主力の退社等の影響は大きいように思いますが、現状がどのようなものかと気になり質問しました。
アクション作監はこの人、総作監はこの人、ローテ作監はこの人、この人にはこのセクションをお願いしよう、等。
各話数の原画や動画は、制作の方かと思いますが、作品のコアスタッフになる人をどういった人が、連れてくるのか伺いたいです。
特に、ひきこまりの方は特番が色々雑だとTLで話題になりました
ドタキャンでもしたんですかね
緊急事態だということが伝わってきました
ひきこまりの南場監督は、2024年冬にも「ぽんのみち」があるんですよね
まあ、前評価に響くことはないと思いますけど
また、コピペとは、一枚前の原画をコピーしている状況を、刺しているのでしょうか。
https://twitter.com/notinotti/status/1731627536122278392
遅くなってごめん
個人的な考えなんだけど、そもそもイマジナリーラインって、
映像における「文法」みたいな種のルールなんだよね。
わかりやすく文章で喩えると
原稿用紙で、文頭1マス空けておきましょう、とか
登場人物のセリフはカギ括弧で括りましょう、とか
それ自体に普遍的な意味があるというよりも、
みんなの共通認識、共通ルールとしてそういう書き方をしておくと読みやすいよね、みたいな話
だから、たとえば文頭1マス空けずに文章が始まってたり、セリフがカギ括弧じゃなくて普通の括弧で括られてる小説があったとしても
それだけでまったく読めなくなるということはないと思う。
ただちょっと普通と違って読みづらいと感じることはあるかもしれない。
さて、翻ってイマジナリーラインも同様にルールの一種であると考えると
これを守ってる状態が『普通』で『見やすい』状態であるといえる
同じことを裏返しで言うと、『普通じゃ無い』『違和感を感じる』状態を表現するためにあえてルール破り、文法破りをするのが
イマジナリーライン超えである、といえる
これは以前にも書いた気がするが、
一般的にイマジナリーラインを守ることは視聴者が登場人物の位置関係を把握しやすくするためである、と解説される
ただ、実際にこれを確かめた実験もあって、
これでは予想に反してイマジナリーラインを守るかどうかはあまり関係無いのではという結果が出た。
その実験結果だけをもって無駄なルールと断じるつもりもないんだけど
これ自体に意味があるというより、一般的にプロによって守られている文法(ルール)であると解釈すべきだと思っている。
どーなんだろうねぇ
俺個人として描きやすい絵柄とかそうでない絵柄とかはあるんだけど
人によって違うだろうからなぁ
なんというか、身も蓋もないことを言っちゃえば
原作の絵と同じバランスやパーツで描けば
よっぽどピカソレベルでぶっ壊れた絵柄でもなければある程度までは寄ると思う
それが上手いかどうかってのは個人スキルの差は多少あるけど、絵柄による違いはあんまり無いと思われる
ただ、その人の手癖みたいなものはどうやっても出るので、
真の意味で原作の絵を完全コピーするってのは
総作監クラスの人でも無理なんだよね
無理というか、絵が死んじゃうから、やる意味がない。
キャラ似せ自体が苦手な人でも、その人の素の絵柄とキャラデザインの絵が近ければ
勝手に似る部分があるので
そういう意味では「よくある絵柄」「流行の絵柄」のほうが似せられる人の分母は大きいと言えるかもしれん
一般に原作モノで絵が違うと言われるケースは
どっちかというと塗りの再現に原因が起因してるケースのほうが多い気がする
アニメーターは線だけを引いてるし、
それをセル塗りというものすごく制約の多い塗り方をしなきゃいけないので
うまくやらないと、ラフの時点では似てたのに、
塗り上がってみると原作イラストとは乖離した仕上がりになってしまって
似てないって原作ファンに言われちゃうケースもある
