【決戦】クルスク州でロシア軍5万人が総攻撃の構え、ウクライナ軍精鋭2万人が迎え撃つ・・・機械化部隊同士の衝突アーカイブ最終更新 2024/11/25 18:591.影のたけし軍団 ★???8月6日、ウクライナ軍の強力な軍勢がロシア西部クルスク州に侵攻し、スジャ町を中心とする一帯を占領した。この突出部は現在、650平方kmほどの広さとなっている。11月7日、ロシア軍の同じように強力な軍勢が反攻に乗り出した。突出部の北西の外れに位置するゼリョーヌイ・シュリャフ村から、幹線道路に沿って南東のスジャに下っていくことを目指しているもようだ。ロシア軍部隊は2週間あまりにわたってウクライナ軍部隊と激しい戦いを繰り広げてきたが、ほとんど前進できていない。スジャに向かう道路のゼリョーヌイ・シュリャフ付近には、何十両もの装甲車両の残骸という形でロシア軍の失敗の証拠が残されている。とはいえロシア側はあきらめるつもりなどなく、間もなくこの方面で過去最大の攻勢に出る可能性がある。ロシア軍は第76、第106両親衛空挺師団の部隊や第83独立空挺強襲旅団、再建された第155独立親衛海軍歩兵旅団、そして数千人以上の北朝鮮部隊を投入し、この方面の部隊を総勢およそ5万人規模に増強している。これらの部隊はゼリョーヌイ・シュリャフの北西方面に配置されている。クルスク州のウクライナ軍部隊を支援しているウクライナ海兵隊のドローン(無人機)操縦士、Kriegsforscher(クリークスフォルシャー)は「クルスク州のわたしのいる方面で近々、ロシア軍が大規模な進攻を始めると予想されています。愚見ですが、ロシア軍はそれに成功するのではないか」と書いている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア軍がクルスク州からウクライナ軍を排除する新たな期限を来年2月初めに設定したとも伝えられる。しかし、本当の期限はどうもドナルド・トランプ次期米大統領が就任する来年1月20日のようだ。トランプはこの戦争を終結させると宣言しているが、そのがさつな案は、戦線を現状で凍結するという強制し得ない停戦の成立にかかっている。プーチンはウクライナの領土の2割近くを手に入れられる停戦には満足しても、たとえわずかでもクルスク州の一部を手放すのは不満だろう。時間は刻々と過ぎている。Kriegsforscherは「ロシア軍の2個空挺師団、1個空挺旅団、1個海軍歩兵旅団が、多くの機動をともなう攻撃を始めるでしょう」と警告を発している。第41、第47両独立機械化旅団、第82、第95両独立空挺強襲旅団、第17独立重機械化旅団の各部隊などから構成される総勢2万人規模のウクライナ軍部隊は、ロシア軍の新たな攻撃に備えている。戦車旅団から改編された第17重機械化旅団は、ゼリョーヌイ・シュリャフからスジャに延びる道路の北側で前線を維持している。第17重機械化旅団の最近の交戦は、激化している戦闘の荒々しさを浮き彫りにした。装甲による保護なしに前線を移動するのはきわめて危険だ。そこで第17重機械化旅団は、保有するT-64BV戦車60両の一部を即席の補給車両に転用した。同旅団のT-64は16日かそれより前、塹壕に入っている歩兵部隊に糧食などを届け、そのあとにすぐ主砲の125mm滑腔砲で付近のロシア軍部隊を砲撃するといった混沌とした任務を行った。森林内の基地に引き返す間にロシア軍のドローンで攻撃されて損傷したものの、停止は免れた。第17重機械化旅団は「戦闘任務は遂行された」と報告している。ロシア軍の反撃が激化するにつれて、クルスク州のウクライナ軍部隊の危険は増していくことになる。数に劣るウクライナ側に楽観できる理由があるとすれば、クルスク州やその周辺のロシア側の拠点などが、ウクライナ空軍の爆撃機やウクライナ陸軍のロケット砲による容赦のない精密な深部打撃にさらされていることだろう。ウクライナ陸軍は19日、クルスク州に隣接するロシア西部ブリャンスク州にある広大な弾薬庫を米国製ATACMS短距離弾道ミサイル8発で攻撃した。20日にはウクライナ空軍機が英国製ストームシャドー巡航ミサイル10発でクルスク州内のロシア軍指揮所を攻撃した。こうした深部打撃によって、ウクライナ側はクルスク州のロシア軍部隊への補給を妨害したり、ロシア軍の指揮統制を混乱させたりできるかもしれない。だが、たとえ十分な補給を得られず、統率がとれていなくても、クルスク州のロシア軍部隊がウクライナ軍部隊よりもはるかに規模が大きいことに変わりはない。そして、来る機械化部隊同士の衝突では数量がものを言うことになるだろう。https://news.yahoo.co.jp/articles/07ef2b30ccb2859fe6c84c39a5c2838cec426be4https://images.forbesjapan.com/media/article/75361/images/main_image_273a05121740a5aa2e0d6c9e014f7629840c19bc.jpg2024/11/25 18:59:331すべて|最新の50件
