【コロラド州の養鶏場で鳥インフルエンザ感染が5件報告】米国の今年の感染者数の2倍に

【コロラド州の養鶏場で鳥インフルエンザ感染が5件報告】米国の今年の感染者数の2倍にアーカイブ

最終更新 2024/07/18 10:34

影のたけし軍団 ★

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コロラド州公衆衛生局は7月14日、コロラド州北東部の養鶏場で働く5人が鳥インフルエンザの検査で陽性反応を示したと発表した。これで米国内で判明している感染者数は9人となった。

5人は、農場で鳥インフルエンザが発生したため、殺処分する任務を負っていた鶏から感染した可能性が高い。

2022年初頭に米国の養鶏場で発生した高病原性の鳥インフルエンザに、9,900万羽以上の鶏と七面鳥が感染した。それ以来、連邦政府は感染拡大を防ぐために感染した鶏や卵を処分した養鶏農家に10億ドル以上の補償金を支払ってきた。

H5N1型鳥インフルエンザウイルスは、世界中の養鶏場で30年近くにわたって蔓延している。鳥を介して感染した人は推定900人、その約半数がこの病気で死亡した。

今年、ウイルスは米国で前例のないほど乳牛に移行した。これは、ウイルスが人間の細胞に似た牛の細胞内で複製するように適応したことを意味するため、より大きな脅威となる。

米国で今年鳥インフルエンザと診断された他の4人は、感染が発生した酪農場で働いていた。

科学者たちは、このウイルスが変異して季節性インフルエンザのように人から人へと感染し、パンデミックを引き起こす可能性があると警告している。今のところその兆候はない。

今年これまでに報告された9件の症例はすべて軽度で、目のかゆみ、鼻水、その他の呼吸器症状などである。しかし、一般的にインフルエンザの症状は人によって異なり、入院が必要となるのはごく少数であるため、この病気について確かなことを言うにはまだ数が少なすぎる。

家禽や牛からウイルスに感染した人の数は 9 人よりも多い可能性がある。疾病予防管理センターは過去 4 か月間に約 60 人しか検査しておらず、通常は病気を検出する強力な診断研究所は依然として検査を禁止されている。農場労働者と動物の検査は、H5N1 型鳥インフルエンザウイルスを検出し、研究し、農場で定着する前に阻止するために必要である。

研究者らは、今後の感染を防ぐために、CDC やその他の連邦政府機関にもっと積極的な対応を求めている。

農場で家畜や家禽に日常的に接触する多くの人々は、いまだに防護具や病気に関する教育を受けていない。また、彼らはまだ鳥インフルエンザのワクチン接種の許可も得ていない。

KFFヘルスニュースが最近インタビューした10人近くのウイルス学および感染症の専門家は、鳥インフルエンザの感染と入院を防ぐのに役立つ可能性があるワクチン接種に反対するCDCの決定に反対している。

「酪農や養鶏の労働者がこのウイルスに感染する可能性をなくすために、私たちはできる限りのことをすべきだ」と、カナダのサスカチュワン大学のウイルス学者アンジェラ・ラスムセン氏は言う。

「このウイルスが牛や鶏から人間に感染する機会が十分に与えられれば、最終的には感染力が強くなるだろう」

感染例が見逃されているかどうかを調べるため、ミシガン州の研究者らは酪農場の労働者の血液サンプルをCDCに送った。鳥インフルエンザの抗体が検出されれば、これまで考えられていたよりも牛から人間が感染しやすい可能性がある。

「人々は報告しづらい症状があったかもしれないし、症状が軽すぎて言うほどではないと考えたかもしれない」とミシガン州の最高医療責任者ナターシャ・バグダサリアン氏は述べた。

潜在的なパンデミックを阻止することを期待して、米国、英国、オランダ、その他約12カ国は、ワクチン会社CSLセキラス社が製造した鳥インフルエンザワクチンを数百万回分備蓄している。

セキラス社の最新製剤は昨年、欧州のFDAに相当する機関から承認され、以前のバージョンもFDAの承認を得ている。

フィンランドは6月、ミンクとキツネの農場が昨年鳥インフルエンザに見舞われたことを受けて、予防措置として毛皮農場で働く人々にワクチンを提供することを決定した。

https://www.news-medical.net/news/20240715/5-cases-of-bird-flu-reported-in-Colorado-poultry-workers-doubling-this-yeare28099s-US-tally.aspx

2024/07/16 08:31:07

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