私大新設抑制へ、少子化で定員割れ相次ぎ…アーカイブ最終更新 2023/05/07 05:221.実習生さんiFyjAtwm私立大の新設を抑制へ、少子化で「定員割れ」相次ぎ…学生確保の見通しを厳格に審査2023/04/04 05:00https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230403-OYT1T50212/文部科学省は、私立大学を新設する際の審査を厳しくし、大学全体の規模を抑制する方針を決めた。少子化の進展で入学者数が入学定員を下回る「定員割れ」大学が増えていることから、学生確保の見通しを客観的なデータや分析で示すことを大学に義務づけた。2025年度開設予定の大学から適用される。[PR] 同省の大学設置・学校法人審議会はこれまで、教員体制や施設、教育課程などに法令上問題がなければ大学の新設を認可してきた。 その結果、大学は増え続け、文科省や日本私立学校振興・共済事業団によると、1992年に384校だった私大は、2022年に620校となった。一方、この間に18歳人口は4割減少し、同年5月時点の定員割れ私大は半数近くに上る。 そのため、同省は3月、私大組織の設置審査基準の一部を改正した。学生確保の見通しについて、〈1〉新設する大学の地域的なニーズや開設後の18歳人口の推計値を踏まえ、入学希望者がどれだけ集まるかの分析〈2〉同じような学部をもつ近隣の大学の定員充足状況〈3〉進学説明会や高校訪問、SNSでの情報発信といった学生募集のための計画や見込まれる効果――などを審査基準に加えた。これらの客観的なデータが示されなければ、設置は認められない。 近年大学の経営状況は厳しさを増している。同事業団の20年度調査では、私大を運営する564学校法人のうち、78法人が経営難となった。今年3月に学生募集の停止を発表した恵泉女学園大(東京)も、定員割れから大学経営が難しくなったという。 金子元久・筑波大特命教授(高等教育論)の話「短大や高校に学生が集まらず、4年制大学を新設するケースも多く、私大の供給過剰を招いた。社会情勢から審査基準の厳格化はやむをえず、大学側も意識を変えるべきだ」あわせて読みたい募集停止の恵泉女学園大、国際性で大学ランキング19位…東北大が4年連続で総合1位 https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230323-OYT1T50206/「ブラタモリ」共通テスト直前の放送、受験生から「試験に役立った」と感謝の声 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210125-OYT1T50046/ 入試を欠席した大学から自宅に合格通知…「どうして?」 https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210312-OYT1T50070/隣席の東北大学長に「お前、漱石は読んだか」と言われ…北大学長「生意気な男だと思った」 https://www.yomiuri.co.jp/science/20210205-OYT1T50138/出典 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/edu/16834045412023/05/07 05:22:211すべて|最新の50件
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https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230403-OYT1T50212/
文部科学省は、私立大学を新設する際の審査を厳しくし、大学全体の規模を抑制する方針を決めた。少子化の進展で入学者数が入学定員を下回る「定員割れ」大学が増えていることから、学生確保の見通しを客観的なデータや分析で示すことを大学に義務づけた。2025年度開設予定の大学から適用される。
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同省の大学設置・学校法人審議会はこれまで、教員体制や施設、教育課程などに法令上問題がなければ大学の新設を認可してきた。
その結果、大学は増え続け、文科省や日本私立学校振興・共済事業団によると、1992年に384校だった私大は、2022年に620校となった。一方、この間に18歳人口は4割減少し、同年5月時点の定員割れ私大は半数近くに上る。
そのため、同省は3月、私大組織の設置審査基準の一部を改正した。学生確保の見通しについて、〈1〉新設する大学の地域的なニーズや開設後の18歳人口の推計値を踏まえ、入学希望者がどれだけ集まるかの分析〈2〉同じような学部をもつ近隣の大学の定員充足状況〈3〉進学説明会や高校訪問、
SNSでの情報発信といった学生募集のための計画や見込まれる効果――などを審査基準に加えた。これらの客観的なデータが示されなければ、設置は認められない。
近年大学の経営状況は厳しさを増している。同事業団の20年度調査では、私大を運営する564学校法人のうち、78法人が経営難となった。今年3月に学生募集の停止を発表した恵泉女学園大(東京)も、定員割れから大学経営が難しくなったという。
金子元久・筑波大特命教授(高等教育論)の話「短大や高校に学生が集まらず、4年制大学を新設するケースも多く、私大の供給過剰を招いた。社会情勢から審査基準の厳格化はやむをえず、大学側も意識を変えるべきだ」
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