43枚目は井上和センターを森平小川で挟んだ、いつかできるから今日できるみたいなソロ歌唱がある綺麗系の曲にしないか最終更新 2026/06/17 19:371.君の名はBUOeJ・全員ビジュアル良い・歌上手い・そこそこ人気ある・若い(小川森平)2026/06/17 17:55:2422コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.君の名は0Vppi森平が2次完売したらいいよ2026/06/17 17:59:293.名無しさんBKt6K小川が1次完売したら良いよ2026/06/17 18:00:144.君の名はRzTp5森平に人気…?2026/06/17 18:05:145.君の名はMmzIbゴリ🦍フロントで草2026/06/17 18:05:506.君の名は40ZxQそれなら小川か森平センターにしろよチキるなよ2026/06/17 18:06:187.君の名はD5elB費用対効果の悪い井上いらない2026/06/17 18:06:188.君の名はfMDc1森平て2026/06/17 18:07:129.君の名はKem9cずんぐりむっくりフロント2026/06/17 18:07:1910.君の名はqKbOU>>1てめーの趣味でいちいちスレ立てるな2026/06/17 18:08:5111.君の名はNMneH>>1どう考えても賀喜の卒業センターだろ?あるいは遠藤卒業センター42ndの5期生連続センターは43rdの4期の卒センがあるからとしか考えられない2026/06/17 18:10:3712.君の名は8ZNnS>>1お前みたいな弱男キモオタにしか需要ない小川を前に出して何の意味があんの?あんな一般人にも早々いない頭身ゴミブスババアを前に出すとか乃木坂の恥2026/06/17 18:10:5313.君の名はHe8iBちびーず2026/06/17 18:12:2114.君の名はAPgok天正乃木坂四十五年。天下はすでに統一されていた。一ノ瀬美空が乃木坂全土を平定してから三年。福岡には新たな政が築かれていた。後世にいう――乃木坂幕府。その創設者は一ノ瀬美空である。だが歳月は残酷だった。人は老いる。権力もまた世代交代する。将軍職は若き小川彩へ受け継がれた。小川彩。誠実そして誰からも愛される将軍。しかし、善人であることと統治者であることは違う。小川は優しすぎた。決断が遅い。人を疑えない。争いを嫌う。御家人たちは次第に囁き始める。「将軍は良い人だ」「だがそれだけだ」「天下を任せられるのか」と。そんな中。幕府で実権を握る者がいた。執権 矢田萌華。かつてケルベロス軍の先鋒として戦場を駆けた少女は、今や幕府最大の実力者となっていた。人を惹きつける才。勝負勘。そして恐ろしいほどの決断力。御家人たちはいつしか言った。「実際に政を動かしているのは矢田殿だ」そして運命の日が訪れる。雪の鶴岡八幡宮。白い石段を若き将軍・小川彩が登っていく。だがその瞬間、悲鳴が響いた。将軍・小川彩は倒れた。民に愛された将軍、その命は突然終わった。犯人は誰か。いや。本当は違う。皆知っていた。誰も口には出さない。だが全員が同じ名前を思い浮かべた。矢田萌華、と。その夜の福岡城。一ノ瀬美空は一人で報告書を読んでいた。蝋燭の火だけが揺れる。最後の一文。そこにはこう記されていた。「執権矢田萌華の関与が疑われる」美空は長い時間その文字を見つめた。家臣が震える声で言った。「執権を捕らえるべきです」「このままでは」美空は首を振った。「できません」「しかし!」「二度は言いません」声は静かだった。だが誰も逆らえなかった。「萌華を討てば乃木坂は割れます」やがて美空は書類を閉じた。「この件は終わりです」その言葉で全てが封じられた。そして数年後、京。井上和天皇の朝廷。その威光は日増しに強くなっていた。美しさ。品格。血統。人々は言う。「真の乃木坂は京にある」と。やがて朝廷内では幕府打倒論が勢いを増す。