法介の『覚りの理論』その2アーカイブ最終更新 2024/09/10 05:021.法介◆T3azX0Hk1UJhIatわたくし法介が、天台智顗が解き明かした覚りの理論(一念三千の法門)を、法介らしく語っていくスレです。自由奔放に、のびのびと Tlak を楽しまれて下さい。法介の『覚りの理論』その1https://talk.jp/boards/psy/17256619322024/09/08 10:01:531000すべて|最新の50件953.法介◆T3azX0Hk1UN86hz具体的に言いますと、阿頼耶識にこの三身の如来は既に記録されております。2024/09/10 02:39:35954.法介◆T3azX0Hk1UN86hzお釈迦さまは、民衆を救いたいという仏の慈悲の心(末那識)でその阿頼耶識の応身の如来を拾い上げました。2024/09/10 02:41:41955.法介◆T3azX0Hk1UN86hzそれが報身仏のお釈迦さまです。報身は肉体を持っておりません。肉体がないのでどのようにでもその姿を変えて顕れます。ある時は『般若経典』を説く観音様だったり、2024/09/10 02:43:58956.法介◆T3azX0Hk1UN86hzまた、ある時は『大日経』を説く大日法身(毘盧遮那仏)だったりまたある時は『阿彌陀経』を説く阿弥陀仏だったりと。2024/09/10 02:46:58957.法介◆T3azX0Hk1UN86hzその報身の釈迦は、末那識が現行した姿で、その〝末那識の現行〟を因として十二因縁で実在の世界に生まれ出たのがインドに生まれた応身のお釈迦さまです。2024/09/10 02:50:03958.法介◆T3azX0Hk1UN86hz色即是空で「法身の如来」が報身の釈迦となり(末那識の現行)空即是色で「報身の仏」が応身の釈迦となって、インドに「応身の釈迦」として人間の認識に応じた姿を顕しました。2024/09/10 02:55:06959.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこれが仏の三身です。(応身仏・報身仏・法身仏)2024/09/10 02:56:03960.法介◆T3azX0Hk1UN86hz<仏の空・仮・中> 応身仏 報身仏 法身仏2024/09/10 02:58:18961.法介◆T3azX0Hk1UN86hz>>960 の仏の三身は、次のような内容で示されております。<仏の空・仮・中> 応身仏=インドで法を説く釈迦 報身仏=色界で説法する観音様や阿弥陀仏、大日法身 法身仏=法華経虚空絵のお釈迦さま2024/09/10 03:01:11962.法介◆T3azX0Hk1UN86hz『法華経』の本門の虚空絵で、多宝如来が顕れて釈迦・多宝の二仏並座が描かれておりますが、これは >>961 の法身仏の「而ニ不二」の姿を説き顕しております。2024/09/10 03:06:11963.法介◆T3azX0Hk1UN86hz法介論法の構図 >>942 の①阿頼耶識に、どのようにこの「如来の三身」が記録されているのかを次に詳しくお話してまいります。2024/09/10 03:11:29964.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこの「如来の三身」をお釈迦さまは『法華経』迹門の方便品の中で、「十如是」として説かれております。※ 【迹門】法華経28品の前半14品を迹門、後半14品を本門と言う。2024/09/10 03:38:56965.法介◆T3azX0Hk1UN86hz天台宗および日蓮宗では法華経読誦において方便品のこの「十如是」を三回繰り返して読みます。2024/09/10 03:40:38966.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこれは天台智顗が『法華玄義』という『法華経』の解釈論書の中で示された読み方で、初回読みでまず「真如の相」を読み顕します。---(如是相)2024/09/10 03:49:42967.法介◆T3azX0Hk1UN86hz次に「真如の性」を読み顕します。--- (如是性)最後に、「真如の体」を読み顕します。--- (如是体)2024/09/10 03:50:57968.法介◆T3azX0Hk1UN86hz日蓮大聖人は、『十如是事』で次のように言われております。