名有り「匿名掲示板は発言に責任が問われないのでもう今の日本では必要ない」 そうなん?アーカイブ最終更新 2023/08/26 00:471.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq名前出してるやつがただイキりたいだけじゃないの?なぜ「電車男」は社会現象になったのか…「もしウソでも本当っぽいからいい」というリアルが暴走する怖さ8/24(木) 16:17配信なぜ匿名掲示板は世界各地で問題を起こしているのか。共著で『2ちゃん化する世界』(新曜社)を上梓したフリーライターの清義明さんは「責任主体が問われないので、ウソがウソとバレない。その代表例がかつて社会現象になった『電車男』。冷静に読むと安っぽい物語だが、『ウソでも感動できるならいい』と評価された。これこそがポスト・トゥルースの怖さだろう」という――。(構成=小池真幸)【この記事の画像を見る】■「匿名掲示板=悪」ではない 匿名掲示板に対するイメージは、人によって大きく異なると思います。 「便所の落書きである」という批判もあれば、「集合知が生まれる革命的な場所だ」という絶賛もあります。私は、効用もあるとは思いますが、副作用があまりにも大きすぎる、と考えています。 匿名掲示板とは、要するに、責任主体が問われない言論空間です。ロシアや中国、または現代の香港のように、民主主義が機能しておらず言論の自由が大きく制限された場所では、責任主体が問われない言論空間の持つ破壊力は重要でしょう。 私も共著者の一人である『2ちゃん化する世界 匿名掲示板文化と社会運動』(新曜社、2023)に詳しく書かれていますが、たとえば2000年代後半の「フリーチベット運動」は匿名掲示板での議論が現実化したものです。また2019年以降の「香港民主化デモ」においても、香港のみを主に対象とした匿名のオンラインプラットフォーム「LIHKG」が大きな力を発揮しました。■言論の自由が担保されている社会でどこまで必要なのか 匿名掲示板のポジティブな面としては、新しい「政治的市民」を多数生み出すことができるという点があると思います。「政治的市民」とは、政治活動を行う市民のことですね。 匿名であることで、初めて政治的意見を発信できるようになる人が一定数います。 たとえば、戦前日本に生きていた人々。実は日本っていうのは、戦争期を除いて比較的言論の自由が担保されていた。ですから、戦前日本というのは民主主義国家だったわけです。にもかかわらず、この時期に政治的市民が十分に育ったとは言えません。なぜなのか。 この理由について、政治学者の久野収は「市民主義の成立」(1960年)という論考[『久野収セレクション』(岩波書店)所収]で、「職業と生活が分離していなかったからだ」と指摘しています。 たとえば、農民は農地の地主との関係性の中で生活をしていて、職業と生活が切り離せなかった。職業と生活が一致しているのは多くの現代のサラリーマンも同じで、会社の悪口や利害関係に相反する政治的見解を言うとクビになってしまう恐れがあるので、政治的な意見を言いづらい。 しかし、匿名掲示板においては、匿名であるがゆえに無茶な意見であっても、実際の職業的立場に関係なく発言することができます。つまり、職業と生活の分離が実現するのです。匿名であることで、多くの人々は初めて政治的意見を発信できるようになり、インターネット上で政治的市民が生み出されるというわけです。職業だけではありません。人を取り巻く人間関係そのものからも分離していきます。あらゆるしがらみから自律した政治的市民が、匿名掲示板によって大量に誕生したのです。 民主化デモから始まる、香港ナショナリズムの先鋭化においても、匿名掲示板の「無名」性が果たした機能は大きかったのではないかと想像しています。https://news.yahoo.co.jp/articles/4c0feeeb66332134efb7c6dd2e8b3bf02f3bb82c?page=22023/08/25 18:11:3320すべて|最新の50件2.