このスレッドはアーカイブ化された過去ログです。

人間「熊だー!ぎゃああああ!!!!」熊「ちゃんと食べるから成仏してくれ…」アーカイブ

1.
ユーザー
oB4Hs
これが真実
2
すべて
|
最新の50件
2.
ユーザー
iao7x
 かたはらの小篠の中からガサガサと足音をさして、黒い影の動物が、自分の静坐する、一尺ほど前までやつてきた。夜眼には、確にそれと分りかねるが、非常に大きな熊のやうであつた。

 この山の主は巨大な熊であるといふことを、常に古老から聞かされてをつた。そして夜中に人を見つけたが最後、その巨熊が八裂きにして、松の枝に懸けてゆくといふことを聞いてゐた。自分は今夜こそこの巨熊に引裂かれて死ぬのかも知れないと、その瞬間に心臓の血を躍らした。

 ままよ何事も惟神に一任するに如かず……と、心を臍下丹田に落着けた。サアさうなると恐ろしいと思つた巨熊の姿が大変な力となり、その呻声が恋しく懐しくなつた。世界一切の生物に、仁慈の神の生魂が宿りたまふといふことが、適切に感じられたのである。

 かかる猛獣でさへも寂しいときには力になるものを、況んや万物の霊長たる人においてをやだ。アゝ世界の人々を悪んだり、怒らしたり、侮つたり、苦しめたり、人を何とも思はず、日々を暮してきた自分は、何とした勿体ない罰当りであつたのか、たとへ仇敵悪人といへども、皆神様の霊が宿つてゐる。人は神である。否人ばかりではない、一切の動物も植物も、皆われわれのためには、必要な力であり、頼みの杖であり、神の断片である。』

(霊界物語 第1巻 第1篇 幽界の探険 第3章 現界の苦行/出口王仁三郎から引用)
このスレッドはアーカイブ化された過去ログです。