初めに如是相とは我が身の色形に顕れたる相を云うなり。是を応身如来とも又は解脱とも又は仮諦とも云うなり。次に如是性とは我が心性を云うなり。是を報身如来とも又は般若とも又は空諦とも云うなり。三に如是体とは我が此の身体なり是を法身如来とも又は中道とも法性とも寂滅とも云うなり。されば此の三如是を三身如来とは云うなり。此の三如是が三身如来にておはしましけるを、よそに思ひへだてつるがはや我が身の上にてありけるなり。かく知りぬるを法華経をさとれる人とは申すなり。2024/09/10 03:59:46969.法介◆T3azX0Hk1UN86hz十如是とは、如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如是縁、如是果、如是報、 如是本末究竟等、の十の如是からなります。2024/09/10 04:01:36970.法介◆T3azX0Hk1UN86hz如是とは、〝かくのごとく〟といった意味です。2024/09/10 04:03:27971.法介◆T3azX0Hk1UN86hz真如の世界観を十の〝ごとし〟で言い顕しているのです。2024/09/10 04:04:40972.法介◆T3azX0Hk1UN86hz『法華経』迹門では、この「十如是」の内容が「三周の説法」として具体的に説き示されております。2024/09/10 04:06:17973.法介◆T3azX0Hk1UN86hz仏の覚りを得るということは、仏が示された修行を積んで修行の〝因〟を善業として阿頼耶識に刻み、その修行の報いとして覚りの〝果〟を得ます。2024/09/10 04:11:56974.法介◆T3azX0Hk1UN86hz仏道修行者が、仏の覚りを修得するまでの全ての修行のことを万行といいます。菩薩の「五十二位」の悟りや、菩薩が行ずる六つの修行過程「六即」の行位がこれにあたります。2024/09/10 04:12:55975.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこれらを「因位の万行」といいます。そしてその修行の因の報いとして受ける仏に備わる全ての功徳相を「果位の万徳」といいます。2024/09/10 04:14:02976.法介◆T3azX0Hk1UN86hz日蓮大聖人は、『観心本尊抄』で次のような事を言われております。「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す 我等此の五字を受持すれば自然(じねん)に彼の因果の功徳を譲り与え給う」2024/09/10 04:15:04977.法介◆T3azX0Hk1UN86hzここで仰せの「因行果徳の二法」とは、今説明しました「因位の万行」と「果位の万徳」のことを言います。2024/09/10 04:15:46978.法介◆T3azX0Hk1UN86hz歴劫修行が根幹となっている釈迦仏法では、三祇百大劫という気が遠くなる程遥かに長い年月の間に転生し、修行を行わなければ成仏には至りません。2024/09/10 04:17:23979.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこんな感じです。https://hokekyou.up-jp.com/wp-content/uploads/2021/06/image017.gif2024/09/10 04:18:32980.法介◆T3azX0Hk1UN86hz仏に成る〝因〟を積んで、その〝果〟として成仏という果報を得るといった因と果に長い時間差が生じる「因果異時」の成仏観です。2024/09/10 04:22:15981.法介◆T3azX0Hk1UN86hz因と果に隔たりがあるため、ここでの空・仮・中は隔たった隔歴(きゃくりゃく)の三観(三種三観)となります。2024/09/10 04:27:39982.法介◆T3azX0Hk1UN86hz<凡夫の空・仮・中> 客観 --- 仮観 主観 --- 空観 実体 --- 中観2024/09/10 04:27:55983.法介◆T3azX0Hk1UN86hz<仏の空・仮・中> 色即是空 --- 仮諦 空即是色 --- 空諦 色即是空 空即是色 --- 中諦2024/09/10 04:28:08984.法介◆T3azX0Hk1UN86hz<真如の空・仮・中> 応身如来 報身如来 法身如来2024/09/10 04:28:24985.