【ロンドン医学研究所】血液タンパク質の変化が、新型コロナウイルス感染後遺症 (ロングコロナ)の原因である可能性が高い

【ロンドン医学研究所】血液タンパク質の変化が、新型コロナウイルス感染後遺症 (ロングコロナ)の原因である可能性が高いアーカイブ

最終更新 2024/01/31 12:21

影のたけし軍団 ★

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新しい研究により、私たちの体自身の免疫防御によって引き起こされる血液タンパク質の変化が、新型コロナウイルス感染症の長期化の原因である可能性が高いことが明らかになりました。

一流の医療専門家は、衰弱性の疾患を持つ人々を特定するための簡単な血液検査を開発できるようになったと述べています。

最初に報告されてからほぼ 4 年が経ち、長期にわたる Covid の可能性のある原因が特定されました。衰弱状態の原因を正確に特定できれば、新たな治療法につながる可能性がある。

ロングコロナは、慢性疲労、息切れ、「ブレインフォグ」、不安、ストレスを引き起こし、私たちの日常生活に大きな影響を与える、人生を変えるような症状です。

約190万人の英国人が新型コロナウイルスに罹患しており、新型コロナウイルス感染症に感染した人の約20人に1人が長期にわたる新型コロナウイルス感染症を発症する。

気になることに、長期にわたる新型コロナウイルス感染症患者の41%が、少なくとも2年間続く深刻な健康上の問題を報告しています。

現在、診断検査はなく、影響を受けた患者に対する治療法もほとんどありません。

アビナシュ・ハリ・ナラヤナン博士 (MBChB)、ロンドン医学研究所臨床主任 (LML)
免疫機能不全が新型コロナウイルスの長期化を裏付けるという仮説が長年立てられてきたが、今回の研究で、その原因が「補体系」の活性化の増加によるものであることが判明した。補体系は体の免疫防御の主要部分であり、通常、感染症を除去し、損傷した細胞を浄化するのに役立ちます。皮肉なことに、長期にわたる新型コロナウイルス感染症のケースでは、それが問題を引き起こしている。」

「先週サイエンス誌に掲載された新しい報告書では、新型コロナウイルスの症状を長期間経験している患者は血清タンパク質に変化を示していることが判明した。これらの変化は、補体系が異常に活性化し、血液凝固を変化させ、組織損傷を引き起こしていることを示していました。医療専門家はこれを「血栓炎症」と呼んでいます。

「血小板の細胞レベルでの変化と合わせて、これらの結果は、長期にわたる新型コロナウイルス感染症の診断のための新しいバイオマーカーの可能性を示しており、将来の治療法の研究に情報を提供するでしょう。」

「最初の新型コロナウイルス患者が衰弱性の持続的な症状を報告し始めてから何か月もの間、新型コロナウイルスは一部の雇用主や医療専門家からも懐疑的な目で見られていた。

「英国、スイス、米国、スウェーデンの科学者による先駆的な研究の結果、この症状の原因が潜在的に認識された。

チームは、最初に急性新型コロナウイルス感染症が確認されてから最長1年間、健康な対照者39人と新型コロナウイルス感染症患者113人を追跡調査した。 6か月の時点で、40人の患者が長期間にわたる新型コロナウイルスの症状を発症した。

「彼らは、血液凝固や炎症に関与するタンパク質の不均衡など、新型コロナウイルス感染症に長く罹患していない人と比べて、血液中にいくつかの違いがあることを発見した。これは補体系の活性化の増加と関連していました。

「新型コロナウイルスの症状が6か月以上続く人々は、完全に回復した参加者または健康な参加者と比較して、補体系に関与する一部のタンパク質のレベルが低下し、他のタンパク質のレベルが上昇していました。」

興味深いことに、当初は新型コロナウイルス感染症に長期間罹患していたが、症状が6か月以内に終息した患者は、補体系が正常に戻っていることがわかった。

「この研究は、この状態を簡単に診断するための基礎を提供することに加えて、臨床研究者が長期にわたる新型コロナウイルス感染症に苦しむ患者の補体系を調節および調節する方法を見つけるのに役立ち、潜在的にこの状態を理解して管理する機会を提供することになる。」

https://www.news-medical.net/news/20240130/New-research-identifies-immune-system-activity-as-likely-cause-of-long-Covid.aspx

活動性ロングコロナウイルスにおける血栓炎症の兆候を伴う持続的な補体調節不全
https://www.science.org/doi/10.1126/science.adg7942

2024/01/31 09:46:48