従姉に恋をした話アーカイブ最終更新 2023/12/06 22:361.以下、VIPがお送りしますy00SB従姉に恋をした。信じられないほど心が痛い。彼女に会ってから今日まで、一年一年、一日一日、その痛みは蓄積されていき、今は極限だと思う。それはもう彼女との未来など有り得ないのだと実感してしまったからだ。二ヶ月前のあの日に。5年前、母が再婚した。嫁いで間もない冬のはじめ、嫁ぎ先のお姑さんが亡くなった。その葬式の最中、彼女と初めて出会った。彼女は母の再婚相手の姪っ子。歳は俺よりも2つ上。しかし小さな風貌のせいか幼く見え、またバタバタした葬式の最中でもあったため、俺は紹介を受けていたにも関わらず彼女の年齢など頭になく、高校生だと思い込んでいた。だから別段、彼女に意識を払っていたわけでもなく、ましてや当時の俺には結婚を約束していた彼女もいたため、そのファースト・コンタクトはなんてことなく終わった。2023/12/06 19:55:0326すべて|最新の50件2.以下、VIPがお送りしますy00SB俺は母の連れ子ではない。今現在も離婚した父(今も健在)の戸籍に属している。だから厳密に言えば彼女とは血のつながりどころか戸籍上も従姉弟関係にあるわけではない。「君さえよければ私や私の子供たち、そして私の親戚たちのことを家族だと思ってほしい。でも重く考えないでね。気を遣わなければならない人間などいないし、みんな君のことをすでに家族だと思っているから」母が嫁ぐ時、再婚相手の男性が俺に言ってくれた言葉だ。俺は彼の一言がすごく嬉しかった。俺が育った家庭環境は親戚付き合いなど希薄だった。父も母も親類縁者と付き合うことを避けて生きている人間だったから。だから彼の子供たち(一男一女)や親戚の人たち(彼は6人兄妹だったから一族の数はものすごく多い)がいっぺんに自分の家族になったことが嬉しくてしようがなかった。そして事実、彼の言ったとおりみんなあったかい人たちだった。2023/12/06 19:55:383.以下、VIPがお送りしますy00SB俺はなんの衒も抵抗もなく、彼のことを「お父さん」と呼んだ。お父さんの育った家庭環境も複雑だった。お父さんの姓は「太田」だったが、親戚の人たちは「田中」姓だった。それは田中の6人兄妹のうち、お父さんだけが太田家に養子に出されていたからだった。しかし両家の交際が深かったため、6人兄妹はほとんど離れ離れになることなく大人になったという。その話を聞いた俺はますます、この一族の一員になれたことを嬉しく思いこんな素敵な人たちのところに嫁いでくれた母に感謝すらしていた。しかしそんな俺の気持ちが、後々自分の障害になるなんて、当時は思いもしなかったんだ。2023/12/06 19:56:134.以下、VIPがお送りします0KfdX誰でも思いつくようなこんな話をパクられたとか言って青葉容疑者が現れるんだな2023/12/06 19:57:245.以下、VIPがお送りしますy00SB>>4釣りだと思ってもいい聞いてほしいんだ2023/12/06 19:58:296.以下、VIPがお送りしますy00SBそれからまもなくのある日、俺は彼女の実家に挨拶に行った。オヤジさんは渋い顔つきをしていた。すでに彼女から俺が婿入りの意思のないことを聞かされていたからだろう。座布団も茶も出なかった。まあ当然だろう、と俺は気合を入れてオヤジさんと話し始めた。「はじめまして。大塚と申します」「話は聞いてる。認めない」呆気にとられた。「私たち夫婦に残されたのはこの娘だけだ。この娘までとられたらこの先、私たちの面倒は誰が見る?」俺はめげない。「私が婿入りしないとしても、それはお義父さんたちの世話をしないということではありません。ただ一緒に暮らせないというだけであって、お義父さんたちから彼女を奪うつもりはないのです。私を家族として認めていただきたいのです」ここまで理路整然と話ができたかはおぼえていない。オヤジさんは聞く耳を持ってくれなかった。「家族になりたかったら、戸籍上でも正式になりなさい」太田のお父さんのことが頭に浮かんだ。血のつながりや戸籍についての考え方、それは人によってこうまで違うものなのか。そんなことを考えたり聞いたりしたことがなかった人生だった俺だから、二の句が出てこなかった。