【大河】盆休みだし戦国乃木坂46のキャスティングをやってみた最終更新 2026/08/11 18:131.君の名はx627W織田信長 白石麻衣織田信秀 生駒里奈織田お市 若月佑美平手政秀 桜井玲香斎藤道三 松村沙友理浅井長政 西野七瀬柴田勝家 梅澤美波丹羽長秀 与田祐希羽柴秀吉 山下美月明智光秀 久保史緒里足利義昭 生田絵梨花徳川家康 井上和と、ここまでやってきて、面倒になってきたんで後よろしく!2026/08/11 17:56:087コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.君の名はxfHZy「是非に及ばず」本能寺の変AI 乃木坂5期生ver.https://youtu.be/lVUWI7NrBrQ?si=S79HL0Iv1vH1ks7n2026/08/11 18:04:183.君の名は2wBsC天下人――井上和は、“女帝”と恐れられていた。圧倒的人望。冷静な知略。朝廷すら黙らせる威光。乃木坂統一まで、あと一歩。諸将は皆、和の旗の下に集っていた。だが。和には、一つだけ恐れているものがあった。武力ではない、――“頭脳”だった。奥州・出羽。白雪城。そこには二人の天才がいた。一人は、若き大名――矢田萌華。穏やかに笑いながら、戦場では情けを捨てる女。そしてもう一人。軍師――長嶋凛桜。一度戦が始まれば、相手の三手先を読む。諸将は言った。「白雪軍と戦うな」「気付いた時には、もう負けている」特に恐ろしいのは、萌華が民衆の心を掴み、長嶋が戦場を支配する。その二人が、異常なほど仲が良かった。和は気付いていた。この二人は、いずれ天下を取る。しかも。“自分より上手く”。だから和は、先に仕掛けた。奥州・出羽。白雪城。萌華の前に、一通の書状が置かれる。「土佐征伐を命ず」相手は、土佐大名――中西アルノ。萌華の旧友だった。家臣が顔を青くする。「し、しかし殿……土佐は遠国。補給線も維持できませぬ」さらに追記。“なお、出羽領は召し上げ、土佐に国替えとする。”沈黙。つまり。領地を没収した上で、新しい領地は友を討って奪い取れ。失敗すれば滅びる。萌華は黙っていた。長嶋は続ける。「和様は恐れておられます」「殿と、私を」雨音。静寂。やがて萌華が小さく笑う。「そんなに怖かったのかな」長嶋は即答した。「怖いですよ」珍しく、少しだけ笑う。「私でも怖いですから」夜。縁側。萌華は遠くを見ていた。夏の日を思い出す。「かき氷追加ー!」「アルノ、それ絶対腹壊す!」「和、シロップかけすぎ!」みんな、まだ戦国の化け物じゃなかった頃。萌華は目を閉じる。「……和様」その声は、少しだけ寂しかった。だが次の瞬間。瞳から感情が消える。長嶋が背後で静かに問う。「決断を」萌華は立ち上がる。白い陣羽織が揺れる。そして、歴史に残る言葉を口にした。「敵は――本能寺にあり」2026/08/11 18:04:274.君の名は2wBsC令和九年六月二日未明。京都、本能寺。和は僅かな供回りだけを連れ、寺で休息していた。「乃木坂も、もうすぐ落ち着くかな」そう呟き、茶を口にした瞬間。遠くで鬨の声が響く。「敵襲ッ!!」障子が開く。家臣が血相を変えて叫ぶ。「あの旗印は、なまはげときりたんぽ。鬼鍋衆の旗です!! 矢田萌華殿、御謀叛!」「 矢田勢、一万三千!!」和は数秒、黙った。そして。「……萌華?…是非にも及ばず」その名だけを、静かに口にした。外では炎が上がり始める。鉄砲隊。騎馬隊。そして、“白雪隊”と呼ばれる矢田直属軍が、本能寺を完全包囲していた。