【子宮頸がんを防ぐHPVワクチン】コスタリカのデータ「1回接種後16年まで抗体が安定」、ケニアのデータ「36か月後に98%の有効性」・・・カナダ研究「2032年から2040年の間にカナダで子宮頸がんを撲滅できる」

【子宮頸がんを防ぐHPVワクチン】コスタリカのデータ「1回接種後16年まで抗体が安定」、ケニアのデータ「36か月後に98%の有効性」・・・カナダ研究「2032年から2040年の間にカナダで子宮頸がんを撲滅できる」アーカイブ

最終更新 2024/10/08 11:20

影のたけし軍団 ★

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カナダのワクチン接種プログラムは、性別を問わないヒトパピローマウイルス（HPV）ワクチンの1回接種アプローチに切り替えて子宮頸がんを撲滅できる可能性があることが、CMAJ（カナダ医師会雑誌)https://www.cmaj.ca/lookup/doi/10.1503/cmaj.240787の新しいモデル化によって示唆されています。

「私たちの研究結果は、カナダ、そしてHPVワクチンの1回接種に切り替えるかどうかを検討している他の同様の高所得国にとって重要な政策的意味合いを持つ」と、ケベック州ラヴァル大学の教授であり、ケベック大学ラヴァル校研究センターの感染症の数理モデルおよび医療経済学研究室の所長であるマーク・ブリッソン博士は書いている。

世界各国は、臨床試験の証拠に基づいて世界保健機関の予防接種に関する戦略諮問グループが2022年に勧告したことを受けて、HPVワクチン接種のアプローチを2回接種から1回接種に移行するかどうかを検討している。

ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんやその他の疾患を引き起こす可能性がある。

オンタリオ州とケベック州の研究者らは、カナダ国立予防接種諮問委員会とケベック州予防接種委員会の勧告を反映させるために、
1回接種と2回接種のアプローチに基づくさまざまなシナリオをモデル化しました。

研究グループは、性活動がピークとなる年齢でワクチンによる予防効果が高い場合、性別を問わない1回接種のワクチン接種で2回接種と同数の子宮頸がんを予防できることを発見した。

「最も悲観的なシナリオも含め、1回接種のワクチン接種シナリオはすべて、2回接種のワクチン接種よりもワクチン接種量をかなり効率的に使用すると予測された。また、これらのシナリオはすべて、2032年から2040年の間にカナダで子宮頸がんを撲滅することにつながると予測された」と著者らは書いている。

このアプローチはワクチンの投与量をより効率的に使用し、カナダにおける子宮頸がんの撲滅に役立つと予測されています。

https://www.news-medical.net/news/20241007/One-dose-HPV-vaccination-could-eliminate-cervical-cancer-in-Canada.aspx

カナダにおけるヒトパピローマウイルスに対する性別に関係のない定期予防接種の2回接種から1回接種への切り替え：数学的モデリング分析
https://www.cmaj.ca/content/196/33/E1136

コスタリカHPVワクチン試験（CVT）の更新データでは、1回接種後16年まで抗体が安定していることが示され、ケニアの単回接種HPVワクチンの有効性に関するランダム化比較試験（KEN SHE RCT）では、36か月後に1回接種で98%の有効性が示されました。

2024/10/08 06:01:52