ちょっと語りたい怖い話IDなし最終更新 2024/10/12 19:351.怨霊怖い話しましょう2023/12/12 23:10:0520コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.怨霊最初に、私が経験した話です暇な人いたら見ていってください。2023/12/12 23:13:113.怨霊では話します。これは私がとあるアパートに引っ越した時のことです。その部屋は薄暗く少し肌寒いような感じがする部屋でしたが日当たりなどもよくいい部屋だなと最初は思いました。2023/12/12 23:16:534.怨霊ですがその部屋に住み始めて3日後くらいに[ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ゔゔゔゔゔ]という声が聞こえてきて最初はびっくりしましたが隣の部屋から聞こえるのかな?など考えながらいました、するとまた[ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ゔゔゔゔゔ]という声が聞こえてきましたそしてよく耳を澄ましてみると自分の部屋の奥から聞こえることがわかりました。なぜ自分の部屋からきこえるんだと思いながら声のする方に行ってみるとそこにはクローゼットがありました。2023/12/12 23:24:095.怨霊このクローゼットから声が聞こえる。そう思った私はクローゼットを開けましたするとそこには、全身が真っ黒で目をギョロギョロとさせた人がうずくまっていました。びっくりした私は一目散に玄関に走っていきそのアパートから逃げました。そしてその後あの人はなんだったのか、あの人はだれなのかという疑問が頭をよぎりましたが今もわかりません。2023/12/12 23:29:266.夢見る名無しさん怖い2023/12/13 02:16:107.夢見る名無しさんこわっ2023/12/13 02:26:148.夢見る名無しさんまぁ人工地震である証拠は松濤や六麓荘、広尾など高級住宅地は二百年以上被災してないってことかな。あとは特亜とか権力者が多い所も絶対に起きない、名古屋とかね。2024/01/04 14:57:369.夢見る名無しさん怖、背中がブルブルしたわ2024/01/11 22:46:4010.くそえっ怖 続きあったら欲しい2024/01/14 11:28:5411.夢見る名無しさんったとして、占有離脱物横領の疑いで、岡山南署の巡査長松岡和寛容疑者(32)=広島県福山市山野町山野=を再逮捕した。「ギャンブルでお金を使い込んでしまい、困っていた」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は昨年10月24日早朝、住人2024/01/30 03:31:3512.夢見る名無しさんなどに使っていたという。その理由を問われると、 「町議の仕事は暇なんで、パチンコとかしていました」 と話したそうだ。清水さんは、 「町議が暇で自治会費を横領してパチンコや競馬にというのであきれて言葉もありません。大森被告は大量のコピー代の領収書も出しており、日付から町議選の費用に自治会費をあてていた可能性もある。子供会は大森被告がやりましょうという提案ではじまったが2024/02/21 13:17:4213.夢見る名無しさん21日、岡山県の農園運営会社「西山ファーム」元副社長の山崎裕輔容疑者の身柄を拘束したことを明らかにしました。 山崎容疑者はクレジットカードで果物などの商品を買えば上乗せして返金するなどとうその説明をして、横浜市の女性からおよそ790万円をだまし取ったとして日本で逮捕状が出ています。 山崎容疑者は、今後、日本へ送還される2024/02/21 13:23:0814.夢見る名無しさん5億円を詐取したとして、詐欺容疑で警視庁に逮捕されたベアリング(軸受け)販売代理店「堀正工業」(東京、破産手続き中)の元社長堀雅晴容疑者(69)ら3人が、同様の手口で他にも多数の金融機関から融資金をだまし取り、総額が約300億円に上るとみられることが19日、関係者への取材で分かった。 