「#食べるぜニッポン」農水省公式X、一晩で閲覧1000万回。放射能と健康と食に関する繊細な問題をシャープ公式の寒いノリや応援ポルノで茶化して片付けてしまう日本人と官僚の「幼稚なナショナリズム」アーカイブ最終更新 2023/09/22 23:151.番組の途中ですが転載は禁止ですK5IRI日本産水産物の消費を拡大しようという動きがネット上で広がっている。 火付け役となったのは、農林水産省の職員たちだ。短文投稿サイト「X(ツイッター)」の農水省公式アカウントで、ハッシュタグ「#食べるぜニッポン」とともに料理の写真投稿を呼びかけた。この投稿の閲覧回数は、21日午後5時時点で2100万回を突破し、賛同したさまざまな人たちが自らの食事などを投稿している。担当者は「一人でも多くの人に、少しでも多くの国産の水産物を食べてもらえたらうれしい」と願っている。 8月24日に始まった東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を受け、中国が全面的に日本産水産物を輸入停止し、国内の水産事業者は打撃を受けている。農水省によると、「何とかして日本の水産業をもりたてたい」と、大臣官房広報室の若手を中心とした10人ほどのチームが協議してきたという。 農林水産省の職員が江ノ島で食べたホタテとエビなどの浜焼き=農水省提供 拡大農林水産省の職員が江ノ島で食べたホタテとエビなどの浜焼き=農水省提供 投稿したのは9月7日午後6時過ぎ。公式アカウントで「日本産水産物の消費拡大に資する取組を実施します。特にホタテ、ブリ、鯛、マグロ、練り物」と投稿。「写真とともに#食べるぜニッポンを付けた投稿にご協力ください」と呼び掛けた。投稿に添付した光沢を放つインパクトの大きい赤白の文字のロゴは、デザイン担当の職員が作成した。 すると、一晩で閲覧回数が1000万回を超え、2014年2月のアカウント開設以来、最多の閲覧回数を更新した。閲覧回数は21日午後5時時点で2100万回超となった。このうち約35万人が新たにフォロワーになったり、「いいね」を押したりするなどした。 中国向けの輸出が多いホタテなどの日本産水産物は、価格下落の懸念も出始めている。担当チームは「投稿が広がって、それで終わりにしない」と決め、その後も投稿を続けている。 魚介類がたっぷり入った弁当をほおばる農林水産省の職員ら=農水省提供 拡大魚介類がたっぷり入った弁当をほおばる農林水産省の職員ら=農水省提供 省内の食堂でホタテフライ定食が始まったことや、夏の江ノ島で食べたホタテやエビの浜焼きの写真、めんつゆで作るブリの炊き込みご飯のレシピ――と投稿は多様だ。 ある女性職員は20日深夜に帰宅してから作ったメヒカリなどの唐揚げの写真を添え、「ダメだ……とわかっていてもやめられない 疲れた日の深夜の揚げもの」「黙々と揚げるのって、マインドフルネス♡」などとつぶやいた。 農水省の投稿を見た人たちもブリやマダイの刺し身、焼き魚定食などさまざまな食事の投稿を重ね、消費拡大の機運をもりたてている。【山下https://mainichi.jp/articles/20230921/k00/00m/040/270000chttps://i.imgur.com/SpFJIa6.jpg2023/09/21 22:07:4579すべて|最新の50件
火付け役となったのは、農林水産省の職員たちだ。短文投稿サイト「X(ツイッター)」の農水省公式アカウントで、ハッシュタグ「#食べるぜニッポン」とともに料理の写真投稿を呼びかけた。この投稿の閲覧回数は、21日午後5時時点で2100万回を突破し、賛同したさまざまな人たちが自らの食事などを投稿している。担当者は「一人でも多くの人に、少しでも多くの国産の水産物を食べてもらえたらうれしい」と願っている。
8月24日に始まった東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を受け、中国が全面的に日本産水産物を輸入停止し、国内の水産事業者は打撃を受けている。農水省によると、「何とかして日本の水産業をもりたてたい」と、大臣官房広報室の若手を中心とした10人ほどのチームが協議してきたという。
農林水産省の職員が江ノ島で食べたホタテとエビなどの浜焼き=農水省提供 拡大
農林水産省の職員が江ノ島で食べたホタテとエビなどの浜焼き=農水省提供
投稿したのは9月7日午後6時過ぎ。公式アカウントで「日本産水産物の消費拡大に資する取組を実施します。特にホタテ、ブリ、鯛、マグロ、練り物」と投稿。「写真とともに#食べるぜニッポンを付けた投稿にご協力ください」と呼び掛けた。投稿に添付した光沢を放つインパクトの大きい赤白の文字のロゴは、デザイン担当の職員が作成した。
すると、一晩で閲覧回数が1000万回を超え、2014年2月のアカウント開設以来、最多の閲覧回数を更新した。閲覧回数は21日午後5時時点で2100万回超となった。このうち約35万人が新たにフォロワーになったり、「いいね」を押したりするなどした。
中国向けの輸出が多いホタテなどの日本産水産物は、価格下落の懸念も出始めている。担当チームは「投稿が広がって、それで終わりにしない」と決め、その後も投稿を続けている。
魚介類がたっぷり入った弁当をほおばる農林水産省の職員ら=農水省提供 拡大
魚介類がたっぷり入った弁当をほおばる農林水産省の職員ら=農水省提供
省内の食堂でホタテフライ定食が始まったことや、夏の江ノ島で食べたホタテやエビの浜焼きの写真、めんつゆで作るブリの炊き込みご飯のレシピ――と投稿は多様だ。
ある女性職員は20日深夜に帰宅してから作ったメヒカリなどの唐揚げの写真を添え、「ダメだ……とわかっていてもやめられない 疲れた日の深夜の揚げもの」「黙々と揚げるのって、マインドフルネス♡」などとつぶやいた。
農水省の投稿を見た人たちもブリやマダイの刺し身、焼き魚定食などさまざまな食事の投稿を重ね、消費拡大の機運をもりたてている。【山下
https://mainichi.jp/articles/20230921/k00/00m/040/270000c
https://i.imgur.com/SpFJIa6.jpg