俺自身は演出家なので実際キャラ似せは作監さんにお任せする立場なので
逆にずっと作監やってるような人に聞いたら別の答えが出てくるのかも。
>>964
主題歌ってのは集金スロット、宣伝スロットなんですよ
スポーツのユニフォームにスポンサーのロゴがついてるのと一緒
たとえ監督であっても、
ユニフォームにバンテリンって書かれてるのなんか嫌だなと思ってても、これ外してくださいとは言えないのはわかるでしょ。
だからまあそういう意味でいうと、
そりゃぶっちゃけ主題歌イマイチだなーって思ったことはあるけど、
そこはもうスポンサー用のスロットだからしょうがない。
総集編映画の場合も多くのケースで主題歌は付け直すと思う
今の時代、歌を売りたかったら何かしらのタイアップを付けるってのは音楽営業のセオリーだと思うので
せっかくの宣伝スロットを死蔵するってことはあんまりなくて、普通は売りに出すんだよね
そこで違うアーティストになるかどうかはそれはもうスポンサー様都合としか言いようが無い
余談になるけど
もっというと主役声優とかが宣伝スロットとして売られちゃって
事務所ごり押しの下手クソがメインキャラに配置されて動かせない場合とかも正直ある
ごり押しでも実力が伴ってるならまあ許せなくは無くて
純粋な声優事務所所属の子とかは教育が行き届いてるんだけど
○ミューズとかは本当に実力の壊滅的で、態度も悪い子を
事務所都合でねじ込んでくるケースがあってなんだかなぁって思う。
仰るとおり、吉川P抜けたタイミングで仕事を絞ったから
ちょうど今くらいの放送が少ないってのは言えるかも。
今後どうするつもりなのかはちょっとわからない。
>>966
制作進行の上位階級である「制作デスク」や、その上位の「制作プロデューサー」が人を集める。
階級ごとに集めるスタッフはこんなイメージ
・制作プロデューサー
→監督やキャラデ、総作監などのメインスタッフ
・制作デスク
→各話数の演出や作監など、話数責任者になるようなスタッフ
・制作進行
→原画マンなど、その話数のみに関わるスタッフ
>>967
No9はエンドロール汚すぎてほんとヤバい。
業界人からするとあのエンドロール見るだけで「怖すぎ、近づかんとこ」って感じ。
>>968
つっても1週間前にわかってれば特番にできるからねぇ…
逆に再放送になっちゃってるやつは、マジで当日レベルで落としてるってことになる
これ最近の現場ではよく見かける手抜きなんだけど
本来であればちゃんと動いてる絵を描かないといけないところを
同じカット内の他の原画から似てる絵をコピペしてきて、
動きに合わせてちょっと回転させたりして流用する手抜き手法のことだね
1枚前の原画とは限らなくて
パーツごとに流用できそうなものを切り貼りして作られてたりする
こうすると、フラッシュアニメみたいな安っぽい動きになってしまうので普通はNGなんだが
隙あらば手を抜こうとしてくる中国の下請けとか
まともな教育を受けてない新人さんとかがよくやらかす
別に、動きとして上手に成立してれば部分コピペも構わないのだが
こういう手抜きする奴って実力やセンスも欠落してるケースが多いので、だいたいただの手抜きにしか見えないんだよね
>>970
俺自身の作品だと1年3ヶ月くらいが最長
俺自身の作品じゃないけど
コロナに巻き込まれて絵コンテから放送まで3年くらいかかった作品に関わったりはした
だからまあそれが俺が経験した中では最長だな
制作ルート(イメージ)
制作進行(3年)→制作デスク(?年)→監督orプロデューサー
※制作デスクうん十年みたいな人もいる?
※プロデューサーまでいったけど制作デスクに出戻りする人はいる?
動画ルート(イメージ)
動画(1〜2年?)→原画(3年)→作監(?年)→演出(?年)→監督
※作監や演出がゴールでうん十年みたいな人は多い?