【図】破綻した堀正工業と地方銀行を巡る構図 警視庁捜査2課は、堀容疑者らが融資を申請する際、他行からの借り入れ状況などについて、金融機関ごとに内容が異なる虚偽の決算報告書を見せ、信用させていたとみて調べる。 捜査2課によると、同社は昨年7月の破綻時、地方銀行など46の金融機関から融資を受け、計250億円を超える負債があった。 融資金の詐取は、堀容疑者が社長に就任した2003年から繰り返していたとみられる。だまし取った金は他行の借入金返済のほか、関連会社の運転資金や遊興費、高級輸入車の購入費などに充てていたという。 他に逮捕されたのは元同社総務部長の大熊重康容疑者(73)と税理士の山口賢一容疑者(742024/06/19 12:32:3315.夢見る名無しさんけしたとして、京都府警生活保安課と捜査5課などは8日、入管難民法違反(不法入国援助など)の疑いで、いずれも中国籍で東京都北区、留学生仲介業の男(45)と埼玉県川口市、日本語学校職員の女(39)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し昨年11月、営利目的で、留学目的がない中国籍の女(35)=入管難民法違反などの罪で起訴2024/10/10 12:05:1616.夢見る名無しさん物はなぜごちゃまぜになるのか娘 パパ、物はどうしてごちゃまぜになってしまうの?父 何だ、「もの」とは。「ごちゃまぜ」とは。娘 みんないつも物を片付けてるでしょう? わざとごちゃごちゃにしようなんて人、いないじゃない。 ものがひとりでにごちゃまぜになってしまうのよ。だからまた片付けなきゃいけなく---父 「ひとりでに」? いじらなくてもか?娘 いじらなければ、そのままだけど、でも誰かいじるとするでしょ。そうすると、ごちゃまぜになってしまうじゃない! 特に他の人がいじった時。自分がいじった時もだけど、他の人がいじると、もっと酷くなってしまうわ。父 そう。だからパパはお前に机の上をいじるなと言う。人にいじられると、自分がいじったときより、もっとごちゃまぜになってしまうからだ。娘 でも他の人の物を動かすと、必ずごちゃまぜになってしまうのかしら……。ねえ、それ、なぜなの、パパ。父 待て待て。そう簡単じゃないんだ。第一に、ごちゃまぜになるって、実際どうなることなんだろう。娘 ……何がどこにあるのか分からなくなって、それで、ぱっと見て綺麗じゃないの。順序良く並んでないと、綺麗じゃないでしょう?父 お前の思うごちゃまぜと、他の人の思うごちゃまぜは、同じかな?娘 同じでしょう? 違うの? だって、あたしが散らかしたのを見ると、あたしだけじゃなくて、みんなごちゃまぜだって思うわ。父 そうか。じゃ、「片付いている」方はどうだろう。他の人が「片付いた」と思うのと、お前が「片付いた」と思うのと、同じだろうか。 ママがお前の物を片付けたとき、何がどこにあるか、すぐ分かるかな?娘 ……ママなら分かるかもね。ママの片付け方なら、あたし知ってるから。父 パパは、ママにも机を片付けさせたりしないぞ。パパの思う「片付いている」とママの思う「片付いている」は違うから。娘 あたしとパパでは? やっぱり違う?父 違うね、きっと。娘 でも、パパ、変よ。ごちゃごちゃなのは、みんな同じでしょう? なのに片付いている方は、一人一人違うの? 「片付いている」って「ごちゃごちゃ」の反対なのに。おかしいわ。2024/10/12 19:28:0017.夢見る名無しさん父 ちょっと難しくなってきたな。最初から考えてみよう。「なぜ物はごちゃまぜになってしまうのか」というのが、お前の最初の質問だった。 それを考えているうちに、別な風に考えなくてはいけなくなってきた。質問が動いてきたんだ。 今はこういう質問になっている---「なぜ物は、お前が“片付いていない”と思う風になってしまうのか」どうして言い換えたのか、分かるかな?娘 ……うん、分かる。だって---もしあたしの「片付いている」が、他の人の「片付いている」と意味が違ったら、 他の人の「片付いている」の中には、あたしが見てごちゃまぜなのもある。でもごちゃまぜの方は、誰が見てもみんなごちゃまぜ。父 よし、正解だ。じゃあ、お前が「片付いている」というのはどういうのか教えてごらん。絵の具箱はどこに置く?娘 棚のこっちの端っこ。