そしてついに。討幕の詔が発せられた。その報せが福岡城へ届く。御家人たちは青ざめた。相手は反乱軍ではない。天皇である。その時だった。一ノ瀬美空が立ち上がった。「皆さん」その一言で空気が変わる。「私は見てきたんです」「遥香さんの時代を」「桜との戦いを」「彩の笑顔を」「萌華の覚悟を」誰も動かない。「乃木坂は誰か一人のものじゃない」「天皇のものでもない」「将軍のものでもない」「ここにいる全員で守ってきたものなんです」声が震える。「お願いです。守ってください。私が愛した乃木坂を」涙を流す御家人もいた。そしてゆっくりと執権矢田萌華が立ち上がる。乃木坂幕府最大の実力者。全員の視線が集まる。萌華は軍配を握った。そして叫ぶ。「聞いてください!」城が震える。「朝廷は我らを逆賊と言う!」そして軍配を高く掲げる。「我らは逆賊ではない!」「我らは守るために戦う!」そして。後世に永遠に語り継がれる言葉を放った。「井上天皇こそ逆賊なのです!」その瞬間。広間は爆発した。鬨の声。歓声。武具の音。御家人たちは一斉に立ち上がる。乃木坂承久の乱が始まった。その光景を見ながら、一ノ瀬美空は静かに窓の外を見た。天目山の方角。春風が吹いていた。まるで川崎桜が、「また面倒なことになったね」と笑っているようだった。そして老いた天下人は、ほんの少しだけ微笑んだという。2026/06/17 18:14:5415.君の名はAPgok幕府軍総大将・矢田萌華は西へ西へと進軍していた。対する朝廷軍の旗印は井上和天皇。その美貌と威光はなお健在であり、京の貴族たちは「ついに正統が幕府を討つ時が来た」と沸き立っていた。そしてある日。朝廷方に一人の大物が加わる。菅原咲月。かつて川崎桜を安房へ招き、涙ながらに城門を閉ざした女である。忠義の人。情の人。「私は天皇陛下にお仕えします」そう言って井上の前にひざまずいた。京は歓喜した。「これで勝った」「菅原殿が来たぞ」「幕府など恐れるに足らぬ」しかし、幕府軍には別の怪物がいた。幕府軍軍師。長嶋凛桜。何より恐ろしいのは頭脳だった。人は陰でこう呼んだ。「偏差値七十の軍師」と。凛桜は地図を見つめながら笑った。「咲月さんらしいな」萌華が聞く。「勝てる?」凛桜は即答した。「勝てます」「むしろ来てくれて助かりました」決戦の日。美濃国。設楽ヶ原。菅原軍は勇敢だった。忠義に燃えていた。そして真っ直ぐだった。真っ直ぐ過ぎた。凛桜は地形を利用した。そして菅原軍が突撃を開始した瞬間。幕府軍の伏兵が一斉に現れる。矢の雨。銃声。鬨の声。菅原軍は次々と倒れていった。なおも前へ進む。倒れても進む。それが菅原軍だった。「第二陣」「第三陣」「第四陣」凛桜の命令が飛ぶ。戦場は地獄になった。夕暮れに菅原軍は総崩れとなる。咲月自身も傷を負っていた。膝をつきながら笑う。「さすがだなあ……」凛桜は遠くから頭を下げた。だが、戦いは終わらない。朝廷軍本陣。そこには井上和天皇がいた。金色の旗。紫の御帳。天下の象徴。それを見た時だった。幕府軍の猛将が前へ出る。中西アルノ。豪胆。無双。そして誰よりも喧嘩好き。「面白そうじゃん」そう言って馬に飛び乗る。次の瞬間、単騎で突撃した。敵兵が吹き飛ぶ。アルノはまっすぐ井上本陣へ向かった。あと少し。あと少しで天幕に届く。その時だった。幕府軍後方から旗が翻る。黒旗だった。森平麗心隊。誰もが目を疑った。味方のはずの軍勢が進路を変える。そして、井上本陣の前へ展開した。離反だった。副将たちが叫ぶ。「裏切りです!」「森平隊が敵につきました!」「追撃を!」「討ち取れ!」しかし、総大将・矢田萌華は動かなかった。馬上から静かに森平の旗を見ていた。そして小さく笑った。「そう」「麗心」副将が叫ぶ。「何故です!」「何故止めないのですか!」萌華は目を閉じた。そして遠い昔を思い出す。まだ幕府ができる前。森平が苦境にあった時代。手を差し伸べたのは井上和だった。食を与えた。居場所を与えた。その恩を森平は今返そうとしている。ただそれだけだった。萌華は軍配を下ろした。