【便利で確かな男性の避妊法候補3選】ジェルの治験で有望な結果、精子の生産や動きを抑制、社会に変革もたらす可能性アーカイブ最終更新 2024/06/19 01:031.影のたけし軍団 ★???1960年代に発売されたホルモン剤の避妊ピルは、女性が自分の体をコントロールできるようになるという革命を起こし、子どもをつくる時期を自由に選べるようにした。しかし、意図しない妊娠は今でもよく起こっている。国連人口基金によると、世界中で毎年報告されている全ての妊娠のうち、半数近くの約1億2000万件は意図しない妊娠だ。そこで疑問がわく。男性の避妊法は役に立たないのだろうか?その答えは今後10年以内にわかるかもしれない。科学者たちは、男性が女性と避妊の責任を共有できるピルやジェル、インプラントの実験に成功している。その多くはコンドームよりも便利な上に確実であり、パイプカット(精管切除)よりも簡単にやめることができる。厄介な副作用を引き起こすホルモン剤を使わない候補薬もある。「これは公平性における大きな変化です」と、避妊の研究に資金を提供する団体「男性避妊イニシアチブ」の事務局長ヘザー・バーダット氏は言う。これらの新たな避妊法を紹介しよう。現在使われている女性の経口避妊薬ピルは、ホルモンを使い、月に1~2個の卵子が卵巣から出る排卵を抑える。対して男性の場合、何百万もの精子を足止めしなければならない。そのため、男性ではホルモンは精子を作る段階をゆっくりと停止させる。米国内分泌学会の発表によると、2024年6月2日に開催された学会で、肩に毎日塗布するジェルの第2相臨床試験の有望な結果が報告された。200人以上の男性が毎日ジェルを使ったところ、15週間後には86%がジェルを有効な避妊法に使える程度まで精子の量が減った。このジェルには、プロゲステロンという合成女性ホルモンが含まれている。プロゲステロンが、男性の生殖ホルモンであるテストステロンを、精子が作れなくなる値まで低下させるのだ。ジェルが皮膚に吸収されると、皮膚のすぐ下にジェルが少し残り、ジェルを使い続ける限り、男性を不妊症にする避妊ホルモンがゆっくりと放出される。性欲減退などの副作用を防ぐため、ジェルには少量のテストステロンも含まれている。精子をつくらないレベルを保ちながら、体内にテストステロンが戻されるようになっている。2012年に行われた臨床試験では、99人の男性でこのジェルの効果を調べた。その結果、88.5%の男性を一時的に不妊症にできることがわかった。一方、体重増加やニキビ、性欲減退、気分の落ち込みなど、ホルモンによる女性用避妊薬と同様の副作用が報告されている。なお、この論文は2012年7月に学術誌「The Journal of Clinical Endocrinologi & Metabolism」に掲載された。ホルモンジェルはすでにホルモン欠乏症の治療に使われており、使用者の抵抗が少ないとみられ、この方法が研究者にとって魅力的な理由の一つになっている。今後の試験では、ジェルの安全性と可逆性が検証される予定だ。精子が作られ、精管を通って膣に入った後も、精子は懸命に泳ぎ続けなければ、妊娠には至らない。しかし、2023年2月14日付けで学術誌「Nature Communications」に掲載された論文で、性交の約30分前に服用し、約1日後には効果が切れる「オンデマンドの」経口避妊薬の可能性が示された。この薬は、可溶性アデニル酸シクラーゼ(sAC)と呼ばれる酵素を標的にしている。sACは、精子が泳ぎ始める合図を送る「スターター」の役割を果たしている。この酵素が無効にされると、精子は先に進めなくなってしまう。「精子は動けずに、ただそこにいてピクッと動いているだけです」と、米ワイル・コーネル医科大学の薬理学者で、論文の著者の一人であるロニー・レビン氏は言う。研究では、マウスに実験薬を投与したところ、15分後に不妊症になった。その翌日には、マウスの生殖能力は元に戻っていた。「これはまだ誰も達成できていないことで、とても驚くべきことです。これこそが男性用の避妊薬なのです」とレビン氏は言う。約1時間後に膣内で精子は死滅し、妊娠を避けることができる。レビン氏らは、今後1~2年の間に、この酵素阻害剤をヒトに用いた臨床試験を行いたいと考えている。避妊薬が発売されるのに十分な結果が得られるまで、まだ10年はかかるようだ。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/030700120/2024/06/18 17:59:0110すべて|最新の50件2.名無しさん4bVfhゴムは面倒だから毎回生、イク時に外出すの面倒になったり盛り上がった時は中出ししてるがまだ2回しか妊娠させてない。2024/06/18 18:08:323.名無しさんZa6D8どんな変革やねんw2024/06/18 18:10:154.名無しさんxhdDM外で出すから!!2024/06/18 18:12:265.名無しさんm0n7u少子化対策はどないしてん2024/06/18 18:16:016.名無しさんBfO6cさきっちょだけだからヘーキヘーキ2024/06/18 18:48:067.名無しさんHrEx4子宮に残ったら癌の原因とかになりそうな心配2024/06/18 19:51:188.名無しさんbbSpc男性ホルモンが不足して骨粗鬆症になったりせんの?2024/06/18 20:55:359.名無しさんNzOCM精子って悲しい運命よな2024/06/18 21:01:1610.名無しさんax82L女より男が避妊を徹底した方が托卵されなくて済むもんな2024/06/19 01:03:32
家の中から操作可能『除雪ドローン』販売スタート、4輪独立モーターで重量1.8トンの車をけん引するパワー、1台111万円~近く自動運転型も実用化へニュース速報+561232.72024/11/25 21:35:10
しかし、意図しない妊娠は今でもよく起こっている。国連人口基金によると、世界中で毎年報告されている全ての妊娠のうち、半数近くの約1億2000万件は意図しない妊娠だ。
そこで疑問がわく。男性の避妊法は役に立たないのだろうか?