父 それがここだと……娘 それじゃ片付いてない。父 こっちの端っこでもだめか?娘 だめ、そこじゃないんだから。それにまっすぐ置かなくちゃいけないの。パパの曲がってるわ。父 おっと、正しい場所に置くだけじゃいけない。まっすぐでないといけない。娘 そう。父 それじゃ、片付いている時の場所って、ずいぶん少ししかないことになるな。娘 一つだけよ。父 いや、一つだけじゃない。ちょっとこっちへずらしただけだと、ほら、これ、まだ片付いているだろ? だから「数少ない場所」と言わなくちゃいかん。娘 いいわ。でも、とってもとっても少ない場所よ。父 いいだろう。とってもとっても少ない場所だ。で、くまさんはどこに片付ける? お人形は? 「オズの魔法使い」とセーターと靴は? どれも同じだね? それぞれの物について、「片付く場所」っていうのは、とってもとっても少ない---娘 うん、だけどパパ、『オズの魔法使い』は、その棚の上ならどこでもいいの、それとね……知ってる? あたしの本とパパやママの本がごっちゃになるの、あたし大嫌いなの。父 ああ、知ってるさ。娘 パパ? まだ終わってないわ。なぜ物は、あたしが片付いていないって思う風になってしまうのかしら?2024/10/12 19:30:2518.夢見る名無しさん父 しかし、もう終わったんだ。お前がごちゃまぜだと思う並び方の方が、片付いていると思う並び方より数が多いから。それが答えさ。娘 でも……それじゃ、理由になってないわ。父 なっているとも。理由になるどころか、この世にある、本当の、ただ一つの大理由なんだ、これは。娘 パパったら、もう! すぐそんな風に言うんだから!父 いや、でたらめを言ってるんじゃないよ、パパは。それが理由なんだ。 科学というものはだね、いつも必ずその理由に引っかかってる。 例えば、このコップに砂を入れて、その上から砂糖を入れるとするよ。それをスプーンでかき回す。すると、ごちゃまぜになるだろう?娘 でも、それ、ごちゃまぜって言うの? 綺麗に混ざるって言うんじゃないの?父 ふむ……じゃ、こう言おう。もしだよ---もし、砂が全部下に来て、砂糖が全部上に来るのを「片付いている」と思う人がいたとするね。パパがそう思ったっていい。娘 うん……父 もう一つ別な例だ。映画が始まる時に、スクリーンにいろんなアルファベットがごちゃごちゃになって出てくるの、見たことあるね? あっちを向いたりこっちを向いたり、さかさまになってるのもあるんだが、誰かがテーブルをゆすると字が動き出して、 しまいに全部の字がすーっと収まると、映画のタイトルになっている。娘 知ってる、それ。ドナルドの映画! 「DONALD」っていう綴りになるの。父 どんな綴りになるかは問題じゃない。要するに、揺すったりかき回したりしたときに、だんだんごちゃまぜになっていくんじゃなくて、きちんとした順番に並んでいく。 向きもちゃんと揃って。そして言葉の綴りになる。それを見ている人が、読むことが出来て、意味がとれる。そういう並びになっていく……娘 あ、それ、本当は……父 ---待ちなさい。パパが言ってるのは、あれは絶対、普通の世界では起こらないということなんだ。映画でなければ……娘 それ、パパ---父 そうさ、映画でなければ、ああはいかない。物をかき混ぜていくと、次第に秩序と意味が出来ていくなんて。娘 パパ!2024/10/12 19:32:3019.夢見る名無しさん娘 もう! パパったら、あたしが言いたかったことを全部言ってしまうんだもの。それで映画館では逆回しでかけるのよね? 本当は後ろ向きで起こっていることなのに、まるでそのまま起こっているみたいにして。 でも本当は、だんだんまぜこぜになっていったのよね。それと、上下も反対に撮らないといけないのよね。 でも、それはどうしてかしら。ねえ、パパ、どうしてなの?父 おいおい、またか。娘 どうしてカメラをさかさまに取り付けなくちゃいけないの?父 だめだ、答えてやらん。まだごちゃまぜの話が途中じゃないか。娘 いいわ、じゃあ。でも忘れないでよ、パパ。今度の時にカメラのこと、きっと教えてね。あたし忘れちゃうかもしれないから。パパ、覚えていてね。きっとよ。父 分かった。しかし今度だぞ。えーと、そうだ、なぜ物事は逆向きに起こらないかだ。 