情けないが彼女に目を向けた。ヘルプミーだった。しかし彼女はずっと目を伏せたまま、とうとう最後まで一言も口を開くことはなかった。2023/12/06 19:59:267.以下、VIPがお送りしますy00SBとりあえず、また今度お伺いしますと辞去した。彼女が車で送ってくれた。車中は静かなものだった。俺は戸惑いやら怒りやらで混乱した頭を押さえつけ、精一杯、虚勢をはった。「まあ、時間をかけてがんばる…か!」その俺の言葉も彼女は聞いていないかのように、ポツリと言った。「無理かも…」俺は爆発した。「なんでだよ!?まだ一回目だぞ!ふたりでがんばろうって言っただろ!?」彼女はすっかり怖気づいていた。すぐに冷静さを取り戻した俺は、やんわりと、なだめすかしながら、しかし結論も出せずにこの日は彼女と別れた。翌日は彼女とのデートだった。うまく事がすすんでいたら、本当は俺の両親(もちろん太田のお父さんも含め)に挨拶に行くはずだった日。甘かったな~と苦笑しつつ、彼女との待ち合わせ場所である喫茶店へと入る。いつもの席に彼女がいた。彼女はいつもと変わらなかった。俺もいつもと変わらないように装った。俺のバカ話にケタケタと笑う彼女に安心し、昨日の話を切り出した。「昨日は情けない終わり方になっちゃってごめん。甘かったよ俺」下げた頭を戻すと彼女の強張った顔があった。…ん?なんだ?? 話を続けた。「早いうちにリベンジしたいから、お義父さんたちの都合を確認しといてくれるかい?」「うん。わかった」彼女の顔がいつもの顔に戻った。また安心した。「ゆっくりと、時間をかけてがんばろうな」むしろ自分に言い聞かせるように言った。そして彼女に会ったのはこれが最後になった。2023/12/06 20:00:248.以下、VIPがお送りしますy00SBオヤジさんたちの予定を確認するため、俺は何度も彼女に電話をした。仕事が忙しくもあったので、直接彼女に会えなかったからだ。しかしいつ聞いても、都合が悪いらしい、の一言だけ。オヤジさんは観光バスの運転手だったから、そりゃ仕方ないかと始めのうちは納得してた。しかし3週間、4週間先の予定を聞いても同じ返事が返ってくる。ああ…まだ彼女は怖気づいているんだな、と感じ、俺は少し彼女に時間を与えようと思った。その話が終わると、電話口の彼女の声はうってかわって明るくなった。次のデートはあそこに行こうよ、ホワイトデー期待してるゾ、etc.etc…。ちょっとムッとした。そんな目先の楽しみで誤魔化したって仕方ないんだぞ。優先すべきことから逃げるなよ、と。今度いつ会える?と聞いてきた彼女に、俺は仕事を理由に「ちょっとしばらく難しいな~」などと意地悪をした。会えないほどの忙しさではなかったけれど、彼女がオヤジさんたちの都合を取り付けてくるまで会うまい、と俺は決めてしまった。…今思うと、なんて度量の小さいヤツなんだ俺は。2023/12/06 20:02:259.以下、VIPがお送りしますy00SBそんなこんなしているうちにゴールデン・ウィークを迎えた。彼女の返事に変化はない。業を煮やした俺は、GWの予定を立てようと楽しげに話す彼女を突き放した。「出張があるから遊べない」非常に残念がったが、彼女は渋々納得した。実際、出張の予定などなかったが、この野郎、GWをひとりで過ごして反省しやがれ、などと俺の心は最低だった。自分もひとりでGWを過ごすことになるのに馬鹿だよねコイツ。GW初日の朝、しっかりと仕事も休みだった俺は、生まれて初めての一人旅を思いついた。手早く荷物をまとめて駅へ行った俺は、その場で行き当たりばったりに行き先を決めた。広島。なんで広島??とりあえず新幹線で東京へ。車内で何度となく彼女のことを考えたが、無理矢理に心を浮き足立たせる。ハメはずしてやる。東海道新幹線はグリーン車に乗ってやるぞ。座席にゃテレビが付いてて、美人のアテンダントがおしぼりやらコーヒーやら持ってくるんだ。浮かれた俺の頭に、飛行機を使う考えなど浮かばなかった。2023/12/06 20:03:0010.以下、VIPがお送りしますy00SB広島は良かった。初めての一人旅ということもあったが、何もかもが楽しかった。気分も晴れかかっていた。2泊目の夜、地元で有名なジャズバーへと足を運んだ。