ツイートで2026年分の仕事と言ってる演出の方が居たので最長レベルなら3年かそれに近い所まで空く事もあるのかな
と思ったんですが流石にレアケースなんですかね…
レイアウト→総作監による修正、演出指示→原画
このような流れが、よくある作業手順だと認識しているのですが
総作監、演出指示→原画 の間に
演出や総作監にチェックしていただき、GOサインを出してもらうための、リテイク版レイアウトは、原画マンによって再作されるものなのでしょうか。
それとも、再提出は無く
演出と総作監が作った修正を軸に、もうチェックしないけど、自分で合わせてね、あとよろしく。
で、作業が進むものなのでしょうか。
再提出が常の場合、作業過程って永遠に伸びそうな気がするのですが、よければ教えてほしいです。
これ会社によってもぜんっぜん違うんで、普通は何年ってのは言いづらいんだが
たとえば中堅元請けだと
制作進行(2~3年)→制作デスク(5年程度)→制作プロデューサー
って感じだな
制作進行と制作デスクの間に設定制作っていう役職もあるんだが、
これは向き不向きが大きい役職なので全員が経験するわけでは無く、
逆に向いてる人はずっとデスクに昇格せずあえて設定制作を続ける人も居る
ただし小さい会社の場合や、スタッフ大量離反直後などで人手不足に陥っているスタジオなんかだと
制作進行として1~2年しか経験の無いような若手をいきなりデスクに抜擢するケースもあるよ。
逆に老舗のスタジオだと、進行経験10年以上のオジサンがぼーっと窓際で進行してたり、
ベテランのデスクがなかなかプロデューサーに昇格できなかったりするケースもある。
また、プロデューサー経験者でも作品によってデスクに回る人もいる。そこはケースバイケースだな。
一方、アニメータールートのキャリアパスは
動画(1~2年)→動画検査(2~3年)→原画→作監→総作監→キャラデザ
という感じで昇格していく。
ただ原画以降、作監やキャラデザになれるかどうかは実力次第でピンキリで
原画に昇格してから1年で総作監、2年でキャラデザイナーになった人も居る(平山寛菜とか)し
逆に一生作監に上がれない人も居る。
演出→監督のキャリアパスは、
制作進行やアニメーターとは繋がってない、まったく別の業種だと思ってくれ
制作進行キャリアパスから転向する人も、アニメーターキャリアパスから転向する人も両方いるけど
どちらにせよ業界内転職する形で演出家に転向する感じなので
どの役職からのステップアップとかはない。
各キャリアパスの頂点が「制作プロデューサー」「キャラクターデザイン」「監督」って形になるので
業界内的にはだいたいこの3者は同格扱いだと思う。
最長レベルなら確かに3年先のコンテが描かれてることはありそうだね。
でも頻繁にあるってことはない。
会社側としては、基本的には制作期間って短くしたいんだよね
製作委員会も前金を先払いしちゃってるわけだし、
制作会社としては逆に制作費のうち半金は納品しないと回収できないので
さっさと作ってお互い回収するもん回収しないと経営が成り立たないわけ
なんだけど、人気のクリエイターを取り合ってるとかの事情でやむなく先の予定しか押さえられなかったりとか
制作上何らかのトラブルで制作が遅延したりってことはどうしてもあるので
作品によってはもちろん最初に絵コンテが出てから5年以上かかったなんて話も無いわけじゃ無い
ただ多くの作品では、絵コンテが出たらそっから1年くらいでは作らないと赤字になっちゃうよねって感覚で作ってると思う。
>>977
レイアウトのチェックフローは
レイアウト→演出チェック→作監チェック→総作監チェック→原画(戻し)
という流れになっている
基本的にはリテイク版のレイアウトは作成されないんだけど、別に「あとよろしく」とぶん投げてるわけじゃなくて
むしろ原画作業というのが修正対応の場でもあるわけ
演出、作監、総作監の各者による修正指示がレイアウトに加える形で最初にレイアウトを出したアニメーターの手元に来るので
