「不当判決」を受け入れて死刑…あの哲学者がかました「史上最大のボケ」が意味する「衝撃の真実」アーカイブ最終更新 2025/03/25 17:291.朝一から閉店までφ ★???2025.03.22住吉 雅美クローン人間はNG? 私の命、売れますか? あなたは飼い犬より自由?価値観が移り変わる激動の時代だからこそ、いま、私たちの「当たり前」を根本から問い直すことが求められています。法哲学者・住吉雅美さんが、常識を揺さぶる「答えのない問い」について、ユーモアを交えながら考えます。※本記事は住吉雅美『あぶない法哲学』(講談社現代新書)から抜粋・編集したものです。不当判決に従ったソクラテス古代ギリシアの哲学者・ソクラテス(前469?─前399)のすごいところは、何といっても自分の命を犠牲にしてまでおのれの哲学を世に知らしめたことだ。彼は執筆しなかったが、自分の言動と生き方・死に方でその哲学を後世にくっきりと残した(弟子のプラトンがソクラテスの行状を記している)。もともとは良家の生まれだったが、裸足で歩き回り、無収入で、妻に水をぶっかけられながらもいろいろ考えていた。ある日、デルフォイの神託所で「ソクラテス以上に知恵のある者はいない」との神託を受けたと友人から聞き、本当かどうか確かめるためにアテナイ(当時のギリシアで最も有力だった都市国家)中のありとあらゆる知識人を尋ね歩き、質問攻めにした。たとえば「勇気」とは何か、「美」とは何か、といったことを卑近なたとえから知識人に問う。はじめは知識人は「何をわかりきったことを」とばかりに余裕で答えるのだが、ソクラテスはその答えに不明な点や曖昧な点、矛盾点などを発見してさらに食い下がる。知識人も懸命に答えていくのだが、ソクラテスの執拗な追究に答えきれず、しまいには問いについて真にわかっていなかったことを思い知らされる。こうしてソクラテスは、世の知識人の知は上っ面だけのもので彼らは何もわかっていない、それに引き替え自分ははじめから無知を自覚しているのでより真理に近い、なるほど神託の言うとおりだったと確信した。以後彼は、人々を無知の自覚へと誘うべく、あれこれ尋ね歩く活動に人生を費やすようになった。それにしても、突然質問されて皆の前で恥をかかされる人々からしたら、正直、嫌な奴である。ぶち切れてソクラテスを蹴ったり殴ったりする者もいたし、「アテナイの蠅」と呼ばれたりもした。しかし、ソクラテスは人々に恥をかかせることを目的としていたのではなく、自分の主張することの根拠は確実かどうか常に気にしなさい、また自分の心の限界を知りなさい、そして魂を善い状態に保つ道徳的価値を求め、実行しなさい、というメッセージを伝えたかったのである。とはいえ、そんな真意を理解できる者は、ソクラテスのシンパ以外にはほとんどいない。ということで、次第に彼はアテナイの有力者たちから恨みをかうようになり、挙句の果てには為政者や保守主義者たちからポリス神への不敬の罪、青年たちを堕落させた罪など言いがかりのような容疑をかけられて告訴されてしまった。そして、市民からくじ引きで選ばれた数千人の陪審員を伴った裁判にかけられ、死刑という判決を受けたのである。「そこまでやるか?」のソクラテス不当判決であることは明白なのだから、通常なら従わない、あるいは刑執行の前に脱走するという選択を考えるだろう。実際、ソクラテスの友人は脱走を勧めた。しかし、ソクラテスは次のように言った。私の生命も能力も知識も、すべてこの祖国と法のおかげである、祖国は市民にとって親も同然である、そして現にこの祖国に留まっていることは、ここの法への服従を約束していることに他ならない、だから祖国の法や秩序を守るためには、一私人の意思を捨てて、祖国の裁きに服さねばならないのだ、と(「クリトン」)。不正な仕打ちに不正をもって報いるのは正義に反するとして、刑執行を甘んじて受ける意思を示したのである。