ほろ酔いの頭をベースの音にのせて躍らせていた時、地元OLと思しき2人組が俺に声をかけてきた。「おひとりですか?」「ええ」ウホ、逆ナンかい。「一緒に飲みません?でも彼女に怒られちゃうかな?」「んなもん、いませんいません。どぞどぞ」うっとりと曲に耳を傾けつつ酒を飲む。会話も弾んだ。そしていつしか(なぜか)、話題は男女の恋愛心理になっていた。A「このコ、今彼氏とのことで悩んでるんですよ」B「聞いてもいいですか?」俺「ん?なぁに?」相当酔ってた。B「結婚しようってことになって、この間ふたりで実家に挨拶に行ったんで す。そしたら父が『認めん』て言い出して。彼は一生懸命説得しようと がんばってたんですけど、私は父の剣幕にびっくりしちゃって…何も言 えなくなって…涙出てきたんです。そしたら彼と父がケンカになっちゃ って…」…あんた方、もしかして俺のこと知ってます????酔いが醒めた。B「帰り道、彼に謝ったんです。何も言えなくてごめんて。そしたら彼『泣 いてるお前見てたら、なんだかお義父さんに腹がたっちゃってさ。なん でだろ?ごめんな』って。嬉しかったけど、なんだか気まずくなっちゃ って、それ以来彼とこの話題に触れてないんです。もう彼、結婚する気 なくなっちゃったんでしょうか?」俺、なーんも言えんかった。多分ぽけーっとした顔してたんじゃないだろうか。「その彼氏なら大丈夫。多分、君から言ってくるのを待ってると思うよ」なんとかそんな言葉を捻り出した。2023/12/06 20:03:3411.以下、VIPがお送りします2Ki0k従姉に恋をした:泣ける話ちゃんねるhttp://nakeruhanashi.com/data/150/転載すんなハゲ2023/12/06 20:03:3512.以下、VIPがお送りしますy00SBちっどうしてばれた2023/12/06 20:05:1313.以下、VIPがお送りしますy00SBwww.2monkeys.jp/archives/38085851.html2023/12/06 20:05:4814.以下、VIPがお送りしますy00SBhttp://www.2monkeys.jp/archives/38085851.html2023/12/06 20:06:0615.以下、VIPがお送りしますI4rzgどうでも良いけど話がなげ~wようするによ、オッパイ吸いたいんだろ2023/12/06 20:07:0416.以下、VIPがお送りしますy00SB>>15読んだら絶対泣くぜw2023/12/06 20:08:5117.以下、VIPがお送りしますy00SBさて、僕はこの小説を読んでもらいたかっただけだから落としてくれ2023/12/06 20:17:1718.以下、VIPがお送りしますpIJlZおまえらいっつもこんなことばっかりしてんな2023/12/06 20:29:4619.以下、VIPがお送りしますy00SBそだよ2023/12/06 20:30:0220.以下、VIPがお送りしますy00SB>>18こういう事する人がいなくなったら面白くないでしょw2023/12/06 20:30:4421.以下、VIPがお送りします9wLl0これも面白くないけどな2023/12/06 21:10:5322.以下、VIPがお送りしますy00SBだ・ま・れ♥2023/12/06 21:40:0423.ひなちんq4rL7読んでもらいたかっただけならURL貼るよね2023/12/06 21:47:2724.以下、VIPがお送りしますy00SB上にあるぞ−読んでね−2023/12/06 21:52:5025.ひなちんdeZJ5どこから突っ込めばいいのやら2023/12/06 22:03:1126.以下、VIPがお送りしますVSDWrオサレ師匠みたいに短くまとめろよ2023/12/06 22:36:26
信じられないほど心が痛い。
彼女に会ってから今日まで、一年一年、一日一日、その痛みは
蓄積されていき、今は極限だと思う。それはもう彼女との未来
など有り得ないのだと実感してしまったからだ。
二ヶ月前のあの日に。
5年前、母が再婚した。嫁いで間もない冬のはじめ、嫁ぎ先の
お姑さんが亡くなった。その葬式の最中、彼女と初めて出会った。
