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優れたポイントがたくさんあったのに、あまりにもったいない。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2308/11/news055.html
“しん次元”という触れ込み通りの3DCGのアプローチに賛否はあるが、個人的にはとても良かったと思う。しんのすけを筆頭に3次元化が難しく思える造形のキャラそれぞれに違和感はなく、表情も含めてとても愛らしいし、立体的なアクションにも迫力がある。
そして、映画「モテキ」や「バクマン。」などでみられた、大根仁監督作のトレードマークともいえる、凝りに凝ったエンドロール（ディレクションは上田大樹）は掛け値なし素晴らしい。
そんなふうに全体的にはエンターテインメントとして大いに楽しめたのだが、結末部分があまりにまずかった。メッセージが直接的で説教くさいだけでなく、本編の物語との明らかな齟齬がある。はっきり無責任かつ不誠実で、全てが台無しと思える領域まで到達していたのだ。結末を含むネタバレ全開となるが、その理由を記していこう。
本作の敵役となる非理谷充（ひりやみつる）は、徹底的に“社会的弱者”として描かれる。ティッシュ配りのバイト中にサラリーマンたちにバカにされ、推しのアイドルは結婚して裏切られたと思い込み、さらには暴行犯に間違われて警察に追われる身となり、そして超能力を手にして悪の道へと走ってしまう。
問題となるのは、ひろしの最後の激励の言葉だ。
「誰かを幸せにすれば、自分も幸せになれるんだ。がんばれ！」
言葉そのものは真っ当かもしれないが、非理谷は幼少期にネグレクトにあい、両親は離婚して、学校ではいじめられ、今は30歳になり非正規のバイトで食いつないでいる。そんな彼には、「がんばれ！」という精神論的な励ましではなく、公的な支援が必要だろう。
劇中で非理谷はテレビで名前を全国で放送されて指名手配され、幼稚園の立てこもり事件を起こしてしまう。これから刑務所に入るというときに、今更「がんばれ！」という言葉をぶつけるのは違和感しかなかった（しかも、当の非理谷は記憶を無くしている）。
そもそも「クレヨンしんちゃん」という作品において、過剰に恐怖を覚える幼稚園の立てこもり事件を起こしたこと自体がやりすぎに思えた。劇中で非理谷にそれをさせることなく、最終的に就職先を紹介するなどして、真っとうな解決法を示すことだってできたはずだ。
さらには、その「がんばれ！」と言うのが、妻と子ども2人、庭付きの一戸建てを手にした、正社員で係長の野原ひろしなのだ。1990年代ではまだ平凡なサラリーマンとして見られたかもしれないひろしは、現代社会では理想的な家族を超えて、“勝ち組”そのものにも見えるため、さらに欺瞞めいたものを感じてしまう。
そもそも、非理谷は決してがんばっていなかったわけではない。少なくとも、推しのアイドルを応援するために日銭を稼ごうと努力をしていたのではないか。幼少期から不幸の連鎖が起きて、“社会的弱者”からいわゆる“無敵の人”になってしまった彼を生々しく（しかもアイドルオタクであることも含めややステレオタイプ的に）描き、「日本の未来は暗い」と社会全体の問題にも言及しておきながら、結局は「がんばれ！」という個人の努力に帰結させ、それをまるで“良きこと”のように描く構図は、はっきり間違っている。
なお、原作漫画の26巻に収録されている「しんのすけ・ひまわりのエスパー兄妹」が本作のストーリーの元となっているのだが、こちらは映画とは真逆の「彼には罪がない」ことを明言する終わり方になっていた。多少ご都合主義的ではあるものの、こちらの方がはるかに誠実だったと思う。
子どものケンカまでも「がんばれ！」と応援される
しんのすけが幼少期の非理谷と出会い、“仲間”と呼び奮闘する流れは、「クレヨンしんちゃん」という作品に親しんできたファンへの、メタフィクション的な応援ともいえるだろう。この構図は、近年の児童向け作品でいえば「映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」にも似ているし、うまくやれば本当に感動的なものに仕上がったと思う。
ただ、しんのすけが非理谷を仲間と呼ぶことが唐突に感じられ、もう少しだけそう思える過程を入れて欲しかった……というのも不満点なのだが、それよりも問題なのは、いじめられた非理谷としんのすけが反撃する様を、過去のイメージ的な映像ではあるとはいえ、ひろしなど大人たちが「がんばれ！」と応援することだ。