11月7日、ロシア軍の同じように強力な軍勢が反攻に乗り出した。突出部の北西の外れに位置するゼリョーヌイ・シュリャフ村から、幹線道路に沿って南東のスジャに下っていくことを目指しているもようだ。
ロシア軍部隊は2週間あまりにわたってウクライナ軍部隊と激しい戦いを繰り広げてきたが、ほとんど前進できていない。
スジャに向かう道路のゼリョーヌイ・シュリャフ付近には、何十両もの装甲車両の残骸という形でロシア軍の失敗の証拠が残されている。
とはいえロシア側はあきらめるつもりなどなく、間もなくこの方面で過去最大の攻勢に出る可能性がある。
ロシア軍は第76、第106両親衛空挺師団の部隊や第83独立空挺強襲旅団、再建された第155独立親衛海軍歩兵旅団、そして数千人以上の北朝鮮部隊を投入し、この方面の部隊を総勢およそ5万人規模に増強している。これらの部隊はゼリョーヌイ・シュリャフの北西方面に配置されている。
クルスク州のウクライナ軍部隊を支援しているウクライナ海兵隊のドローン(無人機)操縦士、Kriegsforscher(クリークスフォルシャー)は「クルスク州のわたしのいる方面で近々、ロシア軍が大規模な進攻を始めると予想されています。愚見ですが、ロシア軍はそれに成功するのではないか」と書いている。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア軍がクルスク州からウクライナ軍を排除する新たな期限を来年2月初めに設定したとも伝えられる。
しかし、本当の期限はどうもドナルド・トランプ次期米大統領が就任する来年1月20日のようだ。
トランプはこの戦争を終結させると宣言しているが、そのがさつな案は、戦線を現状で凍結するという強制し得ない停戦の成立にかかっている。
プーチンはウクライナの領土の2割近くを手に入れられる停戦には満足しても、たとえわずかでもクルスク州の一部を手放すのは不満だろう。
時間は刻々と過ぎている。Kriegsforscherは「ロシア軍の2個空挺師団、1個空挺旅団、1個海軍歩兵旅団が、多くの機動をともなう攻撃を始めるでしょう」と警告を発している。
第41、第47両独立機械化旅団、第82、第95両独立空挺強襲旅団、第17独立重機械化旅団の各部隊などから構成される総勢2万人規模のウクライナ軍部隊は、ロシア軍の新たな攻撃に備えている。
戦車旅団から改編された第17重機械化旅団は、ゼリョーヌイ・シュリャフからスジャに延びる道路の北側で前線を維持している。
第17重機械化旅団の最近の交戦は、激化している戦闘の荒々しさを浮き彫りにした。装甲による保護なしに前線を移動するのはきわめて危険だ。
そこで第17重機械化旅団は、保有するT-64BV戦車60両の一部を即席の補給車両に転用した。
同旅団のT-64は16日かそれより前、塹壕に入っている歩兵部隊に糧食などを届け、そのあとにすぐ主砲の125mm滑腔砲で付近のロシア軍部隊を砲撃するといった混沌とした任務を行った。
森林内の基地に引き返す間にロシア軍のドローンで攻撃されて損傷したものの、停止は免れた。第17重機械化旅団は「戦闘任務は遂行された」と報告している。
ロシア軍の反撃が激化するにつれて、クルスク州のウクライナ軍部隊の危険は増していくことになる。
数に劣るウクライナ側に楽観できる理由があるとすれば、クルスク州やその周辺のロシア側の拠点などが、ウクライナ空軍の爆撃機やウクライナ陸軍のロケット砲による容赦のない精密な深部打撃にさらされていることだろう。
ウクライナ陸軍は19日、クルスク州に隣接するロシア西部ブリャンスク州にある広大な弾薬庫を米国製ATACMS短距離弾道ミサイル8発で攻撃した。
20日にはウクライナ空軍機が英国製ストームシャドー巡航ミサイル10発でクルスク州内のロシア軍指揮所を攻撃した。
こうした深部打撃によって、ウクライナ側はクルスク州のロシア軍部隊への補給を妨害したり、ロシア軍の指揮統制を混乱させたりできるかもしれない。
だが、たとえ十分な補給を得られず、統率がとれていなくても、クルスク州のロシア軍部隊がウクライナ軍部隊よりもはるかに規模が大きいことに変わりはない。そして、来る機械化部隊同士の衝突では数量がものを言うことになるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/07ef2b30ccb2859fe6c84c39a5c2838cec426be4
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