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq匿名で議論するのが必要かどうかって、いちいち問うような事か?■「破壊」はできても「構築」はできない ただ、こうしたポジティブな側面は、あくまでも言論の自由が担保されていない社会においての話です。 言論の自由が一定担保されている現代日本のような社会で、果たして匿名掲示板で無名の主体として議論することがどこまで必要なのでしょうか? 結論から言えば、私は自由な言論空間のメリットを理解しつつ、それでも懐疑的です。私の考えでは、匿名の議論は既存のシステムを破壊する力はあるけれど、新たな社会を構築・建築していく力はない。匿名の議論は政治的に無効ではないけれど、それだけだと絶対に失敗します。 たとえば、2010年以降中東アラブ世界で広がった民主化運動「アラブの春」があります。「フェイスブック革命」とも呼ばれ、SNSを活用した運動の広がりが注目されました。チュニジアで失業中の青年が焼身自殺を図った事件をきっかけに、民主化デモがアラブ世界全体に波及した。実際に、30年間に及んだエジプトのムバラク政権など、長期政権が崩壊し、大きな社会変革が起きたのは事実です。しかし、結果的に民主化が達成されたのかというと、そうではない。10年が経った今も、内戦や政治の混乱が続いています。 結局、責任主体のない議論というのは限界があり、時に過つのです。そしてその過ちは取り返しのつかない禍根を引き起こすことすらある。 匿名の言論空間では、私の意見かどうかも、あなたの意見かどうかも、第三者の意見かどうかもわからない意見が永遠に流れています。発言の主体のない言葉、主語のない言葉が乱れ飛んでいる状態なのです。たとえそこから何かの動きが形になったとしても、収拾がつかない結果に終わることが多いのではないかと思います。エリック・ホッファーが指摘するように、狂信者は破壊することはできるが、目的を達成することができない(『大衆運動』紀伊國屋書店)ということです。 こうした危険性があるにもかかわらず、匿名であることは、人を大きく動かす力を持っています。 たとえば、アメリカを中心に広がった極端な陰謀論「Qアノン」。「Q」なる人物が匿名掲示板「4chan(ちゃん)」で投稿を始めたことがきっかけと言われています。初期に「来週ヒラリー・クリントンが逮捕される」という予言が外れた時から、デマの温床であることは誰の目にも明らかでしたが、多くの支持者を獲得することになりました。 2021年には、「Q」に煽られた群衆が米連邦議会議事堂を襲撃し、5人の死者を出す前代未聞の事件にまで発展しました。 なぜこんなことが起きたのでしょうか。2023/08/25 18:15:083.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq中略■ユーザー数が爆発的に増えた弊害 2000年代前半に、とてもダーティで差別的な書き込みが多くあったにもかかわらず、2ちゃんねるが集合知だと当時の文化人に称賛されていたのは、端的にネット社会の未来を過信する人が大半だったからです。 これは『2ちゃん化する世界』の第2章で詳しく書きましたが、当時の2ちゃんねるは「海賊主義」だったわけです。既存の倫理や法、利害関係や既得権益者を破壊し、それらの裏側をかいくぐりながら生き残っていくのだという考え方、アナーキーなある種のヒッピー主義が、2ちゃんねるの背景にはありました。 そこに通底していたのは、他者の自由を侵害しない限りにおけるあらゆる自由を尊重しようとする自由至上主義、いわゆる「リバタリアニズム」です。その限界が表出したのが当時の2ちゃんねるだったのだと思います。 同時に初期の2ちゃんねるは、ネットリテラシーの高いいわば「ひねくれもの」、つまり嘘を嘘として見分けながら楽しんでいる人が使っている場所だった。ところが、iモードの登場などによりネットユーザーが指数関数的に爆発し、リテラシーが高くない人たちも巻き込まれていったとき、虚構をリアルだと信じてしまったり、虚構であっても感情のなかでリアルであれば、かまわないという人が大量に現れたというわけです。 連邦議事堂襲撃事件は、その末路だとも言えます。