他の場面でも、大人の言動に違和感を持った。例えば、幼稚園の立てこもり事件が起きたとき、よしなが先生は風間くんたちに、非理谷を攻撃させることに同意している。そこは、そんな危険なことを子どもにさせられないと、拒絶をするところだろう。ここも、よしなが先生にズボンを履いた状態での“ケツだけ星人歩き”の（しかも過去の大根監督作品でも散見できる女性へのセクハラめいた）ギャグをさせることしか考えておらず、シーンごとの整合性を突き詰めていない雑さが目立った。
あまりにもったいない、許しがたい作品
総じて、筆者は本作に「あまりにもったいない」印象を持った。国民的なアニメ映画で、現実にある社会問題を扱うこと自体は肯定したいし、最初に掲げた通り優れたポイントもたくさんあるので、うまくやれば誰もが認める傑作になっていたのかもしれないのだ。
だが、やはり提示した問題に対しての最後のひろしの言葉がすべてを台無しにしているし、それ以外でもあまりに配慮に欠けた場面が見受けられた。せめて、ひろしの一方的な言葉ではなく、非理谷自身の行動で「誰かを幸せにすれば、自分も幸せになれる」ことを証明するシーンがあれば、まだ良かったはずなのだ。
本作同様に、現実にある社会問題の扱いに居心地の悪さを覚えた作品に、2023年に公開された「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」がある。それでも、こちらはまだメッセージが直接的すぎて説教くさいという印象ですんでいたのだが、この「しん次元」は非理谷のように社会でふさぎ込んでいる境遇の人にとって、絶望的なメッセージを発信しているともいえる。
「クレヨンしんちゃん」史上、もっとも許しがたい作品が生まれてしまったことが、あらためて悲しい。もちろん、本作に勇気づけられた、楽しく見られたという人の気持ちは否定しない。だが、大根仁監督を筆頭とする作り手には、しっかりと、現実にいる子どもだけでなく、大人の気持ちを汲んだ上で、誠実な映画を作ってほしいと願うばかりだ。
最後にこれだけは言っておこう。キャッチコピーには「こんなしんちゃん、見たことない。」とあるが、筆者個人ははっきりこう思った。「こんなしんちゃん、見たくなかった。」と。いまはただ、「君はいたほうがいいよ」と、映画本編よりもはるかに正しく優しいメッセージを掲げた、サンボマスターの主題歌「Future is Yours」を聴こう。
クレしんのリアリティレベルで手を出してしまうと齟齬の出てしまうテーマだった
弱者男性向けじゃない
いくら弱男が泣こうが叫ぼうが、お前らに救いの手か差し伸べられることはないんだよ。
何故かって、救いたいと思える存在になり得ないだろう。
誰がお前を愛すっていうんだよ。自分の身なりをよく見てみろ。
自己憐憫に溺れている暇があったら、そのことを受け入れて這い上がるしかないんだよ。
日本で日本人男性として産まれるだけで女や外国人より何倍もアドバンテージがある
その上で成功出来ないなら100%自分の実力不足だよ。
あの年収では将来的に貧乏弱者に転落するかもしれんし
ひろしすら弱者という観点にすればよかったのでは
作ってる側はヒロシはそういうさえないリーマンのつもりで描いてるけど、現実ではそのさえないリーマンでも十分勝ち組であるって話でしょ
そういう映画を見たけりゃ自分で作るしかないやろ
言ってることの程度がゴジラとかウルトラマンとかに
こんな奴らたったら地面に沈むだろとか
ちょっと動いただけで衝撃波で街が吹き飛んでるだろとか言ってるのと変わらんだろ
その世界ではそれで成立するようになってんだから
もっと現実世界に寄せてる作品ならまだわかるけど
これと同じ
8 Japanese Players That Have Scored A Premier League Goal (Ranked)
https://www.givemesport.com/premier-league-japan-goalscorers
2023年8月18日
世界の中心でくっそバカにされてるね🤭
韓国兄さん達の方が遥かに優秀だもんな
弱男ジャップはもうやめた方が良いよサッカー
な？
日本が落ちぶれただけで相対的に勝ち組に認定するのもどうなのかな
ちゃんと大学出て仕事して結婚して子供を作るってのは人間として普通のことだよ