彼女は母の再婚相手の姪っ子。歳は俺よりも2つ上。しかし小さ
な風貌のせいか幼く見え、またバタバタした葬式の最中でもあっ
たため、俺は紹介を受けていたにも関わらず彼女の年齢など頭に
なく、高校生だと思い込んでいた。
だから別段、彼女に意識を払
っていたわけでもなく、ましてや当時の俺には結婚を約束してい
た彼女もいたため、そのファースト・コンタクトはなんてことな
く終わった。
だから厳密に言えば彼女とは血のつながりどころか戸籍上も従姉
弟関係にあるわけではない。
「君さえよければ私や私の子供たち、そして
私の親戚たちのことを家族だと思ってほしい。でも重く考えないでね。気
を遣わなければならない人間などいないし、みんな君のことをすでに家族
だと思っているから」
母が嫁ぐ時、再婚相手の男性が俺に言ってくれた言
葉だ。俺は彼の一言がすごく嬉しかった。俺が育った家庭環境は親戚付き
合いなど希薄だった。父も母も親類縁者と付き合うことを避けて生きてい
る人間だったから。
だから彼の子供たち(一男一女)や親戚の人たち(彼
は6人兄妹だったから一族の数はものすごく多い)がいっぺんに自分の家
族になったことが嬉しくてしようがなかった。そして事実、彼の言ったと
おりみんなあったかい人たちだった。
の育った家庭環境も複雑だった。お父さんの姓は「太田」だったが、親戚
の人たちは「田中」姓だった。それは田中の6人兄妹のうち、お父さんだ
けが太田家に養子に出されていたからだった。
しかし両家の交際が深かったため、6人兄妹はほとんど離れ離れになることなく大人になったという。
その話を聞いた俺はますます、この一族の一員になれたことを嬉しく思いこんな素敵な人たちのところに嫁いでくれた母に感謝すらしていた。
しかしそんな俺の気持ちが、後々自分の障害になるなんて、当時は思いもしな
かったんだ。
釣りだと思ってもいい
聞いてほしいんだ
渋い顔つきをしていた。すでに彼女から俺が婿入りの意思のないことを聞か
されていたからだろう。座布団も茶も出なかった。まあ当然だろう、と俺は
気合を入れてオヤジさんと話し始めた。
「はじめまして。大塚と申します」
「話は聞いてる。認めない」
呆気にとられた。
「私たち夫婦に残されたのはこの娘だけだ。この娘までとられたらこの先、
私たちの面倒は誰が見る?」
俺はめげない。
「私が婿入りしないとしても、それはお義父さんたちの世話をしないという
ことではありません。ただ一緒に暮らせないというだけであって、お義父さ
んたちから彼女を奪うつもりはないのです。私を家族として認めていただき
たいのです」
ここまで理路整然と話ができたかはおぼえていない。オヤジさんは聞く耳を
持ってくれなかった。
「家族になりたかったら、戸籍上でも正式になりなさい」
太田のお父さんのことが頭に浮かんだ。血のつながりや戸籍についての考え
方、それは人によってこうまで違うものなのか。そんなことを考えたり聞い
たりしたことがなかった人生だった俺だから、二の句が出てこなかった。情
けないが彼女に目を向けた。ヘルプミーだった。しかし彼女はずっと目を伏
せたまま、とうとう最後まで一言も口を開くことはなかった。
車中は静かなものだった。俺は戸惑いやら怒りやらで混乱した頭を押さえつ
け、精一杯、虚勢をはった。
「まあ、時間をかけてがんばる…か!」
その俺の言葉も彼女は聞いていないかのように、ポツリと言った。
「無理かも…」
俺は爆発した。
「なんでだよ!?まだ一回目だぞ!ふたりでがんばろうって言っただろ!?」
彼女はすっかり怖気づいていた。すぐに冷静さを取り戻した俺は、やんわり
と、なだめすかしながら、しかし結論も出せずにこの日は彼女と別れた。
翌日は彼女とのデートだった。うまく事がすすんでいたら、本当は俺の両親
(もちろん太田のお父さんも含め)に挨拶に行くはずだった日。甘かったな
~と苦笑しつつ、彼女との待ち合わせ場所である喫茶店へと入る。いつもの
席に彼女がいた。彼女はいつもと変わらなかった。俺もいつもと変わらない
ように装った。俺のバカ話にケタケタと笑う彼女に安心し、昨日の話を切り
出した。
「昨日は情けない終わり方になっちゃってごめん。甘かったよ俺」
下げた頭を戻すと彼女の強張った顔があった。…ん?なんだ?? 話を続けた。