パパが言おうとしていたのは、起こり方がたくさんあることは実際起こる。 起こり方がたくさんあるということを示せば、そのことが起こる理由を言ったことになる。それはどうしてか、ということだ。娘 やっぱり変よ、その理由。父 変なものかね。いいか、もう一度最初から考えてみるよ。「DONALD」の綴り方は、一つしかない。これはいいね?娘 いいわ。父 よし。それじゃあ、その六つの字をごちゃごちゃにさせるやり方はどうだ。何万通りもあるだろう? これもいいね?娘 ……さかさまになったりしててもいいのね?父 そうだ。映画に出てきた、完全にぐちゃぐちゃのごちゃまぜだ。ああいうのは何万通りも何億通りもある。 そして、そのうちのたった一つだけが「DONALD」だということだ。分かったかな?娘 それはいいけど、同じ六つの字で「OLD DAN」にもなるわよ。父 そんなことはどうでもいい。映画を作った人は「OLD DAN」なんてのにはしたくなかった。「DONALD」という風にしたかったんだ。娘 どうして?父 どうしてって、そんなことをパパに聞くなよ。映画を作った人に聞けよ。娘 でも、パパよ。映画を作った人のことなんか言い出したの。父 それはだね、それは、お前に、どうして物事は起こり方の多いことが起こるのか説明をだね、---もういい、寝なさい。2024/10/12 19:34:1920.夢見る名無しさん娘 まだ終わってないわ。どうして物事は、パパの言うように、起こり方の多い方に起こるの?父 分かった。ちゃんと言うから、もう余計なことは言い出さんでくれよ。 ドナルドはやめて、別の例でいこう。コインを投げて裏が出るか表が出るかで勝ちを決めたりするね?娘 パパ? また初めの質問の続き? 「なぜ物はごちゃまぜになってしまうのか」っていう話をしているの?父 そうさ。娘 じゃあ、今パパは、コインのことも、ドナルドのことも、砂とお砂糖のことも、あたしの絵の具箱のことも、それからコインのことも、みんな一緒に説明しようとしてるの?父 そうだよ。娘 そう……どうなのかなって思ったの。父 よし、今度はちゃんと言うから、よく聞いてるんだぞ。砂と砂糖でいこう。 砂が全部下に来るのを「片付いている」とか「きちんとしてる」とか「秩序だっている」とか思う人がいるとするね。娘 そう思う人がいないといけないの? そうじゃないと、かき回したとき、どうしてごちゃまぜになっちゃうかを説明できないの?父 そうなんだ。そこが大事な所なんだよ。人間は希望的観測というのをする。こんなことが起こらないかなとね。 そこへパパが出かけてって言ってやる。残念ながら、そうはいきません。他に起こるかもしれないことが、こんなにたくさんあるじゃないですか、って。 間違いないんだな。たくさんあるうちの一つが起こるほうが、少ししかないうちの一つが起こるより多いということは。娘 パパって、あれみたい。競馬の、何てったっけ……父 賭元か?娘 そう、そのカケモトみたい。あたしが賭けた馬以外の馬を、全部応援するんでしょ。父 その通り。みんなに、それぞれ「片付いている」って思う方へ賭けさせる。 ごちゃまぜになっている方が、限りなくたくさんあると知っててね。で、物事はいつもごちゃまぜのまぜこぜへ向って行く。娘 最初からそういう風に言ってくれればよかったのに。それならあたしにもよく分かるわ。父 そうか。まあいい。もう寝なさい。娘 パパ、大人の人はどうして戦争するの? 子供みたいに、ただ喧嘩するだけじゃなくて。父 だめだ、ベッドへ行きなさい。戦争の話はこの次だ。2024/10/12 19:35:58
【埼玉栄高校】涙ぐむ人…高2死亡、窓から身を乗り出して車が横転 深夜グラウンドで 高校が説明会、保護者「ずさんであり得ない」 頭を下げてあいさつし、真面目な生徒が多い学校「いたたまれない」ニュース速報+6081360.62024/11/21 21:20:09
松濤や六麓荘、広尾など高級住宅地は二百年以上被災してないってことかな。
あとは特亜とか権力者が多い所も絶対に起きない、名古屋とかね。
2人の逮捕容疑は共謀し昨年11月、営利目的で、留学目的がない中国籍の女(35)=入管難民法違反などの罪で起訴
娘 パパ、物はどうしてごちゃまぜになってしまうの?