それを勝ち組とするのではなくそんな当然のことも出来なくなった日本を変えようとすべきでは
https://imgur.com/HXTG18M.jpg
https://imgur.com/CYLk1Dx.jpg
https://imgur.com/XBkwOoi.jpg
https://imgur.com/lC3lkIj.jpg
えええ
クレしんて読んでみるべき？
嫌儲公認か？
俺らはSNS症候群とは無縁やろ
知人すらろくにいないからな
他人の自慢や承認欲求に晒されることも無いわな
勉強をさせてもらえない壁
勉強しても仕事をさせてもらえない壁
勉強して仕事をしても結婚できない壁
勉強して仕事をして結婚しても子育てができない壁
これ全部突破できるのはガチャ４回当てた貴族だけやな
人間として普通のことなんて人間が作り出した勝手な妄想だろ
これクレしんで触れちゃいけない類いの問題だろ…
まぁ、こんな映画作っちゃうくらいだから影響は相当あったんだな
子供作っても子ガチャハズレの可能性
までも含めたら人生ってとんでもなく難しい
しんのすけは現実にいたら
子ガチャハズレの部類に入りそう。
神が愛してるよ
俺は徹底的な無神論者だったけど
人生最大の神秘体験で直知したからそのことを知ってる
ちょっと言葉足らずやな、修正
神が愛してるよ
俺は嘗ては徹底的な無神論者だったけど
人生最大の神秘体験で神を直知したからそのことを知ってる
複数のイデアの複合体で愛そのものである神は万物を知り尽くし愛し尽くしている
4枚目が見事にホバーハンドでくっそウケるwww
コレ描いたやつすげーちゃんと弱男の分析してるな。感心するわ
挫折した人に一番言っちゃイケない言葉なんだが、、
自分たちの仲間でさえ救えない、救う気がない弱者ぞろいの業界の監督にそんな難しいこと求めても全て嘘にしかならないじゃん
善意を持って解釈すれば監督なりの誠実さだと思うよ
がんばらなくていいぞ
が共通言語だろが
プリキュアみたら無邪気におじさんたちもがんばえーって応援するじゃん
おじさんたちもプリキュアです
適度にやっていこうよ
ぎゃあああああああああああああああ
違和感アリアリにして、社会風刺してるんじゃなくて？
言い値で稼いで暮らしていける植木屋もまた
豊かな日本の象徴だったか
脚本は映画とってる監督の人ね
どうでもいいでしょこんなん
https://manga-shinchan.com/shinzigen-comicarise
結末がどうかによるな
弱者を批判する監督では無いと思うが
じゃあ、映画館に見に行きなさいな
俺は金払って見たくないわ
自傷行為は痛々しいからやめとけ
ほんこれw
アニメにマジギレて効きすぎw
ホバーハンドって知らなかったんだけど、これむしろ日本だとマナーいいってことになってないか？
アンパンマンだって悪のバイキンマンはぶっ飛ばして短絡的に万事解決だからな
子供に難しいことは伝わらないだろう
クレヨンしんちゃんは大人でも視聴に耐えられるとか無駄に持ち上げすぎてたんだよ
非リアに対し、本当の意味での納得と救いと未来への展望を与える形で屈服させるというよくあるドラマツルギーを成立させるには。
弱男問題に関しては、【救う方法が無い】こと自体が社会問題なんじゃないかな。
今すぐ氷河期その他の弱男に対し年収５００万程度の仕事を与えることができる国力は無い。
本人の能力不足、努力不足もあるのかもしれないけど、いま年収２００の男が一念発起して勉強とかものすごく頑張って２００を３００にできたとしても、それ以上のルートが望めないことが。
ドラマとしてはカネ以外の面で何か救いを与える要素があればなぁ。
さらに弱者男性は韓国人叩き女性叩きにのめり込む
それによりさらにパブリックエネミー化が進む弱者男性
国民の不和は世襲貴族の思うがままよな
最近の作品は本当の意味での低年齢向けになってきた
それが本来のあるべき姿何だろうけど今回の映画の議題は重いしリアルなんだよな
それを収拾付けれるなら良いんだけどクレシンはあくまで幼児向けであって具体的な解決案が出せる訳でもない結局適当に終わらせる事しか出来ない
テーマが重すぎてそれが明るいクレシンの雰囲気に似合わない
モンハンも喋らない役だったし
山上徹也は今じゃ豪傑だからな
松坂桃李がカードゲーム系弱男をはじめオタクから仲間認定されてるから
今回延焼してないってだけで、かなり危うい役回りではあったからな