地方の少子化が正確に分かるのは「子供人口実数」アーカイブ最終更新 2023/06/09 23:521.名無しさんPoyO9z8C都道府県・市町村の少子化の現実を正確に表しているのは「出生率」ではなく「子ども人口実数」~東京は女性余り、地方は男性余りが少子化の一要因https://www-nli--research-co-jp.cdn.ampproject.org/v/s/www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61736?amp_gsa=1&_js_v=a9天野 馨南子 : ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー少子化対策議論で地方エリアが達成したいのは、「自らのエリアで生まれる子ども数の増加」である。地方エリアの少子化対策の最重要指標として「出生率上昇が必要」と一般に考えられているのは、現実を正確に表しておらず、実は半分間違いである。子ども人口実数は以下で表されるA<エリアの母親候補の数>×B<出生率>=エリアで生まれる子どもの数Aはエリア内の15~49歳の全女性の人数、Bは既婚女性出生率ではなく、「未婚女性も含む全女性出生率」である。例を挙げて計算するとA(母親候補女性)2万人×B1.24(東京・全国最低出生率)=2.48万人A(母親候補女性)1万人×B1.95(沖縄・全国最高出生率)=1.95万人Aの女性人口2倍の方が子どもの出生数は多くなる。エリアの少子化対策としては、B・高出生率維持政策よりも、「A・母親候補数大量確保政策」の方に軍配が上がるのだ。若い女性人口の流出入を考えず、出生率だけ比較しても、地方の子ども将来人口や地方の未来予測は全く見えてこない。つまり、単に親候補となる年齢層の男女同数をエリア誘致すればよいのではなく、ましてや男性誘致のための産業振興政策などを行っても、地方の人口減少問題は全く解決しないのだ。それどころか、男性は少子化対策や人口再生産の主役にはなりえず、男性誘致政策が一時の打ち上げ花火的な人口増加と税収アップを地方エリアにもたらしたとしても、未婚化の著しい(4人に一人)男性人口の増加は、かえって孤独死・介護問題といった近年顕在化しているおひとりさま現象を地方エリアにて加速しかねない。結局、どれだけ若い女性を地方に誘致できるか、地元に残って就職してくれるかが、エリア出生数と地方の未来を決めるのである。若い女性人口社会増減に強い関係を持った指標は以下の3つであり、エリア内の20歳前後の女性人口が子ども人口実数(地域の高齢化率)に強く比例する。(出生率は子ども人口にほとんど関係しないことも分かっている。なぜなら少数の若い女性人口に出生率を掛けても意味がないから)若い女性人口に強い相関関係にある指標●高卒有効求人倍率●他市区町村からの通勤者比率(住みにくいが、仕事場が豊富にあるエリアが若い独身女性に選ばれる)●決まって支給する現金給与月額(女性)(パートではなく正社員として働くことを若い女性が選ぶため)出典 https://pug.5ch.net/test/read.cgi/kousinetu/16863223732023/06/09 23:52:531すべて|最新の50件
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~東京は女性余り、地方は男性余りが少子化の一要因
https://www-nli--research-co-jp.cdn.ampproject.org/v/s/www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61736?amp_gsa=1&_js_v=a9
天野 馨南子 : ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー
少子化対策議論で地方エリアが達成したいのは、「自らのエリアで生まれる子ども数の増加」である。
地方エリアの少子化対策の最重要指標として「出生率上昇が必要」と一般に考えられているのは、現実を正確に表しておらず、実は半分間違いである。
子ども人口実数は以下で表される
A<エリアの母親候補の数>×B<出生率>=エリアで生まれる子どもの数
Aはエリア内の15~49歳の全女性の人数、Bは既婚女性出生率ではなく、「未婚女性も含む全女性出生率」である。
例を挙げて計算すると
A(母親候補女性)2万人×B1.24(東京・全国最低出生率)=2.48万人
A(母親候補女性)1万人×B1.95(沖縄・全国最高出生率)=1.95万人
Aの女性人口2倍の方が子どもの出生数は多くなる。
エリアの少子化対策としては、B・高出生率維持政策よりも、「A・母親候補数大量確保政策」の方に軍配が上がるのだ。
若い女性人口の流出入を考えず、出生率だけ比較しても、地方の子ども将来人口や地方の未来予測は全く見えてこない。
つまり、単に親候補となる年齢層の男女同数をエリア誘致すればよいのではなく、ましてや男性誘致のための産業振興政策などを行っても、地方の人口減少問題は全く解決しないのだ。
それどころか、男性は少子化対策や人口再生産の主役にはなりえず、男性誘致政策が一時の打ち上げ花火的な人口増加と税収アップを地方エリアにもたらしたとしても、未婚化の著しい(4人に一人)男性人口の増加は、かえって孤独死・介護問題といった近年顕在化しているおひとりさま現象を地方エリアにて加速しかねない。
結局、どれだけ若い女性を地方に誘致できるか、地元に残って就職してくれるかが、エリア出生数と地方の未来を決めるのである。
若い女性人口社会増減に強い関係を持った指標は以下の3つであり、エリア内の20歳前後の女性人口が子ども人口実数(地域の高齢化率)に強く比例する。
(出生率は子ども人口にほとんど関係しないことも分かっている。なぜなら少数の若い女性人口に出生率を掛けても意味がないから)
若い女性人口に強い相関関係にある指標
●高卒有効求人倍率
●他市区町村からの通勤者比率
(住みにくいが、仕事場が豊富にあるエリアが若い独身女性に選ばれる)
●決まって支給する現金給与月額(女性)
(パートではなく正社員として働くことを若い女性が選ぶため)