その答えは今後10年以内にわかるかもしれない。科学者たちは、男性が女性と避妊の責任を共有できるピルやジェル、インプラントの実験に成功している。
その多くはコンドームよりも便利な上に確実であり、パイプカット(精管切除)よりも簡単にやめることができる。厄介な副作用を引き起こすホルモン剤を使わない候補薬もある。
「これは公平性における大きな変化です」と、避妊の研究に資金を提供する団体「男性避妊イニシアチブ」の事務局長ヘザー・バーダット氏は言う。これらの新たな避妊法を紹介しよう。
現在使われている女性の経口避妊薬ピルは、ホルモンを使い、月に1~2個の卵子が卵巣から出る排卵を抑える。対して男性の場合、何百万もの精子を足止めしなければならない。
そのため、男性ではホルモンは精子を作る段階をゆっくりと停止させる。
米国内分泌学会の発表によると、2024年6月2日に開催された学会で、肩に毎日塗布するジェルの第2相臨床試験の有望な結果が報告された。
200人以上の男性が毎日ジェルを使ったところ、15週間後には86%がジェルを有効な避妊法に使える程度まで精子の量が減った。
このジェルには、プロゲステロンという合成女性ホルモンが含まれている。プロゲステロンが、男性の生殖ホルモンであるテストステロンを、精子が作れなくなる値まで低下させるのだ。
ジェルが皮膚に吸収されると、皮膚のすぐ下にジェルが少し残り、ジェルを使い続ける限り、男性を不妊症にする避妊ホルモンがゆっくりと放出される。
性欲減退などの副作用を防ぐため、ジェルには少量のテストステロンも含まれている。精子をつくらないレベルを保ちながら、体内にテストステロンが戻されるようになっている。
2012年に行われた臨床試験では、99人の男性でこのジェルの効果を調べた。その結果、88.5%の男性を一時的に不妊症にできることがわかった。
一方、体重増加やニキビ、性欲減退、気分の落ち込みなど、ホルモンによる女性用避妊薬と同様の副作用が報告されている。なお、この論文は2012年7月に学術誌「The Journal of Clinical Endocrinologi & Metabolism」に掲載された。
ホルモンジェルはすでにホルモン欠乏症の治療に使われており、使用者の抵抗が少ないとみられ、この方法が研究者にとって魅力的な理由の一つになっている。今後の試験では、ジェルの安全性と可逆性が検証される予定だ。
精子が作られ、精管を通って膣に入った後も、精子は懸命に泳ぎ続けなければ、妊娠には至らない。
しかし、2023年2月14日付けで学術誌「Nature Communications」に掲載された論文で、性交の約30分前に服用し、約1日後には効果が切れる「オンデマンドの」経口避妊薬の可能性が示された。
この薬は、可溶性アデニル酸シクラーゼ(sAC)と呼ばれる酵素を標的にしている。sACは、精子が泳ぎ始める合図を送る「スターター」の役割を果たしている。この酵素が無効にされると、精子は先に進めなくなってしまう。
「精子は動けずに、ただそこにいてピクッと動いているだけです」と、米ワイル・コーネル医科大学の薬理学者で、論文の著者の一人であるロニー・レビン氏は言う。
研究では、マウスに実験薬を投与したところ、15分後に不妊症になった。その翌日には、マウスの生殖能力は元に戻っていた。
「これはまだ誰も達成できていないことで、とても驚くべきことです。これこそが男性用の避妊薬なのです」とレビン氏は言う。
約1時間後に膣内で精子は死滅し、妊娠を避けることができる。
レビン氏らは、今後1~2年の間に、この酵素阻害剤をヒトに用いた臨床試験を行いたいと考えている。避妊薬が発売されるのに十分な結果が得られるまで、まだ10年はかかるようだ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/030700120/