■「第2の宗教改革の時代」に突入している 現代のインターネットは、宗教改革期のような時代に置かれているのだと思います。 マーシャル・マクルーハンはその代表作『グーテンベルクの銀河系 活字人間の形成』(みすず書房)で、活版印刷技術と宗教改革の結びつきについて、述べています。 要はこういうことです。 かつて聖書というのは、司祭が独占していた。一般の信者は聖書なんて持っていないですし、そもそもラテン語で書かれていて、読めなかった。こうした状況が、活版印刷技術の普及により、大きく変わったわけです。現地の言葉で出版・頒布できるようになり、誰もが読めるようになった。こうして活版印刷技術の普及が宗教改革に結びついたというのです。 現代のインターネットの状況もこれと非常によく似ています。かつてテレビや新聞といったマスメディアが独占していた「発信」を、YouTubeやSNSを通じて誰もが手軽に行えるようになった。誰でも発信できて、大量にアップロードできて、しかも自由に意見を述べて、視聴者・読者も自由に選択できるようになったわけです。そして、誰もが発信できるようになったがゆえに、これまで既存の権威が保っていた発言の質や中立性が担保されなくなっている状況でもあるのです。2023/08/25 18:27:554.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq■連邦議事堂襲撃事件は序章にすぎない 宗教改革期というのは、200年にわたる殺し合いの時代でした。徹底的な破壊と殺し合いが行われ、血塗られていた時代を経過したうえで、ようやく信仰の自由が保障されるようになった。「第二の宗教改革の時代」であるインターネットの時代も血塗られた時代になっていくかもしれません。連邦議事堂襲撃事件というのは、その序章に過ぎない。 マクルーハンはこうも言っています。テクノロジーが社会を変革し、人間の知性を変えようとしつつある時に、バックミラー、すなわち過去の事例を見ているだけでは不十分だと[『メディア論 人間の拡張の諸相』(みすず書房)]。匿名言論とどう付き合っていくべきかは、前を見ながら運転していかないとわからないのではないでしょうか。 良い方向に行くのか、悪い方向に行くのか。我々がどういう技能を知っているのか、それに対してどういうリアクションを取っていくのか。ネットにおける匿名カルチャーというモンスターと対峙(たいじ)しながら、考え続けていくしかないと思っています。----------清 義明(せい・よしあき)フリーライター1967年生まれ。横浜市在住。フリーライター。オン・ザ・コーナー代表取締役CEO。著書『サッカーと愛国』(イースト・プレス)でミズノスポーツライター賞優秀賞、サッカー本大賞優秀作品を受賞。共著に『2ちゃん化する世界』(新曜社)、『コンスピリチュアリティ入門』(創元社)がある。2023/08/25 18:29:005.番組の途中ですが転載は禁止です7j1olそれでいうと匿名掲示板が必要かどうかの議論も匿名掲示板ではできなくね?頑張って実名制で有益なシステムを作れる革新的なアイデアの議論を募れるコミュニティサイトつくればいいんじゃねはいっ頑張ってね2023/08/25 19:05:046.番組の途中ですが転載は禁止です7j1ol少なくとも匿名性をなくした方がいいんじゃない?っていう話を匿名掲示板なりX(twitter)ユーザーなりに投げかけたら前提がおかしいからなぁ法律で規制とかアホなこと言ってるわけじゃないんでしょちゃんと読んでないけど2023/08/25 19:12:127.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHqそもそもこの記事で挙げられてる「電車男」っていうのは、メディア側が2chを藁人形の如く扱った事例だよね?2chは部外者から勝手に雑に扱われた被害者のようなもんだけど、それでメディアがなんで2chを槍玉に挙げてんの?っていう2023/08/25 20:21:388.