父 何だ、「もの」とは。「ごちゃまぜ」とは。
娘 みんないつも物を片付けてるでしょう? わざとごちゃごちゃにしようなんて人、いないじゃない。
ものがひとりでにごちゃまぜになってしまうのよ。だからまた片付けなきゃいけなく---
父 「ひとりでに」? いじらなくてもか?
娘 いじらなければ、そのままだけど、でも誰かいじるとするでしょ。そうすると、ごちゃまぜになってしまうじゃない!
特に他の人がいじった時。自分がいじった時もだけど、他の人がいじると、もっと酷くなってしまうわ。
父 そう。だからパパはお前に机の上をいじるなと言う。人にいじられると、自分がいじったときより、もっとごちゃまぜになってしまうからだ。
娘 でも他の人の物を動かすと、必ずごちゃまぜになってしまうのかしら……。ねえ、それ、なぜなの、パパ。
父 待て待て。そう簡単じゃないんだ。第一に、ごちゃまぜになるって、実際どうなることなんだろう。
娘 ……何がどこにあるのか分からなくなって、それで、ぱっと見て綺麗じゃないの。順序良く並んでないと、綺麗じゃないでしょう?
父 お前の思うごちゃまぜと、他の人の思うごちゃまぜは、同じかな?
娘 同じでしょう? 違うの? だって、あたしが散らかしたのを見ると、あたしだけじゃなくて、みんなごちゃまぜだって思うわ。
父 そうか。じゃ、「片付いている」方はどうだろう。他の人が「片付いた」と思うのと、お前が「片付いた」と思うのと、同じだろうか。
ママがお前の物を片付けたとき、何がどこにあるか、すぐ分かるかな?
娘 ……ママなら分かるかもね。ママの片付け方なら、あたし知ってるから。
父 パパは、ママにも机を片付けさせたりしないぞ。パパの思う「片付いている」とママの思う「片付いている」は違うから。
娘 あたしとパパでは? やっぱり違う?
父 違うね、きっと。
娘 でも、パパ、変よ。ごちゃごちゃなのは、みんな同じでしょう? なのに片付いている方は、一人一人違うの?
「片付いている」って「ごちゃごちゃ」の反対なのに。おかしいわ。
それを考えているうちに、別な風に考えなくてはいけなくなってきた。質問が動いてきたんだ。
今はこういう質問になっている---「なぜ物は、お前が“片付いていない”と思う風になってしまうのか」どうして言い換えたのか、分かるかな?
娘 ……うん、分かる。だって---もしあたしの「片付いている」が、他の人の「片付いている」と意味が違ったら、
他の人の「片付いている」の中には、あたしが見てごちゃまぜなのもある。でもごちゃまぜの方は、誰が見てもみんなごちゃまぜ。
父 よし、正解だ。じゃあ、お前が「片付いている」というのはどういうのか教えてごらん。絵の具箱はどこに置く?