それらの修正指示を取りまとめて反映させて、素材として完成させる工程が「原画」という感じ。
で、あらためて「原画」として完成したものを、演出家と作画監督が確認して(ちなみに総作監は原画はチェックしないのが一般的)、
きちんとレイアウト時に出された修正指示に従って素材が完成しているかなどをそのときに確認する。
大きい修正はレイアウト時に指示が入っているわけなので、
原画の時点では修正があったとしても軽微なものが多いので、
そこから原画さん本人に戻すことはせず、何か修正があったらその場で演出や作監が直接ちょちょっと書き加えて完成とすることがほとんどだね。
レイアウトの時点で本人に差し戻して、リテイク版の作成を要求するケースも無いわけじゃないんだけど
これって言外に「チェックや修正指示入れにすら値しないレベル」を宣告するのと同義のかなりヘビーなカードなので
日常的に頻繁に行われることはない。
例えば演出が動きで作監は顔で~みたいな
総作監がキャラを統一みたいな分担だと思うけど実際の現場では違うという話になりそう
放送前や発売前に、なんとなく売り上げ、視聴者数の予想ってつくものなのでしょうか。
予想がつく場合、どのような要素から、推測するのか教えていただきたいです。
(例として、スチームでは、レビュー数の何倍程度の本数を売り上げていると予想ができるそうです)
業界の慣習として、各セクションごとに修正の入れ方のセオリーみたいなのはふわっとあるんだけど
それを言語化するのは難しいな。
明確な線引きはない。
演出は、素材構成、タイムシート、背景原図、光源設定および動きも含めた芝居関係全般について修正指示を入れる
作監は動きや芝居、キャラ似せも含めた絵に関する事項一切について修正する
総作監はキャラ似せが最優先だけど、結局は絵を直すという意味でセル関係全般を直すことがある
たとえ作監でも、絵や動きそのものの良し悪しだけ修正してれば良いわけじゃなくて
素材構成や、他カットとの合わせ、他工程との連携のための指示などのテクニカルな要素との兼ね合いで
どういう修正を入れる必要があるかが変わってくる場合があるので
必要であればなんでも修正しないといけないって感じ。
ちなみに内容によって、アクション作監、メカ作監、プロップ作監といった特殊作監が入ることがあって
そういう特別なワークフローの場合は、メカはメカ作監、小物はプロップ作監の所掌範囲として切り分けられることがある。
>>982
実はそのへんの数字って、販社側、製作側(委員会側)の扱ってる数字で
俺ら現場のクリエイターに報告されることは無いんだよね
なので監督という俺の立場からは正直まったくわからんというのが正直なところ。
その上で思うけど、発売前、放送前に売り上げの予想なんか、実質的に全く立たないもんだと思う。
おそらく予算獲得のために、売り上げ予想みたいな数字は最初にそろばんはじいてはいるみたいなんだけど
かなり妄想に近い数字で、その通りに売れることなんかまずあり得ない。良くも悪くもね。
コンテンツ産業、娯楽産業自体が、そもそも必需に基づいた産業じゃなくて
極端な話、明日産業ごと消滅しても生活に影響の無いような業種なので
業界全体で分け合うパイ自体の規模が一定じゃないんだよね
世の中のブーム次第で大流行したジャンルが、数年で売り上げほぼゼロになる…みたいなこともぜんぜんあり得る産業なので
なにがどれだけ売れるかなんて、正確に予想できてる関係者は一人もいないと思う
みんな数字を知りたがるから
必死こいて視聴率だの予約数だのを調べるんだけど、正直誤差みたいなデータしか取れてないと思う。
プロデューサー陣が数字を持ち出してくるケースって、単に営業のために都合の良い数字だけ言ってるイメージだな…。
スチームのレビュー数の場合も、
結果的に売れた本数のうち、何%がレビューを書くかという数字がわかってるだけで
そもそもどんくらい売れるかは結局のところ全くわからないという感じじゃないの?
