核廃絶への道どこに G7広島サミットに被爆者ら「大変な失敗」 [クロ★]アーカイブ最終更新 2023/05/21 21:541.名無しさんE1Ydwm6w9 広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の箕牧智之(みまきとしゆき)理事長(81)は戦時下にあるウクライナのゼレンスキー大統領が広島を訪れたことについて「広島での核兵器の惨状を見る絶好の機会だった。今のウクライナと重ね、核兵器による被害が起きたら大変なことになると学んだだろう」と語った。招待国を含め約20カ国・国際機関の首脳らによる広島訪問の実現を踏まえ「岸田首相は肝を据えて核廃絶を訴えてほしい。G7の国々は国連で採択された核兵器禁止条約を無視せず、11月に開催される締約国会議に出席する義務があるのではないか」と語った。 もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(78)は「さまざまな国の首脳が原爆資料館に行ったのは良かった。しかし、核兵器廃絶に向けての実質的な議論が進んでいないと感じ、がっかりした。日本政府が核兵器禁止条約に参加しておらず、世界の核廃絶を進める役割を果たせていないことに納得がいかない」と落胆した様子で語った。「戦争をあおるような会議になった」 カナダ在住の被爆者で広島滞在中のサーロー節子さん(91)は記者会見し、G7サミットについて「大変な失敗だったと思う。核軍縮に関して市民と政府が一緒になって前進させようという機運が生まれただろうか。私はそれを感じていない」と批判した。G7首脳が合意した核軍縮の「広島ビジョン」には、「核兵器禁止条約など大切なものが、そこにはなかった。怒りというより驚いた」と振り返った。 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)はオンラインで記者会見を開いた。広島ビジョンが核抑止を肯定した内容だったことに「核廃絶への期待が裏切られた」と憤る声が上がった。 木戸季市(すえいち)事務局長(83)は「核抑止(の前提)に立った議論がされ、戦争をあおるような会議になった。大変怒りを覚えている」と述べた。 G7首脳は19日、原爆資料館を視察した。田中熙巳(てるみ)代表委員(91)は非公開だったことに疑問を呈したうえで「じっくり見てもらえれば変わると思ったが、資料館から出てきた皆さんが深刻な顔に見えなかった」と落胆した。 ウクライナのゼレンスキー大統領が会議に出席し、G7として軍事支援をする方向で一致した点には「戦争を長引かせる、間違ったやり方だ」と批判が噴出した。核軍縮に向けた議論よりゼレンスキー氏の言動に注目が集まったことに失望が広がり、児玉三智子事務局次長(85)は「武器の供与(の約束)を広島の地でしてほしくなかった。兵器で命は守れない」と話した。【関東晋慈、武市智菜実、森口沙織、黒川晋史】毎日新聞2023/5/21 20:56https://mainichi.jp/articles/20230521/k00/00m/030/220000c出典 https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/16846736922023/05/21 21:54:521すべて|最新の50件
もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(78)は「さまざまな国の首脳が原爆資料館に行ったのは良かった。しかし、核兵器廃絶に向けての実質的な議論が進んでいないと感じ、がっかりした。日本政府が核兵器禁止条約に参加しておらず、世界の核廃絶を進める役割を果たせていないことに納得がいかない」と落胆した様子で語った。
「戦争をあおるような会議になった」
カナダ在住の被爆者で広島滞在中のサーロー節子さん(91)は記者会見し、G7サミットについて「大変な失敗だったと思う。核軍縮に関して市民と政府が一緒になって前進させようという機運が生まれただろうか。私はそれを感じていない」と批判した。G7首脳が合意した核軍縮の「広島ビジョン」には、「核兵器禁止条約など大切なものが、そこにはなかった。怒りというより驚いた」と振り返った。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)はオンラインで記者会見を開いた。広島ビジョンが核抑止を肯定した内容だったことに「核廃絶への期待が裏切られた」と憤る声が上がった。
木戸季市(すえいち)事務局長(83)は「核抑止(の前提)に立った議論がされ、戦争をあおるような会議になった。大変怒りを覚えている」と述べた。
G7首脳は19日、原爆資料館を視察した。田中熙巳(てるみ)代表委員(91)は非公開だったことに疑問を呈したうえで「じっくり見てもらえれば変わると思ったが、資料館から出てきた皆さんが深刻な顔に見えなかった」と落胆した。
ウクライナのゼレンスキー大統領が会議に出席し、G7として軍事支援をする方向で一致した点には「戦争を長引かせる、間違ったやり方だ」と批判が噴出した。核軍縮に向けた議論よりゼレンスキー氏の言動に注目が集まったことに失望が広がり、児玉三智子事務局次長(85)は「武器の供与(の約束)を広島の地でしてほしくなかった。兵器で命は守れない」と話した。【関東晋慈、武市智菜実、森口沙織、黒川晋史】
毎日新聞
2023/5/21 20:56
https://mainichi.jp/articles/20230521/k00/00m/030/220000c