【カリフォルニア大学サンフランシスコ校】コロナワクチンは、長期療養中の認知症高齢者の命を救った

【カリフォルニア大学サンフランシスコ校】コロナワクチンは、長期療養中の認知症高齢者の命を救ったアーカイブ

最終更新 2023/07/24 13:16

影のたけし軍団 ★

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カリフォルニア大学サンフランシスコ校が主導した新たな研究によると、新型コロナウイルスワクチン接種が利用可能になってから、老人ホームや長期ケアセンターでの認知症高齢者の死亡率は大幅に減少したが、在宅生活者の死亡率は依然として高かった。

2023年7月17日にJAMA Neurology誌に発表された全国規模の研究は、
2019年から2022年のデータを使用して、年齢、性別、人種や民族、そして人々が亡くなった場所。

初年度、米国の65歳以上の認知症関連死亡者数は50万9,179人で、研究者らはこれはパンデミックが発生していなかった場合に同人口で予想される死亡者数よりも9万4,688人多かったと推定した。2年目では超過死亡数は77％減の2万1586人となった。

死亡率の低下は、認知症患者が2020年12月に利用可能になった新型コロナウイルスワクチンや新たな治療法の恩恵を全般的に受けていることを示している。

長期介護施設や特別養護老人ホームの入所者の間で評価されたすべての年齢、性別、人種、民族グループで認知症による死亡が減少した。

しかし、自宅に留まった人々の死亡数はそれほど減少しなかった。パンデミックの最初の年に在宅人口の超過死亡者数は34,487人でした。2年目はわずか16％減の2万8804人となった。

「アルツハイマー病と関連する認知症を患う高齢者は、新型コロナウイルスのパンデミックに対して非常に脆弱です」とカリフォルニア大学サンフランシスコ校の疫学・生物統計学博士研究員で論文の筆頭著者であるルイジア・チェン博士（理学修士）は述べた。

「この論文で私たちが理解しようとしていたのは、ワクチンが利用可能になった後に超過死亡が実際に減少したかどうかということです。」

老人ホームは、新型コロナウイルス感染症パンデミックの初期の震源地でした。認知症の高齢者は、併存疾患、感染制御プロトコルの順守の困難、介護の中断、家族や介護者からの隔離などにより、ウイルスに感染して死亡する可能性が特に高かった。

このパンデミックでは、民族グループ間の超過死亡にも大きな差が見られ、黒人、ラテン系アメリカ人、アジア系患者の感染率、入院率、死亡率が非ヒスパニック系白人に比べて高かった。

パンデミックの最初の年に、最も高齢で虚弱な老人ホーム入居者の多くが失われましたが、それだけではこの傾向を完全に説明できません。

研究者らは、他の要因が関与している可能性があると述べた。老人ホームの入居者は最初にワクチン接種を受けたものの、自宅にいる人たちへの接種は十分に調整されていなかった。

Maria Glymour、ScD、MS、論文の上級著者
ワクチンが利用可能になったときの長期介護現場での死亡率の減少は、ワクチンへの包括的なアクセスを実現するシステムが整備されていれば、いかに命が救われるかを示しています。」

https://www.news-medical.net/news/20230717/COVID-19-vaccines-saved-lives-of-older-adults-with-dementia-in-long-term-care.aspx

https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/fullarticle/2806770

2023/07/18 07:22:32