発売前に売り上げがわかるなんてミラクルが起きたら、業界に激震が走ると思う
逆にある程度年数重ねて動画から原画に上がる為の社内試験を一生パスできない動画マンの場合は実力不足認定されて業界的に邪険にされているイメージがあるけど実際どうなんだろう
例えば内製スタッフで1~2年動画やって原画に上がる為の試験を何回も落ちて3年以上動画やってる人とかは後ろから肩叩かれて戦力外通告とかもあるんだろか、もしくは層の薄いCGとか色関係の違う部署はどうだとか紹介されたりもあるのかな
動画は国内だと割高だから基本海外に外注、原画以上が国内で求められてる人材とよく聞くけど原画になる為に下積みで動画を経験する必要がある以上、動画で入ってきたら1~2年?の制限時間内にスキルアップしないと国内じゃ生き抜けない業界になるんだろか、2年も動画描きまくって原画あがれないならこの先も厳しいという足切り基準みたいなもの?
昨今ネットで若手アニメーター(動画マン?)が考え無しに給与明細暴露して炎上してるの見ることがあるけど、あの給与明細見る限りどちらかといえば動画だけでは何年も食っていけないから自発的に離職せざるを得ない形になってるようにも思える、そういう意味ではアニメ業界で長生きしたいなら否が応でもスキルアップしないと食っていけないのは競争原理に基づいた良いシステムにも感じる
また、原画から作監に上がる場合も動画から原画と同じパターンで社内試験パスしないとなれない感じなのかな?もしくは何らかの会議等で推薦されて作監になる?
一生作監に上がれない原画マンは動画より単価が高いから枚数描いて稼げる体力ある内は自発的に離職することは少なく、人手不足で国内需要も高いから重宝されてるポジションにはなってるのだろうか、それで年くって描ける体力なくなるまでに作監以上のポジションに上がってないと体力的には離職せざるを得なくなったりはある?
ネガティブな意味合いじゃなく畑違いの業界から見てると単純に長年やっていくにはタフな業界だなと感じたので実際どんなもんなんだろう?という質問です
やっぱり大前提として、アニメ業界はスポーツ選手とかと同じで本人の才能がモノを言う仕事だという部分があると思う
もちろん、プロスポーツ選手ほど狭き門ではないんだけど
才能次第で自己責任の世界って意味では共通してる感じ。
どういうキャリアパスが用意されてるかは会社によってピンキリで
能力が無いなら1円もやらんという昔ながらのハードな会社もあって、炎上するのはこの手のスタジオだね
ただまあ最近はそういうところは減って、新人のうちは何もしなくても最低限食わしてくれるスタジオが増えた
ただどれくらいの期間猶予してくれるかはスタジオ次第。
このあたりの具体的な値段はマジでスタジオ次第で天と地ほど違うんでちょっとここでは掘り下げない。
動画マンとして新人で入社した後、どうやって動画検査や原画といったところに昇格できるかだが
これも会社次第だが、基本的にはどのスタジオも
指導教官となるベテラン動画検査の人や、各会社の新人原画マンを指導する立場にあるベテランが居るのよ
その人達が判断して、動画検査や原画に引き上げる新人を決めるんだが、
そのベテランのスタンス次第で、きっちり社内試験を実施して合格した人だけを昇格させるとか、ノルマ枚数を超えたら昇格とか、いろいろな人がいるね。
当然、厳しさもそのベテラン次第で全然変わってくるので
会社によっては、新人をなかなか昇格させずに潰していくベテラン鬼教官が牛耳ってるスタジオなんかもあったりする。
とはいえ、いずれにしても
