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「夢みたいだった。いたずらかとも思って…」
誰かが突然、何の代価もなしに「1億ウォン（現在のレートで約1090万円。以下同じ）あげよう」と言ったきたら、どういう気分だろうか。
そんな夢みたいなことが、富栄グループ会長の故郷、全羅南道順天市雲坪里の村の人々に起きた。
李会長が自らのポケットマネーを出し、税金控除後で最大9020万ウォン（約986万円）を、雲坪里の村の人々の個人口座に振り込んだのだ。
住民の間からは、李会長への感謝の気持ちを表すため、功徳碑の設立を進めようという話まで出ているという。
【写真】李重根（イ・ジュングン）富栄グループ会長
https://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2023/07/07/2023070780130_1.jpg
雲坪里の村で生まれ、81歳になる住民のチャン・チャンモさんは6月29日、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』のインタビューで
「5月の末ごろだったが、里長さんが突然『贈り物が届いたはず』だと、通帳を一度確認してみろと言ってきた」
「それで最初は、100万ウォン（約11万円）くらい入るんだろうと思った」と語った。
ところがチャンさんが通帳を確認したところ、記帳された金額はおよそ1億ウォンだった。
これについて「夢みたいだった。そんなはずがない、これはいたずらなんじゃないかとも思って」と語ったチャンさん。
李会長からお金をもらった住民は、チャンさんだけではなかった。雲坪里の六つの村に住むおよそ280世帯の住民全員がお金をもらった。
村が地元の人間や実居住30年以上など、居住年数によって2600万ウォン（約284万円）から最大9020万ウォンまでが入金された。
チャンさんは「営農の借金だとか、そういうのを背負ってる人も多くて、助かった人が大半」だとし「田んぼで苗みたいな荷物を背負ったら起き上がれない。
そんなとき、誰かが押してくれるとうまく立てるんだが、今がそんな気分」と語った。
チャンさんによると現在、村の住民らは李会長に感謝の気持ちを表するため、功徳碑の設立を進めている。
チャンさんは「大きな贈り物をもらいっぱなしではいられないということで、里長さんなどみんな同意した」
「会長さんに功徳碑を一つ立ててあげることで、話がまとまってる」とし、その上で「今ではありがとうという言葉しか申し上げられない」と語った。
李会長は雲坪里チュクトン村の貧しい農家で生まれ、順天市西面の東山小学校（第25回）および順天中学校（第15回）を卒業した。
李会長は小・中・高の同窓生らにも現金を届けたといわれている。
富栄側は「これまで李会長が個人的に財産を配った額は1400億ウォン（約153億円）ほどだと把握している」とコメントした。
パク・ソンミン記者
7/9(日) 6:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b571e5ca9241f6863de3011d78d8fca3c112fb5f