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHqヤフコメからも続々と批判の声が!met********3時間前本当かどうかわからないって事なら怪談もののテレビ番組とか川口浩探検隊だって同じ事。最近だとルポ形式でマスコミが流す貧困家庭の話とかもすさまじく嘘くさい。ネットの匿名性に物申す趣旨の記事はまあいいけどさ。最初の1段落目でこういうツッコミを入れざるをえず、全体の説得力が皆無。もうちょっとプロらしい文章を書こうよ。san********3時間前非表示・報告自分の主張を通したいために、強引な理論で文章組み立ててるな~spd********3時間前非表示・報告記事が何が言いたいのかよく分かりませんが、一点、「電車男の話は安っぽい話なので嘘に決まっている」と言いますが、うかつに何かを事実と決めつけるのが問題であるのと同じように、嘘と決めつけるのも未熟な態度ではないでしょうか「わからない」なら「わからない」で止めておくべきでしょう記事の主旨が「ネットの匿名性が危ない」ということなら、私なら、それに対する答えも、「慎重に考えろ」です2023/08/25 20:28:379.番組の途中ですが転載は禁止です7j1ol>>7藁人形っていうのがどういうことなのかちょっとよく分かってないけどそうねぇ2ch側としてはまとめサイト+ドラマのご新規さんで利用者増+本の監修とかもサイトが関わってるはずだし電車男の書き手も見つけて印税は入ってるけど……そういうことじゃないか自分の進めたい方に話してるな俺笑2023/08/25 21:09:0310.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq>>9お前はもうええわ何でお前しか書き込まないんや2023/08/25 21:12:0311.番組の途中ですが転載は禁止です7j1ol>>10あの……メール欄sageてたらスレ上がらないから人来ないよ?笑やっぱり頭がおかしいやつしかいないな会話ができんわ2023/08/25 21:16:4812.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq>>11いや別におまえと会話したくないんだけど苦笑い2023/08/25 21:17:3813.番組の途中ですが転載は禁止です7j1ol頭が悪いんだなぁかわいそうに2023/08/25 21:18:4814.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq>>11うーん?あげとかどうでもいいが、お前に少し付き合ってやるけどお前がageとやらをしてるのに何で人来ないのかな?2023/08/25 21:20:3315.番組の途中ですが転載は禁止です7j1ol>>14二人でID真っ赤にしてると気持ち悪いからじゃないすかね……これは君のスレで5レス以上してる俺が完全に悪いわ笑ごめんなさい人が来るといいねじゃあね2023/08/25 21:25:1116.番組の途中ですが転載は禁止ですWEGHq単に人が来ないことに疑問に思った程度の事なんでどうでもいいんだけどね苦笑いなんかあまり会話したくない知的障害者みたいな奴からしたら切実に思ってるようだけどね苦笑いさてログから消すかね苦笑い2023/08/25 21:26:4817.番組の途中ですが転載は禁止です2YElQまあ今なんてゆるふわ匿名だからいいだろ2023/08/25 22:39:1818.番組の途中ですが転載は禁止です5OLPi他人にレッテルを貼ったり、過去の発言をいつまでも蒸し返すのが大好きな日本社会においては、匿名で発言できる場は必要不可欠2023/08/25 22:47:3419.番組の途中ですが転載は禁止です8AcMA藁人形の如く扱うってどういう意味?読解ができんわ2023/08/26 00:43:2320.番組の途中ですが転載は禁止です9RG2Oわからんけど当人がログ消して逃亡しちゃったからな2023/08/26 00:47:46
【どの口が言いやがる!!😡】東京15区補選 立民・野田佳彦元首相と共産・小池晃書記局長が〝共闘〟 芳野連合会長「残念」→もちろん、ヤフコメで大炎上🤬ニュー速(嫌儲)55107.92024/04/28 05:31:27