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこの三種三観を「別相三観」と言います。2024/09/10 04:29:02986.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこの「別相三観」は、仏教の世界観である欲界・色界・無色界の〝三界〟を意味します。>>982 =欲界>>983 =色界>>984 =無色界2024/09/10 04:31:39987.法介◆T3azX0Hk1UN86hzこの『法華経』迹門の十如是の〝因果異時〟の成仏観に対し、『法華経』本門では〝因果倶時〟(いんがぐじ)の成仏観が「円融三観」として説き明かされます。2024/09/10 04:36:16988.法介◆T3azX0Hk1UN86hz妙法(南無妙法蓮華経)を唱うる凡夫の一念に、「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す」とありますように三世十方の諸仏のあらゆる「因位の修行」も「果位の万徳」も妙法蓮華経の五字に同時に因果具時で具わります。2024/09/10 04:38:43989.法介◆T3azX0Hk1UN86hzでは、どのような〝因〟と〝果〟がこの妙法蓮華経の五字に備わっているのかそれを説いているのが「三周の説法」です。2024/09/10 04:39:52990.法介◆T3azX0Hk1UN86hz「三周の説法」は、声聞・縁覚・菩薩の三乗に対しそれぞれに説き聞かせた三種の説法です。2024/09/10 04:43:29991.法介◆T3azX0Hk1UN86hzいわゆる、「三乗の智恵」と言われるものです。2024/09/10 04:44:20992.法介◆T3azX0Hk1UN86hz「法説周」が上根の菩薩に対して説かれ、「譬喩周」が中根の縁覚に対して説かれ、「因縁説周」が下根の声聞に対して説かれます。2024/09/10 04:49:57993.法介◆T3azX0Hk1UN86hzここでの三乗は皆、お釈迦さまの直弟子達で境涯は皆、声聞です。2024/09/10 04:50:54994.法介◆T3azX0Hk1UN86hz声聞の境涯に更に声聞・縁覚・菩薩の三乗が具足している事が示され、十界互具がまず示されます。2024/09/10 04:52:49995.法介◆T3azX0Hk1UN86hz十界互具とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏の各々に更に十界が具足するといった法理です。2024/09/10 04:55:04996.法介◆T3azX0Hk1UN86hz「三周の説法」は、まず最初に上根の菩薩(利根の声聞)である、舎利弗に対して「法説周」の説法がなされます。2024/09/10 04:58:52997.法介◆T3azX0Hk1UN86hz法説周では法(法門)がそのままダイレクトに説かれます。2024/09/10 05:00:13998.法介◆T3azX0Hk1UN86hzまず真如の実相が「一大事の因縁」として方便品第二で説かれます。2024/09/10 05:02:09999.法介◆T3azX0Hk1UN86hz所以者何。諸仏世尊。唯以一大事因縁故。出現於世。舎利弗。云何名諸仏世尊。唯以一大事因縁故。出現於世。2024/09/10 05:02:321000.法介◆T3azX0Hk1UN86hz所以は何ん、諸仏世尊は、唯一大事の因縁を以ての故に世に出現したもう。舎利弗、云何なるをか、諸仏世尊は唯一大事の因縁を以ての故に世に出現したもうと名くる。2024/09/10 05:02:481001.Talk ★???このスレッドはコメントが1000件を超えました。新しいスレッドを立ててください。2024/09/10 05:02:481002.Talk ★???【プレミアムサービス無料期間延長!】プレミアムの無料期間を2025/3/31まで延長することになりました。広告除去や規制緩和など、ヘビーユーザーにとって欠かせない機能を無料でお楽しみいただけます。是非この機会にプレミアムサービスをお試しください!▼プレミアムサービスはこちらからhttps://talk.jp/premium2024/09/10 05:02:48
自由奔放に、のびのびと Tlak を楽しまれて下さい。