燃える赤の中を、白い陣羽織が進む。矢田萌華。彼女は炎を見つめながら、小さく言った。「あなたが強すぎたからです」家臣が震える。「お、お味方では……」萌華は静かに首を振る。「天下は、一人の天才だけのものじゃないよ」炎上する本能寺。和は最後まで逃げなかった。刀を抜き、笑った。「なら……来なよ、萌華」炎の向こう。白雪の軍勢が、一斉に踏み込む。後に歴史書『令和戦国記』は記す。令和九年、本能寺にて井上和、討死。これを『白雪謀反』という2026/08/11 18:06:375.君の名は2wBsC本能寺炎上から、わずか十一日。天下は、一夜で割れた。京を制したのは、矢田萌華。だが西方では、井上和の同盟軍が猛然と引き返していた。総大将――田村真佑。そして副将、猛将として知られる弓木奈於。弓木は、道中ずっと黙っていた。誰も話しかけられない。普段なら笑って空気を壊す女が、まるで別人だった。馬上で、ただ一言。「……和が、死んだんやな」それだけだった。山崎。天王山。雨。歴史では“山を取った方が勝つ”と言われた戦場。だが今回、先に動いていたのは矢田軍だった。軍師――長嶋凛桜。彼女は既に天王山へ主力鉄砲隊を配置済みだった。「田村軍は正面突破を選びます」長嶋が地図を見ながら言う。「ですが弓木さんだけは違う」萌華が静かに視線を上げる。「……来るんだ」凛桜は頷いた。「ええ。あの人は一直線に、あなたを殺しに来ます」開戦。銃声。鬨の声。泥まみれの戦場。田村軍は天王山を奪えない。伏兵。横撃。長嶋の布陣が完璧すぎた。そして。戦場中央を、ただ一騎で突破する影。弓木奈於。血だらけ。槍を振り回しながら、一直線に矢田本陣へ突っ込む。「萌華ァァァァ!!」止めようとした兵が吹き飛ぶ。白雪隊ですら下がる。萌華は馬を降りた。「……来た」雨の中。二人が向かい合う。弓木の肩からは血が流れている。それでも笑った。「和、めっちゃお前のこと信じとったんやぞ」萌華は答えない。弓木は槍を構える。「なんでや」沈黙。「なんで裏切ったんや……!」絶叫。そのまま突撃。萌華が抜刀する。弓木の槍が腕ごと体を離れた。雨が降る。弓木は地面に倒れながら、空を見た。涙なのか雨なのか、もう分からない。そして、小さく笑う。「……和、すまん」それが最後だった。山崎の合戦。田村軍、大敗。弓木奈於、討死。――白雪の天下が始める2026/08/11 18:08:156.君の名は2wBsC山崎の合戦から、一か月。矢田軍は破竹の勢いで東へ進んでいた。残る大勢力は一つ。下総国。井上和亡き後、旧乃木坂軍をまとめていた女がいた。名は――菅原咲月。和の右腕。軍略も政治もこなし、諸将からの信頼も厚い。今や誰もが知っていた。「咲月が立てば、東国はまとまる」矢田軍は安房へ向かった。だが城を囲む直前、萌華は全軍を止めた。凛桜が眉をひそめる。「総攻撃なら三日で落ちます」萌華は首を振った。「それじゃ駄目」「え?」「咲月さんを失いたくない」翌朝。安房・月影城。城門前が騒然となった。敵将が来た。しかも――たった一人。丸腰。供回りもいない。白い陣羽織だけを羽織った矢田萌華だった。城兵が怒鳴る。「撃て!」「射殺しろ!」だが萌華は動かない。ただ門の前で待つ。その報告を聞いた菅原咲月は呆然とした。「……何考えてるの」そして会うことを決めた。城内。小さな対面所。咲月は刀を脇に置く。萌華は本当に丸腰だった。しばらく沈黙。先に口を開いたのは咲月だった。「和を殺した人が何の用?」萌華は答えない。咲月の声が震える。