そして、彼は毒人参の杯をあおって刑死した。哲学者にはたしかに変人が多い、としても、「そこまでやるか?」って感じである。じつはソクラテスを告訴した政治家も、本気で死刑にする気ではなかったという。ソクラテスの問答が自らの政治に批判的な人々を増やすのではないかという懸念から、こいつを追い出すか黙らせるかしようと厳しい判決を導いたらしい。また、当時のアテナイでは死刑判決を受けた者が国外脱出するというのは当たり前だったともいわれている。だからソクラテスが死刑判決を潔く受け容れて死んだことには、彼の支持者だけではなく批判者たちまで仰天したらしい。その意味ではソクラテスは史上最強のボケをかましたといえる。でも、何で生命まで賭けて大ボケをかましたのだろうか?https://gendai.media/articles/-/149268?page=22025/03/22 16:07:0618すべて|最新の50件2.名無しさんZlGky人生全て神様のお導き2025/03/22 16:20:083.名無しさん5mmLD当たり前」を根本から問い直すことが求められています← 間違い、今は常識を取り戻せっていう時代。2025/03/22 16:46:264.名無しさんu4M12ソクラテス3世とかいないのか?じっちゃんの名にかけて!2025/03/22 16:49:225.名無しさんdEFUo不当判決は受け入れるべきやね2025/03/22 16:57:256.名無しさんnmexF>>3確かに世の中おかしくなってるもんなアタオカな話や事件が多過ぎる2025/03/22 17:07:277.名無しさんdqgHI>>3 常識は個人の偏見 常識に定義なし2025/03/22 17:22:488.名無しさん7jIyTヒポクラテスの誓い2025/03/22 17:54:129.名無しさんE1nn1凡人には一生かかってもわからないそれだけのこと2025/03/22 18:48:1310.名無しさんEnJyf談志と言う落語家が死んだのさ彼は生前から決めていた戒名になった「雲黒斎」(ウンコクサイ)死んでからも笑わせに来るってプロ根性凄えななんかの皮肉なのかも知れないね2025/03/22 19:00:2511.名無しさんwDM9eイエスは自らの命を捧げて世の罪を贖ったとさ信じたくないなら構わないけど2025/03/22 21:49:3212.名無しさん9i0Fs命を捨てて腐敗政治に己が筋を通した人間をボケか武士道の国の記事とは思えんここまで堕ちてんだな2025/03/23 01:55:1113.名無しさん8NNFCまさに真理2025/03/23 07:37:1614.名無しさんvk8GT吉田松陰もボケなんだろうな辞世の句で維新まで突っ走ったというのに2025/03/23 09:36:3815.名無しさんxbabV>>11そいつの罪状は反逆罪だろ2025/03/23 14:03:0416.名無しさんXK8od>>15総督ピラトはこの人には罪が見出せないと主張したが、民衆の暴動を恐れてやむなく処したと記録されてる2025/03/24 12:09:4117.名無しさんSyI3qアサシンクリードオデッセイのソクラテスはほんとソクラテスだったわ確かにくそうざいけど相手をここみたいに論破する事に悦を見出す感じでは一切なかった2025/03/25 11:08:1918.名無しさんbfg1yソクラテス「働いたら負けかなと思ってる」2025/03/25 17:29:51
【私をクビにしたのは橋本聖子参院議員】「橋本聖子はおかしい」「夏の選挙で改選だから必死」 『雑魚ども、道あけろ!』発言で炎上した自転車競技の大物が怒りの告発ニュース速報+20621.82025/03/27 10:03:32
2025.03.22
住吉 雅美
クローン人間はNG? 私の命、売れますか? あなたは飼い犬より自由?