なぜ「電車男」は社会現象になったのか…「もしウソでも本当っぽいからいい」というリアルが暴走する怖さ
8/24(木) 16:17配信
なぜ匿名掲示板は世界各地で問題を起こしているのか。
共著で『2ちゃん化する世界』(新曜社)を上梓したフリーライターの清義明さんは「責任主体が問われないので、ウソがウソとバレない。
その代表例がかつて社会現象になった『電車男』。冷静に読むと安っぽい物語だが、『ウソでも感動できるならいい』と評価された。これこそがポスト・トゥルースの怖さだろう」という――。(構成=小池真幸)
【この記事の画像を見る】
■「匿名掲示板=悪」ではない
匿名掲示板に対するイメージは、人によって大きく異なると思います。
「便所の落書きである」という批判もあれば、「集合知が生まれる革命的な場所だ」という絶賛もあります。
私は、効用もあるとは思いますが、副作用があまりにも大きすぎる、と考えています。
匿名掲示板とは、要するに、責任主体が問われない言論空間です。ロシアや中国、または現代の香港のように、
民主主義が機能しておらず言論の自由が大きく制限された場所では、責任主体が問われない言論空間の持つ破壊力は重要でしょう。
私も共著者の一人である『2ちゃん化する世界 匿名掲示板文化と社会運動』(新曜社、2023)に詳しく書かれていますが、
たとえば2000年代後半の「フリーチベット運動」は匿名掲示板での議論が現実化したものです。また2019年以降の「香港民主化デモ」においても、香港のみを主に対象とした匿名のオンラインプラットフォーム「LIHKG」が大きな力を発揮しました。
■言論の自由が担保されている社会でどこまで必要なのか
匿名掲示板のポジティブな面としては、新しい「政治的市民」を多数生み出すことができるという点があると思います。「政治的市民」とは、政治活動を行う市民のことですね。
匿名であることで、初めて政治的意見を発信できるようになる人が一定数います。
たとえば、戦前日本に生きていた人々。実は日本っていうのは、戦争期を除いて比較的言論の自由が担保されていた。
ですから、戦前日本というのは民主主義国家だったわけです。にもかかわらず、この時期に政治的市民が十分に育ったとは言えません。なぜなのか。
この理由について、政治学者の久野収は「市民主義の成立」(1960年)という論考[『久野収セレクション』(岩波書店)所収]で、「職業と生活が分離していなかったからだ」と指摘しています。
たとえば、農民は農地の地主との関係性の中で生活をしていて、職業と生活が切り離せなかった。
職業と生活が一致しているのは多くの現代のサラリーマンも同じで、会社の悪口や利害関係に相反する政治的見解を言うとクビになってしまう恐れがあるので、政治的な意見を言いづらい。
しかし、匿名掲示板においては、匿名であるがゆえに無茶な意見であっても、実際の職業的立場に関係なく発言することができます。
つまり、職業と生活の分離が実現するのです。
匿名であることで、多くの人々は初めて政治的意見を発信できるようになり、インターネット上で政治的市民が生み出されるというわけです。職業だけではありません。
人を取り巻く人間関係そのものからも分離していきます。あらゆるしがらみから自律した政治的市民が、匿名掲示板によって大量に誕生したのです。
民主化デモから始まる、香港ナショナリズムの先鋭化においても、匿名掲示板の「無名」性が果たした機能は大きかったのではないかと想像しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c0feeeb66332134efb7c6dd2e8b3bf02f3bb82c?page=2
■「破壊」はできても「構築」はできない
ただ、こうしたポジティブな側面は、あくまでも言論の自由が担保されていない社会においての話です。
言論の自由が一定担保されている現代日本のような社会で、果たして匿名掲示板で無名の主体として議論することがどこまで必要なのでしょうか?