「捨て置け」静かな声だった。萌華は続ける。「ここで麗心の借りを返させておきましょう」戦場が静まる。「恩を返さぬ者は信用できない」「恩を返した者は、また戻って来られる」誰も反論できなかった。その頃、森平は井上本陣の前に立っていた。井上和が見つめる。森平は頭を下げた。「陛下」「今日で借りは返します」井上は何も言わない。ただ微笑んだ。2026/06/17 18:15:1416.君の名はAPgok「陛下、今日で借りは返します」麗心はそう言うと馬を返し、自軍を率いて本陣の前へ進み出る。その時だった。設楽ヶ原の彼方から地鳴りのような音が聞こえ始めた。「幕府軍だ!」見渡す限りの紫紺の旗。矢田萌華軍。長嶋凛桜軍。中西アルノ軍。池田瑛紗軍。岡本姫奈軍。白石以来の精鋭たち。十万。二十万。いや、それ以上。朝廷軍の残兵は恐怖した。「終わった……」「もう駄目だ……」「逃げろ!」しかし逃げる先はない。本陣の背後には一本の橋。長坂橋。京へ続く最後の退路だった。井上和はその橋を見た。そして森平を見た。何かを言おうとした。だが森平は首を振った。「言わないでください。私はもう決めています」そう言うと馬を進める。橋の中央へ。たった一人で。森平麗心は橋の中央で馬を止めた。背後には井上和。前方には押し寄せる幕府軍。その先頭にいたのは中西アルノだった。槍を振り回しながら大笑いしている。「どけぇぇぇ!面白くなってきたじゃん!」その声だけで敵兵が震える。だが、森平は動かなかった。ゆっくりと背中の武器を抜く。長鉾。その名は――雷矛。柄は黒鉄。穂先は稲妻のように湾曲していた。森平はそれを高く掲げる。そして、麗心は叫んだ。「誰か!私と勝負する者はいますか!!」声が戦場全体に響いた。鳥が飛び立つ。馬が後ずさる。中西アルノですら馬を止めた。「は?」命を捨てると決めた人間だけが持つ威圧感だった。麗心はさらに雷矛を振り上げる。「私は森平麗心!井上和陛下より一飯を賜った者!その恩を返すまでは一歩も退かぬ!」その姿を見た幕府軍の兵たちは思わず足を止めた。長嶋凛桜も遠くから見ていた。軍師として。戦術家として。橋は狭い。ここで無理に突撃すれば被害が出る。だがそれ以上に。森平の覚悟が兵たちを止めていた。その時、萌華が馬を進めた。全軍が道を開く。総大将が現れた。萌華は橋の上の森平を見た。そして少しだけ笑った。懐かしそうに。誇らしそうに。「強くなったね」静かな声だった。森平も笑う。「誰のせいだと思ってるのかな」「萌華のせいだよ」風が吹いた。二人はしばらく何も言わなかった。かつて同じ旗の下で戦った仲間だった。やがて萌華は軍配を下ろした。「全軍停止」そして橋の向こうへ視線を向けた。京へ落ちていく井上和の一行。もう追いつけない。そして麗心へ向かって言った。「うるみん、今日で終わり?」麗心は雷矛を肩に担ぐ。「今日で終わり。これで借りは返しました」萌華は満足そうに頷いた。「なら、また帰って来てよ」麗心は何も答えなかった。ただ頭を下げた。それだけだった。2026/06/17 18:15:3117.君の名はUTJQu小っちゃいな2026/06/17 18:22:5718.君の名は42vx4>>16続きをどうぞ2026/06/17 18:38:0619.君の名はaf5iF小川いらねえかな2026/06/17 18:43:0820.君の名はPrpKSうるちん2026/06/17 19:35:0121.君の名はgSV3i>>4www2026/06/17 19:35:1322.君の名は6Vxon>>1不人気森平ヲタ必死2026/06/17 19:37:33
・歌上手い
・そこそこ人気ある
・若い(小川森平)
チキるなよ
てめーの趣味でいちいちスレ立てるな
どう考えても賀喜の卒業センターだろ?
あるいは遠藤卒業センター
42ndの5期生連続センターは43rdの4期の卒センがあるからとしか考えられない
お前みたいな弱男キモオタにしか需要ない小川を前に出して何の意味があんの?