娘 棚のこっちの端っこ。
父 それがここだと……
娘 それじゃ片付いてない。
父 こっちの端っこでもだめか?
娘 だめ、そこじゃないんだから。それにまっすぐ置かなくちゃいけないの。パパの曲がってるわ。
父 おっと、正しい場所に置くだけじゃいけない。まっすぐでないといけない。
娘 そう。
父 それじゃ、片付いている時の場所って、ずいぶん少ししかないことになるな。
娘 一つだけよ。
父 いや、一つだけじゃない。ちょっとこっちへずらしただけだと、ほら、これ、まだ片付いているだろ? だから「数少ない場所」と言わなくちゃいかん。
娘 いいわ。でも、とってもとっても少ない場所よ。
父 いいだろう。とってもとっても少ない場所だ。で、くまさんはどこに片付ける? お人形は?
「オズの魔法使い」とセーターと靴は? どれも同じだね? それぞれの物について、「片付く場所」っていうのは、とってもとっても少ない---
娘 うん、だけどパパ、『オズの魔法使い』は、その棚の上ならどこでもいいの、それとね……知ってる? あたしの本とパパやママの本がごっちゃになるの、あたし大嫌いなの。
父 ああ、知ってるさ。
娘 パパ? まだ終わってないわ。なぜ物は、あたしが片付いていないって思う風になってしまうのかしら?
娘 でも……それじゃ、理由になってないわ。
父 なっているとも。理由になるどころか、この世にある、本当の、ただ一つの大理由なんだ、これは。
娘 パパったら、もう! すぐそんな風に言うんだから!
父 いや、でたらめを言ってるんじゃないよ、パパは。それが理由なんだ。
科学というものはだね、いつも必ずその理由に引っかかってる。
例えば、このコップに砂を入れて、その上から砂糖を入れるとするよ。それをスプーンでかき回す。すると、ごちゃまぜになるだろう?
娘 でも、それ、ごちゃまぜって言うの? 綺麗に混ざるって言うんじゃないの?
父 ふむ……じゃ、こう言おう。もしだよ---もし、砂が全部下に来て、砂糖が全部上に来るのを「片付いている」と思う人がいたとするね。パパがそう思ったっていい。
娘 うん……
父 もう一つ別な例だ。映画が始まる時に、スクリーンにいろんなアルファベットがごちゃごちゃになって出てくるの、見たことあるね?
あっちを向いたりこっちを向いたり、さかさまになってるのもあるんだが、誰かがテーブルをゆすると字が動き出して、
しまいに全部の字がすーっと収まると、映画のタイトルになっている。
娘 知ってる、それ。ドナルドの映画! 「DONALD」っていう綴りになるの。
父 どんな綴りになるかは問題じゃない。要するに、揺すったりかき回したりしたときに、だんだんごちゃまぜになっていくんじゃなくて、きちんとした順番に並んでいく。
向きもちゃんと揃って。そして言葉の綴りになる。それを見ている人が、読むことが出来て、意味がとれる。そういう並びになっていく……
娘 あ、それ、本当は……
父 ---待ちなさい。パパが言ってるのは、あれは絶対、普通の世界では起こらないということなんだ。映画でなければ……
娘 それ、パパ---
父 そうさ、映画でなければ、ああはいかない。物をかき混ぜていくと、次第に秩序と意味が出来ていくなんて。
娘 パパ!
本当は後ろ向きで起こっていることなのに、まるでそのまま起こっているみたいにして。
でも本当は、だんだんまぜこぜになっていったのよね。それと、上下も反対に撮らないといけないのよね。
でも、それはどうしてかしら。ねえ、パパ、どうしてなの?
父 おいおい、またか。
娘 どうしてカメラをさかさまに取り付けなくちゃいけないの?