法介の『覚りの理論』その1
https://talk.jp/boards/psy/1725661932
阿頼耶識にこの三身の如来は既に記録されております。
その阿頼耶識の応身の如来を拾い上げました。
報身は肉体を持っておりません。
肉体がないのでどのようにでもその姿を変えて顕れます。
ある時は『般若経典』を説く観音様だったり、
またある時は『阿彌陀経』を説く阿弥陀仏だったりと。
その〝末那識の現行〟を因として十二因縁で実在の世界に生まれ出たのが
インドに生まれた応身のお釈迦さまです。
空即是色で「報身の仏」が応身の釈迦となって、
インドに「応身の釈迦」として人間の認識に応じた姿を顕しました。
応身仏
報身仏
法身仏
<仏の空・仮・中>
応身仏=インドで法を説く釈迦
報身仏=色界で説法する観音様や阿弥陀仏、大日法身
法身仏=法華経虚空絵のお釈迦さま
どのようにこの「如来の三身」が記録されているのかを
次に詳しくお話してまいります。
「十如是」として説かれております。
※ 【迹門】法華経28品の前半14品を迹門、後半14品を本門と言う。
最後に、
「真如の体」を読み顕します。--- (如是体)
初めに如是相とは我が身の色形に顕れたる相を云うなり。是を応身如来とも又は解脱とも又は仮諦とも云うなり。次に如是性とは我が心性を云うなり。是を報身如来とも又は般若とも又は空諦とも云うなり。三に如是体とは我が此の身体なり是を法身如来とも又は中道とも法性とも寂滅とも云うなり。されば此の三如是を三身如来とは云うなり。此の三如是が三身如来にておはしましけるを、よそに思ひへだてつるがはや我が身の上にてありけるなり。かく知りぬるを法華経をさとれる人とは申すなり。
如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如是縁、如是果、如是報、 如是本末究竟等、の十の如是からなります。
仏が示された修行を積んで修行の〝因〟を善業として阿頼耶識に刻み、
その修行の報いとして覚りの〝果〟を得ます。
菩薩の「五十二位」の悟りや、
菩薩が行ずる六つの修行過程「六即」の行位がこれにあたります。
そしてその修行の因の報いとして受ける
仏に備わる全ての功徳相を「果位の万徳」といいます。
「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す 我等此の五字を受持すれば自然(じねん)に彼の因果の功徳を譲り与え給う」
今説明しました「因位の万行」と
「果位の万徳」のことを言います。
三祇百大劫という気が遠くなる程遥かに長い年月の間に転生し、
修行を行わなければ成仏には至りません。
https://hokekyou.up-jp.com/wp-content/uploads/2021/06/image017.gif
その〝果〟として成仏という果報を得るといった
因と果に長い時間差が生じる「因果異時」の成仏観です。
ここでの空・仮・中は
隔たった隔歴(きゃくりゃく)の三観(三種三観)となります。
客観 --- 仮観
主観 --- 空観
実体 --- 中観
色即是空 --- 仮諦
空即是色 --- 空諦
色即是空 空即是色 --- 中諦
応身如来
報身如来
法身如来
>>982 =欲界
>>983 =色界
>>984 =無色界
『法華経』本門では〝因果倶時〟(いんがぐじ)の成仏観が
「円融三観」として説き明かされます。
「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す」
とありますように三世十方の諸仏のあらゆる「因位の修行」も「果位の万徳」も妙法蓮華経の五字に同時に因果具時で具わります。
この妙法蓮華経の五字に備わっているのか
それを説いているのが「三周の説法」です。
声聞・縁覚・菩薩の三乗に対し
それぞれに説き聞かせた三種の説法です。
「譬喩周」が中根の縁覚に対して説かれ、
「因縁説周」が下根の声聞に対して説かれます。
境涯は皆、声聞です。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏の
各々に更に十界が具足するといった法理です。
上根の菩薩(利根の声聞)である、
舎利弗に対して「法説周」の説法がなされます。
云何名諸仏世尊。唯以一大事因縁故。出現於世。
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