動画検査ですらない動画マンというのは業界ヒエラルキーとしては最底辺に近いし、これだけで食っていくのは事実上不可能
スポーツ選手でいうと育成枠という感じでそもそも選手登録されてないレベルなので
稼ぎの面でも、精神的にもそれをずっと続ける人は居ない
まずは最低限、2軍でもいいから選手登録を目指す(=原画マン)って感じだね。
で、晴れて原画マンになってからもそれなりに大変
平の原画マンというだけだと、ギリギリ選手枠のはじっこに引っかかって2軍に控え選手として帯同している程度の立場に近いと思う。
少なくとも「重宝されているポジション」という感じではなくて、
人数合わせとして呼ばれるポジションという感じ。
とはいえ、人数合わせだとしても試合に出るチャンス自体は与えて貰えるようになるので、なんとかそこで才能を示すことが次の目標になる。
作監に上がれない原画マンってのはつまり、万年2軍の控え選手って感じなので、
収入面でもギリギリの人が多いと思うんだが、とはいえ一人暮らしならなんとかぎりぎりやっていけるくらいにはなる。
なので、才能的に出世が不可能でも、他に転職する踏ん切りのつかない人なんかが
ダラダラとこの立場で続けるしかなくなってる光景を見る。
こっから先はスポーツ選手と一緒だよ
実績を残した人はあっという間に抜擢されて駆け上っていく。
アニメーターの場合、画力が無ければ人権がないなんて言われるくらい、若手もベテランもごちゃ混ぜで、実力でヒエラルキーが決まっていく。
だからタフな業界というのは実際その通りだと思う。
No.9 は業界人的にも激ヤバなんすね、一般人がクレジット見るだけで察せられるレベルなので相当だろうとは思ってましたが… 下谷さんが血反吐吐いて無理やり起きながら修正してる旨のツイートをされてて寿命縮まないか心配
ひきこまりは序盤は No.9 アニメ史上最高品質のアニメだったけど流石にスケジュールが厳しすぎて後の話数ほど日本で原画マン集められなくなってしまったのだろうか、一方豚とかは最初からもう日本で作業する気がないクレジットなので相当にスケジュールがなさそう
制作Pが全部糀谷氏掛け持ちなのも不思議ですが (部外者から見ても明らかに回ってない)、どうしてこんなに身の丈に合わない掛け持ちと短スケジュールになってるのか、監督が知っていることはありますか?
クレジットのやばさでいうと今期のせまつかも酷くて、あちらは謎の監督補佐というクレジット、演出補佐5〜7人が常態化なあたり水星みたく最初からスケジュールがなさそうに見えます ただ基本海外総丸投げになりそうなところ、作監原画あたりが固定(拘束?)で日本作監/原画だからまだ見れる品質にできてるのかもしれない…(パッショーネ制作と言いつつ実際は協力会社?のハヤブサフィルムグロスなのも闇)
やっぱり第二原画まではともかく、原画や作監以降が会社名だけの動仕に丸投げされてるケースって基本地雷なんですか?
例でいうと防振り2期は後半日本原画だししっかり動くのに作監や第二原画が海外動仕に丸投げになっていて、原画にスケジュール使い潰しちゃったんかなぁ…と思って見てました
以前、作画監督や総作画監督の方が呟いていたのですが
「ぶっちゃけ半端に作画監督するくらいなら、原画のほうが儲かる。
作画監督の単価と原画の単価で、原画のほうが儲かるのはおかしい」
といった趣旨のことを呟いていました。
実際の所、作画監督ってどの程度儲けられるものなのでしょうか。
また、つぶやきを見て思ったのが、儲けられる作画監督と、儲けられない作画監督がいるのかな?