あんな一般人にも早々いない頭身ゴミブスババアを前に出すとか乃木坂の恥
しかし、善人であることと統治者であることは違う。小川は優しすぎた。
決断が遅い。人を疑えない。争いを嫌う。御家人たちは次第に囁き始める。
「将軍は良い人だ」「だがそれだけだ」「天下を任せられるのか」と。
そんな中。幕府で実権を握る者がいた。執権 矢田萌華。かつてケルベロス軍の先鋒として戦場を駆けた少女は、今や幕府最大の実力者となっていた。
人を惹きつける才。勝負勘。そして恐ろしいほどの決断力。御家人たちはいつしか言った。
「実際に政を動かしているのは矢田殿だ」
そして運命の日が訪れる。雪の鶴岡八幡宮。白い石段を若き将軍・小川彩が登っていく。だがその瞬間、悲鳴が響いた。
将軍・小川彩は倒れた。民に愛された将軍、その命は突然終わった。
犯人は誰か。いや。本当は違う。皆知っていた。
誰も口には出さない。だが全員が同じ名前を思い浮かべた。矢田萌華、と。
その夜の福岡城。一ノ瀬美空は一人で報告書を読んでいた。蝋燭の火だけが揺れる。最後の一文。そこにはこう記されていた。
「執権矢田萌華の関与が疑われる」
美空は長い時間その文字を見つめた。
家臣が震える声で言った。
「執権を捕らえるべきです」
「このままでは」
美空は首を振った。
「できません」
「しかし!」
「二度は言いません」
声は静かだった。だが誰も逆らえなかった。
「萌華を討てば乃木坂は割れます」
やがて美空は書類を閉じた。
「この件は終わりです」
その言葉で全てが封じられた。
そして数年後、京。井上和天皇の朝廷。その威光は日増しに強くなっていた。
美しさ。品格。血統。人々は言う。
「真の乃木坂は京にある」
と。やがて朝廷内では幕府打倒論が勢いを増す。そしてついに。討幕の詔が発せられた。その報せが福岡城へ届く。御家人たちは青ざめた。相手は反乱軍ではない。天皇である。
その時だった。一ノ瀬美空が立ち上がった。
「皆さん」
その一言で空気が変わる。
「私は見てきたんです」
「遥香さんの時代を」
「桜との戦いを」
「彩の笑顔を」
「萌華の覚悟を」
誰も動かない。
「乃木坂は誰か一人のものじゃない」「天皇のものでもない」「将軍のものでもない」
「ここにいる全員で守ってきたものなんです」
声が震える。
「お願いです。守ってください。私が愛した乃木坂を」涙を流す御家人もいた。
そしてゆっくりと執権矢田萌華が立ち上がる。乃木坂幕府最大の実力者。全員の視線が集まる。萌華は軍配を握った。そして叫ぶ。
「聞いてください!」
城が震える。
「朝廷は我らを逆賊と言う!」
そして軍配を高く掲げる。
「我らは逆賊ではない!」
「我らは守るために戦う!」
そして。
後世に永遠に語り継がれる言葉を放った。
「井上天皇こそ逆賊なのです!」
その瞬間。広間は爆発した。鬨の声。歓声。武具の音。御家人たちは一斉に立ち上がる。乃木坂承久の乱が始まった。その光景を見ながら、一ノ瀬美空は静かに窓の外を見た。天目山の方角。春風が吹いていた。
まるで川崎桜が、
「また面倒なことになったね」
と笑っているようだった。
そして老いた天下人は、ほんの少しだけ微笑んだという。
菅原咲月。かつて川崎桜を安房へ招き、涙ながらに城門を閉ざした女である。忠義の人。情の人。
「私は天皇陛下にお仕えします」
そう言って井上の前にひざまずいた。
京は歓喜した。
「これで勝った」「菅原殿が来たぞ」「幕府など恐れるに足らぬ」
しかし、幕府軍には別の怪物がいた。
幕府軍軍師。長嶋凛桜。何より恐ろしいのは頭脳だった。人は陰でこう呼んだ。「偏差値七十の軍師」と。
凛桜は地図を見つめながら笑った。
「咲月さんらしいな」
萌華が聞く。
「勝てる?」
凛桜は即答した。
「勝てます」「むしろ来てくれて助かりました」
決戦の日。
美濃国。設楽ヶ原。菅原軍は勇敢だった。忠義に燃えていた。そして真っ直ぐだった。真っ直ぐ過ぎた。
凛桜は地形を利用した。そして菅原軍が突撃を開始した瞬間。幕府軍の伏兵が一斉に現れる。
矢の雨。銃声。鬨の声。菅原軍は次々と倒れていった。なおも前へ進む。倒れても進む。それが菅原軍だった。
「第二陣」「第三陣」「第四陣」
凛桜の命令が飛ぶ。戦場は地獄になった。夕暮れに菅原軍は総崩れとなる。
咲月自身も傷を負っていた。膝をつきながら笑う。
「さすがだなあ……」