「弓木さんも死んだ」「田村さんは敗れた」「全部あなたのせい」萌華は黙って聞いていた。やがて小さく言う。「私のせいです」萌華は続ける。「私ね」少し笑う。「天下なんか欲しくなかったんです」咲月が顔を上げる。「嘘だ」「ううん」萌華は首を振る。「欲しかったのは、乃木坂を守る力だった」窓から風が吹く。「でも気付いたら守ろうとして全部壊した」咲月は何も言えなかった。萌華の目に涙が浮かんでいたからだ。ただ友達を失った少女がそこにいた。萌華は立ち上がる。「帰るね」咲月が驚く。「帰る?」「はい」「私を殺したければ殺して下さい」萌華は城を出た。天守から見下ろす咲月の目に。陣へ帰っていく小さな背中が見えた。翌朝。月影城の門が開く。白旗が揚がる。家臣たちは騒然となった。「降伏ですか!?」咲月は首を振る。そして静かに言った。「違う」遠くの白雪軍を見つめる。「和が守りたかったものを私も守るだけ」その日。最後の大勢力だった下総軍は白雪軍へ合流した。2026/08/11 18:10:517.君の名は2wBsC令和十年、夏。山の寺は、蝉の声だけが響いていた。かつて乃木坂軍の武将だった女がいる。名は、岡本姫奈。数年前。ある失態によって軍を追われ、自ら髪を下ろした。以来、山寺で静かに暮らしている。京から離れたその寺には、小さな墓が二つ並んでいた。ひとつは、井上和。もうひとつは、弓木奈於。岡本は静かに線香を置いた。風が吹く。遠くの山の上には、白く巨大な城が見える。新白雪城。天下人――矢田萌華の居城だった。白い。まるで雪みたいに綺麗なのに、岡本には少しだけ冷たく見えた。「……変わっちゃったなぁ」ぽつりと呟く。昔は違った。みんな、もっと馬鹿だった。岡本の目から涙が落ちる。「なんでこうなっちゃったんだろ……」誰も答えない。墓石だけが、静かにそこにある。遠くで鐘が鳴る。白雪城は今日も、山の上から京を見下ろしていた。強い者が勝ち。賢い者が生き残る。それが戦国。だけど。岡本は知っている。かつてそこには、ただ笑いながらかき氷を食べていた少女たちがいたことを。風が吹く。線香の煙が、夏空へ溶けていった。2026/08/11 18:13:26
織田信秀 生駒里奈
織田お市 若月佑美
平手政秀 桜井玲香
斎藤道三 松村沙友理
浅井長政 西野七瀬
柴田勝家 梅澤美波
丹羽長秀 与田祐希
羽柴秀吉 山下美月
明智光秀 久保史緒里
足利義昭 生田絵梨花
徳川家康 井上和
と、ここまでやってきて、面倒になってきたんで後よろしく!
https://youtu.be/lVUWI7NrBrQ?si=S79HL0Iv1vH1ks7n
冷静な知略。朝廷すら黙らせる威光。
乃木坂統一まで、あと一歩。
諸将は皆、和の旗の下に集っていた。
だが。
和には、一つだけ恐れているものがあった。
武力ではない、――“頭脳”だった。
奥州・出羽。白雪城。
そこには二人の天才がいた。
一人は、若き大名――矢田萌華。
穏やかに笑いながら、戦場では情けを捨てる女。そしてもう一人。
軍師――長嶋凛桜。
一度戦が始まれば、相手の三手先を読む。
諸将は言った。
「白雪軍と戦うな」
「気付いた時には、もう負けている」
特に恐ろしいのは、萌華が民衆の心を掴み、長嶋が戦場を支配する。その二人が、異常なほど仲が良かった。
和は気付いていた。この二人は、いずれ天下を取る。しかも。
“自分より上手く”。
だから和は、先に仕掛けた。
奥州・出羽。白雪城。
萌華の前に、一通の書状が置かれる。
「土佐征伐を命ず」
相手は、土佐大名――中西アルノ。
萌華の旧友だった。