結論から言えば、私は自由な言論空間のメリットを理解しつつ、それでも懐疑的です。
私の考えでは、匿名の議論は既存のシステムを破壊する力はあるけれど、新たな社会を構築・建築していく力はない。匿名の議論は政治的に無効ではないけれど、それだけだと絶対に失敗します。
たとえば、2010年以降中東アラブ世界で広がった民主化運動「アラブの春」があります。「フェイスブック革命」とも呼ばれ、SNSを活用した運動の広がりが注目されました。
チュニジアで失業中の青年が焼身自殺を図った事件をきっかけに、民主化デモがアラブ世界全体に波及した。
実際に、30年間に及んだエジプトのムバラク政権など、長期政権が崩壊し、大きな社会変革が起きたのは事実です。
しかし、結果的に民主化が達成されたのかというと、そうではない。10年が経った今も、内戦や政治の混乱が続いています。
結局、責任主体のない議論というのは限界があり、時に過つのです。そしてその過ちは取り返しのつかない禍根を引き起こすことすらある。
匿名の言論空間では、私の意見かどうかも、あなたの意見かどうかも、第三者の意見かどうかもわからない意見が永遠に流れています。
発言の主体のない言葉、主語のない言葉が乱れ飛んでいる状態なのです。たとえそこから何かの動きが形になったとしても、収拾がつかない結果に終わることが多いのではないかと思います。
エリック・ホッファーが指摘するように、狂信者は破壊することはできるが、目的を達成することができない(『大衆運動』紀伊國屋書店)ということです。
こうした危険性があるにもかかわらず、匿名であることは、人を大きく動かす力を持っています。
たとえば、アメリカを中心に広がった極端な陰謀論「Qアノン」。「Q」なる人物が匿名掲示板「4chan(ちゃん)」で投稿を始めたことがきっかけと言われています。
初期に「来週ヒラリー・クリントンが逮捕される」という予言が外れた時から、デマの温床であることは誰の目にも明らかでしたが、多くの支持者を獲得することになりました。
2021年には、「Q」に煽られた群衆が米連邦議会議事堂を襲撃し、5人の死者を出す前代未聞の事件にまで発展しました。
なぜこんなことが起きたのでしょうか。
■ユーザー数が爆発的に増えた弊害
2000年代前半に、とてもダーティで差別的な書き込みが多くあったにもかかわらず、
2ちゃんねるが集合知だと当時の文化人に称賛されていたのは、端的にネット社会の未来を過信する人が大半だったからです。
これは『2ちゃん化する世界』の第2章で詳しく書きましたが、当時の2ちゃんねるは「海賊主義」だったわけです。
既存の倫理や法、利害関係や既得権益者を破壊し、それらの裏側をかいくぐりながら生き残っていくのだという考え方、
アナーキーなある種のヒッピー主義が、2ちゃんねるの背景にはありました。
そこに通底していたのは、他者の自由を侵害しない限りにおけるあらゆる自由を尊重しようとする自由至上主義、いわゆる「リバタリアニズム」です。
その限界が表出したのが当時の2ちゃんねるだったのだと思います。
同時に初期の2ちゃんねるは、ネットリテラシーの高いいわば「ひねくれもの」、つまり嘘を嘘として見分けながら楽しんでいる人が使っている場所だった。
ところが、iモードの登場などによりネットユーザーが指数関数的に爆発し、リテラシーが高くない人たちも巻き込まれていったとき、虚構をリアルだと信じてしまったり、
虚構であっても感情のなかでリアルであれば、かまわないという人が大量に現れたというわけです。
連邦議事堂襲撃事件は、その末路だとも言えます。
■「第2の宗教改革の時代」に突入している
現代のインターネットは、宗教改革期のような時代に置かれているのだと思います。
マーシャル・マクルーハンはその代表作『グーテンベルクの銀河系 活字人間の形成』(みすず書房)で、活版印刷技術と宗教改革の結びつきについて、述べています。
要はこういうことです。
かつて聖書というのは、司祭が独占していた。一般の信者は聖書なんて持っていないですし、そもそもラテン語で書かれていて、読めなかった。
こうした状況が、活版印刷技術の普及により、大きく変わったわけです。現地の言葉で出版・頒布できるようになり、誰もが読めるようになった。こうして活版印刷技術の普及が宗教改革に結びついたというのです。
現代のインターネットの状況もこれと非常によく似ています。かつてテレビや新聞といったマスメディアが独占していた「発信」を、YouTubeやSNSを通じて誰もが手軽に行えるようになった。