凛桜は遠くから頭を下げた。
だが、戦いは終わらない。
朝廷軍本陣。そこには井上和天皇がいた。金色の旗。紫の御帳。天下の象徴。それを見た時だった。
幕府軍の猛将が前へ出る。中西アルノ。豪胆。無双。そして誰よりも喧嘩好き。
「面白そうじゃん」
そう言って馬に飛び乗る。
次の瞬間、単騎で突撃した。敵兵が吹き飛ぶ。
アルノはまっすぐ井上本陣へ向かった。あと少し。あと少しで天幕に届く。その時だった。幕府軍後方から旗が翻る。黒旗だった。
森平麗心隊。誰もが目を疑った。味方のはずの軍勢が進路を変える。そして、井上本陣の前へ展開した。
離反だった。副将たちが叫ぶ。
「裏切りです!」「森平隊が敵につきました!」「追撃を!」「討ち取れ!」
しかし、総大将・矢田萌華は動かなかった。馬上から静かに森平の旗を見ていた。そして小さく笑った。
「そう」「麗心」
副将が叫ぶ。
「何故です!」「何故止めないのですか!」
萌華は目を閉じた。そして遠い昔を思い出す。まだ幕府ができる前。森平が苦境にあった時代。手を差し伸べたのは井上和だった。食を与えた。居場所を与えた。その恩を森平は今返そうとしている。ただそれだけだった。
萌華は軍配を下ろした。
「捨て置け」
静かな声だった。
萌華は続ける。
「ここで麗心の借りを返させておきましょう」
戦場が静まる。
「恩を返さぬ者は信用できない」
「恩を返した者は、また戻って来られる」
誰も反論できなかった。
その頃、森平は井上本陣の前に立っていた。井上和が見つめる。森平は頭を下げた。
「陛下」
「今日で借りは返します」
井上は何も言わない。ただ微笑んだ。
麗心はそう言うと馬を返し、自軍を率いて本陣の前へ進み出る。その時だった。設楽ヶ原の彼方から地鳴りのような音が聞こえ始めた。
「幕府軍だ!」
見渡す限りの紫紺の旗。
矢田萌華軍。長嶋凛桜軍。中西アルノ軍。池田瑛紗軍。岡本姫奈軍。白石以来の精鋭たち。十万。二十万。いや、それ以上。
朝廷軍の残兵は恐怖した。
「終わった……」「もう駄目だ……」「逃げろ!」しかし逃げる先はない。本陣の背後には一本の橋。長坂橋。
京へ続く最後の退路だった。井上和はその橋を見た。そして森平を見た。何かを言おうとした。だが森平は首を振った。
「言わないでください。私はもう決めています」
そう言うと馬を進める。橋の中央へ。たった一人で。
森平麗心は橋の中央で馬を止めた。背後には井上和。前方には押し寄せる幕府軍。その先頭にいたのは中西アルノだった。槍を振り回しながら大笑いしている。
「どけぇぇぇ!面白くなってきたじゃん!」
その声だけで敵兵が震える。だが、森平は動かなかった。ゆっくりと背中の武器を抜く。
長鉾。その名は――雷矛。柄は黒鉄。穂先は稲妻のように湾曲していた。森平はそれを高く掲げる。
そして、麗心は叫んだ。
「誰か!私と勝負する者はいますか!!」
声が戦場全体に響いた。鳥が飛び立つ。馬が後ずさる。
中西アルノですら馬を止めた。
「は?」
命を捨てると決めた人間だけが持つ威圧感だった。麗心はさらに雷矛を振り上げる。
「私は森平麗心!井上和陛下より一飯を賜った者!その恩を返すまでは一歩も退かぬ!」
その姿を見た幕府軍の兵たちは思わず足を止めた。
長嶋凛桜も遠くから見ていた。軍師として。戦術家として。橋は狭い。ここで無理に突撃すれば被害が出る。だがそれ以上に。森平の覚悟が兵たちを止めていた。
その時、萌華が馬を進めた。全軍が道を開く。総大将が現れた。萌華は橋の上の森平を見た。そして少しだけ笑った。懐かしそうに。誇らしそうに。
「強くなったね」
静かな声だった。森平も笑う。
「誰のせいだと思ってるのかな」
「萌華のせいだよ」
風が吹いた。
二人はしばらく何も言わなかった。かつて同じ旗の下で戦った仲間だった。やがて萌華は軍配を下ろした。「全軍停止」
そして橋の向こうへ視線を向けた。京へ落ちていく井上和の一行。もう追いつけない。
そして麗心へ向かって言った。
「うるみん、今日で終わり?」
麗心は雷矛を肩に担ぐ。
「今日で終わり。これで借りは返しました」
萌華は満足そうに頷いた。
「なら、また帰って来てよ」
麗心は何も答えなかった。
ただ頭を下げた。それだけだった。
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