家臣が顔を青くする。
「し、しかし殿……土佐は遠国。補給線も維持できませぬ」
さらに追記。
“なお、出羽領は召し上げ、土佐に国替えとする。”
沈黙。つまり。
領地を没収した上で、新しい領地は友を討って奪い取れ。失敗すれば滅びる。
萌華は黙っていた。
長嶋は続ける。
「和様は恐れておられます」
「殿と、私を」
雨音。
静寂。
やがて萌華が小さく笑う。
「そんなに怖かったのかな」
長嶋は即答した。
「怖いですよ」
珍しく、少しだけ笑う。
「私でも怖いですから」
夜。
縁側。
萌華は遠くを見ていた。
夏の日を思い出す。
「かき氷追加ー!」
「アルノ、それ絶対腹壊す!」
「和、シロップかけすぎ!」
みんな、まだ戦国の化け物じゃなかった頃。
萌華は目を閉じる。
「……和様」
その声は、少しだけ寂しかった。だが次の瞬間。瞳から感情が消える。
長嶋が背後で静かに問う。
「決断を」
萌華は立ち上がる。
白い陣羽織が揺れる。
そして、歴史に残る言葉を口にした。
「敵は――本能寺にあり」
和は僅かな供回りだけを連れ、寺で休息していた。
「乃木坂も、もうすぐ落ち着くかな」
そう呟き、茶を口にした瞬間。遠くで鬨の声が響く。
「敵襲ッ!!」
障子が開く。家臣が血相を変えて叫ぶ。
「あの旗印は、なまはげときりたんぽ。鬼鍋衆の旗です!! 矢田萌華殿、御謀叛!」
「 矢田勢、一万三千!!」
和は数秒、黙った。
そして。
「……萌華?…是非にも及ばず」
その名だけを、静かに口にした。外では炎が上がり始める。鉄砲隊。騎馬隊。
そして、“白雪隊”と呼ばれる矢田直属軍が、本能寺を完全包囲していた。
燃える赤の中を、白い陣羽織が進む。
矢田萌華。
彼女は炎を見つめながら、小さく言った。
「あなたが強すぎたからです」
家臣が震える。
「お、お味方では……」
萌華は静かに首を振る。
「天下は、一人の天才だけのものじゃないよ」
炎上する本能寺。
和は最後まで逃げなかった。
刀を抜き、笑った。
「なら……来なよ、萌華」
炎の向こう。白雪の軍勢が、一斉に踏み込む。
後に歴史書『令和戦国記』は記す。
令和九年、本能寺にて井上和、討死。
これを『白雪謀反』という
だが西方では、井上和の同盟軍が猛然と引き返していた。
総大将――田村真佑。
そして副将、猛将として知られる弓木奈於。
弓木は、道中ずっと黙っていた。誰も話しかけられない。普段なら笑って空気を壊す女が、まるで別人だった。
馬上で、ただ一言。
「……和が、死んだんやな」
それだけだった。
山崎。天王山。雨。歴史では“山を取った方が勝つ”と言われた戦場。
だが今回、先に動いていたのは矢田軍だった。
軍師――長嶋凛桜。
彼女は既に天王山へ主力鉄砲隊を配置済みだった。
「田村軍は正面突破を選びます」
長嶋が地図を見ながら言う。
「ですが弓木さんだけは違う」
萌華が静かに視線を上げる。
「……来るんだ」
凛桜は頷いた。
「ええ。あの人は一直線に、あなたを殺しに来ます」
開戦。銃声。鬨の声。泥まみれの戦場。田村軍は天王山を奪えない。伏兵。横撃。長嶋の布陣が完璧すぎた。
そして。
戦場中央を、ただ一騎で突破する影。
弓木奈於。
血だらけ。槍を振り回しながら、一直線に矢田本陣へ突っ込む。
「萌華ァァァァ!!」
止めようとした兵が吹き飛ぶ。
白雪隊ですら下がる。萌華は馬を降りた。
「……来た」
雨の中。二人が向かい合う。弓木の肩からは血が流れている。それでも笑った。
「和、めっちゃお前のこと信じとったんやぞ」