「早いうちにリベンジしたいから、お義父さんたちの都合を確認しといてくれるかい?」
「うん。わかった」
彼女の顔がいつもの顔に戻った。また安心した。
「ゆっくりと、時間をかけてがんばろうな」
むしろ自分に言い聞かせるように言った。
そして彼女に会ったのはこれが最後になった。
仕事が忙しくもあったので、直接彼女に会えなかったからだ。
しかしいつ聞いても、都合が悪いらしい、の一言だけ。オヤジさんは観光バスの運転手
だったから、そりゃ仕方ないかと始めのうちは納得してた。
しかし3週間、4週間先の予定を聞いても同じ返事が返ってくる。ああ…まだ彼女は怖気づいているんだな、と感じ、俺は少し彼女に時間を与えようと思った。その話が終わると、電話口の彼女の声はうってかわって明るくなった。次のデートはあそこに行こうよ、ホワイトデー期待してるゾ、etc.etc…。ちょっとムッとした。そんな目先の楽しみで誤魔化したって仕方ないんだぞ。優先すべきことから逃げるなよ、と。
今度いつ会える?と聞いてきた彼女に、俺は仕事を理由に「ちょっとしばらく難しいな~」などと意地悪をした。会えないほどの忙しさではなかったけれど、彼女がオヤジさんたちの都合を取り付けてくるまで会うまい、と俺は決めてしまった。
…今思うと、なんて度量の小さいヤツなんだ俺は。
に変化はない。業を煮やした俺は、GWの予定を立てようと楽しげに話す
彼女を突き放した。「出張があるから遊べない」非常に残念がったが、彼
女は渋々納得した。実際、出張の予定などなかったが、この野郎、GWを
ひとりで過ごして反省しやがれ、などと俺の心は最低だった。
自分もひとりでGWを過ごすことになるのに馬鹿だよねコイツ。
GW初日の朝、しっかりと仕事も休みだった俺は、生まれて初めての一人
旅を思いついた。手早く荷物をまとめて駅へ行った俺は、その場で行き当
たりばったりに行き先を決めた。広島。なんで広島??
とりあえず新幹線で東京へ。車内で何度となく彼女のことを考えたが、無
理矢理に心を浮き足立たせる。ハメはずしてやる。東海道新幹線はグリー
ン車に乗ってやるぞ。座席にゃテレビが付いてて、美人のアテンダントが
おしぼりやらコーヒーやら持ってくるんだ。
浮かれた俺の頭に、飛行機を使う考えなど浮かばなかった。
初めての一人旅ということもあったが、何もかもが楽しかった。気分も晴れ
かかっていた。2泊目の夜、地元で有名なジャズバーへと足を運んだ。ほろ
酔いの頭をベースの音にのせて躍らせていた時、地元OLと思しき2人組が
俺に声をかけてきた。
「おひとりですか?」
「ええ」ウホ、逆ナンかい。
「一緒に飲みません?でも彼女に怒られちゃうかな?」
「んなもん、いませんいません。どぞどぞ」
うっとりと曲に耳を傾けつつ酒を飲む。会話も弾んだ。そしていつしか(な
ぜか)、話題は男女の恋愛心理になっていた。
A「このコ、今彼氏とのことで悩んでるんですよ」
B「聞いてもいいですか?」
俺「ん?なぁに?」相当酔ってた。
B「結婚しようってことになって、この間ふたりで実家に挨拶に行ったんで
す。そしたら父が『認めん』て言い出して。彼は一生懸命説得しようと
がんばってたんですけど、私は父の剣幕にびっくりしちゃって…何も言
えなくなって…涙出てきたんです。そしたら彼と父がケンカになっちゃ
って…」
…あんた方、もしかして俺のこと知ってます????酔いが醒めた。
B「帰り道、彼に謝ったんです。何も言えなくてごめんて。そしたら彼『泣
いてるお前見てたら、なんだかお義父さんに腹がたっちゃってさ。なん
でだろ?ごめんな』って。嬉しかったけど、なんだか気まずくなっちゃ
って、それ以来彼とこの話題に触れてないんです。もう彼、結婚する気
なくなっちゃったんでしょうか?」
俺、なーんも言えんかった。多分ぽけーっとした顔してたんじゃないだろうか。
「その彼氏なら大丈夫。多分、君から言ってくるのを待ってると思うよ」
なんとかそんな言葉を捻り出した。
http://nakeruhanashi.com/data/150/
転載すんなハゲ
ようするによ、オッパイ吸いたいんだろ
読んだら絶対泣くぜw
落としてくれ
こういう事する人がいなくなったら面白くないでしょw
読んでね−