父 だめだ、答えてやらん。まだごちゃまぜの話が途中じゃないか。
娘 いいわ、じゃあ。でも忘れないでよ、パパ。今度の時にカメラのこと、きっと教えてね。あたし忘れちゃうかもしれないから。パパ、覚えていてね。きっとよ。
父 分かった。しかし今度だぞ。えーと、そうだ、なぜ物事は逆向きに起こらないかだ。
パパが言おうとしていたのは、起こり方がたくさんあることは実際起こる。
起こり方がたくさんあるということを示せば、そのことが起こる理由を言ったことになる。それはどうしてか、ということだ。
娘 やっぱり変よ、その理由。
父 変なものかね。いいか、もう一度最初から考えてみるよ。「DONALD」の綴り方は、一つしかない。これはいいね?
娘 いいわ。
父 よし。それじゃあ、その六つの字をごちゃごちゃにさせるやり方はどうだ。何万通りもあるだろう? これもいいね?
娘 ……さかさまになったりしててもいいのね?
父 そうだ。映画に出てきた、完全にぐちゃぐちゃのごちゃまぜだ。ああいうのは何万通りも何億通りもある。
そして、そのうちのたった一つだけが「DONALD」だということだ。分かったかな?
娘 それはいいけど、同じ六つの字で「OLD DAN」にもなるわよ。
父 そんなことはどうでもいい。映画を作った人は「OLD DAN」なんてのにはしたくなかった。「DONALD」という風にしたかったんだ。
娘 どうして?
父 どうしてって、そんなことをパパに聞くなよ。映画を作った人に聞けよ。
娘 でも、パパよ。映画を作った人のことなんか言い出したの。
父 それはだね、それは、お前に、どうして物事は起こり方の多いことが起こるのか説明をだね、---もういい、寝なさい。
父 分かった。ちゃんと言うから、もう余計なことは言い出さんでくれよ。
ドナルドはやめて、別の例でいこう。コインを投げて裏が出るか表が出るかで勝ちを決めたりするね?
娘 パパ? また初めの質問の続き? 「なぜ物はごちゃまぜになってしまうのか」っていう話をしているの?
父 そうさ。
娘 じゃあ、今パパは、コインのことも、ドナルドのことも、砂とお砂糖のことも、あたしの絵の具箱のことも、それからコインのことも、みんな一緒に説明しようとしてるの?
父 そうだよ。
娘 そう……どうなのかなって思ったの。
父 よし、今度はちゃんと言うから、よく聞いてるんだぞ。砂と砂糖でいこう。
砂が全部下に来るのを「片付いている」とか「きちんとしてる」とか「秩序だっている」とか思う人がいるとするね。
娘 そう思う人がいないといけないの? そうじゃないと、かき回したとき、どうしてごちゃまぜになっちゃうかを説明できないの?
父 そうなんだ。そこが大事な所なんだよ。人間は希望的観測というのをする。こんなことが起こらないかなとね。
そこへパパが出かけてって言ってやる。残念ながら、そうはいきません。他に起こるかもしれないことが、こんなにたくさんあるじゃないですか、って。
間違いないんだな。たくさんあるうちの一つが起こるほうが、少ししかないうちの一つが起こるより多いということは。
娘 パパって、あれみたい。競馬の、何てったっけ……
父 賭元か?
娘 そう、そのカケモトみたい。あたしが賭けた馬以外の馬を、全部応援するんでしょ。
父 その通り。みんなに、それぞれ「片付いている」って思う方へ賭けさせる。
ごちゃまぜになっている方が、限りなくたくさんあると知っててね。で、物事はいつもごちゃまぜのまぜこぜへ向って行く。
娘 最初からそういう風に言ってくれればよかったのに。それならあたしにもよく分かるわ。
父 そうか。まあいい。もう寝なさい。
娘 パパ、大人の人はどうして戦争するの? 子供みたいに、ただ喧嘩するだけじゃなくて。
父 だめだ、ベッドへ行きなさい。戦争の話はこの次だ。