萌華は答えない。弓木は槍を構える。
「なんでや」
沈黙。
「なんで裏切ったんや……!」
絶叫。
そのまま突撃。
萌華が抜刀する。
弓木の槍が腕ごと体を離れた。
雨が降る。弓木は地面に倒れながら、空を見た。涙なのか雨なのか、もう分からない。
そして、小さく笑う。
「……和、すまん」
それが最後だった。
山崎の合戦。田村軍、大敗。弓木奈於、討死。
――白雪の天下が始める
下総国。井上和亡き後、旧乃木坂軍をまとめていた女がいた。名は――菅原咲月。和の右腕。軍略も政治もこなし、諸将からの信頼も厚い。今や誰もが知っていた。
「咲月が立てば、東国はまとまる」
矢田軍は安房へ向かった。だが城を囲む直前、萌華は全軍を止めた。凛桜が眉をひそめる。
「総攻撃なら三日で落ちます」
萌華は首を振った。
「それじゃ駄目」
「え?」
「咲月さんを失いたくない」
翌朝。安房・月影城。城門前が騒然となった。
敵将が来た。しかも――たった一人。丸腰。供回りもいない。
白い陣羽織だけを羽織った矢田萌華だった。
城兵が怒鳴る。
「撃て!」
「射殺しろ!」
だが萌華は動かない。ただ門の前で待つ。
その報告を聞いた菅原咲月は呆然とした。
「……何考えてるの」
そして会うことを決めた。
城内。小さな対面所。咲月は刀を脇に置く。
萌華は本当に丸腰だった。しばらく沈黙。
先に口を開いたのは咲月だった。
「和を殺した人が何の用?」
萌華は答えない。
咲月の声が震える。
「弓木さんも死んだ」「田村さんは敗れた」「全部あなたのせい」
萌華は黙って聞いていた。
やがて小さく言う。
「私のせいです」
萌華は続ける。
「私ね」
少し笑う。
「天下なんか欲しくなかったんです」
咲月が顔を上げる。
「嘘だ」
「ううん」
萌華は首を振る。
「欲しかったのは、乃木坂を守る力だった」
窓から風が吹く。
「でも気付いたら守ろうとして全部壊した」
咲月は何も言えなかった。萌華の目に涙が浮かんでいたからだ。ただ友達を失った少女がそこにいた。
萌華は立ち上がる。
「帰るね」
咲月が驚く。
「帰る?」
「はい」
「私を殺したければ殺して下さい」
萌華は城を出た。
天守から見下ろす咲月の目に。陣へ帰っていく小さな背中が見えた。
翌朝。月影城の門が開く。
白旗が揚がる。
家臣たちは騒然となった。
「降伏ですか!?」
咲月は首を振る。
そして静かに言った。
「違う」
遠くの白雪軍を見つめる。
「和が守りたかったものを私も守るだけ」
その日。
最後の大勢力だった下総軍は白雪軍へ合流した。
数年前。ある失態によって軍を追われ、自ら髪を下ろした。以来、山寺で静かに暮らしている。
京から離れたその寺には、小さな墓が二つ並んでいた。ひとつは、井上和。もうひとつは、弓木奈於。岡本は静かに線香を置いた。
風が吹く。
遠くの山の上には、白く巨大な城が見える。
新白雪城。
天下人――矢田萌華の居城だった。
白い。まるで雪みたいに綺麗なのに、岡本には少しだけ冷たく見えた。
「……変わっちゃったなぁ」
ぽつりと呟く。昔は違った。みんな、もっと馬鹿だった。
岡本の目から涙が落ちる。
「なんでこうなっちゃったんだろ……」
誰も答えない。墓石だけが、静かにそこにある。遠くで鐘が鳴る。
白雪城は今日も、山の上から京を見下ろしていた。
強い者が勝ち。賢い者が生き残る。それが戦国。
だけど。
岡本は知っている。
かつてそこには、ただ笑いながらかき氷を食べていた少女たちがいたことを。
風が吹く。
線香の煙が、夏空へ溶けていった。