誰でも発信できて、大量にアップロードできて、しかも自由に意見を述べて、視聴者・読者も自由に選択できるようになったわけです。そして、誰もが発信できるようになったがゆえに、
これまで既存の権威が保っていた発言の質や中立性が担保されなくなっている状況でもあるのです。
宗教改革期というのは、200年にわたる殺し合いの時代でした。徹底的な破壊と殺し合いが行われ、
血塗られていた時代を経過したうえで、ようやく信仰の自由が保障されるようになった。
「第二の宗教改革の時代」であるインターネットの時代も血塗られた時代になっていくかもしれません。連邦議事堂襲撃事件というのは、その序章に過ぎない。
マクルーハンはこうも言っています。テクノロジーが社会を変革し、人間の知性を変えようとしつつある時に、
バックミラー、すなわち過去の事例を見ているだけでは不十分だと[『メディア論 人間の拡張の諸相』(みすず書房)]。匿名言論とどう付き合っていくべきかは、前を見ながら運転していかないとわからないのではないでしょうか。
良い方向に行くのか、悪い方向に行くのか。我々がどういう技能を知っているのか、それに対してどういうリアクションを取っていくのか。
ネットにおける匿名カルチャーというモンスターと対峙(たいじ)しながら、考え続けていくしかないと思っています。
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清 義明(せい・よしあき)
フリーライター
1967年生まれ。横浜市在住。フリーライター。オン・ザ・コーナー代表取締役CEO。
著書『サッカーと愛国』(イースト・プレス)でミズノスポーツライター賞優秀賞、サッカー本大賞優秀作品を受賞。共著に『2ちゃん化する世界』(新曜社)、『コンスピリチュアリティ入門』(創元社)がある。
頑張って実名制で有益なシステムを作れる革新的なアイデアの議論を募れるコミュニティサイトつくればいいんじゃね
はいっ頑張ってね
法律で規制とかアホなこと言ってるわけじゃないんでしょ
ちゃんと読んでないけど
2chは部外者から勝手に雑に扱われた被害者のようなもんだけど、それでメディアがなんで2chを槍玉に挙げてんの?っていう
met********3時間前
本当かどうかわからないって事なら怪談もののテレビ番組とか川口浩探検隊だって同じ事。
最近だとルポ形式でマスコミが流す貧困家庭の話とかもすさまじく嘘くさい。
ネットの匿名性に物申す趣旨の記事はまあいいけどさ。
最初の1段落目でこういうツッコミを入れざるをえず、全体の説得力が皆無。
もうちょっとプロらしい文章を書こうよ。
san********3時間前
非表示・報告
自分の主張を通したいために、強引な理論で文章組み立ててるな~
spd********3時間前
非表示・報告
記事が何が言いたいのかよく分かりませんが、一点、
「電車男の話は安っぽい話なので嘘に決まっている」と言いますが、うかつに何かを事実と決めつけるのが問題であるのと同じように、嘘と決めつけるのも未熟な態度ではないでしょうか
「わからない」なら「わからない」で止めておくべきでしょう
記事の主旨が「ネットの匿名性が危ない」ということなら、
私なら、それに対する答えも、「慎重に考えろ」です
藁人形っていうのがどういうことなのかちょっとよく分かってないけどそうねぇ
2ch側としてはまとめサイト+ドラマのご新規さんで利用者増+本の監修とかもサイトが関わってるはずだし
電車男の書き手も見つけて印税は入ってるけど……
そういうことじゃないか
自分の進めたい方に話してるな俺笑
お前はもうええわ
何でお前しか書き込まないんや
あの……メール欄sageてたらスレ上がらないから人来ないよ?笑
やっぱり頭がおかしいやつしかいないな
会話ができんわ
いや別におまえと会話したくないんだけど苦笑い
かわいそうに
うーん?
あげとかどうでもいいが、お前に少し付き合ってやるけど
お前がageとやらをしてるのに何で人来ないのかな?
二人でID真っ赤にしてると気持ち悪いからじゃないすかね……
これは君のスレで5レス以上してる俺が完全に悪いわ笑
ごめんなさい
人が来るといいね
じゃあね
なんかあまり会話したくない知的障害者みたいな奴からしたら切実に思ってるようだけどね苦笑い
さてログから消すかね苦笑い
日本社会においては、匿名で発言できる場は必要不可欠
読解ができんわ