という疑問なのですが、実際の所どうなのでしょうか。
良ければ教えていただけると嬉しいです。
分かりやすい回答ありがとうございました
よくある中小企業(自分含む)だと下積み数年してそこそこの成果や実績残せれば勤続年数や年齢に比例して自動的に昇格していくので(下積み過ぎて成果出せなければ窓際社員というか居づらくなって勝手に転職していくのはアニメ業界と変わらず)、実力次第で明確に線引きされるアニメ業界は需要も相まって年々右肩上がりになっていくのも頷ける
そういう意味で今まで何気なく流し見してたEDクレジットはこの人達は苦境を乗り越えたツワモノか!と今後見る目変わりそうで勉強になりました、こういうのググっても噂しか出てこないしやっぱいいスレだなあ
これすっげぇ難しい問題で
何らかの不運で実力を発揮できない人や、遅咲きの人、身の振り方などが器用で無い人は大損ぶっこくし
そういう人に対する救済措置がぜんぜん無い業界なんだよね
普通の会社員とかであれば、もちろん社内での評価がキャリアに関わってくるとは思うんだけど
仮に能力的に使えない若手社員でも、先輩や上司が育てようとしてくれるだろうし
その間は最低限月給が保証されてる中で働くことが出来る
ただ、アニメ業界においては、その「先輩や上司」にあたる役職者たちはみな
能力主義の厳しい生存競争で勝ち残ってきた武闘派ばかりなんだよね…
ぱっと見優しそうな人ほど、心の底では描けない奴のことを見下してたり憎んでたりする。
(同格のライバルだと思ってないから、表面的な態度は優しく出来るんだと思う)
なので、弱者救済の無い、脱落したら自己責任という風土が業界全体にあると思うし、今後もその考えは変わらないと思う。
言うならば、スポーツで1軍レギュラーの選手が、
『2軍3軍の選手でも稼げるよう、1軍の試合に出してあげましょう! それで試合に負けてもいいです!』と言うことはないわけだよね
試合に出たければ実力を伸ばして貰うしかない
仮に一生1軍に上がれず脱落した選手がいても、それはもうしょうがないことだよねと思われるし
その代わり実力さえ有れば、高卒1年目からバリバリ1軍で活躍する人もいるんだから、チャンスは公平だという感覚。
こういう業界感覚があるからこそ、俺自身
「クオリティアップには社員化ですよね!」「若手が食えるように月給化を!みたいな安易な社員化論には違和感があるんだよね…
このスレ埋まったら続きは5ch側元スレにてやります
URLは>>1にあります
Talk側に次スレは不要です。
ありがとうございます。
例えでぐうの音も出ないですね……
アニメのクオリティ高いし、贅沢な悩みなんですけど…
こればっかりは個人の好みでもあるし……
本編に関わる声優じゃないだけましなのかもしれない
主題歌と声優以外で、ガチガチではないにしろ自由度が低い部分があったら知りたいです。放送尺と脚本関係が特に気になります。
最近は特別編成(放送)もそこそこ見受けられるけど、掛け合うのはプロデューサーレベルですよね多分。
『あと数分長かったらいいのにな…(なくてもいいけど挟みたい描写がある)
でも決まってるから渋々削ろう』
ってのはアニメではほとんど起きない感じですか。映画とかだとディレクターズカット版とかみかけますけど……
でも脚本の時点じゃあ、シーンの絶妙な間とかまで含めた過不足ってわかりくいような気がして、そういう調整の苦労ってあるのか気になりました。
1監督が原画に上がったばかりの頃の収入もかなり厳しかったのでしょうか?
