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二人の距離が急接近して、ブギーは静かに竹田くんを見上げていて、でも竹田くんは結局何も出来ずにブギーから手を離す
「ごめん」竹田くんが一歩下がるとすかさずブギーが一歩進んで距離を詰めてくる
「どうして謝るんだい。君は今勇気を出したじゃないか」「ちょっと驚いたけど、嬉しかったよ」
ブギーは竹田くんの頬に手を添える。アーモンド型の瞳で、何を考えているのかわからない奇妙な表情で見つめる
竹田くんは動けない。何か言うべきなのに何も言えない
ブギーが竹田くんから離れて屋上から立ち去ったあと竹田くんは大きく息を吐く。呼吸が止まっていた
「明日謝ろう…」
みたいなね