価値観が移り変わる激動の時代だからこそ、いま、私たちの「当たり前」を根本から問い直すことが求められています。
法哲学者・住吉雅美さんが、常識を揺さぶる「答えのない問い」について、ユーモアを交えながら考えます。
※本記事は住吉雅美『あぶない法哲学』(講談社現代新書)から抜粋・編集したものです。
不当判決に従ったソクラテス
古代ギリシアの哲学者・ソクラテス(前469?─前399)のすごいところは、何といっても自分の命を犠牲にしてまでおのれの哲学を世に知らしめたことだ。
彼は執筆しなかったが、自分の言動と生き方・死に方でその哲学を後世にくっきりと残した(弟子のプラトンがソクラテスの行状を記している)。
もともとは良家の生まれだったが、裸足で歩き回り、無収入で、妻に水をぶっかけられながらもいろいろ考えていた。ある日、デルフォイの神託所で「ソクラテス以上に知恵のある者はいない」との神託を受けたと友人から聞き、
本当かどうか確かめるためにアテナイ(当時のギリシアで最も有力だった都市国家)中のありとあらゆる知識人を尋ね歩き、質問攻めにした。
たとえば「勇気」とは何か、「美」とは何か、といったことを卑近なたとえから知識人に問う。はじめは知識人は「何をわかりきったことを」とばかりに余裕で答えるのだが、ソクラテスはその答えに不明な点や曖昧な点、矛盾点などを発見してさらに食い下がる。
知識人も懸命に答えていくのだが、ソクラテスの執拗な追究に答えきれず、しまいには問いについて真にわかっていなかったことを思い知らされる。
こうしてソクラテスは、世の知識人の知は上っ面だけのもので彼らは何もわかっていない、それに引き替え自分ははじめから無知を自覚しているのでより真理に近い、
なるほど神託の言うとおりだったと確信した。以後彼は、人々を無知の自覚へと誘うべく、あれこれ尋ね歩く活動に人生を費やすようになった。
それにしても、突然質問されて皆の前で恥をかかされる人々からしたら、正直、嫌な奴である。ぶち切れてソクラテスを蹴ったり殴ったりする者もいたし、「アテナイの蠅」と呼ばれたりもした。
しかし、ソクラテスは人々に恥をかかせることを目的としていたのではなく、自分の主張することの根拠は確実かどうか常に気にしなさい、また自分の心の限界を知りなさい、そして魂を善い状態に保つ道徳的価値を求め、実行しなさい、というメッセージを伝えたかったのである。
とはいえ、そんな真意を理解できる者は、ソクラテスのシンパ以外にはほとんどいない。ということで、次第に彼はアテナイの有力者たちから恨みをかうようになり、挙句の果てには為政者や保守主義者たちからポリス神への不敬の罪、青年たちを堕落させた罪など言いがかりのような容疑をかけられて告訴されてしまった。
そして、市民からくじ引きで選ばれた数千人の陪審員を伴った裁判にかけられ、死刑という判決を受けたのである。
「そこまでやるか?」のソクラテス
不当判決であることは明白なのだから、通常なら従わない、あるいは刑執行の前に脱走するという選択を考えるだろう。実際、ソクラテスの友人は脱走を勧めた。しかし、ソクラテスは次のように言った。
私の生命も能力も知識も、すべてこの祖国と法のおかげである、祖国は市民にとって親も同然である、そして現にこの祖国に留まっていることは、ここの法への服従を約束していることに他ならない、だから祖国の法や秩序を守るためには、一私人の意思を捨てて、祖国の裁きに服さねばならないのだ、と(「クリトン」)。
不正な仕打ちに不正をもって報いるのは正義に反するとして、刑執行を甘んじて受ける意思を示したのである。そして、彼は毒人参の杯をあおって刑死した。
哲学者にはたしかに変人が多い、としても、「そこまでやるか?」って感じである。
じつはソクラテスを告訴した政治家も、本気で死刑にする気ではなかったという。ソクラテスの問答が自らの政治に批判的な人々を増やすのではないかという懸念から、こいつを追い出すか黙らせるかしようと厳しい判決を導いたらしい。
また、当時のアテナイでは死刑判決を受けた者が国外脱出するというのは当たり前だったともいわれている。だからソクラテスが死刑判決を潔く受け容れて死んだことには、彼の支持者だけではなく批判者たちまで仰天したらしい。
その意味ではソクラテスは史上最強のボケをかましたといえる。でも、何で生命まで賭けて大ボケをかましたのだろうか?
https://gendai.media/articles/-/149268?page=2
じっちゃんの名にかけて!
確かに世の中おかしくなってるもんな
アタオカな話や事件が多過ぎる
それだけのこと
彼は生前から決めていた戒名になった
「雲黒斎」(ウンコクサイ)
死んでからも笑わせに来るってプロ根性凄えな
なんかの皮肉なのかも知れないね
信じたくないなら構わないけど
武士道の国の記事とは思えん
ここまで堕ちてんだな
辞世の句で維新まで突っ走ったというのに
そいつの罪状は反逆罪だろ
総督ピラトはこの人には罪が見出せないと主張したが、民衆の暴動を恐れてやむなく処したと記録されてる
確かにくそうざいけど相手をここみたいに論破する事に悦を見出す感じでは一切なかった