放送尺ってのはこれはもうTV番組である以上ある程度決められた枠内でやるしかない。
ただ枠として決まってるのは、1話あたり合計何秒間かというもので、普通は1200秒~1300秒の間になっている
その中をどう配分するかは監督やプロデューサーが話し合って決める
たとえば予告を短くしてその分本編を伸ばすとか、サブタイトルカットを作ってその分本編を削るとか。
まあ、どうしてもという場合はいろいろ相談して、プロデューサーが頑張って無理を通してくれれば
OPEDを削ったり、1話余計に作ったり等々の無理が利く場合もあるけど
まあそこはプロデューサーの侠気次第という感じだな
実写映画とかではしばしばディレクターズカット版というのが出たり
DVD版では完全版と銘打って追加シーンが入ったり等見たことあると思うんだが
実写の場合は、もともと素材自体は余分に撮影しておいて、
最終的に編集で余分な分を削ぎ落とす形で作っていくので、
完成しているけどカットしたシーンというのが存在しているケースも多い
ただ、アニメの場合は、あらかじめ仮の素材で編集を終わらせてしまって
本編に必要なピッタリの分しか素材を作らないことが一般的なので、
余分なシーンはそもそも完成しておらず、追加するのが難しい
そんな事情でアニメではディレクターズカット版とかの追加シーンとかがほとんど無いわけだな
「この世界の片隅に」みたいに完全版を改めて制作するケースもたまに存在するけど、
追加シーンをこのために新規発注することになるので手間もお金もかかっている
仰るとおり、「あと数分長かったら良いのにな…」というケースは確かにある
それでも、放送枠で決められた定尺は絶対なので
そこに収まるように少しずつ情景描写や優先度の低いカットなどを詰めていって
なるべく話に影響の出ないよう決められた時間に納めていく。
意外と『無くても大丈夫なカット』って存在してるので
そういうところをちょっとずつ詰めれば放送時間ピッタリになるんだよね。
一言で原画マンといっても、
ただ単価で単発の仕事を請けているだけだとまったく稼げないし、生活もギリギリの値段しか貰えないと思う
腕前が認められて、指名で仕事が振られるようになってくれば、拘束費など単価とは別にお金が出るようになって状況も変わってくるんだが
第二原画メインということは、おそらくまだ若手の方で実力が認めて貰えてない段階で、
レイアウトの仕事をそもそも振って貰えてない状況なのかも。
そういう状況だと、賃金的にもギリギリだろうね
むしろ、ド新人として業界入りしたての動画マンは
稼げないのが前提なので、救済措置としてスタジオから補助金が出たりするんだけど
原画に昇格したら一人前扱いなので、あとは自己責任というスタジオもあるし、
ましてやフリーランスとして働いてる原画マンを救ってくれるスタジオは無い。
第二原画メインの原画マンなんて、まだまだ過酷な生存競争のスタート地点でしかないという感じだ。
ちなみに第二原画専門でも、それのスピードとクオリティに特化して稼いでる人も居るっちゃ居る。
二原専門で月40万の拘束貰ってる人知ってるし。
ただ、猛烈なスピードで仕事する人なんで、あれを真似するのは普通に作監とかになるよりも難しい気がするねw
俺自身の話は身バレとかにつながるんであんまり詳しくは語りたくないんだけど
まあ仰るとおり厳しかった時期はあったよ
当時の彼女にお金借りて生活してた時期あったしw
長引くようでしたら5chで結構です。
総作監の、仕事についてお聞きしたいです。
総作監の方って、レイアウト段階でデッサンやキャラ似せ等の、絵を直すのでしょうか。
それとも動きと絵、どちらも直すのでしょうか。
これもいろんな原因があるから、内容次第だなぁ
手描きアニメも同様だけど、目的動作そのものだけしか描かれてないと重量感が少ない
反動とか揺れのこりみたいな、慣性の影響で動きが”残る”ように描かれてないといけない
作画アニメでも重量感の無い動きはしょっちゅうだよ。CGより酷いと思う
>>996
基本的に、動きや空間などは作監までで修正を終えて、
総作監はキャラ似せに集中するというのが役割分担ではある
ただし、絵と動きって完全に分離できるものじゃなくて、密接に関わっているので
絵を直すと動きや空間も変わってきてしまう。
なので結果的に動きまで直している(直さざるを得ない)場合もあるよ
プレミアムの無料期間を2025/3/31まで延長することになりました。
広告除去や規制緩和など、ヘビーユーザーにとって欠かせない機能を無料でお楽しみいただけます。
是非この機会にプレミアムサービスをお試しください!
▼プレミアムサービスはこちらから
https://talk.jp/premium